JP3361455B2 - エレベータの昇降路の間仕切り装置とその据付け工法 - Google Patents
エレベータの昇降路の間仕切り装置とその据付け工法Info
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Description
乗かごなどの改修作業に好適なエレベータの昇降路の間
仕切り装置とその据付け工法に関する。
内に設けられた複数の乗かごのうちの所定の乗かご側の
改修作業に際し、この所定の乗かごの昇降路内の通路
と、この所定の乗かごに隣り合う乗かごの昇降路内の通
路との間を仕切る仕切り体としてビニルシートや鉄板
(波板)などが用いられ、これらの仕切り体は昇降路内
に設けられた複数の水平ビームに固定されていた。
ニルシートや鉄板は、穴空け、切削などの加工を施され
た後、バインド線や溶接などの所定の固定手段によって
水平ビームに固定されていた。
仕切り体は、乗かごの改修作業に際して生じた何等かの
部材や工具が、隣り合う乗かごの通路側へ落下するのを
防止し、また、改修作業時に生じた火花などが、隣り合
う通路側へ飛散するのを防止するために活用される。
種の改修作業中でも、上述の所定の乗かごに隣り合う乗
かごは、通常通り運行しており、このため特に、超高速
仕様のエレベータの昇降路内では乗かごの運行に伴って
強力な走行風圧が生じやすい。したがって、上述した昇
降路の間仕切り装置は、この走行風圧に大きな影響を受
ける。例えば、仕切り体がビニルシートの場合は、所定
の乗かごの通路側や隣り合う乗かごの通路側に大きく膨
らんだり、ビニルシートを固定しているバインド線が切
れ、このビニルシートが隣り合う乗かごに巻き込まれる
など、その運行に支障を来すことがある。また、鉄板の
場合は、溶接部分の破損の他、隣り合う乗かごに振動や
騒音を生じさせたりすることがある。このように従来の
間仕切り装置は、特に高速仕様のエレベータなどにあっ
ては、改修作業に際して、走行風圧の影響により損傷を
生じやすく、また、隣り合う乗かごの運行に支障を来し
たり、隣り合う乗かごの振動や騒音による乗り心地の悪
さなどを生じやすい。
修作業に際し、改修作業の対象となっている所定の乗か
ごに隣り合う乗かごの運行に伴う走行風圧の影響を抑制
できるエレベータの昇降路の間仕切り装置とその据付け
工法を提供することにある。
に、請求項1に係るエレベータの昇降路の間仕切り装置
の発明は、昇降路内に設けられた複数の乗かごの通路の
うちの少なくとも1つの乗かごの通路において改修作業
を実施するに際し、前記改修作業が実施される乗かごの
通路と、この改修作業が実施される乗かごの通路と隣り
合う乗かごの通路との間に配置され、これらの通路間を
仕切るメッシュシートと、昇降路の上下方向に複数設け
られた水平ビームに前記メッシュシートを固定する固定
手段とを有するエレベータの昇降路の間仕切り装置にお
いて、前記メッシュシートを両面から挟むように配置し
たワイヤと、このワイヤを前記メッシュシートに締結す
る締結具とを有することを特徴としている。
は、メッシュシートの網目を通して、隣り合う通路にお
ける乗かごの運行に伴う走行風圧を逃がすことができ、
また、メッシュシートの両面を挟むように配置したワイ
ヤによって、メッシュシートが隣り合う通路側へ張り出
すことを抑制できるので、これらの相乗作用によりこの
メッシュシートに対する走行風圧の影響、及び隣り合う
通路において運行している乗かごに対する走行風圧の影
響を抑制できる。
の間仕切り装置の据付け工法の発明は、昇降路内に設け
られた複数の乗かごの通路のうちの少なくとも1つの乗
かごの通路において改修作業を実施するに際し、前記改
修作業が実施される乗かごの 通路と、この改修作業が実
施される乗かごの通路と隣り合う乗かごの通路との間に
メッシュシートを配置し、このメッシュシートを、前記
昇降路の上下方向に設けられた複数の水平ビームに、固
定手段を介して固定するエレベータの昇降路の間仕切り
装置の据付け工法において、前記メッシュシートの両面
を挟むようにワイヤを配置することを特徴している。
は、メッシュシートの網目を通して隣り合う通路におけ
る乗かごの運行に伴う走行風圧を逃がすことができると
ともに、メッシュシートの両面を挟むように配置したワ
イヤによって、メッシュシートが隣り合う通路側へ張り
出すことを抑制し、これらの相乗作用によりこのメッシ
ュシートに対する走行風圧の影響、及び隣り合う通路に
おいて運行している乗かごに対する走行風圧の影響を抑
制することができる。
係る発明において、前記昇降路の下部の所定の部位に前
記ワイヤの一端を固定した後、このワイヤを前記水平ビ
ームに掛け回し、このワイヤの他端を前記昇降路の下方
に配置したターンバックルに接続し、このターンバック
ルによって、前記ワイヤに張力を与え、この張力を与え
た状態の前記ワイヤを前記メッシュシートに締結具を介
して固定することを特徴としている。
づいて説明する。
仕切り装置の一実施形態を示す全体図、図2は、図1に
示した一実施形態の拡大平面図、図3は、図1に示した
一実施形態の腰部を示す斜視図、図4は、図1に示す一
実施形態の要部を示す側面図、図5は、図1に示す一実
施形態に備えられる養生装置を示す斜視図である。
れているエレベータ1には、昇降路2と、この昇降路2
の上部に配置される機械室3と、この機械室3内部に設
けられる巻き上げ機4と、この巻き上げ機4に巻き回さ
れる複数の主ロープ5と、これらの主ロープ5のそれぞ
れの一端に取り付けられる乗かご6,6Aと、この主ロ
ープ5の他端のそれぞれに取り付けられ、昇降路2内を
昇降するつり合いおもり7,7Aと、昇降路2の下方に
配置されるピット2aに設けられるバッファ8,8aと
が備えられている。また、特に図2に示すように、昇降
路2内には、前述した乗かご6,6Aの通路2B,2C
と、これらの通路2Bと通路2Cとの間に設けられる例
えば横幅Wが125mmのH鋼製の複数の水平ビーム1
1,11A,11B,11Cと、乗かご6,6Aをガイ
ドするガイドレール9,9A,9B,9Cと、つり合い
おもり7,7Aをガイドするガイドレール10,10
A,10B,10Cとが備えられている。
通路2Cのと間に配置され、図3から5にも示すよう
に、これらの通路2Bと通路2C間を仕切るメッシュシ
ート、例えば一辺がほぼ2mmの四角形状若しくは内径
がほぼ2mmの丸形状である多数の微細な穴すなわち網
目13bを有すると共に、可撓性を有し、分割配置され
る耐火性のメッシュシート13,13Aと、これらのメ
ッシュシート13,13Aの図3,5で示す左右両端部
の上下方向に沿って複数の取付け穴19,19A,19
B,19Cを等間隔に設けた耐火性の帯状体18,18
A,18B,18Cと、メッシュシート13,13Aの
上端部分と下端部分に設けた棒状の挿入体24と、これ
らの挿入体24が挿入可能である穴23aと複数の穴1
4aとを有する耐火性の筒体23と、メッシュシート1
3,13Aの上端部分を、メッシュシート13,13A
よりも上方の所定の水平ビーム、例えば図3に示す水平
ビーム11Aに、筒体23を介して固定する固定手段、
例えば水平ビーム11Aに巻回可能な耐火性の上部バン
ド14,14A,14B,14Cと、メッシュシート1
3,13Aの下端部分を、これらのメッシュシート1
3,13Aよりも下方の水平ビーム、例えば図3に示す
水平ビーム11Bに、筒体23を介して固定する固定手
段、例えば水平ビーム11Bに巻回可能な耐火性の下部
バンド15,15A,15B,15Cと、これらの上部
バンド14,14A,14B,14C、下部バンド1
5,15A,15B,15Cのそれぞれが、水平ビーム
11A,11Bのエッジに接触しないように保護する保
護体、例えばラバーシート27と、上述の帯状体18,
18A,18B,18Cに設けた複数の取付け穴19,
19A,19B,19Cのうち取付け穴19A,19B
を通してメッシュシート13とメッシュシート13Aと
を一体化する複数のバインド線20とを含んでいる。
端を前述の昇降路2の下部の所定の部位に固定し、この
昇降路2の上部の所定の部位に掛け回し、これらのワイ
ヤ17,17A,17Bの他端を、この昇降路2の下方
の図1に示すベース体25に設けた牽引手段、例えばタ
ーンバックル26に接続し、このターンバックル26に
よって張力を与えられている。これらワイヤ17,17
A,17Bは、例えば径が6mmの丸鋼材から成り、前
述のメッシュシート13,13Aを両面から挟むように
配置してある。これらのワイヤ17,17A,17B
は、メッシュシート13,13Aに、その網目13bを
介して締結させる線鋼材製の締結具、例えば径2mmの
バインド線21によって複数箇所締結させてある。つま
り、上述したワイヤ17,17A,17Bにより、メッ
シュシート13,13Aが通路2B,2Cのそれぞれに
張り出さないように規制されるようになっている。
3,13Aは、例えば昇降路2のほぼ全域に渡って設け
てある。
2内に設けられた乗かご6,6Aのうちの所定の乗かご
6側の改修作業に際し、例えば以下のようにして昇降路
2内に据え付けられる。
ート13,13Aの上下端部分に一体に設けてある棒状
の耐火性の挿入体24のそれぞれを、前述の筒体23の
穴23a内に挿入して、メッシュシート13,13Aと
筒体23とを結合する。これらメッシュシート13,1
3Aの上端部分の挿入体24と結合した筒体23の複数
の穴14aのうちの該当するものに、上部バンド14,
14A,14B,14Cを、例えば図5で示すように上
部バンド14,14A,14B,14Cを通し、メッシ
ュシート13,13Aの下端部分の挿入体24と結合し
た筒体23の複数の穴14aのうちの該当するものに、
下部バンドを、例えば図5で示す下部バンド15,15
A,15B,15Cを通す。また、図3,5に示すよう
に、メッシュシート13,13Aの左右両端部の帯状体
18,18A,18B,18Cのうち例えば帯状体18
Aの複数の取付け穴19Aと帯状体18Bの複数の取付
け穴19Bの対応するものに、複数のバインド線20を
通して継ぎ合わせ、分割されているメッシュシート13
とメッシュシート13Aを一体にする。これによって養
生装置16ができあがる。なお、このようにメッシュシ
ート13とメッシュシート13Aを一体にしてできる継
ぎ目13aが、図2示すように隣り合う通路2B,2C
のそれぞれが設けられるガイドレール9A、ガイドレー
ル9Bの位置となるようにメッシュシート13,13A
を配置する。
路2内の通路2Bと通路2C間に設けられた複数の所定
の水平ビーム間、図3で示す水平ビーム11Aと水平ビ
ーム11B間等に配置し、例えばメッシュシート13,
13Aよりも上方の水平ビーム11Aにワンタッチの上
部ベルト14,14A,14B,14Cを巻き付けて固
定した後、メッシュシート13,13Aよりも下方の水
平ビーム11Bにワンタッチの下部ベルト15,15
A,15B,15Cを巻き付けて固定する。なお、上部
ベルト14,14A,14B,14Cと下部ベルト1
5,15A,15B,15Cを巻き付けるに際し、水平
ビーム11A,11Bのエッジには、上部ベルト14,
14A,14B,14Cと下部ベルト15,15A,1
5B,15Cが、接触しないように保護するラバーシー
ト27を予め配置しておく。
の乗かご6を昇降路2の通路2B内で上下方向に移動し
ながら行ない、これにより、図1に示す最上部の水平ビ
ーム11から最下部の水平ビーム11Cの間に、複数の
養生装置16を順次取り付けて行く。
Bのそれぞれの一端を、昇降路2内の下部の図示しない
所定の部位に固定した後、昇降路2の上部の所定の部
位、例えば図1に示す水平ビーム11に掛け回し、その
後これらのワイヤ17,17A,17Bの他端を昇降路
2の下方の図1に示すベース体25に配置したターンバ
ックル26に接続し、これらのターンバックル26によ
ってワイヤ17,17A,17Bに張力を与える。この
ようにワイヤ17,17A,17Bに張力を与えた状態
で、図4に示すように、メッシュシート13,13Aの
網目13bに通したバインド線21によってワイヤ1
7,17A,17Bをメッシュシート13,13Aに締
結し、これらメッシュシート13,13Aをワイヤ1
7,17A,17Bによって上述したように両面から挟
むように強固に固定し、メッシュシート13,13Aの
通路2B,2Cのそれぞれへの張り出しを、図2,3に
示す水平ビーム11,11A,11B,11Cの横幅W
を越えないように規制する。このようにして、昇降路内
に上述した実施形態、すなわち、間仕切り装置を据え付
ける作業が行なわれる。
13bを有するメッシュシート13,13Aを設けてあ
るので、所定の乗かご6の通路2Bにおける改修作業に
際し、隣り合う乗かご6Aの運行に伴って生じる走行風
圧を、これらの網目13bを通して逃がすことができ
る。また、ワイヤ17,17A,17Bをメッシュシー
ト13,13Aの両面から挟むように固定したので、上
述のメッシュシート13,13Aの網目13bの働きに
加え、さらに強くメッシュシート13,13Aの通路2
B,2Cのそれぞれへの張り出しを規制できる。
ッシュシート13,13Aに過大な力が掛ることがな
く、また、メッシュシート13,13Aが乗かご6Aの
通路2C側に張り出すことがなく、これらによってメッ
シュシート13,13Aの損傷を防止できる。また、メ
ッシュシート13,13Aが、隣り合う乗かご6Aの通
路2C側に張り出すことがないので、隣り合う乗かご6
Aの運行に支障を来すことがない。さらに、上述の走行
風圧の影響が、隣り合う乗かご6A自身に及ぶことがな
いので、この隣り合う乗かご6Aの振動や騒音のよる乗
り心地の悪さなどを防ぐことができる。また、所定の乗
かご6の通路2B側においても走行風圧のメッシュシー
ト13,13Aへの影響を防止でき、作業者は、安全で
円滑な作業を行なえるので、改修作業の能率の向上を見
込める。
によると、図3に示す構造では、乗かご6が、540m
/minで走行した場合における風圧に対しても、メッ
シュート13,13Aの振れを水平ビーム11A,11
Bの横幅以内であるところの約40mmに抑えることが
できた。
3,13Aが可撓性を有し、水平方向に分割可能であ
る。これらによって、メッシュシート13,13Aを折
り畳んだり、丸めたり、分割したりして、養生装置16
の上下左右の幅を変えることができ、他の規模の異なる
昇降路2内の改修作業の際に、これらのメッシュシート
13,13Aを、すき間を生じさせることなく再利用で
きるので、養生装置16に掛る費用を削減できる。ま
た、メッシュシート13,13Aは、重量が軽く、折り
畳んだり、丸めたり、分割したりできるので、養生装置
16の運搬や高所への取付けのなどの際にも、取り扱い
やすく作業者の負担は軽減される。また、網目13bを
通して隣り合う通路2C側の様子を見ることができるの
で、この通路2Cに注意を向けることができる。これら
によって、上述とは別の観点で改修作業の安全と能率の
向上を見込める。
シート13,13Aの網目13bを一辺がほぼ2mmの
微細な四角形状に形成したので、所定の乗かご6の改修
作業に際して生じた何等かの部材や工具などが、隣り合
う通路2C側へ落下することを防止できる。また、改修
作業時に生じた火花などが、隣り合う通路2C側へ飛散
することを,上述のように網目13bを微細に形成した
ことにより防止できる。したがって、隣り合う通路2C
側及び隣り合う乗かご6Aへの部材や工具の落下による
被害や、火花の飛散による防火上の問題の発生を防止で
き、この点でも安全な改修作業を行なえる。
A,17Bを昇降路2内上部の所定の水平ビーム11に
容易に掛け回すことができ、また、ワイヤ17,17
A,17Bは、ある程度形状に自由が利き、運搬や改修
作業の際に扱い易いく、この点でも改修作業の能率の向
上を見込める。
線21から成り、メッシュシート13,13Aの網目1
3bの大きさとバインド線21の径とをほぼ同寸法にし
てあり、メッシュシート13,13Aの網目13bにバ
インド線21を簡単に通して締結できるので、作業が容
易に行なえると共にメッシュシート13,13Aの網目
13bにほとんど損傷を与えることがなく、この点でも
改修作業の能率の向上を見込める。
バンド14,14A,14B,14C、下部バンド1
5,15A,15B,15Cを固定手段として用いたの
で、これらの上部バンド14,14A,14B、下部バ
ンド15,15A,15B,15Cを、水平ビーム1
1,11A,11B,11Cに巻回し、メッシュシート
13,13Aを容易に固定でき、この点でも改修作業の
能率の向上が見込める。
を保護体として用い、これらのラバーシート27を、上
部バンド14,14A,14B,14C、下部バンド1
5,15A,15B,15Cと水平ビーム11,11
A,11B,11Cのエッジとの間に配置したので、走
行風圧が養生装置16に与える衝撃によって上部バンド
14,14A,14B,14C、下部バンド15,15
A,15B,15Cが、水平ビーム11,11A,11
B,11Cのエッジで擦り切れるのを防止できる。した
がって、外れた養生装置16が、隣り合う乗かご6Aの
運行の妨げになったり、改修作業の妨げになるのを防止
できる。
平ビーム11,11A,11B,11Cのそれぞれの間
に配置するので、上部ベルト14,14A,14B,1
4C、下部ベルト15,15A,15B,15Cの巻回
しが簡単であり、メッシュシート13,13Aの固定を
容易に行なうことができ、この点でも改修作業の能率の
向上を見込める。
11A,11B,11Cを利用して間仕切り装置を据え
付けるので、上部ベルト14,14A,14B,14
C、下部ベルト15,15A,15B,15Cによる養
生装置16の取付けが容易にでき、この点でも改修作業
の能率の向上を見込める。
A,17Bを、ターンバックル26のそれぞれに接続
し、これらのターンバックル26によりワイヤ17,1
7A,17Bに張力を与えることができるので、ワイヤ
17,17A,17Bによりメッシュシート13,13
Aの両面を常時強く抑えることができ、メッシュシート
13,13Aの通路2B,2Cへの張り出しをより強く
規制できる。
3,13Aを昇降路2のほぼ全領域に渡って設けていた
が、隣り合う乗かご6Aの昇降に伴って生じる走行風圧
の影響の強い所定の領域のみにメッシュシート13,1
3Aを設けてもよい。
3,13Aの上下端部の挿入体24を、筒体23の穴2
3aに挿入し、この筒体23を介して上部バンド14,
14A,14B,14C、下部バンド15,15A,1
5B,15Cによって、メッシュシート13,13Aを
水平ビーム11A,11Bに固定したが、上部バンド1
4,14A,14B,14C、下部バンド15,15
A,15B,15Cや筒体23などを設けずにメッシュ
シート13,13Aをバインド線などによって直接水平
ビーム11A,11Bに取り付けてもよい。
ータの昇降路の間仕切り装置の発明では、隣り合う通路
における乗かごの昇降に伴う走行風圧をメッシュシート
の網目を通して逃がすことができ、また、メッシュシー
トの両面を挟むように配置したワイヤによってメッシュ
シートの通路側への張り出しを規制でき、したがって、
乗かごの通路における改修作業の実施に際して、走行風
圧による間仕切り装置の損傷を防止でき、また、隣り合
う通路における乗かごの運行に支障を来したり、隣り合
う通路における乗かごの振動や騒音による乗り心地の悪
さなども防止できる。また、改修作業が実施される乗か
ごの通路側においても、走行風圧のメッシュシートへの
影響が防止でき、作業者は、安全で円滑な作業を行なえ
る。したがって、作業の能率の向上を見込める。
出しを規制するので、昇降路の上下方向に設けられる水
平ビームやターンバックルなどを容易に利用できる。ま
た、ワイヤの形状は、ある程度の自由が効き、運搬や改
修作業の際に扱い易いので、改修作業の能率の向上を見
込める。
の間仕切り装置の据付け工法の発明では、メッシュシー
トを昇降路内の水平ビームに固定し、このメッシュシー
トの両面をワイヤで挟むようにして抑えるので、メッシ
ュシートの通路への張り出しを規制でき、したがって、
乗かごの通路における改修作業に際して、走行風圧によ
る間仕切り装置の損傷が生じ難く、隣り合う通路におけ
る乗かごの運行に支障を来したり、隣り合う通路におけ
る乗かごの振動や騒音による乗り心地の悪さなどが生じ
難くなる。また、改修作業が実施される乗かごの通路側
においても、走行風圧の影響が生じ難く、作業者は、安
全で円滑な作業を行なえるので、改修作業の能率の向上
を見込める。
ーをターンバックルによって牽引し、このワイヤに張力
を与え、この張力を与えた状態のワイヤをメッシュシー
トに締結具を介して固定するので、より確実にこのメッ
シュシートの張り出しを規制できる。したがって、乗か
ごの通路における改修作業に際して、この走行風圧によ
る間仕切り装置の損傷をより確実に防止でき、また、隣
り合う通路における乗かごの運行に支障を来したり、隣
り合う通路における乗かごの振動や騒音による乗り心地
の悪さなどもより確実に防止できる。また、改修作業が
実施される乗かごの通路側においても、走行風圧による
メッシュシートへの影響をより確実に抑えることができ
るので、作業者は、より安全で円滑な作業を行なえる。
したがって、さらなる改修作業の能率の向上を見込め
る。
一実施形態を示す全体図である。
ある。
ある。
を示す斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 昇降路内に設けられた複数の乗かごの通
路のうちの少なくとも1つの乗かごの通路において改修
作業を実施するに際し、前記改修作業が実施される乗か
ごの通路と、この改修作業が実施される乗かごの通路と
隣り合う乗かごの通路との間に配置され、これらの通路
間を仕切るメッシュシートと、昇降路の上下方向に複数
設けられた水平ビームに前記メッシュシートを固定する
固定手段とを有するエレベータの昇降路の間仕切り装置
において、 前記メッシュシートを両面から挟むように配置したワイ
ヤと、このワイヤを前記メッシュシートに締結する締結
具とを有することを特徴とするエレベータの昇降路の間
仕切り装置。 - 【請求項2】 昇降路内に設けられた複数の乗かごの通
路のうちの少なくとも1つの乗かごの通路において改修
作業を実施するに際し、前記改修作業が実施される乗か
ごの通路と、この改修作業が実施される乗かごの通路と
隣り合う乗かごの通路との間にメッシュシートを配置
し、このメッシュシートを、前記昇降路の上下方向に設
けられた複数の水平ビームに、固定手段を介して固定す
るエレベータの昇降路の間仕切り装置の据付け工法にお
いて、 前記メッシュシートの両面を挟むようにワイヤを配置す
ることを特徴とするエレベータの昇降路の間仕切り装置
の据付け工法。 - 【請求項3】 前記昇降路の下部の所定の部位に前記ワ
イヤの一端を固定した後、このワイヤを前記水平ビーム
に掛け回し、このワイヤの他端を前記昇降路の下方に配
置したターンバックルに接続し、このターンバックルに
よって 、 前記ワイヤに張力を与え、この張力を与えた状
態の前記ワイヤを前記メッシュシートに締結具を介して
固定することを特徴とする請求項2記載のエレベータの
昇降路の間仕切り装置の据付け工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14952198A JP3361455B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | エレベータの昇降路の間仕切り装置とその据付け工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14952198A JP3361455B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | エレベータの昇降路の間仕切り装置とその据付け工法 |
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