JP7017346B2 - 防災システム - Google Patents

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Description

本発明は、施設内に設置された感知器の点検を支援する技術に関するものである。
火災報知設備は、施設内の各所に設置された火災を感知する感知器である火災感知器と、火災感知器による火災の感知により出力された火災感知信号を受信して、火災動作として火災感知信号を出力した火災感知器の表示、非常ベルの鳴動、防火戸等の防排煙機器の動作、他設備への火災移報などを制御する受信機とを有する。火災感知器を点検するときには、火災感知器に擬似的に火災を感知させるための試験器を用いて火災感知器から火災感知信号を出力させ、火災受信機で火災感知信号を出力した火災感知器の表示を見て点検した火災感知器が正常であることが確認する。なお、近年では火災受信機の他に点検を行う作業者が携帯する携帯端末に火災感知信号を出力した火災感知器を表示させて遠隔で点検した火災感知器が正常であるか確認することもできる。作業者は、点検を行う際に火災動作の各々の制御に対応する遮断スイッチをオンにすることによって、当該制御を行わないように遮断して、点検による火災感知器からの火災感知信号で非常ベルが鳴動しないようにしたり、他設備への火災移報が行われないようにしたりする。そして、点検が終了すると遮断を解除していた。(例えば、特許文献1)
特開2015-230651号公報
ところで、火災感知器が設置された施設が大規模な場合には、火災感知器を点検するエリアを複数に分けて、それぞれのエリアを異なる日や時間に分けて点検を行う。しかしながら、点検時に火災動作の制御を遮断すると、点検するエリア以外で火災が発生しても必要な制御が行われないという問題があった。具体的には、非常ベルの鳴動の制御を遮断した場合には、火災の報知が行われないため避難が遅れ、防排煙機器の動作の制御を遮断した場合は、火災の延焼を防止することができない等の問題が発生するおそれがあった。
上記の課題を解決するため、本発明は、複数の火災感知器が接続された火災受信機を有し、前記火災受信機が火災発生時に火災動作として行う制御を遮断する機能を備えた防災システムにおいて、点検対象または点検対象外の火災感知器と前記制御のうち火災の発生を発した火災感知器が点検対象でない場合に所定の制御の遮断を解除するように設定する点検感知器設定部と、火災の発生を発した火災感知器が点検対象ではない場合に、前記所定の制御の遮断を解除する遮断解除部を備えた。
本発明によれば、点検するエリア以外で火災が発生したときは、遮断した火災動作の制御の遮断を解除して、火災動作の制御が行われるようにすることができる。
防災システム1の構成の一例を示す図である。 火災受信機5の構成の一例を示す図である。 設置データベース521の一例を示す図である。 遮断データ522の一例を示す図である。 携帯端末7の構成の一例を示す図である。 点検支援サーバ8の構成の一例を示す図である。 点検管理データベース821の一例を示す図である。 防災システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。
1.実施形態
1-1.防災システム1の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る防災システム1の構成の一例を示す図である。防災システム1は、自動火災報知設備2(以下、「自火報設備2」)と、点検支援システム3とを備える。
1-1-1.自火報設備2の構成
自火報設備2は、防火対象物である建物に設置される。ここで建物とは、例えば、オフィスビル、商業施設、ホテル、マンション等の集合住宅である。自火報設備2は、建物の各所に設置される火災感知器4および連動装置6と、建物の防災センタに設置される火災受信機5とを備える。火災感知器4および連動装置6と火災受信機5は、信号線を介して接続される。火災受信機5は、直接または通信回線9を介して点検支援サーバ8とも接続される。ここで通信回線9は、例えば、インターネットや無線LAN等の通信ネットワークである。自火報設備2は、P型設備であってもR型設備であってもよい。以下の説明では自火報設備2がR型設備であるものとする。
1-1-1-1.火災感知器4の構成
火災感知器4は火災感知手段の一例であり、例えば光電式の煙感知器である。火災感知器4は、図示を省略するが、火災時に発生する煙を検知して火災を検出する火災検出部と、火災検出部が火災を検出すると自己の識別情報であるアドレスを含む火災感知信号を火災受信機5に送信する信号送信部とを備える。なお、変形例として、火災感知器4は、熱感知器や炎感知器等の他の種類の感知器であってもよい。
1-1-1-2.連動装置6の構成
連動装置6は、例えば、非常ベル61、防火戸62,シャッタ63など火災の発生に伴って動作する装置を総称したものであり、それぞれにアドレスが割り当てられ、火災受信機5によって各々動作が制御される。なお、火災受信機5と連動装置6の間に図示しない中継器が接続され、火災受信機5が中継器を介して連動装置6を制御するようにしてもよい。また、図1においては、非常ベル61、防火戸62およびシャッタ63は1台ずつの記載となっているが、施設内のあらかじめ区分された複数のエリアの各々に設けられるなど、複数台であることが一般的である。
1-1-1-3.火災受信機5の構成
図2は、火災受信機5の構成の一例を示す図である。火災受信機5は、制御部51と、記憶部52と、表示部53と、操作入力部54と、第1通信部55と、第2通信部56とを備える。
制御部51は、CPU等の演算処理装置とRAM等の揮発性メモリとを備え、記憶部52に記憶されるプログラムを実行する。記憶部52は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶装置であり、制御部51により実行されるプログラムと、設置データベース521および遮断データ522を記憶する。なお、変形例として、記憶部52は外部記憶装置であってもよい。
図3は、設置データベース521の一例を示す図である。設置データベースは、火災感知器4および連動装置6に関する情報が登録されたデータである。この例においては、設置データは、この施設に設置された機器に割り当てられたアドレス、その機器の種別(火災感知器4または連動装置6)、その機器が設置されているエリアが登録されたデータである。さらに、種別が連動装置6の機器については、どの火災感知器4が火災感知信号を出力すると火災受信機5が火災動作として制御を行うかを割り当てる連動アドレスが登録されている。なお、エリアは施設における階数で区分されているが(フロア毎)、複数階で1区分としてもよいし、各階において複数のエリアに区分されてもよい。なお、設置データベースに登録されるデータとして、各火災感知器4や連動装置6のアドレスに対応して、設置場所の詳細を示す情報(応接室、大広間南側など)が対応付けられていてもよい。また、火災感知器4および連動装置6のアドレスは、同一施設内では同一アドレスが割り当てられないようになっている。ここで、連動アドレスの設定について簡単に説明すると、例えば非常ベル61は同じフロアおよび直下階のフロアの火災感知器4に連動させ、火災時に出火階・直上階等のいわゆる区分鳴動ができるように設定され、また、シャッタ63は対象エリアにおける火災感知器4に連動させ、火災の拡大を防止する設定された防火区画を形成できるように設定される。
図4は、遮断データ522の一例を示す図である。遮断データは、火災動作の各々の連動制御に対する遮断の状態が登録されたデータである。この例においては、防排煙機器連動として、連動装置6のうち防火戸62やシャッタ63等の火災の延焼を防止や煙の排出をするための防排煙機器への制御(連動とも呼ぶ。)の遮断の状態、非常ベル連動として、連動装置6のうち非常ベル61への制御(連動とも呼ぶ。)の遮断の状態が登録される。また、火災受信機5に直接または通信回線9を介して接続される火災発生を音声で報知する図示しない非常放送設備や消防署へ自動的に通報を行う図示しない消防署通報装置へ火災発生を通知する非常放送設備移報や消防署通報移報の遮断の状態が登録される。ここで、火災受信機5の端末として非常ベル61と図示しない非常放送設備とを合わせて説明しているが、火災警報として音響鳴動する非常ベル61と音声で放送する非常放送とはいずれかがあれば足り、現実的には双方を設ける必要はない。
次に、表示部53は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示器である。操作入力部54は、操作ボタンやタッチパネル等の入力装置である。第1通信部55は、R型の火災受信機として、火災感知器4および連動装置6と信号線を介して通信を行うための通信インタフェースである。なお、P型の場合、通信部ではなく、いわゆるスイッチング動作による火災信号を受信するための信号受信部となる。第2通信部56は、点検支援サーバ8と通信回線9を介して通信を行うための通信インタフェースである。
火災受信機5の制御部51は、記憶部52に記憶されるプログラムを実行することにより、火災感知信号受信部511と、火災判定部512と、遮断設定部513と、連動制御部514と、火災情報送信部515という機能を実現する。
火災感知信号受信部511は、火災感知器4から火災感知信号を受信すると、設置データベース521を参照して、当該信号に含まれるアドレスに対応する設置場所を特定する。また、火災感知信号受信部511は、図示せぬ発信機から信号線を介して火災感知信号を受信する。
火災判定部512は、火災感知信号受信部511により火災感知信号が受信されると火災の発生を判定する。なお、火災判定部512は、2台目の火災感知器4から火災感知信号が受信された場合と、1台目の火災感知器4から火災感知信号が受信されてから一定時間が経過した場合と、発信機から火災信号が受信された場合に、火災の発生を判定するようにしてもよい。また、火災判定部512は、操作入力部54を用いて火災確定操作がなされた場合にも火災の発生を判定するようにしもてよい。
遮断設定部513は、操作入力部54の遮断スイッチを用いて火災動作の各々の制御の遮断の状態が設定されると、その設定(遮断ONまたは遮断OFF)を遮断データ522に登録する。また、遮断設定部513は、第2通信部56が点検支援サーバ8から遮断設定信号を受信すると、その信号に含まれる遮断の状態を遮断データ522に登録する。
連動制御部514は、火災判定部512により火災の発生が判定されると、設置データベース521を参照して、火災感知信号を発した火災感知器4のアドレスが連動アドレスに登録されている連動装置6を動作させる制御を行う。なお、連動制御部514は、連動装置6を作動させる制御を行う際に、遮断データ522を参照し、連動装置6の遮断の状態が遮断されている(遮断ONの)場合は制御を行わない。
火災情報送信部515は、火災判定部512により火災の発生が判定されると、火災信号を点検支援サーバ8に送信する。この火災信号には、火災感知器4のアドレスと火災の発生場所情報が含まれる。
1-1-2.点検支援システム3の構成
点検支援システム3は、携帯端末7と、点検支援サーバ8とを備える。携帯端末7と点検支援サーバ8は、通信回線9を介して接続される。なお、携帯端末7は、複数台であってもよい。
1-1-2-1.携帯端末7の構成
図5は、携帯端末7の構成の一例を示す図である。携帯端末7は、防火対象物である建物の点検を行う作業者により携帯される端末である。具体的には、スマートフォンや携帯電話機やタブレット端末やウェアラブル端末である。この携帯端末7は、制御部71と、記憶部72と、表示部73と、操作入力部74と、通信部75とを備える。
制御部71は、CPU等の演算処理装置とRAM等の揮発性メモリとを備え、記憶部72に記憶されるプログラムを実行する。記憶部72は、フラッシュメモリ等の記憶装置であり、制御部71により実行されるプログラムを記憶する。表示部73は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示器である。操作入力部74は、操作ボタンやタッチパネル等の入力装置である。通信部75は、点検支援サーバ8と通信回線9を介して通信を行うための通信インタフェースである。
制御部71は、記憶部72に記憶されるプログラムを実行することにより、情報受信部711と、表示制御部712と、遮断データ作成部713と、情報送信部714という機能を実現する。
情報受信部711は、点検支援サーバ8から火災情報画面を受信する。
表示制御部712は、情報受信部711により受信される火災情報画面を表示部73に表示させる。
遮断データ作成部713は、操作入力部74の遮断スイッチを用いて火災動作の各々の制御の遮断の状態が設定されると、その設定を点検支援サーバ8に送信するための遮断設定信号を作成する。
情報送信部714は、遮断データ作成部713が作成した遮断設定信号を点検支援サーバ8に送信する。
1-1-2-2.点検支援サーバ8の構成
図6は、点検支援サーバ8の構成の一例を示す図である。点検支援サーバ8は、火災の発生を携帯端末7を携帯する作業者に対して通知し、また、火災の発生場所が点検エリアではないときに、火災受信機5の制御の遮断を解除(遮断OFF)させるためのコンピュータ装置である。この点検支援サーバ8は、制御部81と、記憶部82と、操作入力部83と、通信部84とを備える。
制御部81は、CPU等の演算処理装置とRAM等の揮発性メモリとを備え、記憶部82に記憶されるプログラムを実行する。記憶部82は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶装置であり、制御部81により実行されるプログラムを記憶する。また、記憶部82は、点検管理データベース821を記憶する。図7は、点検管理データベース821の一例を示す図である。点検管理データベース821は、図7(a)のように点検対象感知器として、点検エリアに設置されている火災感知器4のアドレスと点検期間を対応付けて格納するデータベースである。なお、変形例として、記憶部82は、外部記憶装置であってもよい。また、点検支援サーバ8が複数の施設の火災受信機5と通信回線9を介して通信を行い、複数の施設の点検を支援する場合は、図7(b)のように、施設を特定する施設No.を対応付けて記憶するようにしてもよい。
操作入力部83は、操作ボタンやタッチパネル等の入力装置である。通信部84は、火災受信機5及び携帯端末7と通信回線9を介して通信を行うための通信インタフェースである。
点検支援サーバ8の制御部81は、記憶部82に記憶されるプログラムを実行することにより、火災情報受信部811と、点検感知器設定部812と点検感知器判定部813と、遮断解除部814と、表示制御部815という機能を実現する。
火災情報受信部811は、防火対象物である建物における火災の発生を示す火災信号を火災受信機5から受信する。
点検感知器設定部812は、操作入力部83を用いて点検期間と点検を行う火災感知器4のアドレスが入力されると、その情報を点検管理データベース821に格納して、点検対象感知器として設定する。
点検感知器判定部813は、火災情報受信部811が火災信号を受信すると、点検管理データベース821を参照して、火災信号に含まれる火災感知器4のアドレスが点検対象感知器として設定されているか判定する。
遮断解除部814は、火災信号に含まれる火災感知器4のアドレスが点検対象感知器ではない、つまり点検対象感知器外であると点検感知器判定部813が判定すると、点検に基づかない本当の火災に関わる火災信号であるとして、火災動作の各々の制御の遮断の状態を解除(遮断OFF)にするための遮断解除信号を火災受信機5に送信する。
表示制御部815は、火災情報受信部811が火災信号を受信すると、火災情報画面を生成し、携帯端末7に送信する。すなわち、表示制御部815は、火災感知信号を出力した火災感知器4を示す火災情報画面を携帯端末7の表示部73に表示させる。なお、火災情報画面は、少なくとも火災感知信号を出力した火災感知器4のアドレスが表示されればよく、火災受信機5の表示部53に表示される表示と同じでもよいし、施設の地図図面に火災感知信号を出力した火災感知器4の設置位置を合わせて表示するようにしてもよい。
1-2.防災システム1の動作
防災システム1の動作について説明する。図9は、防災システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。ここでは、点検を行う作業者が携帯端末7から火災動作の制御のうち防排煙機器および非常ベルへの制御を遮断した(遮断ONに設定した)後に点検開始するときの動作を例に説明する。
作業者は、点検を開始する前に点検感知器を設定するために点検支援サーバ8の操作入力部83を操作して、点検を行う火災感知器4のアドレスと点検期間を入力すると、点検管理データベース821に点検対象の火災感知器4のアドレスと点検期間が記憶される(Sa1)。なお、点検感知器の設定は、点検支援サーバ8にアクセスできるパソコン等を用いて事前に行ってもよく、また、現場において携帯端末7から行ってもよい。
作業者は、携帯端末7の操作入力部74により、防排煙機器および非常ベルへの制御を遮断ONに設定する操作を行うと、遮断データ作成部713は、その遮断の状態の設定を遮断設定信号として作成し、情報送信部714が点検支援サーバ8に送信する(Sa2)。点検支援サーバ8は、遮断設定信号を受信すると、その信号を火災受信機5に送信する(Sa3)。
火災受信機5の遮断設定部513は、点検支援サーバ8から遮断設定信号を受信すると、その信号に含まれる遮断の状態を遮断データ522に登録する(Sa4)。ここでは、防排煙機器連動および非常ベル連動の遮断の状態が遮断ONに登録される。
作業者は、上記を行った後に火災感知器4の点検を開始する。点検作業は、火災感知器4の種別に応じて図示しない試験器により熱や煙等を火災感知器4に加えることにより、強制的に火災感知器4を発報させる。
その結果、火災受信機5の火災感知信号受信部511が火災感知器4から火災感知信号を受信し、火災判定部512が火災の発生を判定すると、火災情報送信部515が火災の発生を通知する火災信号を点検支援サーバ8に送信する(Sa5)。点検支援サーバ8の火災情報受信部811が火災信号を受信すると、表示制御部815が火災情報画面を生成し、携帯端末7に送信する(Sa6)。携帯端末7の情報受信部711は火災情報画面を受信すると、表示制御部712が表示部73に火災情報画面を表示する(Sa7)。この携帯端末7の火災表示画面を見て、作業者は、試験した火災感知器4が火災感知信号を送信したことを確認でき、該当火災感知器4が正常に動作したことを理解できる。作業者は、点検対象の火災感知器5全てに対して同様の作業を行って各火災感知器4が正常に動作することを確認する必要がある。
点検支援サーバ8は、ステップSa5の火災信号を受信するとステップSa6に加えて、以下を行う。点検感知器判定部813は、点検管理データベース821を参照して、点検期間の範囲内か否か、火災の発生を発した火災感知器4が点検対象感知器として設定されているか否かを判定する(Sa8)。具体的には、火災信号に含まれる火災感知器4のアドレスが点検対象感知器として設定されているか否かを判定する。遮断解除部814は、点検感知器判定部813が点検期間の範囲内であり、火災発生を発した火災感知器4が点検対象感知器ではない、つまり点検対象感知器外であると判定すると、遮断解除信号を火災受信機5に送信する(Sa9)。なお、点検感知器判定部813は、点検期間について判定せず、火災の発生を発した火災感知器4が点検対象感知器か否かのみ判定するようにしてもよい。ここで、点検感知器判定部813の判定結果としての点検対象感知器外であることを携帯端末7に送信してもよく、作業者に、点検ではない火災に基づく火災感知信号を送信した火災感知器4があることを知らせることができる。
火災受信機5の遮断設定部513は、遮断解除信号を受信すると、遮断データ522の遮断の状態の全てに遮断OFFを登録して、遮断を解除する(Sa10)。連動制御部514は、遮断データ522の防排煙機器連動および非常ベル連動の遮断が解除されると、設置データベース521を参照して、火災発生を発した火災感知器4のアドレスが連動アドレスに設定されている連動装置6を動作させる制御を行う(Sa11)。具体的には、第1通信部55から、対象の連動装置6のアドレスを指定して、動作命令を送信して、連動装置6を動作させる。
以上説明した防災システム1によれば、点検エリア以外の火災感知器4が火災の発生を発すると、遮断が解除され、火災動作の制御が行わる。その結果、点検中であっても実際の火災が発生したときに、火災の発生が即座に報知され速やかな避難を促すことや火災の延焼を防止すること等ができる。
2.変形例
上記の実施形態は、下記のように変形してもよい。なお、下記の2以上の変形例は互いに組み合わせてもよい。
2-1.変形例1
遮断解除部814は、全ての制御の遮断を解除せず、所定の制御の遮断を解除するようにしてもよい。そして、遮断を解除する制御を点検対象感知器の設定の際に設定するようにしてもよい。このようにすれば、点検に関係なく遮断した制御の遮断が解除されることがない。言い換えれば、自火報設備2が設置される建物として、防排煙関係の連動は常時遮断しておき、関係者の判断で連動させる運用を行っている場合には、点検対象外の火災感知器4の火災感知信号に基づいて全ての連動を解除したくないこととなり、点検に際して地区音響の連動のみを遮断することとなって、この点検に際しての地区音響のみの連動を解除できることが好ましい。
2-2.変形例2
点検対象感知器の設定は、点検支援サーバ8の他に携帯端末7から設定できる、あるいは携帯端末7からのみ設定できるようにしてもよく、例えば、作業者が建物内を移動して点検作業を進める場合に、点検しようとするエリアの火災感知器4を携帯端末7を用いて点検対象感知器に設定し、点検作業を行うエリアを移動するときに、点検対象感知器の範囲を変えていくことによって、点検対象の範囲を細かくでき、通常の火災監視を行う火災感知器4の範囲が広がることになる。この場合、携帯端末7が点検感知器設定部812を備え、点検期間と点検を行う火災感知器4のアドレスが入力されると、その情報を点検支援サーバ8に送信し、その情報を受信した点検支援サーバ8が点検管理データベース821に格納して、点検対象感知器として設定する。
2-3.変形例3
点検対象感知器の設定は、点検対象の火災感知器に代えて、点検対象外の火災感知器を登録するようにしてもよい。
2-4.変形例4
点検支援サーバ8は、火災受信機5と一体に設けるようにしてもよい。
1…防災システム、2…自火報設備、3…点検支援システム、4…火災感知器、5…火災受信機、6…連動装置、7…携帯端末、8…点検支援サーバ、9…通信回線、51…制御部、52…記憶部、53…表示部、54…操作入力部、55…第1通信部、56…第2通信部、61…非常ベル、62…防火戸、63…シャッタ、71…制御部、72…記憶部、73…表示部、74…操作入力部、75…通信部、81…制御部、82…記憶部、83…操作入力部、84…通信部、511…火災感知信号受信部、512…火災判定部、513…遮断設定部、514…連動制御部、515…火災情報送信部、521…設置データベース、522…遮断データ、711…情報受信部、712…表示制御部、713…遮断データ作成部、714…情報送信部、811…火災情報受信部、812…点検感知器設定部、813…点検感知器判定部、814…遮断解除部、815…表示制御部、821…点検管理データベース

Claims (1)

  1. 複数の火災感知器が接続された火災受信機を有し、前記火災受信機が火災発生時に火災動作として行う制御を遮断する機能を備えた防災システムにおいて、
    点検対象または点検対象外の火災感知器と前記制御のうち火災の発生を発した火災感知器が点検対象でない場合に所定の制御の遮断を解除するように設定する点検感知器設定部と、
    火災の発生を発した火災感知器が点検対象ではない場合に、前記所定の制御の遮断を解除する遮断解除部を備えたことを特徴とする防災システム。
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