JP7020600B2 - 昇降路の間仕切り方法および昇降路の間仕切り装置 - Google Patents

昇降路の間仕切り方法および昇降路の間仕切り装置 Download PDF

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Description

本発明は、昇降路の間仕切り方法および昇降路の間仕切り装置に関する。
特許文献1は、昇降路の間仕切り装置の例を開示する。間仕切り装置のメッシュシートは、昇降路において上下に並ぶ複数の水平ビームの間に設けられる。
日本特開2000-7247号公報
しかしながら、特許文献1の間仕切り装置のメッシュシートは、メッシュシートに結合する筒体を通したベルトを水平ビームに巻きつけることで装着される。このため、間仕切り装置を着脱するときに、水平ビームを挟んで隣の通路に干渉する可能性がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされた。本発明の目的は、着脱するときにも隣の通路に干渉しにくい昇降路の間仕切り方法および昇降路の間仕切り装置を提供することである。
本発明に係る昇降路の間仕切り方法は、エレベーターの昇降路において左右に隣り合う第1通路および第2通路の間で前後に延びる第1梁の第1通路の側に固定された第1シートを、第1梁の第1通路の側において、第1通路および第2通路の間の第1梁の下方において前後に延びる第2梁ならびに第1梁の間に張る張り工程と、張り工程の後に、折り線が前後方向に延びるように第1シートに折り目を折って、第2梁の第1通路の側において下方に張られる第2シートとともに第2梁の第1通路の側に留め具で挟み込んで固定する固定工程と、を備える。
本発明に係る昇降路の間仕切り装置は、エレベーターの昇降路において左右に隣り合う第1通路および第2通路の間で上下に並び前後に延びる第1梁の第1通路の側から第1通路および第2通路の間の第1梁の下方において前後に延びる第2梁の第1通路の側にわたって張られる第1シートと、第2梁の第1通路の側において下方に張られる第2シートとともに、折り線が前後に延びる第1シートの折り目を第2梁の第1通路の側において挟み込んで固定する留め具と、を備える。
これらの発明によれば、第1シートは、第1通路の側に張られる。これにより、着脱するときにも隣の第2通路に干渉しにくくなる。
実施の形態1に係るエレベーターの上面図である。 実施の形態1に係るエレベーターの正面図である。 実施の形態1に係る間仕切り装置の斜視図である。 実施の形態1に係る留め具の斜視図である。 実施の形態1に係る留め具の斜視図である。 実施の形態1に係る留め具の斜視図である。 実施の形態1に係る留め具の斜視図である。 実施の形態1に係る間仕切り装置が設けられる梁の鉛直断面図である。 実施の形態2に係る留め具の斜視図である。 実施の形態2に係る間仕切り装置が設けられる梁の鉛直断面図である。
本発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るエレベーターの上面図である。
エレベーターは、複数の階床を有する建築物に適用される。建築物において、昇降路1が設けられる。昇降路1は、複数の階床にわたって鉛直方向に延びる空間である。昇降路1は、複数の通路2を含む。複数の通路2の各々は、互いに平行に鉛直方向に延びる空間である。複数の通路2は、左右方向において互いに隣り合う右側の通路2aおよび左側の通路2bを含む。
左右方向に隣りあう複数の通路2の間において、複数の梁3が設けられる。複数の梁3は、上下に並ぶ。複数の梁3の各々は、前後方向に延びる。複数の梁3の各々は、例えば中間ビームである。複数の梁3の各々は、例えば型鋼である。この例において、複数の梁3の各々は、H型鋼である。複数の梁3の各々は、ウェブ4および一対のフランジ5を有する。ウェブ4は、一対のフランジ5の間にわたる部分である。この例において、複数の梁3の各々は、一対のフランジ5が左右に並ぶように配置される。複数の梁3の各々の上に、ブラケット6が設けられる。ブラケット6は、例えば溶接またはネジ止めなどによって梁3に取り付けられる。ブラケット6の左端部は、左側の通路2bに配置される。ブラケット6の右端部は、右側の通路2aに配置される。
複数の通路2の各々において、一対のガイドレール7が設けられる。一対のガイドレール7は、鉛直方向に延びる。一対のガイドレール7の各々の水平断面の形状は、例えばT字状の形状である。一対のガイドレール7は、通路2の左右に設けられる。左側のガイドレール7は、通路2の左側のブラケット6に支持される。右側のガイドレール7は、通路2の右側のブラケット6に支持される。
エレベーターは、複数のかご8を備える。複数のかご8の各々は、複数の通路2のいずれかに設けられる。複数のかご8の各々は、当該かご8が設けられる通路2の一対のガイドレール7の間に配置される。複数のかご8の各々は、当該かご8が設けられる通路2を鉛直方向に走行することで、乗客などを複数の階床の間で輸送する装置である。複数のかご8の各々は、複数のガイドシュー9を備える。複数のガイドシュー9の各々は、かご8の走行をガイドレール7に沿ってガイドする部分である。
エレベーターの保守作業において、昇降路1で作業が行われることがある。保守作業は、定期点検、臨時点検、修理工事、改修工事、または新設工事を含む。エレベーターが複数のかご8を備える場合に、隣り合う通路2の間で作業が干渉しないように、図1に図示されない間仕切り装置10を設けることがある。間仕切り装置10は、対象の保守作業の前に取り付けられ、対象の保守作業の後に取り外される。エレベーターが複数のかご8を備えるときに、保守作業を行う通路2の隣の通路2において、通常の運行が行われる場合がある。このような場合に、通常運転している隣のかご8に干渉しないように、作業員または作業における装置などが隣の通路2にはみ出さないことが好ましい。
図2は、実施の形態1に係るエレベーターの正面図である。
間仕切り装置10は、複数のシート11と、複数の巻取り機構12と、複数の留め具13と、を備える。
複数のシート11の各々は、可撓性を有する面状部材である。シート11は、例えば風を通す孔を面内に有するメッシュシートである。シート11は、防炎加工が施されていてもよい。シート11は、例えば高強力ポリエステル糸を塩化ビニル樹脂でメッシュ状に被覆したシートである。シート11の形状は、例えば長方形状である。複数のシート11は、寸法の異なるシートを含んでいてもよい。シート11は、上下に並ぶ複数の梁3の間に張られる。シート11bに着目するときに、上側の梁3bは、第1梁の例である。下側の梁3cは、第2梁の例である。梁3bと梁3cとの間に張られるシート11bは、第1シートの例である。梁3cから下方に張られるシート11cは、シート11bを第1シートとしたときの第2シートの例である。なお、梁3cを第1梁とするときに、シート11cは、第1シートである。
複数の巻取り機構12の各々は、複数のシート11のいずれかに対応する。巻取り機構12は、対応するシート11を巻き取って収納する機構である。この例において、巻取り機構12は、シート11が上下に並ぶ梁3の間に張られるときの下辺に設けられる。
複数の留め具13の各々は、シート11を挟みこんで梁3に固定する器具である。この例において、留め具13は、梁3の通路2aの側のフランジ5にシート11を固定する。
図3は、実施の形態1に係る間仕切り装置の斜視図である。
複数のシート11の各々は、複数の張力ロープ14を含む。複数の張力ロープ14の各々は、シート11が梁3の間に張られるときに上下方向を向くように配置される。張力ロープ14は、例えば樹脂または金属などのロープである。例えばシート11に上下方向に並ぶ複数のロープ通し孔が設けられる場合に、張力ロープ14は、当該ロープ通し孔を縫うように通されることにより当該シート11の面内に含まれる。あるいは、例えばシート11に上下方向に延びるロープ筒が設けられる場合に、張力ロープ14は、当該ロープ筒を通されることにより当該シート11の面内に含まれる。張力ロープ14は、シート11とともに巻取り機構12に巻き取られて収納される。
複数のシート11の各々は、結合部15を有する。結合部15は、シート11が梁3の間に張られるときの左右の辺に配置される。結合部15は、前後方向に隣り合って張られる1組のシート11を結合させる部分である。結合部15は、例えば線ファスナー、面ファスナー、またはボタンなどである。
図4から図7は、実施の形態1に係る留め具の斜視図である。
図4に示されるように、留め具13の形状は、コ字状の形状である。留め具13は、例えば金属により形成される。留め具13は、固定ボルト16を備える。固定ボルト16は、例えば留め具13のコ字状の部分のうち互いに対向する1組の部分の一方に設けられる。
図5に示されるように、留め具13は、歯部17を有する。歯部17は、固定ボルト16が設けられる部分と対向する部分に設けられる。歯部17は、波状の部分である。
図6に示されるように、留め具13は、孔部18を有する。孔部18の形状は、例えば円状である。孔部18は、例えば固定ボルト16が設けられる部分に対向する部分などに設けられる。留め具13は、複数の孔部18を有していてもよい。孔部18の形状は、たとえば長円、楕円、または多角形など、留め具13の強度が確保される範囲において、任意の形状、個数および配置で設けられてもよい。
図7に示されるように、留め具13は、押さえ板19を備える。押さえ板19は、固定ボルト16の先端に設けられる。押さえ板19は、例えば矩形の板状部材である。押さえ板19は、固定ボルト16が取り付けられる面の反対側に滑り止め面20を有する。滑り止め面20は、例えばゴム素材などにより形成される。滑り止め面20は、表面にシート11のメッシュにかみ合う凹凸を有していてもよい。
続いて、図8を用いて、実施の形態1に係る間仕切り方法を説明する。
図8は、実施の形態1に係る間仕切り装置が設けられる梁の鉛直断面図である。
この例において、右側の通路2aにおいて保守作業が行われる。右側の通路2aは、第1通路の例である。左側の通路2bは、第2通路の例である。第1通路は、保守作業が行われる通路2である。この例における間仕切り方法は、張り工程と、固定工程と、を備える。
作業員は、通路2aの最上部において、かご8の上部に乗り込む。作業員は、間仕切り装置10のシート11aの端部を、対応する巻取り機構12から繰り出す。作業員は、繰り出されたシート11aの端部を、図示されない最も高い位置の梁3aの通路2aの側に固定する。このとき、作業員は、繰り出されたシート11aの端部を、留め具13で挟み込んで梁3aの通路2aの側のフランジ5に固定する。次に、作業員は、留め具13の固定ボルト16を締め込む。これにより、押さえ板19の滑り止め面20は、シート11aをフランジ5に押し付ける。このとき、作業員は、シート11aの張力ロープ14の間の部分を留め具13で挟み込んで固定してもよい。あるいは、作業員は、シート11の張力ロープ14を含む部分を留め具13で挟み込んで固定してもよい。
作業員は、前後方向に隣り合うように複数のシート11aを梁3aに固定する。作業員は、梁3aにブラケット6が取り付けられている場合に、ブラケット6を前後に挟んでシート11aを固定させてもよい。
次に、作業員は、シート11aの張り工程の作業を例えば次のように行う。作業員は、巻取り機構12からシート11aを繰り出しながら、梁3aの1つ下の梁3bの位置までかご8を移動させる。このとき、作業員は、前後方向に隣り合って配置される1組のシート11aを、結合部15によって互いに結合させる。作業員は、シート11aを繰り出した巻取り機構12を、梁3bのウェブ4の上に載せる。このとき、シート11aは、梁3aおよび梁3bの間に張られている。
次に、作業員は、シート11aの固定工程の作業を例えば次のように行う。作業員は、梁3aと梁3bとの間に張られたシート11aの梁3bの側の部分を取って、折り線が前後方向に延びるように折り目21をつける。作業員は、他のシート11bの端部を、対応する巻取り機構12から繰り出す。作業員は、シート11aの折り目21とシート11bの端部とを、通路2aの側のフランジ5に接触させて重ね合わせる。作業員は、シート11bを繰り出した巻取り機構12を、梁3bから通路2aの側に下ろす。作業員は、重ねたシート11aの折り目21およびシート11bの端部を、通路2aの側のフランジ5とともに留め具13で挟み込む。次に、作業員は、留め具13の固定ボルト16を締め込むことによってシート11aおよびシート11bを梁3bに固定する。このとき、作業員は、シート11aの張力ロープ14に張力をかけるように、張力ロープ14を引きながら留め具13の固定ボルト16を締め込んでもよい。
次に、作業員は、シート11bの張り工程の作業を例えば次のように行う。作業員は、固定工程において梁3bに固定されたシート11bを巻取り機構12から繰り出しながら、梁3bの1つ下の図8に図示されない梁3cの位置までかご8を移動させる。このとき、作業員は、前後方向に隣り合って配置される1組のシート11bを、結合部15によって互いに結合させる。作業員は、シート11bを繰り出した巻取り機構12を、梁3cのウェブ4の上に載せる。このとき、シート11bは、梁3bおよび梁3cの間に張られている。
このように、作業員は、張り工程と固定工程とを交互に繰り返すことで昇降路1の上部から下部にかけて間仕切り作業を行う。
以上に説明したように、実施の形態1に係る間仕切り装置10は、第1シートと、留め具13と、を備える。第1シートは、第1梁の第1通路の側から第2梁の第1通路の側にわたって張られる。留め具13は、折り線が前後に延びる第1シートの折り目21を第2梁の第1通路の側において第2シートとともに挟み込んで固定する。ここで、第1梁は、第1通路および第2通路の間で前後に延びる。第2梁は、第1通路および第2通路の間の第1梁の下方において前後に延びる。第1通路および第2通路は、エレベーターの昇降路1において左右に隣り合う通路2である。第2シートは、第2梁の第1通路の側において下方に張られる。
また、実施の形態1に係る昇降路1の間仕切り方法は、張り工程と、固定工程と、を備える。張り工程は、第1梁の第1通路の側に固定された第1シートを、第1梁の第1通路の側において、第1梁および第2梁の間に張る工程である。固定工程は、張り工程の後に、折り線が前後方向に延びるように第1シートに折り目21を折って、第2シートとともに第2梁の第1通路の側に留め具で挟み込んで固定する工程である。
これにより、昇降路1において作業区画を分けるシート11は、一貫して梁3の第1通路の側に張られる。作業員または作業における装置などは、間仕切り装置10の取付けおよび取外しにおいて、隣の第2通路にはみ出さない。これにより、間仕切り装置10を着脱するときにおいても、隣の第2通路への干渉が抑えられる。また、シート11は、上下に並ぶ梁3の間に個別に張られる。一般に、梁3の間隔において、昇降路1の長さによる違いは少ない。このため、長さの異なる昇降路1においても同じ間仕切り装置10が利用できる。これにより、保守作業のための装置の管理などがしやすくなる。また、シート11は、上下に並ぶ梁3ごとに張られる。このため、シート11に張力をかけることが容易になる。このため、間仕切り作業がやりやすくなる。
また、第1シートは、結合部15を左右の端部に有する。結合部15は、第1梁および第2梁の間において前後に隣り合って張られる他の第1シートと結合する部分である。
また、張り工程は、第1シートを、第1梁および第2梁の間において前後に隣り合って張られる他の第1シートと結合させる工程を含む。
これにより、作業員は、幅の異なる複数の第1シートを組み合わせて使用できる。このため、奥行きが異なる昇降路1においても同じ間仕切り装置10が利用できる。これにより、保守作業のための装置の管理などがしやすくなる。
また、第1シートは、第1梁および第2梁の間において上下方向に張られる張力ロープ14を面内に含む。
面内に含まれる張力ロープ14が第1梁および第2梁の間に張られることによって、シート11は、面外方向への振動が抑えられる。これにより、第2通路においてかご8が走行する場合においても、風圧などによる間仕切り装置10のシート11の振動が抑えられる。
また、間仕切り装置10は、巻取り機構12を備える。巻取り機構12は、第1シートが第1梁および第2梁の間に張られるときの前後方向を巻取り軸として、第1シートを張力ロープ14とともに巻き取って収納する。
巻取り機構12によって、作業員は、第1シートを必要な長さだけを繰り出して使用できる。これにより、梁3の間隔が異なる昇降路1においても同じ間仕切り装置10が利用できる。これにより、保守作業のための装置の管理などがしやすくなる。
また、留め具13は、押さえ板19の滑り止め面20によってシート11を押さえつけて固定する。このため、シート11がメッシュシートであっても、シート11は、固定ボルト16の締結などによって巻き込まれにくくなる。また、シート11が固定ボルト16に巻き込まれないので、固定ボルト16が巻き戻りにくくなる。このため、シート11がより確実に固定される。
なお、間仕切り装置10は、巻取り機構12を備えなくてもよい。このとき、梁3の間に張られるシート11の上下の端部の少なくとも一方は、シート11のみで巻かれて収納されてもよい。また、シート11の上下の端部の少なくとも一方は、例えば蛇腹状に折り畳まれて収納されてもよい。
また、シート11は、張力ロープ14を含まなくてもよい。
また、実施の形態1に係る間仕切り方法および間仕切り装置10は、H型鋼ではない梁3を有するエレベーターについても適用できる。梁3は、例えば溝型鋼などであってもよい。
また、以上の例において左右を入れ替えた場合においても、実施の形態1に係る間仕切り方法および間仕切り装置10は、同様に適用できる。
実施の形態2.
実施の形態2において、実施の形態1で開示される例と相違する点について特に詳しく説明する。実施の形態2で説明しない特徴については、実施の形態1で開示される例のいずれの特徴が採用されてもよい。
図9は、実施の形態2に係る留め具の斜視図である。
留め具は、第1固定部22aと、第2固定部22bと、を有する。第1固定部22aおよび第2固定部22bは、コ字状の形状である。この例において、第1固定部22aおよび第2固定部22bは、互いに対称に設けられる。第1固定部22aおよび第2固定部22bは、互いに背中合わせに取り付けられる。
第1固定部22aは、固定ボルト23を備える。固定ボルト23は、例えば蝶ボルトである。固定ボルト23は、例えば第1固定部22aのコ字状の部分のうち互いに対向する1組の部分の一方に設けられる。第1固定部22aは、歯部17を有する。歯部17は、固定ボルト23が設けられる部分と対向する部分に設けられる。歯部17は、波状の部分である。第1固定部22aは、押さえ板19を備える。押さえ板19は、固定ボルト23の先端に設けられる。押さえ板19は、例えば矩形の板状部材である。押さえ板19は、固定ボルト23が取り付けられる面の反対側に滑り止め面20を有する。滑り止め面20は、例えばゴム素材などにより形成される。滑り止め面20は、表面にシート11のメッシュにかみ合う凹凸を有していてもよい。
第2固定部22bは、第1固定部22aと同様に、固定ボルト23と、押さえ板19と、を備える。第2固定部22bは、第1固定部22aと同様に、歯部17を有する。第1固定部22aと第2固定部22bとにおいて、固定ボルト23は、同じ方向に向けて設けられる。
続いて、図10を用いて、実施の形態2に係る間仕切り方法を説明する。
図10は、実施の形態2に係る間仕切り装置が設けられる梁の鉛直断面図である。
作業員は、図示されない最も高い位置の梁3aに固定されたシート11aの張り工程の作業を例えば次のように行う。作業員は、巻取り機構12からシート11aを繰り出しながら、梁3aの1つ下の梁3bの位置までかご8を移動させる。このとき、作業員は、前後方向に隣り合って配置される1組のシート11aを、結合部15によって互いに結合させる。作業員は、シート11aを繰り出した巻取り機構12を、梁3bのウェブ4の上に載せる。このとき、シート11aは、梁3aおよび梁3bの間に張られている。
次に、作業員は、シート11aの固定工程の作業を例えば次のように行う。
作業員は、第1固定部22aによって、梁3bの通路2aの側のフランジ5に留め具13を取り付ける。このとき、作業員は、第1固定部22aの押さえ板19および歯部17によってフランジ5の上端を挟み込むように配置する。第1固定部22aは、固定ボルト23がフランジ5より通路2aの側になるように配置される。作業員は、第1固定部22aの固定ボルト23を例えば手で締め込むことによって、留め具13を梁3bに固定する。
その後、作業員は、梁3aと梁3bとの間に張られたシート11aの梁3bの側の部分を取って、折り線が前後方向に延びるように折り目21をつける。作業員は、他のシート11bの端部を、対応する巻取り機構12から繰り出す。作業員は、シート11aの折り目21とシート11bの端部とを、シート11bが通路2aの側になるように重ね合わせる。作業員は、シート11aおよびシート11bを重ねて折り目21をつけてもよい。作業員は、重ねたシート11aの折り目21およびシート11bの端部を、梁3bに固定された留め具の第2固定部22bの押さえ板19および歯部17の間に挟み込む。作業員は、第2固定部22bの固定ボルト23を例えば手で締め込むことによって、シート11aの折り目21をシート11bとともに挟み込んで梁3bに固定する。このとき、作業員は、シート11bを留め具13より上方にめくった状態で固定ボルト23を締め込む。作業員は、シート11aの張力ロープ14に張力をかけるように、張力ロープ14を引きながら留め具13の固定ボルト23を締め込んでもよい。シート11aおよびシート11bを梁3bに固定した後に、作業員は、シート11bを繰り出した巻取り機構12を、梁3bから通路2aの側に下ろす。
次に、作業員は、シート11bの張り工程の作業を行う。その後、作業員は、シート11bの固定工程の作業を行う。このように、作業員は、張り工程と固定工程とを交互に繰り返すことで昇降路1の上部から下部にかけて間仕切り作業を行う。
以上に説明したように、実施の形態2に係る間仕切り装置10の留め具13は、第1固定部22aと、第2固定部22bと、を有する。第1固定部22aは、第2梁に取り付けられる。第2固定部22bは、第1シートの折り目を前記第2シートとともに挟み込んで固定する。
また、実施の形態2に係る昇降路1の間仕切り方法の固定工程は、第1工程と、第2工程と、を備える。第1工程は、留め具13を第2梁の第1通路の側に取り付ける工程である。第2工程は、第2梁に取り付けられた留め具13で、第1シートの折り目21を第2シートとともに挟み込んで固定する工程である。
シート11を梁3に固定する工程は、留め具13を梁3に固定する工程と、シート11を留め具13に固定する工程と、に分離される。このため、作業員は、同時に3つの部分を固定する作業を行わなくてもよい。このため、間仕切り作業がよりやりやすくなる。
また、第1固定部22aと第2固定部22bとにおいて、固定ボルト23は、同じ方向に向けて設けられるので、作業員は、梁3に対して一方の側から一貫して作業を行うことができる。このため、間仕切り作業がよりやりやすくなる。
本発明に係る間仕切り方法は、昇降路における保守作業に適用できる。本発明に係る間仕切り装置は、当該間仕切り方法に適用できる。
1 昇降路、 2、2a、2b 通路、 3、3a、3b、3c 梁、 4 ウェブ、 5 フランジ、 6 ブラケット、 7 ガイドレール、 8 かご、 9 ガイドシュー、 10 間仕切り装置、 11、11a、11b、11c シート、 12 巻取り機構、 13 留め具、 14 張力ロープ、 15 結合部、 16 固定ボルト、 17 歯部、 18 孔部、 19 押さえ板、 20 滑り止め面、 21 折り目、 22a 第1固定部、 22b 第2固定部、 23 固定ボルト

Claims (8)

  1. エレベーターの昇降路において左右に隣り合う第1通路および第2通路の間で前後に延びる第1梁の前記第1通路の側に固定された第1シートを、前記第1梁の前記第1通路の側において、前記第1通路および前記第2通路の間の前記第1梁の下方において前後に延びる第2梁ならびに前記第1梁の間に張る張り工程と、
    前記張り工程の後に、折り線が前後方向に延びるように前記第1シートに折り目を折って、前記第2梁の前記第1通路の側において下方に張られる第2シートとともに前記第2梁の前記第1通路の側に留め具で挟み込んで固定する固定工程と、
    を備える昇降路の間仕切り方法。
  2. 前記張り工程は、前記第1シートを、前記第1梁および前記第2梁の間において前後に隣り合って張られる他の第1シートと結合させる工程を含む
    請求項1に記載の昇降路の間仕切り方法。
  3. 前記固定工程は、
    前記留め具を前記第2梁の前記第1通路の側に取り付ける工程と、
    前記第2梁に取り付けられた前記留め具で、前記第1シートの折り目を前記第2シートとともに挟み込んで固定する工程と、
    を含む請求項1または請求項2に記載の昇降路の間仕切り方法。
  4. エレベーターの昇降路において左右に隣り合う第1通路および第2通路の間で上下に並び前後に延びる第1梁の第1通路の側から前記第1通路および前記第2通路の間の前記第1梁の下方において前後に延びる第2梁の前記第1通路の側にわたって張られる第1シートと、
    前記第2梁の前記第1通路の側において下方に張られる第2シートとともに、折り線が前後に延びる前記第1シートの折り目を前記第2梁の前記第1通路の側において挟み込んで固定する留め具と、
    を備える昇降路の間仕切り装置。
  5. 前記第1シートは、前記第1梁および前記第2梁の間において上下方向に張られる張力ロープを面内に含む
    請求項4に記載の昇降路の間仕切り装置。
  6. 前記第1シートが前記第1梁および前記第2梁の間に張られるときの前後方向を巻取り軸として、前記第1シートを前記張力ロープとともに巻き取って収納する巻取り機構
    を備える請求項5に記載の昇降路の間仕切り装置。
  7. 前記第1シートは、前記第1梁および前記第2梁の間において前後に隣り合って張られる他の第1シートと結合する結合部を左右の端部に有する
    請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の昇降路の間仕切り装置。
  8. 前記留め具は、
    前記第2梁に取り付けられる第1固定部と、
    前記第1シートの折り目を前記第2シートとともに挟み込んで固定する第2固定部と、
    を有する
    請求項4から請求項7のいずれか一項に記載の昇降路の間仕切り装置。
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