JP7018747B2 - 収穫機 - Google Patents

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本発明は、圃場の収穫物を収穫する収穫部と、収穫部により収穫された収穫物を搬送する搬送装置と、を備える収穫機に関する。
上記のような収穫機として、例えば、特許文献1に記載のものが既に知られている。この収穫機における搬送装置(特許文献1では「フィーダ」)は、搬送チェーン(特許文献1では「無端回動搬送体」)を有している。
特開2017-35017号公報
特許文献1に記載の収穫機では、刈取穀稈等により、搬送装置が詰まってしまうことがある。搬送装置が詰まった場合、作業者は、収穫機による作業を中断し、搬送装置の詰まりを解消するための作業を行う必要がある。
ここで、収穫機による作業に熟練した作業者であれば、搬送装置が詰まった場合、収穫機から生じる音や振動等から、搬送装置の詰まりを察知できる。
しかしながら、未熟な作業者は、搬送装置が詰まった場合、収穫機から生じる音や振動等から搬送装置の詰まりを察知することが困難である。
また、収穫機による作業に熟練した作業者であっても、作業環境によっては、収穫機から生じる音や振動等を感じ取ることが困難な場合がある。例えば、強い風が吹いている場合や、圃場周辺で大きな騒音が生じている場合には、作業者は、収穫機から生じる音や振動等を感じ取ることが困難である。
本発明の目的は、作業者の熟練度や作業環境に拘らず、搬送装置の詰まりを認識しやすい収穫機を提供することである。
本発明の特徴は、
圃場の収穫物を収穫する収穫部と、
前記収穫部により収穫された収穫物を脱穀装置へ搬送する搬送装置と、を備え、
前記搬送装置は、搬送チェーンを有しており、
前記搬送チェーンの回転速度を示す情報である回転速度情報を取得する速度取得部と、
前記速度取得部により取得された前記回転速度情報に基づいて、前記搬送装置が詰まっ
ているか否かを判定する詰まり判定部と、
前記詰まり判定部によって前記搬送装置が詰まっていると判定された場合に走行を停止
、又は走行速度を減速させる詰まり時制御部と、を備え
前記搬送装置は、前記搬送チェーンを回転駆動する回転体を有しており、
前記回転速度情報は、前記回転体の回転速度であり、
前記回転体の回転速度が所定の第1速度以下であるか否かを判定する第1判定部と、
前記第1判定部によって前記回転体の回転速度が前記第1速度以下であると判定された
場合に走行速度を減速させる減速制御部と、を備え、
前記詰まり判定部は、前記速度取得部により取得された前記回転体の回転速度が前記第
1速度よりも低い所定の第2速度以下である場合、前記搬送装置が詰まっていると判定す
るように構成されており、
前記詰まり時制御部は、前記詰まり判定部によって前記搬送装置が詰まっていると判定
された場合に走行を停止させることにある。
搬送装置が詰まった場合、搬送チェーンの回転速度がゼロまたは非常に低速になりやすい。ここで、本発明であれば、回転速度情報に基づいて、搬送装置が詰まっているか否かが判定される。従って、本発明であれば、搬送装置が詰まっているか否かを精度良く判定することができる。
そして、本発明であれば、搬送装置が詰まっている場合は、詰まり判定部によって、搬送装置が詰まっていると判定される。そのため、搬送装置が詰まっていると判定された場合、搬送装置が詰まっていることを作業者に報知したり、収穫機の走行を停止させたりする等、その判定結果に応じた処理を実行することにより、作業者の熟練度や作業環境に拘らず、搬送装置の詰まりを認識しやすい構成を実現できる。
即ち、本発明であれば、作業者の熟練度や作業環境に拘らず、搬送装置の詰まりを認識しやすい構成を実現できる。
また、この構成によれば、搬送装置が詰まった場合、収穫機の走行が停止するか、又は減速する。これにより、作業者の熟練度や作業環境に拘らず、作業者は、収穫機の走行が停止するか、又は減速したことから、搬送装置の詰まりを認識できる。
従って、この構成によれば、作業者の熟練度や作業環境に拘らず、作業者は、搬送装置の詰まりを確実に認識できる。
また、上述の通り、搬送装置が詰まった場合、作業者は、収穫機による作業を中断し、搬送装置の詰まりを解消するための作業を行う必要がある。
ここで、上記の構成によれば、搬送装置が詰まった場合に収穫機の走行が停止するか、又は減速する。従って、作業者は、搬送装置の詰まりを解消するための作業をスムーズに開始しやすい。
更に、この構成によれば、回転体の回転速度が低下し、第1速度以下となった時点で、収穫機の走行速度が減速する。そして、回転体の回転速度がさらに低下し、第2速度以下となると、収穫機の走行が停止する。これにより、作業者は、回転体の回転速度の低下の度合いを知ることができる。
しかも、回転体の回転速度が第1速度以下となった後、第2速度以下にならず、第1速度より高速の状態に復帰した場合には、収穫機の走行は停止しない。従って、回転体の回転速度が第1速度以下となった時点で収穫機の走行が停止する構成に比べて、収穫機の走行が継続されやすい。そのため、収穫機の走行が頻繁に停止することによる作業効率の悪化を回避することができる。
コンバインの左側面図である。 コンバインの自動走行の概要を示す図である。 制御部に関する構成を示すブロック図である。 自動走行における走行経路を示す図である。 詰まり判定ルーチンのフローチャートである。 第1別実施形態における制御部に関する構成を示すブロック図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。尚、以下の説明においては、図1に示す矢印Fの方向を「前」、矢印Bの方向を「後」とする。また、図1に示す矢印Uの方向を「上」、矢印Dの方向を「下」とする。
〔コンバインの全体構成〕
図1及び図2に示すように、普通型のコンバイン1(本発明に係る「収穫機」に相当)は、クローラ式の走行装置11、運転部12、脱穀装置13、穀粒タンク14、収穫装置H(本発明に係る「収穫部」に相当)、搬送装置16、穀粒排出装置18、衛星測位モジュール80を備えている。また、コンバイン1は、エンジン51及び変速装置52を備えている。
図1に示すように、走行装置11は、コンバイン1における下部に備えられている。また、エンジン51の駆動力は、変速装置52を介して変速され、走行装置11へ伝達される。この構成により、コンバイン1は、走行装置11によって自走可能である。
また、運転部12、脱穀装置13、穀粒タンク14は、走行装置11の上側に備えられている。運転部12には、コンバイン1の作業を監視する作業者が搭乗可能である。尚、作業者は、コンバイン1の機外からコンバイン1の作業を監視していても良い。
穀粒排出装置18は、穀粒タンク14の上側に設けられている。また、衛星測位モジュール80は、運転部12の上面に取り付けられている。
収穫装置Hは、コンバイン1における前部に備えられている。そして、搬送装置16は、収穫装置Hの後側に設けられている。また、収穫装置Hは、刈取部15及びリール17を有している。
刈取部15は、圃場の植立穀稈を刈り取る。また、リール17は、回転駆動しながら収穫対象の植立穀稈を掻き込む。この構成により、収穫装置Hは、圃場の穀物を収穫する。
そして、コンバイン1は、収穫装置Hによって圃場の穀物(本発明に係る「収穫物」に相当)を収穫しながら走行装置11によって走行する収穫走行が可能である。
このように、コンバイン1は、圃場の収穫物を収穫する収穫装置Hを備えている。
刈取部15により刈り取られた刈取穀稈は、搬送装置16によって脱穀装置13へ搬送される。脱穀装置13において、刈取穀稈は脱穀処理される。脱穀処理により得られた穀粒は、穀粒タンク14に貯留される。穀粒タンク14に貯留された穀粒は、必要に応じて、穀粒排出装置18によって機外に排出される。
このように、コンバイン1は、収穫装置Hにより収穫された穀物を搬送する搬送装置16を備えている。
また、図1及び図2に示すように、運転部12には、通信端末4が配置されている。本実施形態において、通信端末4は、運転部12に固定されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、通信端末4は、運転部12に対して着脱可能に構成されていても良いし、通信端末4は、コンバイン1の機外に位置していても良い。
〔自動走行に関する構成〕
図3に示すように、コンバイン1は、制御部20を備えている。そして、制御部20は、自車位置算出部21、走行経路設定部22、走行制御部23を有している。
また、図2に示すように、衛星測位モジュール80は、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)で用いられる人工衛星GSからのGPS信号を受信する。そして、図3に示すように、衛星測位モジュール80は、受信したGPS信号に基づいて、測位データを自車位置算出部21へ送る。
自車位置算出部21は、衛星測位モジュール80から受け取った測位データに基づいて、コンバイン1の位置座標を算出する。算出されたコンバイン1の位置座標は、走行制御部23へ送られる。
また、走行経路設定部22は、圃場における走行経路を設定する。設定された走行経路は、走行制御部23へ送られる。
そして、走行制御部23は、自車位置算出部21から受け取ったコンバイン1の位置座標と、走行経路設定部22から受け取った走行経路と、に基づいて、コンバイン1の走行を制御する。より具体的には、走行制御部23は、走行経路設定部22によって設定された走行経路に沿ってコンバイン1が走行するように制御する。
以上の構成により、本実施形態におけるコンバイン1は、圃場において自動走行が可能であるように構成されている。このコンバイン1によって圃場での収穫作業を行う場合の手順は、以下に説明する通りである。
まず、作業者は、コンバイン1を手動で操作し、図2に示すように、圃場内の外周部分において、圃場の境界線に沿って周回するように収穫走行を行う。これにより既刈地となった領域は、外周領域SAとして設定される。そして、外周領域SAの内側に未刈地のまま残された領域は、作業対象領域CAとして設定される。
また、このとき、外周領域SAの幅をある程度広く確保するために、作業者は、コンバイン1を3~4周走行させる。この走行においては、コンバイン1が1周する毎に、コンバイン1の作業幅分だけ外周領域SAの幅が拡大する。即ち、3~4周の走行が終わると、外周領域SAの幅は、コンバイン1の作業幅の3~4倍程度の幅となる。
外周領域SAは、作業対象領域CAにおいて収穫走行を行うときに、コンバイン1が方向転換するためのスペースとして利用される。また、外周領域SAは、収穫走行を一旦終えて、穀粒の排出場所へ移動する際や、燃料の補給場所へ移動する際等の移動用のスペースとしても利用される。
尚、図2に示す運搬車CVは、コンバイン1が穀粒排出装置18から排出した穀粒を収集し、運搬することができる。穀粒排出の際、コンバイン1は運搬車CVの近傍へ移動した後、穀粒排出装置18によって穀粒を運搬車CVへ排出する。
外周領域SA及び作業対象領域CAが設定されると、図4に示すように、作業対象領域CAにおける走行経路が設定される。この走行経路は、走行経路設定部22により設定される。
そして、走行経路が設定されると、走行制御部23がコンバイン1の走行を制御することにより、コンバイン1は、走行経路に沿って自動走行を行う。図1及び図2に示すように、コンバイン1の自動走行は、作業者によって監視される。
〔搬送チェーンに関する構成〕
図1に示すように、コンバイン1は、掻込オーガ61を備えている。掻込オーガ61は、刈取部15により刈り取られた刈取穀稈を、搬送装置16へ向かって掻き込む。
また、搬送装置16は、搬送チェーン62、スプロケット63(本発明に係る「回転体」に相当)、従動輪体64、テンション輪体65を有している。
図1に示すように、スプロケット63は、搬送装置16の後端部に位置している。また、従動輪体64は、搬送装置16の前端部に位置している。そして、搬送チェーン62は、スプロケット63と従動輪体64とに亘って巻回されている。また、テンション輪体65は、搬送チェーン62に張力を付与している。
スプロケット63は、機体左右方向に延びる駆動軸63aに固定されている。駆動軸63aには、エンジン51からの回転駆動力が伝達される。この構成により、スプロケット63は、エンジン51からの回転駆動力によって回転する。そして、スプロケット63の回転駆動力によって、搬送チェーン62が回転駆動される。
また、従動輪体64は、機体左右方向に沿う軸芯周りに自由回転するように構成されている。そして、搬送チェーン62の回転に伴って、従動輪体64も回転する。
掻込オーガ61により掻き込まれた刈取穀稈は、回転する搬送チェーン62により、脱穀装置13における扱胴13aの前端部まで搬送される。
〔詰まり判定部に関する構成〕
図3に示すように、コンバイン1は、回転速度センサ66(本発明に係る「速度取得部」に相当)を備えている。また、制御部20は、詰まり判定部67及び走行停止部68(本発明に係る「詰まり時制御部」に相当)を有している。
回転速度センサ66は、スプロケット63の近傍に配置されている。そして、回転速度センサ66は、スプロケット63の回転速度を経時的に検知する。この構成により、回転速度センサ66は、スプロケット63の回転速度を取得する。回転速度センサ66により取得されたスプロケット63の回転速度は、詰まり判定部67へ送られる。
尚、スプロケット63の回転速度と、駆動軸63aの回転速度と、従動輪体64の回転速度と、は何れも、搬送チェーン62の回転速度を示す情報である。従って、スプロケット63の回転速度と、駆動軸63aの回転速度と、従動輪体64の回転速度と、は何れも、本発明に係る「回転速度情報」に相当する。
本実施形態においては、回転速度センサ66は、本発明に係る「回転速度情報」として、スプロケット63の回転速度を取得するように構成されている。即ち、本実施形態において、「回転速度情報」は、スプロケット63の回転速度である。
しかしながら、本発明はこれに限定されず、回転速度センサ66の取得する情報は、搬送チェーン62の回転速度を示す情報であれば、スプロケット63の回転速度以外であっても良い。例えば、回転速度センサ66は、駆動軸63aの回転速度を取得するように構成されていても良いし、従動輪体64の回転速度を取得するように構成されていても良い。また、回転速度センサ66は、搬送チェーン62の回転速度を直接的に検知し、取得するように構成されていても良い。
このように、コンバイン1は、搬送チェーン62の回転速度を示す情報であるスプロケット63の回転速度を取得する回転速度センサ66を備えている。
詰まり判定部67は、回転速度センサ66により取得されたスプロケット63の回転速度に基づいて、搬送装置16が詰まっているか否かを判定する。より具体的には、詰まり判定部67は、スプロケット63の回転速度が所定の回転速度RS以下である場合、搬送装置16が詰まっていると判定する。また、詰まり判定部67は、スプロケット63の回転速度が所定の回転速度RSより高い場合、搬送装置16が詰まっていないと判定する。
そして、詰まり判定部67による判定結果は、走行停止部68へ送られる。
このように、コンバイン1は、回転速度センサ66により取得されたスプロケット63の回転速度に基づいて、搬送装置16が詰まっているか否かを判定する詰まり判定部67を備えている。また、詰まり判定部67は、回転速度センサ66により取得されたスプロケット63の回転速度が所定の回転速度RS以下である場合、搬送装置16が詰まっていると判定する。
尚、所定の回転速度RSは、固定値として設定されていても良い。また、所定の回転速度RSは、条件に応じて変更されても良い。例えば、所定の回転速度RSがエンジン51の回転速度に応じて変化するように構成されていても良い。この構成によれば、エンジン51の回転速度が、搬送装置16を正常に駆動させるための基準を満たしているにもかかわらず、スプロケット63の回転速度が比較的低速である場合に、搬送装置16が詰まっていると判定される構成を実現できる。
詰まり判定部67によって搬送装置16が詰まっていると判定された場合、走行停止部68は、コンバイン1の走行を停止させる。より具体的には、詰まり判定部67によって搬送装置16が詰まっていると判定された場合、走行停止部68は、走行装置11の駆動が停止するように、変速装置52を制御する。
〔詰まり判定ルーチンについて〕
コンバイン1が走行しているときには、図5に示す詰まり判定ルーチンが実行される。
尚、詰まり判定ルーチンは、制御部20に格納されている。
以下、図5に示す詰まり判定ルーチンについて説明する。詰まり判定ルーチンが実行されると、まず、ステップS01の処理が実行される。ステップS01では、回転速度センサ66により取得されたスプロケット63の回転速度が所定の回転速度RS以下であるか否かが、詰まり判定部67において判定される。
スプロケット63の回転速度が所定の回転速度RSより高い場合は、ステップS01でNoと判定され、この詰まり判定ルーチンは一旦終了する。
スプロケット63の回転速度が所定の回転速度RS以下である場合は、ステップS01でYesと判定され、処理はステップS02へ移行する。
ステップS02では、走行停止部68が変速装置52を制御することにより、走行装置11の駆動が停止される。これにより、コンバイン1の走行が停止する。そして、この詰まり判定ルーチンは一旦終了する。
搬送装置16が詰まった場合、搬送チェーン62の回転速度がゼロまたは非常に低速になりやすい。ここで、以上で説明した構成であれば、スプロケット63の回転速度に基づいて、搬送装置16が詰まっているか否かが判定される。従って、以上で説明した構成であれば、搬送装置16が詰まっているか否かを精度良く判定することができる。
そして、以上で説明した構成であれば、搬送装置16が詰まっている場合は、詰まり判定部67によって、搬送装置16が詰まっていると判定される。そのため、搬送装置16が詰まっていると判定された場合、搬送装置16が詰まっていることを作業者に報知したり、コンバイン1の走行を停止させたりする等、その判定結果に応じた処理を実行することにより、作業者の熟練度や作業環境に拘らず、搬送装置16の詰まりを認識しやすい構成を実現できる。
即ち、以上で説明した構成であれば、作業者の熟練度や作業環境に拘らず、搬送装置16の詰まりを認識しやすい構成を実現できる。
〔第1別実施形態〕
上記実施形態においては、詰まり判定部67は、スプロケット63の回転速度が所定の回転速度RS以下である場合、搬送装置16が詰まっていると判定する。そして、詰まり判定部67によって搬送装置16が詰まっていると判定された場合、走行停止部68は、コンバイン1の走行を停止させる。
しかしながら、本発明はこれに限定されない。以下では、本発明に係る第1別実施形態について、上記実施形態とは異なる点を中心に説明する。以下で説明している部分以外の構成は、上記実施形態と同様である。また、上記実施形態と同様の構成については、同じ符号を付している。
図6は、本発明に係る第1別実施形態における制御部20に関する構成を示す図である。この第1別実施形態において、制御部20は、第1判定部69及び減速制御部70を有している。
図6に示すように、回転速度センサ66により取得されたスプロケット63の回転速度は、詰まり判定部167及び第1判定部69へ送られる。
第1判定部69は、スプロケット63の回転速度が所定の第1速度RS1以下であるか否かを判定する。そして、第1判定部69による判定結果は、減速制御部70へ送られる。
このように、コンバイン1は、スプロケット63の回転速度が所定の第1速度RS1以下であるか否かを判定する第1判定部69を備えている。
第1判定部69によってスプロケット63の回転速度が第1速度RS1以下であると判定された場合、減速制御部70は、コンバイン1の走行速度を減速させる。より具体的には、第1判定部69によってスプロケット63の回転速度が第1速度RS1以下であると判定された場合、減速制御部70は、コンバイン1の走行速度が減速するように、変速装置52を制御する。
このように、コンバイン1は、第1判定部69によってスプロケット63の回転速度が第1速度RS1以下であると判定された場合に走行速度を減速させる減速制御部70を備えている。
また、詰まり判定部167は、回転速度センサ66により取得されたスプロケット63の回転速度に基づいて、搬送装置16が詰まっているか否かを判定する。より具体的には、詰まり判定部167は、スプロケット63の回転速度が所定の第2速度RS2以下である場合、搬送装置16が詰まっていると判定する。また、詰まり判定部167は、スプロケット63の回転速度が所定の第2速度RS2より高い場合、搬送装置16が詰まっていないと判定する。尚、第2速度RS2は、第1速度RS1よりも低い速度である。
そして、詰まり判定部167による判定結果は、走行停止部168(本発明に係る「詰まり時制御部」に相当)へ送られる。
このように、詰まり判定部167は、回転速度センサ66により取得されたスプロケット63の回転速度が第1速度RS1よりも低い所定の第2速度RS2以下である場合、搬送装置16が詰まっていると判定するように構成されている。
尚、所定の第1速度RS1及び所定の第2速度RS2は、固定値として設定されていても良い。また、所定の第1速度RS1及び所定の第2速度RS2は、条件に応じて変更されても良い。例えば、所定の第1速度RS1及び所定の第2速度RS2がエンジン51の回転速度に応じて変化するように構成されていても良い。
詰まり判定部167によって搬送装置16が詰まっていると判定された場合、走行停止部168は、コンバイン1の走行を停止させる。より具体的には、詰まり判定部167によって搬送装置16が詰まっていると判定された場合、走行停止部168は、走行装置11の駆動が停止するように、変速装置52を制御する。
このように、走行停止部168は、詰まり判定部167によって搬送装置16が詰まっていると判定された場合に走行を停止させる。
また、走行停止部168の代わりに第2減速制御部(図示せず)を備えていても良い。
この構成において、詰まり判定部167による判定結果は、第2減速制御部へ送られる。
詰まり判定部167によって搬送装置16が詰まっていると判定された場合、第2減速制御部は、コンバイン1の走行速度を減速させる。より具体的には、詰まり判定部167によって搬送装置16が詰まっていると判定された場合、第2減速制御部は、コンバイン1の走行速度が減速するように、変速装置52を制御する。
即ち、この構成において、第2減速制御部は、本発明に係る「詰まり時制御部」に相当する。また、この構成においては、スプロケット63の回転速度が第1速度RS1以下となると、減速制御部70によってコンバイン1の走行速度が減速される。そして、スプロケット63の回転速度がさらに低下し、第2速度RS2以下となると、第2減速制御部よってコンバイン1の走行速度がさらに減速される。
尚、以上に記載した各実施形態は一例に過ぎないのであり、本発明はこれに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。
〔その他の実施形態〕
(1)走行装置11は、ホイール式であっても良いし、セミクローラ式であっても良い。
(2)走行停止部68は、変速装置52以外の要素を制御することによってコンバイン1の走行を停止させるように構成されていても良い。例えば、走行停止部68は、エンジン51の駆動を停止させることによってコンバイン1の走行を停止させるように構成されていても良い。
(3)走行停止部68によってコンバイン1の走行が停止された後、搬送チェーン62が自動的に逆回転される構成であっても良い。
(4)詰まり判定部67によって搬送装置16が詰まっていると判定された場合に搬送装置16が詰まっていることを作業者に報知する報知装置が設けられていても良い。例えば、通信端末4は、この報知装置としての機能を備えていても良い。この場合、通信端末4は、搬送装置16が詰まっていることを、画面表示や警報音等によって作業者に報知するように構成されていても良い。尚、コンバイン1の機外への報知としては、光や音が有効である。
(5)上記実施形態においては、回転速度センサ66は、本発明に係る「回転速度情報」として、スプロケット63の回転速度を取得するように構成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、回転速度センサ66は、エンジン51から駆動軸63aへ動力を伝達する動力伝達経路における部材の回転速度を取得するように構成されていても良い。この動力伝達経路における部材の回転速度は、本発明に係る「回転速度情報」に相当する。また、駆動軸63aのトルクを検出するトルクセンサを備え、詰まり判定部67は、トルクセンサにより検出されたトルクが比較的大きい場合に、搬送装置16が詰まっていると判定するように構成されていても良い。このトルクセンサは本発明に係る「速度取得部」に相当し、駆動軸63aのトルクは本発明に係る「回転速度情報」に相当する。
(6)走行停止部68は、設けられていなくても良い。
(7)搬送チェーン62の回転が止まっているか否かを示す情報を取得する回転停止センサが設けられていても良い。また、詰まり判定部67は、搬送チェーン62の回転が止まっている場合、搬送装置16が詰まっていると判定するように構成されていても良い。
尚、搬送チェーン62の回転が止まっているか否かを示す情報は、本発明に係る「回転速度情報」に相当する。また、この回転停止センサは、本発明に係る「速度取得部」に相当する。
(8)自車位置算出部21、走行経路設定部22、走行制御部23は、何れも設けられていなくても良い。即ち、本発明に係る「コンバイン」は、自動走行が可能なものでなくても良い。
(9)通信端末4は、設けられていなくても良い。
(10)上記実施形態においては、作業者は、コンバイン1を手動で操作し、図2に示すように、圃場内の外周部分において、圃場の境界線に沿って周回するように収穫走行を行う。しかしながら、本発明はこれに限定されず、コンバイン1が自動で走行し、圃場内の外周部分において、圃場の境界線に沿って周回するように収穫走行を行うように構成されていても良い。
(11)上記実施形態においては、本発明に係る「搬送装置」として、搬送装置16が設けられている。しかしながら、本発明はこれに限定されない。例えば、揚穀装置、2番還元装置、穀粒排出装置18等、収穫物を搬送する装置は、何れも、本発明に係る「搬送装置」に相当する。そして、これらの装置がスクリューを有している場合、それらのスクリューは何れも本発明に係る「搬送スクリュー」に相当する。また、回転速度センサ66は、これらの装置におけるスクリューの回転速度、または、スクリューを回転駆動するギヤ等の回転体の回転速度を経時的に検知するように構成されていても良い。この場合、詰まり判定部67は、回転速度センサ66により取得された回転速度に基づいて、これらの装置が詰まっているか否かを判定するように構成されていても良い。
(12)上記実施形態においては、詰まり判定部67によって搬送装置16が詰まっていると判定された場合、走行停止部68は、コンバイン1の走行を停止させる。しかしながら、本発明はこれに限定されない。例えば、詰まり判定部67によって搬送装置16が詰まっていると判定された場合に走行速度を減速させる走行減速部が設けられていても良い。この場合、走行減速部は、本発明に係る「詰まり時制御部」に相当する。
本発明は、普通型のコンバインだけでなく、自脱型のコンバインにも利用可能である。
また、トウモロコシ収穫機、ジャガイモ収穫機、ニンジン収穫機、サトウキビ収穫機等の種々の収穫機にも利用できる。
1 コンバイン(収穫機)
16 搬送装置
62 搬送チェーン
63 スプロケット(回転体)
66 回転速度センサ(速度取得部)
67、167 詰まり判定部
68、168 走行停止部(詰まり時制御部)
69 第1判定部
70 減速制御部
H 収穫装置(収穫部)
RS 所定の回転速度
RS1 第1速度
RS2 第2速度

Claims (1)

  1. 圃場の収穫物を収穫する収穫部と、
    前記収穫部により収穫された収穫物を脱穀装置へ搬送する搬送装置と、を備え、
    前記搬送装置は、搬送チェーンを有しており、
    前記搬送チェーンの回転速度を示す情報である回転速度情報を取得する速度取得部と、
    前記速度取得部により取得された前記回転速度情報に基づいて、前記搬送装置が詰まっ
    ているか否かを判定する詰まり判定部と、
    前記詰まり判定部によって前記搬送装置が詰まっていると判定された場合に走行を停止
    、又は走行速度を減速させる詰まり時制御部と、を備え
    前記搬送装置は、前記搬送チェーンを回転駆動する回転体を有しており、
    前記回転速度情報は、前記回転体の回転速度であり、
    前記回転体の回転速度が所定の第1速度以下であるか否かを判定する第1判定部と、
    前記第1判定部によって前記回転体の回転速度が前記第1速度以下であると判定された
    場合に走行速度を減速させる減速制御部と、を備え、
    前記詰まり判定部は、前記速度取得部により取得された前記回転体の回転速度が前記第
    1速度よりも低い所定の第2速度以下である場合、前記搬送装置が詰まっていると判定す
    るように構成されており、
    前記詰まり時制御部は、前記詰まり判定部によって前記搬送装置が詰まっていると判定
    された場合に走行を停止させる収穫機。
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