JP7019080B1 - エレベータ用巻上機のブレーキ装置及びエレベータ用巻上機 - Google Patents

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Abstract

【課題】静音性を向上させることができるエレベータ用巻上機のブレーキ装置を提供する。【解決手段】エレベータ用巻上機のブレーキ装置は、ブレーキシューと、可動鉄心と、固定鉄心と、第1ばねと、電磁コイルと、可動鉄心と固定鉄心との間に設けられ、粘弾性体により形成された緩衝部材と、緩衝部材と固定鉄心との間に設けられ、緩衝部材を可動鉄心に押し付ける金属製の第2ばねと、を備え、可動鉄心は、ブレーキシューが制動面に接触する第1位置と、ブレーキシューが制動面から離れる第2位置と、の間を移動可能に構成されており、緩衝部材は、可動鉄心が第1位置及び第2位置のいずれにあるときにも、第2ばねの押付け力によって可動鉄心に押し付けられている。【選択図】図1

Description

本開示は、エレベータ用巻上機のブレーキ装置、及びそれを備えたエレベータ用巻上機に関するものである。
特許文献1には、エレベータの巻上機ブレーキが記載されている。この巻上機ブレーキは、固定鉄心及びブレーキコイルを有する電磁マグネットと、可動鉄心と、可動鉄心に設けられたライニングと、可動鉄心を電磁マグネットから離れる方向に押し付けるブレーキばねと、を有している。固定鉄心には、固定鉄心の材料よりも線膨張係数の大きい材料からなるゴム受け部材が設けられている。ゴム受け部材の端面には、固定鉄心と可動鉄心との間に位置するクッションゴムが固定されている。
特開2011-148586号公報
上記の巻上機ブレーキでは、高温時におけるクッションゴムのばね定数は、常温時におけるクッションゴムのばね定数よりも低下する。しかしながら、高温時には、ゴム受け部材が可動鉄心側に伸びるため、可動鉄心が電磁マグネットに吸引されるときのクッションゴムの圧縮量は、常温時よりも大きくなる。これにより、高温時においてもクッションゴムの反力を確保することができる。このため、上記の巻上機ブレーキでは、可動鉄心と電磁マグネットとが衝突するときの衝突音を低減できる可能性がある。
しかしながら、上記の巻上機ブレーキでは、電磁マグネットによる吸引が解除されて可動鉄心が電磁マグネットから離れると、クッションゴムが可動鉄心から離れる。このため、可動鉄心に設けられたライニングがブレーキドラムと衝突するときの衝突音を低減することはできない。したがって、上記の巻上機ブレーキには、静音性を十分に向上させることができないという課題があった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、静音性を向上させることができるエレベータ用巻上機のブレーキ装置、及びそれを備えたエレベータ用巻上機を提供することを目的とする。
本開示に係るエレベータ用巻上機のブレーキ装置は、ブレーキドラムの制動面と対向して配置されるブレーキシューと、前記ブレーキシューを支持する可動鉄心と、前記可動鉄心と対向して配置された固定鉄心と、前記可動鉄心と前記固定鉄心との間に設けられ、前記可動鉄心を前記固定鉄心から離れる方向に押す第1ばねと、前記固定鉄心に設けられ、前記可動鉄心を吸引する吸引力を通電時に発生させる電磁コイルと、前記可動鉄心と前記固定鉄心との間に設けられ、粘弾性体により形成された緩衝部材と、前記緩衝部材と前記固定鉄心との間に設けられ、前記緩衝部材を前記可動鉄心に押し付ける金属製の第2ばねと、を備え、前記可動鉄心は、前記ブレーキシューが前記制動面に接触する第1位置と、前記ブレーキシューが前記制動面から離れる第2位置と、の間を移動可能に構成されており、前記緩衝部材は、前記可動鉄心が前記第1位置及び前記第2位置のいずれにあるときにも、前記第2ばねの押付け力によって前記可動鉄心に押し付けられている。
本開示に係るエレベータ用巻上機は、本開示に係るエレベータ用巻上機のブレーキ装置と、前記ブレーキドラムと、かご及び釣合おもりが吊り下げられる懸架体が巻き掛けられ、前記ブレーキドラムと一体に回転駆動される綱車と、を備える。
本開示によれば、エレベータ用巻上機のブレーキ装置及びエレベータ用巻上機において、静音性を向上させることができる。
実施の形態1に係るエレベータ用巻上機のブレーキ装置の構成を示す断面図である。 実施の形態1に係るエレベータ用巻上機のブレーキ装置の構成を示す断面図である。 実施の形態2に係るエレベータ用巻上機の概略構成を示す図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係るエレベータ用巻上機のブレーキ装置について説明する。図1及び図2は、本実施の形態に係るエレベータ用巻上機のブレーキ装置の構成を示す断面図である。本実施の形態に係るブレーキ装置100は、電磁コイル50に通電されていない非通電時に作動する無励磁作動型である。図1には、非通電時のブレーキ装置100、すなわち作動している状態のブレーキ装置100が示されている。図2には、通電時のブレーキ装置100、すなわち作動が解除されている状態のブレーキ装置100が示されている。
図1及び図2に示すように、ブレーキ装置100は、固定鉄心10、可動鉄心20、ブレーキシュー30、第1ばね40、電磁コイル50、緩衝部材60及び第2ばね70を有している。ブレーキ装置100は、ブレーキドラム200の外周側に配置されている。
固定鉄心10と可動鉄心20とは、互いに対向して配置されている。固定鉄心10は、可動鉄心20と対向する磁極面10aを有している。可動鉄心20は、固定鉄心10の磁極面10aと対向する対向面20aを有している。固定鉄心10及び可動鉄心20は、いずれも磁性材料により形成されている。
可動鉄心20は、固定鉄心10から離れた第1位置と、第1位置よりも固定鉄心10側の位置である第2位置との間を、固定鉄心10に対して相対的に移動可能に構成されている。図1に示す可動鉄心20は第1位置にあり、図2に示す可動鉄心20は第2位置にある。本実施の形態では、可動鉄心20が第2位置にあるとき、可動鉄心20の対向面20aと固定鉄心10の磁極面10aとが互いに接触している。
固定鉄心10の磁極面10aには、第1ばね収容穴11、第2ばね収容穴12及びコイル収容溝13が形成されている。
第1ばね収容穴11は、磁極面10aと垂直な方向に延伸するように形成されている。第1ばね収容穴11は、円形の断面を有している。第1ばね収容穴11には、第1ばね40が収容されている。第1ばね40は、固定鉄心10と可動鉄心20との間に設けられた圧縮コイルばねである。第1ばね40の一端部40aは、第1ばね収容穴11の底面11aに支持されている。第1ばね40の他端部40bは、可動鉄心20の対向面20aに支持されている。可動鉄心20は、第1ばね40により、固定鉄心10から離れる方向に押されている。
コイル収容溝13は、磁極面10aに沿って環状に形成されている。コイル収容溝13には、電磁コイル50が収容されている。電磁コイル50は、通電時に、可動鉄心20を吸引する吸引力を固定鉄心10に発生させるように構成されている。電磁コイル50に通電されると、可動鉄心20は、第1ばね40の押付け力に抗して固定鉄心10に吸引される。
第2ばね収容穴12は、磁極面10aと垂直な方向に延伸するように形成されている。第2ばね収容穴12は、円形の断面を有している。第2ばね収容穴12には、第2ばね70及びばね受け部材71が収容されている。
第2ばね70は、第1ばね40とは別に設けられた圧縮コイルばねである。第2ばね70は金属製である。第2ばね70は、ばね受け部材71と固定鉄心10との間に設けられている。第2ばね70の一端部70aは、第2ばね収容穴12の底面12aに支持されている。第2ばね70の他端部70bは、ばね受け部材71に支持されている。
ばね受け部材71は、円板状の形状を有している。ばね受け部材71は、第2ばね収容穴12の内部を進退自在となるように、第2ばね収容穴12に嵌め込まれている。ばね受け部材71は、第2ばね収容穴12の底面12a側を向いた第1面71aと、可動鉄心20側を向いた第2面71bと、を有している。第1面71aは、第2ばね70の他端部70bを支持している。
緩衝部材60は、ゴム等の粘弾性体により形成されている。すなわち、緩衝部材60は粘弾性を有している。緩衝部材60は、ばね受け部材71の第2面71b上に設けられており、ばね受け部材71と可動鉄心20との間に配置されている。緩衝部材60は、ばね受け部材71の半径と同一又はそれより小さい半径を有する円柱状の形状を有している。緩衝部材60は、ばね受け部材71の第2面71bと接触している第1面60aと、可動鉄心20側を向いた第2面60bと、を有している。
緩衝部材60には、第2ばね70の押付け力がばね受け部材71を介して作用している。緩衝部材60は、可動鉄心20が第1位置及び第2位置のいずれにあるときにも、第2ばね70の押付け力によって可動鉄心20の対向面20aに押し付けられている。これにより、緩衝部材60の第2面60bは、可動鉄心20が第1位置及び第2位置のいずれにあるときにも、可動鉄心20の対向面20aと接触している。可動鉄心20が第1位置にあり、固定鉄心10から離れているときには、緩衝部材60は、図1に示すように磁極面10aよりも可動鉄心20側に突出している。可動鉄心20が第2位置にあり、固定鉄心10と接触しているときには、緩衝部材60は、図2に示すように第2ばね収容穴12の内部に収容されている。
可動鉄心20と固定鉄心10との間には、緩衝部材60、ばね受け部材71及び第2ばね70がこの順に直列に配置されている。第2ばね70の他端部70bが緩衝部材60の第1面60aに直接支持される場合には、ばね受け部材71を省略することもできる。
ブレーキシュー30は、ブレーキドラム200の外周面に形成された制動面201と対向して配置される。ブレーキシュー30は、可動鉄心20を挟んで固定鉄心10とは反対側に配置されている。ブレーキシュー30は、可動鉄心20によって支持されている。可動鉄心20が第1位置にあるときには、ブレーキシュー30は、図1に示すようにブレーキドラム200の制動面201と接触する。可動鉄心20が第2位置にあるときには、ブレーキシュー30は、図2に示すようにブレーキドラム200の制動面201から離れる。
図1及び図2では2つの第1ばね40が示されているが、第1ばね40の数は1つ又は3つ以上であってもよい。図1及び図2では1つの電磁コイル50が示されているが、電磁コイル50の数は2つ以上であってもよい。本実施の形態では、第1ばね40が電磁コイル50の内側に配置されているが、第1ばね40は電磁コイル50の外側に配置されていてもよい。
図1及び図2では、2つの第2ばね70、2つのばね受け部材71、及び2つの緩衝部材60が示されているが、第2ばね70、ばね受け部材71及び緩衝部材60のそれぞれの数は、1つ又は3つ以上であってもよい。本実施の形態では、第2ばね70、ばね受け部材71及び緩衝部材60が電磁コイル50の外側に配置されているが、第2ばね70、ばね受け部材71及び緩衝部材60は、電磁コイル50の内側に配置されていてもよい。
次に、本実施の形態に係るブレーキ装置100の動作について説明する。まず、図2を用いて、通電時のブレーキ装置100すなわち作動が解除されている状態のブレーキ装置100について説明する。図2に示すように、電磁コイル50に通電されている通電時には、可動鉄心20を吸引する吸引力が固定鉄心10に生じている。これにより、可動鉄心20は、第1ばね40の押付け力に抗して固定鉄心10に吸引されている。可動鉄心20の対向面20aは、固定鉄心10の磁極面10aと接触している。緩衝部材60は、第2ばね70の押付け力により、可動鉄心20の対向面20aに押し付けられている。ブレーキシュー30は、ブレーキドラム200の制動面201から離れている。
次に、作動が開始されるときのブレーキ装置100について説明する。電磁コイル50への通電が停止すると、固定鉄心10が可動鉄心20を吸引する吸引力が消失し、図1に示すように、可動鉄心20が第1ばね40の押付け力によって固定鉄心10から離れる。これにより、ブレーキシュー30がブレーキドラム200の制動面201に押し付けられ、ブレーキ装置100が作動する。可動鉄心20が固定鉄心10から離れる方向に移動した場合であっても、緩衝部材60は、第2ばね70の押付け力によって可動鉄心20の対向面20aに押し付けられている。
ブレーキ装置100が作動する際には、ブレーキシュー30がブレーキドラム200の制動面201と衝突し、可動鉄心20に振動が生じる。本実施の形態では、可動鉄心20に押し付けられている緩衝部材60の減衰作用により、ブレーキシュー30とブレーキドラム200とが衝突した際の可動鉄心20の振動を減衰させることができる。したがって、ブレーキシュー30とブレーキドラム200とが衝突するときの衝突音を低減することができる。
また、ブレーキ装置100が作動してからブレーキドラム200の回転が停止するまでの間には、ブレーキシュー30の共振に起因して鳴き音が生じる場合がある。本実施の形態では、緩衝部材60の減衰作用により可動鉄心20の振動を減衰させることができるため、上記の鳴き音を低減することができる。
ここで、緩衝部材60は、粘弾性を有する粘弾性体により形成されている。このため、ブレーキ装置100が連続使用されたり、ブレーキ装置100が例えば20~60℃の高温環境下で使用されたりすると、熱劣化による応力緩和が緩衝部材60に生じ、緩衝部材60の厚みが減少する場合がある。また、緩衝部材60が長期間使用される場合、熱以外の要因によっても緩衝部材60に経年劣化が生じ、緩衝部材60の厚みが減少する場合がある。
本実施の形態では、第2ばね70の押付け力によって緩衝部材60が可動鉄心20に押し付けられている。粘弾性体により形成された緩衝部材60と比較すると、金属製の第2ばね70には、熱劣化又は経年劣化による応力緩和が生じにくい。このため、緩衝部材60の厚みが減少したとしても、第2ばね70の押付け力により、緩衝部材60は安定して可動鉄心20に押し付けられる。したがって、本実施の形態では、ブレーキシュー30とブレーキドラム200とが衝突するときの衝突音、及びブレーキシュー30の共振に起因する鳴き音を長期間にわたって低減することができる。
ブレーキ装置100が作動している状態で電磁コイル50への通電が開始されると、可動鉄心20が固定鉄心10に吸引され、可動鉄心20の対向面20aが固定鉄心10の磁極面10aと衝突する。これにより、図2に示すように、ブレーキ装置100の作動が解除される。
緩衝部材60は、可動鉄心20が固定鉄心10に近づく方向に移動した場合であっても、第2ばね70の押付け力によって可動鉄心20の対向面20aに押し付けられている。このため、緩衝部材60の減衰作用により、可動鉄心20と固定鉄心10とが衝突した際の可動鉄心20の振動を減衰させることができる。したがって、本実施の形態では、可動鉄心20と固定鉄心10とが衝突するときの衝突音をも低減することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るブレーキ装置100は、ブレーキシュー30と、可動鉄心20と、固定鉄心10と、第1ばね40と、電磁コイル50と、緩衝部材60と、第2ばね70と、を備えている。ブレーキシュー30は、ブレーキドラム200の制動面201と対向して配置される。可動鉄心20は、ブレーキシュー30を支持するように構成されている。固定鉄心10は、可動鉄心20と対向して配置されている。第1ばね40は、可動鉄心20と固定鉄心10との間に設けられ、可動鉄心20を固定鉄心10から離れる方向に押すように構成されている。電磁コイル50は、固定鉄心10に設けられ、可動鉄心20を吸引する吸引力を通電時に発生させるように構成されている。緩衝部材60は、可動鉄心20と固定鉄心10との間に設けられており、粘弾性体により形成されている。第2ばね70は、緩衝部材60と固定鉄心10との間に設けられ、緩衝部材60を可動鉄心20に押し付ける金属製のばねである。
可動鉄心20は、ブレーキシュー30が制動面201に接触する第1位置と、ブレーキシュー30が制動面201から離れる第2位置と、の間を移動可能に構成されている。緩衝部材60は、可動鉄心20が第1位置及び第2位置のいずれにあるときにも、第2ばね70の押付け力によって可動鉄心20に押し付けられている。
この構成によれば、可動鉄心20が第1位置にあるときだけでなく第2位置にあるときにも、第2ばね70の押付け力によって緩衝部材60が可動鉄心20に押し付けられる。このため、可動鉄心20が第2位置にあるときにも、緩衝部材60の減衰作用により、可動鉄心20の振動を減衰させることができる。したがって、ブレーキシュー30とブレーキドラム200とが衝突するときの衝突音、及びブレーキシュー30の共振に起因する鳴き音を低減することができる。
また、この構成によれば、緩衝部材60に熱劣化などによる応力緩和が生じ、緩衝部材60の厚みが減少したとしても、緩衝部材60は、金属製の第2ばね70によって安定して可動鉄心20に押し付けられる。したがって、ブレーキシュー30とブレーキドラム200とが衝突するときの衝突音、及びブレーキシュー30の共振に起因する鳴き音を長期間にわたって低減することができる。
よって、本実施の形態によれば、ブレーキ装置100の静音性を向上させることができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るエレベータ用巻上機について説明する。図3は、本実施の形態に係るエレベータ用巻上機の概略構成を示す図である。図3に示すように、エレベータ用巻上機は、ブレーキドラム200と、2つのブレーキ装置100と、かご及び釣合おもりが吊り下げられる懸架体が巻き掛けられる綱車202と、不図示のモータと、を備えている。ブレーキドラム200及び綱車202は、モータによって一体に回転駆動される。
2つのブレーキ装置100のそれぞれには、実施の形態1のブレーキ装置100が用いられている。各ブレーキ装置100は、ブレーキドラム200の外周側に配置されている。2つのブレーキ装置100は、ブレーキドラム200の回転軸線203を中心として互いに対称となる位置に配置されている。
本実施の形態では、ブレーキ装置100がブレーキドラム200の外周側に配置されているが、ブレーキ装置100は、ブレーキドラム200の内周側に配置されていてもよい。
以上説明したように、本実施の形態に係るエレベータ用巻上機は、実施の形態1に係るブレーキ装置100と、ブレーキドラム200と、かご及び釣合おもりが吊り下げられる懸架体が巻き掛けられる綱車202と、を備えている。この構成によれば、エレベータ用巻上機において、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
10 固定鉄心、10a 磁極面、11 第1ばね収容穴、11a 底面、12 第2ばね収容穴、12a 底面、13 コイル収容溝、20 可動鉄心、20a 対向面、30 ブレーキシュー、40 第1ばね、40a 一端部、40b 他端部、50 電磁コイル、60 緩衝部材、60a 第1面、60b 第2面、70 第2ばね、70a 一端部、70b 他端部、71 ばね受け部材、71a 第1面、71b 第2面、100 ブレーキ装置、200 ブレーキドラム、201 制動面、202 綱車、203 回転軸線。

Claims (2)

  1. ブレーキドラムの制動面と対向して配置されるブレーキシューと、
    前記ブレーキシューを支持する可動鉄心と、
    前記可動鉄心と対向して配置された固定鉄心と、
    前記可動鉄心と前記固定鉄心との間に設けられ、前記可動鉄心を前記固定鉄心から離れる方向に押す第1ばねと、
    前記固定鉄心に設けられ、前記可動鉄心を吸引する吸引力を通電時に発生させる電磁コイルと、
    前記可動鉄心と前記固定鉄心との間に設けられ、粘弾性体により形成された緩衝部材と、
    前記緩衝部材と前記固定鉄心との間に設けられ、前記緩衝部材を前記可動鉄心に押し付ける金属製の第2ばねと、
    を備え、
    前記可動鉄心は、前記ブレーキシューが前記制動面に接触する第1位置と、前記ブレーキシューが前記制動面から離れる第2位置と、の間を移動可能に構成されており、
    前記緩衝部材は、前記可動鉄心が前記第1位置及び前記第2位置のいずれにあるときにも、前記第2ばねの押付け力によって前記可動鉄心に押し付けられているエレベータ用巻上機のブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータ用巻上機のブレーキ装置と、
    前記ブレーキドラムと、
    かご及び釣合おもりが吊り下げられる懸架体が巻き掛けられ、前記ブレーキドラムと一体に回転駆動される綱車と、
    を備えるエレベータ用巻上機。
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