JP4385363B2 - コンバインの穀稈搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、前処理部で刈取った穀稈を脱穀部に向けて搬送するコンバインの穀稈搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンバインでは、穀稈の刈取と脱穀を同時に行なうため、前処理部に穀稈の刈取部と搬送部を設け、刈取部で刈取った穀稈を搬送部(こぎ深さ搬送装置)により順次脱穀部のフィードチェーンに送り込むようになっている。前記搬送部には、刈取られた穀稈を検出するこぎ深さメインセンサと、刈取られた穀稈の穂先を検出する株元センサ及び穂先センサとを設け、こぎ深さメインセンサの検出出力に基づいて、株元センサ及び穂先センサが作動し、刈取られた穀稈の穂先を検出して、こぎ胴に対する穀稈の穂先の通過位置を制御するこぎ深さ制御が行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなコンバインでは、前処理部と脱穀部がトランスミッションの回転数に比例した速度で作動するように制御されているため、コンバインの走行停止時には、前処理部と脱穀部も停止するようになっていた。このため、コンバインの走行を停止させた状態で、手こぎ作業を行なうことが出来なかった。
【0004】
本発明は、上記の事情に鑑み、コンバインの走行を停止させた状態で、脱穀部のみを作動させ、手こぎ作業を行えるようにしたコンバインの穀稈搬送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1は、動力源(13)と、この動力源(13)の出力をクローラ走行装置(11)に伝達して、コンバイン(10)を走行させる走行駆動用無段変速機(60)と、前記動力源(13)の出力を前処理部(16)と脱穀部(45)のフィードチェーン(46)に伝達して、穀稈の刈取りと搬送を行なわせる前処理駆動用無段変速機(72)と、前記動力源(13)と前記前処理駆動用無段変速機(72)の間に配置され、動力源(13)と前処理駆動用無段変速機(72)との間の、動力伝達のON、OFFを行なう作業機クラッチ(67)と、前記前処理駆動用無段変速機(72)と前処理部(16)の間に配置され、前処理駆動用無段変速機(72)と前処理部(16)との間の、動力伝達のON、OFFを行なう刈取りクラッチ(79)と、を備え、
前記刈取りクラッチ(79)及び作業機クラッチ(67)のON状態、又は前記作業機クラッチ(67)のON状態でかつ前記刈取りクラッチがONからOFFに切換わった状態で、前記走行駆動用無段変速機(60)と前処理駆動用無段変速機(72)を連動させ、コンバイン(10)の走行速度に連動させ穀稈の搬送を行なうようにし、
前記刈取りクラッチ(79)がOFFであってかつ前記作業機クラッチ(67)がOFFからONに切換わった状態で、前記前処理駆動用無段変速機(72)を制御して、前記動力源(13)の回転数に比例した回転数で前記フィードチェーン(46)を駆動し、
前記刈取りクラッチ(79)及び前記作業機クラッチ(67)が共にOFF状態で前記フィードチェーン(46)を停止するようにした、
制御装置(85)を設けたことを特徴とするコンバインの穀稈搬送装置にある。
【0006】
また、本発明の請求項2は、動力源(13)と、この動力源(13)の出力をクローラ走行装置(11)に伝達して、コンバイン(10)を走行させる走行駆動用無段変速機(60)と、前記動力源(13)の出力を前処理部(16)と脱穀部(45)のフィードチェーン(46)に伝達して、穀稈の刈取りと搬送を行なわせる前処理駆動用無段変速機(72)と、前処理部(16)に配設され、刈取られた穀稈の有無を検出するこぎ深さメインセンサ(41)と、前記動力源(13)と前処理駆動用無段変速機(72)の間に配設され、動力源(13)と前処理駆動用無段変速機(72)との間の、動力伝達のON、OFFを行なう作業機クラッチ(67)と、前記前処理駆動用無段変速機(72)と前処理部(16)の間に配設され、前処理駆動用無段変速機(72)と前処理部(16)との間の、動力伝達のON、OFFを行なう刈取りクラッチ(79)と、を備え、前記走行駆動用無段変速機(60)と前処理駆動用無段変速機(72)を連動させ、コンバイン(10)の走行速度に連動させ穀稈の搬送を行なうようにした、コンバインの穀稈搬送装置において、
前記コンバイン(10)の走行停止時に、前記こぎ深さメインセンサ(41)及び刈取りクラッチ(79)がOFFで、前記作業機クラッチ(67)がON状態で、前記前処理駆動用無段変速機(72)を制御して、前記フィードチェーン(46)を駆動する制御装置(85)を設けた、ことを特徴とする、コンバインの穀稈搬送装置にある。
【0007】
また、本発明の請求項3は、前記制御装置(85)は、前記コンバイン(10)が、予め設定された距離まで走行しても、前記こぎ深さメインセンサ(41)がONしない場合、前記前処理駆動用無段変速機(72)を制御して、前記フィードチェーン(46)を駆動するようにした、ことを特徴とする、請求項2記載のコンバインの穀稈搬送装置にある。
【0008】
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明を実施するコンバインの断側面図、図2は、図1に示すコンバインの駆動系統図、図3は、図1におけるコンバインの制御系統図、図4は、穀稈搬送制御の過程を示すフローチャートである。
【0010】
図1において、コンバイン10は、左右一対のクローラ走行装置11、11により支持された機体12を有している。この機体12の前部(図1の左側)の左右いずれか一側には、エンジン13が搭載されている。このエンジン13の上方には、運転席15が配置されている。
【0011】
また、前記機体12の前方(図1の左側)には、穀稈を刈取る前処理部16が昇降自在に支持されている。さらに、前記機体12の前部の左右いずれか他側には、刈取られた穀稈を脱穀し、かつ脱穀した穀粒を選別する脱穀部45が配置されている。
【0012】
そして、前記クローラ走行装置11、11、前処理部16及び脱穀部45は、前記エンジン13により駆動され、コンバイン10の走行と、穀稈の刈取り、脱穀作業が行なわれる。
【0013】
前記前処理部16は、倒伏した穀稈を引起す引起し装置26と、切断された穀稈を掻き込む掻き込み装置31と、刈取られた穀稈を前記脱穀部45へ向けて搬送すると共に、穀稈の位置を調整するこぎ深さ搬送装置36を備え、その作動基端側を機体12の前方に配置された伝動軸ケース17に回転可能に支持されている。
【0014】
この伝動軸ケース17から機体12に対し、機体12の前方斜め下方に向けて延出された伝動ケース19は、その長手方向の中間位置に配置された油圧シリンダ20の伸縮により、伝動軸ケース17を中心として揺動する。前記伝動軸ケース17には、伝動ケース19の回動量を検出するリフトポテンショメータ21が設けられている。
【0015】
また、前記伝動ケース19の下方には、機体12の左右方向(図1の紙面前後方向)に亘って延設され、かつ該伝動ケース19と略T字状に直交する伝動軸筒22が一体的に連結されている。この伝動軸筒22には、機体12の前方に向かって延びる前処理フレーム23を介して、未刈り穀稈を分草して引起し通路に導く複数個のデバイダ25が一体的に連結されている。
【0016】
また、左右両端のデバイダ25の下方には、コンバイン10の自動走行を可能とする方向センサ(図示せず)を有している。前記デバイダ25の後方には、分草された穀稈を引起す前記引起し装置26が、前処理部16の前方から後方に向けて上昇する傾斜状に設けられている。
【0017】
この引起し装置26は、爪付チェーン27と引起しケース29を有し、爪付チェーン27には所定の間隔で複数本の爪が取付けられ、これらの爪が引起しケース29内を上方に回動して穀稈をすき上げる。この爪付チェーン27は、後述する駆動系により駆動される。
【0018】
前記引起し装置26の後方で、かつ伝動軸筒22の前方下部には、地面に近接して穀稈の株元を切断する刈刃30が設けられている。この刈刃30により切断された穀稈は、掻き込み装置31によって掻き込まれて後方に移送される。
【0019】
前記掻き込み装置31は、搬送ベルト32と株元搬送スターホイル33、株元搬送チェーン35等を有し、前記刈刃30によって刈取られた穀稈は、搬送ベルト32と株元搬送スターホイル33によって掻き込まれて各々の通路に寄せられ、株元搬送チェーン35によって挟持され、掻き込み装置31の後方に配置された前記こぎ深さ搬送装置36に引き継がれる。
【0020】
前記こぎ深さ搬送装置36は、こぎ深さ調整が可能なように、その後部が前記伝動軸ケース17を中心として回動可能に支持されていて、穀稈の穂先側を搬送する穂先搬送チェーン37と株元側を搬送する株元搬送チェーン39を備えている。これら穂先搬送チェーン37と株元搬送チェーン39は、前述した後部を支点に一体となって上下動自在とされていて(図の矢印方向)、その始端側は、前記掻き込み装置31の株元搬送チェーン35の搬送方向終端側の上方に延設されている。
【0021】
前記こぎ深さ搬送装置36に付設されたUパイプ部40には、搬送途中の穀稈の有無を検出する第1の検出手段としてのこぎ深さメインセンサ41が配設されている。このこぎ深さメインセンサ41は、例えば、オン、オフスイッチが用いられ、搬送途中の穀稈の有無を検出する。また、前記Uパイプ部40には、第2の検出手段としての株元センサ42と、穂先センサ43からなる株元・穂先センサが取り付けられている。この株元・穂先センサは、掻き込み装置31からこぎ深さ搬送装置36に引き継がれた穀稈の穂先の位置を検出する。
【0022】
前記脱穀部45には、フィードチェーン46と、このフィードチェーン46に略平行してこぎ室47が設けられていて、該こぎ室47内には機体12の前後方向に沿う回転軸を中心としてこぎ胴49が回転自在に配置されている。このこぎ胴49の下方には、脱穀された穀粒を漏下する受網50が設けられていて、該受網50の下方には、揺動選別部51が前後揺動可能に配設されている。
【0023】
そして、揺動選別部51の揺動作用と唐箕52及び吸引ファン53から発生される選別風とにより稈枝混じりの穀粒物が選別される。揺動選別部51にて選別された穀粒は、下方に配置された1番樋55又は2番樋56に落下収容される。なお、こぎ室47内でこぎ胴49により脱穀された後の穀稈は、フィードチェーン46から機体12後部に設けられた排稈チェーン57に引き継がれて処理される。
【0024】
前記エンジン13(E/G)を動力源とするコンバイン10の駆動系統は、図2に示すように構成されている。コンバイン10の走行駆動系を構成するトランスミッション59(T/M)には、主変速機を構成するHST60と、副変速機61及び歯車列62が配置され、クローラ走行装置11を駆動する。エンジン13からHST60へは、エンジン13の出力軸13aに固定されたプーリ13bと、HST60の入力軸60aに固定されたプーリ60bの間に掛け渡されたベルト63で動力の伝達が行なわれる。
【0025】
駆動軸65は、コンバイン10の所定の位置に回転可能に支持されている。エンジン13から駆動軸65へは、エンジン13の出力軸13aに固定されたプーリ13cと、駆動軸65に固定されたプーリ65aの間に掛け渡されたベルト66で動力の伝達が行なわれる。なお、ベルト66には、作業機クラッチ67(テンションクラッチ)が配置されている。
【0026】
中間軸69は、コンバイン10の所定の位置に回転可能に支持されている。駆動軸65から中間軸69へは、駆動軸65の一端に固定された傘歯車65bと、この傘歯車65bと噛み合うように中間軸69に固定された傘歯車69aで動力の伝達が行なわれる。
【0027】
中間軸69からこぎ胴49へは、中間軸69の一端に固定されたプーリ69bと、こぎ胴49の入力軸49aの一端に固定されたプーリ49bの間に掛け渡されたベルト70で動力の伝達が行なわれる。
【0028】
前処理用変速機71は、前処理駆動用無段変速機を構成するHST72を備えている。駆動軸65からHST72へは、駆動軸65に固定されたプーリ65cと、HST72の入力軸72aに固定されたプーリ72bの間に掛け渡されたベルト73によって動力の伝達が行なわれる。なお、HST72は、HST駆動モータ75を備えている。
【0029】
前記HST72は、前処理用変速機71の出力軸71cが、前記HST60の回転に比例して回転するT/M比例モードと、前記エンジン13の回転数に比例して回転するE/G比例モードで回転して、前記前処理部16及び脱穀部45のフィードチェーン46を駆動する。
【0030】
前処理駆動軸76は、コンバイン10の所定の位置に回転可能に支持されている。前処理用変速機71から前処理駆動軸76へは、前処理用変速機71の出力軸71cに固定されたプーリ71dと、前処理駆動軸76に固定されたプーリ76aの間に掛け渡されたベルト77によって動力の伝達が行なわれる。なお、ベルト77には、刈取りクラッチ79(テンションクラッチ)が配置され、脱穀部45の駆動中に前処理部16を停止させ、手こぎ作業を可能にするよう構成されている。
【0031】
前記前処理駆動軸76は、傘歯車76bと、この傘歯車76bと噛み合う傘歯車37aを介して、前記穂先搬送チェーン37及び株元搬送チェーン39を駆動する。
【0032】
伝動軸80は、コンバイン10の所定の位置に回転可能に支持されている。前記前処理駆動軸76から伝動軸80へは、前処理駆動軸76に固定された傘歯車76cと、この傘歯車76cと噛み合うように伝動軸80に固定された傘歯車80aにより動力の伝達が行なわれる。
【0033】
この伝動軸80は、前記刈刃30を駆動すると共に、伝動軸80に固定された歯車80bと噛み合う歯車32a、この歯車32aと噛み合う歯車32bを介して掻き込み装置31の搬送ベルト32を駆動する。
【0034】
駆動軸81は、コンバイン10の所定の位置に回転可能に支持されている。前記前処理用変速機71の出力軸71cから駆動軸81へは、出力軸71cに固定された歯車71eと噛み合う歯車71fに一体に固着されたスプロケット71gと、駆動軸81に固定されたスプロケット81aとの間に掛け渡されたチェーン82により、動力の伝達が行なわれる。そして、駆動軸81に固定されたスプロケット81bにより、フィードチェーン46が駆動される。
【0035】
コンバイン10の制御装置85は、図3に示すように構成されている。即ち、制御装置85は、入力インターフェース86と、マイコン87及び出力インターフェース89を備え、コンバイン10のメインスイッチ90に接続されている。
【0036】
前記入力インターフェース86には、リフトポテンショメータ21、リフト上昇スイッチ91、作業機クラッチスイッチ92、刈取りクラッチスイッチ93、こぎ深さメインセンサ41、リフトシャットスイッチ94、バックスイッチ96、T/M回転センサ97、HST回転センサ98、エンジン回転センサ99等が接続されている。
【0037】
リフト上昇スイッチ91は、ONすることにより前処理部16を上昇させる。このリフト上昇スイッチ91を連続してONさせることにより、前処理部16が連続して上昇する。
【0038】
前記作業機クラッチスイッチ92は、作業クラッチレバー(図示せず)に設けられ、コンバイン10の走行と、前処理部16及び脱穀部45の駆動を、連動もしくは切離しする作業機クラッチ67の切り替えを行なう。
【0039】
前記刈取りクラッチスイッチ93は、刈取りクラッチレバー(図示せず)に設けられ、前処理部16と脱穀部45の駆動を、連動もしくは切離しする刈取りクラッチ79の切り替えを行なう。前記リフト上昇スイッチ91は、操作パネル(図示せず)に配置され、前処理部16を上昇させる。
【0040】
バックスイッチ96は、主変速機の主変速操作レバー(図示せず)に配置され、コンバイン10の走行方向を選択する。T/M(トランスミッション)回転センサ97は、走行用のHST60の出力軸に設けられ、その回転を検出する。HST回転センサ98は、HST72の出力軸に設けられ、その回転を検出する。エンジン回転センサ99は、オルタネータのパルスをカウントし、エンジン13の回転を検出するようになっている。
【0041】
また、出力インターフェース89には、ホーン101、手こぎランプ102、前処理搬送用のHST駆動モータ75、E/Gストップソレノイド103が接続されている。
【0042】
このような構成のコンバイン10では、コンバイン10を圃場に入れた後、その方向を穀稈の配列方向に向けて前進させる。すると、デバイダ25が穀稈の配列内に分け入り、爪付チェーン27で穀稈を引起す。刈刃30で穀稈を切断(刈取り)する。
【0043】
刈取られた穀稈は、搬送ベルト32でこぎ深さ搬送装置36まで搬送され、こぎ深さ搬送装置36に渡される。こぎ深さ搬送装置36で、フィードチェーン46に向けて搬送される間に、穀稈は、こぎ深さメインセンサ41で検出されると共に、株元センサ42と穂先センサ43で穀稈の穂先の位置が検出される。そして、その検出結果に基づいて、穀稈の穂先が株元センサ42と穂先センサ43の間に位置するように、こぎ深さ搬送装置36により、穀稈の位置が調整される。
【0044】
穀稈は、こぎ深さ搬送装置36からフィードチェーン46に受け渡される。そして、穀稈は、フィードチェーン46により、その穂先がこぎ室47内を通過するように搬送され、こぎ胴49との接触により脱穀される。フィードチェーン46の終端まで搬送された穀稈は、排稈チェーン57に受け渡され、排稈チェーン57でコンバイン10の外へ廃棄される。
【0045】
穀稈から脱穀された穀粒物は、受網50上に落下し、さらに受網50を通り揺動選別部51上に集められる。そして、揺動選別部51の揺動作用と、唐箕52及び吸引ファン53から発生される選別風により、稈枝と分離される。揺動選別部51にて選別された穀粒は、下方に配置された1番樋55又は2番樋56に落下収容される。
【0046】
このようなコンバイン10の制御装置85における穀稈の搬送制御について、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0047】
コンバイン10の運転時に、刈取りクラッチ79の状態を判定する(図4のステップS1、以下、単にステップS○という)。刈取りクラッチ79がONのとき、即ち、刈取り作業を行っているとき、クラッチフラグをONに設定し(ステップS2)、トランスミッション比例モード、即ち、コンバイン10の走行速度に比例した速さで、前処理部16のこぎ深さ搬送装置36と、脱穀部45のフィードチェーン46を駆動する(ステップS3)。
【0048】
前記ステップS1で、刈取りクラッチ79がOFFの場合、作業機クラッチ67の状態を判定する(ステップS4)。ステップS4で、作業機クラッチ67がONと判定された場合には、前回の判定時における作業機クラッチ67のクラッチフラグの状態を判定する(ステップS5)。クラッチフラグがONである場合、前処理部16と脱穀部45を、T/M比例モードで駆動(ステップS3)して、穀稈の搬送を行なう。
【0049】
このとき、刈取り作業の中断等で、コンバイン10の走行が停止されていると、走行速度が「0」であるため、T/M比例モードでは、前処理部16及び脱穀部45における穀稈の搬送も停止される。
【0050】
前記ステップS5で、前回の判定時におけるクラッチフラグがOFFであったとき、脱穀部45のフィードチェーン46がE/G比例モードで駆動される(ステップS6)。即ち、刈取りクラッチ79と作業機クラッチ67が共にOFFの状態で、作業機クラッチ67がONされた状態となるため、フィードチェーン46をE/G比例モードで一定速(例えば、0.5m/s)で駆動して、コンバイン10の走行停止状態での手こぎ作業を可能にすることが出来る。
【0051】
前記ステップS4で、作業機クラッチ67がOFFであった場合には、作業機クラッチ67のクラッチフラグをOFFに設定する(ステップS7)。そして、前処理部及び脱穀部45における穀稈の搬送を停止させる(ステップS8)。
【0052】
上記のように、この実施形態においては、刈取りクラッチ79がOFFで、作業機クラッチ67がONされたとき(刈取りクラッチ79と作業機クラッチ67が共にOFFの状態から、作業機クラッチ67がONされたとき)、前記前処理用変速機71を制御して、前記フィードチェーン46を駆動するようにしたので、コンバイン10の走行停止状態で、脱穀部45のフィードチェーン46を駆動させ、手こぎ作業を行なうことが出来る。
【0053】
また、刈取りクラッチ79のOFF操作で、前記フィードチェーン46が作動することがない(フィードチェーン46は、作業機クラッチ67のON操作で作動する)ので、思い違いによるトラブルの発生を防止することが出来、安全性を向上させることが出来る。
【0054】
このようなコンバイン10の制御装置85における穀稈の搬送制御の第2の実施の形態を、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0055】
T/M回転センサ97の出力により、コンバイン10の走行、停止状態を判定する(ステップS11)。
【0056】
前記ステップS11で、コンバイン10が停止していると判定された場合、こぎ深さメインセンサ41のON、OFFを判定する(ステップS12)。ステップS12で、こぎ深さメインセンサ41がOFFであった場合、作業機クラッチ67のON、OFFを判定する(ステップS13)。
【0057】
ステップS13で、作業機クラッチ67がONであった場合、前回の判定時における作業機クラッチ67のON、OFFを判定する(ステップS14)。ステップS14で、前回の判定時における作業機クラッチ67がOFFであった場合には、作業機クラッチ67のクラッチフラグをONに設定する(ステップS15)。
【0058】
作業機クラッチ67のクラッチフラグのON、OFFを判定する(ステップS16)。そして、作業機クラッチ67のクラッチフラグがONの場合、脱穀部45のフィードチェーン46を、E/G比例モードで一定速で駆動する(ステップS17)。
【0059】
即ち、コンバイン10が停止している状態で、こぎ深さメインセンサ41がOFFの場合、穀稈の刈取りは行なわれていない状態であり、この状態で、フィードチェーン46を駆動することにより、手こぎ作業が可能になる。
【0060】
前記ステップS11で、コンバイン10が走行していると判定された場合、あるいは、前記ステップS12で、こぎ深さメインセンサ41がONしていると判定された場合、作業機クラッチ67のクラッチフラグをOFFに設定する(ステップS18)。
【0061】
そして、作業機クラッチ67のON、OFFを判定する(ステップS19)。作業機クラッチ67がONされている場合、コンバイン10が走行している状態、あるいは、前処理部16のこぎ深さ搬送装置36内の穀稈が存在している状態であるので、前処理部16と脱穀部45をT/M比例モードで駆動(ステップS20)して,穀稈の搬送を行なう。また、前記ステップS16で、作業機クラッチ67のクラッチフラグがOFFの場合にも、フィードチェーン46をT/M比例モードで駆動する。
【0062】
前記ステップS13で、作業機クラッチがOFFの場合、あるいは、前記ステップS19で、作業機クラッチ67がOFFの場合、フィードチェーン46を停止させ、穀稈の搬送を停止させる(ステップS21)。
【0063】
この実施形態においては、前記実施形態の刈取りクラッチ79のON、OFFを判定する代わりに、こぎ深さ搬送装置36に付設されたこぎ深さメインセンサ41のON、OFFを判定し、制御するようにしている。このような制御を行なっても、コンバイン10の走行停止時に、フィードチェーン46を駆動することができるので、手こぎ作業を行なうことが出来る。
【0064】
このようなコンバイン10の制御装置85における穀稈の搬送制御の第3の実施の形態を、図6乃至図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0065】
作業機の状態をチェックする(ステップS30)。この作業機チェックは、図7に示すフローチャートに従って行なわれる。まず、T/M回転センサ97の出力に基づいて、機体の状態、即ち、コンバイン10が走行しているか停止しているかを判定する(ステップS31)。
【0066】
前記ステップS31で、コンバイン10が停止している場合、こぎ深さメインセンサ41のON、OFFを判定する(ステップS32)。そして、ステップS32で、こぎ深さメインセンサ41の出力がOFFである場合には、作業機クラッチ67のON、OFFを判定する(ステップS33)。ステップS33で、作業機クラッチ67がONであった場合には、前回の判定時における作業機クラッチ67の状態を判定する(ステップS34)。ステップS34で、前回の判定時における作業機クラッチ67がOFFであった場合には、モードフラグAをE/G比例モードに設定する(ステップS35)。
【0067】
前記ステップS31で、コンバイン10が走行している場合、あるいは、前記ステップS32で、こぎ深さメインセンサ41の出力がON(穀稈を検出している)の場合、モードフラグAをT/M比例モードに設定する(ステップS36)。
【0068】
このようにして、モードフラグAの設定が終わると、図6のフローチャートにおける走行距離チェックを行なう(ステップS40)。この走行距離チェックは、図8に示すフローチャートに従って行なわれる。
【0069】
こぎ深さメインセンサ41のON、OFFを判定する(ステップS41)。ステップS41で、こぎ深さメインセンサ41がONの場合、距離カウンタを0にセットする(ステップS42)。そして、モードフラグBをT/M比例モードに設定する(ステップS43)。
【0070】
前記ステップS41で、こぎ深さメインセンサ41がOFFの場合、機体の状態を判定する(ステップS44)。ステップS44で、コンバイン10が停止している場合には、距離カウンタを0に設定し(ステップS42)、モードフラグBをT/M比例モードに設定する(ステップS43)。
【0071】
前記ステップS44で、コンバイン10が走行している場合には、前記距離カウンタでコンバイン10の走行距離の積算を開始する。そして、前記距離カウンタで積算された走行距離と、予め設定された所定距離(穀稈の刈始めから、刈取られた穀稈がこぎ深さメインセンサ41を作動(ON)させるまでに必要な走行距離)とを比較する(ステップS45)。
【0072】
前記ステップS45で、「距離カウンタ>所定距離」の関係が成立していなければ、モードフラグBをT/M比例モードに設定する(ステップS43)。また、ステップS45で、「距離カウンタ>所定距離」の関係が成立していれば、モードフラグBをE/G比例モードに設定する(ステップS46)。
【0073】
穀稈の搬送モードが設定されると、作業機クラッチ67のON、OFFを判定する(ステップS51)。ステップS51で、作業機クラッチ67がONの場合、モードフラグAを判定する(ステップS52)。ステップS52で、モードフラグAがT/M比例モードである場合、モードフラグBを判定する(ステップS53)。
【0074】
そして、前記ステップS53で、モードフラグBがT/M比例モードである場合には、前処理部16及び脱穀部45をT/M比例モードで駆動して、穀稈の搬送を行なう(ステップS54)。
【0075】
また、前記ステップS52で、モードフラグAがE/G比例モードに設定されている場合、あるいは、前記ステップS53で、モードフラグBがE/G比例モードに設定されている場合には、前処理部16及び脱穀部45をE/G比例モードで駆動して、手こぎ作業を可能にする(ステップS55)。
【0076】
なお、モードフラグBが、T/M比例モードであっても、コンバイン10が停止しているときには、コンバイン10の走行速度が「0」であるので、前処理部16及び脱穀部45は駆動されない。また、前記ステップS51で、作業機クラッチ67がOFFの場合には、前処理部16及び脱穀部45における穀稈の搬送を停止する(ステップS56)。
【0077】
上述のように、この実施形態においては、コンバイン10が走行しているとき、あるいは、こぎ深さメインセンサ41がONになっているとき、即ち、穀稈の刈り取りを行なっているとき、あるいは、刈取られた穀稈が前処理装置16内に残っているとき、モードフラグAをT/M比例モードに設定し、コンバイン10が走行を停止し、こぎ深さメインセンサ41がOFFの状態で、作業機クラッチ67がOFFからONになったとき、即ち、刈り取りを行なっていない状態から、作業機を駆動する状態になったとき、モードフラグAをE/G比例モードに設定するようにしている。
【0078】
また、こぎ深さメインセンサ41がONのとき、こぎ深さメインセンサ41がOFFでコンバイン10が停止しているとき、あるいは、こぎ深さメインセンサ41がOFFでコンバイン10が走行していても、その走行距離が所定距離に達していないとき、モードフラグBをT/M比例モードに設定し、こぎ深さメインセンサ41がOFFでコンバイン10が走行し、その走行距離が所定距離に達したとき、モードフラグBをE/G比例モードに設定するようにしている。
【0079】
従って、コンバイン10が走行を開始して、前処理部16及び脱穀部45がコンバイン10の車速に連動するT/M比例モードで駆動されても、コンバイン10が所定距離走行しても、こぎ深さメインセンサ41がONとならない場合には、前処理用変速機71の出力軸71cの回転数を、E/G比例モードで回転させ、手こぎ作業を可能にすることが出来る。
【0080】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の請求項1によると、コンバインが走行停止中であっても、フィードチェーンを駆動することが出来るので、コンバインの走行停止中に手こぎ作業を行なうことが出来る。また、作業機クラッチ及び刈取りクラッチが共にOFFの状態から、作業機クラッチをONした場合のみフィードチェーンの駆動を可能とし、作業機クラッチ及び刈取りクラッチが共にONの状態から刈取りクラッチをOFFした場合には、フィードチェーンが駆動されないため作業の安全性を向上させることが出来る。
【0081】
また、本発明の請求項2によると、コンバインが走行停止で、こぎ深さメインセンサがOFFのとき、作業機クラッチをOFFからONさせることにより手こぎ作業と通常の刈取り作業との設定の区別が容易になる。
【0082】
また、本発明の請求項3によると、手こぎ作業を継続しているときに、コンバインを走行させ、コンバインが所定距離走行してもこぎ深さメインセンサがONとならないとき、脱穀部が再び手こぎモードで駆動されるので、枕地等での手こぎ作業時に、コンバインを移動させても、特別な操作をすることなく手こぎ作業を継続して行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するコンバインの断側面図。
【図2】図1に示すコンバインの駆動系統図。
【図3】図1におけるコンバインの制御系統図。
【図4】穀稈搬送制御の過程を示すフローチャート。
【図5】第2の穀稈搬送制御の過程を示すフローチャート。
【図6】第3の穀稈搬送制御の過程を示すフローチャート。
【図7】第3の穀稈搬送制御の過程を示すフローチャート。
【図8】第3の穀稈搬送制御の過程を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…コンバイン
11…クローラ走行装置
13…動力源(エンジン)
16…前処理部
41…こぎ深さメインセンサ
45…脱穀部
46…フィードチェーン
60…走行駆動用無段変速機(HST)
67…作業機クラッチ
71…前処理駆動用無段変速機
72…HST
79…刈取りクラッチ
85…制御装置
Claims (3)
- 動力源と、
この動力源の出力をクローラ走行装置に伝達して、コンバインを走行させる走行駆動用無段変速機と、
前記動力源の出力を前処理部と脱穀部のフィードチェーンに伝達して、穀稈の刈取りと搬送を行なわせる前処理駆動用無段変速機と、
前記動力源と前記前処理駆動用無段変速機の間に配置され、動力源と前処理駆動用無段変速機との間の、動力伝達のON、OFFを行なう作業機クラッチと、
前記前処理駆動用無段変速機と前処理部の間に配置され、前処理駆動用無段変速機と前処理部との間の、動力伝達のON、OFFを行なう刈取りクラッチと、を備え、
前記刈取りクラッチ及び作業機クラッチのON状態、又は前記作業機クラッチのON状態でかつ前記刈取りクラッチがONからOFFに切換わった状態で、前記走行駆動用無段変速機と前処理駆動用無段変速機を連動させ、コンバインの走行速度に連動させ穀稈の搬送を行なうようにし、
前記刈取りクラッチがOFFであってかつ前記作業機クラッチがOFFからONに切換わった状態で、前記前処理駆動用無段変速機を制御して、前記動力源の回転数に比例した回転数で前記フィードチェーンを駆動し、
前記刈取りクラッチ及び前記作業機クラッチが共にOFF状態で前記フィードチェーンを停止するようにした、
制御装置を設けたことを特徴とするコンバインの穀稈搬送装置。 - 動力源と、
この動力源の出力をクローラ走行装置に伝達して、コンバインを走行させる走行駆動用無段変速機と、
前記動力源の出力を前処理部と脱穀部のフィードチェーンに伝達して、穀稈の刈取りと搬送を行なわせる前処理駆動用無段変速機と、
前処理部に配設され、刈取られた穀稈の有無を検出するこぎ深さメインセンサと、
前記動力源と前処理駆動用無段変速機の間に配設され、動力源と前処理駆動用無段変速機との間の、動力伝達のON、OFFを行なう作業機クラッチと、
前記前処理駆動用無段変速機と前処理部の間に配設され、前処理駆動用無段変速機と前処理部との間の、動力伝達のON、OFFを行なう刈取りクラッチと、を備え、
前記走行駆動用無段変速機と前処理駆動用無段変速機を連動させ、コンバインの走行速度に連動させ穀稈の搬送を行なうようにした、コンバインの穀稈搬送装置において、
前記コンバインの走行停止時に、前記こぎ深さメインセンサ及び刈取りクラッチがOFFで、前記作業機クラッチがON状態で、前記前処理駆動用無段変速機を制御して、前記フィードチェーンを駆動する制御装置を設けた、
ことを特徴とする、コンバインの穀稈搬送装置。 - 前記制御装置は、前記コンバインが、予め設定された距離まで走行しても、前記こぎ深さメインセンサがONしない場合、前記前処理駆動用無段変速機を制御して、前記フィードチェーンを駆動するようにした、
ことを特徴とする、請求項2記載のコンバインの穀稈搬送装置。
Priority Applications (1)
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JP2001249656A JP4385363B2 (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | コンバインの穀稈搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001249656A JP4385363B2 (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | コンバインの穀稈搬送装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003052230A JP2003052230A (ja) | 2003-02-25 |
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Family Applications (1)
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JP2001249656A Expired - Lifetime JP4385363B2 (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | コンバインの穀稈搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4385363B2 (ja) |
-
2001
- 2001-08-20 JP JP2001249656A patent/JP4385363B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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