JP5820305B2 - 車外音導入装置 - Google Patents

車外音導入装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5820305B2
JP5820305B2 JP2012043103A JP2012043103A JP5820305B2 JP 5820305 B2 JP5820305 B2 JP 5820305B2 JP 2012043103 A JP2012043103 A JP 2012043103A JP 2012043103 A JP2012043103 A JP 2012043103A JP 5820305 B2 JP5820305 B2 JP 5820305B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
vehicle
microphone
outside
reproduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012043103A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013177095A (ja
Inventor
佐藤 英法
英法 佐藤
亜矢子 山田
亜矢子 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murakami Corp
Original Assignee
Murakami Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murakami Corp filed Critical Murakami Corp
Priority to JP2012043103A priority Critical patent/JP5820305B2/ja
Priority to US13/733,334 priority patent/US9014392B2/en
Publication of JP2013177095A publication Critical patent/JP2013177095A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5820305B2 publication Critical patent/JP5820305B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B3/00Audible signalling systems; Audible personal calling systems
    • G08B3/10Audible signalling systems; Audible personal calling systems using electric transmission; using electromagnetic transmission
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q9/00Arrangement or adaptation of signal devices not provided for in one of main groups B60Q1/00 - B60Q7/00, e.g. haptic signalling
    • B60Q9/008Arrangement or adaptation of signal devices not provided for in one of main groups B60Q1/00 - B60Q7/00, e.g. haptic signalling for anti-collision purposes
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems
    • G08G1/166Anti-collision systems for active traffic, e.g. moving vehicles, pedestrians, bikes

Description

この発明は車両を安全に運転するために、車両に配置したマイク装置で車外音を収音し、該収音した音を車室内に導入してスピーカ装置から再生するようにした車外音導入装置に関し、車両の運転状況に応じて自動で車外音の導入を制御するようにしたものである。
従来の車外音導入装置として下記特許文献1〜3に記載されたものがあった。特許文献1に記載の車外音導入装置は、スイッチの投入で車外音をスピーカから再生するようにしたものである。特許文献2に記載の車外音導入装置は、車外音が、予め登録された音声に一致した場合に、該車外音をスピーカ装置から再生するようにしたものである。特許文献3に記載の車外音導入装置は、車外照度センサで検出される照度が予め設定した閾値以下または自車位置が住宅地域内および該住宅地域から設定距離内のときにマイク装置をオンして車外音をスピーカ装置から再生するようにしたものである。
実願昭60−65341号(実開昭61−180836号)のマイクロフィルム 特開平8−2339号公報 特開2009−113528号公報
特許文献1に記載の車外音導入装置によれば、車外音を導入するには運転者によるスイッチ操作が必要があり、操作が面倒であった。これに対し特許文献2,3に記載の車外音導入装置によれば、車外の状況に応じて自動で車外音の導入を制御することができる。ところが、特許文献2に記載の車外音導入装置によれば、予め登録された音声に一致する車外音でないとスピーカ装置から再生することができなかった。また特許文献3に記載の車外音導入装置によれば、車外照度センサで検出される照度が予め設定した閾値以下または自車位置が住宅地域内および該住宅地域から設定距離内でなければ車外音をスピーカ装置から再生することができなかった。
この発明は前記従来の技術における問題点を解決して、車両の運転状況に応じて自動で車外音の導入を制御するようにした車外音導入装置を提供しようとするものである。
この発明は車両の車室外に設置されて該車両の車外音を収音するマイク装置と、前記車両の車室内に設置されたスピーカ装置と、前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生する音声再生系統と、前記車両の現在投入されているギヤポジションを示す信号を入力し、該ギヤポジションが「後進」のときに前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生し、「前進」のときに前記マイク装置で収音された車外音の再生を停止しまたは該車外音の再生音量を「後進」のときよりも小さくするように前記音声再生系統の制御を行う音声再生制御装置とを具備してなるものである。例えば車両が後進で車庫から見通しの悪い道路に出る場合には、道路を走行中の他の車両や歩道を歩いている歩行者に気が付きにくい。この発明によれば、このような状況等事故の危険性が高い後進時に車外音を車室内に導入することにより、道路を走行中の他の車両の走行音やクラクション音、歩道を歩いている歩行者の声等を聞き取ることができ、後進時の安全性を高めることができる。
この発明において、前記音声再生制御装置はさらに、前記車両のイグニッションキースイッチのキーポジションを示すキーポジション信号と該車両の車速を示す車速信号を入力し、前記イグニッションキースイッチのキーポジションが「オフ」から「アクセサリー」または「オン」に切り換えられた後に、車速が最初に所定速度に達するまでは、ギヤポジションが「前進」であっても前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生し、該所定速度に達したら該車外音の再生を停止しまたは該車外音の再生音量を前記最初に所定速度に達するまでよりも小さくし、その後車速が該所定速度より低下しても該車外音の再生を停止しまたは該車外音の再生音量を小さくした状態を維持するように前記音声再生系統の制御を行うものとすることができる。例えば親が自宅から車を出して外出する際に、その家の子供が見送りに外に出てくることがある。そのとき親が子供に気付かずに車を発進させると、事故の危険がある。このようにエンジン始動直後の走り出し時には、他の低速走行時(信号待ちや渋滞待ちからの発進時)に比べて事故の危険性が高い。この発明によれば、エンジン始動直後の走り出し時に車外音を車室内に導入することにより、周囲の人の声等を聞き取ることができ、エンジン始動直後の走り出し時の安全性を高めることができる。また一旦走り始めて所定速度に達すれば、その後信号待ちや渋滞待ちで停止しても、車外音は導入されない(あるいはエンジン始動時のようには導入されない)ので、信号待ちや渋滞待ちで停止するごとに車外音が導入される(あるいはエンジン始動時のように導入される)ことがなく、乗員に煩わしさを感じさせないで済む。
この発明は例えば、前記ギヤポジション信号としてギヤポジションが「後進」であることを示すバック信号を使用し、前記音声再生制御装置はバック信号が入力されていないことをもって、前記ギヤポジションが「前進」のときの制御を行うものとすることができる。
この発明は例えば、前記音声再生系統がカーオーディオ装置またはカーナビゲーション装置の音声再生系統と共用されるものとし、前記音声再生制御装置は、前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生するときは、該車外音以外の音声ソースの再生を停止しまたは該車外音以外の音声ソースの再生音量を小さくするように前記音声再生系統の制御を行うものとすることができる。
この発明は例えば、前記マイク装置がオートゲインコントロール機能を有するマイクアンプを具え、前記音声再生制御装置は、前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生するときに、前記マイクアンプから出力される車外音の信号を、その直前の前記カーオーディオ装置またはカーナビゲーション装置のボリューム調整状態に関わらず予め定められたボリューム設定値で再生するように前記音声再生系統の制御を行うものとすることができる。また前記音声再生制御装置は、前記カーオーディオ装置またはカーナビゲーション装置の電源がオフされているときに、前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生するときは、該カーオーディオ装置またはカーナビゲーション装置の電源を強制的にオンする制御を行うものとすることができる。また前記マイク装置は通過帯域幅を制限するフィルタを有するマイクアンプを具えているものとすることができる。
この発明において前記音声再生制御装置はさらに、前記車両の窓の開閉状態を示す窓開閉状態信号を入力し、前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生するときに、該車両の窓が開いているときは、該窓が閉じているときに比べて音量を下げて再生するように前記音声再生系統の制御を行うものとすることができる。また前記マイク装置はBluetooth(登録商標)のハンズフリープロファイルによる無線通信を使用してその収音信号を前記音声再生系統を具える機器に無線で伝送するものとすることができる。この場合、前記音声再生系統を具える機器がカーナビゲーション装置であるときは、該カーナビゲーション装置は単一のSCOリンクを携帯電話機との間および前記マイク装置との間で交互に切り換えて形成するものとすることができる。これによれば、カーナビゲーション装置のリソース等の問題で複数のSCOリンクを形成できない場合であっても、携帯電話機とカーナビゲーション装置との間でのハンズフリー通話とマイク装置とカーナビゲーション装置との間でのマイク収音信号の無線伝送を実現することができる。この場合、前記カーナビゲーション装置は、前記携帯電話機との間でハンズフリー通話を行っているときは該ハンズフリー通話が終了するまで該携帯電話機とのSCOリンクを維持し、前記マイク装置から収音信号を受信しているときは該収音信号の受信が終了するまで該マイク装置とのSCOリンクを維持し、前記ハンズフリー通話および前記収音信号の受信のいずれも行っていないときは、前記SCOリンクの交互の切り換えを周期的に実行するものとすることができる。
この発明は車両の車室外に設置されて該車両の車外音を収音するマイク装置と、前記車両の車室内に設置されたスピーカ装置と、前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生する音声再生系統と、前記車両のイグニッションキースイッチのキーポジションを示すキーポジション信号と該車両の車速を示す車速信号を入力し、前記イグニッションキースイッチのキーポジションが「オフ」から「アクセサリー」または「オン」に切り換えられた後に、車速が最初に所定速度に達するまでは、前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生し、該所定速度に達したら該車外音の再生を停止しまたは該車外音の再生音量を前記最初に所定速度に達するまでよりも小さくし、その後車速が該所定速度より低下したときも該車外音の再生を停止しまたは該車外音の再生音量を小さくした状態を維持するように前記音声再生系統の制御を行う音声再生制御装置とを具備してなるものである。
図2のカーナビ本体部16の構成例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1における、車両に対するマイク装置、スピーカ装置、カーナビゲーション装置の本体部(音声再生系統を具える機器)の配置の一例を示す平面図である。 図1、図2のマイク装置12の構成例を示す回路図である。 図1の演算器88(音声再生制御装置)によるマイク収音信号の再生制御を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2のシステム構成を示すブロック図である。 図5のカーナビ本体部16の演算器88によるカーナビ本体部16と携帯電話機97との無線接続と、カーナビ本体部16とマイク装置12との無線接続の切換制御の一例を示すフローチャートである。
《実施の形態1》
この発明の実施の形態を以下説明する。図2はこの発明の実施の形態における、車両に対するマイク装置、スピーカ装置、音声再生系統を具える機器の配置の一例を示す。車両10の車室外には適宜の台数のマイク装置12が設置されている。車両10の車室内には適宜の台数のスピーカ装置14が設置されている。図2の例ではマイク装置12は車両後部および左右ドアミラーの3箇所に設置され、スピーカ装置14は車室内の前方左右と後方左右の4箇所に設置されている。車両後部のマイク装置12は例えば車両後部のハッチバックドアとボディとの間のシールドゴムの隙間、トランクリッドとボディとの間のシールドゴムの隙間等に収容して配設することができる。車室内の適宜の位置(例えば車室内前方のダッシュボード)にはカーナビゲーション装置の本体部(以下「カーナビ本体部」)16が設置されている。カーナビ本体部16とマイク装置12とは車両10に敷設されたマイクケーブル13で相互に接続されている。カーナビ本体部16とスピーカ装置14とは車両10に敷設されたスピーカケーブル15で相互に接続されている。カーナビ本体部16はカーナビゲーション機能およびカーオーディオ(ラジオ、テレビ、CD、DVD等)の再生機能を有し、カーナビゲーション機能の音声を例えば前方左右の2台のスピーカ装置14から再生し、カーオーディオ再生機能の音声を全方向の4台のスピーカ装置14から立体再生する。3台のマイク装置12で収音した車外音の収音信号は、マイクケーブル13を経てカーナビ本体部16に伝送される。カーナビ本体部16はこの収音信号を適宜の信号処理をして、カーナビゲーション機能およびカーオーディオ再生機能の音声再生系統を利用して4台のスピーカ装置14に供給し、該車外音を全方向の4台のスピーカ装置14から立体再生する。すなわち、例えば、左右ドアミラーの位置のマイク装置12,12で収音した音声を前方左右のスピーカ装置14,14で個々に再生し、車両後部位置のマイク装置12で収音した音声を後方左右のスピーカ装置14から共通に再生する。これにより車外音の音源位置の方向を感じながら該車外音を聞くことができる。
1台のマイク装置12の構成例を図3に示す。この例ではマイク20をコンデンサマイクで構成した場合を示している。マイク装置12はマイク20とマイクアンプ22を防水構造(図示せず)内に収容してユニット化し、マイク20の振動板を大気に露出して構成されている。マイク20の背極には信号線24が接続され、振動板にはシールド線26が接続されている。信号線24はシールド線26で被覆されている。信号線24はマイクアンプ22のAF(Audio Frequency:可聴周波数)入力端子30に接続され、シールド線26はマイクアンプ22のAF入力グランド端子32に接続されている。マイクアンプ22の電源端子34にはカーナビ本体部16から+6Vの電源を供給する電源線36の一端部が接続されている。マイク20の背極と振動板との間には、電源線36から抵抗R1を介してバイアス電圧が印加されている。入力端子30から入力されたマイク収音信号はコンデンサC1で直流電圧がカットされ、半固定抵抗VR2と抵抗R3で信号レベルが調整されて、フィルタ回路38に入力される。フィルタ回路38は、音声信号から、安全運転のために車室内に導入すべき車外音として不要な低域(例えば200Hz以下)および高域(例えば4000Hz以上)をカットする。200Hz以下をカットすることによりエアコン室外機のファンなどの低周波音源がある場所でも、車外にいる人の声が聞こえやすくなる。フィルタ回路38の出力信号はAGC(Automatic Gain Control:オートゲインコントロール、自動利得制御)付きマイクアンプIC40に入力される。マイクアンプIC40は、搭載しているAGC機能で音声信号のレベルを一定化することにより、大きな車外音に対しては再生音の歪みを抑え、小さな車外音に対してはよく拾えるようにする。図3ではマイクアンプIC40として、東芝製IC「TA2011S」を使用した場合を示している。マイクアンプIC40の出力信号はコンデンサC2で直流成分がカットされ、半固定抵抗VR3で信号レベルが調整されてAF出力端子42から出力される。AF出力端子42およびAF出力グランド端子44にはマイクケーブル13を構成する信号線13aおよびシールド線13bの各一端部がそれぞれ接続されている。信号線13aはシールド線13bで被覆されている。信号線13aおよびシールド線13bはマイク装置12が設置された位置からカーナビ本体部16まで車体内に敷設され、両線13a,13bの各他端部はカーナビ本体部16のマイク端子50a,50b(図1のマイク端子50)に接続されている。電源線36もマイク装置12が設置された位置からカーナビ本体部16まで車体内に敷設され、電源線36の他端部はカーナビ本体部16のマイク電源端子52(図1には図示せず)に接続されている。
カーナビ本体部16の構成例を図1に示す。点線18で囲んだ部分がカーナビゲーション装置とマイク装置12とで共用している音声再生系統である。カーナビゲーション装置の画像再生系統は図示を省略している。カーナビ本体部16はチューナ(AM/FMラジオ)58、CD/DVDデッキ60、カーナビ機能部(車両誘導システム部)62等の各種ソース機器を具えている。チューナ58にはアンテナ64で受信した信号が供給される。カーナビ機能部62にはGPSアンテナ66で受信した信号が供給される。チューナ58、CD/DVDデッキ60、カーナビ機能部62から出力される音声信号は入力切換・ミキサー部68に入力される。各マイク端子50から入力される車外音の収音信号も音声ソースの1つとしてAUX(補助)入力部70を経て入力切換・ミキサー部68に入力される。入力切換・ミキサー部68は操作者のソース切換操作に基づく音声ソースの切り換え、車両の運転状況に応じたマイク収音信号の自動再生または他の音声ソースとのミキシング、操作者の音量調整操作に基づく音量調整、マイク収音信号再生時の音量自動調整等の制御を、演算器88からの指示に基づき行う。入力切換・ミキサー部68で選択(または選択およびミキシング)された音声信号は、プリアンプ80および各チャンネル(前左、前右、後左、後右)のパワーアンプ82を経て各チャンネルのスピーカ出力端子84にそれぞれ導かれる。各スピーカ出力端子84にはスピーカケーブル15を介して各チャンネルのスピーカ装置14がそれぞれ接続されている。各スピーカ装置14は各スピーカ出力端子84に導かれた音声信号を再生する。
カーナビ本体部16には次の信号または電源が入力される。
・車速パルス信号:車両10のタイヤが所定角度回転するごとにパルスを発生する車速センサの出力パルス信号(車速信号)。
・ウインド開信号:車両10のすべての窓が閉まっているときに0V、いずれかの窓が開いているときに+12V(バッテリ電圧)となる信号。
・イルミネーション電源:ライトスイッチが「車幅灯」または「前照灯」の位置で+12V、「オフ」の位置で0Vとなる電源。
・バック信号:ギヤポジションが「後進」で+12V、それ以外のギヤポジションで0Vとなる信号。
・ACC電源:イグニッションキースイッチのキーポジションが「ACC」(アクセサリー)または「オン」の位置で+12V、それ以外のキーポジションで0Vとなる電源。
上記信号または電源は入力フィルタ86に入力され、入力フィルタ86はこれら信号または電源の状態を演算器88通知する。カーナビ本体部16は運転者等の操作者がカーナビ本体部16を操作するための各種スイッチ90および再生音量調整用ボリューム91を具えている。演算器88は上記信号または電源の状態および各種スイッチ90および再生音量調整用ボリューム91の操作等に応じて、カーナビ本体部16の各部を制御する。表示器92はカーナビゲーション機能の地図表示、バックカメラの映像表示、各種入力操作のためのタッチパネル表示等を行う。安定化電源94は+B電源(常時+12Vとなっている電源)とGND(常時アース電位)間に接続され、+B電源からカーナビ本体部16の各部を駆動するための電源を作成する。マイク装置12のバイアス電圧も安定化電源94から供給される。
演算器88によるマイク収音信号の再生制御を図4を参照して説明する。図4に示す制御はACC電源が立ち上がっている間、繰り返し実行される。イグニッションキースイッチのキーポジションが「オフ」から「ACC」または「オン」に投入されてACC電源が立ち上がると(S1)、車速パルス信号をカウントして車速を検出する。検出された車速が例えば10km/h未満で(S2で“YES”)、かつACC電源が立ち上がってから一度も10km/h以上に達していない場合(S3で“YES”)は、入力切換・ミキサー部68を制御して、マイク収音信号の再生ボリュームレベルを「0」(最低値、すなわち無音または微小レベルの有音)に自動設定し(S4で“NO”を経てS5)、入力ソースをそれまで選択されていた入力ソースからマイク収音信号に切り換え(S6)、入力ソースがマイク収音信号に切り換えられたことを示す「マイク収音信号出力中フラグ」をセットする(S7)。あるいはそれまでカーナビ本体部16の電源がオフされていた場合は強制的に電源をオンし、同様に入力ソースをマイク収音信号に設定する(S4で“NO”、S5、S6、S7)。次いでウインド開信号を確認し、すべての窓が閉まっていると判断されたとき(S8で“閉”)は、該ボリュームレベルを「1」(車外音がしっかり聞こえる音量設定値)に自動で切り換える(S9)。これに対しいずれかの窓が開いていると判断されたとき(S8で“開”)は、該ボリュームレベルを「2」(車外音が聞こえるがハウリングしない、レベル1よりも低い音量設定値)に自動で切り換える(S10)。これにより3個のマイク装置12で収音された車外音が4個のスピーカ装置14で適切な音量で立体再生され、運転者は車外にいる人の声等の音声を、その音声の方向を判別して聞くことができる。したがってエンジン始動直後に安全を確保しつつ走り出すことができる。
車両10が走り出して車速が10km/h以上に達すると(S2で“NO”、S11で“NO”)、入力ソースおよび音量を元(マイクに切り換える前)の状態に戻し(S12)、「マイク収音信号出力中フラグ」をリセットする(S13)。これでマイク収音信号の再生は停止され、カーラジオ等の音声が再生される。あるいは元々カーナビ本体部16の電源がオフされていた場合は強制的に電源をオフする。その後信号待ちや渋滞等で車速が10km/h未満に低下しても(S2で“YES”)、それまでに10km/h以上に達したことがあるので(S3で“NO”)、入力ソースの切り換えは行われない。したがって信号待ちや渋滞ごとにマイク収音信号に切り換わる煩わしさがない。
その後目的地に到着して駐車場等で車両を駐車スペースに入れるためにギヤポジションを「後進」に投入すると(S11で“YES”)、入力ソースをそれまで選択されていた入力ソースからマイク収音信号に切り換える(S4で“NO”、S5、S6、S7)。あるいはそれまでカーナビ本体部16の電源がオフされていた場合は強制的に電源をオンし、同様に入力ソースをマイク収音信号に設定する(S4で“NO”、S5、S6、S7)。これにより3個のマイク装置12で収音された車外音が4個のスピーカ装置14で、窓の開閉状態に応じて適切な音量で立体再生され(S8〜S10)、運転者は車外にいる人の声等の音声を、その音声の方向を判別して聞くことができる。したがって安全を確保しつつ後進して駐車スペースに駐車することができる。駐車スペースに駐車し終わってギヤポジションを「後進」から他のポジションに切り換えると(S11で“NO”)、入力ソースおよび音量を元(マイクに切り換える前)の状態に戻し(S12)、「マイク収音信号出力中フラグ」をリセットする(S13)。これでマイク収音信号の再生は停止され、カーラジオ等の音声が再生される。あるいは元々カーナビ本体部16の電源がオフされていた場合は強制的に電源をオフする。その後イグニッションキースイッチのキーポジションを「オフ」にすると(S14)、制御が終了する(S15)。なお図4の制御では走り出し時および後進時に入力ソースをそれまで選択されていた入力ソースからマイク収音信号に完全に切り換えるようにしたが、完全に切り換えるのに代えて、それまで選択されていた入力ソースの音量を小さくして、マイク収音信号とミキシングしてスピーカ装置14で再生することもできる。また走り出し時および後進時以外にも、選択されている入力ソースの音声信号にマイク収音信号を音量を小さくしてミキシングして再生することもできる。またマイク収音信号のオン/オフを上記のように自動で行うのに加えて、マイクオン/オフスイッチを設けて手動でオン/オフを行えるようにすることもできる。
《実施の形態2》
前記実施の形態ではマイク収音信号を有線でカーナビ本体部16に伝送するようにしたが、無線で伝送することもできる。この場合、カーナビ本体部16が携帯電話のハンズフリー通話を行うためにBluetoothのハンズフリープロファイルを搭載したものである場合には、このハンズフリープロファイルを利用してマイク収音信号の無線受信を行うことができる。カーナビ本体部16とマイク装置12との間でBluetoothのハンズフリープロファイルを利用して、マイク装置12の収音信号をカーナビ本体部16に無線伝送してスピーカ装置14で再生するようにしたこの発明の実施の形態のシステム構成を図5に示す。カーナビ本体部16はハンズフリープロファイルによるBluetooth通信を行うBluetooth通信部95を搭載していること、および携帯電話のハンズフリー通話を行うためのマイクを内蔵しまたは該ハンズフリー通話を行うための外部マイクを接続するためのマイク端子を具えていること以外は実施の形態1で説明したもの(図1)と同じ構成である。携帯電話のハンズフリー通話の相手方の音声を再生するためのスピーカは、スピーカ14を兼用し、またはカーナビ本体部16に内蔵しもしくは専用の外部スピーカをカーナビ本体部16の外部スピーカ接続端子に接続して用いることができる。Bluetooth通信部95は図1の演算器88により制御される。携帯電話機97およびマイク装置12は、ハンズフリープロファイルによるBluetooth通信機能を搭載している。この実施の形態では例えばカーナビ本体部16をマスターモードで使用し、携帯電話機97およびマイク装置12をそれぞれスレーブモードで使用することができる。マイク装置12は、実施の形態1で説明したもの(図3)と同様にマイク20、フィルタ回路38、AGC付きマイクアンプIC40を具えるほか、ハンズフリープロファイルによるBluetooth通信を行うためのBluetooth通信部96、制御部100、安定化電源102等を具える。マイク装置12は例えば1台を使用し、該1台のマイク装置12を例えば車両後部に設置する。マイク装置12の電源端子104にはバッテリ106からイグニッションキースイッチ108を介してACC電源またはイグニッションオン電源(イグニッションキースイッチのキーポジションが「オン」の位置で+12V、それ以外のキーポジションで0Vとなる電源)が供給される。マイク装置12を車両後部に配設する場合は例えば、イグニッションオン電源が供給されているリヤワイパー駆動装置109の電線111に電線113を介してマイク装置12の電源端子104を接続することができる。マイク装置12のグランド端子115はアースに接続されている。カーナビ本体部16には、携帯電話機97およびマイク装置12が通信相手として予め登録されている。カーナビ本体部16と携帯電話機97間の通信およびカーナビ本体部16とマイク装置12間の通信はそれぞれSCO(Synchronous Connection-Oriented)リンクを形成して行うことができる。Bluetooth規格では、ピコネットにおいて、1つのマスターに対して同時に最大で3つまでSCOリンクをサポートできることになっているが、カーナビ本体部16側のリソース等の問題で複数のSCOリンクを形成できない場合も考えられる。そこでこの実施の形態では、同時に複数のSCOリンクを形成できない場合を想定して、カーナビ本体部16と携帯電話機97間とカーナビ本体部16とマイク装置12間で単一のSCOリンクを交互に形成するものとする。すなわちカーナビ本体部16は携帯電話機97またはマイク装置12と択一的にハンズフリープロファイルによるBluetooth通信をすることができる。カーナビ本体部16と携帯電話機97とのBluetooth通信は、カーナビ本体部16のBluetooth通信部95と携帯電話機97のBluetooth通信部(図示せず)との間で行われ、両者間での通話音声信号の送受信、カーナビ本体部16からの携帯電話機97の遠隔操作等が実行される。カーナビ本体部16とマイク装置12とのBluetooth通信はBluetooth通信部95,96間で行われ、マイク装置12の収音信号が、受信機として機能するカーナビ本体部16に送信される。Bluetooth通信は暗号化された無線通信であるので、他の無線機器の信号と混信することなしに、マイク装置12の収音信号をカーナビ本体部16に伝送することができる。マイク装置12は常時収音を行っており、カーナビ本体部16からの指示によりカーナビ本体部16とマイク装置12との間でSCOリンクが形成されてカーナビ本体部16からHFP(ハンズフリープロファイル)接続要求があると、収音信号をカーナビ本体部16に無線送信し、HFP接続が切断されると該送信を終了する。カーナビ本体部16の演算器88(図1)は、ハンズフリー通話中でないことを条件に、マイク収音信号をマイク装置12から受信して再生する。また演算器88は、マイク収音信号の再生が行われていないことを条件に、ハンズフリー通話を許可する。このようにカーナビ本体部16に搭載されている、携帯電話のハンズフリー通話を行うためのBluetoothのハンズフリープロファイルをマイク収音信号の無線伝送に共用すれば、マイク収音信号をカーナビ本体部16に伝送するための信号線が不要となる。特にこの例のようにマイク装置12を車両後部に配置する場合は、カーナビ本体部16までの距離が長くなり、有線接続では配線長が長くなるので、無線接続による効果(配線の省略による車両の軽量化、配線敷設作業を省略できることによる取り付けコストの低減化等)は大きい。
カーナビ本体部16の演算器88(図1)による、カーナビ本体部16と携帯電話機97間とカーナビ本体部16とマイク装置12間で単一のSCOリンクを交互に形成する(ペアリングを交互に切り換える)制御の一例を図6に示す。カーナビ本体部16のBluetooth通信部95には携帯電話機97とマイク装置12がBluetooth通信を行う相手機器として既に登録されているものとする。図6に示す制御はACC電源が立ち上がっている間、繰り返し実行され、カーナビ本体部16と携帯電話機97間のペアリング確立と、カーナビ本体部16とマイク装置12間のペアリング確立が交互に試行される。カーナビ本体部16と携帯電話機97間でペアリングが確立して、SCOリンクが形成されると、カーナビ本体部16から携帯電話機97にHFP接続要求が出される。携帯電話機97はこのHFP接続要求を受けると、そのときハンズフリー発信操作またはハンズフリー着信があったときは、カーナビ本体部16とのHFP接続を確立し、ハンズフリー通話を行う。このHFP接続はハンズフリー通話が終了するまで継続される。ハンズフリー通話が終了すると、再び交互のペアリング確立の試行が実行される。カーナビ本体部16とマイク装置12間でペアリングが確立して、SCOリンクが形成されると、このときカーナビ本体部16の入力ソースがマイク収音信号に切り換えられていた場合は、カーナビ本体部16からマイク装置12にHFP接続要求が出される。マイク装置12はこのHFP接続要求を受けると、カーナビ本体部16とのHFP接続を確立し、マイク収音信号をカーナビ本体部16に送信する。このHFP接続はマイク収音信号の再生が終了するまで継続される。マイク収音信号の再生が終了すると、再び交互のペアリング確立の試行が実行される。
図6の制御について説明する。イグニッションキースイッチのキーポジションが「オフ」から「ACC」または「オン」に投入されてACC電源が立ち上がると(S20)図6の制御が開始される。制御開始当初は、携帯電話機97とのペアリングおよびマイク装置12とのペアリングのいずれも確立していないので(S21で“NO”、S24で“NO”)、マイク装置12を探索する指示が出される(S27で“NO”を経てS26)。マイク装置12の探索指示が出されて設定時間(ペアリングを確立するのに十分な時間)内にマイク装置12とのペアリングが確立すると(S28で“NO”を経てS21で“YES”)、入力ソースをマイク収音信号に切り換える指示(図4のS6に相当)が出されているかどうかが判断され(S22)、該切換指示が出されていない場合(S22で“NO”)は、マイク装置12とのペアリングを解除して、今度は携帯電話機97を探索する指示が出される(S23)。携帯電話機97の探索指示が出されて、例えば前記マイク装置12の探索時の設定時間と同じ長さに設定された設定時間内に携帯電話機97とのペアリングが確立すると(S28で“NO”、S21で“NO”を経てS24で“YES”)、ハンズフリー発信操作またはハンズフリー着信があるか否かが判断され(S25)、いずれもない場合(S25で“NO”)は、携帯電話機97とのペアリングを解除して、再びマイク装置12の探索指示が出される(S26)。以後、マイク収音信号への切換指示(図4のS6に相当)またはハンズフリー発信操作もしくはハンズフリー着信があるまで、この交互の探索を一定周期(ほぼ上記設定時間の周期)で繰り返す。
マイク装置12とのペアリングが確立したときに(S21で“YES”)、マイク収音信号への切換指示(図4のS6に相当)が出されていた場合(S22で“YES”)は、マイク装置12から送信される収音信号を受信し、スピーカ装置14で再生する。このマイク収音信号の再生は、マイク収音信号の再生終了指示(図4のS12に相当)があるまで続けられる(S22で“YES”の繰り返し)。マイク収音信号の再生が終了すると(S22で“NO”)、携帯電話機97の探索指示が出され(S23)、以後、マイク収音信号への切換指示またはハンズフリー発信操作もしくはハンズフリー着信があるまで、前記交互の探索を繰り返す。
携帯電話機97とのペアリングが確立したときに(S24で“YES”)、ハンズフリー発信操作またはハンズフリー着信があった場合は(S25で“YES”)、ハンズフリー通話を許可する。ハンズフリー通話は、ハンズフリー通話が終了するまで続けられる(S25で“YES”の繰り返し)。ハンズフリー通話が終了すると(S25で“NO”)、マイク12の探索指示が出され(S26)、以後、マイク収音信号への切換指示またはハンズフリー発信操作もしくはハンズフリー着信があるまで、前記交互の探索を繰り返す。
携帯電話機97を携帯していなかった場合や携帯電話機97の電源が投入されていなかった場合は、携帯電話機97の探索指示(S23)が出されても、設定時間内に携帯電話機97とのペアリングが確立しないので(S24で“NO”)、マイク装置12の探索指示に切り換えられる(S27で“NO”を経てS26)。またマイク装置12の故障等により、マイク装置12の探索指示(S26)が出されても、設定時間内にマイク装置12とのペアリングが確立しなかった場合(S21で“NO”)は、携帯電話機97の探索指示に切り換えられる(S24で“NO”、S27で“YES”を経てS23)。イグニッションキースイッチのキーポジションを「オフ」にすると(S28で“YES”)、制御が終了する(S29)。
以上の説明では、車外音をマイク装置12からカーナビ本体部16に無線送信するタイミングをカーナビ本体部16側で判断するようにしたが、ギヤポジションが「後進」のときにのみ車外音をマイク装置12からカーナビ本体部16に送信する場合には、マイク装置12側でそのタイミングを判断することができる。その場合は図5に示すように、マイク装置12にバック信号入力端子117を設けてバック信号を入力する。バック信号はバックランプの駆動電線から取り出すことができる。制御部100はバック信号が入力されたときに、Bluetooth通信部96にマイク収音信号の送信を指示する。Bluetooth通信部96はこの指示を受けて、カーナビ本体部16のBluetooth通信部95とのペアリングを確立する処理を実行する。カーナビ本体部16のBluetooth通信部95は携帯電話機97からのペアリング要求とマイク装置12からのペアリング要求を同時に待ち受ける機能を有するものとする。同時待ち受け状態のときにギヤポジションが「後進」に投入されてマイク装置12からペアリング要求が出されると、カーナビ本体部16のBluetooth通信部95はそれに応答してマイク装置12とのペアリングを確立して、SCOリンクを形成し、HFP接続を確立する処理を実行する。HFP接続が確立すると、マイク装置12はマイク収音信号をカーナビ本体部16に無線送信する。このHFP接続はマイク装置12側でマイク収音信号の送信を終了するまで維持される。ギヤポジションが「後進」から他のポジションに切り換えられると、マイク装置12はHFP接続を解除する。カーナビ本体部16はこれを受けてマイク収音信号の受信を終了し、マイク装置12とのペアリングを解除して、同時待ち受け状態に戻る。同時待ち受け状態のときに携帯電話機97が電話を着信して携帯電話機97からペアリング要求が出されると、カーナビ本体部16のBluetooth通信部95はそれに応答して携帯電話機97とのペアリングを確立して、SCOリンクを形成し、HFP接続を確立する処理を実行する。HFP接続が確立すると、携帯電話機97はハンズフリー通話を行う。このHFP接続はハンズフリー通話が終了するまで維持される。ハンズフリー通話が終了すると、カーナビ本体部16はHFP接続を解除して同時待ち受け状態に戻る。同時待ち受け状態のときにカーナビ本体部16で電話の発信操作をすると、カーナビ本体部16のBluetooth通信部95は携帯電話機97とのペアリングを確立して、SCOリンクを形成し、HFP接続を確立する処理を実行する。HFP接続が確立すると、携帯電話機97はハンズフリー通話を行う。このHFP接続はハンズフリー通話が終了するまで維持される。ハンズフリー通話が終了すると、カーナビ本体部16はHFP接続を解除して同時待ち受け状態に戻る。
《変形例・応用例》
前記実施の形態では、バック信号の有無によりギヤポジションが「後進」か否かを判断したが、バック信号の有無を直接検出するのに代えて、バック以外のギヤポジションを示す信号がいずれも検出されていないことをもってギヤポジションが「後進」であると判断することもできる。また前記実施の形態ではギヤポジションについては「後進」の場合のみ車外音を再生するようにしたが、「パーキング」、「ニュートラル」の一方または双方の場合も併せて車外音を再生することもできる。また前記実施の形態ではこの発明をカーナビゲーション装置と組み合わせた場合について説明したが、カーナビゲーション機能を有しないカーオーディオ装置と組み合わせることもできる。また前記実施の形態2のBluetoothによる無線通信を利用するものでは単一のSCOリンクをカーナビゲーション装置と携帯電話機との間およびカーナビゲーション装置とマイク装置との間で交互に切り換えて形成したが、同時に複数のSCOリンクを形成できる場合はカーナビゲーション装置と携帯電話機との間およびカーナビゲーション装置とマイク装置との間でそれぞれSCOリンクを形成して、これら2つのSCOリンクを切り換えなしで使用することもできる。また前記実施の形態ではこの発明を乗用車に適用した場合について示したが(図2)、この発明は車両周辺の見通しが悪いトラック等の大型車に適用するとなお安全を向上できる効果が大きい。
10…車両、12…マイク装置、14…スピーカ装置、16…カーナビゲーション装置の本体部(音声再生系統を具える機器)、18…音声再生系統、40…オートゲインコントロール機能を有するマイクアンプ、88…音声再生制御装置

Claims (4)

  1. 車両の車室外に設置されて該車両の車外音を収音するマイク装置と、
    前記車両の車室内に設置されたスピーカ装置と、
    前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生する音声再生系統と、
    前記車両の現在投入されているギヤポジションを示す信号を入力し、該ギヤポジションが「後進」のときに前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生し、「前進」のときに前記マイク装置で収音された車外音の再生を停止しまたは該車外音の再生音量を「後進」のときよりも小さくするように前記音声再生系統の制御を行う音声再生制御装置と
    を具備してなる車外音導入装置において、
    前記音声再生制御装置がさらに、前記車両の窓の開閉状態を示す窓開閉状態信号を入力し、前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生するときに、該車両の窓が開いているときは、該窓が閉じているときに比べて音量を下げて再生するように前記音声再生系統の制御を行う車外音導入装置。
  2. 車両の車室外に設置されて該車両の車外音を収音するマイク装置と、
    前記車両の車室内に設置されたスピーカ装置と、
    前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生する音声再生系統と、
    前記車両のイグニッションキースイッチのキーポジションを示すキーポジション信号と該車両の車速を示す車速信号を入力し、前記イグニッションキースイッチのキーポジションが「オフ」から「アクセサリー」または「オン」に切り換えられた後に、車速が最初に所定速度に達するまでは、前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生し、該所定速度に達したら該車外音の再生を停止しまたは該車外音の再生音量を前記最初に所定速度に達するまでよりも小さくし、その後車速が該所定速度より低下したときも該車外音の再生を停止しまたは該車外音の再生音量を小さくした状態を維持するように前記音声再生系統の制御を行う音声再生制御装置と
    を具備してなる車外音導入装置において、
    前記音声再生制御装置がさらに、前記車両の窓の開閉状態を示す窓開閉状態信号を入力し、前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生するときに、該車両の窓が開いているときは、該窓が閉じているときに比べて音量を下げて再生するように前記音声再生系統の制御を行う車外音導入装置。
  3. 車両の車室外に設置されて該車両の車外音を収音するマイク装置と、
    前記車両の車室内に設置されたスピーカ装置と、
    前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生する音声再生系統と、
    前記車両の現在投入されているギヤポジションを示す信号を入力し、該ギヤポジションが「後進」のときに前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生し、「前進」のときに前記マイク装置で収音された車外音の再生を停止しまたは該車外音の再生音量を「後進」のときよりも小さくするように前記音声再生系統の制御を行う音声再生制御装置と
    を具備してなる車外音導入装置において、
    前記マイク装置はBluetooth(登録商標)のハンズフリープロファイルによる無線通信を使用してその収音信号を前記音声再生系統を具える機器に伝送し、
    前記音声再生系統を具える機器がカーナビゲーション装置であり、該カーナビゲーション装置は単一のSCOリンクを携帯電話機との間および前記マイク装置との間で交互に切り換えて形成し、
    前記カーナビゲーション装置は、前記携帯電話機との間でハンズフリー通話を行っているときは該ハンズフリー通話が終了するまで該携帯電話機とのSCOリンクを維持し、前記マイク装置から収音信号を受信しているときは該収音信号の受信が終了するまで該マイク装置とのSCOリンクを維持し、前記ハンズフリー通話および前記収音信号の受信のいずれも行っていないときは、前記SCOリンクの交互の切り換えを周期的に実行する車外音導入装置。
  4. 車両の車室外に設置されて該車両の車外音を収音するマイク装置と、
    前記車両の車室内に設置されたスピーカ装置と、
    前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生する音声再生系統と、
    前記車両のイグニッションキースイッチのキーポジションを示すキーポジション信号と該車両の車速を示す車速信号を入力し、前記イグニッションキースイッチのキーポジションが「オフ」から「アクセサリー」または「オン」に切り換えられた後に、車速が最初に所定速度に達するまでは、前記マイク装置で収音された車外音を前記スピーカ装置で再生し、該所定速度に達したら該車外音の再生を停止しまたは該車外音の再生音量を前記最初に所定速度に達するまでよりも小さくし、その後車速が該所定速度より低下したときも該車外音の再生を停止しまたは該車外音の再生音量を小さくした状態を維持するように前記音声再生系統の制御を行う音声再生制御装置と
    を具備してなる車外音導入装置において、
    前記マイク装置はBluetooth(登録商標)のハンズフリープロファイルによる無線通信を使用してその収音信号を前記音声再生系統を具える機器に伝送し、
    前記音声再生系統を具える機器がカーナビゲーション装置であり、該カーナビゲーション装置は単一のSCOリンクを携帯電話機との間および前記マイク装置との間で交互に切り換えて形成し、
    前記カーナビゲーション装置は、前記携帯電話機との間でハンズフリー通話を行っているときは該ハンズフリー通話が終了するまで該携帯電話機とのSCOリンクを維持し、前記マイク装置から収音信号を受信しているときは該収音信号の受信が終了するまで該マイク装置とのSCOリンクを維持し、前記ハンズフリー通話および前記収音信号の受信のいずれも行っていないときは、前記SCOリンクの交互の切り換えを周期的に実行する車外音導入装置。
JP2012043103A 2012-02-29 2012-02-29 車外音導入装置 Active JP5820305B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012043103A JP5820305B2 (ja) 2012-02-29 2012-02-29 車外音導入装置
US13/733,334 US9014392B2 (en) 2012-02-29 2013-01-03 System for introducing sound outside vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012043103A JP5820305B2 (ja) 2012-02-29 2012-02-29 車外音導入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013177095A JP2013177095A (ja) 2013-09-09
JP5820305B2 true JP5820305B2 (ja) 2015-11-24

Family

ID=49002892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012043103A Active JP5820305B2 (ja) 2012-02-29 2012-02-29 車外音導入装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9014392B2 (ja)
JP (1) JP5820305B2 (ja)

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9469247B2 (en) * 2013-11-21 2016-10-18 Harman International Industries, Incorporated Using external sounds to alert vehicle occupants of external events and mask in-car conversations
US20150365743A1 (en) * 2014-06-14 2015-12-17 GM Global Technology Operations LLC Method and apparatus for including sound from an external environment into a vehicle audio system
US9800983B2 (en) * 2014-07-24 2017-10-24 Magna Electronics Inc. Vehicle in cabin sound processing system
WO2016052795A1 (ko) * 2014-09-30 2016-04-07 주식회사 티노스 차량용 공조 장치 및 이의 제어 방법
GB2532254A (en) * 2014-11-13 2016-05-18 Janina Int Ltd Identification system and method
KR101656028B1 (ko) * 2015-04-02 2016-09-08 주식회사 티노스 차량 모드에 따라 avn 시스템의 화면 및 오디오를 변경하는 제어장치
KR101977090B1 (ko) * 2015-07-22 2019-05-10 엘지전자 주식회사 차량 제어 장치 및 이를 구비한 차량의 제어방법
CN106335510A (zh) * 2016-09-29 2017-01-18 北京汽车股份有限公司 汽车及其发动机自动启停功能的控制系统、方法
US10462567B2 (en) 2016-10-11 2019-10-29 Ford Global Technologies, Llc Responding to HVAC-induced vehicle microphone buffeting
US10013818B2 (en) 2016-11-22 2018-07-03 International Business Machines Corporation System, method and computer program product for detecting switch status of vehicle window(s)
KR20180069147A (ko) * 2016-12-14 2018-06-25 만도헬라일렉트로닉스(주) 차량의 보행자 경고장치
US11244564B2 (en) 2017-01-26 2022-02-08 Magna Electronics Inc. Vehicle acoustic-based emergency vehicle detection
US20180222384A1 (en) * 2017-02-08 2018-08-09 Ford Global Technologies, Llc Audio of external speakers of vehicles based on ignition switch positions
DE102017203434A1 (de) * 2017-03-02 2018-09-06 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben einer Fahrzeugkabine
JPWO2018180439A1 (ja) * 2017-03-30 2020-02-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 音声発生位置検出システムおよび音声発生位置検出方法
DE102017112966A1 (de) 2017-06-13 2018-12-13 Krauss-Maffei Wegmann Gmbh & Co. Kg Fahrzeug mit einem Fahrzeuginnenraum und Verfahren zur Geräuschübertragung in einen Fahrzeuginnenraum eines Fahrzeugs
US10525921B2 (en) 2017-08-10 2020-01-07 Ford Global Technologies, Llc Monitoring windshield vibrations for vehicle collision detection
US10049654B1 (en) 2017-08-11 2018-08-14 Ford Global Technologies, Llc Accelerometer-based external sound monitoring
US10308225B2 (en) 2017-08-22 2019-06-04 Ford Global Technologies, Llc Accelerometer-based vehicle wiper blade monitoring
JP7008245B2 (ja) * 2017-09-21 2022-01-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 車両近接報知装置および車両近接報知方法
US10562449B2 (en) 2017-09-25 2020-02-18 Ford Global Technologies, Llc Accelerometer-based external sound monitoring during low speed maneuvers
US10479300B2 (en) 2017-10-06 2019-11-19 Ford Global Technologies, Llc Monitoring of vehicle window vibrations for voice-command recognition
US11328720B2 (en) * 2017-12-26 2022-05-10 Mitsubishi Electric Corporation Inter-occupant conversation device and inter-occupant conversation method
FR3079488A1 (fr) * 2018-03-30 2019-10-04 Psa Automobiles Sa Procede et dispositif d’assistance a la conduite d’un vehicule lors d’un passage de feu tricolore, en fonction du profil du conducteur
WO2019202698A1 (ja) * 2018-04-19 2019-10-24 ヤマハ発動機株式会社 着信通知装置およびそれを備えた車両
DE102019213329A1 (de) * 2019-09-03 2021-03-04 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Bereitstellen eines modifizierten akustischen Signals zur Wiedergabe in einem Innenraum eines Fahrzeugs
JP7276472B2 (ja) * 2019-09-09 2023-05-18 日本電信電話株式会社 集音放音方法
US11866063B2 (en) 2020-01-10 2024-01-09 Magna Electronics Inc. Communication system and method
WO2021201016A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 本田技研工業株式会社 携帯端末
US11765506B2 (en) * 2021-03-01 2023-09-19 Tymphany Worldwide Enterprises Limited Automobile audio system

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61180836U (ja) 1985-05-01 1986-11-11
JPH05305847A (ja) * 1992-04-30 1993-11-19 Suzuki Motor Corp 車両用音量制御システム
JPH082339A (ja) * 1994-06-16 1996-01-09 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd 車外音導入装置
KR100510708B1 (ko) * 2003-04-09 2005-08-26 현대모비스 주식회사 차속 연동형 자동음량조절장치 및 그 동작방법
JP4967927B2 (ja) * 2007-08-27 2012-07-04 日産自動車株式会社 車両用聴覚モニタ装置
JP2009113528A (ja) 2007-11-01 2009-05-28 Autonetworks Technologies Ltd 車外音増幅システム
US8319620B2 (en) * 2008-06-19 2012-11-27 Personics Holdings Inc. Ambient situation awareness system and method for vehicles
US20120154590A1 (en) * 2009-09-11 2012-06-21 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Vehicle surrounding monitor apparatus
JP5304670B2 (ja) * 2010-01-25 2013-10-02 富士通株式会社 携帯通信端末装置、近距離無線通信制御方法及び近距離無線通信制御プログラム
JP2011232293A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Toyota Motor Corp 車外音検出装置
JP5310760B2 (ja) * 2011-03-04 2013-10-09 トヨタ自動車株式会社 接近車両検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9014392B2 (en) 2015-04-21
US20130223643A1 (en) 2013-08-29
JP2013177095A (ja) 2013-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5820305B2 (ja) 車外音導入装置
JP4404390B2 (ja) 自動車用付帯装置の自動制御システム
KR100774519B1 (ko) 통신장치 및 그 통화방법
KR20160073747A (ko) 음성 인식 장치, 그를 가지는 차량 및 그 방법
JP4622991B2 (ja) カーオーディオシステムの音量制御装置
JPH11168767A (ja) 自動車内無線電話システム
US11430436B2 (en) Voice interaction method and vehicle using the same
US10272840B2 (en) Communication device for a vehicle
CN101523749B (zh) 电力线通信装置
JP2001280982A (ja) 自動2輪車の情報提供装置
US10492012B2 (en) Wireless vehicle/drone alert and public announcement system
JP5172875B2 (ja) 音声出力システム
KR20190125304A (ko) 정보 처리 장치, 정보 처리 방법 및 기록 매체
KR101640055B1 (ko) 단말기, 그와 통신하는 오디오 장치 및 차량
CN210970905U (zh) 车载潜望式摄像装置
JP4178651B2 (ja) 車両位置確認システム
KR101587063B1 (ko) 단말기, 그와 통신하는 차량 및 그의 제어 방법
CN104158566A (zh) 车载通信机构与无线耳机的连接控制方法及装置
KR200428341Y1 (ko) 핸즈프리 기능을 갖는 네비게이션 장치
JPH10283573A (ja) 緊急電波発信装置付き緊急車両、緊急電波受信装置付き車両及び緊急電波受信装置付き電子機器
JPS60165177A (ja) 車載用テレビ
JP2019036823A (ja) 通信装置、および通信システム、ならびに通信方法
KR100590971B1 (ko) 핸즈프리 장치를 이용한 차량 확성기 시스템
KR101736120B1 (ko) 자동차의 멀티미디어 제어 장치 및 방법
JP4271130B2 (ja) 車載用アダプタ、及び、これを用いた車載システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5820305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250