JP4067796B2 - コンバインの穀稈搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前処理部で刈取った穀稈を脱穀部に向けて搬送するコンバインの穀稈搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンバインでは、穀稈の刈取と脱穀を同時に行なうため、前処理部に穀稈の刈取部と搬送部を設け、刈取部で刈取った穀稈を搬送部(掻き込み装置、こぎ深さ搬送装置)により順次脱穀部のフィードチェーンに送り込むようになっている。前記搬送部には、刈取られた穀稈を検出するこぎ深さメインセンサと、刈取られた穀稈の穂先を検出する株元センサ及び穂先センサとを設け、こぎ深さメインセンサの検出出力に基づいて、株元センサ及び穂先センサが作動し、刈取られた穀稈の穂先を検出して、こぎ胴に対する穀稈の穂先の通過位置を制御するこぎ深さ制御が行なわれている。
【0003】
また、コンバインでは、前処理部がトランスミッションの主変速機(HST)の回転速度に比例した速度で、即ち、コンバインの走行速度と前処理部における穀稈の搬送速度が比例関係になるように制御されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなコンバインでは、前処理部の搬送部に穀稈の詰まりが発生すると、該搬送部における穀稈の搬送速度が低下して、前処理駆動用無段変速機に過大な力が作用する。前処理部の搬送部に穀稈の詰まりを検出するための検出スイッチを配置して、搬送部に穀稈の詰まりが発生した場合、コンバインの走行を停止させるようになっている。また、前処理駆動用無段変速機にリリーフ弁を設け、圧力が高くなるのを防止して、前処理駆動用無段変速機を保護している。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑み、コンバインの走行速度に対して比例制御される穀稈搬送速度の変化を検出し、あるいは、コンバインの始動時における穀稈搬送速度の変化を検出して、前処理部及びフィードチェーンにおける穀稈の詰まりを検出し、穀稈の搬送を停止させることにより、前処理駆動用無段変速機の保護を可能にしたコンバインの穀稈搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1は、動力源(13)と、
この動力源の出力をクローラ走行装置(11)に伝達して、コンバインを走行させる走行駆動用無段変速機(60)と、
前記動力源の出力を前処理部(16)と脱穀部(45)のフィードチェーン(46)に伝達して、穀稈の刈取りと搬送を行なわせる前処理駆動用無段変速機(72)と
前記走行駆動用無段変速機(60)の出力側の回転数を検出する走行用速度センサ(97)と、
前記前処理駆動用無段変速機(72)の出力側の回転数を検出する穀稈搬送用速度センサ(98)と、を備え、
前記コンバインの走行速度記穀稈の搬送速度比例関係となるように、前記前処理駆動用無段変速機(72)を制御してなるコンバインの穀稈搬送装置において、
前記穀稈の搬送を停止する停止手段(103)を備え、
記穀稈の搬送速度がコンバインの走行速度と比例関係になった後、前記穀稈搬送用速度センサ(98)に基づく記穀稈の搬送速度が前記比例関係に基づく目標値に対して所定の割合以上低下したとき、前記停止手段(103)を作動して記穀稈の搬送を停止させるようにした制御装置(85)、を設けた、
ことを特徴とする、コンバインの穀稈搬送装置にある。
【0007】
また、本発明の請求項2は、動力源(13)と、
この動力源の出力をクローラ走行装置(11)に伝達して、コンバインを走行させる走行駆動用無段変速機(60)と、
前記動力源の出力を前処理部(16)と脱穀部(45)のフィードチェーン(46)に伝達して、穀稈の刈取りと搬送を行なわせる前処理駆動用無段変速機(72)と
前記走行駆動用無段変速機 ( 60 ) の出力側の回転数を検出する走行用速度センサ(97)と、
前記前処理駆動用無段変速機(72)の出力側の回転数を検出する穀稈搬送用速度センサ(98)と、を備え、
前記コンバインの走行速度記穀稈の搬送速度比例関係となるように、前記前処理駆動用無段変速機 ( 72 ) を制御してなるコンバインの穀稈搬送装置において、
前記穀稈の搬送を停止する停止手段 ( 103 ) を備え、
前記動力源(13)を始動させ、前記前処理駆動用無段変速機(72)が停止状態となるように制御した後、該前処理駆動用無段変速機の出力軸の増速を指令しても、前記穀稈搬送用速度センサ ( 98 ) の前回の値と今回の値とを比較することに基づきその回転速度が上がらないと判定したとき、前記停止手段 ( 103 ) を作動して記穀稈の搬送を停止させるようにした制御装置(85)、を設けた、
ことを特徴とする、コンバインの穀稈搬送装置にある。
【0008】
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明を実施するコンバインの断側面図、図2は、図1に示すコンバインの駆動系統図、図3は、図1におけるコンバインの制御系統図、図4は、穀稈搬送制御の過程を示すフローチャートである。
【0010】
図1において、コンバイン10は、左右一対のクローラ走行装置11、11により支持された機体12を有している。この機体12の前部(図1の左側)の左右いずれか一側には、エンジン13が搭載されている。このエンジン13の上方には、運転席15が配置されている。
【0011】
また、前記機体12の前方(図1の左側)には、穀稈を刈取る前処理部16が昇降自在に支持されている。さらに、前記機体12の前部の左右いずれか他側には、刈取られた穀稈を脱穀し、かつ脱穀した穀粒を選別する脱穀部45が配置されている。
【0012】
そして、前記クローラ走行装置11、11、前処理部16及び脱穀部45は、前記エンジン13により駆動され、コンバイン10の走行と、穀稈の刈取り、脱穀作業が行なわれる。
【0013】
前記前処理部16は、倒伏した穀稈を引起す引起し装置26と、切断された穀稈を掻き込む掻き込み装置31と、刈取られた穀稈を前記脱穀部45へ向けて搬送すると共に、穀稈の位置を調整するこぎ深さ搬送装置36を備え、その作動基端側を機体12の前方に配置された伝動軸ケース17に回転可能に支持されている。
【0014】
この伝動軸ケース17から機体12に対し、機体12の前方斜め下方に向けて延出された伝動ケース19は、その長手方向の中間位置に配置された油圧シリンダ20の伸縮により、伝動軸ケース17を中心として揺動する。前記伝動軸ケース17には、伝動ケース19の回動量を検出するリフトポテンショメータ21が設けられている。
【0015】
また、前記伝動ケース19の下方には、機体12の左右方向(図1の紙面前後方向)に亘って延設され、かつ該伝動ケース19と略T字状に直交する伝動軸筒22が一体的に連結されている。この伝動軸筒22には、機体12の前方に向かって延びる前処理フレーム23を介して、未刈り穀稈を分草して引起し通路に導く複数個のデバイダ25が一体的に連結されている。
【0016】
また、左右両端のデバイダ25の下方には、コンバイン10の自動走行を可能とする方向センサ(図示せず)を有している。前記デバイダ25の後方には、分草された穀稈を引起す前記引起し装置26が、前処理部16の前方から後方に向けて上昇する傾斜状に設けられている。
【0017】
この引起し装置26は、爪付チェーン27と引起しケース29を有し、爪付チェーン27には所定の間隔で複数本の爪が取付けられ、これらの爪が引起しケース29内を上方に回動して穀稈をすき上げる。この爪付チェーン27は、後述する駆動系により駆動される。
【0018】
前記引起し装置26の後方で、かつ伝動軸筒22の前方下部には、地面に近接して穀稈の株元を切断する刈刃30が設けられている。この刈刃30により切断された穀稈は、掻き込み装置31によって掻き込まれて後方に移送される。
【0019】
前記掻き込み装置31は、搬送ベルト32と株元搬送スターホイル33、株元搬送チェーン35等を有し、前記刈刃30によって刈取られた穀稈は、搬送ベルト32と株元搬送スターホイル33によって掻き込まれて各々の通路に寄せられ、株元搬送チェーン35によって挟持され、掻き込み装置31の後方に配置された前記こぎ深さ搬送装置36に引き継がれる。
【0020】
前記こぎ深さ搬送装置36は、こぎ深さ調整が可能なように、その後部が前記伝動軸ケース17を中心として回動可能に支持されていて、穀稈の穂先側を搬送する穂先搬送チェーン37と株元側を搬送する株元搬送チェーン39を備えている。これら穂先搬送チェーン37と株元搬送チェーン39は、前述した後部を支点に一体となって上下動自在とされていて(図の矢印方向)、その始端側は、前記掻き込み装置31の株元搬送チェーン35の搬送方向終端側の上方に延設されている。
【0021】
前記こぎ深さ搬送装置36に付設されたUパイプ部40には、搬送途中の穀稈の有無を検出する第1の検出手段としてのこぎ深さメインセンサ41が配設されている。このこぎ深さメインセンサ41は、例えば、オン、オフスイッチが用いられ、搬送途中の穀稈の有無を検出する。また、前記Uパイプ部40には、第2の検出手段としての株元センサ42と、穂先センサ43からなる株元・穂先センサが取り付けられている。この株元・穂先センサは、掻き込み装置31からこぎ深さ搬送装置36に引き継がれた穀稈の穂先の位置を検出する。
【0022】
前記脱穀部45には、フィードチェーン46と、このフィードチェーン46に略平行してこぎ室47が設けられていて、該こぎ室47内には機体12の前後方向に沿う回転軸を中心としてこぎ胴49が回転自在に配置されている。このこぎ胴49の下方には、脱穀された穀粒を漏下する受網50が設けられていて、該受網50の下方には、揺動選別部51が前後揺動可能に配設されている。
【0023】
そして、揺動選別部51の揺動作用と唐箕52及び吸引ファン53から発生される選別風とにより稈枝混じりの穀粒物が選別される。揺動選別部51にて選別された穀粒は、下方に配置された1番樋55又は2番樋56に落下収容される。なお、こぎ室47内でこぎ胴49により脱穀された後の穀稈は、フィードチェーン46から機体12後部に設けられた排稈チェーン57に引き継がれて処理される。
【0024】
前記エンジン13(E/G)を動力源とするコンバイン10の駆動系統は、図2に示すように構成されている。コンバイン10の走行駆動系を構成するトランスミッション59(T/M)には、主変速機を構成するHST60と、副変速機61及び歯車列62が配置され、クローラ走行装置11を駆動する。エンジン13からHST60へは、エンジン13の出力軸13aに固定されたプーリ13bと、HST60の入力軸60aに固定されたプーリ60bの間に掛け渡されたベルト63で動力の伝達が行なわれる。
【0025】
駆動軸65は、コンバイン10の所定の位置に回転可能に支持されている。エンジン13から駆動軸65へは、エンジン13の出力軸13aに固定されたプーリ13cと、駆動軸65に固定されたプーリ65aの間に掛け渡されたベルト66で動力の伝達が行なわれる。なお、ベルト66には、作業機クラッチ67(テンションクラッチ)が配置されている。
【0026】
中間軸69は、コンバイン10の所定の位置に回転可能に支持されている。駆動軸65から中間軸69へは、駆動軸65の一端に固定された傘歯車65bと、この傘歯車65bと噛み合うように中間軸69に固定された傘歯車69aで動力の伝達が行なわれる。
【0027】
中間軸69からこぎ胴49へは、中間軸69の一端に固定されたプーリ69bと、こぎ胴49の入力軸49aの一端に固定されたプーリ49bの間に掛け渡されたベルト70で動力の伝達が行なわれる。従って、こぎ胴49は、作業クラッチ67がONの状態にあるときには、常に回転している。
【0028】
前処理用変速機71は、前処理駆動用無段変速機を構成するHST72を備えている。駆動軸65からHST72へは、駆動軸65に固定されたプーリ65cと、HST72の入力軸72aに固定されたプーリ72bの間に掛け渡されたベルト73によって動力の伝達が行なわれる。なお、HST72は、HST駆動モータ75を備えている。
【0029】
前記HST72は、前処理用変速機71の出力軸71cが、前記HST60の回転に比例して回転するT/M比例モードと、前記エンジン13の回転速度に比例して回転するE/G比例モードで回転して、前記前処理部16及び脱穀部45のフィードチェーン46を駆動する。
【0030】
前処理駆動軸76は、コンバイン10の所定の位置に回転可能に支持されている。前処理用変速機71から前処理駆動軸76へは、前処理用変速機71の出力軸71cに固定されたプーリ71dと、前処理駆動軸76に固定されたプーリ76aの間に掛け渡されたベルト77によって動力の伝達が行なわれる。なお、ベルト77には、刈取りクラッチ79(テンションクラッチ)が配置され、脱穀部45の駆動中に前処理部16を停止させ、手こぎ作業を可能にするよう構成されている。
【0031】
前記前処理駆動軸76は、傘歯車76bと、この傘歯車76bと噛み合う傘歯車37aを介して、前記穂先搬送チェーン37及び株元搬送チェーン39を駆動する。
【0032】
伝動軸80は、コンバイン10の所定の位置に回転可能に支持されている。前記前処理駆動軸76から伝動軸80へは、前処理駆動軸76に固定された傘歯車76cと、この傘歯車76cと噛み合うように伝動軸80に固定された傘歯車80aにより動力の伝達が行なわれる。
【0033】
この伝動軸80は、前記刈刃30を駆動すると共に、伝動軸80に固定された歯車80bと噛み合う歯車32a、この歯車32aと噛み合う歯車32bを介して掻き込み装置31の搬送ベルト32を駆動する。
【0034】
駆動軸81は、コンバイン10の所定の位置に回転可能に支持されている。前記前処理用変速機71の出力軸71cから駆動軸81へは、出力軸71cに固定された歯車71eと噛み合う歯車71fに一体に固着されたスプロケット71gと、駆動軸81に固定されたスプロケット81aとの間に掛け渡されたチェーン82により、動力の伝達が行なわれる。そして、駆動軸81に固定されたスプロケット81bにより、フィードチェーン46が駆動される。
【0035】
コンバイン10の制御装置85は、図3に示すように構成されている。即ち、制御装置85は、入力インターフェース86と、マイコン87及び出力インターフェース89を備え、コンバイン10のメインスイッチ90に接続されている。
【0036】
前記入力インターフェース86には、リフトポテンショメータ21、リフト上昇スイッチ91、作業機クラッチスイッチ92、刈取りクラッチスイッチ93、こぎ深さメインセンサ41、リフトシャットスイッチ94、手こぎスイッチ95、バックスイッチ96、T/M回転センサ97、HST回転センサ98、エンジン回転センサ99等が接続されている。
【0037】
リフト上昇スイッチ91は、ONすることにより前処理部16を上昇させる。このリフト上昇スイッチ91を連続してONさせることにより、前処理部16が連続して上昇する。
【0038】
前記作業機クラッチスイッチ92は、作業クラッチレバー(図示せず)に設けられ、コンバイン10の走行と、前処理部16及び脱穀部45の駆動を、連動もしくは切離しする作業機クラッチ67の切り替えを行なう。
【0039】
前記刈取りクラッチスイッチ93は、刈取りクラッチレバー(図示せず)に設けられ、前処理部16と脱穀部45の駆動を、連動もしくは切離しする刈取りクラッチ79の切り替えを行なう。前記リフト上昇スイッチ91は、操作パネル(図示せず)に配置され、前処理部16を上昇させる。
【0040】
手こぎスイッチ95は、ONにより、コンバイン10の走行速度と前処理用変速機71の連動を解除すると共に、後述する手こぎランプ102を点灯し、OFFにより、コンバイン10の走行速度と前処理用変速機71を連動させると共に、手こぎランプ102を消灯する。なお、この手こぎスイッチ95は、操作パネル(図示せず)に配置してもよいし、前記こぎ室47の近傍に配置するようにしてもよい。
【0041】
バックスイッチ96は、HST60の主変速操作レバー(図示せず)に配置され、コンバイン10の走行方向を選択する。T/M(トランスミッション)回転センサ97は、走行用のHST60の出力軸に設けられ、その回転をコンバイン10の走行速度として検出する。HST回転センサ98は、HST72の出力軸に設けられ、その回転を前処理部における穀稈の搬送速度として検出する。エンジン回転センサ99は、オルタネータのパルスをカウントし、エンジン13の回転を検出するようになっている。
【0042】
また、出力インターフェース89には、ホーン101、手こぎランプ102、前処理搬送用のHST駆動モータ75、E/Gストップソレノイド103が接続されている。
【0043】
このような構成のコンバイン10では、コンバイン10を圃場に入れた後、その方向を穀稈の配列方向に向けて前進させる。すると、デバイダ25が穀稈の配列内に分け入り、爪付チェーン27で穀稈を引起す。刈刃30で穀稈を切断(刈取り)する。
【0044】
刈取られた穀稈は、搬送ベルト32でこぎ深さ搬送装置36まで搬送され、こぎ深さ搬送装置36に渡される。こぎ深さ搬送装置36で、フィードチェーン46に向けて搬送される間に、穀稈は、こぎ深さメインセンサ41で検出されると共に、株元センサ42と穂先センサ43で穀稈の穂先の位置が検出される。そして、その検出結果に基づいて、穀稈の穂先が株元センサ42と穂先センサ43の間に位置するように、こぎ深さ搬送装置36により、穀稈の位置が調整される。
【0045】
穀稈は、こぎ深さ搬送装置36からフィードチェーン46に受け渡される。そして、穀稈は、フィードチェーン46により、その穂先がこぎ室47内を通過するように搬送され、こぎ胴49との接触により脱穀される。フィードチェーン46の終端まで搬送された穀稈は、排稈チェーン57に受け渡され、排稈チェーン57でコンバイン10の外へ廃棄される。
【0046】
穀稈から脱穀された穀粒物は、受網50上に落下し、さらに受網50を通り揺動選別部51上に集められる。そして、揺動選別部51の揺動作用と、唐箕52及び吸引ファン53から発生される選別風により、稈枝と分離される。揺動選別部51にて選別された穀粒は、下方に配置された1番樋55又は2番樋56に落下収容される。
【0047】
このようなコンバイン10の制御装置85における穀稈の搬送制御について、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0048】
通常の刈取り作業を行っているコンバイン10の運転時に、HST60の出力軸の回転速度をコンバイン10の走行速度として、T/M回転センサ97から読み取り、予め設定された関数により、前処理部16の搬送部(掻き込み装置31、こぎ深さ搬送装置36)における穀稈の搬送速度(即ち、HST72の出力軸の回転速度)の目標値を計算する(図4のステップS1、以下、単にステップS○という)。
【0049】
前記ステップS1で算出された目標値を、前回算出した目標値と比較する(ステップS2)。ここで、新たに算出された穀稈搬送速度の目標値が前回算出された穀稈搬送速度の目標値と異なる場合、穀稈搬送速度が制御中であることを示す制御中フラグをONに設定する(ステップS3)。
【0050】
制御中フラグを判定する(ステップS4)。制御中フラグがONのときには、前処理装置16の搬送部における穀稈の搬送速度(即ち、HST72の出力軸の回転速度)を制御(加速、減速)する(ステップS5)と共に、制御後の穀稈の搬送速度と目標値とを比較する(ステップS6)。
【0051】
前記ステップS6において、制御後の穀稈の搬送速度が目標値と一致した場合には、制御中フラグをOFFに設定(ステップS7)し、前記ステップS1からのルーチンを繰り返す。また、制御後の穀稈の搬送速度と目標値が一致していない場合には、制御中フラグがONのまま前記ステップS1からのルーチンを繰り返す。
【0052】
前記ステップS2において、新たに算出された目標値と前回算出した目標値が同じ場合、即ち、コンバイン10の走行速度に比例する前処理部16の搬送部における穀稈の搬送速度が目標値に達している場合(即ち、制御中フラグがOFFされている場合)、制御中フラグを設定することなく、前記ステップS4で、制御中フラグを判定する。
【0053】
前記ステップS4で、制御中フラグがOFFのとき、前処理部16の搬送部における穀稈の搬送速度を目標値と比較して、前処理部16の搬送部における穀稈の搬送状態を判定する(ステップS8)。前処理部16の搬送部における穀稈の搬送速度が目標値に対して、所定の割合以上低下していなければ、前記ステップS1からのルーチンを繰り返す。
【0054】
前記ステップS8で、前処理部16の搬送部における穀稈の搬送速度が目標値に対して、所定の割合以上低下しているときには、前処理部16の搬送部に穀稈の搬送詰まりが発生しているものと判定して、E/Gストップソレノイド103を作動させ、エンジン13を停止(ステップS9)して、コンバイン10の走行を停止させると共に、前処理部16の搬送部における穀稈の搬送を停止させる。
【0055】
なお、前記ステップS9で、エンジン13を停止させる代わりに、刈取りクラッチ79をOFFして前処理部16の駆動を停止させてもよい。また、HST駆動モータ75を作動させて、HST72の出力軸の回転を停止させるようにしてもよい。
【0056】
上記のように、走行速度と、前処理部16の搬送部における穀稈の搬送速度を比例関係で制御しているコンバイン10において、前記比例関係が所定の割合以上崩れたとき、前処理部16に穀稈の搬送詰まりが発生したものとみなして、前処理部における穀稈の搬送を停止することにより、HST72に過大な圧力が作用する前に、HST72を停止させることが出来、HST72を保護することが出来る。
【0057】
このようにして、コンバイン10の走行を停止させると共に、前処理部16の駆動を停止させた状態で、前処理部16の搬送部に詰まった穀稈を除去する。
【0058】
このようなコンバイン10の制御装置85における穀稈の搬送制御の第2の実施の形態を、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、図5に示すステップS1からステップS8までは、図4に示すステップS1からステップS8までと同じであるので、説明を省略する。
【0059】
ステップS8で、前処理部16の搬送部における穀稈の搬送速度の低下が判定されたら、搬送速度の低下のレベルを判定する(ステップS10)。このステップS10では、前処理部16における穀稈搬送速度の低下を、穀稈の搬送速度の低下が発生しているが、穀稈の搬送を停止するほどではない段階1と、前処理部16における穀稈の搬送を停止させなければならない段階2の2段階で判定する。
【0060】
前記ステップS10で、段階1と判定された場合には、コンバイン10のホーン101を、例えば、断続的に吹鳴させ警報音として、使用者に前処理部16の搬送部に穀稈の搬送詰まりが発生しかけていることを知らせる警報予鈴を発信する(ステップS11)。
【0061】
また、前記ステップS10で、段階2と判定された場合には、コンバイン10のエンジン13を停止させて前処理部16における穀稈の搬送を停止させると共に、ホーン101を、例えば、連続的に吹鳴させ警報音として、使用者に前処理部16の搬送部に穀稈の搬送詰まりが発生してことを知らせる(ステップS12)。
【0062】
このような構成とすることにより、前処理部16の搬送部における穀稈の搬送詰まりがコンバイン10を故障させる前に、コンバイン10の走行を停止させ、前処理部16内の穀稈を取り除いたり、コンバイン10を手扱ぎモードにして、刈り取りを行なわず、前処理部16内の穀稈を脱穀部45に送り込むなど、前処理部16内に滞留した穀稈を排出することができるので、重大な事故をなくしHST72を保護することが出来る。
【0063】
なお、前記ステップS10における判定は、2段階だけでなく、3段階あるいはそれ以上にして、それぞれの段階で適当な処置をするようにしてもよい。
【0064】
このようにして、前処理部16における穀稈の搬送詰まりを解消した後、コンバイン10を再起動した場合、あるいは、コンバインを始動させた場合、コンバイン10の走行速度と前処理部16における穀稈の搬送速度との間の比例関係は成立していない。
【0065】
このようなコンバイン10の始動時あるいは再起動時における穀稈の搬送制御を図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0066】
コンバイン10のメインスイッチ90がON(パワーONリセット)されたか否かを判定する(ステップS21)。
【0067】
前記ステップS21で、メインスイッチ90がONされた場合、前処理用変速機71のHST72を減速駆動する(ステップS22)。即ち、メインスイッチ90がONされると、HST駆動モータ75がHST72を減速する方向に作動して、HST72の出力軸の回転速度を「0」にする。
【0068】
搬送速度制御条件が成立しているか否かを判定する(ステップS23)。ここでは、例えば、手こぎ作業、穀稈の搬送詰まりを除去した後の確認作業、注油などのメンテナンスごの確認作業など、コンバイン10を停止させて行なう作業の場合、あるいは、路上走行などの場合には、搬送速度制御条件が成立していない(NG)ものと判定する。即ち、刈取り作業を開始するためにコンバイン10が走行を開始したときのみ、搬送制御条件が成立している(OK)ものと判定する。そして、搬送速度制御条件が成立していない場合には、前記ステップS21からのルーチンを繰り返す。
【0069】
搬送速度制御条件が成立している場合には、T/M回転センサ97の出力によりコンバイン10の走行速度(HST60の回転速度)を検出して、前処理部16の搬送部における搬送速度(HST72の回転速度)の目標値を計算する(ステップS24)。
【0070】
HST回転センサ98の出力を検出して、前記ステップS24で算出された目標値と、HST72の現在の回転速度(現在値)とを比較する(ステップS25)。ここで、HST72の出力軸の回転速度が、目標値より小さければ、HST72の出力軸の回転速度を増速するように、HST駆動モータ75を制御する。(ステップS26)。
【0071】
前記ステップS26におけるHST駆動モータ75の制御により、HST72の出力軸の回転速度が上昇したか否かを判定する(ステップS27)。この判定は、前回の判定時におけるHST72の出力軸の回転速度と、今回の判定時におけるHSTの出力軸の回転速度を比較することにより行なう。
【0072】
前記ステップS27で、HST72の出力軸の回転速度が上がっている場合には、現状のコンバイン10の運転状態を維持し、前記ステップS21からのルーチンを繰り返す。
【0073】
前記ステップS27で、前回の判定時におけるHST72の出力軸の回転速度に対して、今回の判定時におけるHST72の出力軸の回転速度が上がっていない場合には、前処理部16の搬送部に穀稈の搬送詰まりがあるものと判定して、エンジン13を停止させ、コンバイン10の走行を停止させる(ステップS28)。
【0074】
前記ステップS25で、現在値が目標値より小さくないと判定された場合、現在値と目標値を再度比較する(ステップS29)。そして、ON(現在値が目標値より大きくない。即ち、現在値が目標値と同じ大きさ)と判定された場合には、前記ステップS21からのルーチンを繰り返す。
【0075】
前記ステップS29で、YES(現在値が目標値より大きい)と判定された場合には、HST駆動モータ75をHST72の出力軸の回転が減速する方向に制御する(ステップS30)。そして、前記ステップS21からのルーチンを繰り返す。
【0076】
上記のように、本実施形態においては、コンバイン10の走行速度と前処理部16における穀稈の搬送速度の比例制御が確立していないコンバイン10の始動時においても、前処理部16における穀稈の搬送詰まりを検出することができるので、前処理用変速機71を保護することが出来る。
【0077】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によると、穀稈の搬送速度がコンバインの走行速度と比例関係になった後、前記穀稈の搬送速度が前記比例関係より所定の割合以上低下した場合、あるいは、前記前処理駆動用無段変速機の出力軸の増速を指令して、その回転速度が上がらないとき、前記穀稈の搬送を停止させるようにしたので、前記前処理駆動用無段変速機に過大な圧力が作用することがなくなり前記前処理駆動用無段変速機を保護することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するコンバインの断側面図。
【図2】図1に示すコンバインの駆動系統図。
【図3】図1におけるコンバインの制御系統図。
【図4】穀稈搬送制御の過程を示すフローチャート。
【図5】第2の穀稈搬送制御の過程を示すフローチャート。
【図6】第3の穀稈搬送制御の過程を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…コンバイン
11…クローラ走行装置
13…動力源(エンジン)
16…前処理部
45…脱穀部
46…フィードチェーン
60…走行駆動用無段変速機(HST)
72…前処理駆動用無段変速機(HST)
85…制御装置

Claims (2)

  1. 動力源と、
    この動力源の出力をクローラ走行装置に伝達して、コンバインを走行させる走行駆動用無段変速機と、
    前記動力源の出力を前処理部と脱穀部のフィードチェーンに伝達して、穀稈の刈取りと搬送を行なわせる前処理駆動用無段変速機と
    前記走行駆動用無段変速機の出力側の回転数を検出する走行用速度センサと、
    前記前処理駆動用無段変速機の出力側の回転数を検出する穀稈搬送用速度センサと、を備え、
    前記コンバインの走行速度記穀稈の搬送速度比例関係となるように、前記前処理駆動用無段変速機を制御してなるコンバインの穀稈搬送装置において、
    前記穀稈の搬送を停止する停止手段を備え、
    記穀稈の搬送速度がコンバインの走行速度と比例関係になった後、前記穀稈搬送用速度センサに基づく記穀稈の搬送速度が前記比例関係に基づく目標値に対して所定の割合以上低下したとき、前記停止手段を作動して記穀稈の搬送を停止させるようにした制御装置、を設けた、
    ことを特徴とする、コンバインの穀稈搬送装置。
  2. 動力源と、
    この動力源の出力をクローラ走行装置に伝達して、コンバインを走行させる走行駆動用無段変速機と、
    前記動力源の出力を前処理部と脱穀部のフィードチェーンに伝達して、穀稈の刈取りと搬送を行なわせる前処理駆動用無段変速機と
    前記走行駆動用無段変速機の出力側の回転数を検出する走行用速度センサと、
    前記前処理駆動用無段変速機の出力側の回転数を検出する穀稈搬送用速度センサと、を備え、
    前記コンバインの走行速度記穀稈の搬送速度比例関係となるように、前記前処理駆動用無段変速機を制御してなるコンバインの穀稈搬送装置において、
    前記穀稈の搬送を停止する停止手段を備え、
    前記動力源を始動させ、前記前処理駆動用無段変速機が停止状態となるように制御した後、該前処理駆動用無段変速機の出力軸の増速を指令しても、前記穀稈搬送用速度センサの前回の値と今回の値とを比較することに基づきその回転速度が上がらないと判定したとき、前記停止手段を作動して記穀稈の搬送を停止させるようにした制御装置、を設けた、
    ことを特徴とする、コンバインの穀稈搬送装置。
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