JP7003353B2 - クレーン衝突防止装置 - Google Patents
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Description
ここで、「測域センサ」(Laser Range Scanner 又は 3D Scanner)とは、空間の物理的な形状データを出力することができる走査型の光波距離計をいう。
天井クレーン01は3方向の動作が可能となっており、巻上下動作を行う巻上モータ32、巻上モータの速度制御を行う巻上インバータ31、横行動作を行う横行モータ34、横行モータの速度制御を行う横行インバータ33、走行動作を行う走行モータ36、走行モータの速度制御を行う走行インバータ35からなる。
ここで、測域センサ23は、Laser Range Scanner 又は 3D Scannerとも呼ばれ、空間の物理的な形状データを出力することができる走査型の光波距離計をいい、「光検出と測距」又は「レーザ画像検出と測距」とも呼ばれる「LIDAR」(Light Detection and Ranging 又は Laser Imaging Detection and Rangingの略語。光を用いたリモートセンシング技術の一つで、パルス状に発光するレーザ照射に対する散乱光を測定し、遠距離にある対象までの距離やその対象の形状や性質を分析する装置。)、例えば、北陽電機社製の「UTM-30LX-EW」を好適に使用することができる。
この測域センサ23は、半円状に光を出して反射光が戻ってくるまでの時間を測定し、測域センサから対象までの各角度における距離を測定する。
そして、測域センサ23は、図7に示すように、モータコントローラ25によって制御されるステッピングモータ24を用いてスキャニングの角度が変えられるようになっている。
図8(a)はそのイメージ図で半円方向に光をスキャンし、取扱物09からの距離を測定する。しかし、これだけでは取扱物09の一部分を捉えただけであるので半円方向と直角方向に測域センサ23を回転させて距離を測定する。図8(b)はその動作を行った場合の取扱物09の上方から見た図である。このようにして取扱物09のように床面より高い物体について計測を行いその座標を求める。
測域センサ23の視野内にあるすべての高さを持つ物体について計測を行い、その座標を算出する。
天井クレーン01は、クラブ02が図面の矢印方向に動作し、横行と直角方向に走行車輪06を備えた天井クレーン01が走行レール07上を走行して目的位置に移動する。
形状認識パソコン29は、取扱物09の形状を測域センサ23を使用して計測する。
測域センサ23は、半円状に光を出して反射光が戻ってくるまでの時間を測定し、測域センサ23から対象までの各角度における距離を測定する。
図4は、そのイメージ図で半円方向に光をスキャンし、取扱物09からの距離を測定する。
しかし、これだけでは取扱物09の一部分を捉えただけであるので半円方向と直角方向に測域センサ23を回転させて距離を測定する。
図5はその動作を行った場合の取扱物09の上方から見た図である。このようにして取扱物09の形状について計測を行い、形状認識パソコン29はその大きさを求める。
図5(a)は、赤外線投光器22がOFF時の画像例で、図5(b)は、赤外線投光器22がON時の画像例である。人検知パソコン26はヘルメット11に付けられた再回帰性反射材からなるマーク12の映像をON/OFF時に分けてカメラ21から画像を取り込んで、ON時の画像からOFF時の画像の差を取ることにより図5(c)に示すようなマークを抽出した画像例を得ることができる。
ここで、再回帰性反射材には、従来公知のガラスビーズ等を用いたあらゆる方向から入射した光に対して常に入射した方向に光を反射させる、具体的には、入射した光が光源に向けて反射する特性を備えた素材を用いることができる。
作業者13の検出は、カメラ21、投光器22及び人検知パソコン26を用いて行う。
具体的には、操業に入って、図10に示すように、ワイヤロープ04に取り付けたフック05で取扱物09を吊って目的地まで移動する場合は、測域センサ23をステッピングモータ24を使用して走行方向を規定角度まで移動させる。
このとき、図9に示すように、「空荷時の減速距離+取扱物09の大きさの1/2の長さ」の距離、すなわち、減速距離Lm、Lsで減速処理を行うようにする。
このとき、「空荷時の停止距離+取扱物09の大きさの1/2の長さ」の距離で停止処理を行うようにする。
02 クラブ
03 巻上装置
04 ワイヤロープ
05 フック
06 走行車輪
07 走行レール
09 取扱物
11 ヘルメット
12 再帰性反射材からなるマーク
13 作業者(対象物)
14 玉掛けワイヤ
17 物体
21 カメラ
22 赤外線投光器
23 測域センサ
24 ステッピングモータ
25 モータコントローラ
26 演算装置(人検知パソコン)
27 走行レーザ距離計
28 横行レーザ距離計
29 演算装置(形状認識パソコン)
30 クレーンコントローラ
31 巻上インバータ
32 巻上モータ
33 横行インバータ
34 横行モータ
35 走行インバータ
36 走行モータ
37 無線機親機
38 無線機子機
61 衝突警報ランプ
62 停止ランプ
Lm 減速距離
Ls 減速距離
Claims (2)
- 走行モータの速度制御を行う走行インバータを備えたクレーンの衝突防止装置であって、クレーンが荷役する取扱物の荷姿情報を測域センサを用いて取得し、対象物との走行時の衝突を防止する減速距離を空荷時の減速距離に取扱物の荷姿情報を加えて算出し、該減速距離に基づいて減速を行うようにしたことを特徴とするクレーンの衝突防止装置。
- 走行モータの速度制御を行う走行インバータを備えたクレーンの衝突防止装置であって、クレーンが荷役する取扱物の荷姿情報を測域センサを用いて取得し、対象物との走行時の衝突を防止する停止距離を空荷時の停止距離に取扱物の荷姿情報を加えて算出し、該停止距離に基づいて停止を行うようにしたことを特徴とするクレーンの衝突防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018010839A JP7003353B2 (ja) | 2018-01-25 | 2018-01-25 | クレーン衝突防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018010839A JP7003353B2 (ja) | 2018-01-25 | 2018-01-25 | クレーン衝突防止装置 |
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Family
ID=67471844
Family Applications (1)
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WO2018007203A1 (de) | 2016-07-04 | 2018-01-11 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren und system zur vermeidung von kollisionen bei kränen |
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