JP7010653B2 - 樹脂集電体、積層集電体、及び、リチウムイオン電池 - Google Patents
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Description
このような樹脂集電体を正極用樹脂集電体として使用した場合、所定の電圧を一定時間印加してサイクル試験を行うと、(酸化)分解電流が流れ、所定の繰り返し回数の後にサイクル特性が充分に維持できないことが判明した。
すなわち、本発明は、ポリオレフィン樹脂と、導電性炭素フィラーとを含む樹脂集電体であって、樹脂集電体1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積が7.0~10.5m2であることを特徴とする樹脂集電体;ポリオレフィン樹脂と、導電性炭素フィラーとを含んでなり、導電性樹脂層1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積が7.0~10.5m2である導電性樹脂層と、導電性フィルムとの積層体であることを特徴とする積層集電体;本発明の樹脂集電体又は本発明の積層集電体を備えることを特徴とするリチウムイオン電池である。
例えば、以下のものが市場から入手できる。
PE:「ノバテックLL UE320」「ノバテックLL UJ960」いずれも日本ポリエチレン(株)製
PP:「サンアロマーPM854X」「サンアロマーPC684S」「サンアロマーPL500A」「サンアロマーPC630S」「サンアロマーPC630A」「サンアロマーPB522M」いずれもサンアロマー(株)製、「プライムポリマーJ-2000GP」(株)プライムポリマー製、「ウィンテックWFX4T」日本ポリプロ(株)製
PMP:「TPX」三井化学(株)製
導電性炭素フィラーの比表面積は、「JIS Z8830 ガス吸着による粉体(固体)の比表面積測定方法」に準じて、BET比表面積として測定した値である。
樹脂集電体1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積(m2)
=樹脂集電体1g中の導電性炭素フィラーの重量(g)×導電性炭素フィラーの比表面積(m2/g)
導電性炭素フィラーを2種類以上含む場合は樹脂集電体1g中に含まれるそれぞれの導電性炭素フィラーの重量にそれぞれの導電性炭素フィラーの比表面積を掛けることにより、樹脂集電体1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積を計算することとする。
その一方で、比表面積の小さい導電性炭素フィラーを用いると樹脂集電体は比較的電気抵抗が高くなるため、必要な電気抵抗値を得るためには導電性炭素フィラーの配合量を増やす必要がある。
そして、導電性炭素フィラーの配合量を増やすと、樹脂集電体の薄膜化が困難になることがある。
樹脂集電体を薄膜化することができないと、電池内における集電体の体積が大きいことに起因して、電池容量の低下につながるために好ましくない。
比表面積の小さい導電性炭素フィラーと、比表面積の大きい導電性炭素フィラーを併用することによって、サイクル特性の改善と、薄膜化のいずれの要請にも応えることができる。
一方、比表面積が大きい第2の導電性炭素フィラー(A2)は副反応の反応場にもなるので、比表面積が小さい第1の導電性炭素フィラー(A1)を使用することにより、副反応の反応場となる面積を減らし、分解電流を少なくすることができる。
すなわち、2種類の導電性炭素フィラーのそれぞれの働きにより、サイクル特性に優れ、さらに薄膜化に適した樹脂集電体を提供することができる。
樹脂集電体1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積(m2)
=樹脂集電体1g中の(A1)の重量(g)×(A1)の比表面積(m2/g)+樹脂集電体1g中の(A2)の重量(g)×(A2)の比表面積(m2/g)
なお、(A1)又は(A2)を2種類以上含む場合は樹脂集電体1g中に含まれるそれぞれの導電性炭素フィラーの重量にそれぞれの導電性炭素フィラーの比表面積を掛けて計算することとする。
樹脂集電体1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積が7.0~10.5m2であると、総表面積が大きくなりすぎないため分解電流が小さく、サイクル特性が良好になる。
また、第1の導電性炭素フィラー(A1)はその比表面積が0.1m2/g以上であることが好ましい。
導電性炭素フィラー(A1)の比表面積が10.0m2/g以下であるためには、導電性炭素フィラーの体積平均粒子径が5.0μm以上であることが好ましい。
本明細書において、導電性炭素フィラーの体積平均粒子径は、マイクロトラック法(レーザー回折・散乱法)によって求めた粒度分布における積算値50%での粒径(Dv50)を意味する。マイクロトラック法とは、レーザー光を粒子に照射することによって得られる散乱光を利用して粒度分布を求める方法である。なお、体積平均粒子径の測定には、日機装(株)製のマイクロトラック等を用いることができる。
また、樹脂集電体中の第2の導電性炭素フィラー(A2)の重量割合が3~10重量%であることが好ましい。
上記割合が3以上であると、比表面積が大きい第2の導電性炭素フィラー(A2)の割合が相対的に少ないため、第2の導電性炭素フィラー(A2)の表面での副反応の影響が少なく、サイクル特性がより良好になる。
また、上記割合が20以下であると、比表面積が小さく、比較的導電性が低い第1の導電性炭素フィラー(A1)の割合が多過ぎないため、樹脂集電体の電気抵抗値を低くするために必要なフィラーの量を減らすことができ、樹脂集電体の薄膜化がより容易になる。
上記重量割合が40重量%以上であると、樹脂集電体に含まれる導電性炭素フィラーの量が充分であるため電気抵抗値をより低くすることができる。また、上記重量割合が70重量%未満であると、樹脂集電体に含まれるポリオレフィン樹脂の割合が低くなりすぎないため、樹脂集電体の成形性への影響が少なく、樹脂集電体の薄膜化により適している。
導電材料の材質としては、金属[ニッケル、アルミニウム、ステンレス(SUS)、銀、銅及びチタン等]及びこれらの合金、並びにこれらの混合物が挙げられる。電気的安定性の観点から、好ましくはニッケルである。
また、導電材料として、粒子系セラミック材料や樹脂材料の周りに導電材料(上記した導電材料のうち金属のもの)をめっき等でコーティングしたものでもよい。
樹脂集電体の厚さが100μm以下であると、樹脂集電体としての厚さが薄く、薄膜化された樹脂集電体であるといえる。このような樹脂集電体は電池内における体積が小さいため、電池の電池容量を高くするために適している。
また、樹脂集電体の厚さが50μm以上であると、樹脂集電体の強度が充分となるため好ましい。
<厚さ方向の電気抵抗値の測定>
3cm×10cmの短冊状に裁断した樹脂集電体を測定用試験片とし、抵抗計[RM3548、HIOKI製]を接続した電気抵抗測定器[IMC-0240型、井元製作所(株)製]の電極間に試験片を挟み、電極に2.16kgの荷重をかけながら抵抗値を測定する。加重をかけてから60秒後の値に電極と試験片との接触面積(3.14cm2)をかけた値を厚さ方向の電気抵抗値とすることができる。なお、電気抵抗測定器[IMC-0240型、井元製作所(株)製]は、JISK6378-5において厚さ方向の体積電気抵抗の測定に用いる装置に準拠した試験片を正負電極間に挟んで抵抗値の測定を行うための装置である。
まず、ポリオレフィン樹脂、導電性炭素フィラー、及び、必要に応じてその他の成分を混合することにより、樹脂集電体用材料を得る。
導電性炭素フィラーとして、第1の導電性炭素フィラー(A1)及び第2の導電性炭素フィラー(A2)を併用することが好ましい。
混合の方法としては、マスターバッチの製造方法、及び、熱可塑性樹脂組成物(分散剤とフィラーと熱可塑性樹脂とからなる組成物、又は、マスターバッチと熱可塑性樹脂とからなる組成物)の製造方法等において公知の混合方法が用いられ、ペレット状又は粉体状の成分を適切な混合機、例えばニーダー、インターナルミキサー、バンバリーミキサー及びロール等を用いて加熱溶融混合して混合することができる。
正極用樹脂集電体として用いることもでき、負極用樹脂集電体として用いることもできるが、リチウムイオン電池の正極用樹脂集電体として用いることが好ましい。
本発明の積層集電体は、ポリオレフィン樹脂と、導電性炭素フィラーとを含んでなり、導電性樹脂層1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積が7.0~10.5m2である導電性樹脂層と、
導電性フィルムとの積層体であることを特徴とする。
ポリオレフィン樹脂及び導電性炭素フィラーの具体例としては、上述した本発明の樹脂集電体に使用できるものを使用することができる。
そして、導電性樹脂層は、比表面積が10.0m2/g以下である第1の導電性炭素フィラー(A1)と、比表面積が30.0~70.0m2/gである第2の導電性炭素フィラー(A2)とを含む導電性樹脂層であることが好ましい。
また、ポリオレフィン樹脂と導電性炭素フィラーを含んでなり、導電性樹脂層1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積が7.0m2未満の導電性樹脂層、及び、10.5m2を超える導電性樹脂層が含まれる。
また、樹脂としてポリオレフィン樹脂以外の樹脂を使用した導電性樹脂層、及び、導電性フィラーとして導電性炭素フィラー以外のフィラー(例えば金属フィラー)を含む導電性樹脂層が含まれる。
導電性フィルムは、比表面積が10.0m2/g以下である第1の導電性炭素フィラー(A1)と、比表面積が30.0~70.0m2/gである第2の導電性炭素フィラー(A2)とを含む、本発明の積層集電体において好ましく用いられる導電性樹脂層であってもよく、上記第1の導電性フィラー(A1)のみを含む導電性樹脂層であってもよく、上記第2の導電性フィラー(A2)のみを含む導電性樹脂層であってもよい。
一方、比表面積が大きく、その体積平均粒子径が小さい導電性炭素フィラー(例えばアセチレンブラック)のみを含む導電性樹脂層は成形性が良好であることが多いので、このような成形性が良好である導電性樹脂層を併せて使用した積層体とすることによって全体としての形状が維持された積層集電体とすることができる。
積層集電体は、導電性樹脂層そのものを本発明の樹脂集電体として使用することができ、ポリオレフィン樹脂と導電性炭素フィラーを含んでなり、導電性樹脂層1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積が7.0~10.5m2である導電性樹脂層を含むことによって、サイクル特性に優れた樹脂集電体として使用することができる。
積層集電体に含まれる複数層のうちの1層が、ポリオレフィン樹脂と導電性炭素フィラーを含んでなり、導電性樹脂層1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積が7.0~10.5m2である導電性樹脂層であれば他の層は上記導電性フィルムの概念に含まれる層であればよい。
当然に、積層集電体に含まれる複数層のうち全ての層が、ポリオレフィン樹脂と導電性炭素フィラーを含んでなり、導電性樹脂層1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積が7.0~10.5m2である導電性樹脂層であってもよい。
例えば、本発明の樹脂集電体又は本発明の積層集電体を正極用樹脂集電体として備える場合、本発明のリチウムイオン電池は、上述した本発明の樹脂集電体又は本発明の積層集電体と、本発明の樹脂集電体又は本発明の積層集電体の表面に形成された正極活物質層とを備える。正極活物質層は、正極活物質とともに、必要に応じてバインダ、導電助剤等の添加剤を含む。
導電性炭素フィラー
A1-1:黒鉛粒子[比表面積0.6m2/g、商品名「SNG-P1A1」、JFEケミカル(株)製]
A1-2:黒鉛粒子[比表面積6.95m2/g、商品名「CPB」、日本黒鉛工業(株)製]
A1-3:黒鉛粒子[比表面積1.8m2/g、商品名「SNG-WXA1」、JFEケミカル(株)製]
A´1-1:黒鉛粒子[比表面積11.3m2/g、商品名「SG-BH8」、伊藤黒鉛工業(株)製]
A2-1:アセチレンブラック[比表面積69m2/g、商品名「デンカブラック」、デンカ(株)製]
A2-2:アセチレンブラック[比表面積39m2/g、商品名「デンカブラックLi-400」、デンカ(株)製]
A2-3:アセチレンブラック[比表面積68m2/g、商品名「エンサコ250G(粒状)」、Imerys製
A´2-1:アセチレンブラック[比表面積800m2/g、商品名「EC300J」、ライオン(株)製]
樹脂(ポリプロピレン樹脂)
PP1:ポリプロピレン樹脂[商品名「サンアロマーPM854X」、サンアロマー(株)製]
PP2:ポリプロピレン樹脂[商品名「サンアロマーPC684S」、サンアロマー(株)製]
分散剤:[商品名「ユーメックス1001(酸変性ポリプロピレン)」、三洋化成工業(株)製]
2軸押出機にて、ポリプロピレン樹脂(PP2)84部、導電性炭素フィラー(A2-3)11部、分散剤5部を180℃、100rpm、滞留時間5分の条件で溶融混練して樹脂集電体用材料を得た。
得られた樹脂集電体用材料をTダイから押し出し、熱プレス機により圧延することで、樹脂集電体を得た。
導電性炭素フィラー、樹脂、分散剤の種類及び配合量を表1に示すように変更して、実施例1と同様の方法により樹脂集電体用材料及び樹脂集電体を得た。
比較例2の樹脂集電体の上下に実施例2の樹脂集電体を積層して180℃で加熱プレスして積層体である積層集電体を作製した。
この積層集電体において、比較例2の樹脂集電体は導電性フィルムに相当し、実施例2の樹脂集電体は、ポリオレフィン樹脂と、導電性炭素フィラーとを含んでなり、導電性樹脂層1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積が7.0~10.5m2である導電性樹脂層に相当する。
実施例8の積層集電体の構成を表2に示した。
樹脂集電体の厚さを接触式の膜厚計[(株)ミツトヨ製 ABSデジマチックインジケータ ID-CX]で測定した。
樹脂集電体の面(φ10cm)内の10カ所の平均値である。
樹脂集電体の厚さが100μm以下である場合良好と判断して各表において成膜性の欄に○と表示し、樹脂集電体の厚さが100μmを超え150μm未満の場合を△、150μm以上の場合を×と表示した。
樹脂集電体を3cm×10cm程度の短冊に裁断し、電気抵抗測定器[IMC-0240型、井元製作所(株)製]及び抵抗計[RM3548、HIOKI製]を用いて各樹脂集電体の貫通抵抗値を測定した。
電気抵抗測定器に2.16kgの荷重をかけた状態での樹脂集電体の抵抗値を測定し、2.16kgの荷重をかけてから60秒後の値をその樹脂集電体の抵抗値とした。下記の式に示すように、抵抗測定時の冶具の接触表面の面積(3.14cm2)をかけた値を貫通抵抗値(Ω・cm2)とした。
貫通抵抗値(Ω・cm2)=抵抗値(Ω)×3.14(cm2)
貫通抵抗値が50Ω・cm2以下である場合良好と判断して各表において抵抗判定の欄に○と表示し、貫通抵抗値が50Ω・cm2を超える場合を×と表示した。
<耐電位試験用コインセルの作製>
2032型コインセルの負極缶にガスケット、φ16mmに裁断したLi箔、φ17mmに裁断したセパレータ(厚さ25μmのポリプロピレン製)を順に重ね、電解液を100μL添加した。その上にφ15mmに裁断した樹脂集電体を乗せ、さらにカーボンコートアルミ[昭和電工(株)製、SDX]、スペーサー(厚さ500μm)を2つ、皿バネ、正極缶を順に重ねて封をし、評価用のコインセルを作製した。なお、電解液として、1M LiPF6をエチレンカーボネートとジメチルカーボネートとの混合溶媒(体積比1:1)に溶解した溶液を準備した。
充放電測定装置「HJ1001SM8A」[北斗電工製]を用いて、評価用コインセルを電圧4.2Vまで充電し、そのまま200時間電圧をかけた状態での発生電流を計測した。本試験での結果は、4.2Vの電圧をかけ続けた状態で流れた電流量の総和としている。
なお、酸化電流量が少ないと電池の構成部材として用いた際の部材由来の容量ロスが低減でき、優れた長期の信頼性を有することを示す。
酸化電流量が0.5mAh/φ15以下である場合良好と判断して各表において酸化電流量判定の欄に○と表示し、酸化電流量が0.5mAh/φ15を超える場合を×と表示した。
なお、実施例8で製造した積層集電体を、樹脂集電体に代えて使用することで実施例8における貫通抵抗値及び酸化電流量の測定を行うことができる。
積層集電体とした実施例8でも、導電性樹脂層1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積が好適な範囲となっている導電性樹脂層を含むので、良好な結果が得られた。
Claims (8)
- ポリオレフィン樹脂と、導電性炭素フィラーとを含む樹脂集電体であって、
樹脂集電体1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積が7.0~10.5m2であり、
前記樹脂集電体1gに含まれる前記導電性炭素フィラーの総表面積は、以下の式で算出されることを特徴とする樹脂集電体。
樹脂集電体1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積(m 2 )=樹脂集電体1gに含まれる導電性炭素フィラーの重量(g)×JIS Z 8830に準じてBET比表面積として測定される導電性炭素フィラーの比表面積(m 2 /g) - 前記導電性炭素フィラーが、
JIS Z 8830に準じてBET比表面積として測定される比表面積が10.0m2/g以下である第1の導電性炭素フィラー(A1)と、
JIS Z 8830に準じてBET比表面積として測定される比表面積が30.0~70.0m2/gである第2の導電性炭素フィラー(A2)とを含む請求項1に記載の樹脂集電体。 - 前記第1の導電性炭素フィラー(A1)と前記第2の導電性炭素フィラー(A2)との重量割合が、[第1の導電性炭素フィラー(A1)/第2の導電性炭素フィラー(A2)]3~20である請求項2に記載の樹脂集電体。
- 前記樹脂集電体に含まれる前記第1の導電性炭素フィラー(A1)と前記第2の導電性炭素フィラー(A2)との合計重量割合が前記樹脂集電体の重量に対して40重量%以上、70重量%未満である請求項2又は3に記載の樹脂集電体。
- リチウムイオン電池の正極用樹脂集電体である請求項1~4のいずれか1項に記載の樹脂集電体。
- リチウムイオン電池のバイポーラ電極用樹脂集電体である請求項1~4のいずれか1項に記載の樹脂集電体。
- ポリオレフィン樹脂と、導電性炭素フィラーとを含んでなり、導電性樹脂層1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積が7.0~10.5m2である導電性樹脂層と、
導電性フィルムとの積層体であり、
前記導電性樹脂層1gに含まれる前記導電性炭素フィラーの総表面積は、以下の式で算出されることを特徴とする積層集電体。
導電性樹脂層1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積(m 2 )=導電性樹脂層1gに含まれる導電性炭素フィラーの重量(g)×JIS Z 8830に準じてBET比表面積として測定される導電性炭素フィラーの比表面積(m 2 /g) - 請求項1~6のいずれか1項に記載の樹脂集電体又は請求項7に記載の積層集電体を備えるリチウムイオン電池。
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