JP2000007247A - エレベータの昇降路の間仕切り用養生装置 - Google Patents
エレベータの昇降路の間仕切り用養生装置Info
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- JP2000007247A JP2000007247A JP17462398A JP17462398A JP2000007247A JP 2000007247 A JP2000007247 A JP 2000007247A JP 17462398 A JP17462398 A JP 17462398A JP 17462398 A JP17462398 A JP 17462398A JP 2000007247 A JP2000007247 A JP 2000007247A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 昇降路内の改修作業に好適なエレベータの昇
降路の間仕切り用養生装置の提供。 【解決手段】 昇降路2内に設けられた乗かご6,6A
のうちの所定の乗かご6に係る改修作業に際し、所定の
乗かご6の通路2Bと、この所定の乗かご6に乗かご6
Aの通路2Cとの間に配置され、これらの通路2B,2
Cを仕切る多数の微細な開口、すなわち網目13bを有
するメッシュシート13,13Aと、昇降路2内に設け
られた水平ビーム11,11A,11B,11Cにこの
メッシュシート13,13Aを装着する上部バンド1
4,14A,14B,14C、下部バンド15,15
A,15B,15Cとを備えた。
降路の間仕切り用養生装置の提供。 【解決手段】 昇降路2内に設けられた乗かご6,6A
のうちの所定の乗かご6に係る改修作業に際し、所定の
乗かご6の通路2Bと、この所定の乗かご6に乗かご6
Aの通路2Cとの間に配置され、これらの通路2B,2
Cを仕切る多数の微細な開口、すなわち網目13bを有
するメッシュシート13,13Aと、昇降路2内に設け
られた水平ビーム11,11A,11B,11Cにこの
メッシュシート13,13Aを装着する上部バンド1
4,14A,14B,14C、下部バンド15,15
A,15B,15Cとを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの昇降
路内の改修作業時に使用するのに好適なエレベータの昇
降路の間仕切り装置に用いられる間仕切り用養生装置に
関するものである。
路内の改修作業時に使用するのに好適なエレベータの昇
降路の間仕切り装置に用いられる間仕切り用養生装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の昇降路の間仕切り装置は、昇降路
内に設けられた複数の乗かごのうちの所定の乗かご側の
改修作業に際し、この所定の乗かごの昇降路内の通路
と、この所定の乗かごに隣接する乗かごの昇降路内の通
路との間を仕切る仕切り体としてビニルシートや鉄板
(波板)などが用いられ、これらの仕切り体は昇降路内
に設けられた複数の水平ビームに固定されていた。
内に設けられた複数の乗かごのうちの所定の乗かご側の
改修作業に際し、この所定の乗かごの昇降路内の通路
と、この所定の乗かごに隣接する乗かごの昇降路内の通
路との間を仕切る仕切り体としてビニルシートや鉄板
(波板)などが用いられ、これらの仕切り体は昇降路内
に設けられた複数の水平ビームに固定されていた。
【0003】すなわち、これらの仕切り体を構成するビ
ニルシートや鉄板は、穴空け、切削などの加工を施され
た後、バインド線、ボルト、及び溶接などの所定の固定
手段によって水平ビームに固定されていた。なお、上述
の仕切り体、所定の固定手段によって間仕切り用養生装
置が構成されている。
ニルシートや鉄板は、穴空け、切削などの加工を施され
た後、バインド線、ボルト、及び溶接などの所定の固定
手段によって水平ビームに固定されていた。なお、上述
の仕切り体、所定の固定手段によって間仕切り用養生装
置が構成されている。
【0004】上述したビニルシートや鉄板などから成る
仕切り体は、乗かごの改修作業に際して生じた何等かの
部材や工具が、隣接する乗かごの通路側へ落下するのを
防止し、また、改修作業時に生じた火花などが、隣接す
る通路側へ飛散するのを防止するために活用される。
仕切り体は、乗かごの改修作業に際して生じた何等かの
部材や工具が、隣接する乗かごの通路側へ落下するのを
防止し、また、改修作業時に生じた火花などが、隣接す
る通路側へ飛散するのを防止するために活用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような養生装置
を有する間仕切り装置では特に、超高速仕様のエレベー
タの昇降路内の改修作業に際して、次のような問題点が
あった。
を有する間仕切り装置では特に、超高速仕様のエレベー
タの昇降路内の改修作業に際して、次のような問題点が
あった。
【0006】(1)超高層ビルに設置されたエレベータ
の昇降路内での間仕切りに際し、この昇降路は非常に長
く、この昇降路内の所定の乗かご側とその隣接する乗か
ごとの上端から下端までを一枚の養生シートによって間
仕切りすることが困難である。その理由として、養生シ
ートが、非常に長くなってしまい嵩張ることや、大重量
になるので、この養生シートを乗かご上に載せ、移動さ
せながら作業を行うことは危険を伴う。
の昇降路内での間仕切りに際し、この昇降路は非常に長
く、この昇降路内の所定の乗かご側とその隣接する乗か
ごとの上端から下端までを一枚の養生シートによって間
仕切りすることが困難である。その理由として、養生シ
ートが、非常に長くなってしまい嵩張ることや、大重量
になるので、この養生シートを乗かご上に載せ、移動さ
せながら作業を行うことは危険を伴う。
【0007】(2)上述のような養生シートを、昇降路
内の隣接する乗かごの通路間に所定の間隔で配置される
複数の水平ビームのそれぞれに固定する際に、この養生
装置は、上述のような加工を施されて強固に固定され、
改修作業終了後は、取り壊すように昇降路から撤去され
る。また、改修作業中でも、上述の所定の乗かごに隣接
する乗かごは、通常通り運行しており、このため特に、
超高速仕様のエレベータの昇降路内では乗かごの運行に
伴って強力な走行風圧が生じやすい。したがって、上述
の走行風圧による養生シートの横振れにより固定個所及
びその周辺に亀裂などの破損が生じことがある。以上の
ことにより、従来にあっては、養生装置の再利用は困難
となる。
内の隣接する乗かごの通路間に所定の間隔で配置される
複数の水平ビームのそれぞれに固定する際に、この養生
装置は、上述のような加工を施されて強固に固定され、
改修作業終了後は、取り壊すように昇降路から撤去され
る。また、改修作業中でも、上述の所定の乗かごに隣接
する乗かごは、通常通り運行しており、このため特に、
超高速仕様のエレベータの昇降路内では乗かごの運行に
伴って強力な走行風圧が生じやすい。したがって、上述
の走行風圧による養生シートの横振れにより固定個所及
びその周辺に亀裂などの破損が生じことがある。以上の
ことにより、従来にあっては、養生装置の再利用は困難
となる。
【0008】(3)上述した従来の養生装置を備えた昇
降路の間仕切り装置は、この走行風圧に大きな影響を受
ける。例えば、仕切り体がビニルシートの場合は、所定
の乗かごの通路側や隣接する乗かごの通路側に大きく膨
らんだり、ビニルシートを固定しているバインド線が切
れ、このビニルシートが隣接する乗かごに巻き込まれる
など、その運行に支障を来すことがある。また、鉄板の
場合は、溶接部分の破損の他、隣接する乗かごに振動や
騒音を生じさせたりすることがある。このように従来の
間仕切り装置は、特に高速仕様のエレベータなどにあっ
ては、改修作業に際して、走行風圧の影響により損傷を
生じやすく、また、隣接する乗かごの運行に支障を来し
たり、隣接する乗かごの振動や騒音による乗り心地の悪
さなどを生じやすい。
降路の間仕切り装置は、この走行風圧に大きな影響を受
ける。例えば、仕切り体がビニルシートの場合は、所定
の乗かごの通路側や隣接する乗かごの通路側に大きく膨
らんだり、ビニルシートを固定しているバインド線が切
れ、このビニルシートが隣接する乗かごに巻き込まれる
など、その運行に支障を来すことがある。また、鉄板の
場合は、溶接部分の破損の他、隣接する乗かごに振動や
騒音を生じさせたりすることがある。このように従来の
間仕切り装置は、特に高速仕様のエレベータなどにあっ
ては、改修作業に際して、走行風圧の影響により損傷を
生じやすく、また、隣接する乗かごの運行に支障を来し
たり、隣接する乗かごの振動や騒音による乗り心地の悪
さなどを生じやすい。
【0009】上述の問題点に鑑みて、本発明の目的とす
るところは、次のような点である。本発明の第一の目的
とするところは、上述の(1)及び(2)に鑑みて、昇
降路内の隣接する乗かごの通路間の間仕切り及びその撤
去作業を、安全に、かつ円滑に行え、また、再利用が可
能なエレベータの昇降路の間仕切り用養生装置を提供す
ることにある。
るところは、次のような点である。本発明の第一の目的
とするところは、上述の(1)及び(2)に鑑みて、昇
降路内の隣接する乗かごの通路間の間仕切り及びその撤
去作業を、安全に、かつ円滑に行え、また、再利用が可
能なエレベータの昇降路の間仕切り用養生装置を提供す
ることにある。
【0010】本発明の第二の目的とするところは、上述
の第一の目的とともに、(2)及び(3)に鑑みて、乗
かごの改修作業に際し、改修作業の対象となっている所
定の乗かごに隣接する乗かごの運行に伴う走行風圧の影
響を抑制できるエレベータの昇降路の間仕切り用養生装
置を提供することにある。
の第一の目的とともに、(2)及び(3)に鑑みて、乗
かごの改修作業に際し、改修作業の対象となっている所
定の乗かごに隣接する乗かごの運行に伴う走行風圧の影
響を抑制できるエレベータの昇降路の間仕切り用養生装
置を提供することにある。
【0011】本発明の第三の目的とするところは、上述
の第二の目的とともに、耐火性のエレベータの昇降路の
間仕切り用養生装置を提供することにある。
の第二の目的とともに、耐火性のエレベータの昇降路の
間仕切り用養生装置を提供することにある。
【0012】本発明の第四の目的とするところは、上述
の第三の目的とともに、上述の(1)に鑑みて、昇降路
内に設けられる水平ビームの長手方向の幅が大きくて
も、昇降路内の隣接する通路間の間仕切りを難なく行う
ことができるエレベータの昇降路の間仕切り用養生装置
を提供することにある。
の第三の目的とともに、上述の(1)に鑑みて、昇降路
内に設けられる水平ビームの長手方向の幅が大きくて
も、昇降路内の隣接する通路間の間仕切りを難なく行う
ことができるエレベータの昇降路の間仕切り用養生装置
を提供することにある。
【0013】本発明の第五の目的とするところは、上述
の第四の目的とともに、上述の(3)に鑑みて、養生装
置が隣接する乗かごの運行に支障を来すことのないエレ
ベータの昇降路の間仕切り用養生装置を提供することに
ある。
の第四の目的とともに、上述の(3)に鑑みて、養生装
置が隣接する乗かごの運行に支障を来すことのないエレ
ベータの昇降路の間仕切り用養生装置を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために、本発明の請求項1に係る発明では、昇降路内
に設けられた複数の乗かごのうちの所定の乗かご側の改
修作業に際し、前記所定の乗かごの通路と、この所定の
乗かごに隣接する乗かごの昇降路内の通路との間に配置
され、前記所定の乗かごの通路と前記所定の乗かごに乗
かごの通路とを仕切る仕切り体と、前記昇降路の上下方
向に所定の間隔で設けられた複数の水平ビームに、前記
仕切り体を装着する装着手段とを備えるエレベータの昇
降路の間仕切り用養生装置において、前記仕切り体が、
多数の微細な開口、及び可撓性を有するメッシュシート
から成り、前記装着手段が、前記仕切り体の上端部分及
下端部分に設けられ、前記水平ビームに着脱自在に装着
される複数のバンドから成る構成してある。
るために、本発明の請求項1に係る発明では、昇降路内
に設けられた複数の乗かごのうちの所定の乗かご側の改
修作業に際し、前記所定の乗かごの通路と、この所定の
乗かごに隣接する乗かごの昇降路内の通路との間に配置
され、前記所定の乗かごの通路と前記所定の乗かごに乗
かごの通路とを仕切る仕切り体と、前記昇降路の上下方
向に所定の間隔で設けられた複数の水平ビームに、前記
仕切り体を装着する装着手段とを備えるエレベータの昇
降路の間仕切り用養生装置において、前記仕切り体が、
多数の微細な開口、及び可撓性を有するメッシュシート
から成り、前記装着手段が、前記仕切り体の上端部分及
下端部分に設けられ、前記水平ビームに着脱自在に装着
される複数のバンドから成る構成してある。
【0015】さらに、請求項2に係る発明は、上述した
請求項1に係る発明において、前記バンドを、前記仕切
り体に対し取り外し自在に形成したことより、達成され
る。
請求項1に係る発明において、前記バンドを、前記仕切
り体に対し取り外し自在に形成したことより、達成され
る。
【0016】上述の請求項1及び請求項2に係る発明で
は、仕切り体を水平ビーム間毎に配置し、バンドによっ
てこれらの水平ビームに着脱自在に装着でき、前記仕切
り体を損傷させることなく、前記水平ビームから取り外
すことができる。したがって、前記仕切り体を再利用す
ることができる。また、バンドが仕切り体に対し取り外
し自在に設けられるので、バンドが損傷しても新しいバ
ンドに交換することができる。さらに、メッシュシート
が可撓性を有するので、丸めてコンパクトにでき、運搬
が容易である。
は、仕切り体を水平ビーム間毎に配置し、バンドによっ
てこれらの水平ビームに着脱自在に装着でき、前記仕切
り体を損傷させることなく、前記水平ビームから取り外
すことができる。したがって、前記仕切り体を再利用す
ることができる。また、バンドが仕切り体に対し取り外
し自在に設けられるので、バンドが損傷しても新しいバ
ンドに交換することができる。さらに、メッシュシート
が可撓性を有するので、丸めてコンパクトにでき、運搬
が容易である。
【0017】また、上述の第二目的を達成するために、
本発明の請求項3に係る発明は、上述した請求項1また
は2に係る発明において、前記メッシュシートの開口す
なわち網目が、一辺がほぼ2mmの四角形状若しくは内
径がほぼ2mmの丸形状から成ることより、達成され
る。
本発明の請求項3に係る発明は、上述した請求項1また
は2に係る発明において、前記メッシュシートの開口す
なわち網目が、一辺がほぼ2mmの四角形状若しくは内
径がほぼ2mmの丸形状から成ることより、達成され
る。
【0018】上述の請求項3に係る発明では、前記乗か
ごの走行に伴って生じる走行風圧が、メッシュシートに
設けた多数の微細な開口すなわち網目を円滑に通り抜
け、仕切り体が、前記所定の乗かごの通路側及びその乗
かごの通路側へ大きく張り出すことがなく、隣接する乗
かごの運行に支障を来すことがない。
ごの走行に伴って生じる走行風圧が、メッシュシートに
設けた多数の微細な開口すなわち網目を円滑に通り抜
け、仕切り体が、前記所定の乗かごの通路側及びその乗
かごの通路側へ大きく張り出すことがなく、隣接する乗
かごの運行に支障を来すことがない。
【0019】また、上述の第三の目的を達成するため
に、本発明の請求項4に係る発明は、上述した請求項1
から3のいずれかに係る発明において、前記前記仕切り
体及び前記バンドが、耐火性の材料から形成されること
より、達成される。
に、本発明の請求項4に係る発明は、上述した請求項1
から3のいずれかに係る発明において、前記前記仕切り
体及び前記バンドが、耐火性の材料から形成されること
より、達成される。
【0020】上述の請求項4に係る発明では、所定の乗
かご側の改修作業に際し、火花が発生する改修工事が行
われたとしても、その火花が前記隣接する通路側に飛散
するのを阻止するとともに、その火花によって間仕切り
用養生装置が焼損しない。
かご側の改修作業に際し、火花が発生する改修工事が行
われたとしても、その火花が前記隣接する通路側に飛散
するのを阻止するとともに、その火花によって間仕切り
用養生装置が焼損しない。
【0021】また、上述の第四の目的を達成するため
に、本発明の請求項5に係る発明は、上述した請求項1
から4のいずれかに係る発明において、前記仕切り体
が、分割可能な複数のメッシュシートから成り、これら
のメッシュシート同士を、複数のバインド線によって連
結したことにより、達成される。
に、本発明の請求項5に係る発明は、上述した請求項1
から4のいずれかに係る発明において、前記仕切り体
が、分割可能な複数のメッシュシートから成り、これら
のメッシュシート同士を、複数のバインド線によって連
結したことにより、達成される。
【0022】上述の請求項5に係る発明では、前記水平
ビームの長手方向の幅に応じて、前記メッシュシートを
必要枚数連結し、養生装置の横幅を調節できるので、昇
降路内へ間仕切り用養生装置を難なく設けることができ
る。
ビームの長手方向の幅に応じて、前記メッシュシートを
必要枚数連結し、養生装置の横幅を調節できるので、昇
降路内へ間仕切り用養生装置を難なく設けることができ
る。
【0023】また、上述の第五の目的を達成するため
に、本発明の請求項6に係る発明は、請求項1から5の
いずれかに係る発明において、前記乗かごの走行に伴っ
て発生する走行風圧による前記仕切り体の横振れを、前
記水平ビームの横幅以内に抑えるように、前期仕切り体
を前記水平ビーム間に装着させることにより、達成でき
る。
に、本発明の請求項6に係る発明は、請求項1から5の
いずれかに係る発明において、前記乗かごの走行に伴っ
て発生する走行風圧による前記仕切り体の横振れを、前
記水平ビームの横幅以内に抑えるように、前期仕切り体
を前記水平ビーム間に装着させることにより、達成でき
る。
【0024】また、本発明の請求項7に係る発明は、請
求項6に係発明において、前記仕切り体が、前記水平ビ
ームに装着された後に、超高層ビルに設置された超高速
仕様の前記隣接する乗かごの走行に伴って発生する走行
風圧による前記仕切り体の横振れを、前記水平ビームの
横幅以内に抑えるように規制するワイヤを取付け可能な
前記仕切り体を形成したことによっても、達成できる。
求項6に係発明において、前記仕切り体が、前記水平ビ
ームに装着された後に、超高層ビルに設置された超高速
仕様の前記隣接する乗かごの走行に伴って発生する走行
風圧による前記仕切り体の横振れを、前記水平ビームの
横幅以内に抑えるように規制するワイヤを取付け可能な
前記仕切り体を形成したことによっても、達成できる。
【0025】上述の請求項6及び請求項7に係る発明で
は、超高速仕様のエレベータにおいて、前記養生装置
は、前記隣接する乗かごの通路側へ張り出すことがな
く、前記隣接する乗かごの運行に支障を来すことはな
い。
は、超高速仕様のエレベータにおいて、前記養生装置
は、前記隣接する乗かごの通路側へ張り出すことがな
く、前記隣接する乗かごの運行に支障を来すことはな
い。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0027】図1は、本発明の間仕切り用養生装置の一
実施形態を採用したエレベータの昇降路の間仕切り装置
の一例を示す全体図、図2は、図1に示した間仕切り装
置の拡大平面図、図3は、図1に示した間仕切り装置の
要部を示す斜視図、図4は、図1に示す間仕切り装置の
要部を示す側面図、図5は、本発明の間仕切り用養生装
置の一実施形態を示す斜視図である。
実施形態を採用したエレベータの昇降路の間仕切り装置
の一例を示す全体図、図2は、図1に示した間仕切り装
置の拡大平面図、図3は、図1に示した間仕切り装置の
要部を示す斜視図、図4は、図1に示す間仕切り装置の
要部を示す側面図、図5は、本発明の間仕切り用養生装
置の一実施形態を示す斜視図である。
【0028】図1,2に示すように、高層ビルに設置さ
れているエレベータ1には、昇降路2と、この昇降路2
の上部に配置される機械室3と、この機械室3内部に設
けられる巻き上げ機4と、この巻き上げ機4に巻き回さ
れる複数の主ロープ5と、これらの主ロープ5のそれぞ
れの一端に取り付けられる乗かご6,6Aと、この主ロ
ープ5の他端のそれぞれに取り付けられ、昇降路2内を
昇降するつり合いおもり7,7Aと、昇降路2の下方に
配置されるピット2aに設けられるバッファ8,8aと
が備えられている。また、特に図2に示すように、昇降
路2内には、前述した乗かご6,6Aの通路2B,2C
と、これらの通路2Bと通路2Cとの間に設けられる例
えば横幅Wが125mmのH鋼製の複数の水平ビーム1
1,11A,11B,11Cと、乗かご6,6Aをガイ
ドするガイドレール9,9A,9B,9Cと、つり合い
おもり7,7Aをガイドするガイドレール10,10
A,10B,10Cとが備えられている。
れているエレベータ1には、昇降路2と、この昇降路2
の上部に配置される機械室3と、この機械室3内部に設
けられる巻き上げ機4と、この巻き上げ機4に巻き回さ
れる複数の主ロープ5と、これらの主ロープ5のそれぞ
れの一端に取り付けられる乗かご6,6Aと、この主ロ
ープ5の他端のそれぞれに取り付けられ、昇降路2内を
昇降するつり合いおもり7,7Aと、昇降路2の下方に
配置されるピット2aに設けられるバッファ8,8aと
が備えられている。また、特に図2に示すように、昇降
路2内には、前述した乗かご6,6Aの通路2B,2C
と、これらの通路2Bと通路2Cとの間に設けられる例
えば横幅Wが125mmのH鋼製の複数の水平ビーム1
1,11A,11B,11Cと、乗かご6,6Aをガイ
ドするガイドレール9,9A,9B,9Cと、つり合い
おもり7,7Aをガイドするガイドレール10,10
A,10B,10Cとが備えられている。
【0029】本実施形態の間仕切り装置に用いられる養
生装置16は、通路2Bと通路2Cのと間に配置され、
図3から5にも示すように、これらの通路2Bと通路2
C間を仕切る仕切り体、例えば一辺がほぼ2mmの四角
形状若しくは内径がほぼ2mmの丸形状である多数の微
細な開口すなわち網目13bを有すると共に、可撓性を
有し、分割配置される耐火性のメッシュシート13,1
3Aと、これらのメッシュシート13,13Aの図3,
5で示す左右両端部の上下方向に沿って複数の取付け穴
19,19A,19B,19Cを等間隔に設けた耐火性
の帯状体18,18A,18B,18Cと、メッシュシ
ート13,13Aの上端部分と下端部分に設けた棒状の
耐火材から成る挿入体24と、これらの挿入体24が挿
入可能である穴23aと複数の穴14aとを有する耐火
性の筒体23と、メッシュシート13,13Aの上端部
分を、メッシュシート13,13Aよりも上方の所定の
水平ビーム、例えば図3に示す11Aに、筒体23を介
して装着する装着手段、例えば水平ビーム11Aに巻回
可能な耐火性の上部バンド14,14A,14B,14
Cと、メッシュシート13,13Aの下端部分を、これ
らのメッシュシート13,13Aよりも下方の水平ビー
ム、例えば図3に示す水平ビーム11Bに、筒体23を
介して装着する装着手段、例えば水平ビーム11Bに巻
回可能な耐火性の下部バンド15,15A,15B,1
5Cと、これらの上部バンド14,14A,14B,1
4C、下部バンド15,15A,15B,15Cのそれ
ぞれが、水平ビーム11A,11Bのエッジに接触しな
いように保護する保護体、例えばラバーシート27と、
上述の帯状体18,18A,18B,18Cに設けた複
数の取付け穴19,19A,19B,19Cのうち取付
け穴19A,19Bを通してメッシュシート13とメッ
シュシート13Aとを一体化する複数のバインド線20
とを含んでいる。
生装置16は、通路2Bと通路2Cのと間に配置され、
図3から5にも示すように、これらの通路2Bと通路2
C間を仕切る仕切り体、例えば一辺がほぼ2mmの四角
形状若しくは内径がほぼ2mmの丸形状である多数の微
細な開口すなわち網目13bを有すると共に、可撓性を
有し、分割配置される耐火性のメッシュシート13,1
3Aと、これらのメッシュシート13,13Aの図3,
5で示す左右両端部の上下方向に沿って複数の取付け穴
19,19A,19B,19Cを等間隔に設けた耐火性
の帯状体18,18A,18B,18Cと、メッシュシ
ート13,13Aの上端部分と下端部分に設けた棒状の
耐火材から成る挿入体24と、これらの挿入体24が挿
入可能である穴23aと複数の穴14aとを有する耐火
性の筒体23と、メッシュシート13,13Aの上端部
分を、メッシュシート13,13Aよりも上方の所定の
水平ビーム、例えば図3に示す11Aに、筒体23を介
して装着する装着手段、例えば水平ビーム11Aに巻回
可能な耐火性の上部バンド14,14A,14B,14
Cと、メッシュシート13,13Aの下端部分を、これ
らのメッシュシート13,13Aよりも下方の水平ビー
ム、例えば図3に示す水平ビーム11Bに、筒体23を
介して装着する装着手段、例えば水平ビーム11Bに巻
回可能な耐火性の下部バンド15,15A,15B,1
5Cと、これらの上部バンド14,14A,14B,1
4C、下部バンド15,15A,15B,15Cのそれ
ぞれが、水平ビーム11A,11Bのエッジに接触しな
いように保護する保護体、例えばラバーシート27と、
上述の帯状体18,18A,18B,18Cに設けた複
数の取付け穴19,19A,19B,19Cのうち取付
け穴19A,19Bを通してメッシュシート13とメッ
シュシート13Aとを一体化する複数のバインド線20
とを含んでいる。
【0030】ワイヤ17,17A,17Bは、一端を前
述の昇降路2の下部の所定の部位に固定し、この昇降路
2の上部の所定の部位に掛け回し、これらのワイヤ1
7,17A,17Bの他端を、この昇降路2の下方の図
1に示すベース体25に設けた牽引手段、例えばターン
バックル26に接続し、このターンバックル26によっ
て張力を与えられている。これらワイヤ17,17A,
17Bは、例えば径が6mmの丸鋼材から成り、前述の
メッシュシート13,13Aを両面から挟むように配置
してある。これらのワイヤ17,17A,17Bは、メ
ッシュシート13,13Aに、その網目13bを介して
締結させる線鋼材製の締結具、例えば径2mmの複数の
バインド線21によって複数個所締結させてある。な
お、上述したワイヤ17,17A,17Bは、メッシュ
シート13,13Aが通路2B,2Cのそれぞれに張り
出さないように規制する規制部材を構成している。
述の昇降路2の下部の所定の部位に固定し、この昇降路
2の上部の所定の部位に掛け回し、これらのワイヤ1
7,17A,17Bの他端を、この昇降路2の下方の図
1に示すベース体25に設けた牽引手段、例えばターン
バックル26に接続し、このターンバックル26によっ
て張力を与えられている。これらワイヤ17,17A,
17Bは、例えば径が6mmの丸鋼材から成り、前述の
メッシュシート13,13Aを両面から挟むように配置
してある。これらのワイヤ17,17A,17Bは、メ
ッシュシート13,13Aに、その網目13bを介して
締結させる線鋼材製の締結具、例えば径2mmの複数の
バインド線21によって複数個所締結させてある。な
お、上述したワイヤ17,17A,17Bは、メッシュ
シート13,13Aが通路2B,2Cのそれぞれに張り
出さないように規制する規制部材を構成している。
【0031】上述した養生装置16のメッシュシート1
3,13Aは、例えば昇降路2のほぼ全域に渡って設け
てある。
3,13Aは、例えば昇降路2のほぼ全域に渡って設け
てある。
【0032】上述のように構成した実施形態は、昇降路
2内に設けられた乗かご6,6Aのうちの所定の乗かご
6に係る改修作業に際し、例えば以下のようにして昇降
路2内に据え付けられる。
2内に設けられた乗かご6,6Aのうちの所定の乗かご
6に係る改修作業に際し、例えば以下のようにして昇降
路2内に据え付けられる。
【0033】すなわち、図4に示すように、メッシュシ
ート13,13Aの上下端部分に一体に設けてある棒状
の耐火材から成る挿入体24のそれぞれを、前述の筒体
23の穴23a内に挿入して、メッシュシート13,1
3Aと筒体23とを結合する。これらメッシュシート1
3,13Aの上端部分の挿入体24と結合した筒体23
の複数の穴14aのうちの該当するものに、上部バンド
14,14A,14B,14Cを、例えば図5で示すよ
うに上部バンド14,14A,14B,14Cを通し、
メッシュシート13,13Aの下端部分の挿入体24と
結合した筒体23の複数の穴14aのうちの該当するも
のに、下部バンドを、例えば図5で示す下部バンド1
5,15A,15B,15Cを通す。また、図3,5に
示すように、メッシュシート13,13Aの左右両端部
の帯状体18,18A,18B,18Cのうち例えば帯
状体18Aの複数の取付け穴19Aと帯状体18Bの複
数の取付け穴19Bの対応するものに、複数のバインド
線20を通して継ぎ合わせ、分割されているメッシュシ
ート13とメッシュシート13Aを一体にする。これに
よって養生装置16が出来上がる。なお、このようにメ
ッシュシート13とメッシュシート13Aを一体にして
できる継ぎ目13aが、図2示すように隣接される通路
2B,2Cのそれぞれが設けられるガイドレール9A、
ガイドレール9Bの位置となるようにメッシュシート1
3,13Aを配置する。
ート13,13Aの上下端部分に一体に設けてある棒状
の耐火材から成る挿入体24のそれぞれを、前述の筒体
23の穴23a内に挿入して、メッシュシート13,1
3Aと筒体23とを結合する。これらメッシュシート1
3,13Aの上端部分の挿入体24と結合した筒体23
の複数の穴14aのうちの該当するものに、上部バンド
14,14A,14B,14Cを、例えば図5で示すよ
うに上部バンド14,14A,14B,14Cを通し、
メッシュシート13,13Aの下端部分の挿入体24と
結合した筒体23の複数の穴14aのうちの該当するも
のに、下部バンドを、例えば図5で示す下部バンド1
5,15A,15B,15Cを通す。また、図3,5に
示すように、メッシュシート13,13Aの左右両端部
の帯状体18,18A,18B,18Cのうち例えば帯
状体18Aの複数の取付け穴19Aと帯状体18Bの複
数の取付け穴19Bの対応するものに、複数のバインド
線20を通して継ぎ合わせ、分割されているメッシュシ
ート13とメッシュシート13Aを一体にする。これに
よって養生装置16が出来上がる。なお、このようにメ
ッシュシート13とメッシュシート13Aを一体にして
できる継ぎ目13aが、図2示すように隣接される通路
2B,2Cのそれぞれが設けられるガイドレール9A、
ガイドレール9Bの位置となるようにメッシュシート1
3,13Aを配置する。
【0034】上述のように形成した養生装置16を昇降
路2内の通路2Bと通路2C間に設けられた複数の所定
の水平ビーム間、図3で示す水平ビーム11Aと水平ビ
ーム11B間等に配置し、例えばメッシュシート13,
13Aよりも上方の水平ビーム11Aにワンタッチの上
部ベルト14,14A,14B,14Cを巻き付けて装
着した後、メッシュシート13,13Aよりも下方の水
平ビーム11Bにワンタッチの下部ベルト15,15
A,15B,15Cを巻き付けて装着する。なお、上部
ベルト14,14A,14B,14Cと下部ベルト1
5,15A,15B,15Cを巻き付けるに際し、水平
ビーム11A,11Bのエッジには、これらの上部ベル
ト14,14A,14B,14Cと下部ベルト15,1
5A,15B,15Cが、これらのエッジに接触しない
ように保護するラバーシート27を予め配置しておく。
路2内の通路2Bと通路2C間に設けられた複数の所定
の水平ビーム間、図3で示す水平ビーム11Aと水平ビ
ーム11B間等に配置し、例えばメッシュシート13,
13Aよりも上方の水平ビーム11Aにワンタッチの上
部ベルト14,14A,14B,14Cを巻き付けて装
着した後、メッシュシート13,13Aよりも下方の水
平ビーム11Bにワンタッチの下部ベルト15,15
A,15B,15Cを巻き付けて装着する。なお、上部
ベルト14,14A,14B,14Cと下部ベルト1
5,15A,15B,15Cを巻き付けるに際し、水平
ビーム11A,11Bのエッジには、これらの上部ベル
ト14,14A,14B,14Cと下部ベルト15,1
5A,15B,15Cが、これらのエッジに接触しない
ように保護するラバーシート27を予め配置しておく。
【0035】このように養生装置16の取付けを、所定
の乗かご6を昇降路2の通路2B内を上下方向に移動し
ながら行ない、図1に示す最上部の水平ビーム11から
最下部の水平ビーム11Cの間に、複数の養生装置16
を順次取り付けて行く。
の乗かご6を昇降路2の通路2B内を上下方向に移動し
ながら行ない、図1に示す最上部の水平ビーム11から
最下部の水平ビーム11Cの間に、複数の養生装置16
を順次取り付けて行く。
【0036】ここで例えば、ワイヤ17,17A,17
Bのそれぞれの一端を、昇降路2内の下部の図示しない
所定の部位に固定した後、昇降路2の上部の所定の部
位、例えば図1に示す水平ビーム11に掛け回し、その
後これらのワイヤ17,17A,17Bの他端を昇降路
2の下方の図1に示すベース体25に配置したターンバ
ックル26に接続し、これらのターンバックル26によ
ってワイヤ17,17A,17Bに張力を与える。この
ようにワイヤ17,17A,17Bに張力を与えた状態
で、図4に示すように、メッシュシート13,13Aの
網目13bに通したバインド線21によってワイヤ1
7,17A,17Bをメッシュシート13,13Aに締
結し、これらメッシュシート13,13Aをワイヤ1
7,17A,17Bによって上述したように両面から挟
むように強固に固定し、メッシュシート13,13Aの
通路2B,2Cのそれぞれへの張り出しを、図2,3に
示す水平ビーム11,11A,11B,11Cの横幅W
を越えないように規制する。このようにして、昇降路内
に上述した実施形態すなわち、養生装置16を含む間仕
切り装置12を据え付ける作業が行なわれる。
Bのそれぞれの一端を、昇降路2内の下部の図示しない
所定の部位に固定した後、昇降路2の上部の所定の部
位、例えば図1に示す水平ビーム11に掛け回し、その
後これらのワイヤ17,17A,17Bの他端を昇降路
2の下方の図1に示すベース体25に配置したターンバ
ックル26に接続し、これらのターンバックル26によ
ってワイヤ17,17A,17Bに張力を与える。この
ようにワイヤ17,17A,17Bに張力を与えた状態
で、図4に示すように、メッシュシート13,13Aの
網目13bに通したバインド線21によってワイヤ1
7,17A,17Bをメッシュシート13,13Aに締
結し、これらメッシュシート13,13Aをワイヤ1
7,17A,17Bによって上述したように両面から挟
むように強固に固定し、メッシュシート13,13Aの
通路2B,2Cのそれぞれへの張り出しを、図2,3に
示す水平ビーム11,11A,11B,11Cの横幅W
を越えないように規制する。このようにして、昇降路内
に上述した実施形態すなわち、養生装置16を含む間仕
切り装置12を据え付ける作業が行なわれる。
【0037】このように構成した本発明の実施形態で
は、網目13bを有するメッシュシート13,13Aを
仕切り体として設けてあるので、所定の乗かご6の改修
作業に際し、乗かご6Aの運行に伴って生じる走行風圧
を、これらの網目13bを通して逃がすことができる。
また、ワイヤ17,17A,17Bをメッシュシート1
3,13Aの両面から挟むように固定したので、上述の
メッシュシート13,13Aの網目の働きに加え、さら
に強くメッシュシート13,13Aの通路2B,2Cの
それぞれへの張り出しを規制できる。
は、網目13bを有するメッシュシート13,13Aを
仕切り体として設けてあるので、所定の乗かご6の改修
作業に際し、乗かご6Aの運行に伴って生じる走行風圧
を、これらの網目13bを通して逃がすことができる。
また、ワイヤ17,17A,17Bをメッシュシート1
3,13Aの両面から挟むように固定したので、上述の
メッシュシート13,13Aの網目の働きに加え、さら
に強くメッシュシート13,13Aの通路2B,2Cの
それぞれへの張り出しを規制できる。
【0038】したがって、上述の走行風圧によって、メ
ッシュシート13,13Aに過大な力が掛ることがな
く、また、メッシュシート13,13Aが乗かご6Aの
通路2C側に張り出すことがなく、これらによってメッ
シュシート13,13Aの損傷を防止できる。また、メ
ッシュシート13,13Aが、乗かご6Aの通路2C側
に張り出すことがないので、乗かご6Aの運行に支障を
来すことがない。さらに、上述の走行風圧の影響が、乗
かご6A自身に及ぶことがないので、この乗かご6Aの
振動や騒音のよる乗り心地の悪さなどを防ぐことができ
る。また、所定の乗かごの通路2B側においても走行風
圧のメッシュシート13,13Aへの影響を防止でき、
作業者は、安全で円滑な作業を行なえるので、改修作業
の能率の向上を見込める。
ッシュシート13,13Aに過大な力が掛ることがな
く、また、メッシュシート13,13Aが乗かご6Aの
通路2C側に張り出すことがなく、これらによってメッ
シュシート13,13Aの損傷を防止できる。また、メ
ッシュシート13,13Aが、乗かご6Aの通路2C側
に張り出すことがないので、乗かご6Aの運行に支障を
来すことがない。さらに、上述の走行風圧の影響が、乗
かご6A自身に及ぶことがないので、この乗かご6Aの
振動や騒音のよる乗り心地の悪さなどを防ぐことができ
る。また、所定の乗かごの通路2B側においても走行風
圧のメッシュシート13,13Aへの影響を防止でき、
作業者は、安全で円滑な作業を行なえるので、改修作業
の能率の向上を見込める。
【0039】なお、本発明者らが実験で確認したところ
によると、図3に示す構造では、乗かご6Aが540m
/minで走行した場合における風圧に対しても、メッ
シュシート13,13Aの振れを水平ビーム11A,1
1Bの横幅以内であるところの約40mmに抑えること
ができた。
によると、図3に示す構造では、乗かご6Aが540m
/minで走行した場合における風圧に対しても、メッ
シュシート13,13Aの振れを水平ビーム11A,1
1Bの横幅以内であるところの約40mmに抑えること
ができた。
【0040】また、本発明の実施形態では、仕切り体
が、メッシュシート13,13Aから成り、可撓性を有
する。また、水平方向に分割可能ある。これらによっ
て、メッシュシート13,13Aを折り畳んだり、丸め
たり、分割したりして、養生装置16の上下左右の幅を
変えることができ、他の規模の異なる昇降路2内の改修
作業の際に、これらのメッシュシート13,13Aをす
き間を生じることなく再利用できるので、養生装置16
に掛る費用を削減できる。また、メッシュシート13,
13Aは、重量が軽く、折り畳んだり、丸めたり、分割
したりできるので、養生装置16の運搬や高所への取付
けのなどの際にも、取り扱いやすく作業者の負担は軽減
される。また、網目13bを通して通路2C側の様子を
見ることができるので、この通路2Cに注意を向けるこ
とができる。これらによって、上述とは別の観点で改修
作業の安全と能率の向上を見込める。また、本発明の実
施形態では、メッシュシート13,13Aの網目13b
を一辺がほぼ2mmの微細な開口四角形状に形成したの
で、所定の乗かご6の改修作業に際して生じた何等かの
部材や工具などが、通路2C側へ落下することを防止で
きる。また、改修作業時に生じた火花などが、通路2C
側へ飛散することを,上述のように網目13bを微細に
形成したことにより防止できる。したがって、通路2C
側及び乗かご6Aへの部材や工具の落下による被害や、
火花の飛散による防火上の問題の発生を防止でき、この
点で安全な改修作業を行なえる。
が、メッシュシート13,13Aから成り、可撓性を有
する。また、水平方向に分割可能ある。これらによっ
て、メッシュシート13,13Aを折り畳んだり、丸め
たり、分割したりして、養生装置16の上下左右の幅を
変えることができ、他の規模の異なる昇降路2内の改修
作業の際に、これらのメッシュシート13,13Aをす
き間を生じることなく再利用できるので、養生装置16
に掛る費用を削減できる。また、メッシュシート13,
13Aは、重量が軽く、折り畳んだり、丸めたり、分割
したりできるので、養生装置16の運搬や高所への取付
けのなどの際にも、取り扱いやすく作業者の負担は軽減
される。また、網目13bを通して通路2C側の様子を
見ることができるので、この通路2Cに注意を向けるこ
とができる。これらによって、上述とは別の観点で改修
作業の安全と能率の向上を見込める。また、本発明の実
施形態では、メッシュシート13,13Aの網目13b
を一辺がほぼ2mmの微細な開口四角形状に形成したの
で、所定の乗かご6の改修作業に際して生じた何等かの
部材や工具などが、通路2C側へ落下することを防止で
きる。また、改修作業時に生じた火花などが、通路2C
側へ飛散することを,上述のように網目13bを微細に
形成したことにより防止できる。したがって、通路2C
側及び乗かご6Aへの部材や工具の落下による被害や、
火花の飛散による防火上の問題の発生を防止でき、この
点で安全な改修作業を行なえる。
【0041】また、本発明の実施形態では、上述のよう
に規制部材が、ワイヤ17,17A,17Bから成り、
したがって、これらのワイヤ17,17A,17Bを昇
降路2内上部の所定の水平ビーム11に容易に掛け回す
ことができ、また、ワイヤ17,17A,17Bは、あ
る程度形状に自由が利き、運搬や改修作業の際に扱い易
いく、この点で改修作業の能率の向上を見込める。
に規制部材が、ワイヤ17,17A,17Bから成り、
したがって、これらのワイヤ17,17A,17Bを昇
降路2内上部の所定の水平ビーム11に容易に掛け回す
ことができ、また、ワイヤ17,17A,17Bは、あ
る程度形状に自由が利き、運搬や改修作業の際に扱い易
いく、この点で改修作業の能率の向上を見込める。
【0042】また、本発明の実施形態では、締結具がバ
インド線21から成り、メッシュシート13,13Aの
網目13bの大きさとバインド線21の径とをほぼ同寸
法にしてあり、メッシュシート13,13Aの網目13
bにバインド線21を簡単に通して締結できるので、作
業が容易に行なえると共にメッシュシート13,13A
の網目13bにほとんど損傷を与えることがなく、この
点で改修作業の能率の向上を見込める。
インド線21から成り、メッシュシート13,13Aの
網目13bの大きさとバインド線21の径とをほぼ同寸
法にしてあり、メッシュシート13,13Aの網目13
bにバインド線21を簡単に通して締結できるので、作
業が容易に行なえると共にメッシュシート13,13A
の網目13bにほとんど損傷を与えることがなく、この
点で改修作業の能率の向上を見込める。
【0043】また、本発明の実施形態では、ワンタッチ
の上部バンド14,14A,14B,14C、下部バン
ド15,15A,15B,15Cを固定手段として用い
たので、これらの上部バンド14,14A,14B、下
部バンド15,15A,15B,15Cを、水平ビーム
11,11A,11B,11Cに巻回し、メッシュシー
ト13,13Aを容易に装着でき、この点で改修作業の
能率の向上が見込める。
の上部バンド14,14A,14B,14C、下部バン
ド15,15A,15B,15Cを固定手段として用い
たので、これらの上部バンド14,14A,14B、下
部バンド15,15A,15B,15Cを、水平ビーム
11,11A,11B,11Cに巻回し、メッシュシー
ト13,13Aを容易に装着でき、この点で改修作業の
能率の向上が見込める。
【0044】また、本発明の実施形態では、ラバーバー
シート27を保護体として用い、これらのラバーシート
27を、上部バンド14,14A,14B,14C、下
部バンド15,15A,15B,15Cと水平ビーム1
1,11A,11B,11Cのエッジとの間に配置した
ので、走行風圧が養生装置16に与える衝撃によって上
部バンド14,14A,14B,14C、下部バンド1
5,15A,15B,15Cが、水平ビーム11,11
A,11B,11Cのエッジで擦り切れるのを防止でき
る。したがって、外れた養生装置16が、乗かご6Aの
運行の妨げになったり、改修作業の妨げになるのを防止
できる。
シート27を保護体として用い、これらのラバーシート
27を、上部バンド14,14A,14B,14C、下
部バンド15,15A,15B,15Cと水平ビーム1
1,11A,11B,11Cのエッジとの間に配置した
ので、走行風圧が養生装置16に与える衝撃によって上
部バンド14,14A,14B,14C、下部バンド1
5,15A,15B,15Cが、水平ビーム11,11
A,11B,11Cのエッジで擦り切れるのを防止でき
る。したがって、外れた養生装置16が、乗かご6Aの
運行の妨げになったり、改修作業の妨げになるのを防止
できる。
【0045】また、本発明の実施形態では、養生装置1
6を水平ビーム11,11A,11B,11Cのそれぞ
れの間に配置するので、上部ベルト14,14A,14
B,14C、下部ベルト15,15A,15B,15C
の巻回しが簡単であり、メッシュシート13,13Aの
装着を容易に行なうことができ、この点で改修作業の能
率の向上を見込める。
6を水平ビーム11,11A,11B,11Cのそれぞ
れの間に配置するので、上部ベルト14,14A,14
B,14C、下部ベルト15,15A,15B,15C
の巻回しが簡単であり、メッシュシート13,13Aの
装着を容易に行なうことができ、この点で改修作業の能
率の向上を見込める。
【0046】また、本発明の実施形態では、水平ビーム
11,11A,11B,11Cを利用して間仕切り装置
を据え付けるので、上部ベルト14,14A,14B,
14C、下部ベルト15,15A,15B,15Cによ
る養生装置16の取付けが容易にでき、この点で改修作
業の能率の向上を見込まれる。
11,11A,11B,11Cを利用して間仕切り装置
を据え付けるので、上部ベルト14,14A,14B,
14C、下部ベルト15,15A,15B,15Cによ
る養生装置16の取付けが容易にでき、この点で改修作
業の能率の向上を見込まれる。
【0047】また、本発明の実施形態では、ワイヤ1
7,17A,17Bを、ターンバックル26のそれぞれ
に接続し、これらのターンバックル26によりワイヤ1
7,17A,17Bに張力を与えることができるので、
ワイヤ17,17A,17Bによりメッシュシート1
3,13Aの両面を常時強く抑えることができ、メッシ
ュシート13,13Aの通路2B,2Cへの張り出しを
より強く規制できる。
7,17A,17Bを、ターンバックル26のそれぞれ
に接続し、これらのターンバックル26によりワイヤ1
7,17A,17Bに張力を与えることができるので、
ワイヤ17,17A,17Bによりメッシュシート1
3,13Aの両面を常時強く抑えることができ、メッシ
ュシート13,13Aの通路2B,2Cへの張り出しを
より強く規制できる。
【0048】なお、本発明の実施形態では、メッシュシ
ート13,13Aを昇降路2のほぼ全領域に渡って設け
ていたが、乗かご6Aの昇降に伴って生じる走行風圧の
影響の強い所定の領域のみにメッシュシート13,13
Aを設けてもよい。
ート13,13Aを昇降路2のほぼ全領域に渡って設け
ていたが、乗かご6Aの昇降に伴って生じる走行風圧の
影響の強い所定の領域のみにメッシュシート13,13
Aを設けてもよい。
【0049】また、本発明の実施形態では、メッシュシ
ート13,13Aの上下端部の挿入体24を、筒体23
の穴23aに挿入し、この筒体23を介して上部バンド
14,14A,14B,14C、下部バンド15,15
A,15B,15Cによって、メッシュシート13,1
3Aを水平ビーム11A,11Bに装着したが、上部バ
ンド14,14A,14B,14C、下部バンド15,
15A,15B,15Cや筒体23などを設けずにメッ
シュシート13,13Aをバインド線などによって直接
水平ビーム11A,11Bに取り付けてもよい。
ート13,13Aの上下端部の挿入体24を、筒体23
の穴23aに挿入し、この筒体23を介して上部バンド
14,14A,14B,14C、下部バンド15,15
A,15B,15Cによって、メッシュシート13,1
3Aを水平ビーム11A,11Bに装着したが、上部バ
ンド14,14A,14B,14C、下部バンド15,
15A,15B,15Cや筒体23などを設けずにメッ
シュシート13,13Aをバインド線などによって直接
水平ビーム11A,11Bに取り付けてもよい。
【0050】また、本発明の実施形態では、仕切り体が
メッシュシート13,13Aから成っているが、この仕
切り体が、例えば合成樹脂製のシートに2mm程度の開
口を多数設けたものや、布状のものに2mm程度の幅の
スリットを縦または横に所定の間隔で設けたものでもよ
い。
メッシュシート13,13Aから成っているが、この仕
切り体が、例えば合成樹脂製のシートに2mm程度の開
口を多数設けたものや、布状のものに2mm程度の幅の
スリットを縦または横に所定の間隔で設けたものでもよ
い。
【0051】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び請求項2に
係る発明によれば、、仕切り体を水平ビーム間毎に配置
し、バンドによってこれらの水平ビームに着脱自在に装
着でき、前記仕切り体を損傷させることなく、前記水平
ビームから取り外すことができる。したがって、前記仕
切り体を再利用することができる。また、バンドが仕切
り体に対し取り外し自在に設けられるので、バンドが損
傷しても新しいバンドに交換することができる。さら
に、メッシュシートが可撓性を有するので、丸めてコン
パクトにでき、運搬が容易である。
係る発明によれば、、仕切り体を水平ビーム間毎に配置
し、バンドによってこれらの水平ビームに着脱自在に装
着でき、前記仕切り体を損傷させることなく、前記水平
ビームから取り外すことができる。したがって、前記仕
切り体を再利用することができる。また、バンドが仕切
り体に対し取り外し自在に設けられるので、バンドが損
傷しても新しいバンドに交換することができる。さら
に、メッシュシートが可撓性を有するので、丸めてコン
パクトにでき、運搬が容易である。
【0052】また特に、請求項3に係る発明によれば、
前記乗かごの走行に伴って生じる走行風圧が、メッシュ
シートに設けた多数の微細な開口、すなわち網目を円滑
に通り抜け、仕切り体が、前記所定の乗かごの通路側及
びその乗かごの通路側へ大きく張り出すことがなく、隣
接する乗かごの運行に支障を来すことがない。さらに、
改修作業に際して生じた何らかの部材や工具の落下、及
び火花の飛散を開口を微細にしたことにより防止でき
る。
前記乗かごの走行に伴って生じる走行風圧が、メッシュ
シートに設けた多数の微細な開口、すなわち網目を円滑
に通り抜け、仕切り体が、前記所定の乗かごの通路側及
びその乗かごの通路側へ大きく張り出すことがなく、隣
接する乗かごの運行に支障を来すことがない。さらに、
改修作業に際して生じた何らかの部材や工具の落下、及
び火花の飛散を開口を微細にしたことにより防止でき
る。
【0053】また特に、請求項4に係る発明では、所定
の乗かご側の改修作業に際し、火花が発生する改修工事
が行われたとしても、その火花が前記隣接する通路側に
飛散するのを阻止するとともに、その火花によって間仕
切り用養生装置が焼損しない。
の乗かご側の改修作業に際し、火花が発生する改修工事
が行われたとしても、その火花が前記隣接する通路側に
飛散するのを阻止するとともに、その火花によって間仕
切り用養生装置が焼損しない。
【0054】また特に、請求項5に係る発明によれば、
前記水平ビームの長手方向の幅に応じて、前記メッシュ
シートを必要枚数連結し、養生装置の横幅を調節でき
る。したがって、昇降路内へ間仕切り用養生装置を難な
く設けることができる。
前記水平ビームの長手方向の幅に応じて、前記メッシュ
シートを必要枚数連結し、養生装置の横幅を調節でき
る。したがって、昇降路内へ間仕切り用養生装置を難な
く設けることができる。
【0055】また特に、請求項6及び請求項7に係る発
明によれば、超高速仕様のエレベータにおいて、前記養
生装置は、前記隣接する乗かごの通路側へ張り出すこと
がなく、前記隣接する乗かごの運行に支障を来すことは
ない。
明によれば、超高速仕様のエレベータにおいて、前記養
生装置は、前記隣接する乗かごの通路側へ張り出すこと
がなく、前記隣接する乗かごの運行に支障を来すことは
ない。
【0056】以上のことから、本発明のエレベータの昇
降路の間仕切り用養生装置は、昇降内の間仕切り作業、
改修作業、及びその撤去作業を、安全に、かつ円滑に行
うことができ、また、仕切り体の再利用も可能である。
また、走行風圧による隣接する乗かご自身へ及ぼす悪影
響を防止できる。
降路の間仕切り用養生装置は、昇降内の間仕切り作業、
改修作業、及びその撤去作業を、安全に、かつ円滑に行
うことができ、また、仕切り体の再利用も可能である。
また、走行風圧による隣接する乗かご自身へ及ぼす悪影
響を防止できる。
【図1】本発明の間仕切り用養生装置の一実施形態を採
用したエレベータの昇降路の間仕切り装置の一例を示す
全体図である。
用したエレベータの昇降路の間仕切り装置の一例を示す
全体図である。
【図2】図1に示した間仕切り装置の拡大平面図であ
る。
る。
【図3】図1に示した間仕切り装置の要部を示す斜視図
である。
である。
【図4】図3に示した間仕切り装置の要部を示す側面図
である。
である。
【図5】本発明の一実施形態を示す養生装置の斜視図で
ある。
ある。
1 エレベータ 2 昇降路 2B 通路 2C 通路 6 乗かご 6A 乗かご 11 水平ビーム 11A 水平ビーム 11B 水平ビーム 11C 水平ビーム 12 昇降路間仕切り装置 13 メッシュシート(仕切り体) 13A メッシュシート(仕切り体) 13a 継ぎ目 13b 網目(開口) 14 上部バンド(装着手段) 14A 上部バンド(装着手段) 14B 上部バンド(装着手段) 14C 上部バンド(装着手段) 14a 穴 15 下部バンド(装着手段) 15A 下部バンド(装着手段) 15B 下部バンド(装着手段) 15C 下部バンド(装着手段) 16 養生装置 17 ワイヤ 17A ワイヤ 17B ワイヤ 18 帯状体 18A 帯状体 18B 帯状体 18C 帯状体 19 取付け穴 19A 取付け穴 19B 取付け穴 19C 取付け穴 20 バインド線 21 バインド線(締結手段) 23 筒体 23a 穴 24 挿入体 27 ラバーシート(保護体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 昭夫 東京都新宿区大久保2丁目13番4号 日協 エレベータ株式会社内 (72)発明者 中川 敏博 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 株式 会社日立ビルシステム東京西支社内 Fターム(参考) 3F305 DA15 DA21
Claims (7)
- 【請求項1】 昇降路内に設けられた複数の乗かごのう
ちの所定の乗かご側の改修作業に際し、前記所定の乗か
ごの通路と、この所定の乗かごに隣接する乗かごの昇降
路内の通路との間に配置され、前記所定の乗かごの通路
と前記所定の乗かごに隣接する乗かごの通路とを仕切る
仕切り体と、前記昇降路の上下方向に所定の間隔で設け
られた複数の水平ビームに、前記仕切り体を装着する装
着手段とを備えるエレベータの昇降路の間仕切り用養生
装置において、前記仕切り体が、多数の微細な開口、及
び可撓性を有するメッシュシートから成り、前記装着手
段が、前記仕切り体の上端部分及下端部分に設けられ、
前記水平ビームに着脱自在に装着される複数のバンドか
ら成ることを特徴とするエレベータの昇降路の間仕切り
用養生装置。 - 【請求項2】 前記バンドを、前記仕切り体に対し取り
外し自在に設けたことを特徴とする請求項1記載のエレ
ベータの昇降路の間仕切り用養生装置。 - 【請求項3】 前記メッシュシートの開口すなわち網目
が、一辺がほぼ2mmの四角形状若しくは内径がほぼ2
mmの丸形状から成ることを特徴とする請求項1または
2記載のエレベータの昇降路の間仕切り用養生装置。 - 【請求項4】 前記前記仕切り体及び前記バンドを耐火
性の材料から形成したことを特徴とする請求項1から3
記載のエレベータの昇降路の間仕切り用養生装置。 - 【請求項5】 前記仕切り体が、分割可能な複数のメッ
シュシートから成り、これらのメッシュシートが、複数
のバインド線によって連結れることを特徴とする請求項
1から4記載のエレベータの昇降路の間仕切り用養生装
置。 - 【請求項6】 前記隣接する乗かごの走行に伴って発生
する走行風圧による前記仕切り体の横振れを、前記水平
ビームの横幅以内に抑えるように、前期仕切り体を前記
水平ビーム間に装着させることを特徴とする請求項1か
ら5記載のエレベータの昇降路の間仕切り用養生装置。 - 【請求項7】 前記仕切り体が、前記水平ビームに装着
された後に、超高層ビルに設置された超高速仕様の前記
隣接する乗かごの走行に伴って発生する走行風圧による
前記仕切り体の横振れを、前記水平ビームの横幅以内に
抑えるように規制するワイヤを取付け可能なものである
ことを特徴とする請求項1から6記載のエレベータの昇
降路の間仕切り用養生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17462398A JP2000007247A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | エレベータの昇降路の間仕切り用養生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17462398A JP2000007247A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | エレベータの昇降路の間仕切り用養生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000007247A true JP2000007247A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=15981840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17462398A Pending JP2000007247A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | エレベータの昇降路の間仕切り用養生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000007247A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009091083A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Ohbayashi Corp | 付着物処理設備、及び付着物処理方法 |
JP2009091086A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Ohbayashi Corp | 付着物処理装置及び付着物処理方法 |
JP2012111599A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Ohbayashi Corp | 付着物の処理方法、仕切り壁の設置方法、及び、仕切り壁 |
JP2012111598A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Ohbayashi Corp | 付着物の処理方法、仕切り壁、及び、仕切り壁の設置方法 |
JP2012254886A (ja) * | 2012-07-20 | 2012-12-27 | Ohbayashi Corp | 付着物処理設備、及び付着物処理方法 |
JP2013053515A (ja) * | 2012-10-12 | 2013-03-21 | Ohbayashi Corp | アスベスト除去方法 |
JPWO2021124576A1 (ja) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | ||
AT17711U1 (de) * | 2019-03-22 | 2022-12-15 | Inova Solutions Gmbh | Schachttrennelement |
EP4261170A1 (fr) * | 2022-04-11 | 2023-10-18 | Prokodis | Séparation pour cage d'ascenseur |
-
1998
- 1998-06-22 JP JP17462398A patent/JP2000007247A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2021124576A1 (ja) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | ||
WO2021124576A1 (ja) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 昇降路の間仕切り方法および昇降路の間仕切り装置 |
JP7020600B2 (ja) | 2019-12-20 | 2022-02-16 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 昇降路の間仕切り方法および昇降路の間仕切り装置 |
CN114829280A (zh) * | 2019-12-20 | 2022-07-29 | 三菱电机大楼技术服务株式会社 | 井道的分隔方法以及井道的分隔装置 |
EP4261170A1 (fr) * | 2022-04-11 | 2023-10-18 | Prokodis | Séparation pour cage d'ascenseur |
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