JP7008002B2 - ガスコンロ、加熱調理システム、及びアプリケーションプログラム - Google Patents
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●[加熱調理器10の全体構成(図1~図3)]
第1の実施の形態は、加熱調理器10(この場合、ガスコンロ)のみで、加熱調理器の動作状態の記録と再現動作が可能であり、再現動作中においてガスを遮断するべき遮断要求状態となった場合に直ちにガスを遮断して、再現動作を中止させる点が特徴である。まず、図1~図3を用いて、加熱調理器10の全体構成について説明する。なお、加熱調理器10はガスコンロであるが、制御手段や各種のセンサや各種のアクチュエータを動作させるための電源に接続する電源接続部CC(図1参照)を有している。
図4は、加熱調理器10の制御装置18に収容されている制御手段18Lが実行する加熱調理器用プログラムの動作を説明する状態遷移図であり、図5は図4の状態遷移図における、各イベント(ev)/処理(pr)の内容を説明する図である。第1の実施の形態では、加熱調理器10(ガスコンロ)のみで、調理履歴情報の作成と、調理履歴情報に基づいた再現動作を行い、再現動作中に遮断要求状態が発生した場合は、直ちにガスを遮断して再現動作を中止させることが特徴である。以下、図4に示す状態遷移図と、図5に示すイベント(ev)/処理(pr)の内容(状態遷移のトリガとなるイベントと、状態遷移時に実行する処理)を用いて、加熱調理器用プログラムの動作について説明する。
待機状態S0は、制御手段18L(制御装置18)に電源が投入された際の状態であり、制御手段18Lは、例えば、表示手段に表示されている「メニュー」ボタンあるいは予め操作パネルに用意されている「メニュー」ボタンが操作されると(イベントev01が検出されると)、メニュー表示状態S1に動作状態を遷移させる。
手動操作状態SZは、ユーザが自由に加熱調理器10を操作できる動作状態であり、ユーザは、右加熱手段、左加熱手段、中央加熱手段、グリル加熱手段、の着火/消火、火力調整等を自由に行って、調理を行うことができる。また手動操作状態SZにて、制御手段18Lは、ガスの利用が停止されると(右加熱手段、左加熱手段、中央加熱手段、グリル加熱手段のすべての使用が停止されてイベントevZ0が検出されると)、待機状態S0に動作状態を遷移させる。
メニュー表示状態S1は、例えば表示手段に、調理履歴情報の「記録」、調理履歴情報に基づいた「再現」、不要な調理履歴情報の「削除」を表示し、ユーザからの選択を待つ状態である。
なお、記憶手段18Mに記憶されている調理履歴情報は、図7に示すように、レシピ番号、レシピ名、操作情報名、日付等が対応付けて記憶されている。そして操作情報は、図6に示すように、そのレシピ名の調理を行った際の、(右)コンロ、(左)コンロ、(中央)コンロ、グリル部、の各加熱手段の動作履歴が時間の経過とともに記録された情報である。操作情報には、図6に示すように、電磁弁の動作状態、各熱量調整手段の調整量、各着火手段の動作状態、を含む加熱調理器10の動作状態が、経過時間とともに記録されている。例えば、熱量調整手段としてステップモータを用いている場合では、熱量調整手段の調整量は、制御手段18Lにて求めたステップモータのステップ数、となる。そして、表示手段にレシピ一覧が表示される場合、例えば制御手段18Lが、記憶手段18Mに記憶されている調理履歴情報(図7参照)の「レシピ名」を抽出して一覧表示する。
記録準備状態S2は、図6に示すような操作情報の記録(作成)を行うための準備をする状態であり、ユーザからの記録開始指示等の入力を待っている状態である。また、記録準備状態S2では、表示手段にはレシピ名の入力を促す画面が表示されており、ユーザは所望するレシピ名を入力することができる。なお、デフォルト状態では、レシピ001等の予め用意されたレシピ名が入力されており、ユーザがレシピ名の入力を行わなかった場合は、予め用意されたレシピ名が使用される。
記録状態S3は、図6に示すような操作情報の記録(作成)を実行中の状態であり、制御手段18Lは、自身が制御している熱量調整手段の調整量、電磁弁の制御状態、着火手段の制御状態、等に基づいて操作情報を作成し、ユーザからの記録終了指示の入力を待っている状態である。
再現準備状態S5は、調理履歴情報に含まれている操作情報(図6参照)に基づいて、操作情報に記録されている通りに、加熱調理器10の動作を再現する再現動作を開始するための準備をしている状態であり、例えば表示手段には、記憶手段18Mに記憶されている調理履歴情報(図7参照)の「レシピ名」の一覧が表示されている。再現準備状態S5は、制御手段18Lが、ユーザからのレシピ名の選択と、ユーザからの再現開始指示の入力を待っている状態である。
再現状態S6は、調理履歴情報に含まれている操作情報に基づいて再現動作を実行中の状態である。なお、再現動作中において、制御手段18Lは、温度検出手段または炎検出手段の少なくとも一方を含む加熱状態検出手段にて、温度または炎の少なくとも一方を監視しており、着火に失敗した状態、異常な温度上昇状態、ガスを吐出中であるにもかかわらず炎が検出されていない状態(立ち消え状態)等の中から少なくとも1つを検出すると、強制的にガスを遮断するべき遮断要求状態であることを検出する。例えば、制御手段18Lは、飛来してきた可燃物に火が燃え移った場合、吹きこぼれによって火炎が立ち消えした場合等では、ガスを遮断して再現動作を中止する。
再現中止状態S7は、再現動作中に遮断要求状態が検出されて、強制的にガスを遮断及び再現動作を中止した場合の状態であり、表示手段及び音声出力手段には遮断要求状態が検出されたためガスの遮断及び再現動作を中止したことが出力され、ユーザからの戻り操作の入力を待っている状態である。例えば、音声出力手段26から「異常な温度上昇を検出したため(あるいは、炎の立ち消えを検出したため)、ガスを遮断して再現動作を中止しました」等の音声を出力するようにしてもよい。
再現終了状態S8は、遮断要求状態が検出されることなく再現動作が無事に終了し、ガスを遮断及び再現動作を終了した状態であり、表示手段及び音声出力手段には再現動作が問題無く終了されたことが出力され、ユーザからの戻り操作の入力を待っている状態である。
削除準備状態SAは、記憶手段18Mに記憶されている1つまたは複数の調理履歴情報の中から、ユーザからの調理履歴情報の選択と削除指示を待っている状態であり、例えば表示手段には、記憶手段18Mに記憶されている調理履歴情報(図7参照)の「レシピ名」の一覧が表示されている。
削除確認状態SBは、ユーザが入力した削除指示に対して、本当に削除してもよいか、確認する状態であり、例えば表示手段には、削除指示がされた調理履歴情報の「レシピ名」と、本当に削除してもよいか等が表示されている。
次に図8~図10を用いて、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対して、図8に示すように端末装置50が追加され、制御装置18Aに無線通信手段18Nが追加され、端末装置50から種々の指示を入力できる点が異なる。なお第1の実施の形態の加熱調理器10は制御装置18を搭載しており、第2の実施の形態の加熱調理器10Aは制御装置18Aを搭載している。以下、第1の実施の形態との相違点について主に説明する。
図8に示すように、第2の実施の形態の制御装置18Aは、第1の実施の形態の制御装置18(図3参照)に対して、無線通信手段18Nが追加されている。制御装置18A(制御手段18L)と端末装置50は、例えばBluetooth(登録商標)にて、情報の送受信が可能である。無線通信手段18Nは、例えばBluetooth(登録商標)の電子回路である。制御手段18Lは、無線通信手段18Nを介して、端末装置50と無線にて種々の情報を送受信可能である。また、端末装置50は、スマートフォンまたはパーソナルコンピュータを含み、無線通信手段を有している。端末装置50は、既存の端末装置であるが、以降に説明するアプリケーションプログラムを搭載している。以下では、端末装置50として、スマートフォンを用いた場合の例について説明する。なお、加熱調理器10Aのその他の構成については、第1の実施の形態の加熱調理器10と同様であるので説明を省略する。
図9は、端末装置50が実行するアプリケーションプログラムの動作を説明する状態遷移図であり、図10は図9の状態遷移図における、各イベント(evm)/処理(prm)の内容を説明する図である。第2の実施の形態では、操作情報(調理履歴情報)の記録開始指示、記録終了指示、再現開始指示等の各種の指示を、端末装置50から行うことができる点が特徴である。以下、図9に示す状態遷移図と、図10に示すイベント(evm)/処理(prm)の内容(状態遷移のトリガとなるイベントと、状態遷移時に実行する処理)を用いて、端末装置50のアプリケーションプログラムについて、各動作状態の説明と、当該動作状態から遷移する際のイベント(evm)/処理(prm)について順に説明する。
待機状態SM0は、端末装置50が起動された状態である。
メニュー表示状態SM1は、端末装置50の表示手段に、端末装置用のメニューを表示してユーザからの指示を待っている状態である。メニュー表示状態SM1では、端末装置50の表示手段には、例えば「レシピの作成」、「レシピの再現」、「レシピの削除」等が表示されており、ユーザからの指示を待つ。
記録指示待ち状態SM2は、端末装置50の表示手段に、記録用のメニューを表示してユーザからの指示を待っている状態である。記録指示待ち状態SM2では、端末装置50の表示手段には、例えば「レシピの記録開始」、「レシピの記録終了」、「記録キャンセル」、「戻り」等が表示されており、ユーザからの指示を待つ。また、記録指示待ち状態SM2では、端末装置50の表示手段にはレシピ名の入力を促す画面が表示されており、ユーザは所望するレシピ名を入力することができる。なお、デフォルト状態では、レシピ001等の予め用意されたレシピ名が入力されており、ユーザがレシピ名の入力を行わなかった場合は、予め用意されたレシピ名が使用される。
再現指示待ち状態SM5は、端末装置50の表示手段に、再現用のメニューを表示してユーザからの指示を待っている状態である。再現指示待ち状態SM5では、端末装置50の表示手段には、例えば、加熱調理器10Aの制御手段18Lから受信したレシピ一覧が表示され、「レシピの再現開始」、「戻り」等が表示されており、ユーザからの指示を待つ。
削除指示待ち状態SMAは、端末装置50の表示手段に、削除用のメニューを表示してユーザからの指示を待っている状態である。削除指示待ち状態SMAでは、端末装置50の表示手段には、例えば、加熱調理器10Aの制御手段18Lから受信したレシピ一覧が表示され、「レシピの削除」、「戻り」等が表示されており、ユーザからの指示を待つ。
削除確認状態SMBは、端末装置50の表示手段に、例えば、選択されたレシピ名(調理履歴情報)を表示して、本当に削除しても良いか、ユーザからの指示を待っている状態である。削除確認状態SMBでは、端末装置50の表示手段には、削除指示待ち状態SMAの際に選択されたレシピ名(調理履歴情報)が表示され、「レシピの削除」、「戻り」等が表示されており、ユーザからの指示を待つ。
次に、制御手段18Lの状態遷移において、第1の実施の形態(図4、図5参照)との相違点について説明する。
イベントev01は、「メニュー」ボタンの操作だけでなく、端末装置50からメニュー表示要求情報を受信した場合も、検出される。
イベントev12は、「記録」ボタンの操作だけでなく、端末装置50から記録作成要求情報を受信した場合も、検出される。また、イベントev15は、「再現」ボタンの操作だけでなく、端末装置50から再現要求情報を受信した場合も、検出される。また、イベントev1Aは、「削除」ボタンの操作だけでなく、端末装置50から削除要求情報を受信した場合も、検出される。
イベントev23は、「記録開始」ボタンの操作だけでなく、端末装置50から記録開始要求情報を受信した場合も、検出される。また、イベントev32は、戻り操作だけでなく、端末装置50から戻り要求情報を受信した場合も、検出される。
イベントev32Aは、「記録終了」ボタンの操作だけでなく、端末装置50からの記録終了要求情報を受信した場合も、検出される。またイベントev32Bは、キャンセル操作だけでなく、端末装置50からキャンセル要求情報を受信した場合も、検出される。
イベントev56は、「再現開始」ボタンの操作だけでなく、端末装置50からの再現開始要求情報を受信した場合も、検出される。また、イベントev51は、戻り操作だけでなく、端末装置50からの戻り要求情報を受信した場合も、検出される。
イベントevABは、「削除」ボタンの操作だけでなく、端末装置50から削除実行要求情報を受信した場合も、検出される。また、イベントevA1は、戻り操作だけでなく、端末装置50からの戻り要求情報を受信した場合も、検出される。
イベントevBAAは、「削除」ボタンの操作だけでなく、端末装置50から削除最終実行要求情報を受信した場合も、検出される。また、イベントevBABは、戻り操作だけでなく、端末装置50からの戻り要求情報を受信した場合も、検出される。
次に図11~図20を用いて、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、第2の実施の形態に対して、図11に示すように、通信回線56(例えばインターネット)に接続されたサーバ55が追加され、加熱調理器10Aと端末装置50とサーバ55とを有する加熱調理システム3である。これにより、加熱調理器10Aにて作成した調理履歴情報を端末装置50を介してサーバ55へ登録すること、サーバ55に登録されている調理履歴情報を、端末装置50を介して加熱調理器10Aに記憶すること等が可能であり、複数のユーザの間で調理履歴情報を共有できる点が異なる。また、第3の実施の形態では、加熱調理器の例として、ガスコンロである加熱調理器10A(図1、図11参照)に加えて、IH調理器である加熱調理器30(図12、図13参照)も含む点が異なる。以下、第2の実施の形態との相違点について主に説明する。
第3の実施の形態における加熱調理システム3は、図11に示すように、加熱調理器10Aと、端末装置50(スマートフォンまたはパーソナルコンピュータを含む)と、通信回線56に接続されたサーバ55等にて構成されている。端末装置50は、例えばWi-Fi(登録商標)を用いて、サーバ55と情報の送受信が可能である。加熱調理器10Aの構成は、第2の実施の形態と同様(図8参照)であるので説明を省略する。
次に図12及び図13を用いて、別の加熱調理器30の構成について説明する。加熱調理器30は、いわゆるIH調理器であり、トッププレート31、本体部32等を有しており、トッププレート31には、右加熱部33R、左加熱部33L、中央加熱部33C等が配置されており、トッププレート31の奥側には、グリル部33Gから発生した煙等を排出する排気口31Hが形成されている。また本体部32は、グリル部33G、制御装置38、インバータ39等を収容しており、本体部32の前面には、操作パネル36等が設けられている。図13に示すように、制御装置38は、制御手段38L、記憶手段38M、無線通信手段38N等を有している。制御手段38Lは、例えばCPUであり、記憶手段38M(例えばFlashメモリ)には、種々のプログラムやデータ等が記憶されている。なお、符号34C、34L、34Rは加熱手段(IHコイル)であり、符号34Gは加熱手段(ヒータ)であり、符号35C、35G、35L、35Rは温度検出手段(加熱状態検出手段)であり、符号39はインバータ(熱量調整手段)である。またトッププレート31の手前側には表示手段45が設けられ、本体部32には音声出力手段46が設けられている。以下、右加熱部33R、グリル部33Gに関して説明し、左加熱部33L、中央加熱部33Cに関しては右加熱部33Rに関する説明と同様であるので説明を省略する。また、加熱調理器30は、制御手段や各種のセンサや各種のアクチュエータを動作させるための電源に接続する電源接続部CC(図12参照)を有している。
次に図14、図15を用いて、第3の実施の形態の端末装置50の状態遷移について説明する。図14及び図15に示す第3の実施の形態の端末装置50の状態遷移では、第2の実施の形態の端末装置の状態遷移(図9、図10)に対して、メニュー表示状態SM1、記録指示待ち状態SM2の一部が変更され、サーバメニュー表示状態SMH、読み出し準備状態SMJ、読み出し状態SMK、サーバ登録待ち状態SMGが追加されている。以下、第2の実施の形態の端末装置の状態遷移(図9、図10)との相違点について主に説明し、同様な点については説明を省略する。
メニュー表示状態SM1では、図9に示す第2の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evm1H/prm1Hが追加されている点が異なる。また、端末装置50の表示手段には、例えば「サーバにアクセス」という表示が追加されている。端末装置50は、ユーザから「サーバにアクセス」が選択されてサーバアクセス指示が入力されると(イベントevm1Hが検出されると)、サーバ55にアクセス要求情報を送信してサーバ55から受信したサーバメニュー情報を端末装置50の表示手段に表示(処理prm1Hを実行)して、動作状態をサーバメニュー表示状態SMHに遷移させる。サーバ55は、端末装置50からアクセス要求情報を受信すると(イベントevv01が検出されると)、サーバメニュー情報を端末装置50に送信(処理prv01を実行)して、動作状態を入力待ち状態SV1に遷移させる(図16、図17参照)。
サーバメニュー表示状態SMHは、図9に示す第2の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、新たに追加された状態である。ユーザは、自身が調理履歴情報を作成しなくても(つまり、初めて挑戦する調理であっても)、所望する調理用の調理履歴情報をサーバから読み出して、自身の加熱調理器にて動作を再現させることができる。サーバメニュー表示状態SMHは、ユーザが、サーバにアクセスした状態であり、例えば、当該サーバにて利用可能なサービスのメニューが、端末装置50の表示手段に表示され、ユーザからの指示を待っている状態である。端末装置50の表示手段には、例えば「調理履歴情報の読み出し」、「戻り」等が表示されている。
読み出し準備状態SMJは、図9に示す第2の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、新たに追加された状態であり、例えば、端末装置の表示手段には、サーバ55に登録されているレシピ名(調理履歴情報)の一覧が表示され、「読み出し」、「戻り」等が表示され、ユーザからの指示を待っている状態である。
読み出し状態SMKは、図9に示す第2の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、新たに追加された状態である。読み出し状態SMKは、サーバ55から読み出した調理履歴情報が端末装置50に記憶されている状態であり、当該調理履歴情報を端末装置50から加熱調理器に転送するユーザからの指示を待っている状態である。端末装置は、例えば「読み出した調理履歴情報を加熱調理器に記憶(転送)」、「戻り」等を表示手段に表示して、ユーザからの指示を待つ。
記録指示待ち状態SM2では、図9に示す第2の実施の形態の記録指示待ち状態SM2に対して、evm22B/prm22Bが、evm2G/prm2Gに変更されている点が異なる。
サーバ登録待ち状態SMGは、図9に示す第2の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、新たに追加された状態である。サーバ登録待ち状態SMGは、今回作成した操作情報(調理履歴情報)を、サーバに登録するか否か、ユーザからの指示を待っている状態であり、端末装置50の表示手段には、例えば「この調理履歴情報をサーバへ登録」、「この調理履歴情報をサーバに登録せず戻る」等が表示されている。
次に図16、図17を用いて、第3の実施の形態のサーバ55の状態遷移について説明する。第2の実施の形態に対して第3の実施の形態ではサーバ55が追加されおり、以下、図16及び図17における待機状態SV0、入力待ち状態SV1について説明する。
待機状態SV0は、サーバ55が端末装置50からのアクセスを待っている状態である。サーバ55は、端末装置50からアクセス要求情報を受信すると(イベントevv01が検出されると)、端末装置にて利用可能なサービスの種類を含むサーバメニュー情報を端末装置50に送信(処理prv01を実行)して、動作状態を入力待ち状態SV1に遷移させる。
入力待ち状態SV1は、端末装置50からのサービス提供要求を待っている状態である。提供するサービスの種類については、上記のサーバメニュー情報にて送信済みであり、例えば、「レシピ(調理履歴情報)の一覧の提供」「レシピ(調理履歴情報)の読み出し」、「レシピ(調理履歴情報)の登録」等がある。
次に図18、図19を用いて、第3の実施の形態の加熱調理器10Aの状態遷移について説明する。図18及び図19に示す第3の実施の形態の加熱調理器10Aの状態遷移では、第2の実施の形態の加熱調理器の状態遷移(図4、図5と同等)に対して、メニュー表示状態S1、記録状態S3、再現状態S6の一部が変更されている。以下、第2の実施の形態の端末装置の状態遷移(図4、図5と同等)との相違点について主に説明し、同様な点については説明を省略する。
メニュー表示状態S1では、図4及び図5に示す第2の実施の形態(第1の実施の形態と同等)の加熱調理器の状態遷移に対して、ev11/pr11が追加されている点が異なる。
記録状態S3では、図5に示す第2の実施の形態(第1の実施の形態と同等)の加熱調理器の状態遷移に対して、ev32A/pr32Aにおける処理pr32Aの内容が変更されている点が異なる。
再現状態S6では、図4及び図5に示す第2の実施の形態(第1の実施の形態と同様)の加熱調理器の状態遷移に対して、ev65/pr65、ev67/pr67、ev68/pr68の内容が変更されている点が異なる。
図20に、第3の実施の形態の調理履歴情報の例を示す。図20に示す調理履歴情報は、図7に示す第1(または第2)の実施の形態の調理履歴情報に対して、レシピ識別情報と、当該調理履歴情報の登録者(作成者)と、加熱調理器識別情報と、が追加されている点が異なる。なお、レシピ識別情報は、サーバ55に登録された際に、サーバ55によって割付けられる識別情報である。
次に図21~図31を用いて、第4の実施の形態の加熱調理システム4(4A)について説明する。図21は加熱調理器10A(ガスコンロ)を有する加熱調理システム4の例を示し、図22は加熱調理器30(IH調理器)を有する加熱調理システム4Aの例を示している。図21、図22に示すように、第4の実施の形態の加熱調理システム4、4Aでは、第3の実施の形態(図11、図13参照)に対して、LAN57(例えば家庭内LAN)に接続された動画記録手段58(例えばカメラ)、録音手段59(例えばマイク)等が追加されているが、動画記録手段58と録音手段59は、端末装置50に搭載されているカメラ(動画記録手段)とマイク(録音手段)を用いてもよい。端末装置50は、例えば、Wi-Fi(登録商標)を用いて、LAN57に接続された動画記録手段58、録音手段59と情報の送受信が可能である。
次に図23、図24を用いて、第4の実施の形態の端末装置50の状態遷移について説明する。図23及び図24に示す第4の実施の形態の端末装置50の状態遷移では、第3の実施の形態の端末装置の状態遷移(図14、図15)に対して、記録指示待ち状態SM2、サーバ登録待ち状態SMG、再現指示待ち状態SM5、読み出し準備状態SMJ、読み出し状態SMKの一部が変更されている。以下、第3の実施の形態の端末装置の状態遷移(図14、図15)との相違点について主に説明する。
記録指示待ち状態SM2では、図14及び図15に示す第3の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evm22A/prm22A、evm22C/prm22C、evm2G/prm2Gの内容が変更されている点が異なる。
サーバ登録待ち状態SMGでは、図14及び図15に示す第3の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evmG2A/prmG2Aの内容が変更されている点が異なる。
再現指示待ち状態SM5では、図14及び図15に示す第3の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evm55/prm55の内容が変更されている点が異なる。
読み出し準備状態SMJでは、図14及び図15に示す第3の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evmJK/prmJKの内容が変更されている点が異なる。
読み出し状態SMKでは、図14及び図15に示す第3の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evmKK/prmKKの内容が変更されている点が異なる。
次に図25、図26を用いて、第4の実施の形態のサーバ55の状態遷移について説明する。図25及び図26に示す第4の実施の形態のサーバ55の状態遷移では、第3の実施の形態のサーバの状態遷移(図16、図17)に対して、入力待ち状態SV1の一部が変更されている。以下、第3の実施の形態のサーバの状態遷移(図16、図17)との相違点について主に説明する。
入力待ち状態SV1では、図16及び図17に示す第3の実施の形態のサーバの状態遷移に対して、evv11B/prv11B、evv11C/prv11Cの内容が変更されている点が異なる。
次に図27、図28を用いて、第4の実施の形態の加熱調理器10Aの状態遷移について説明する。図27及び図28に示す第4の実施の形態の加熱調理器10Aの状態遷移では、第3の実施の形態の加熱調理器の状態遷移(図18、図19)に対して、メニュー表示状態S1、記録状態S3、再現準備状態S5の一部が変更されている。以下、第3の実施の形態の加熱調理器の状態遷移(図18、図19)との相違点について主に説明する。
メニュー表示状態S1では、図18及び図19に示す第3の実施の形態の加熱調理器の状態遷移に対して、ev11/pr11の内容が変更されている点が異なる。
記録状態S3では、図18及び図19に示す第3の実施の形態の加熱調理器の状態遷移に対して、ev32A/pr32Aの内容が変更されている点が異なる。
再現準備状態S5では、図18及び図19に示す第3の実施の形態の加熱調理器の状態遷移に対して、ev55/pr55が追加されている点が異なる。
図31に、第4の実施の形態の調理履歴情報の例を示す。図31に示す調理履歴情報は、図20に示す第3の実施の形態の調理履歴情報に対して、調理実演情報が追加されている点が異なる。
以上の説明では、記録手段(動画記録手段、録音手段)として、端末装置50が備えている記録手段を用いた場合を例として説明したが、記録手段(動画記録手段、録音手段)が端末装置50とは別体の場合(図21、図22の動画記録手段58、録音手段59参照)では、記録手段の状態遷移は、以下のようになる。この場合、端末装置50は、例えばWi-Fi(登録商標)を用いて、動画記録手段58、録音手段59と情報の送受信が可能である。
待機状態SE0では、記録手段は、端末装置50からの記録開始指示を待っている状態である。記録手段は、端末装置から記録開始要求情報を受信すると(イベントeve01が検出されると)、加熱調理器の制御手段18Lの操作情報の作成開始と同期させて、動画記録手段は動画の記録を開始し、録音手段は録音を開始して調理実演情報の記録を開始(処理pre01を実行)して、動作状態を記録状態SE1へ遷移させる。
記録状態SE1では、記録手段は、端末装置50からの記録終了指示(またはキャンセル指示)を待っている状態である。
以上に説明したように、端末装置50にて実行されるアプリケーションプログラムは、端末装置50を、端末装置50に記録開始指示が入力されると、端末装置50から制御手段18Lに向けて記録開始要求情報を送信させる(図10、図15、図24参照)記録開始要求手段、として機能させる。また、端末装置50にて実行されるアプリケーションプログラムは、端末装置50を、端末装置50に記録終了指示が入力されると、端末装置50から制御手段18Lに向けて記録終了要求情報を送信させる(図10、図15、図24参照)記録終了要求手段、として機能させる。また、端末装置50にて実行されるアプリケーションプログラムは、端末装置50を、端末装置50に登録指示が入力されると、端末装置50からサーバ55に向けて登録要求情報を送信させる(図10、図15、図24参照)サーバ登録要求手段、として機能させる。また、端末装置50にて実行されるアプリケーションプログラムは、端末装置50を、端末装置50に読み出し指示が入力されると、端末装置50からサーバ55に向けて読出し要求情報を送信させる(図10、図15、図24参照)サーバ読み出し要求手段、として機能させる。また、端末装置50にて実行されるアプリケーションプログラムは、端末装置50を、端末装置50に記憶指示が入力されると、端末装置50から制御手段18Lに向けて記憶要求情報を送信させる(図10、図15、図24参照)記憶要求手段、として機能させる。また、端末装置50にて実行されるアプリケーションプログラムは、端末装置50を、端末装置50に再現開始指示が入力されると、端末装置50から制御手段18Lに向けて再現開始要求情報を送信させる(図10、図15、図24参照)再現開始要求手段、として機能させる。
次に図32~図37を用いて、第5の実施の形態の加熱調理システムについて説明する。第5の実施の形態の加熱調理システム5(図32参照)は、第3及び第4の実施の形態の加熱調理システムに対して、サーバ55の利用者に対して、報酬の付与と利用分の徴収を行うことで、加熱調理システム5の利用を活性化させるものである。以下の説明では、第4の実施の形態の加熱調理システムに報酬の付与と利用分の徴収を追加した第5の実施の形態について説明する。図32の例は、第5の実施の形態の加熱調理システム5の報酬の付与と利用分の徴収のイメージを説明する図である。図32は、家庭A1のユーザ(ユーザ識別情報AA)が、加熱調理器10AA、端末装置50AA、LAN57AA、動画記録手段58AA、録音手段59AAを有しており、家庭B1のユーザ(ユーザ識別情報BB)が、加熱調理器10BB、端末装置50BB、LAN57BB、動画記録手段58BB、録音手段59BBを有している例を示している。
次に図33、図34を用いて、第5の実施の形態の端末装置50の状態遷移について説明する。図33及び図34に示す第5の実施の形態の端末装置50の状態遷移では、第4の実施の形態の端末装置の状態遷移(図23、図24)に対して、サーバメニュー表示状態SMH、サーバ登録待ち状態SMG、読み出し準備状態SMJ、の一部が変更されている。以下、第4の実施の形態の端末装置の状態遷移(図23、図24)との相違点について主に説明する。
サーバメニュー表示状態SMHでは、図23及び図24に示す第4の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evmHH/prmHHが追加されている点が異なる。なお、サーバメニュー表示状態SMHでは、端末装置に、例えば「ユーザをサーバに登録」という項目が追加されている。
サーバ登録待ち状態SMGでは、図23及び図24に示す第4の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evmG2A/prmG2Aにおいて、サーバに送信される登録要求情報に、ユーザ識別情報が含まれている点が異なる。
読み出し準備状態SMJでは、図23及び図24に示す第4の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evmJK/prmJKにおいて、サーバに送信される読み出し要求情報に、ユーザ識別情報が含まれている点が異なる。
次に図35、図36を用いて、第5の実施の形態のサーバ55の状態遷移について説明する。図35及び図36に示す第5の実施の形態のサーバ55の状態遷移では、第4の実施の形態のサーバの状態遷移(図25、図26)に対して、待機状態SV0、入力待ち状態SV1の一部が変更されている。以下、第4の実施の形態のサーバの状態遷移(図25、図26)との相違点について主に説明する。
入力待ち状態SV1では、図25及び図26に示す第4の実施の形態のサーバの状態遷移に対して、evv11D/prv11Dが追加されている点と、evv11C/prv11Cにおいて、サーバに調理履歴情報を登録した際、調理履歴情報に含まれているユーザ識別情報に対応する仮想口座に報酬分を付与する点と、evv11B/prv11Bにおいて、読み出し応答情報を送信する際、調理履歴情報に含まれているユーザ識別情報に対応する仮想口座から利用分を徴収する点が異なる。
待機状態SV0では、図25及び図26に示す第4の実施の形態のサーバの状態遷移に対して、evv00/prv00が追加されている点が異なる。
10、10A、10AA、10BB 加熱調理器(ガスコンロ)
11 トッププレート
11H 排気口
12 本体部
13C 中央コンロ
13G グリル部
13L 左コンロ
13R 右コンロ
14C、14G、14L、14R 加熱手段(バーナー)
15C、15G、15L、15R 温度検出手段(加熱状態検出手段)
16C、16G、16L、16R 着火手段
17C、17G、17L、17R 炎検出手段(加熱状態検出手段)
18 制御装置
18L 制御手段
18M 記憶手段
18N 無線通信手段
20 手動元栓
21 電磁弁
22C、22G、22L、22R 熱量調整手段(火力調整手段)
22RV 調整弁
23C、23G、23L、23R 操作手段
24、24G 操作パネル
25 表示手段
26 音声出力手段
30 加熱調理器(IH調理器)
31 トッププレート
31H 排気口
32 本体部
33C 中央加熱部
33L 左加熱部
33R 右加熱部
34C、34L、34R 加熱手段(IHコイル)
34G 加熱手段(ヒータ)
35C、35G、35L、35R 温度検出手段(加熱状態検出手段)
38 制御装置
38L 制御手段
38M 記憶手段
38N 無線通信手段
39 インバータ(熱量調整手段)
45 表示手段
46 音声出力手段
50、50AA、50BB 端末装置
55 サーバ
56 通信回線
57、57AA、57BB LAN
58、58AA、58BB 動画記録手段(記録手段)
59、59AA、59BB 録音手段(記録手段)
AA、BB ユーザ識別情報
CC 電源接続部
F 調理器具
Claims (7)
- 加熱調理器と、
スマートフォンまたはパーソナルコンピュータを含む端末装置と、
通信回線に接続されたサーバと、
を有する加熱調理システムであって、
前記加熱調理器は、
載置された調理器具を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段の熱量を調整する熱量調整手段と、
前記加熱手段に載置された前記調理器具の温度を含む加熱状態を検出する加熱状態検出手段と、
前記端末装置と情報の送受信を可能とする無線通信手段と、
制御手段と、
記憶手段と、
を有し、
前記記憶手段には、前記加熱調理器の種類と型式を特定可能な加熱調理器識別情報が記憶されており、
前記端末装置は、
前記通信回線を介して前記サーバと送受信が可能であり、
前記熱量調整手段の調整量を含む前記加熱調理器の動作状態を経過時間とともに記録した操作情報の作成、または、前記操作情報に基づいて前記加熱調理器の動作状態を再現させる再現動作、または、前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む調理履歴情報の記憶、を要求する調理器動作指示が入力されると、入力された前記調理器動作指示に応じた調理器動作要求情報を、前記制御手段に送信し、
前記サーバへの前記調理履歴情報の登録または読み出しを要求するサーバ動作指示が入力されると、入力された前記サーバ動作指示に応じたサーバ動作要求情報を、前記サーバに送信し、
前記サーバへの前記調理履歴情報の登録を要求する登録指示が入力されると、前記サーバ動作要求情報の1つであって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報を含む登録要求情報を、前記サーバに送信し、
前記サーバに登録されている複数の前記調理履歴情報の中から1つまたは複数が選択されて、前記調理履歴情報の読み出しを要求する読み出し指示が入力されると、前記サーバ動作要求情報の1つであって選択された前記調理履歴情報を識別可能なレシピ識別情報と前記加熱調理器識別情報とを含む読み出し要求情報を、前記サーバに送信し、前記レシピ識別情報と前記加熱調理器識別情報とに対応する前記調理履歴情報であって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報が含まれている読み出し応答情報を、前記サーバから受信し、受信した前記読み出し応答情報に含まれている前記調理履歴情報を、前記端末装置に記憶し、
前記サーバは、
前記端末装置から前記登録要求情報を受信すると、受信した前記登録要求情報に含まれている前記調理履歴情報であって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報を、前記サーバに登録し、
前記端末装置から前記読み出し要求情報を受信すると、前記サーバに登録されている複数の前記調理履歴情報であって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報の中から、受信した前記読み出し要求情報に含まれている前記レシピ識別情報と前記加熱調理器識別情報とに対応する前記調理履歴情報であって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報を読み出し、読み出した前記調理履歴情報を含む前記読み出し応答情報を作成し、作成した前記読み出し応答情報を、前記端末装置に送信し、
前記制御手段は、
前記端末装置から前記調理器動作要求情報を受信すると、
前記調理器動作要求情報にて前記操作情報の作成が要求された場合は、前記操作情報を作成して前記操作情報を含む前記調理履歴情報を前記記憶手段に記憶し、
前記調理器動作要求情報にて前記調理履歴情報であって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報の記憶が要求された場合は、前記端末装置から受信した前記調理履歴情報であって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報を、前記記憶手段に記憶し、
前記調理器動作要求情報にて前記再現動作の要求がされた場合は、再現の対象となる前記調理履歴情報であって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報に含まれている前記操作情報に基づいて、前記再現動作を実行する、
加熱調理システム。 - 請求項1に記載の加熱調理システムであって、
前記制御手段は、
再現動作中において、前記加熱状態検出手段を用いて検出した加熱状態に基づいて、強制的に加熱を停止するべき加熱停止要求状態が検出された場合には、前記加熱手段からの加熱を停止する加熱停止制御を行い、前記再現動作を中止する、
加熱調理システム。 - 請求項1または2に記載の加熱調理システムであって、
前記端末装置は、
前記操作情報の作成開始を要求する記録開始指示が入力されると、前記調理器動作要求情報の1つである記録開始要求情報を、前記制御手段に送信し、
前記操作情報の作成終了を要求する記録終了指示が入力されると、前記調理器動作要求情報の1つである記録終了要求情報を、前記制御手段に送信し、前記制御手段が作成した前記操作情報と前記加熱調理器識別情報とを含む前記調理履歴情報を含む記録応答情報を前記制御手段から受信し、受信した前記記録応答情報に含まれている前記調理履歴情報を前記端末装置に記憶し、
前記端末装置に記憶されている複数の前記調理履歴情報の中から1つまたは複数が選択されて、前記調理履歴情報の記憶を要求する記憶指示が入力されると、前記調理器動作要求情報の1つであって選択された前記調理履歴情報を含む記憶要求情報を、前記制御手段に送信し、
前記記憶手段に記憶されている複数の前記調理履歴情報の中から1つが選択されて、前記再現動作を要求する再現開始指示が入力されると、前記調理器動作要求情報の1つであって選択された前記調理履歴情報を識別可能な前記レシピ識別情報を含む再現開始要求情報を、前記制御手段に送信し、
前記制御手段は、
前記端末装置から前記記録開始要求情報を受信すると、前記操作情報の作成を開始し、
前記端末装置から前記記録終了要求情報を受信すると、前記操作情報の作成を終了して、作成した前記操作情報と前記加熱調理器識別情報とを含む前記調理履歴情報を前記記憶手段に記憶し、作成した前記調理履歴情報を含む前記記録応答情報を、前記端末装置に送信し、
前記端末装置から前記記憶要求情報を受信すると、受信した前記記憶要求情報に含まれている前記調理履歴情報を、前記記憶手段に記憶し、
前記端末装置から前記再現開始要求情報を受信すると、受信した前記再現開始要求情報に含まれている前記レシピ識別情報に対応する前記調理履歴情報に含まれている前記操作情報に基づいて、前記再現動作を実行する、
加熱調理システム。 - 請求項3に記載の加熱調理システムであって、
前記調理履歴情報に含まれている前記操作情報に同期させた動画情報または音声情報である調理実演情報が、前記端末装置の動画記録手段または録音手段の少なくとも一方である記録手段、あるいは前記端末装置とは別体とされた動画記録手段または録音手段の少なくとも一方である記録手段、にて作成され、
前記端末装置は、
前記記録開始要求情報を前記制御手段に送信した場合、前記記録手段に前記調理実演情報の作成を開始させ、
前記記録終了要求情報を前記制御手段に送信した場合、前記記録応答情報を前記制御手段から受信するとともに前記記録手段に前記調理実演情報の作成を終了させて前記調理実演情報を前記記録手段から取得し、受信した前記記録応答情報に含まれている前記調理履歴情報に前記調理実演情報を含めた新たな前記調理履歴情報を作成して前記端末装置に記憶し、前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報を含む前記記憶要求情報を、前記制御手段に送信し、
前記登録要求情報を前記サーバに送信する場合、前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報を含む前記登録要求情報を、前記サーバに送信し、
前記サーバから前記読み出し応答情報を受信した場合、前記読み出し応答情報には、前記レシピ識別情報と前記加熱調理器識別情報とに対応する前記調理履歴情報であって前記調理実演情報が含まれている前記調理履歴情報が含まれており、
前記記憶要求情報を前記制御手段に送信した場合、前記記憶要求情報には、前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報が含まれており、
前記記憶手段に記憶されている複数の前記調理履歴情報の中から1つが選択されて当該調理履歴情報に対応付けられている前記調理実演情報の読み出しを要求する実演要求情報を前記制御手段に送信した場合、前記制御手段から前記実演要求情報に対応する前記調理実演情報を受信し、
前記サーバは、
前記登録要求情報を受信した場合、受信した前記登録要求情報に含まれている前記調理履歴情報であって前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報を登録し、
前記読み出し要求情報を受信した場合、受信した前記読み出し要求情報に含まれている前記レシピ識別情報と前記加熱調理器識別情報とに対応する前記調理履歴情報であって前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報を含む前記読み出し応答情報を作成し、作成した前記読み出し応答情報を前記端末装置に送信し、
前記制御手段は、
前記端末装置から前記記憶要求情報を受信すると、受信した前記記憶要求情報に含まれている前記調理履歴情報であって前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報を、前記記憶手段に記憶し、
前記端末装置から前記実演要求情報を受信すると、受信した前記実演要求情報に対応する前記調理実演情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した前記調理実演情報を、前記端末装置に送信し、
前記端末装置は、
前記再現開始要求情報を送信した場合、当該送信に同期させて、前記再現開始要求情報に含まれている前記レシピ識別情報に対応する前記調理実演情報の再生を開始することで、前記加熱調理器の前記再現動作に同期させて前記調理実演情報を再生する、
加熱調理システム。 - 請求項3または4に記載の加熱調理システムであって、
前記端末装置は、
前記サーバへのユーザの登録を要求するユーザ登録指示が入力されると、ユーザを識別可能なユーザ識別情報を含むユーザ登録要求情報を、前記サーバに送信し、
前記サーバに前記読み出し要求情報を送信する場合、前記ユーザ識別情報を含む前記読み出し要求情報を送信し、
前記サーバに前記登録要求情報を送信する場合、前記ユーザ識別情報を含む前記調理履歴情報を含む前記登録要求情報を送信し、
前記サーバは、
前記端末装置から前記ユーザ登録要求情報を受信すると、受信した前記ユーザ登録要求情報に含まれている前記ユーザ識別情報に対応する仮想口座を開設し、前記ユーザ識別情報と前記仮想口座を含むユーザ情報を記憶し、
前記ユーザ情報に記憶されている各前記ユーザ識別情報に対応付けられている各前記仮想口座から定期的に定期利用料金または定期利用ポイントを徴収、あるいは、前記読み出し要求情報を受信する毎に、受信した前記読み出し要求情報に含まれている前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記仮想口座から随時利用料金または随時利用ポイントを徴収、の少なくとも一方の徴収を行い、
前記登録要求情報を受信する毎に、受信した前記登録要求情報に含まれている前記調理履歴情報に含まれている前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記仮想口座に登録報酬料金または登録報酬ポイントを付与、あるいは、前記読み出し応答情報を送信する毎に、送信する前記読み出し応答情報に含まれている前記調理履歴情報に含まれている前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記仮想口座に随時報酬料金または随時報酬ポイントを付与、の少なくとも一方の付与を行う、
加熱調理システム。 - 請求項3~5のいずれか一項に記載の加熱調理システムにおいて前記端末装置にて実行されるアプリケーションプログラムであって、
前記端末装置を、
前記端末装置に前記記録開始指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記録開始要求情報を送信させる、記録開始要求手段、
前記端末装置に前記記録終了指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記録終了要求情報を送信させる、記録終了要求手段、
前記端末装置に前記登録指示が入力されると、前記端末装置から前記サーバに向けて前記登録要求情報を送信させる、サーバ登録要求手段、
前記端末装置に前記読み出し指示が入力されると、前記端末装置から前記サーバに向けて前記読み出し要求情報を送信させる、サーバ読み出し要求手段、
前記端末装置に前記記憶指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記憶要求情報を送信させる、記憶要求手段、
前記端末装置に前記再現開始指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記再現開始要求情報を送信させる、再現開始要求手段、
として機能させる、
アプリケーションプログラム。 - 請求項4に記載の加熱調理システムにおいて前記端末装置にて実行されるアプリケーションプログラムであって、
前記端末装置を、
前記端末装置に前記記録開始指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記録開始要求情報を送信させ、前記操作情報に同期させた前記調理実演情報の作成を開始させる、記録同期実演開始要求手段、
前記端末装置に前記記録終了指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記録終了要求情報を送信させる、記録終了要求手段、
前記端末装置に前記登録指示が入力されると、前記端末装置から前記サーバに向けて前記登録要求情報を送信させる、サーバ登録要求手段、
前記端末装置に前記読み出し指示が入力されると、前記端末装置から前記サーバに向けて前記読み出し要求情報を送信させる、サーバ読み出し要求手段、
前記端末装置に前記記憶指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記憶要求情報を送信させる、記憶要求手段、
前記端末装置に前記再現開始指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記再現開始要求情報を送信させ、当該送信に同期させて、前記再現開始要求情報に含まれている前記レシピ識別情報に対応する前記調理実演情報の再生を開始させる、再現同期再生開始要求手段、
として機能させる、
アプリケーションプログラム。
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