JP2010176203A - 自律移動ロボットシステム - Google Patents

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弘幸 上松
Tatsuo Sakai
龍雄 酒井
Shintaro Kinoshita
愼太郎 木下
Ryosuke Murai
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Abstract

【課題】自律移動ロボットシステムにおいて、簡単な構成により、自律移動ロボットが危険な領域に進入することがなく安全で自律的な移動動作を制限されず移動可能とし、そのような稼働環境を容易かつ低コストで実現可能とする。
【解決手段】システム10は、ロボット1と稼働環境に設置されたマーク2とを備え、ロボット1は、記憶手段5に記憶された情報および制御パラメータに基づいて走行経路を生成する経路生成手段6と、走行経路に沿って移動手段71を制御して自己の位置を移動させる移動制御手段7と、安全確認用のマーク2を検出するためのマーク検出器8とを備え、マークは、ロボット1が安全に移動可能な領域においてのみマーク検出器8によって検出されるようにロボット1の稼働環境に設置されており、移動制御手段7は、マーク検出器8によってマーク2が検出される間は移動を継続し、マーク2が検出されないときは移動を停止して安全を確保する。
【選択図】図1

Description

本発明は、障害物を回避しつつ自律的に移動する自律移動ロボットがその稼動領域において安全に自律移動できる自律移動ロボットシステムに関する。
従来、屋内等において自走して床面清掃や物品運搬などの作業を行う無人の移動装置が知られている。このような移動装置が下り階段などに転落するのを防止するために、移動装置に画像センサ、超音波センサ、レーザレーダなどによる床面凹凸を検出するセンサを備えて危険領域を検出させることが行われている。また、床面に貼ったガイド用のテープによって移動経路を示され、そのテープに沿う床面上の適宜な箇所に貼り付けた標識を描いたテープによって左折、徐行、一旦停止などの移動制御情報を与えられて、移動領域が制限される無人移動装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭58−129609号公報
しかしながら、上述した床面凹凸を検出する方法は、凹形状を検出するために凹形状部に接近して上方からその形状を検出する必要があり、危険領域に近づかなければ危険領域が分からないという問題がある。また、上述した特許文献1に示されるように床面にテープによって標識を施設する方法では、標識を危険領域の十分手前に設置して予告することができるものの、標識の検出ミスや、テープの破損、汚れなどによる認識不良があると、進入禁止エリアに誤進入する可能性がある。なお、特許文献1に開示された移動装置は、ガイド用のテープと標識に依存して移動する装置であって、自ら移動経路を生成して自律的に移動することのできない装置である。
本発明は、上記課題を解消するものであって、簡単な構成により、自律移動ロボットが危険な領域に進入することがなく安全で自律的な移動動作を制限されず移動でき、そのような稼働環境を容易かつ低コストで実現できる自律移動ロボットシステムを提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、自律的に移動する自律移動ロボットと、前記自律移動ロボットが安全確認のために用いるように該ロボットの稼働環境に設置されたマークと、を備えた自律移動ロボットシステムであって、前記自律移動ロボットは、自己の周囲の障害物を検出して障害物位置情報を取得する環境情報取得手段と、自己の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記環境情報取得手段によって取得される障害物位置情報、前記位置情報取得手段によって取得される自己位置情報、地図情報、および制御パラメータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報および制御パラメータに基づいて走行経路を生成する経路生成手段と、前記経路生成手段によって生成された走行経路に沿って移動手段を制御して自己の位置を移動させる移動制御手段と、前記安全確認用のマークを検出するためのマーク検出器と、を備え、前記マークは、前記自律移動ロボットが安全に移動可能な領域においてのみ前記マーク検出器によって検出されるように該ロボットの稼働環境に設置されており、前記移動制御手段は、前記マーク検出器によってマークが検出される間は移動を継続し、マークが検出されないときは移動を停止するものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の自律移動ロボットシステムにおいて、前記移動制御手段は、前記マーク検出器が移動方向の前方または後方における一定角度範囲内に前記マークを検出しているときに移動を継続するものである。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の自律移動ロボットシステムにおいて、前記移動制御手段は、前記マーク検出器が移動方向の前方における一定角度範囲内に前記マークを検出しているときに移動を継続するものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の自律移動ロボットシステムにおいて、前記移動制御手段は、前記マーク検出器が前記マークを検出しなくなったときであっても、検出しなくなった地点から一定のエリア内では移動を継続するものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の自律移動ロボットシステムにおいて、前記移動制御手段は、前記マーク検出器が前記マークを検出しなくなったときであっても、検出しなくなった時点から一定の時間内では移動を継続するものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の自律移動ロボットシステムにおいて、前記移動制御手段は、前記マーク検出器が前記マークを検出しなくなったときであっても、検出しなくなった地点から移動方向の一定距離内に障害物が検出されるときには、検出しなくなった地点から一定のエリア内では移動を継続するものである。
請求項1の発明によれば、安全な環境にいることをマークの検出によって常に認識して移動し、マークを検出できずに安全な環境にいることを認識できないときには移動を停止するので、自律移動ロボットが危険な領域に進入することがなく安全で自律的な移動動作を制限されず移動できる。また、マーク検出器やマークの破損、故障、検出ミスがあっても、誤認識でない限り、誤って危険領域にする心配がない。また、自律移動ロボットは、自律的に移動機能を有しており、マークは、自律移動ロボットが安全に移動可能な領域においてのみ自律移動ロボットのマーク検出器によって検出されるように設置すればよいので、ガイド用のテープや標識などと異なり、マークの設定位置が少なくてよく、床面に貼ったりする必要がなく、そのようなマークを設置した稼働環境を容易かつ低コストで実現できる。また、マークの設置が容易なので、移動環境の増減や変更が容易である。
請求項2の発明によれば、自律移動ロボットに対し、移動可能な方向を限定するので、2次元的な領域に対する移動可能領域を制限するだけでなく、移動可能領域をマークを含む直線に沿った1次元的な領域に制限できる。すなわち、自律移動ロボットは、移動可能領域だけでなく、進んでよい方向を認識しつつ、自律移動をすることができる。また、移動方向の前方または後方における一定角度範囲内にマークを検出できるようにするには、マークを移動方向の一方側にのみ配置すればよいので、マーク設置のための時間やコストを低減できる。
請求項3の発明によれば、自律移動ロボットに対し、移動可能な方向を限定するので、2次元的な領域に対する移動可能領域を制限するだけでなく、移動可能領域をマークを含む直線に沿った1次元的な領域に制限でき、さらにその向きまで制限できる。すなわち、自律移動ロボットは、進んでよい方向と向きを認識しつつ、自律移動をすることができる。また、自律移動ロボットは、マークに向かって移動してマークに近づき過ぎ、またはマークを通り過ぎたため前方にマークを検出できない位置に至ると停止するので、突き当たり危険地帯などの場合に対応できる。
請求項4の発明によれば、マークを検出しなくなったときであっても直ぐには停止しないので、また、自己の移動によってマークを検出できる領域に復帰する可能性が与えられるので、人や障害物によってマークが遮られた場合にスムーズで効率的な回避動作や移動動作を行える。
請求項5の発明によれば、マークを検出しなくなったときであっても直ぐには停止しないので、人や障害物によってマークが遮られた場合に、スムーズに回避動作や移動動作を行える。すなわち、時間経過の結果、他の移動体が移動することによりマークを検出できる可能性があるので、移動の中断のないスムーズで効率的な移動を実現できる。
請求項6の発明によれば、検出された障害物によってマークが遮られた可能性を考慮するので、移動の中断のないスムーズで効率的な移動を実現できる。
本発明の第1の実施形態に係る自律移動ロボットシステムのブロック構成図。 同上システムにおける自律移動ロボットの斜視図。 同上システムにおける自律移動ロボットが行うマーク検出と動作の切り替えの処理のフローチャート。 図3に示した処理が行われる具体的状況を示す自律移動ロボットの斜視図。 図4に示した状況に対応する平面図。 第2の実施形態に係る自律移動ロボットシステムにおける自律移動ロボットの斜視図。 同上システムにおける自律移動ロボットが行うマーク検出と動作の切り替えの処理のフローチャート。 図7に示した処理が行われる具体的状況を示す自律移動ロボットの斜視図。 図8に示した状況に対応する平面図。 図7に示した処理が行われる具体的状況の他の例を示す自律移動ロボットの平面図。 (a)は同上システムにおける自律移動ロボットの移動の様子を示す平面図、(b)は自律移動ロボットが(a)とは逆向きに移動する場合の平面図。 第3の実施形態に係る自律移動ロボットシステムにおける自律移動ロボットの斜視図。 同上システムにおける自律移動ロボットが行うマーク検出と動作の切り替えの処理のフローチャート。 同上システムにおける自律移動ロボットの移動の様子を示す平面図。 (a)は第4の実施形態に係る自律移動ロボットシステムにおける自律移動ロボットの移動中の平面図、(b)は同システムで用いられる移動継続エリアの平面図。 同上システムにおける自律移動ロボットが行うマーク検出と動作の切り替えの処理のフローチャート。 同上システムにおける自律移動ロボットの移動の様子を示す平面図。 第5の実施形態に係る自律移動ロボットシステムにおける自律移動ロボットが行うマーク検出と動作の切り替えの処理のフローチャート。 第6の実施形態に係る自律移動ロボットシステムにおける自律移動ロボットの移動中の平面図。 同上システムにおける自律移動ロボットが障害物を検出したときの動作を説明する平面図。
以下、本発明の実施形態に係る自律移動ロボットシステムについて、図面を参照して説明する。図1は各実施形態において共通であり適宜参照される。
(第1の実施形態)
図1乃至図5は第1の実施形態について示す。自律移動ロボットシステム10は、図1、図2に示すように、自律的に移動する自律移動ロボット1(以下ロボット1とも記す)と、ロボット1が安全確認のために用いるようにロボット1の稼働環境に設置された複数のマーク2と、を備えて構成されている。自律移動ロボット1は、自己の周囲の障害物を検出して障害物の位置情報を取得する環境情報取得手段3と、自己の位置情報を取得する位置情報取得手段4と、環境情報取得手段3によって取得される障害物位置情報51、位置情報取得手段4によって取得される自己位置情報52、地図情報53、および制御パラメータ54を記憶する記憶手段5と、記憶手段5に記憶された情報および制御パラメータ54に基づいて走行経路を生成する経路生成手段6と、経路生成手段6によって生成された走行経路に沿って移動手段71を制御して自己の位置を移動させる移動制御手段7と、安全確認用のマーク2を検出するためのマーク検出器8と、を備えている。また、マーク2は、ロボット1が安全に移動可能な領域においてのみマーク検出器8によって検出されるようにロボット1の稼働環境に設置されており、移動制御手段7は、マーク検出器8によってマーク2が検出される間は移動を継続し、マーク2が検出されないときは移動を停止する。
環境情報取得手段3は、車体の前面下部中央に備えられて前方の水平面内スキャンするレーザレーダで構成されている。レーザレーダは、そのスキャン面内で所定一定角度でレーザビームを振って、所定の半径を有する半円形の障害物検出エリアにおいて、物体や障害物までの距離を取得する。位置情報取得手段4は、走行領域の地図情報53に含められている特徴的な壁情報などの環境構成物情報や専用に設けられたランドマークなどを実際の走行領域内で検出して地図情報と比較することにより自律移動ロボット1の自己位置を取得する。位置情報取得手段4によって取得された情報は自己位置情報52として記憶手段5に記憶され、経路生成手段6や移動制御手段7によって参照される。また、自己位置の取得には、通常は、移動手段71からの情報が用いられる。移動手段71は、電池BTで駆動されるモータと駆動輪71a(図2)とを備えて構成されている。このモータには、その回転数や回転速度を計測するエンコーダが設けられている。移動制御手段7は、このエンコーダの出力によって移動距離や移動方向を知ることができる。自律移動ロボット1は、これによって得られた自己位置情報に基づいて、いわゆるデッドレコニング(推定航法)を行い、自律的に移動する。この移動手段71からの情報に基づく自己位置を補正するために、ランドマークなどの検出結果と地図情報との比較に基づく自己位置情報が用いられる。
また、位置情報取得手段4、記憶手段5、経路生成手段6、および移動制御手段7等は、全体で制御部70を構成している。この制御部70を構成するため、CPUやメモリや外部記憶装置や表示装置や入力装置などを備えた一般的な構成を備えた電子計算機と、その上のプロセスまたは機能の集合を用いることができる。
マーク2は、投光器からの光のように予め定めたパターンで点滅させる特定色の照明光、すなわち光マークである。このようなマーク2は、ロボット1が安全に動くことができる領域では認識することができ、階段や大きな段差などのある走行に危険を伴う領域では認識できないように設置されている。マーク2は、天井や壁の上部など、ロボット1が遠くからでも検出しやすい位置に設置する。また、マーク検出器8は、例えば、ロボット1の頭部に設置された全方向カメラであり、画像処理によってマーク2を検出し、マーク検出信号を出力する。
図3によって、自律移動ロボットシステム10における自律移動ロボット1の移動動作を説明する。ロボット1が動作を開始すると、マーク検出器8は全方向についてマーク検出の動作を行う(S1)。マーク検出器8は、カメラで撮像した画像を処理してマーク2の像を検出し、マーク2が検出されている限り、その検出した旨の信号を制御部70の移動制御手段7に出力し続ける。移動制御手段7は、マーク検出器8からの信号の有無によって、マーク2が検出されているかどうかを判断し(S2)、マーク2が検出されている限り(S2でYes)、移動手段71を制御してロボット1の移動を継続させる(S3)。この場合、制御は、所定の制御周期のもとで、最初のステップ(S1)から繰り返される。マーク2が検出されていない場合には(S2でNo)、移動制御手段7は、ロボット1の移動を停止させる(S4)。
図4、図5は上述の移動継続と移動停止の状況を示す。実線によって示したロボット1は、視線aによって示すように、マーク検出器8が前方上方の天井に配置されたマーク2を検出可能であり、矢印xで示すように、前方に向かって自律移動を行っている。ところが、破線で示したロボット1aは、マーク検出器8の視線bが環境の壁によって遮られてマーク2を検出することができないので、停止状態となっている。つまり、ロボット1aは、矢印x1の方向に移動して、下り階段STが存在する危険領域9に近づくことにより、マーク2を検出できなくなって停止し、それ以上、危険領域9に接近しないように制御されている。
本実施形態の自律移動ロボットシステム10によれば、安全な環境にいることをマーク2の検出によって常に認識して移動し、マーク2を検出できずに安全な環境にいることを認識できないときには移動を停止するので、自律移動ロボット1が危険な領域に進入することがなく、ロボット1は安全で自律的な移動動作を制限されず移動できる。また、マーク検出器8やマーク2の破損、故障、マーク検出器8による検出ミスがあっても、誤認識でない限り、誤って危険領域9にする心配がない。また、ロボット1は、自律的に移動する機能を有しており、マーク2は、ロボット1が安全に移動可能な領域においてのみマーク検出器8によって検出されるように設置すればよいので、ガイド用のテープや標識などと異なり、マーク2の設定位置が少なくて済み、また、床面に貼ったりする必要がなく、そのようなマーク2を設置した稼働環境を容易かつ低コストで実現できる。また、マークの設置が容易なので、移動環境の増減や変更が容易である。
マーク2は、本実施形態で示した光マーク(照明光)の他に、特定のカラーパターンをもつ板や標識、ラベルを用いてもよい。マーク2として照明光を用いる場合、誤認識を防ぐために、点灯と消灯を予め定めたパターンで繰り返したり、照度を予め定めたパターンで変化させたりしてもよい。また、マーク2が環境側の美観を損ねたり、通行する人が視認して違和感を覚えないようにするために、マーク2が発する光を赤外や紫外といった波長のものとして、人には視認できないものとしたり、照明光の点滅、明暗のパターンを人に認知できない高速で行ない、人からは点灯した通常の照明器具のようにしたりしてもよい。また、マーク2をマーク検出器8として、本実施形態で示したような全方向カメラの他に、特定周波数の光のみを検出するセンサや、光の点滅パターンを検出するセンサ等を用いてもよい。より一般には、マーク検出器8は、検出すべきマーク2を信頼性良く検出することができ、検出した旨の信号を出力するものであればよい。
(第2の実施形態)
図6乃至図11は第2の実施形態について示す。本実施形態の自律移動ロボットシステム10は、第1の実施形態におけるマーク検出器8が、図6に示すように、全方向カメラではなく、前方カメラ81と後方カメラ82の2方向カメラに変更されたものである。前方と後方の各カメラ81,82はそれぞれ一定の視野ω(立体角)内において、マーク2を検出することができる。そして、この自律移動ロボットシステム10において、移動制御手段7は、マーク検出器8が移動方向の前方または後方における一定角度範囲内にマーク2を検出しているときに移動を継続する。
図7によって、自律移動ロボットシステム10における自律移動ロボット1の移動動作を説明する。ロボット1が動作を開始すると、マーク検出器8は移動方向の前後についてマーク検出の動作を行う(S21)。マーク検出器8は、カメラ81、またはカメラ82で撮像した画像を処理してマーク2の像を検出し、マーク2が検出されている限り、その検出した旨の信号を制御部70の移動制御手段7に出力し続ける。移動制御手段7は、マーク検出器8からの信号の有無によって、マーク2が検出されているかどうかを判断し(S22)、マーク2が検出されている限り(S22でYes)、移動手段71を制御してロボット1の移動を継続させる(S23)。マーク2が検出されていない場合には(S22でNo)、移動制御手段7は、ロボット1の移動を停止させる(S24)。
図8、図9は上述の移動継続と移動停止の状況を示す。実線によって示したロボット1は、視線aによって示すように、マーク検出器8が前方上方の天井に配置されたマーク2を検出可能であり、矢印xで示すように、前方に向かって自律移動を行っている。ところが、破線で示したロボット1aは、マーク検出器8の視野ωがマーク2の方向を向いていないので、マーク2を検出することができずに停止状態となっている。つまり、ロボット1aは、矢印x1の方向に移動して、下り階段STが存在する危険領域9に近づくことにより、マーク2を検出できなくなって停止し、それ以上、危険領域9に接近しないように制御されている。
また、図10はロボット1が後方のマーク2を検出しながら、矢印xで示すように、マーク2から離れる方向に移動している様子を示す。この図の状況において、破線で示したロボット1aは、マーク2を検出できなくなったことにより、矢印x1方向の移動を停止し、それ以上、危険領域9に接近しないように制御されている。
本実施形態における自律移動ロボットシステム10においては、上述の図4に示したような視線aを遮る壁などがない状態、すなわち、図8に示すような下り階段ST付近が手摺Bなどで仕切られているだけで、全方位カメラでは階段付近からもマーク2が見えてしまう場合においても、マーク2と2方向カメラによるマーク検出器8とによってロボット1の危険領域9への接近を防止することができる。また、図8に示すような場合、マーク2側に衝立等を設けて、階段付近からはマーク2が見えないようにすることが簡便であるが、美観や自律移動装置の稼働領域形状によっては対応できないことがあり、本実施形態のマーク検出器8によると衝立等を設ける必要がない。これは、ロボット1に搭載したカメラの認識範囲を、進行方向の前後一定範囲内に限ることにより、ロボット1が通路方向から大きく外れるとマーク2を検出できないようにして、ロボット1が通路からはみ出ることを防ぐことができるからである。
また、ロボット1に搭載したカメラの認識範囲を、一定範囲内に限る方法として、マーク2の種類や属性に応じて、検出が有効となる視野ωの範囲(有効認識範囲)を変更させるようにしてもよい。例えば、第1の実施形態における全方向カメラを用いて検出したマークが赤のマークの場合は全方向で検出を有効とし、黄色のマークの場合は前方と後方の一部の角度範囲、例えば、視野30°内にあるときだけ有効とする。有効無効の判断、あるいは認識範囲の変更は、例えば、移動制御手段7が行うようにすることができる。また、そのような機能を移動制御手段7に組み込むことは、ソフトウエア的に容易に行うことができる。すると、図8に示すように、全方位カメラでは階段付近からもマーク2が見えてしまう場合においても、ソフトウエア的にマーク2が見えないものとすることができ、ロボット1が危険領域9に接近するのを防止することができる。すなわち、第1の実施形態に示した自律移動ロボットシステム10において、本実施形態における動作を含めて実現できることになる。第1の実施形態の方法と第2の実施形態の方法を混在させる場合に、例えば、多くの通路には赤マークを設定し、一部の手すりのある通路部分は黄色マークを設定するなどとすればよい。
図11(a)(b)によって、ロボット1のより広範囲の移動を説明する。ロボット1は、図11(a)に示すように、屋内の廊下等の接続された通路を自律移動して点Pから点Qに向かうものとする。各廊下の移動方向前方には、マーク21等が設けられている。、ロボット1は前方方向である矢印x方向のマーク21等を、前方に視野を有するマーク検出器8(図6におけるカメラ81)を用いて検出しつつ、前方方向に自律移動する。また、図11(b)に示すように、ロボット1は、点Qから点Pに逆向きに移動することもある。この場合、ロボット1は後方方向である矢印x方向のマーク24等を、後方に視野を有するマーク検出器8(図6におけるカメラ82)を用いて検出しつつ、前方方向に自律移動する。マーク2の配置は、マーク2から一定の距離離れたり、マーク2に一定距離近づいたりした場合に、マーク検出器8によっては検出できないように配置することにより、ロボット1の移動範囲を制限することができる。このようなロボット1は、往路と復路における前方に、すなわち往復路の前後両方向に、マーク2を設けることなく、図11(a)(b)に示すように、片方だけにマーク2を設けることにより、往復動作を行うことができる。
本実施形態の自律移動ロボットシステム10によれば、ロボット1に対し、移動可能な方向を限定するので、2次元的な領域に対する移動可能領域を制限するだけでなく、移動可能領域をマーク2を含む直線に沿った1次元的な領域に制限できる。すなわち、ロボット1は、移動可能領域だけでなく、進んでよい方向を認識しつつ、自律移動をすることができる。また、移動方向の前方または後方における一定角度範囲内にマーク2を検出できるようにするには、マーク2を移動方向の一方側にのみ配置すればよいので、マーク2を設置するための時間やコストを低減できる。
(第3の実施形態)
図12乃至図14は第3の実施形態について示す。本実施形態の自律移動ロボットシステム10は、第2の実施形態におけるマーク検出器8が、図12に示すように、前方カメラ81だけの1方向カメラに変更されたものである。前方のカメラ81は一定の視野ω(立体角)内において、マーク2を検出することができる。そして、この自律移動ロボットシステム10において、移動制御手段7は、マーク検出器8が移動方向の前方における一定角度範囲内にマーク2を検出しているときに移動を継続する。
図13によって、自律移動ロボットシステム10における自律移動ロボット1の移動動作を説明する。ロボット1が動作を開始すると、マーク検出器8は移動方向の前後についてマーク検出の動作を行う(S31)。マーク検出器8は、カメラ81で撮像した画像を処理してマーク2の像を検出し、マーク2が検出されている限り、その検出した旨の信号を制御部70の移動制御手段7に出力し続ける。移動制御手段7は、マーク検出器8からの信号の有無によって、マーク2が検出されているかどうかを判断し(S32)、マーク2が検出されている限り(S32でYes)、移動手段71を制御してロボット1の移動を継続させる(S33)。マーク2が検出されていない場合には(S32でNo)、移動制御手段7は、ロボット1の移動を停止させる(S34)。
図14は上述のロボット1の稼働状況を示す。ロボット11はマーク検出器8を用いて前方のマーク20を検出しつつ矢印x1方向に移動している。このロボット11が移動している廊下の前方天井には3つのマーク20,21,22が廊下の幅方向に並列に設置されており、ロボット11は廊下の左側を移動している。また、ロボット12は前方のマーク26を検出しつつ矢印x2方向に移動し、ロボット13は前方のマーク29を検出しつつ矢印x2方向に移動している。ロボット12の進行方向前方には、下り階段STが存在する危険領域9がある。また、マーク25,26,27は、危険領域9の手前に設定された危険近接領域90の手前の天井部に設置されている。ここで、ロボット12が、本来左折してロボット13の移動経路と同じ経路を移動すべきところ、直進し続けたとする。すると、ロボット12がマーク26に近づき過ぎることになり、マーク検出器8はマーク29を検出することができなくなる。ロボット12はマーク検出器8からのマーク検出信号が停止されるので、その場で停止することになり、危険領域9への接近が防止される。
本実施形態の自律移動ロボットシステム10によれば、ロボット1に対し、移動可能な方向を限定するので、2次元的な領域に対する移動可能領域を制限するだけでなく、移動可能領域をマーク2を含む直線に沿った1次元的な領域に制限でき、さらにその向きまで制限できる。すなわち、ロボット1は、進んでよい方向と向きを認識しつつ、自律移動をすることができる。また、ロボット1は、マーク2に向かって移動してマーク2に近づき過ぎ、またはマーク2を通り過ぎたため前方にマーク2を検出できない位置に至ると停止するので、突き当たり危険地帯などの場合に対応できる。なお、前方一定の視野ω内においてマーク2を検出する前方のカメラ81に代えて、例えば、第1の実施形態における全方向カメラを用いて、マーク2の種類や属性に応じて、検出が有効となる視野ωの範囲を変更させるようにしてもよい。このことは、第2の実施形態において述べたのと同様であり、第1の実施形態に示した自律移動ロボットシステム10において、本実施形態における動作を実現できることになる。
(第4の実施形態)
図15、図16は第4の実施形態について示す。本実施形態の自律移動ロボットシステム10は、上述の各実施形態における自律移動ロボットシステムにおいて、マーク検出器8がマーク2を検出しなくなったときであっても、移動制御手段7は、検出しなくなった地点から一定のエリア内では移動を継続するものである。
図15(a)は、ロボット1がマーク2を検出しつつ移動しているときに、何らかの原因により、例えば、前方に歩行者Mが来たことにより、歩行者Mによって視野を遮られてマーク2を検出できなくなった状況を示す。本実施形態におけるロボット1は、マーク2を検出できなくなったとしても直ちに停止するということはなく、移動継続エリアAを設定し、その領域内で移動を継続する。これにより、危険領域への接近ではないにも関わらず停止して移動できなくなる、という状況の打開を安全性を損なうことなく図ることができる。移動継続エリアAは、例えば、図15(b)に示すように、マークを検出しなくなった地点P0を含む楕円形の領域であって、その楕円の長径は左右方向の長さDであり、短径は地点P0から前方への長さL1と後方への長さL2を足した長さ(L1+L2)である。
図16によって、ロボット1の移動動作を説明する。ロボット1が動作を開始すると、マーク検出器8はマーク検出の動作を行い、マーク2を検出している限り、その検出した旨の信号を制御部70の移動制御手段7に出力し続ける。移動制御手段7は、マーク検出信号がある限り(S41でYes)、移動手段71を制御してロボット1の移動を継続させる(S42)。マーク2が検出されていない場合には(S41でNo)、移動制御手段7は、上述の移動継続エリアA内で、所定距離だけロボット1を移動させる(S43)。その後、移動制御手段7は、マーク検出信号の有無、すなわちマークが検出されているかどうか調べ、マークが検出されていなければ(S44でNo)、現在地が所定エリア、すなわち移動継続エリアA内かどうかを調べる(S45)。現在地が移動継続エリアA内であれば(S45でYes)、さらに移動させる(S43)。このような移動継続エリアA内での移動によってマーク2が検出されたならば(S44でYes)、制御は、最初のステップ(S41)に戻され、移動継続エリアAの設定は解除される。また、移動継続エリアA内で移動したにも関わらずマーク2を検出できない場合には(S45でNo)、移動制御手段7は、ロボット1の移動を停止させる(S46)。
上述のように、ロボット1とマーク2の間に人や台車などの障害物が現れた場合、または障害物が残置された場合、これらの障害物によってマークが遮られたり、回避動作により進行方向が通路方向からずれてしまうとマーク2を検出できなくなる。このような状況は、第2および第3の実施形態における制限された視野によって方向性を有するマーク検出器8を用いる場合に顕著である。ロボット1は、停止してしまうことによって障害物を回避できなくなる。そこで、上述のように、ロボット1がマーク2を検出できなくなった地点P0をもとに、移動継続エリアAのように予め定めた移動可能エリア内においては、マーク2を検出できなくても移動を継続させる。これにより、ロボット1はエリア内で障害物に対する回避動作をスムーズに行うことができる。
図17によって、移動継続エリアAの寸法、すなわち本実施形態の場合の楕円形の長径D(エリア幅)の設定について説明する。ロボット1がマーク2を検出できる領域である安全稼働エリアBと、落下の危険がある階段STなどの危険領域9とは、十分に距離をとることが望ましい。そこで、最小距離dは、例えば、D/2<dを満たすように設定して安全を確保する。つまり、このような最小距離dを確保した上で、長径Dを設定することができる。また、最小距離dは、ロボット1の稼働領域や、複数存在するロボット1の種類などに応じて複数種類の距離が設定される。従って、長径Dは、各最小距離dに応じて、それぞれ領域毎に、またはロボット1毎に設定することができる。エリア幅(長径D)や最小距離dなどは、パラメータとして、予め定めておいてもよく、直前に検出していたマーク2の種類や属性に応じて変化させてもよい。
本実施形態の自律移動ロボットシステム10によれば、マーク2を検出しなくなったときであっても直ぐには停止しないので、また、自己の移動によってマーク2を検出できる領域に復帰する可能性が与えられるので、人や障害物によってマーク2に対する視野が遮られた場合にスムーズで効率的な回避動作や移動動作を行える。
(第5の実施形態)
本実施形態の自律移動ロボットシステム10は、第1乃至第3の実施形態において移動制御手段7は、マーク検出器8がマーク2を検出しなくなったときであっても、検出しなくなった時点から一定の時間(移動許可時間)内では移動を継続するものである。図18に示すように、ロボット1が動作を開始すると、マーク検出器8はマーク検出の動作を行い、マーク2を検出している限り、その検出した旨の信号を制御部70の移動制御手段7に出力し続ける。移動制御手段7は、マーク検出信号がある限り(S51でYes)、移動手段71を制御してロボット1の移動を継続させる(S52)。マーク2が検出されていない場合には(S51でNo)、移動制御手段7は、マーク2を検出しなくなったときからの所定経過時間内であって一定の時間間隔だけロボット1を移動させる(S53)。
ロボット1の移動後、移動制御手段7は、マーク検出信号の有無、すなわちマークが検出されているかどうか調べ、マークが検出されていなければ(S54でNo)、経過時間が前記所定経過時間(移動許可時間)内かどうかを調べる(S55)。所定経過時間が経過してなく、まだ時間的に余裕が有れば(S55でYes)、さらに移動させる(S53)。このような前記所定経過時間内での移動によってマーク2が検出されたならば(S54でYes)、制御は、最初のステップ(S51)に戻される。また、所定経過時間内で移動したにも関わらずマーク2を検出できない場合には(S55でNo)、移動制御手段7は、ロボット1の移動を停止させる(S56)。
本実施形態の自律移動ロボットシステム10によれば、マーク2を検出しなくなったときであっても直ぐには停止しないので、人や障害物によってマーク2が遮られた場合に、スムーズに回避動作や移動動作を行える。すなわち、時間経過の結果、他の移動体が移動することによりマーク2を検出できる可能性があるので、移動の中断のないスムーズで効率的な移動を実現できる。所定経過時間や移動のための一定の時間間隔などのパラメータは、予め定めておいてもよく、直前に検出していたマークの種類に応じて変化させるようにしてもよい。
(第6の実施形態)
図19、図20は第6の実施形態について示す。本実施形態の自律移動ロボットシステム10は、上述の第4の実施形態において、障害物検知情報を考慮するものである。すなわち、図19に示すように、ロボット1は、マーク検出器8がマーク2を検出しなくなったときであっても、検出しなくなった地点P0から移動方向の一定距離内に環境情報取得手段3によって障害物Mが検出されるときには、マーク2を検出しなくなった地点P0から一定のエリア、すなわち移動継続エリアA内では移動を継続するものである。移動の継続に際して考慮する障害物を検出する領域、すなわち地点P0から移動方向の一定距離内とされる範囲を定める領域として、ロボット1の前方に膨らむ障害物有無判断エリアCを設定する。そして、本実施形態では、予め定めた移動方向前方の障害物有無判断エリアC内に障害物が検出されたときのみ、予め定めた移動継続エリアA内においては、マーク2を検出できなくても移動が継続される。
本実施形態の自律移動ロボットシステム10によれば、検出された障害物によってマークが遮られた可能性を考慮するので、移動の中断のないスムーズで効率的な移動を実現できる。また、障害物などによってマーク2の検出が妨げられた場合のみ、限られた領域である移動継続エリアA内において移動を継続させるので、マーク検出器8の故障や自己位置情報52の間違いなどによってマーク2を検出できなくなった可能性を排除でき、ロボット1は、より安全に効率良く移動できる。
なお、本発明は、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。例えば、上述した各実施形態の構成を互いに組み合わせた構成とすることができる。また、マーク検出器8がマーク2を検出する際の検出視野の範囲を制限する方法は、マーク検出器8側で行うこともできるし、マーク2側で行うこともでき、両者において行うこともできる。例えば、マーク2が投光器の場合、その投光器の前面に筒状のコリメータを設けることによりマーク検出器8に対する視野(見え)を制限することができる。また、遮蔽板によって、マーク2の近くではマーク2を見えなくすることも適宜行うことができる。
1 自律移動ロボット
2,20〜29 マーク
3 環境情報取得手段
4 位置情報取得手段
5 記憶手段
6 経路生成手段
7 移動制御手段
8,81,82 マーク検出器
10 自律移動ロボットシステム
51 障害物位置情報
52 自己位置情報
53 地図情報
54 制御パラメータ
71 移動手段
A 移動継続エリア
B 安全稼働エリア
C 障害物有無判断エリア

Claims (6)

  1. 自律的に移動する自律移動ロボットと、前記自律移動ロボットが安全確認のために用いるように該ロボットの稼働環境に設置されたマークと、を備えた自律移動ロボットシステムであって、
    前記自律移動ロボットは、
    自己の周囲の障害物を検出して障害物位置情報を取得する環境情報取得手段と、
    自己の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記環境情報取得手段によって取得される障害物位置情報、前記位置情報取得手段によって取得される自己位置情報、地図情報、および制御パラメータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された情報および制御パラメータに基づいて走行経路を生成する経路生成手段と、
    前記経路生成手段によって生成された走行経路に沿って移動手段を制御して自己の位置を移動させる移動制御手段と、
    前記安全確認用のマークを検出するためのマーク検出器と、を備え、
    前記マークは、前記自律移動ロボットが安全に移動可能な領域においてのみ前記マーク検出器によって検出されるように該ロボットの稼働環境に設置されており、
    前記移動制御手段は、前記マーク検出器によってマークが検出される間は移動を継続し、マークが検出されないときは移動を停止することを特徴とする自律移動ロボットシステム。
  2. 前記移動制御手段は、前記マーク検出器が移動方向の前方または後方における一定角度範囲内に前記マークを検出しているときに移動を継続することを特徴とする請求項1に記載の自律移動ロボットシステム。
  3. 前記移動制御手段は、前記マーク検出器が移動方向の前方における一定角度範囲内に前記マークを検出しているときに移動を継続することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自律移動ロボットシステム。
  4. 前記移動制御手段は、前記マーク検出器が前記マークを検出しなくなったときであっても、検出しなくなった地点から一定のエリア内では移動を継続することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の自律移動ロボットシステム。
  5. 前記移動制御手段は、前記マーク検出器が前記マークを検出しなくなったときであっても、検出しなくなった時点から一定の時間内では移動を継続することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の自律移動ロボットシステム。
  6. 前記移動制御手段は、前記マーク検出器が前記マークを検出しなくなったときであっても、検出しなくなった地点から移動方向の一定距離内に障害物が検出されるときには、検出しなくなった地点から一定のエリア内では移動を継続することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の自律移動ロボットシステム。
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