JP7016584B2 - 除湿剤容器 - Google Patents

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Description

本発明は、押し入れ、下駄箱、ロッカーなどに配置され、その場所の湿気を吸収する除湿剤容器に関する。
従来、この種の除湿剤容器として、例えば、塩化カルシウム、塩化カリウムなどの潮解性薬剤を除湿剤として用い、空気中の水分を潮解性薬剤で吸収し、潮解性薬剤が湿気を吸収することで液化された除湿水を容器の下部に溜めるようにしたものが提案されている。
また、湿気を吸収することでゲル化し、吸湿力が無くなった時点で透明や無色となり、あるいは変色する潮解性薬剤を使用したものも提案されている。
実開昭56-6775号公報 特開平6-170150号公報 特開平6-262028号公報
しかしながら、従来の何れの除湿剤容器でも、除湿機能が発揮されていることがわかり、また、除湿機能の終了時期が分かるに留まるものであり、その内部を積極的に見せる構成のものはなかった。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、使用者に除湿機能および除湿機能の終了時期を意識させることに加え、その内部を積極的に見せるようにし、面白さを与えると共に美観を高め、商品価値を高める上で有利な除湿剤容器を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、少なくとも一部が透湿非透水材料で形成され残りの部分が非透水性材料で形成され、前記非透水性材料の一部に透明部分を有する容器本体と、前記容器本体の内部に収容された潮解性薬剤とを備える除湿剤容器であって、吸水することで体積が膨張する装飾体が、圧縮された状態で水溶性材料により包装され、前記容器本体の内部に収容されていることを特徴とする。
また、本発明は、少なくとも一部が透明な透湿非透水性シートにより形成された容器本体と、前記容器本体の内部に収容された潮解性薬剤とを備える除湿剤容器であって、吸水することで体積が膨張する装飾体が、圧縮された状態で水溶性材料により包装され、前記容器本体の内部に収容されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記装飾体の比重は、前記潮解性薬剤が湿気を吸収して液状化された除湿水の比重以下であることを特徴とする。
また、本発明は、前記装飾体を包装する水溶性材料は、前記潮解性薬剤と同じ色で着色されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記装飾体は、前記潮解性薬剤が湿気を吸収して液状化された除湿水に対して目立つ色で着色されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記潮解性薬剤は粒状を呈していることを特徴とする。
また、本発明は、前記容器本体は、非透水性材料の透明フィルムで形成された正面部と、この正面部に対向し少なくとも一部が透湿非透水材料で形成された背面部と、非透水性材料で形成されそれら正面部と背面部との下部を接続する底面部とを有するスタンディングパウチ袋であり、圧縮された状態で水溶性材料により包装された前記装飾体は前記潮解性薬剤と共に前記容器本体の内部に収容されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記容器本体は合成樹脂製で、上面開口部を有し前記潮解性薬剤を収容すると共に湿気を吸収することで前記潮解性薬剤が液状化された除湿水の下方への滴下を可能とした上収容部と、前記上面開口部を覆う透湿非透水性シートと、前記上収容部の下方に設けられ前記除湿水の収容を可能とした下収容部とを有し、圧縮された状態で水溶性材料により包装された前記装飾体は前記下収容部に収容されていることを特徴とする。
本発明によれば、除湿剤容器の使用時、装飾体を容器本体の内部に視認でき、除湿剤容器に面白さを与えると共に、容器本体の一部に容器本体の内部を積極的に見せる透明部分が設けられているため、あるいは、容器全体が透明となっているため、容器本体の外観をすっきりとさせることで除湿剤容器の美観を高める上でより有利となる。
また、容器本体の内部に装飾体を視認できることから、従来の除湿を行なうためのみの除湿剤容器とは全く異なった趣となり、置き場所を選ばずに使用でき、除湿剤容器の商品価値を高める上で有利となる。
また、本発明において装飾体の比重を、除湿水の比重と同じであるか、除湿水の比重よりも軽いものとすると、除湿水中で装飾体が浮遊することになり、面白さや美観を高める上で有利となる。
また、本発明において、装飾体を包装する水溶性材料を、潮解性薬剤と同じ色で着色しておくと、除湿剤容器の購入者は装飾体を見付けにくくなり、除湿剤容器の使用時、入っているとは思っていない装飾体を容器本体の内部に視認でき、除湿剤容器に面白さを与える上で有利となる。
また、本発明において、装飾体を除湿水に対して目立つ色で着色しておくと、除湿水中に装飾体が目立ち、除湿剤容器に面白さを与えると共に除湿剤容器の美観を高める上で有利となる。
また、本発明において、粒状の潮解性薬剤を用いると、圧縮された状態で水溶性材料により包装された装飾体を粒状の潮解性薬剤に混ぜて配置することで装飾体が見付けにくくなり、除湿剤容器の使用時、入っているとは思っていない装飾体を容器本体の内部に視認でき、除湿剤容器に面白さを与え、除湿剤容器の美観を高める有利となる。
また、本発明において、容器本体は、スタンディングパウチ袋や合成樹脂製容器など様々な構造の容器に簡単に適用される。
第1の実施の形態の説明図で、(A)は市場流通時における除湿剤容器の正面図、(B)は同側面図である。 第1の実施の形態の説明図で、(A)は底面部を展開させ容器本体を自立させた状態器の正面図、(B)は同側面図である。 第1の実施の形態の説明図で、(A)は使用時における除湿剤容器の正面図、(B)は同側面図である。 第1の実施の形態の説明図で、(A)は除湿機能終了時点における除湿剤容器の正面図、(B)は同側面図である。 第2の実施の形態の説明図で、(A)は市場流通時における除湿剤容器の正面図、(B)は同側面図である。 第2の実施の形態の説明図で、(A)は使用時における除湿剤容器の正面図、(B)は同側面図である。 第2の実施の形態の説明図で、(A)は除湿機能終了時点における除湿剤容器の正面図、(B)は同側面図である。
(第1の実施の形態)
次に、本発明の実施の形態に係る除湿剤容器について説明する。
図1~図4に示すように、第1の実施の形態に係る除湿剤容器10Aは、容器本体12と、潮解性薬剤14と、装飾体16とを含んで構成されている。
容器本体12は、非透水性材料である透明フィルム11で形成された正面部1202と、この正面部1202に対向し少なくとも一部が透湿非透水材料で形成された背面部1204と、非透水性材料で形成されそれら正面部1202と背面部1204との下部を接続する底面部1206とを有している。
正面部1202と背面部1204は、本実施の形態では上下に縦長の長方形を呈している。
正面部1202の上部や、正面部1202の上縁、下縁、左右の縁に、色彩や模様を適宜付すなど任意である。
また、正面部1202の上部に、例えば、商品名などを記載し、下部の下端に会社名などを記載するなど任意である。
正面部1202の下部1202Aは、すなわち、正面部1202の下半部1202Aは、色彩や模様などが付されていてもよいが透明性が確保され、容器本体12の内部を積極的に見せる構成としている。
背面部1204は、正面部1202と同一形状の上下に縦長の長方形を呈している。
本実施の形態では、正面部1202の全域は、透明フィルムで形成されている。透明フィルムとしては、具体的にはポリエチレンやポリプロピレン等のフィルム、これに更に他の高分子物質を加えて調製したフィルム、ラミネートフィルム等が挙げられる。
また、背面部1204の全域は、透湿非透水性シート18で形成されている。透湿性非透水シートとしては、一般に透湿性非透水シートとして使用されている微多孔膜、例えばセルポア(積水化学(株))、NFシート(徳山曹達(株))、ニトフロン (日東電工(株))等の商品名で市販されているものや、ウレタンフィルムを使用することができる。
なお、市場流通時には、図には示していないが、除湿剤容器10Aは非透湿性の容器内に、潮解性薬剤14に湿気や水が接する事の無い状態に封入されている。
正面部1202と背面部1204とはそれらの下部を除いてそれらの周囲が接合されている。
底面部1206の周囲は正面部1202の下部の周囲と背面部1204の下部の周囲とに接合され、図1(A)、(B)に示すように、底面部1206が正面部1202と背面部1204との間に凸状に折り畳まれることで容器本体12がほぼ偏平形状となり、図2~図4(A)、(B)に示すように、底面部1206を展開させることで、容器本体12は底面部1206を下に向けた状態で起立し自立可能となる。すなわち、容器本体12はスタンディングパウチ袋である。
潮解性薬剤14は、塩化カルシウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、硫酸マンガン、クエン酸、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、十酸化四リン、リン酸などの潮解性塩類で構成されている。
潮解性薬剤14は、空気中の水分を吸収し、液状化して除湿水となる。
固形状、粒状、粉状、ゲル状など潮解性薬剤14の形態は本発明では任意であるが、本実施の形態では粒状の潮解性薬剤14を用いている。
このように粒状の潮解性薬剤14を用いることにより、圧縮された状態で水溶性材料により包装された装飾体16を粒状の潮解性薬剤14に混ぜて配置することができ、このような装飾体16の配置構造により見付けにくくしており、除湿剤容器10Aの使用時、入っているとは思っていない装飾体16を容器本体12の内部に視認でき、除湿剤容器10Aに面白さを与え、除湿剤容器10Aの美観を高める上で有利となる。
装飾体16は、吸水することで体積が膨張する材料で形成され、圧縮された状態で水溶性包装材などの水溶性材料22により包装され、容器本体12の内部空間に潮解性薬剤14と共に収容されている。
なお、圧縮された状態で水溶性材料22により包装されるとは、水溶性材料22からなるカプセルに、圧縮された状態の装飾体16が収容された状態を含む。
なお、装飾体16を包装する水溶性材料22を、潮解性薬剤14と同じ色で着色しておくと、除湿剤容器10Aの購入者は装飾体16を見付けにくくなり、除湿剤容器10Aの使用時、入っているとは思っていない装飾体16を容器本体12の内部に視認できることから、除湿剤容器10Aに面白さを与える上で有利となる。
このような装飾体16を構成する吸水することで体積が膨張する材料として、例えば、スポンジや吸水性ポリマーなどが挙げられる。
吸水することで体積が膨張した装飾体16の形状は、魚、亀、イルカ、人魚、各種のキャラクターなど任意であり、例えば、正面部1202に施される模様に合わせて装飾体16に施す色彩を決定するなど任意である。この場合、装飾体16を赤色、黄色など除湿水24に対して目立つ色で着色しておくと、除湿水24中に装飾体16が目立ち、除湿剤容器10Aに面白さを与えると共に除湿剤容器10Aの美観を高める上で有利となる。
また、装飾体16の比重は、除湿水24の比重よりも大きくてもよいが、除湿水24の比重と同じであるか、除湿水24の比重よりも軽いものにすると、除湿水24中で装飾体16が浮遊することになり、面白さや美観を高める上で有利となる。
また、本実施の形態では、装飾体16の数を一つとしているが、装飾体16を複数設けるなど任意である。
さらに、装飾体16の大きさは、除湿水24が収容される大きさに応じて適宜決定される。本実施の形態では、潮解性薬剤14が多数の粒状物で構成されていることから、装飾体16の大きさは一つの粒状物の複数倍から数十倍の大きさとしている。
次に、除湿剤容器10Aの使用方法について説明する。
図1(A)、(B)に示すように、底面部1206が正面部1202と背面部1204との間に凸状に折り畳まれ、容器本体12がほぼ偏平形状となり、非透湿性の容器に封入され、除湿剤容器10Aは市場に流通される。
図2(A)、(B)に示すように、除湿剤容器10Aの購入者は、使用時、非透湿性の容器から除湿剤容器10Aを取り出し、底面部1206を展開させ、除湿をすべき箇所に、底面部1206を下に向けて自立させる。
図3(A)、(B)に示すように、除湿剤容器10Aの起立状態で、透湿非透水性シート18を介して潮解性薬剤14が湿気を吸収するにつれて液状化し、除湿水24となり、除湿水24が装飾体16の水溶性材料22に触れた時点で水溶性材料22が溶け、装飾体16が水分を吸収して膨張する。
そして、除湿水24の増加に伴って除湿水24がある程度溜まった時点で、装飾体16が除湿水24中を浮遊し、この装飾体16の浮遊は正面部1202の下半部1202Aから確実に視認される。
潮解性薬剤14は除湿水24中に浸漬し、水中に浸漬した潮解性薬剤14は透湿非透水性シート18を介して湿気を吸収し、やがて、図4(A)、(B)に示すように、すべての潮解性薬剤14が液状化して除湿水24となる。
したがって、本実施の形態の除湿剤容器10Aによれば、除湿水24を見ることで、除湿が行なわれていることがわかる。
また、除湿水24中に浸漬している粒状の潮解性薬剤14を視認することで、除湿機能が発揮されている状態であることがわかり、潮解性薬剤14が無くなった時点で除湿剤の交換時期がわかる。
また、装飾体16を視認することで、除湿剤容器10Aに面白さが与えられると共に除湿剤容器10Aの美観が高められ、除湿剤容器10Aの商品価値を高める上で有利となる。
また、装飾体16は当初圧縮された状態で水溶性材料22により包装されており、しかも、粒状の潮解性薬剤14に混ざって配置されているので、除湿剤容器10Aの購入時、購入者は装飾体16を見付けにくく、装飾体16が入っていると思わない。
そのため、入っているとは思っていない装飾体16を正面部1202の下半部1202Aから容器本体12の内部に視認でき、除湿剤容器10Aに面白さを与えると共に、容器本体12の一部である下半部1202Aが容器本体12の内部を積極的に見せる透明部分となっているため、容器本体12の外観をすっきりとさせることで除湿剤容器10Aの美観を高める上でより有利となる。
また、容器本体12の内部で装飾体16を視認できることから、従来の除湿を行なうためのみの除湿剤容器とは全く異なった趣となり、置き場所を選ばずに使用でき、除湿剤容器10Aの商品価値を高める上でより有利となる。
この場合、例えば、装飾体16を包装する水溶性材料22を、潮解性薬剤14と同じ色で着色しておくと、除湿剤容器10Aの購入時、購入者は装飾体16をより見付けにくくなり、入っているとは思っていない装飾体16を容器本体12の内部に視認できることから、除湿剤容器10Aに面白さを与える上で有利となる。
また、装飾体16を赤色、黄色など除湿水24に対して目立つ色で着色しておくと、除湿水24中で装飾体16が目立ち、除湿剤容器10Aに面白さを与えると共に除湿剤容器10Aの美観を高める上でより有利となり、除湿剤容器10Aの商品価値を高める上でより有利となる。
(第2の実施の形態)
次に、図5~図7を参照して第2の形態に係る除湿剤容器10Bについて説明する。
なお、以下の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同様な箇所、部材に同一の符号を付してその説明を省略し、異なった箇所を重点的に説明する。
第2の実施の形態に係る除湿剤容器10Bは、容器本体26が第1の実施の形態と異なっており、潮解性薬剤14と装飾体16については第1の実施の形態と同様である。
容器本体26は合成樹脂製の容器であり、したがって非透水性材料で形成されている。
図5(A)、(B)に示すように、容器本体26は、潮解性薬剤14が収容される上収容部28と、装飾体16および除湿水24が収容される下収容部30とを有し、平面視長方形であり、水平面で切断した断面形状が下方に至るにつれて次第に小さくなる形状で形成されている。
上収容部28は、枠状のフランジ2802で囲まれた上面開口部2804と、枠状のフランジ2802の内側端の周囲全周から下方に延在する側面部2806と、側面部2806の下端に設けられた底板2808とを有している。
なお、側面部2806は、内部の粒状の潮解性薬剤14を視認できるように、透明か半透明であることが好ましい。
本実施の形態では、側面部2806の内面の下端全周から凸部2810が突設され、底板2808はその周囲が凸部2810に載置されて配設されている。
底板2808には複数の溝2812が形成され、溝2812の幅は、潮解性薬剤14を構成する一つの粒状物の直径よりも小さく形成され、したがって、上収容部28は、粒状の潮解性薬剤14を収容すると共に湿気を吸収することで潮解性薬剤14が液状化された除湿水24の下方への滴下を可能に形成されている。
枠状のフランジ2802には透湿性非透水シート18が貼られ、上面開口部2804は透湿性非透水シート18で閉塞されている。なお、市場流通時には、透湿非透水性シート18の上に非透湿性フィルム20が剥離可能に貼られる。
下収容部30は上収容部28の下方に設けられ、側面部2806の下方に連続した設けられた側面部3002と、側面部3002の下端を接続する底面部3004とを有している。
底面部3004は、容器本体26の安定性を高めるため、長方形の底面部3004の周囲の箇所3004Aまたは各角部が最も下位に位置し、長方形の底面部3004の周囲の内側の残りの箇所3004Bまたは各角部を除いた残りの箇所は、容器本体26が被載置面に載置された状態で被載置面から上方に離れた箇所に位置するように設けられている。
圧縮された状態で水溶性材料22により包装された装飾体16は下収容部30に収容されている。
なお、側面部3002は、装飾体16が視認できるように透明であることが好ましい。
次に、除湿剤容器10Bの使用方法について説明する。
図5(A)、(B)に示すように、透湿性非透水シート18の上に非透湿性フィルム20が剥離可能に貼られ、除湿剤容器10Bは市場に流通される。
除湿剤容器10Bの購入者は、非透湿性フィルム20を剥がして透湿性非透水シート18を露出させ、容器本体26の底面部3004を、除湿すべき箇所に載置する。
図6(A)、(B)に示すように、上収容部28において、透湿性非透水シート18を介して潮解性薬剤14が湿気を吸収するにつれて液状化し、除湿水24となり、この除湿水24は下収容部30に収容される。
下収容部30において、除湿水24が装飾体16の包装材に触れた時点で水溶性材料22が溶け、装飾体16が水分を吸収して膨張する。
そして、除湿水24の増加に伴って除湿水24がある程度溜まった時点で、装飾体16が除湿水24中を浮遊する。
図7(A)、(B)に示すように、上収容部28においてすべての潮解性薬剤14が液状化して除湿水24となった時点で除湿剤の交換時期がわかる。
したがって、本実施の形態の除湿剤容器10Bによれば、除湿水24を見ることで、除湿が行なわれていることがわかる。
また、上収容部28に収容された潮解性薬剤14を視認することで、除湿機能が発揮されている状態であることがわかり、潮解性薬剤14が無くなった時点で除湿剤の交換時期がわかる。
また、下収容部30において装飾体16を視認することで、除湿剤容器10Bに面白さが与えられると共に容器本体26の下収容部30に容器本体26の内部を積極的に見せる透明部分が設けられているため、容器本体26の外観をすっきりとさせることで除湿剤容器10Bの美観が高められる。
また、容器本体26の内部で装飾体16を視認できることから、従来の除湿を行なうためのみの除湿剤容器とは全く異なった趣となり、置き場所を選ばずに使用でき、除湿剤容器10Bの商品価値を高める上でより有利となる。
また、装飾体16は当初圧縮された状態で水溶性材料22により包装されており、除湿剤容器10Bの購入時、購入者は装飾体16を見付けにくく、装飾体16が入っていると思わないので、除湿剤容器10Bに面白さを与えると共に除湿剤容器10Bの美観を高める上でより有利となり、除湿剤容器10Bの商品価値を高める上でより有利となる。
したがって、第2の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏される。
この場合も、第1の実施の形態と同様に、例えば、装飾体16を包装する水溶性材料22を、潮解性薬剤14と同じ色で着色しておくと、除湿剤容器10Bの購入時、購入者は装飾体16をより見付けにくくなり、また、装飾体16を赤色、黄色など除湿水24に対して目立つ色で着色しておくと、除湿剤容器10Bに面白さを与えると共に除湿剤容器10Bの美観を高める上でより有利となり、除湿剤容器10Bの商品価値を高める上でより有利となる。
なお、容器本体の形態が第1の実施の形態と第2の実施の形態との2つの形態について本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、潮解性薬剤14を用い、潮解性薬剤14を除湿水24として溜める従来公知の様々な形状の容器本体に本発明は適用される。
例えば、透湿非透水性シートとして透明なウレタンフィルムなどを用い、この透明な透湿非透水性シートにより容器本体の全体を構成し、容器本体の内部空間に潮解性薬剤と、水溶性材料により圧縮された状態で包装され吸水することで体積が膨張する装飾体とを収容するようにしてもよく、このような容器本体を有する除湿剤容器によっても第1、第2の実施の形態と同様な効果が奏される。
この場合、容器本体の全体を透明としてもよく、あるいは、容器本体の一部を着色し不透明としてもよく、あるいは、一部を透明な透湿非透水性シートで形成し残りの部分を非透水性材料により形成するなど任意である。
10A、10B 除湿剤容器
11 透明フィルム
12 容器本体
1202 正面部
1204 背面部
1206 底面部
14 潮解性薬剤
16 装飾体
18 透湿非透水性シート
22 水溶性材料
24 除湿水
26 容器本体
28 上収容部
2804 上面開口部
30 下収容部

Claims (8)

  1. 少なくとも一部が透湿非透水材料で形成され残りの部分が非透水性材料で形成され、前記非透水性材料の一部に透明部分を有する容器本体と、
    前記容器本体の内部に収容された潮解性薬剤と、
    を備える除湿剤容器であって、
    吸水することで体積が膨張する装飾体が、圧縮された状態で水溶性材料により包装され、前記容器本体の内部に収容されている、
    ことを特徴とする除湿剤容器。
  2. 少なくとも一部が透明な透湿非透水性シートにより形成された容器本体と、
    前記容器本体の内部に収容された潮解性薬剤と、
    を備える除湿剤容器であって、
    吸水することで体積が膨張する装飾体が、圧縮された状態で水溶性材料により包装され、前記容器本体の内部に収容されている、
    ことを特徴とする除湿剤容器。
  3. 前記装飾体の比重は、前記潮解性薬剤が湿気を吸収して液状化された除湿水の比重以下である、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の除湿剤容器。
  4. 前記装飾体を包装する水溶性材料は、前記潮解性薬剤と同じ色で着色されている、
    ことを特徴とする請求項1~3の何れか1項記載の除湿剤容器。
  5. 前記装飾体は、前記潮解性薬剤が湿気を吸収して液状化された除湿水に対して目立つ色で着色されている、
    ことを特徴とする請求項1~4の何れか1項記載の除湿剤容器。
  6. 前記潮解性薬剤は粒状を呈している、
    ことを特徴とする請求項1~5の何れか1項記載の除湿剤容器。
  7. 前記容器本体は、非透水性材料の透明フィルムで形成された正面部と、この正面部に対向し少なくとも一部が透湿非透水材料で形成された背面部と、非透水性材料で形成されそれら正面部と背面部との下部を接続する底面部とを有するスタンディングパウチ袋であり、
    圧縮された状態で水溶性材料により包装された前記装飾体は前記潮解性薬剤と共に前記容器本体の内部に収容されている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項1を引用する請求項3~6の何れか1項記載の除湿剤容器。
  8. 前記容器本体は合成樹脂製で、上面開口部を有し前記潮解性薬剤を収容すると共に湿気を吸収することで前記潮解性薬剤が液状化された除湿水の下方への滴下を可能とした上収容部と、前記上面開口部を覆う透湿非透水性シートと、前記上収容部の下方に設けられ前記除湿水の収容を可能とした下収容部とを有し、
    圧縮された状態で水溶性材料により包装された前記装飾体は前記下収容部に収容されている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項1を引用する請求項3~6の何れか1項記載の除湿剤容器。
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