JP7013627B2 - クレーン作業エリア登録装置 - Google Patents
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Description
また、荷卸し場所の付近において、荷卸し場所を見渡せる撮像場所で前後2回カメラ撮影し、三次元マップを作成して対象場所に荷卸し可能なことを判断しているが、走行経路に存在する物体との衝突回避については配慮されていなかった。
また、併せて、クレーン走行中もクレーン下の状態を監視し、吊荷と床面の物体の衝突を防止する装置を提供することを目的とする。
ここで、「測域センサ」(Laser Range Scanner 又は 3D Scanner)とは、空間の物理的な形状データを出力することができる走査型の光波距離計をいう。
また、併せて、クレーン走行中もクレーン下の状態を監視し、吊荷と床面の物体の衝突を防止することができる。
この天井クレーン01において、例えば、図7に示すように、物体15と物体16が床面に存在している場合について説明する。
床面状態を把握するために天井クレーン01上のクラブ02に床面の形状を測定する測域センサ23が設置されている。
天井クレーン01は移動動作として図9の走行方向、クラブ02が横行方向に移動できる。
天井クレーン01は3方向の動作が可能となっており、巻上下動作を行う巻上モータ32、巻上モータの速度制御を行う巻上インバータ31、横行動作を行う横行モータ34、横行モータの速度制御を行う横行インバータ33、走行動作を行う走行モータ36、走行モータの速度制御を行う走行インバータ35からなる。
ここで、測域センサ23は、Laser Range Scanner 又は 3D Scannerとも呼ばれ、空間の物理的な形状データを出力することができる走査型の光波距離計をいい、「光検出と測距」又は「レーザ画像検出と測距」とも呼ばれる「LIDAR」(Light Detection and Ranging 又は Laser Imaging Detection and Rangingの略語。光を用いたリモートセンシング技術の一つで、パルス状に発光するレーザ照射に対する散乱光を測定し、遠距離にある対象までの距離やその対象の形状や性質を分析する装置。)、例えば、北陽電機社製の「UTM-30LX-EW」を好適に使用することができる。
この測域センサ23は、半円状に光を出して反射光が戻ってくるまでの時間を測定し、測域センサから対象までの各角度における距離を測定する。
そして、測域センサ23は、図1に示すように、モータコントローラ25によって制御されるステッピングモータ24を用いてスキャニングの角度が変えられるようになっている。
図7で測域センサ23から原点位置0度で真下に投射された光は距離データ70を出力する。
同様に角度θa55においては、距離データ71が出力される。角度θb56においては距離データ72が出力される。
ここで、測域センサ23から床面までの距離51は既知である。
同様に、物体15の端点における距離データ72が得られている。距離データ72を得たときの測域センサ23の角度θb56が判っているので原点位置から端点までのX軸の距離53は、「sin(角度θb56)×距離データ72」で求めることができる。
端点の高さは、「床面までの距離51-cos(角度θb56)×距離データ72」で求められる。
これにより、作業者13もクレーンが補正運転を行うことを認識する。
また、併せて、クレーン走行中もクレーン下の状態を監視し、吊荷と床面の物体の衝突を防止することができる。
そして、建物や工場に条件を追加することなく、クレーンの安全運転を実現することができ、また、クレーンの運転手が居る場合、居ない場合にかかわらず安全確保ができるので効率的な運用を実現できる。
02 クラブ
04 ワイヤロープ
05 フック
09 取扱物
10 認識結果による仮想的な物体
15 物体
16 物体
17 物体
19 運転士
21 カメラ
22 赤外線投光器
23 測域センサ
24 ステッピングモータ
25 モータコントローラ
26 演算装置(人検知パソコン)
27 走行レーザ距離計
28 横行レーザ距離計
29 演算装置(形状認識パソコン)
30 クレーンコントローラ
31 巻上インバータ
32 巻上モータ
33 横行インバータ
34 横行モータ
35 走行インバータ
36 走行モータ
37 無線機親機
38 無線機子機
40 足踏みスイッチ
41 横行1番地
42 横行2番地
43 横行3番地
44 横行スキャン位置
45 横行補正スキャン位置
51 測域センサから床面までの距離
52 物体15の高さ
53 物体16の横行端からのX軸の距離
55 距離データ71の角度θa
56 距離データ72の角度θb
57 物体15と物体16の隙間の距離
60 補正運転ランプ
61 衝突警報ランプ
62 停止ランプ
70 距離データ
71 距離データ
72 距離データ
73 距離データ
Claims (4)
- クレーンの作業エリアの情報を測域センサを用いて距離情報として取得し、測域センサのスキャン角度と距離データから、作業エリアの位置・高さ情報を変換するようにしたクレーン作業エリア登録装置において、スキャンした結果で隣り合うデータを比較し、規定値以上距離が離れている場合に、死角が発生していると判断し、横行端点から死角が発生している一方の物体の端点までのX軸の距離に、死角が発生している物体間の隙間の距離の1/2を加算することで横行補正スキャン位置を算出し、当該横行補正スキャン位置でクラブを停止させて、再度死角補正運転を行うようにしたことを特徴とするクレーン作業エリア登録装置。
- 測域センサのデータの取り込みを横行番地と走行番地毎に行い、作業エリア全域の位置・高さ情報を把握できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のクレーン作業エリア登録装置。
- クレーン走行開始時、進行方向に吊荷位置より高い地上物体がないことを測域センサを用いて確認するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のクレーン作業エリア登録装置。
- クレーン走行時、進行方向に吊荷と地上物体とが衝突しない距離で測域センサを用いて進行方向における作業エリアの位置・高さ情報を検知するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のクレーン作業エリア登録装置。
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JP2018010837A JP7013627B2 (ja) | 2018-01-25 | 2018-01-25 | クレーン作業エリア登録装置 |
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- 2018-01-25 JP JP2018010837A patent/JP7013627B2/ja active Active
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