JP7008245B2 - 車両近接報知装置および車両近接報知方法 - Google Patents

車両近接報知装置および車両近接報知方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載され、車両の接近を外部に報知する警報音を出力する車両近接報知装置および車両近接報知方法に関する。
電気自動車及びハイブリッド自動車は低騒音であるため、自車ロードノイズが小さい低速走行時には歩行者等が車両の接近に気づき難いという問題がある。このため、電気自動車及びハイブリッド自動車等の低騒音車には、走行時に車両の走行状態を想起させる連続音である警報音を発生させることで車両の接近を歩行者等に警告する車両近接報知装置が備えられている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平5-208636号公報 特開平11-285093号公報
このような車両近接報知装置では、車外に対して警報音を発生すると、警報音は車内へも回りこみ、車内の搭乗者へ不快感を与えることとなる。
そこで、本発明は、搭乗者へ与える不快感を低減した警報音を出力することができる車両近接報知装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る車両近接報知装置は、車両の車室外に配置されたスピーカに警報音を出力させることで前記車両の近接を報知する車両近接報知装置であって、前記車室外に配置されたマイクにより取得された音の音圧が第1の閾値を超えた場合、前記音の音圧が前記第1の閾値を超えていない場合よりも、前記スピーカに出力させる前記警報音の音圧を小さくする制御部を備える。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明は、必要な音圧を確保しつつ、簡便に、搭乗者へ与える不快感を低減した警報音を出力することができる車両近接報知装置を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る車両近接報知装置を備える車両の模式図である。 図2は、車両近接報知装置の機能ブロック図である。 図3は、車両近接報知装置の基本動作のフローチャートである。 図4は、判定部による判定処理の詳細を示すフローチャートである。 図5は、第3の音の周波数特性の一例を示す図である。 図6は、第1の音の第1周波数特性の一例を示す図である。 図7は、調整部による調整処理の詳細を示すフローチャートである。 図8は、第2の音の第2周波数特性の一例を示す図である。 図9は、車両から出力される合成音の周波数特性の一例を示す図である。 図10は、実施の形態の変形例に係る判定部による判定処理の詳細を示すフローチャートである。 図11は、第3の音の周波数特性の一例を示す図である。 図12は、実施の形態の変形例に係る調整部115による調整処理の詳細を示すフローチャートである。 図13は、第3の音の第3周波数特性の一例を示す図である。
(本発明の基礎となった知見)
従来の車両近接報知装置は、警報音を発生するスピーカと、警報音に対応する信号を出力する音源と、音源から出力された信号を増幅してスピーカに出力するアンプとを備えている。
特許文献1に記載されている車両用警報音源は、車外スピーカ及び車内スピーカと、車内の減音したい位置に設けたマイクと、適応型コントローラを備えている。車両用警報音源は、基準信号により増幅器を介して車外スピーカから警告音を発生する。このとき、適応型コントローラは、基準信号及びマイクの入力により車内空間伝達系の伝達特性に対する逆伝達特性を同定し、マイクの入力が最小になるように、増幅器を介して車内スピーカの出力音を制御している。
また、特許文献2に記載されている車載用警報音装置は、警報音の指向特性を制御するための制御音を生成し、信号処理によって警報音の指向特性を所望の特性に変更している。
このように、車外に対して警報音を発生することにより歩行者等に車両の接近を知らせることができる。しかし、警報音は、歩行者に車両の接近を知らせると同時に不快感を与えることにもなる。また、警報音は車内へも回りこむため、歩行者だけでなく車内の搭乗者にも不快感を与えることとなる。車内への警報音を制御しようとすると、マイク等他の装置が必要となったり、制御音を生成するために警報音に対応する信号に信号処理を行う等の必要性が生じたりするため、簡便に警報音を制御して搭乗者へ与える不快感を低減することは難しい。
また、電気自動車及びハイブリッド自動車等の低騒音車から出力される警報音に関しては、北米NHTSA(National Highway Traffic Safety Administration)において、最小音圧値の規定が検討されている。例えば、1/3オクターブの8周波数バンドに対して最小音圧値が規定され、所定の計測方法で計測した場合に最小音圧値以上の警報音が出力される必要がある。したがって、警報音の音圧を最小音圧値よりも小さくすることはできない。そこで、最小音圧値以上の警報音を出力しつつ、搭乗者へ与える不快感を低減する技術が求められる。
以下の実施の形態では、必要な音圧を確保しつつ、簡便に、搭乗者へ与える不快感を低減した警報音を出力することができる車両近接報知装置について説明する。
本発明の一態様に係る車両近接報知装置は、車両の車室外に配置されたスピーカに警報音を出力させることで前記車両の近接を報知する車両近接報知装置であって、前記車室外に配置されたマイクにより取得された音の音圧が第1の閾値を超えた場合、前記音の音圧が前記第1の閾値を超えていない場合よりも、前記スピーカに出力させる前記警報音の音圧を小さくする制御部を備える。
これによれば、マイクにより取得された音の音圧を用いることで、スピーカから警報音を出力しなくても車両から十分に音が発生していると判定できる。このため、車両から十分に音が発生している場合に、スピーカから出力させる警報音の音圧を小さくすることができ、必要な音圧を確保しつつ、搭乗者へ与える不快感を低減した警報音を出力することができる。また、状況に応じて、警報音の音圧を小さくすることができるため、警報音の音圧を小さくしない場合と比較して、警報音を出力するのに要する消費電力を低減することができる。
また、前記制御部は、前記マイクにより取得された音のうち、所定の周波数未満の低周波数領域における音圧が前記第1の閾値を超えているか否かを判定し、前記低周波数領域における音圧が前記第1の閾値を超えていないと判定した場合、前記低周波数領域に含まれる第1周波数での音圧が第1の音圧であり、かつ、前記所定の周波数以上の高周波数領域に含まれる第2周波数での音圧が第2の音圧である第1周波数特性を有する第1の音を、前記警報音として前記スピーカに出力させ、前記低周波数領域における音圧が前記第1の閾値を超えていると判定した場合、前記第1周波数特性における前記第1周波数での音圧を前記第1の音圧よりも小さい第3の音圧に調整した第2周波数特性を有する第2の音を、前記警報音として前記スピーカに出力させてもよい。
これによれば、車両が走行することで発生しやすい低周波数領域における音圧に応じて、警報音の低周波数領域の音圧を低下させるため、必要な音圧を確保しつつ、搭乗者へ与える不快感を効果的に低減することができる。
また、前記制御部は、前記マイクにより取得された音をフィルタ処理することにより、前記警報音において所定の音圧を超える周波数領域を除いた周波数特性を有する所定域音を抽出し、前記所定域音の音圧が前記第1の閾値を超えているか否かを判定し、前記所定域音の音圧が前記第1の閾値を超えていないと判定した場合、所定の周波数未満の低周波数領域に含まれる第1周波数での音圧が第1の音圧であり、かつ、前記所定の周波数以上の高周波数領域に含まれる第2周波数での音圧が第2の音圧である第1周波数特性を有する第1の音を、前記警報音として前記スピーカに出力させ、前記所定域音の音圧が前記第1の閾値を超えていると判定した場合、前記第1周波数特性における前記第1周波数での音圧を前記第1の音圧よりも小さい第3の音圧に調整した第2周波数特性を有する第2の音を、前記警報音として前記スピーカに出力させてもよい。
これによれば、マイクにより取得された音にフィルタ処理をしているため、スピーカにより出力している音以外の車両から発生している音の音圧に応じて、警報音の低周波数領域の音圧を低下させることができる。このため、必要な音圧を確保しつつ、搭乗者へ与える不快感を効果的に低減することができる。
また、前記制御部は、前記所定域音の音圧が第1の閾値よりも小さいと判定した場合において、前記所定域音の音圧が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値を超えていると判定した場合、前記所定域音の音圧が前記第2の閾値を超えていないと判定した場合よりも、前記第1周波数での音圧を前記第3の音圧に調整し、かつ、前記所定域音の音圧のうち前記第2の閾値を超えている第3周波数での音圧を大きく調整した音を、前記警報音として前記スピーカに出力させてもよい。
これによれば、第3周波数の音圧が第2の閾値から第1の閾値の間である場合、車両が走行することで発生している音が不十分であるため、当該音と合わせた音の音圧が第1の閾値を超えるまで、音圧を付加した音を出力させれば十分な音圧の音を車両から発生させることができる。よって、車両から発生している音の分だけスピーカから出力させる警報音の音圧を低下させることができる。よって、必要な音圧を確保しつつ、搭乗者へ与える不快感を効果的に低減することができる。
また、前記第3の音圧は0であってもよい。
このため、搭乗者へ与える不快感を効果的に低減することができる。
また、前記第1周波数および前記第2周波数は、1/3オクターブ毎に区切られた複数の周波数のうち互いに隣接しない周波数であってもよい。
このため、効果的に警報音を車両の周囲に出力することができる。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
実施の形態では、車両に搭載される車両近接報知装置について説明する。
図1は、実施の形態に係る車両近接報知装置を備える車両の模式図である。
車両40は、移動体装置の一例であって、車両近接報知装置10と、マイク20と、スピーカ30とを備える。車両40は、具体的には、自動車であるが、特に限定されない。
マイク20は、車両40の車室41外に配置され、車両40の周囲の音を取得する。マイク20は、車室41外での音を取得する。マイク20は、取得した音に応じた音声信号を出力する。
スピーカ30は、車両近接報知装置10から出力された音声信号に応じて音を出力する。スピーカ30は、車両40の車室外、例えばエンジンルームなどに配置されている。よって、スピーカ30は、車両40の近接を報知する警報音を、車両40の外部に出力する。スピーカ30は、音声信号である電気信号を機械振動に変換する機能を有し、電気信号に基づいた音圧の警報音を出力する。
なお、車両40が有する車室41は、車両40の乗員が入る空間である。つまり、車室41は、車両40の乗員が存在する空間である。
[1-1.構成および基本動作]
次に、車両近接報知装置10の構成について図1に加えて図2および図3を参照しながら説明する。図2は、車両近接報知装置10の機能ブロック図である。図3は、車両近接報知装置10の基本動作のフローチャートである。
車両近接報知装置10は、スピーカ30から警報音を出力させることで車両40の近接を車両40の周囲の人に報知する装置である。
車両近接報知装置10は、図1および図2に示すように、制御部11を備える。制御部11は、マイク20により取得された音の音圧が第1の閾値を超えた場合、当該音の音圧が第1の閾値を超えていない場合よりも、スピーカ30に出力させる音の音圧を小さくする。制御部11は、例えば、DSP等のプロセッサによって実現されるが、マイクロコンピュータまたは専用回路によって実現されてもよいし、プロセッサ、マイクロコンピュータ、及び専用回路のうちの2つ以上の組み合わせによって実現されてもよい。
制御部11は、図2に示すように、取得部111と、フィルタ処理部112と、判定部113と、音源114と、調整部115と、出力部116とを備える。以下、各構成要素について、引き続き図1~図3を参照しながら説明する。
取得部111は、マイク20から音声信号を取得する(S11)。取得部111は、具体的には、マイク20から取得した音声信号を増幅する増幅回路などによって構成される回路である。なお、取得部111の具体的態様は上記に限定されない。
フィルタ処理部112は、取得部111により取得された音声信号に対して所定のフィルタ処理を行う(S12)。フィルタ処理部112は、具体的には、ローパスフィルタおよびハイパスフィルタの組合せを用いて、所定の周波数領域の周波数特性を有する音声信号を抽出する。フィルタ処理部112は、バンドパスフィルタを用いて、所定の周波数の範囲の周波数特性を有する音声信号を抽出してもよい。フィルタ処理部112により抽出される周波数の範囲は、例えば、160Hz~500Hzである。
このように、フィルタ処理部112は、マイク20により取得された音をフィルタ処理することにより、スピーカ30により出力される警報音において所定の音圧を超える周波数領域を除いた周波数特性を有する所定域音を抽出する。所定の音圧は、第1の閾値よりも小さくてもよい。フィルタ処理部112は、フィルタ処理をすることによりスピーカ30から出力した警報音を除く、車両40の周囲の音を抽出する。フィルタ処理部112は、例えば、車両40が走行することにより車両40から発生する音を抽出する。フィルタ処理部112は、例えば、車両40の周囲の音として、車両40の車輪が道路上を転がることで発生するロードノイズ、車両40のエンジンが駆動することで発生するエンジン音、車両40のモータが駆動することで発生するモータ音、その他、車両40のギア、ドライブシャフト、ターボジャージャーなど車輪の駆動に用いられる回転体が回転することで発生する機械音を抽出する。
判定部113は、フィルタ処理部112により抽出された所定域音の音圧が第1の閾値を超えているか否かを判定する判定処理を行う(S13)。判定部113は、図示しないメモリに記憶されている第1の閾値を読み出すことにより、上記判定処理を行う。第1の閾値は、車両40の周囲の規定の位置において、事前に車両40から発生している音を計測することで決定された閾値であって、計測された音の音圧が規定の音圧を超える値に設定されている。
図4は、判定部113による判定処理の詳細を示すフローチャートである。
判定部113は、所定域音の所定の周波数領域のうち互いに異なる複数の周波数の各々について以下のステップS21~ステップS24を実行するループを開始する(S21)。判定部113は、具体的には、所定域音を分析することにより、160Hz、200Hz、250Hz、315Hz、400Hz、および500Hzでの音圧についてループを開始する。なお、判定部113の判定の対象となる複数の周波数は、所定の周波数領域に含まれていればよく、所定の周波数領域を外れた周波数領域に含まれていてもよい。また、複数の周波数は、周波数領域が1/3オクターブ間隔で区切られることで決定される周波数である。複数の周波数は、少なくとも、所定の周波数領域の最低周波数から1/3オクターブの周波数領域内の周波数と、所定の周波数領域の最高周波数から1/3オクターブの周波数領域内の周波数とを含む。つまり、複数の周波数は、所定の周波数領域において、1/3オクターブ間隔でまんべんなく区切られることで特定できる周波数である。
判定部113は、複数の周波数のうちの一の周波数での音圧が第1の閾値を超えているか否かを判定する(S22)。
判定部113は、一の周波数での音圧が第1の閾値を超えていると判定した場合(S22でYes)、当該一の周波数での音圧が「大」であることを示す情報を記憶する(S23)。つまり、判定部113は、この場合、一の周波数での音圧が「大」であることを示す情報として、当該音圧が第1の閾値を超えていることを示す情報を記憶する。
一方で、判定部113は、一の周波数での音圧が第1の閾値を超えていないと判定した場合(S22でNo)、当該一の周波数での音圧が「小」であることを示す情報を記憶する(S24)。つまり、判定部113は、この場合、一の周波数での音圧が「小」であることを示す情報として、当該音圧が第1の閾値を超えていないことを示す情報を記憶する。
判定部113は、複数の周波数の音圧のうち判定処理がまだ行われていない次の周波数の音圧に対してステップS21~S24を繰り返す。判定部113は、全ての周波数の音圧についてステップS21~S24が行われた場合、ループを終了し判定処理を終了する。
このように、判定部113は、所定の周波数領域において、第3の音が第1の閾値Th1を超えているか否かを判定する。例えば、第3の音は、図5に示すような、周波数特性を有している場合、判定部113は、第3の音の所定の周波数領域において第3の音の音圧が第1の閾値Th1を超えていると判定する。なお、図5は、第3の音の周波数特性の一例を示す図である。
なお、判定部113は、複数の周波数の音圧の各々について、ステップS21~S24を繰り返すとしたが、これに限らずに、所定の周波数領域での音圧の最大値が第1の閾値Th1を超えているか否かを判定してもよい。
音源114は、車両40の近接を外部に報知する1つの警報音に対応する音声信号である電気信号を発生する。警報音は、例えば、エンジン音である。音源114には、疑似エンジン音または電子音が用いられ、例えば、300Hz~800Hzの低音部と1kHz~5kHzの高音部との周波数成分で構成されている。音源114は、警報音として、第1周波数特性を有する第1の音を示す第1音声信号を発生させる。第1周波数特性は、例えば、図6に示すように、所定の周波数Fth未満の低周波数領域に含まれる第1周波数F1での音圧が第1の音圧であり、かつ、所定の周波数Fth以上の高周波数領域に含まれる第2周波数F2での音圧が第2の音圧である周波数特性である。なお、図6は、第1の音の第1周波数特性の一例を示す図である。
所定の周波数Fthは、例えば、1kHzである。また、第1周波数F1および第2周波数F2は、1/3オクターブ毎に区切られた複数の周波数領域のうち互いに隣接しない周波数である。第1周波数F1は、例えば、630Hzである。第2周波数F2は、例えば、1kHzである。また、第1の音圧および第2の音圧は、例えば、第1の閾値Th1よりも大きい。
なお、音源114から出力される警報音は、単純な正弦波信号音などであってもよい。
調整部115は、判定部113の判定結果に応じて、音源114から取得した第1音声信号の音圧を調整する(S14)。
図7は、調整部115による調整処理の詳細を示すフローチャートである。
調整部115は、判定部113による判定結果に、「大」とされた音圧があるか否かを判定する(S31)。つまり、調整部115は、所定域音の音圧が第1の閾値Th1を超えていると判定部113により判定されたか、所定域音の音圧が第1の閾値Th1を超えていないと判定部113により判定されたかを判定する。
調整部115は、「大」とされた音圧があると判定した場合(S31でYes)、つまり、所定域音の音圧が第1の閾値Th1を超えていると判定部113により判定された場合、音源114から第1音声信号を取得し、取得した第1音声信号から第2音声信号を生成し、生成した第2音声信号を出力する(S32)。調整部115は、具体的には、第1音声信号を用いて、第1音声信号が示す第1の音の第1周波数特性における第1周波数F1での音圧を、第1の音圧よりも小さい第3の音圧に調整することで、第2周波数特性を有する第2の音を示す第2音声信号を生成する。つまり、第2の音が有する第2周波数特性は、図8に示すように、第1周波数特性における第1周波数F1での音圧が第1の音圧よりも小さい第3の音圧に調整されることにより得られた周波数特性である。なお、調整部115により第1の音圧から調整される第3の音圧は、0であってもよい。なお、図8は、第2の音の第2周波数特性の一例を示す図である。
一方で、調整部115は、「大」とされた音圧がないと判定した場合(S31でNo)、つまり、所定域音の音圧が第1の閾値Th1を超えていないと判定部113により判定された場合、音源114から第1音声信号を取得し、取得した第1音声信号を出力する(S33)。
調整部115は、第1音声信号または第2音声信号を出力すると、調整処理を終了する。
出力部116は、調整部115により出力された第1音声信号または第2音声信号を出力する(S15)。出力部116は、具体的には、第1音声信号または第2音声信号をスピーカ30に出力する。スピーカ30は、第1音声信号に基づく第1の音、または、第2音声信号に基づく第2の音を出力する。出力部116は、例えば、第1音声信号または第2音声信号を所定の増幅度で増幅してスピーカ30に出力してもよい。出力部116は、例えば、増幅回路によって実現されていてもよい。
[1-2.効果など]
本実施の形態に係る車両近接報知装置10によれば、マイクにより取得された音の音圧を用いることで、スピーカから警報音を出力しなくても車両から十分に音が発生していると判定できる。このため、車両から十分に音が発生している場合に、スピーカから出力させる警報音の音圧を小さくすることができ、必要な音圧を確保しつつ、搭乗者へ与える不快感を低減した警報音を出力することができる。また、状況に応じて、警報音の音圧を小さくすることができるため、警報音を出力するのに要する消費電力を低減することができる。
また、車両近接報知装置10によれば、マイクにより取得された音にフィルタ処理をしているため、スピーカにより出力している音以外の車両から発生している音の音圧に応じて、警報音の低周波数領域の音圧を低下させることができる。例えば、車両近接報知装置10は、図5に示す第3の音を取得している場合に、スピーカ30から出力する音を図6に示す第1の音から図8に示す第2の音に変更することで、車両40から図9に示す周波数特性を有する合成音を発生させることができる。一般的に、車両40は、走行速度が大きくなるほど、スピーカ30から発生するロードノイズなどの音が大きくなる。このため、車両40が走行することで発生する音を利用することで、スピーカ30から出力させる音の音圧を小さくしても、十分な音圧の音を車両40の周囲に出力させることができる。このため、必要な音圧を確保しつつ、搭乗者へ与える不快感を効果的に低減した警報音を出力することができる。なお、図9は、車両40から出力される合成音の周波数特性の一例を示す図である。
また、車両近接報知装置10によれば、第3の音圧として0に調整する。このため、搭乗者へ与える不快感を効果的に低減することができる。
また、車両近接報知装置10によれば、第1周波数F1および第2周波数F2は、1/3オクターブ毎に区切られた複数の周波数のうち互いに隣接しない周波数である。このため、効果的に警報音を車両の周囲に出力することができる。
[1-3.変形例1]
上記実施の形態では、車両近接報知装置10は、所定域音が第1の閾値Th1を超えている場合に、警報音の低周波領域の音圧を低下させるとしたが、第1の閾値Th1を超えていない場合であっても警報音の低周波領域の音圧を低下させてもよい。つまり、本変形例では、実施の形態と比較して、判定部113による判定処理、および、調整部115による調整処理が異なる。このため、以下では、本変形例に係る判定処理および調整処理の詳細について説明する。
図10は、実施の形態の変形例に係る判定部113による判定処理の詳細を示すフローチャートである。
変形例1における判定処理では、実施の形態における判定処理と比較して、さらに、ステップS25およびステップS26を実行する点が異なる。なお、判定処理において、ステップS21~ステップS24の処理は、実施の形態の判定処理と同様であるため、以下では、これらの処理の詳細な説明を省略する。
判定部113は、一の周波数での音圧が第1の閾値Th1を超えていないと判定した場合(S22でNo)、さらに、当該音圧が第2の閾値Th2を超えているか否かを判定する(S25)。
判定部113は、一の周波数での音圧が第2の閾値Th2を超えていると判定した場合(S25でYes)、当該一の周波数での音圧が「中」であることを示す情報を記憶する(S26)。つまり、判定部113は、この場合、一の周波数での音圧が「中」であることを示す情報として、当該音圧が第2の閾値Th2よりも大きく、かつ、第1の閾値Th1以下であることを示す情報を記憶する。
一方で、判定部113は、一の周波数での音圧が第2の閾値Th2を超えていないと判定した場合(S25でNo)、ステップS24を行う。
判定部113は、複数の周波数の音圧のうち判定処理がまだ行われていない次の周波数の音圧に対してステップS21~S26を繰り返す。判定部113は、全ての周波数の音圧についてステップS21~S26が行われた場合、ループを終了し判定処理を終了する。
このように、判定部113は、所定の周波数領域において、第3の音が第2の閾値Th2を超えているか否かについてもさらに判定する。例えば、第3の音は、図11に示すような、周波数特性を有している場合、判定部113は、第3の音の所定の周波数領域において第3の音の音圧が第2の閾値Th2よりも大きく、かつ、第1の閾値Th1以下であると判定する。なお、図11は、第3の音の周波数特性の一例を示す図である。
なお、判定部113は、複数の周波数の音圧の各々について、ステップS21~S26を繰り返すとしたが、これに限らずに、所定の周波数領域での音圧の最大値が(i)第1の閾値Th1を超えているか、(ii)第2の閾値Th2より大きく第1の閾値Th1以下であるか、(iii)第2の閾値Th2以下であるか否かを判定してもよい。
次に、本変形例に係る調整処理について説明する。
図12は、実施の形態の変形例に係る調整部115による調整処理の詳細を示すフローチャートである。
変形例1における調整処理では、実施の形態における調整処理と比較して、さらに、ステップS34およびステップS35を実行する点が異なる。なお、調整処理において、ステップS31~ステップS33の処理は、実施の形態の調整処理と同様であるため、以下ではこれらの処理の詳細な説明を省略する。
調整部115は、「大」とされた音圧がないと判定した場合(S31でNo)、つまり、所定域音の音圧が第1の閾値Th1を超えていないと判定部113により判定された場合、判定部113による判定結果に、「中」とされた音圧があるか否かを判定する(S34)。つまり、調整部115は、所定域音の音圧が第1の閾値Th1を超えていないと判定部113により判定された場合、当該音圧が第2の閾値Th2を超えていると判定部113により判定されたか、当該音圧が第2の閾値Th2を超えていないと判定部113により判定されたかを判定する。
調整部115は、「中」とされた音圧があると判定した場合(S34でYes)、つまり、所定域音の音圧が第2の閾値Th2を超えており、かつ、第1の閾値Th1以下であると判定部113により判定された場合、音源114から第1音声信号を取得し、取得した第1音声信号から第3音声信号を生成し、生成した第3音声信号を出力する(S35)。調整部115は、具体的には、第1音声信号を用いて、第1音声信号が示す第1の音の第1周波数特性における第1周波数F1での音圧を、第1の音圧よりも小さい第3の音圧に調整するとともに、調整した音声信号を用いて、「中」とされた音圧の周波数(つまり、第3周波数)での音圧を大きく調整することで、第3周波数特性を有する第3の音を示す第3音声信号を生成する。つまり、第3の音が有する第3周波数特性は、図13に示すように、第1周波数特性における第1周波数F1での音圧が第1の音圧よりも小さい第3の音圧に調整され、かつ、第3周波数での音圧が第1周波数特性よりも大きい音圧に調整されることにより得られた周波数特性である。なお、調整部115により第1の音圧から調整される第3の音圧は、0であってもよい。また、調整部115により調整後の第3周波数での音圧は、第1の閾値Th1未満であってもよい。なお、図13は、第3の音の第3周波数特性の一例を示す図である。
このように、調整部115は、所定域音の音圧が第1の閾値Th1よりも小さいと判定した場合において、所定域音の音圧が第1の閾値Th1よりも小さい第2の閾値Th2を超えていると判定部113により判定された場合、所定域音の音圧が第2の閾値Th2を超えていないと判定部113により判定された場合よりも、第1周波数F1での音圧を第3の音圧に調整し、かつ、所定域音の音圧のうち第2の閾値Th2を超えている第3周波数での音圧を大きく調整した音を、警報音としてスピーカ30に出力させる。
これによれば、第3周波数の音圧が第2の閾値Th2から第1の閾値Th1の間である場合、車両40が走行することで発生している音が不十分であるため、当該音と合わせた音の音圧が第1の閾値Th1を超えるまで、音圧を付加した音を出力させれば十分な音圧の音を車両40から発生させることができる。よって、車両40から発生している音の分だけスピーカ30から出力させる警報音の音圧を低下させることができる。よって、必要な音圧を確保しつつ、搭乗者へ与える不快感を効果的に低減することができる。
[1-4.その他]
上記実施の形態およびその変形例では、車両近接報知装置10は、フィルタ処理部112を備える構成であるとしたが、フィルタ処理部112を備えていなくてもよい。
つまり、制御部11は、マイク20により取得された音のうち、所定の周波数未満の低周波数領域における音圧が第1の閾値Th1を超えているか否かを判定し、低周波数領域における音圧が第1の閾値Th1を超えていないと判定した場合、第1の音を、警報音としてスピーカ30に出力させ、低周波数領域における音圧が第1の閾値Th1を超えていると判定した場合、第2の音を、警報音としてスピーカ30に出力させてもよい。
また、例えば、マイク20により取得された音のうち車両40の走行に応じて音圧の変化が大きい領域を、スピーカ30により出力している音以外の車両40から発生している音としてもよい。
また、上記実施の形態およびその変形例では、調整部115は、第1音声信号から第2音声信号または第3音声信号を生成するとしたが、これに限らずない。例えば、第2音声信号または第3音声信号は、音源114に予め生成されて記憶されていてもよい。この場合、調整部115は、第1音声信号、第2音声信号、および、第3音声信号のうちの1つを、音源114から選択して、選択した音声信号をスピーカ30に出力させる。
また、上記実施の形態およびその変形例では、マイク20から取得した音のうち、低周波数領域において第1の閾値を超えているか否かを判定し、第1の閾値を超えている場合にスピーカ30から出力させる音の音圧を小さくするとしたが、これに限らない。例えば、マイク20から取得した音のうちいずれかの周波数領域で第1の閾値を超えているか否かを判定し、いずれかの周波数領域で第1の閾値を超えている場合にスピーカ30から出力させる音の音圧を小さくしてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの非一時的な記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、車両近接報知装置(コンピュータまたはDSP)が実行する車両近接報知方法として実現されてもよいし、上記車両近接報知方法をコンピュータまたはDSPに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、上記実施の形態において説明された車両近接報知装置の動作における複数の処理の順序は、変更されてもよいし、複数の処理は、並行して実行されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
本発明は、電気自動車及びハイブリッド自動車等の低騒音車等に搭載される車両近接報知装置に適用できる。
10 車両近接報知装置
11 制御部
20 マイク
30 スピーカ
40 車両
41 車室
111 取得部
112 フィルタ処理部
113 判定部
114 音源
115 調整部
116 出力部

Claims (4)

  1. 車両の車室外に配置されたスピーカに警報音を出力させることで前記車両の近接を報知する車両近接報知装置であって、
    前記車室外に配置されたマイクにより取得された音の音圧が第1の閾値を超えた場合、前記音の音圧が前記第1の閾値を超えていない場合よりも、前記スピーカに出力させる前記警報音の音圧を小さくする制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記マイクにより取得された音をフィルタ処理することにより、前記警報音において所定の音圧を超える周波数領域を除いた周波数特性を有する所定域音を抽出し、
    前記所定域音の音圧が前記第1の閾値を超えているか否かを判定し、
    前記所定域音の音圧が前記第1の閾値を超えていないと判定した場合、所定の周波数未
    満の低周波数領域に含まれる第1周波数での音圧が第1の音圧であり、かつ、前記所定の周波数以上の高周波数領域に含まれる第2周波数での音圧が第2の音圧である第1周波数特性を有する第1の音を、前記警報音として前記スピーカに出力させ、
    前記所定域音の音圧が前記第1の閾値を超えていると判定した場合、前記第1周波数特性における前記第1周波数での音圧を前記第1の音圧よりも小さい第3の音圧に調整した第2周波数特性を有する第2の音を、前記警報音として前記スピーカに出力させ
    前記所定域音の音圧が第1の閾値よりも小さいと判定した場合において、前記所定域音の音圧が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値を超えていると判定した場合、前記第1周波数での音圧を前記第3の音圧に調整し、かつ、前記所定域音の音圧が前記第1の閾値を超えていると判定した場合よりも、前記所定域音において前記第2の閾値を超えている音圧の周波数である第3周波数での音圧を大きく調整した音を、前記警報音として前記スピーカに出力させる
    車両近接報知装置。
  2. 前記第3の音圧は0である
    請求項1に記載の車両近接報知装置。
  3. 前記第1周波数および前記第2周波数は、1/3オクターブ毎に区切られた複数の周波数のうち互いに隣接しない周波数である
    請求項1または2に記載の車両近接報知装置。
  4. 車両の車室外に配置されたスピーカに警報音を出力させることで前記車両の近接を報知する車両近接報知装置による車両近接報知方法であって、
    前記車室外に配置されたマイクにより取得された音を取得し、
    取得した前記音の音圧が第1の閾値を超えたか否かを判定し、
    前記音の音圧が前記第1の閾値を超えた場合、前記音の音圧が前記第1の閾値を超えていない場合よりも、前記スピーカに出力させる前記音の音圧を小さくし、
    前記マイクにより取得された音をフィルタ処理することにより、前記警報音において所定の音圧を超える周波数領域を除いた周波数特性を有する所定域音を抽出し、
    前記所定域音の音圧が前記第1の閾値を超えているか否かを判定し、
    前記所定域音の音圧が前記第1の閾値を超えていないと判定した場合、所定の周波数未満の低周波数領域に含まれる第1周波数での音圧が第1の音圧であり、かつ、前記所定の周波数以上の高周波数領域に含まれる第2周波数での音圧が第2の音圧である第1周波数特性を有する第1の音を、前記警報音として前記スピーカに出力させ、
    前記所定域音の音圧が前記第1の閾値を超えていると判定した場合、前記第1周波数特性における前記第1周波数での音圧を前記第1の音圧よりも小さい第3の音圧に調整した第2周波数特性を有する第2の音を、前記警報音として前記スピーカに出力させ
    前記所定域音の音圧が第1の閾値よりも小さいと判定した場合において、前記所定域音の音圧が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値を超えていると判定した場合、前記第1周波数での音圧を前記第3の音圧に調整し、かつ、前記所定域音の音圧が前記第1の閾値を超えていると判定した場合よりも、前記所定域音において前記第2の閾値を超えている音圧の周波数である第3周波数での音圧を大きく調整した音を、前記警報音として前記スピーカに出力させる
    車両近接報知方法。
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