JP7008002B2 - ガスコンロ、加熱調理システム、及びアプリケーションプログラム - Google Patents

ガスコンロ、加熱調理システム、及びアプリケーションプログラム Download PDF

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本発明は、調理の際に使用する加熱調理器の動作状態の記録と再現が可能な、ガスコンロ、加熱調理システム、及びアプリケーションプログラムに関する。
従来より、ガスコンロやIH調理器等の加熱調理器が調理時に使用されている。調理には経験と技量を必要とするため、経験や技量の未熟なユーザが初めて挑戦する調理では、失敗する場合が多い。そこで、近年では、種々の調理のレシピ(調理法)が、書籍やインターネットのサイト等にて提供されている。しかし、加熱調理器の火加減(加熱加減)の調整量や、火加減(加熱加減)の調整タイミング等が重要な調理の場合、レシピ通りに調理を行っているつもりであっても、実際にはレシピ通りの火加減(加熱加減)の調整量や調整タイミングになっておらず、調理に失敗する場合がある。そこで、初めて挑戦する調理であっても、失敗することなく手軽に調理できるように、加熱調理器の火加減(加熱加減)の調整量や調整タイミングを、レシピ通りに実行することができる加熱調理器が望まれている。
例えば特許文献1には、ユーザが実際に調理をした際の加熱加減の調整量や調整タイミングを記憶して、その加熱加減の調整量や調整タイミングを自動的に再現することが可能な加熱調理器(IH調理器)が開示されている。
また特許文献2や特許文献3には、火加減(加熱加減)の調整量や調整タイミングが設定された複数のメニューデータが予め設定されており、スマートフォン等を用いてユーザがメニューデータを選択すると、火加減(加熱加減)の調整量や調整タイミングを自動的に変更する加熱調理システムが開示されている。
特開2007-10252号公報 特開2015-158345号公報 特開2017-116161号公報
特許文献1に記載の加熱調理器は、その加熱調理器の動作状態(加熱加減の調整量や調整タイミングの変更)を記憶して再現するものであるので、その加熱調理器で行った調理でなければ再現することができない。
また特許文献2及び特許文献3では、予め用意されたメニューデータの中から選択した調理に対して加熱調理器の動作状態(加熱加減の調整量や調整タイミングの変更)を自動的に再現できるが、ユーザ独自の加熱加減の調整量や調整タイミングを再現することができない。
また特許文献1、特許文献2、特許文献3はいずれも、加熱調理器の動作の再現時において、例えば、吹きこぼれの発生や飛来してきた可燃物に火が燃え移った等、想定外の事態の発生によって消火するべき状態(加熱を停止するべき状態)に陥った場合、安全を優先して消火する点について、記載が見受けられない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、加熱調理器の加熱加減の調整量や調整タイミングを自動的に変更する再現動作をより安全に行うことが可能な、あるいは、予め用意された再現動作もユーザが実際に行った調理の再現動作も可能な、ガスコンロ、加熱調理システム、及びアプリケーションプログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の発明は、燃料であるガスを燃焼させるバーナーと、前記バーナーへガスを供給する配管を開閉する電磁弁と、前記バーナーへのガスの供給量を調整する火力調整手段と、前記バーナーに供給されたガスに着火する着火手段と、前記バーナーに載置された調理器具の温度を検出する温度検出手段、または前記バーナーの炎を検出する炎検出手段、の少なくとも一方を含む加熱状態検出手段と、制御手段と、記憶手段と、を有するガスコンロであって、前記制御手段は、記録開始指示が入力されると、前記電磁弁の動作状態、前記火力調整手段の調整量、を含む前記ガスコンロの動作状態を経過時間とともに記録した操作情報の作成を開始し、記録終了指示が入力されると、前記操作情報の作成を終了して、作成した前記操作情報を含む調理履歴情報を前記記憶手段に記憶し、前記記憶手段に記憶されている1つまたは複数の前記調理履歴情報の中から1つが選択されて再現開始指示が入力されると、選択された前記調理履歴情報に含まれている前記操作情報に基づいて前記ガスコンロの動作状態を再現させる再現動作を実行し、前記再現動作中において、前記加熱状態検出手段を用いて検出した温度または炎の少なくとも一方に基づいて、強制的にガスを遮断するべき遮断要求状態が検出された場合には、前記電磁弁を制御して前記配管を閉鎖して、前記再現動作を中止する、ガスコンロである。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係るガスコンロであって、前記ガスコンロは、無線通信手段を有し、前記無線通信手段を介して、スマートフォンまたはパーソナルコンピュータを含む端末装置と情報の送受信が可能であり、前記端末装置は、前記記録開始指示が入力されると、記録開始要求情報を、前記制御手段に送信し、前記記録終了指示が入力されると、記録終了要求情報を、前記制御手段に送信し、前記記憶手段に記憶されている1つまたは複数の前記調理履歴情報の中から1つが選択されて、前記再現開始指示が入力されると、選択された前記調理履歴情報を識別可能なレシピ識別情報を含む再現開始要求情報を、前記制御手段に送信し、前記制御手段は、前記無線通信手段を介して前記端末装置から前記記録開始要求情報を受信すると、前記記録開始指示が入力されたと認識し、前記無線通信手段を介して前記端末装置から前記記録終了要求情報を受信すると、前記記録終了指示が入力されたと認識し、前記無線通信手段を介して、前記端末装置から前記再現開始要求情報を受信すると、前記再現開始指示が入力されたと認識し、前記再現開始要求情報に含まれている前記レシピ識別情報に対応する前記調理履歴情報に含まれている前記操作情報に基づいて前記再現動作を実行する、ガスコンロである。
次に、本発明の第3の発明は、加熱調理器と、スマートフォンまたはパーソナルコンピュータを含む端末装置と、通信回線に接続されたサーバと、を有する加熱調理システムであって、前記加熱調理器は、載置された調理器具を加熱する加熱手段と、前記加熱手段の熱量を調整する熱量調整手段と、前記加熱手段に載置された前記調理器具の温度を含む加熱状態を検出する加熱状態検出手段と、前記端末装置と情報の送受信を可能とする無線通信手段と、制御手段と、記憶手段と、を有し、前記記憶手段には、前記加熱調理器の種類と型式を特定可能な加熱調理器識別情報が記憶されており、前記端末装置は、前記通信回線を介して前記サーバと送受信が可能であり、前記熱量調整手段の調整量を含む前記加熱調理器の動作状態を経過時間とともに記録した操作情報の作成、または、前記操作情報に基づいて前記加熱調理器の動作状態を再現させる再現動作、または、前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む調理履歴情報の記憶、を要求する調理器動作指示が入力されると、入力された前記調理器動作指示に応じた調理器動作要求情報を、前記制御手段に送信し、前記サーバへの前記調理履歴情報の登録または読み出しを要求するサーバ動作指示が入力されると、入力された前記サーバ動作指示に応じたサーバ動作要求情報を、前記サーバに送信し、前記サーバは、前記端末装置から前記サーバ動作要求情報を受信すると、前記サーバ動作要求情報にて前記調理履歴情報の登録が要求された場合は、前記端末装置から受信した前記調理履歴情報を、前記サーバに登録し、前記加熱調理器識別情報を含む前記サーバ動作要求情報にて前記調理履歴情報の読み出しが要求された場合は、前記サーバに登録されている複数の前記調理履歴情報の中から前記端末装置に指定された前記調理履歴情報であって前記サーバ動作要求情報に含まれている前記加熱調理器識別情報に対応する前記調理履歴情報を、前記端末装置に送信し、前記制御手段は、前記端末装置から前記調理器動作要求情報を受信すると、前記調理器動作要求情報にて前記操作情報の作成が要求された場合は、前記操作情報を作成して前記操作情報を含む前記調理履歴情報を前記記憶手段に記憶し、前記調理器動作要求情報にて前記調理履歴情報の記憶が要求された場合は、前記端末装置から受信した前記調理履歴情報を、前記記憶手段に記憶し、前記調理器動作要求情報にて前記再現動作の要求がされた場合は、再現の対象となる前記調理履歴情報に含まれている前記操作情報に基づいて、前記再現動作を実行する、加熱調理システムである。
次に、本発明の第4の発明は、上記第3の発明に係る加熱調理システムであって、前記制御手段は、前記再現動作中において、前記加熱状態検出手段を用いて検出した加熱状態に基づいて、強制的に加熱を停止するべき加熱停止要求状態が検出された場合には、前記加熱手段からの加熱を停止する加熱停止制御を行い、前記再現動作を中止する、加熱調理システムである。
次に、本発明の第5の発明は、上記第3の発明または第4の発明に係る加熱調理システムであって、前記端末装置は、前記操作情報の作成開始を要求する記録開始指示が入力されると、前記調理器動作要求情報の1つである記録開始要求情報を、前記制御手段に送信し、前記操作情報の作成終了を要求する記録終了指示が入力されると、前記調理器動作要求情報の1つである記録終了要求情報を、前記制御手段に送信し、前記制御手段が作成した前記操作情報と前記加熱調理器識別情報とを含む前記調理履歴情報を含む記録応答情報を前記制御手段から受信し、受信した前記記録応答情報に含まれている前記調理履歴情報を前記端末装置に記憶し、前記記録応答情報に含まれている前記調理履歴情報の登録を要求する登録指示が入力されると、前記サーバ動作要求情報の1つであって前記記録応答情報に含まれている前記調理履歴情報を含む登録要求情報を、前記サーバに送信し、前記サーバに登録されている複数の前記調理履歴情報の中から1つまたは複数が選択されて、前記調理履歴情報の読み出しを要求する読み出し指示が入力されると、前記サーバ動作要求情報の1つであって選択された前記調理履歴情報を識別可能なレシピ識別情報と前記加熱調理器識別情報とを含む読み出し要求情報を、前記サーバに送信し、前記レシピ識別情報と前記加熱調理器識別情報とに対応する前記調理履歴情報が含まれている読み出し応答情報を、前記サーバから受信し、受信した前記読み出し応答情報に含まれている前記調理履歴情報を、前記端末装置に記憶し、前記端末装置に記憶されている複数の前記調理履歴情報の中から1つまたは複数が選択されて、前記調理履歴情報の記憶を要求する記憶指示が入力されると、前記調理器動作要求情報の1つであって選択された前記調理履歴情報を含む記憶要求情報を、前記制御手段に送信し、前記記憶手段に記憶されている複数の前記調理履歴情報の中から1つが選択されて、前記再現動作を要求する再現開始指示が入力されると、前記調理器動作要求情報の1つであって選択された前記調理履歴情報を識別可能な前記レシピ識別情報を含む再現開始要求情報を、前記制御手段に送信し、前記サーバは、前記端末装置から前記登録要求情報を受信すると、受信した前記登録要求情報に含まれている前記調理履歴情報を、登録し、前記端末装置から前記読み出し要求情報を受信すると、受信した前記読み出し要求情報に含まれている前記レシピ識別情報と前記加熱調理器識別情報とに対応する前記調理履歴情報を含む前記読み出し応答情報を作成し、作成した前記読み出し応答情報を、前記端末装置に送信し、前記制御手段は、前記端末装置から前記記録開始要求情報を受信すると、前記操作情報の作成を開始し、前記端末装置から前記記録終了要求情報を受信すると、前記操作情報の作成を終了して、作成した前記操作情報と前記加熱調理器識別情報とを含む前記調理履歴情報を前記記憶手段に記憶し、作成した前記調理履歴情報を含む前記記録応答情報を、前記端末装置に送信し、前記端末装置から前記記憶要求情報を受信すると、受信した前記記憶要求情報に含まれている前記調理履歴情報を、前記記憶手段に記憶し、前記端末装置から前記再現開始要求情報を受信すると、受信した前記再現開始要求情報に含まれている前記レシピ識別情報に対応する前記調理履歴情報に含まれている前記操作情報に基づいて、前記再現動作を実行する、加熱調理システムである。
次に、本発明の第6の発明は、上記第5の発明に係る加熱調理システムであって、前記調理履歴情報に含まれている前記操作情報に同期させた動画情報または音声情報である調理実演情報が、前記端末装置の動画記録手段または録音手段の少なくとも一方である記録手段、あるいは前記端末装置とは別体とされた動画記録手段または録音手段の少なくとも一方である記録手段、にて作成され、前記端末装置は、前記記録開始要求情報を前記制御手段に送信した場合、前記記録手段に前記調理実演情報の作成を開始させ、前記記録終了要求情報を前記制御手段に送信した場合、前記記録応答情報を前記制御手段から受信するとともに前記記録手段に前記調理実演情報の作成を終了させて前記調理実演情報を前記記録手段から取得し、受信した前記記録応答情報に含まれている前記調理履歴情報に前記調理実演情報を含めた新たな前記調理履歴情報を作成して前記端末装置に記憶し、前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報を含む前記記憶要求情報を、前記制御手段に送信し、前記登録要求情報を前記サーバに送信する場合、前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報を含む前記登録要求情報を、前記サーバに送信し、前記サーバから前記読み出し応答情報を受信した場合、前記読み出し応答情報には、前記レシピ識別情報と前記加熱調理器識別情報とに対応する前記調理履歴情報であって前記調理実演情報が含まれている前記調理履歴情報が含まれており、前記記憶要求情報を前記制御手段に送信した場合、前記記憶要求情報には、前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報が含まれており、前記記憶手段に記憶されている複数の前記調理履歴情報の中から1つが選択されて当該調理履歴情報に対応付けられている前記調理実演情報の読み出しを要求する実演要求情報を前記制御手段に送信した場合、前記制御手段から前記実演要求情報に対応する前記調理実演情報を受信し、前記サーバは、前記登録要求情報を受信した場合、受信した前記登録要求情報に含まれている前記調理履歴情報であって前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報を登録し、前記読み出し要求情報を受信した場合、受信した前記読み出し要求情報に含まれている前記レシピ識別情報と前記加熱調理器識別情報とに対応する前記調理履歴情報であって前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報を含む前記読み出し応答情報を作成し、作成した前記読み出し応答情報を前記端末装置に送信し、前記制御手段は、前記端末装置から前記記憶要求情報を受信すると、受信した前記記憶要求情報に含まれている前記調理履歴情報であって前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報を、前記記憶手段に記憶し、前記端末装置から前記実演要求情報を受信すると、受信した前記実演要求情報に対応する前記調理実演情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した前記調理実演情報を、前記端末装置に送信し、前記端末装置は、前記再現開始要求情報を送信した場合、当該送信に同期させて、前記再現開始要求情報に含まれている前記レシピ識別情報に対応する前記調理実演情報の再生を開始することで、前記加熱調理器の前記再現動作に同期させて前記調理実演情報を再生する、加熱調理システムである。
次に、本発明の第7の発明は、上記第5の発明または第6の発明に係る加熱調理システムであって、前記端末装置は、前記サーバへのユーザの登録を要求するユーザ登録指示が入力されると、ユーザを識別可能なユーザ識別情報を含むユーザ登録要求情報を、前記サーバに送信し、前記サーバに前記読み出し要求情報を送信する場合、前記ユーザ識別情報を含む前記読み出し要求情報を送信し、前記サーバに前記登録要求情報を送信する場合、前記ユーザ識別情報を含む前記調理履歴情報を含む前記登録要求情報を送信し、前記サーバは、前記端末装置から前記ユーザ登録要求情報を受信すると、受信した前記ユーザ登録要求情報に含まれている前記ユーザ識別情報に対応する仮想口座を開設し、前記ユーザ識別情報と前記仮想口座を含むユーザ情報を記憶し、前記ユーザ情報に記憶されている各前記ユーザ識別情報に対応付けられている各前記仮想口座から定期的に定期利用料金または定期利用ポイントを徴収、あるいは、前記読み出し要求情報を受信する毎に、受信した前記読み出し要求情報に含まれている前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記仮想口座から随時利用料金または随時利用ポイントを徴収、の少なくとも一方の徴収を行い、前記登録要求情報を受信する毎に、受信した前記登録要求情報に含まれている前記調理履歴情報に含まれている前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記仮想口座に登録報酬料金または登録報酬ポイントを付与、あるいは、前記読み出し応答情報を送信する毎に、送信する前記読み出し応答情報に含まれている前記調理履歴情報に含まれている前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記仮想口座に随時報酬料金または随時報酬ポイントを付与、の少なくとも一方の付与を行う、加熱調理システムである。
次に、本発明の第8の発明は、上記第5の発明~第7の発明のいずれか1つに係る加熱調理システムにおいて端末装置にて実行されるアプリケーションプログラムであって、前記端末装置を、前記端末装置に前記記録開始指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記録開始要求情報を送信させる、記録開始要求手段、前記端末装置に前記記録終了指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記録終了要求情報を送信させる、記録終了要求手段、前記端末装置に前記登録指示が入力されると、前記端末装置から前記サーバに向けて前記登録要求情報を送信させる、サーバ登録要求手段、前記端末装置に前記読み出し指示が入力されると、前記端末装置から前記サーバに向けて前記読み出し要求情報を送信させる、サーバ読み出し要求手段、前記端末装置に前記記憶指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記憶要求情報を送信させる、記憶要求手段、前記端末装置に前記再現開始指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記再現開始要求情報を送信させる、再現開始要求手段、として機能させる、アプリケーションプログラムである。
次に、本発明の第9の発明は、上記第6の発明に係る加熱調理システムにおいて端末装置にて実行されるアプリケーションプログラムであって、前記端末装置を、前記端末装置に前記記録開始指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記録開始要求情報を送信させ、前記操作情報に同期させた前記調理実演情報の作成を開始させる、記録同期実演開始要求手段、前記端末装置に前記記録終了指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記録終了要求情報を送信させる、記録終了要求手段、前記端末装置に前記登録指示が入力されると、前記端末装置から前記サーバに向けて前記登録要求情報を送信させる、サーバ登録要求手段、前記端末装置に前記読み出し指示が入力されると、前記端末装置から前記サーバに向けて前記読み出し要求情報を送信させる、サーバ読み出し要求手段、前記端末装置に前記記憶指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記憶要求情報を送信させる、記憶要求手段、前記端末装置に前記再現開始指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記再現開始要求情報を送信させ、当該送信に同期させて、前記再現開始要求情報に含まれている前記レシピ識別情報に対応する前記調理実演情報の再生を開始させる、再現同期再生開始要求手段、として機能させる、アプリケーションプログラムである。
第1の発明によれば、再現動作中において、遮断要求状態が検出された場合には、電磁弁を制御して配管を閉鎖してガスを遮断するので、着火の失敗や吹きこぼれの発生や飛来してきた可燃物に火が燃え移った等、想定外の事態の発生によってガスを遮断するべき状態に陥った場合、安全である。従って、加熱調理器の火加減の調整量や調整タイミングを自動的に変更する再現動作をより安全に行うことが可能である。
第2の発明によれば、使い慣れた端末装置を用いて、記録開始指示等を入力することができるので、便利である。また、端末装置の比較的大きな画面を利用することができるので、種々の情報等を端末装置の画面を利用して表示することが可能であり、より便利である。
第3の発明によれば、加熱調理器と端末装置を用いて作成した調理履歴情報をサーバに登録可能であるとともに、サーバから任意の調理履歴情報を読み出して加熱調理器と端末装置を用いて再現動作をさせることが可能である。従って、複数のユーザで調理履歴情報を共有することが可能であり、予め用意された再現動作(サーバから読み出した調理履歴情報を用いた再現動作)も、ユーザが実際に行った調理の再現動作も可能な加熱調理システムを実現できる。
第4の発明によれば、吹きこぼれの発生や飛来してきた可燃物に火が燃え移った等、想定外の事態の発生によって加熱を停止するべき状態に陥った場合、安全に加熱を停止することができる。従って、加熱調理器の火加減の調整量や調整タイミングを自動的に変更する再現動作をより安全に行うことが可能である。
第5の発明によれば、サーバ、端末装置、加熱調理器の制御手段、の間で、適切な送受信を行って、予め用意された調理履歴情報に基づいた再現動作も、ユーザが自身で作成した調理履歴情報に基づいた再現動作も可能な、加熱調理システムを適切に実現することができる。
第6の発明によれば、調理履歴情報を用いた加熱調理器の再現動作と同期させて調理実演情報(調理の動画、調理の音声等)の再生を端末装置で行うことで、ユーザは、より適切に調理を行うことができる。
第7の発明によれば、ユーザからより多くの、かつ、より魅力的な調理の、調理履歴情報が登録されるようになり、多数のユーザによる調理履歴情報の登録と読出しを活性化させることができる。
第8の発明によれば、加熱調理システムにおいて必要なアプリケーションプログラムを、適切に実現することができる。
第9の発明によれば、操作情報の作成に同期させた調理実演情報の作成と、再現動作に同期させた調理実演情報の再生と、を適切に実行することができる。
第1の実施の形態における加熱調理器(ガスコンロ)の全体構成の例を説明する図である。 図1に示す加熱調理器(ガスコンロ)における右加熱手段(右コンロ)の構成の例を説明する図である。 第1の実施の形態の加熱調理器における制御装置(制御手段)への入力、及び制御装置(制御手段)からの出力を説明する図である。 第1の実施の形態における加熱調理器の制御装置(制御手段)の状態遷移の例を説明する図である。 図4に示す状態遷移図における、それぞれのイベント(ev)/処理(pr)の内容を説明する図である。 加熱調理器の動作状態が記録された操作情報の例を説明する図である。 第1の実施の形態における調理履歴情報(操作情報を含む調理履歴情報)の例を説明する図である。 第2の実施の形態の加熱調理器(ガスコンロ)における制御装置(制御手段)への入力、及び制御装置(制御手段)からの出力を説明する図である。 第2の実施の形態における端末装置の状態遷移の例を説明する図である。 図9に示す状態遷移図における、それぞれのイベント(evm)/処理(prm)の内容を説明する図である。 第3の実施の形態の加熱調理システム、及び加熱調理器(ガスコンロ)における制御装置(制御手段)への入力、及び制御装置(制御手段)からの出力を説明する図である。 第3の実施の形態における他の例の加熱調理(IH調理器)の全体構成の例を説明する図である。 第3の実施の形態の他の例の加熱調理システム、及び他の例の加熱調理器(IH調理器)における制御装置(制御手段)への入力、及び制御装置(制御手段)からの出力を説明する図である。 第3の実施の形態における端末装置の状態遷移の例を説明する図である。 図14に示す状態遷移図における、それぞれのイベント(evm)/処理(prm)の内容を説明する図である。 第3の実施の形態におけるサーバの状態遷移の例を説明する図である。 図16に示す状態遷移図における、それぞれのイベント(evv)/処理(prv)の内容を説明する図である。 第3の実施の形態における加熱調理器の制御手段の状態遷移の例を説明する図である。 図18に示す状態遷移図における、それぞれのイベント(ev)/処理(pr)の内容を説明する図である。 第3の実施の形態における調理履歴情報(操作情報を含む調理履歴情報)の例を説明する図である。 第4の実施の形態の加熱調理システム、及び加熱調理器(ガスコンロ)における制御装置(制御手段)への入力、及び制御装置(制御手段)からの出力を説明する図である。 第4の実施の形態の他の例の加熱調理システム、及び他の例の加熱調理器(IH調理器)における制御装置(制御手段)への入力、及び制御装置(制御手段)からの出力を説明する図である。 第4の実施の形態における端末装置の状態遷移の例を説明する図である。 図23に示す状態遷移図における、それぞれのイベント(evm)/処理(prm)の内容を説明する図である。 第4の実施の形態におけるサーバの状態遷移の例を説明する図である。 図25に示す状態遷移図における、それぞれのイベント(evv)/処理(prv)の内容を説明する図である。 第4の実施の形態における加熱調理器の制御手段の状態遷移の例を説明する図である。 図27に示す状態遷移図における、それぞれのイベント(ev)/処理(pr)の内容を説明する図である。 第4の実施の形態において、記録手段(動画記録手段、録音手段)が端末装置とは別体の場合における、記録手段の状態遷移の例を説明する図である。 図29に示す状態遷移図における、それぞれのイベント(eve)/処理(pre)の内容を説明する図である。 第4の実施の形態における調理履歴情報(操作情報と調理実演情報を含む調理履歴情報)の例を説明する図である。 第5の実施の形態の加熱調理システムのイメージを説明する図である。 第5の実施の形態における端末装置の状態遷移の例を説明する図である。 図33に示す状態遷移図における、それぞれのイベント(evm)/処理(prm)の内容を説明する図である。 第5の実施の形態におけるサーバの状態遷移の例を説明する図である。 図35に示す状態遷移図における、それぞれのイベント(evv)/処理(prv)の内容を説明する図である。 第5の実施の形態におけるユーザ情報(ユーザ識別情報と仮想口座を含むユーザ情報)の例を説明する図である。
以下に本発明を実施するための第1の実施の形態~第5の実施の形態を、図面を用いて説明する。第1の実施の形態では加熱調理器10(ガスコンロ)について説明し、第2の実施の形態ではスマートフォン等の端末装置を利用できる加熱調理器10A(ガスコンロ)について説明し、第3~第5の実施の形態では、加熱調理器と端末装置とサーバとを有する加熱調理システムについて説明する。
●●[第1の実施の形態(図1~図7)]
●[加熱調理器10の全体構成(図1~図3)]
第1の実施の形態は、加熱調理器10(この場合、ガスコンロ)のみで、加熱調理器の動作状態の記録と再現動作が可能であり、再現動作中においてガスを遮断するべき遮断要求状態となった場合に直ちにガスを遮断して、再現動作を中止させる点が特徴である。まず、図1~図3を用いて、加熱調理器10の全体構成について説明する。なお、加熱調理器10はガスコンロであるが、制御手段や各種のセンサや各種のアクチュエータを動作させるための電源に接続する電源接続部CC(図1参照)を有している。
加熱調理器10は、図1に示すように、トッププレート11、本体部12等を有しており、トッププレート11上には、右コンロ13R、左コンロ13L、中央コンロ13C等が配置されており、トッププレート11の奥側には、グリル部13Gから発生した煙等を排出する排気口11Hが形成されている。また本体部12は、グリル部13G、制御装置18、電磁弁21等を収容しており、本体部12の前面には、操作パネル24、24G、操作手段23R、23C、23L、23G等が設けられている。なお、符号14C、14G、14L、14Rは加熱手段(バーナーに相当)であり、符号15C、15G、15L、15Rは温度検出手段(加熱状態検出手段)であり、符号16C、16G、16L、16Rは着火手段であり、符号17C、17G、17L、17Rは炎検出手段(加熱状態検出手段)であり、符号22C、22G、22L、22Rは熱量調整手段(火力調整手段)である。またトッププレート11の手前側には表示手段25が設けられ、本体部12には音声出力手段26が設けられている。加熱状態検出手段(この場合、温度検出手段と炎検出手段)は、加熱手段に載置された調理器具の温度を含む加熱状態を検出する。以下、右コンロ13R、グリル部13Gに関して説明し、左コンロ13L、中央コンロ13Cに関しては右コンロ13Rに関する説明と同様であるので説明を省略する。
まず右コンロ13Rに関する説明を行う。右コンロ13Rは、図1及び図2に示すように、加熱手段14R(バーナーに相当)、温度検出手段15R、炎検出手段17R、着火手段16R、熱量調整手段22R等を有している。図2に示すように、配管H1から供給された燃料であるガスは、手動元栓20と電磁弁21を経由して調整弁22RVに到達する。手動元栓20は、ユーザが手動で開閉動作させる元栓である。電磁弁21は、制御装置18から開閉制御される、いわゆる遮断弁である。調整弁22RVは、熱量調整手段22R(例えば、ステップモータであり、火力調整手段に相当)によって開度が調整される弁であり、加熱手段14Rへのガスの供給量(流量)を調整する。
着火手段16Rは、火花等を発生させて、調整弁22RVによって流量が調整されて加熱手段14Rに供給されたガスを、着火して燃焼状態にする。温度検出手段15Rは、例えば温度センサであり、支持部11R上に載置されたナベ等の調理器具Fの底面に接触して、加熱手段14Rからの燃焼の炎によって加熱された調理器具Fの温度を検出する。炎検出手段17Rは、例えば炎センサであり、加熱手段14Rから炎が発生しているか否かを検出する。
図3に示すように、制御装置18は、制御手段18L、記憶手段18M等を有している。制御手段18Lは、例えばCPUであり、記憶手段18M(例えばFlashメモリ)には、種々のプログラムやデータ等が記憶されている。制御装置18には、操作パネル24からの操作指示や、右コンロ用の操作手段23Rからの操作量が入力される。なお、操作パネル24は、例えば設定温度等を表示する表示手段を有しており、制御装置18から出力される表示用信号に応じた表示を行う。なお、制御手段18Lは、入力された操作指示及び操作量に基づいて熱量調整手段22Rの制御量を算出し、算出した制御量に基づいて、着火手段16Rを制御し、熱量調整手段22Rを制御する。例えば操作手段23Rから着火指示が入力されると、制御手段18Lは、熱量調整手段22Rを制御して加熱手段14Rに適量のガスを供給するとともに着火手段16Rに着火信号を出力して加熱手段14Rから吐出されるガスに着火する。また、例えば熱量調整手段22Rがステップモータの場合、制御手段18Lは、入力された操作指示(設定温度やタイマー時間等)や操作量(操作手段23Rの回転角度等)に基づいて、ステップ量(調整量)を算出し、算出したステップ量を用いて熱量調整手段22R制御して加熱手段14Rからの炎の大きさ(熱量)を制御する。この場合、制御手段18Lが求めたステップ量(調整量)が、調整量検出手段にて検出した調整量に相当するので、制御手段18Lが調整量検出手段を兼用していることになる。
また図3に示すように、右コンロ13Rの温度検出手段15Rからの検出信号は制御装置18に入力され、右コンロ13Rの炎検出手段17Rからの検出信号は制御装置18に入力されている。制御装置18(制御手段18L)は、温度検出手段15Rからの検出信号に基づいて右コンロ13Rに載置された調理器具の底面の温度を検出することが可能であり、炎検出手段17Rからの検出信号に基づいて、右コンロ13Rに炎が発生しているか否かを検出することができる。
次にグリル部13Gに関する説明を行う。グリル部13Gは、図1に示すように、加熱手段14G(バーナー)、温度検出手段15G、炎検出手段17G、着火手段16G、熱量調整手段22G等を有している。熱量調整手段22G(火力調整手段に相当)は、調整弁(図示省略)の開度を制御して、加熱手段14Gへ供給するガスの流量を調整する。
着火手段16Gは、火花等を発生させて、調整弁(図示省略)によって流量が調整されて加熱手段14Gに供給されたガスを、着火して燃焼状態にする。温度検出手段15Gは、例えば温度センサであり、グリル部13G内の空間の温度を検出する。炎検出手段17Gは、例えば炎センサであり、加熱手段14Gから炎が発生しているか否かを検出する。
図3に示すように、制御装置18には、操作パネル24Gからの操作指示や、グリル部用の操作手段23Gからの操作量が入力される。なお、操作パネル24Gは、例えば設定温度等を表示する表示手段を有しており、制御装置18から出力される表示用信号に応じた表示を行う。制御手段18Lは、入力された操作指示及び操作量に基づいて熱量調整手段22Gの制御量を算出し、算出した制御量に基づいて、着火手段16Gを制御し、熱量調整手段22Gを制御する。例えば操作手段23Gから着火指示が入力されると、制御装置18は、熱量調整手段22Gを制御して加熱手段14Gに適量のガスを供給するとともに着火手段16Gに着火信号を出力して加熱手段14Gから吐出されるガスに着火する。また、例えば熱量調整手段22Gがステップモータの場合、制御手段18Lは、入力された操作指示(設定温度やタイマー時間等)や操作量(操作手段23Gの回転角度等)に基づいて、ステップ量(調整量)を算出し、算出したステップ量を用いて熱量調整手段22G制御して加熱手段14Gからの炎の大きさ(熱量)を制御する。この場合、制御手段18Lが求めたステップ量(調整量)が、調整量検出手段にて検出した調整量に相当するので、制御手段18Lが調整量検出手段を兼用していることになる。
また図3に示すように、制御装置18は、音声出力手段26(例えば、スピーカ)へ音声信号を出力することで、操作状態に応じた音声や、警報の報知等を行うことができる。また制御装置18は、表示手段25(例えば、液晶表示装置やタッチパネル)へ表示信号を出力することで、操作状態に応じた表示や、警報の報知等を行うことができる。なお、上述したように、左コンロ13L、中央コンロ13Cに関する説明は、右コンロ13Rに関する説明と同様であるので、説明を省略する。
●[加熱調理器10の制御手段18Lの状態遷移(図4、図5)と、操作情報の例(図6)と、調理履歴情報の例(図7)]
図4は、加熱調理器10の制御装置18に収容されている制御手段18Lが実行する加熱調理器用プログラムの動作を説明する状態遷移図であり、図5は図4の状態遷移図における、各イベント(ev)/処理(pr)の内容を説明する図である。第1の実施の形態では、加熱調理器10(ガスコンロ)のみで、調理履歴情報の作成と、調理履歴情報に基づいた再現動作を行い、再現動作中に遮断要求状態が発生した場合は、直ちにガスを遮断して再現動作を中止させることが特徴である。以下、図4に示す状態遷移図と、図5に示すイベント(ev)/処理(pr)の内容(状態遷移のトリガとなるイベントと、状態遷移時に実行する処理)を用いて、加熱調理器用プログラムの動作について説明する。
●[待機状態S0(図4、図5)]
待機状態S0は、制御手段18L(制御装置18)に電源が投入された際の状態であり、制御手段18Lは、例えば、表示手段に表示されている「メニュー」ボタンあるいは予め操作パネルに用意されている「メニュー」ボタンが操作されると(イベントev01が検出されると)、メニュー表示状態S1に動作状態を遷移させる。
また待機状態S0にて、制御手段18Lは、ガスの利用が開始されると(右加熱手段、左加熱手段、中央加熱手段、グリル加熱手段のいずれかの使用が開始されてイベントev0Zが検出されると)、手動操作状態SZに動作状態を遷移させる。
●[手動操作状態SZ(図4、図5)]
手動操作状態SZは、ユーザが自由に加熱調理器10を操作できる動作状態であり、ユーザは、右加熱手段、左加熱手段、中央加熱手段、グリル加熱手段、の着火/消火、火力調整等を自由に行って、調理を行うことができる。また手動操作状態SZにて、制御手段18Lは、ガスの利用が停止されると(右加熱手段、左加熱手段、中央加熱手段、グリル加熱手段のすべての使用が停止されてイベントevZ0が検出されると)、待機状態S0に動作状態を遷移させる。
●[メニュー表示状態S1(図4、図5)]
メニュー表示状態S1は、例えば表示手段に、調理履歴情報の「記録」、調理履歴情報に基づいた「再現」、不要な調理履歴情報の「削除」を表示し、ユーザからの選択を待つ状態である。
制御手段18Lは、ユーザから「記録」が選択されて(例えば操作パネルの「記録」ボタンまたは表示手段に表示した「記録」ボタンが押されて)記録作成指示が入力されると(イベントev12が検出されると)、記録準備状態S2に動作状態を遷移させる。
またメニュー表示状態S1にて、制御手段18Lは、ユーザから「再現」が選択されて(例えば操作パネルの「再現」ボタンまたは表示手段に表示した「再現」ボタンが押されて)再現指示が入力されると(イベントev15が検出されると)、記憶手段18Mに記憶している調理履歴情報に基づいたレシピ一覧を表示手段に表示(処理pr15を実行)して、再現準備状態S5に動作状態を遷移させる。
またメニュー表示状態S1にて、制御手段18Lは、ユーザから「削除」が選択されて(操作パネルの「削除」ボタンまたは表示手段に表示している「削除」ボタンが押されて)削除指示が入力されると(イベントev1Aが検出されると)、記憶手段18Mに記憶している調理履歴情報に基づいたレシピ一覧を表示手段に表示して、削除準備状態SAに動作状態を遷移させる。
●[操作情報の例(図6)と、調理履歴情報の例(図7)]
なお、記憶手段18Mに記憶されている調理履歴情報は、図7に示すように、レシピ番号、レシピ名、操作情報名、日付等が対応付けて記憶されている。そして操作情報は、図6に示すように、そのレシピ名の調理を行った際の、(右)コンロ、(左)コンロ、(中央)コンロ、グリル部、の各加熱手段の動作履歴が時間の経過とともに記録された情報である。操作情報には、図6に示すように、電磁弁の動作状態、各熱量調整手段の調整量、各着火手段の動作状態、を含む加熱調理器10の動作状態が、経過時間とともに記録されている。例えば、熱量調整手段としてステップモータを用いている場合では、熱量調整手段の調整量は、制御手段18Lにて求めたステップモータのステップ数、となる。そして、表示手段にレシピ一覧が表示される場合、例えば制御手段18Lが、記憶手段18Mに記憶されている調理履歴情報(図7参照)の「レシピ名」を抽出して一覧表示する。
●[記録準備状態S2(図4、図5)]
記録準備状態S2は、図6に示すような操作情報の記録(作成)を行うための準備をする状態であり、ユーザからの記録開始指示等の入力を待っている状態である。また、記録準備状態S2では、表示手段にはレシピ名の入力を促す画面が表示されており、ユーザは所望するレシピ名を入力することができる。なお、デフォルト状態では、レシピ001等の予め用意されたレシピ名が入力されており、ユーザがレシピ名の入力を行わなかった場合は、予め用意されたレシピ名が使用される。
そして、制御手段18Lは、ユーザからの記録開始指示が入力されると(例えば操作パネルの「記録開始」ボタンまたは表示手段に表示した「記録開始」ボタンが押されて、イベントev23が検出されると)、図6の例に示すような操作情報の記録を開始(処理pr23を実行)して、記録状態S3へ動作状態を遷移させる。
また制御手段18Lは、ユーザが戻り操作を行うと(例えば操作パネルの「戻り」ボタンまたは表示手段に表示した「戻り」ボタンが押されて、イベントev21が検出されると)、メニュー表示状態S1へ動作状態を遷移させる。
●[記録状態S3(図4、図5)]
記録状態S3は、図6に示すような操作情報の記録(作成)を実行中の状態であり、制御手段18Lは、自身が制御している熱量調整手段の調整量、電磁弁の制御状態、着火手段の制御状態、等に基づいて操作情報を作成し、ユーザからの記録終了指示の入力を待っている状態である。
制御手段18Lは、ユーザから操作情報の作成終了を要求する記録終了指示が入力されると(例えば操作パネルの「記録終了」ボタンまたは表示手段に表示した「記録終了」ボタンが押されて、イベントev32Aが検出されると)、操作情報の記録を終了して当該操作情報とレシピ名を含む調理履歴情報を記憶手段18Mに記憶(処理pr32Aを実行)して、記録準備状態S2へ動作状態を遷移させる。
また制御手段18Lは、ユーザがキャンセル操作を行うと(例えば操作パネルの「キャンセル」ボタンまたは表示手段に表示した「キャンセル」ボタンを押して、イベントev32Bが検出されると)、調理履歴情報の作成と記憶をキャンセルして記録準備状態S2へ動作状態を遷移させる。
●[再現準備状態S5(図4、図5)]
再現準備状態S5は、調理履歴情報に含まれている操作情報(図6参照)に基づいて、操作情報に記録されている通りに、加熱調理器10の動作を再現する再現動作を開始するための準備をしている状態であり、例えば表示手段には、記憶手段18Mに記憶されている調理履歴情報(図7参照)の「レシピ名」の一覧が表示されている。再現準備状態S5は、制御手段18Lが、ユーザからのレシピ名の選択と、ユーザからの再現開始指示の入力を待っている状態である。
制御手段18Lは、1つまたは複数のレシピ名(すなわち調理履歴情報)の中から1つが選択されて再現開始指示が入力されると(例えば操作パネルの「再現開始」ボタンまたは表示手段に表示した「再現開始」ボタンが押されて、イベントev56が検出されると)、選択された調理履歴情報(レシピ名)に含まれている操作情報(調理履歴情報のレシピ識別情報に対応する操作情報)に基づいて、加熱調理器10の動作状態を再現させる再現動作を開始(処理pr56を実行)して、再現状態S6へ動作状態を遷移させる。
また制御手段18Lは、ユーザが戻り操作を行うと(例えば操作パネルの「戻り」ボタンまたは表示手段に表示した「戻り」ボタンを押すと)(イベントev51が検出されると)、メニュー表示状態S1へ動作状態を遷移させる。
●[再現状態S6(図4、図5)]
再現状態S6は、調理履歴情報に含まれている操作情報に基づいて再現動作を実行中の状態である。なお、再現動作中において、制御手段18Lは、温度検出手段または炎検出手段の少なくとも一方を含む加熱状態検出手段にて、温度または炎の少なくとも一方を監視しており、着火に失敗した状態、異常な温度上昇状態、ガスを吐出中であるにもかかわらず炎が検出されていない状態(立ち消え状態)等の中から少なくとも1つを検出すると、強制的にガスを遮断するべき遮断要求状態であることを検出する。例えば、制御手段18Lは、飛来してきた可燃物に火が燃え移った場合、吹きこぼれによって火炎が立ち消えした場合等では、ガスを遮断して再現動作を中止する。
制御手段18Lは、遮断要求状態を検出すると(イベントev67を検出すると)、電磁弁21を閉鎖状態にして(ガスを遮断して)再現動作を強制的に中止(処理pr67を実行)して、再現中止状態S7へ動作状態を遷移させる。
また制御手段18Lは、再現動作中に遮断要求状態が検出されずに再現動作が無事に終了すると(イベントev68が検出されると)、電磁弁21を閉鎖状態にして(ガスを遮断して)再現動作を終了(処理pr68を実行)して、再現終了状態S8へ動作状態を遷移させる。
また制御手段18Lは、ユーザが戻り操作を行うと(例えば操作パネルの「戻り」ボタンまたは表示手段に表示した「戻り」ボタンを押すと)(イベントev65が検出されると)、電磁弁21を閉鎖状態にして(ガスを遮断して)再現動作を強制的に中止(処理pr65を実行)して、再現準備状態S5へ動作状態を遷移させる。
●[再現中止状態S7(図4、図5)]
再現中止状態S7は、再現動作中に遮断要求状態が検出されて、強制的にガスを遮断及び再現動作を中止した場合の状態であり、表示手段及び音声出力手段には遮断要求状態が検出されたためガスの遮断及び再現動作を中止したことが出力され、ユーザからの戻り操作の入力を待っている状態である。例えば、音声出力手段26から「異常な温度上昇を検出したため(あるいは、炎の立ち消えを検出したため)、ガスを遮断して再現動作を中止しました」等の音声を出力するようにしてもよい。
制御手段18Lは、ユーザが戻り操作を行うと(例えば操作パネルの「戻り」ボタンまたは表示手段に表示した「戻り」ボタンを押すと)(イベントev75が検出されると)、再現準備状態S5へ動作状態を遷移させる。
●[再現終了状態S8(図4、図5)]
再現終了状態S8は、遮断要求状態が検出されることなく再現動作が無事に終了し、ガスを遮断及び再現動作を終了した状態であり、表示手段及び音声出力手段には再現動作が問題無く終了されたことが出力され、ユーザからの戻り操作の入力を待っている状態である。
制御手段18Lは、ユーザが戻り操作を行うと(例えば操作パネルの「戻り」ボタンまたは表示手段に表示した「戻り」ボタンを押すと)(イベントev85が検出されると)、再現準備状態S5へ動作状態を遷移させる。
●[削除準備状態SA(図4、図5)]
削除準備状態SAは、記憶手段18Mに記憶されている1つまたは複数の調理履歴情報の中から、ユーザからの調理履歴情報の選択と削除指示を待っている状態であり、例えば表示手段には、記憶手段18Mに記憶されている調理履歴情報(図7参照)の「レシピ名」の一覧が表示されている。
制御手段18Lは、1つまたは複数のレシピ名(すなわち調理履歴情報)の中から1つが選択されて削除指示が入力されると(例えば操作パネルの「削除」ボタンまたは表示手段に表示した「削除」ボタンが押されて、イベントevABが検出されると)、削除確認状態SBへ動作状態を遷移させる。
また制御手段18Lは、ユーザが戻り操作を行うと(例えば操作パネルの「戻り」ボタンまたは表示手段に表示した「戻り」ボタンを押すと)(イベントevA1が検出されると)、メニュー表示状態S1へ動作状態を遷移させる。
●[削除確認状態SB(図4、図5)]
削除確認状態SBは、ユーザが入力した削除指示に対して、本当に削除してもよいか、確認する状態であり、例えば表示手段には、削除指示がされた調理履歴情報の「レシピ名」と、本当に削除してもよいか等が表示されている。
制御手段18Lは、ユーザから削除指示が入力されると(例えば操作パネルの「削除」ボタンまたは表示手段に表示した「削除」ボタンが押されて、イベントevBAAが検出されると)、該当する調理履歴情報を記憶手段18Mから削除(処理prBAAを実行)して、削除準備状態SAへ動作状態を遷移させる。
また制御手段18Lは、ユーザが戻り操作を行うと(例えば操作パネルの「戻り」ボタンまたは表示手段に表示した「戻り」ボタンを押すと)(イベントevBABが検出されると)、削除を行わずに削除準備状態SAへ動作状態を遷移させる。
●●[第2の実施の形態(図8~図10)]
次に図8~図10を用いて、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対して、図8に示すように端末装置50が追加され、制御装置18Aに無線通信手段18Nが追加され、端末装置50から種々の指示を入力できる点が異なる。なお第1の実施の形態の加熱調理器10は制御装置18を搭載しており、第2の実施の形態の加熱調理器10Aは制御装置18Aを搭載している。以下、第1の実施の形態との相違点について主に説明する。
●[加熱調理器10Aの構成(図8)]
図8に示すように、第2の実施の形態の制御装置18Aは、第1の実施の形態の制御装置18(図3参照)に対して、無線通信手段18Nが追加されている。制御装置18A(制御手段18L)と端末装置50は、例えばBluetooth(登録商標)にて、情報の送受信が可能である。無線通信手段18Nは、例えばBluetooth(登録商標)の電子回路である。制御手段18Lは、無線通信手段18Nを介して、端末装置50と無線にて種々の情報を送受信可能である。また、端末装置50は、スマートフォンまたはパーソナルコンピュータを含み、無線通信手段を有している。端末装置50は、既存の端末装置であるが、以降に説明するアプリケーションプログラムを搭載している。以下では、端末装置50として、スマートフォンを用いた場合の例について説明する。なお、加熱調理器10Aのその他の構成については、第1の実施の形態の加熱調理器10と同様であるので説明を省略する。
●[端末装置50の状態遷移(図9、図10)]
図9は、端末装置50が実行するアプリケーションプログラムの動作を説明する状態遷移図であり、図10は図9の状態遷移図における、各イベント(evm)/処理(prm)の内容を説明する図である。第2の実施の形態では、操作情報(調理履歴情報)の記録開始指示、記録終了指示、再現開始指示等の各種の指示を、端末装置50から行うことができる点が特徴である。以下、図9に示す状態遷移図と、図10に示すイベント(evm)/処理(prm)の内容(状態遷移のトリガとなるイベントと、状態遷移時に実行する処理)を用いて、端末装置50のアプリケーションプログラムについて、各動作状態の説明と、当該動作状態から遷移する際のイベント(evm)/処理(prm)について順に説明する。
●[待機状態SM0(図9、図10)]
待機状態SM0は、端末装置50が起動された状態である。
端末装置50は、アプリケーションプログラムが起動されてメニュー表示指示が入力されると(イベントevm01が検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lにメニュー表示要求情報を送信(処理prm01を実行)して、メニュー表示状態SM1へ動作状態を遷移させる。メニュー表示要求情報を受信した制御手段18Lは、イベントev01のメニュー操作が検出されたと認識して、待機状態S0からメニュー表示状態S1へ動作状態を遷移させる(図4、図5参照)。
●[メニュー表示状態SM1(図9、図10)]
メニュー表示状態SM1は、端末装置50の表示手段に、端末装置用のメニューを表示してユーザからの指示を待っている状態である。メニュー表示状態SM1では、端末装置50の表示手段には、例えば「レシピの作成」、「レシピの再現」、「レシピの削除」等が表示されており、ユーザからの指示を待つ。
端末装置50は、ユーザから「レシピの作成」が選択されて記録作成指示が入力されると(イベントevm12が検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに記録作成要求情報を送信(処理prm12を実行)して、記録指示待ち状態SM2へ動作状態を遷移させる。記録作成要求情報を受信した制御手段18Lは、イベントev12の記録作成指示が入力されたと認識して、メニュー表示状態S1から記録準備状態S2へ動作状態を遷移させる(図4、図5参照)。
端末装置50は、ユーザから「レシピの再現」が選択されて再現指示が入力されると(イベントevm15が検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに再現要求情報を送信して制御手段18Lからレシピ一覧を取得して表示(処理prm15を実行)して、再現指示待ち状態SM5へ動作状態を遷移させる。再現要求情報を受信した制御手段18Lは、イベントev15の再現指示が入力されたと認識して、処理pr15を実行して、メニュー表示状態S1から再現準備状態S5へ動作状態を遷移させる(図4、図5参照)。
端末装置50は、ユーザから「レシピの削除」が選択されて削除指示が入力されると(イベントevm1Aが検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに削除要求情報を送信して制御手段18Lからレシピ一覧を取得して表示(処理prm1Aを実行)して、削除指示待ち状態SMAへ動作状態を遷移させる。削除要求情報を受信した制御手段18Lは、イベントev1Aの削除指示が入力されたと認識して、処理pr1Aを実行して、メニュー表示状態S1から削除準備状態SAへ動作状態を遷移させる(図4、図5参照)。
また制御手段18Lは、ユーザが端末装置50のアプリケーションプログラムを終了させると(イベントevm10が検出されると)、待機状態SM0へ動作状態を遷移させる。
●[記録指示待ち状態SM2(図9、図10)]
記録指示待ち状態SM2は、端末装置50の表示手段に、記録用のメニューを表示してユーザからの指示を待っている状態である。記録指示待ち状態SM2では、端末装置50の表示手段には、例えば「レシピの記録開始」、「レシピの記録終了」、「記録キャンセル」、「戻り」等が表示されており、ユーザからの指示を待つ。また、記録指示待ち状態SM2では、端末装置50の表示手段にはレシピ名の入力を促す画面が表示されており、ユーザは所望するレシピ名を入力することができる。なお、デフォルト状態では、レシピ001等の予め用意されたレシピ名が入力されており、ユーザがレシピ名の入力を行わなかった場合は、予め用意されたレシピ名が使用される。
端末装置50は、ユーザから「レシピの記録開始」が選択されて記録開始指示が入力されると(イベントevm22Aが検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに記録開始要求情報を送信(処理prm22Aを実行)して、動作状態は記録指示待ち状態SM2を維持する。記録開始要求情報を受信した制御手段18Lは、イベントev23の記録開始指示が入力されたと認識して、処理pr23を実行して、記録準備状態S2から記録状態S3へ動作状態を遷移させる(図4、図5参照)。
端末装置50は、ユーザから「レシピの記録終了」が選択されて記録終了指示が入力されると(イベントevm22Bが検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに記録終了要求情報を送信(処理prm22Bを実行)して、動作状態は記録指示待ち状態SM2を維持する。記録終了要求情報を受信した制御手段18Lは、イベントev32Aの記録終了指示が入力されたと認識して、処理pr32Aを実行して、記録状態S3から記録準備状態S2へ動作状態を遷移させる(図4、図5参照)。
端末装置50は、ユーザから「記録キャンセル」が選択されてキャンセル指示が入力されると(イベントevm22Cが検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lにキャンセル要求情報を送信(処理prm22Cを実行)して、動作状態は記録指示待ち状態SM2を維持する。キャンセル要求情報を受信した制御手段18Lは、イベントev32Bのキャンセル操作が行われたと認識して、記録状態S3から記録準備状態S2へ動作状態を遷移させる(図4、図5参照)。
端末装置50は、ユーザから「戻り」が選択されて戻り操作が入力されると(イベントevm21が検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに戻り要求情報を送信(処理prm21を実行)して、メニュー表示状態SM1へ動作状態を遷移させる。戻り要求情報を受信した制御手段18Lは、イベントev21の戻り操作が入力されたと認識して、記録準備状態S2からメニュー表示状態S1へ動作状態を遷移させる(図4、図5参照)。
●[再現指示待ち状態SM5(図9、図10)]
再現指示待ち状態SM5は、端末装置50の表示手段に、再現用のメニューを表示してユーザからの指示を待っている状態である。再現指示待ち状態SM5では、端末装置50の表示手段には、例えば、加熱調理器10Aの制御手段18Lから受信したレシピ一覧が表示され、「レシピの再現開始」、「戻り」等が表示されており、ユーザからの指示を待つ。
端末装置50は、レシピ一覧の中から1つが選択されてユーザから「レシピの再現開始」が選択されて再現開始指示が入力されると(イベントevm55が検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに再現開始要求情報(選択したレシピ(調理履歴情報)を識別可能なレシピ識別情報を含む)を送信(処理prm55を実行)して、動作状態は再現指示待ち状態SM5を維持する。再現開始要求情報を受信した制御手段18Lは、イベントev56の再現開始指示が入力されたと認識して、処理pr56を実行(レシピ識別情報に対応する操作情報(調理履歴情報)に基づいて再現)して、再現準備状態S5から再現状態S6へ動作状態を遷移させる(図4、図5参照)。また制御手段18Lは、再現状態S6から再現中止状態S7へ動作状態を遷移させた場合、イベントev75の戻り操作が入力されたとみなして、再現中止状態S7から再現準備状態S5へ動作状態を遷移させる。また制御手段18Lは、再現状態S6から再現終了状態S8へ動作状態を遷移させた場合、イベントev85の戻り操作が入力されたとみなして、再現終了状態S8から再現準備状態S5へ動作状態を遷移させる。
端末装置50は、ユーザから「戻り」が選択されて戻り操作が入力されると(イベントevm51が検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに戻り要求情報を送信(処理prm51を実行)して、メニュー表示状態SM1へ動作状態を遷移させる。戻り要求情報を受信した制御手段18Lは、イベントev51の戻り操作が入力されたと認識して、再現準備状態S5からメニュー表示状態S1へ動作状態を遷移させる(図4、図5参照)。
●[削除指示待ち状態SMA(図9、図10)]
削除指示待ち状態SMAは、端末装置50の表示手段に、削除用のメニューを表示してユーザからの指示を待っている状態である。削除指示待ち状態SMAでは、端末装置50の表示手段には、例えば、加熱調理器10Aの制御手段18Lから受信したレシピ一覧が表示され、「レシピの削除」、「戻り」等が表示されており、ユーザからの指示を待つ。
端末装置50は、レシピ一覧の中から1つが選択されてユーザから「レシピの削除」が選択されて削除指示が入力されると(イベントevmABが検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに削除実行要求情報(選択した調理履歴情報を識別可能なレシピ識別情報を含む)を送信(処理prmABを実行)して、動作状態は削除指示待ち状態SMAを維持する。削除実行要求情報を受信した制御手段18Lは、イベントevABの削除指示が入力されたと認識して、削除準備状態SAから削除確認状態SBへ動作状態を遷移させる(図4、図5参照)。
端末装置50は、ユーザから「戻り」が選択されて戻り操作が入力されると(イベントevmA1が検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに戻り要求情報を送信(処理prmA1を実行)して、メニュー表示状態SM1へ動作状態を遷移させる。戻り要求情報を受信した制御手段18Lは、イベントevA1の戻り操作が入力されたと認識して、削除準備状態SAからメニュー表示状態S1へ動作状態を遷移させる(図4、図5参照)。
●[削除確認状態SMB(図9、図10)]
削除確認状態SMBは、端末装置50の表示手段に、例えば、選択されたレシピ名(調理履歴情報)を表示して、本当に削除しても良いか、ユーザからの指示を待っている状態である。削除確認状態SMBでは、端末装置50の表示手段には、削除指示待ち状態SMAの際に選択されたレシピ名(調理履歴情報)が表示され、「レシピの削除」、「戻り」等が表示されており、ユーザからの指示を待つ。
端末装置50は、ユーザから「レシピの削除」が選択されて削除指示が入力されると(イベントevmBAAが検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに削除最終実行要求情報(選択した調理履歴情報を識別可能なレシピ識別情報を含む)を送信(処理prmBAAを実行)して、削除指示待ち状態SMAへ動作状態を遷移させる。削除最終実行要求情報を受信した制御手段18Lは、イベントevBAAの削除指示が入力されたと認識して、処理prBAAを実行し、削除確認状態SBから削除準備状態SAへ動作状態を遷移させる(図4、図5参照)。
端末装置50は、ユーザから「戻り」が選択されて戻り操作が入力されると(イベントevmBABが検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに戻り要求情報を送信(処理prmBABを実行)して、削除指示待ち状態SMAへ動作状態を遷移させる。戻り要求情報を受信した制御手段18Lは、イベントevBABの戻り操作が入力されたと認識して、削除確認状態SBから削除準備状態SAへ動作状態を遷移させる(図4、図5参照)。
●[加熱調理器10Aの制御手段18Lの状態遷移の相違点]
次に、制御手段18Lの状態遷移において、第1の実施の形態(図4、図5参照)との相違点について説明する。
●[待機状態S0(図4、図5)]
イベントev01は、「メニュー」ボタンの操作だけでなく、端末装置50からメニュー表示要求情報を受信した場合も、検出される。
●[メニュー表示状態S1(図4、図5)]
イベントev12は、「記録」ボタンの操作だけでなく、端末装置50から記録作成要求情報を受信した場合も、検出される。また、イベントev15は、「再現」ボタンの操作だけでなく、端末装置50から再現要求情報を受信した場合も、検出される。また、イベントev1Aは、「削除」ボタンの操作だけでなく、端末装置50から削除要求情報を受信した場合も、検出される。
●[記録準備状態S2(図4、図5)]
イベントev23は、「記録開始」ボタンの操作だけでなく、端末装置50から記録開始要求情報を受信した場合も、検出される。また、イベントev32は、戻り操作だけでなく、端末装置50から戻り要求情報を受信した場合も、検出される。
●[記録状態S3(図4、図5)]
イベントev32Aは、「記録終了」ボタンの操作だけでなく、端末装置50からの記録終了要求情報を受信した場合も、検出される。またイベントev32Bは、キャンセル操作だけでなく、端末装置50からキャンセル要求情報を受信した場合も、検出される。
●[再現準備状態S5(図4、図5)]
イベントev56は、「再現開始」ボタンの操作だけでなく、端末装置50からの再現開始要求情報を受信した場合も、検出される。また、イベントev51は、戻り操作だけでなく、端末装置50からの戻り要求情報を受信した場合も、検出される。
●[削除準備状態SA(図4、図5)]
イベントevABは、「削除」ボタンの操作だけでなく、端末装置50から削除実行要求情報を受信した場合も、検出される。また、イベントevA1は、戻り操作だけでなく、端末装置50からの戻り要求情報を受信した場合も、検出される。
●[削除確認状態SB(図4、図5)]
イベントevBAAは、「削除」ボタンの操作だけでなく、端末装置50から削除最終実行要求情報を受信した場合も、検出される。また、イベントevBABは、戻り操作だけでなく、端末装置50からの戻り要求情報を受信した場合も、検出される。
●●[第3の実施の形態(図11~図20)]
次に図11~図20を用いて、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、第2の実施の形態に対して、図11に示すように、通信回線56(例えばインターネット)に接続されたサーバ55が追加され、加熱調理器10Aと端末装置50とサーバ55とを有する加熱調理システム3である。これにより、加熱調理器10Aにて作成した調理履歴情報を端末装置50を介してサーバ55へ登録すること、サーバ55に登録されている調理履歴情報を、端末装置50を介して加熱調理器10Aに記憶すること等が可能であり、複数のユーザの間で調理履歴情報を共有できる点が異なる。また、第3の実施の形態では、加熱調理器の例として、ガスコンロである加熱調理器10A(図1、図11参照)に加えて、IH調理器である加熱調理器30(図12、図13参照)も含む点が異なる。以下、第2の実施の形態との相違点について主に説明する。
●[加熱調理システム3の構成(図11)]
第3の実施の形態における加熱調理システム3は、図11に示すように、加熱調理器10Aと、端末装置50(スマートフォンまたはパーソナルコンピュータを含む)と、通信回線56に接続されたサーバ55等にて構成されている。端末装置50は、例えばWi-Fi(登録商標)を用いて、サーバ55と情報の送受信が可能である。加熱調理器10Aの構成は、第2の実施の形態と同様(図8参照)であるので説明を省略する。
端末装置50は、加熱調理器10Aの無線通信手段18Nを介して、加熱調理器10Aの制御装置18Aの制御手段18Lと情報の送受信が可能である。また端末装置50は、無線通信にて、通信回線56に接続されたサーバ55と情報の送受信が可能である。つまり、加熱調理器10Aは、端末装置50を介してサーバ55と情報の送受信が可能である。
●[別の加熱調理器30の例(図12、図13)]
次に図12及び図13を用いて、別の加熱調理器30の構成について説明する。加熱調理器30は、いわゆるIH調理器であり、トッププレート31、本体部32等を有しており、トッププレート31には、右加熱部33R、左加熱部33L、中央加熱部33C等が配置されており、トッププレート31の奥側には、グリル部33Gから発生した煙等を排出する排気口31Hが形成されている。また本体部32は、グリル部33G、制御装置38、インバータ39等を収容しており、本体部32の前面には、操作パネル36等が設けられている。図13に示すように、制御装置38は、制御手段38L、記憶手段38M、無線通信手段38N等を有している。制御手段38Lは、例えばCPUであり、記憶手段38M(例えばFlashメモリ)には、種々のプログラムやデータ等が記憶されている。なお、符号34C、34L、34Rは加熱手段(IHコイル)であり、符号34Gは加熱手段(ヒータ)であり、符号35C、35G、35L、35Rは温度検出手段(加熱状態検出手段)であり、符号39はインバータ(熱量調整手段)である。またトッププレート31の手前側には表示手段45が設けられ、本体部32には音声出力手段46が設けられている。以下、右加熱部33R、グリル部33Gに関して説明し、左加熱部33L、中央加熱部33Cに関しては右加熱部33Rに関する説明と同様であるので説明を省略する。また、加熱調理器30は、制御手段や各種のセンサや各種のアクチュエータを動作させるための電源に接続する電源接続部CC(図12参照)を有している。
まず右加熱部33Rに関する説明を行う。右加熱部33Rは、図12及び図13に示すように、加熱手段34R(IHコイル)、温度検出手段35R、インバータ39(加熱手段34R用のインバータ39R)等を有している。制御装置38は、操作パネル36から入力された調整量に応じて、加熱手段34Rの加熱量を求め(右加熱部33Rに載置した調理器具の目標温度を求め)、求めた加熱量となるようにインバータ39(39R)を制御して加熱手段34Rに通電する。温度検出手段35Rは、右加熱部33Rに載置された調理器具の底面の温度を検出し、検出信号を制御手段38Lに出力する。制御手段38Lは、温度検出手段35Rを用いて検出した温度が目標温度に近づくようにインバータ39(39R)を制御する。
次にグリル部33Gに関する説明を行う。グリル部33Gは、図12及び図13に示すように、加熱手段34G(ヒータ)、温度検出手段35G、インバータ39(39G)等を有している。制御装置38は、操作パネル36から入力された調整量に応じて、加熱手段34Gの加熱量を求め(グリル部33Gの空間の目標温度を求め)、求めた加熱量となるようにインバータ39(39G)を制御して加熱手段34Gに通電する。温度検出手段35Gは、グリル部33Gの空間内の温度を検出し、検出信号を制御手段38Lに出力する。制御手段38Lは、温度検出手段35Gを用いて検出した温度が目標温度に近づくようにインバータ39(39G)を制御する。
また図13に示すように、制御装置38は、音声出力手段46(例えば、スピーカ)へ音声信号を出力することで、操作状態に応じた音声や、警報の報知等を行うことができる。また制御装置38は、表示手段45(例えば、液晶表示装置やタッチパネル)へ表示信号を出力することで、操作状態に応じた表示や、警報の報知等を行うことができる。なお、上述したように、左加熱部33L、中央加熱部33Cに関する説明は、右加熱部33Rに関する説明と同様であるので、説明を省略する。また、図13に示す加熱調理システム3Aは、図11に示す加熱調理システム3に対して、加熱調理器10Aが加熱調理器30に変更されている点のみが異なる。以下、加熱調理システム3、3Aの各機器の状態遷移について、加熱調理システム3を例にして説明する。
また、図11に示す加熱調理器10Aの記憶手段18M、及び図13に示す加熱調理器30の記憶手段38Mには、加熱調理器の種類[例えば、ガスコンロ(都市ガス)、ガスコンロ(プロパンガス)、IH調理器、電子レンジ、オーブンレンジ、トースター、専用調理家電等]と、加熱調理器の型式[加熱調理器のメーカ型式等]を特定可能な加熱調理器識別情報(図20参照)が記憶されている。なお、加熱調理器の種類や型式によって加熱能力や熱量調整手段の調整方式等が異なるので、サーバを用いて調理履歴情報を共有する第3~第5の実施の形態では、加熱調理器識別情報を必要としている。前述した第1及び第2の実施の形態では、その加熱調理器にて作成した操作情報を、その加熱調理器にて再現動作させているので(調理履歴情報を共有しないので)、加熱調理器識別情報は特に必要としない。なお、専用調理家電の例としては、炊飯器、ホットプレート、ホームベーカリー、燻製器、焙煎器、電子圧力鍋等がある。また、例えば端末装置50のアプリケーションプログラムに、ユーザが加熱調理器の種類と加熱調理器の型式等を選択できるように用意しておくと、ユーザの入力が容易になるので、より好ましい。
●[端末装置50の状態遷移(図14、図15)]
次に図14、図15を用いて、第3の実施の形態の端末装置50の状態遷移について説明する。図14及び図15に示す第3の実施の形態の端末装置50の状態遷移では、第2の実施の形態の端末装置の状態遷移(図9、図10)に対して、メニュー表示状態SM1、記録指示待ち状態SM2の一部が変更され、サーバメニュー表示状態SMH、読み出し準備状態SMJ、読み出し状態SMK、サーバ登録待ち状態SMGが追加されている。以下、第2の実施の形態の端末装置の状態遷移(図9、図10)との相違点について主に説明し、同様な点については説明を省略する。
なお、図15に示す状態遷移のイベント(evm)/処理(prm)において、操作情報(調理履歴情報)の作成を要求する「記録開始指示」と「記録終了指示」、加熱調理器の再現動作を要求する「再現開始指示」、操作情報を含む調理履歴情報の記憶を要求する「記憶指示」は、調理器動作指示に相当している。また、記録開始指示に応じた「記録開始要求情報」、記録終了指示に応じた「記録終了要求情報」、再現開始指示に応じた「再現開始要求情報」、記憶指示に応じた「記憶要求情報」は、調理器動作要求情報に相当している。また、サーバへの調理履歴情報の登録を要求する「登録指示」、サーバからの調理履歴情報の読み出しを要求する「読み出し指示」は、サーバ動作指示に相当している。また、登録指示に応じた「登録要求情報」、読み出し指示に応じた「読み出し要求情報」は、サーバ動作要求情報に相当している。
●[メニュー表示状態SM1(図14、図15)]
メニュー表示状態SM1では、図9に示す第2の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evm1H/prm1Hが追加されている点が異なる。また、端末装置50の表示手段には、例えば「サーバにアクセス」という表示が追加されている。端末装置50は、ユーザから「サーバにアクセス」が選択されてサーバアクセス指示が入力されると(イベントevm1Hが検出されると)、サーバ55にアクセス要求情報を送信してサーバ55から受信したサーバメニュー情報を端末装置50の表示手段に表示(処理prm1Hを実行)して、動作状態をサーバメニュー表示状態SMHに遷移させる。サーバ55は、端末装置50からアクセス要求情報を受信すると(イベントevv01が検出されると)、サーバメニュー情報を端末装置50に送信(処理prv01を実行)して、動作状態を入力待ち状態SV1に遷移させる(図16、図17参照)。
●[サーバメニュー表示状態SMH(図14、図15)]
サーバメニュー表示状態SMHは、図9に示す第2の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、新たに追加された状態である。ユーザは、自身が調理履歴情報を作成しなくても(つまり、初めて挑戦する調理であっても)、所望する調理用の調理履歴情報をサーバから読み出して、自身の加熱調理器にて動作を再現させることができる。サーバメニュー表示状態SMHは、ユーザが、サーバにアクセスした状態であり、例えば、当該サーバにて利用可能なサービスのメニューが、端末装置50の表示手段に表示され、ユーザからの指示を待っている状態である。端末装置50の表示手段には、例えば「調理履歴情報の読み出し」、「戻り」等が表示されている。
端末装置50は、ユーザから「調理履歴情報の読み出し」が選択されて一覧表示指示が入力されると(イベントevmHJが検出されると)、サーバ55に一覧要求情報を送信してサーバ55から一覧情報を受信して表示手段に表示(処理prmHJを実行)して、動作状態を読み出し準備状態SMJに遷移させる。なお、サーバ55からの一覧情報には、サーバ55に登録されている調理履歴情報のレシピ名、レシピ識別情報、登録者等(図20参照)が含まれている。サーバ55は、端末装置50から一覧要求情報を受信すると(イベントevv11Aを検出すると)、登録されている調理履歴情報のレシピ名、レシピ識別情報、登録者等を含む一覧情報を端末装置50に送信(処理prv11Aを実行)して、動作状態は入力待ち状態SV1を維持する(図16、図17参照)。
端末装置50は、ユーザから「戻り」が選択されて戻り操作が入力されると(イベントevmH1が検出されると)、動作状態をメニュー表示状態SM1に遷移させる。
●[読み出し準備状態SMJ(図14、図15)]
読み出し準備状態SMJは、図9に示す第2の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、新たに追加された状態であり、例えば、端末装置の表示手段には、サーバ55に登録されているレシピ名(調理履歴情報)の一覧が表示され、「読み出し」、「戻り」等が表示され、ユーザからの指示を待っている状態である。
端末装置50は、一覧表示している複数のレシピ名(調理履歴情報)の中から、ユーザによって1つまたは複数が選択され、ユーザから「読み出し」が選択されて、調理履歴情報の読み出しを要求する読み出し指示が入力されると(イベントevmJKが検出されると)、選択されたレシピ名(調理履歴情報)を識別可能なレシピ識別情報と加熱調理器識別情報(図20参照)とを含む読み出し要求情報をサーバ55に送信し、レシピ識別情報と加熱調理器識別情報とに対応する調理履歴情報を含む読み出し応答情報をサーバ55から受信して端末装置に記憶(処理prmJKを実行)して、動作状態を読み出し状態SMKに遷移させる。サーバ55は、端末装置50から読み出し要求情報を受信すると(イベントevv11Bが検出されると)、読み出し要求情報に含まれているレシピ識別情報と加熱調理器識別情報とに対応する調理履歴情報を抽出し、抽出した調理履歴情報を含む読み出し応答情報を端末装置50に送信(処理prv11Bを実行)して、動作状態は入力待ち状態SV1を維持する。なお、調理履歴情報及び加熱調理器識別情報の例は図20に示すとおりであり、調理履歴情報については、図7に示す調理履歴情報に対して、レシピ識別情報、登録者、加熱調理器識別情報等が追加されている。
端末装置50は、ユーザから「戻り」が選択されて戻り操作が入力されると(イベントevmJHが検出されると)、動作状態をサーバメニュー表示状態SMHに遷移させる。
●[読み出し状態SMK(図14、図15)]
読み出し状態SMKは、図9に示す第2の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、新たに追加された状態である。読み出し状態SMKは、サーバ55から読み出した調理履歴情報が端末装置50に記憶されている状態であり、当該調理履歴情報を端末装置50から加熱調理器に転送するユーザからの指示を待っている状態である。端末装置は、例えば「読み出した調理履歴情報を加熱調理器に記憶(転送)」、「戻り」等を表示手段に表示して、ユーザからの指示を待つ。
端末装置50は、ユーザから「読み出した調理履歴情報を加熱調理器に記憶(転送)」が選択されて、調理履歴情報の記憶を要求する記憶指示が入力されると(イベントevmKKが検出されると)、記憶対象の調理履歴情報を含む記憶要求情報を加熱調理器の制御手段に送信(処理prmKKを実行)して、動作状態は読み出し状態SMKを維持する。記憶要求情報を受信した加熱調理器の制御手段18Lは、記憶要求情報を受信すると、記憶指示が入力された(イベントev11が検出された)と認識し、受信した記憶要求情報に含まれている調理履歴情報を記憶手段18Mに記憶(処理pr11を実行)して、動作状態はメニュー表示状態S1を維持する(図18、図19参照)。
端末装置50は、ユーザから「戻り」が選択されて戻り操作が入力されると(イベントevmKJが検出されると)、動作状態を読み出し準備状態SMJに遷移させる。
●[記録指示待ち状態SM2(図14、図15)]
記録指示待ち状態SM2では、図9に示す第2の実施の形態の記録指示待ち状態SM2に対して、evm22B/prm22Bが、evm2G/prm2Gに変更されている点が異なる。
端末装置50は、ユーザから「レシピの記録終了」が選択されて記録終了指示が入力されると(イベントevm2Gが検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに記録終了要求情報を送信し、制御手段18Lが作成した操作情報と加熱調理器識別情報とを含む調理履歴情報を含む記録応答情報を受信して端末装置50に記憶(処理prm2Gを実行)し、サーバ登録待ち状態SMGへ動作状態を遷移させる。記録終了要求情報を受信した制御手段18Lは、イベントev32Aの記録終了指示が入力されたと認識して、操作情報(調理履歴情報)の作成を終了し、作成した操作情報と加熱調理器識別情報とを含む調理履歴情報を記憶手段18Mに記憶し、作成した操作情報と加熱調理器識別情報とを含む調理履歴情報を含む記録応答情報を端末装置50に送信(処理pr32Aを実行)して、記録状態S3から記録終了状態S4へ動作状態を遷移させる(図18、図19参照)。
●[サーバ登録待ち状態SMG(図14、図15)]
サーバ登録待ち状態SMGは、図9に示す第2の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、新たに追加された状態である。サーバ登録待ち状態SMGは、今回作成した操作情報(調理履歴情報)を、サーバに登録するか否か、ユーザからの指示を待っている状態であり、端末装置50の表示手段には、例えば「この調理履歴情報をサーバへ登録」、「この調理履歴情報をサーバに登録せず戻る」等が表示されている。
端末装置50は、ユーザから「この調理履歴情報をサーバへ登録」が選択されて登録指示が入力されると(イベントevmG2Aが検出されると)、サーバ55へアクセス要求情報を送信してサーバ55にアクセスした後、受信した記録応答情報に含まれている操作情報とレシピ名と登録者(作成者)と加熱調理器識別情報とを含んだ調理履歴情報を含む登録要求情報をサーバ55に送信(処理prmG2Aを実行)して、記録指示待ち状態SM2へ動作状態を遷移させる。なお、ユーザは、端末装置50のアプリケーションプログラムにて、登録者(作成者)として自身の名前またはニックネーム等を、予め登録しておく。サーバ55は、登録要求情報を受信すると(イベントevv11Cが検出されると)、受信した登録要求情報に含まれている調理履歴情報の登録を実行(処理prv11Cを実行)して、動作状態は入力待ち状態SV1を維持する(図16、図17参照)。
端末装置50は、ユーザから「この調理履歴情報をサーバに登録せず戻る」が選択されて戻り操作が入力されると(イベントevmG2Bが検出されると)、サーバへの登録要求情報を送信することなく、記録指示待ち状態SM2へ動作状態を遷移させる。
●[サーバ55の状態遷移(図16、図17)]
次に図16、図17を用いて、第3の実施の形態のサーバ55の状態遷移について説明する。第2の実施の形態に対して第3の実施の形態ではサーバ55が追加されおり、以下、図16及び図17における待機状態SV0、入力待ち状態SV1について説明する。
●[待機状態SV0(図16、図17)]
待機状態SV0は、サーバ55が端末装置50からのアクセスを待っている状態である。サーバ55は、端末装置50からアクセス要求情報を受信すると(イベントevv01が検出されると)、端末装置にて利用可能なサービスの種類を含むサーバメニュー情報を端末装置50に送信(処理prv01を実行)して、動作状態を入力待ち状態SV1に遷移させる。
●[入力待ち状態SV1(図16、図17)]
入力待ち状態SV1は、端末装置50からのサービス提供要求を待っている状態である。提供するサービスの種類については、上記のサーバメニュー情報にて送信済みであり、例えば、「レシピ(調理履歴情報)の一覧の提供」「レシピ(調理履歴情報)の読み出し」、「レシピ(調理履歴情報)の登録」等がある。
サーバ55は、端末装置50から一覧要求情報を受信すると(イベントevv11Aが検出されると)、登録されている調理履歴情報のレシピ名、レシピ識別情報、登録者等を含む一覧情報を端末装置50に送信(処理prv11Aを実行)して、動作状態は入力待ち状態SV1を維持する。
サーバ55は、端末装置50から読み出し要求情報を受信すると(イベントevv11Bが検出されると)、読み出し要求情報に含まれているレシピ識別情報と加熱調理器識別情報とに対応する調理履歴情報を抽出し、抽出した調理履歴情報を含む読み出し応答情報を端末装置50に送信(処理prv11Bを実行)して、動作状態は入力待ち状態SV1を維持する。
サーバ55は、端末装置50から登録要求情報を受信すると(イベントevv11Cが検出されると)、受信した登録要求情報に含まれている調理履歴情報の登録を実行(処理prv11Cを実行)して、動作状態は入力待ち状態SV1を維持する。
サーバ55は、ユーザが端末装置50のアプリケーションプログラムを終了させると(イベントevv10が検出されると)、待機状態SV0へ動作状態を遷移させる。
●[加熱調理器10Aの制御手段18Lの状態遷移(図18、図19)]
次に図18、図19を用いて、第3の実施の形態の加熱調理器10Aの状態遷移について説明する。図18及び図19に示す第3の実施の形態の加熱調理器10Aの状態遷移では、第2の実施の形態の加熱調理器の状態遷移(図4、図5と同等)に対して、メニュー表示状態S1、記録状態S3、再現状態S6の一部が変更されている。以下、第2の実施の形態の端末装置の状態遷移(図4、図5と同等)との相違点について主に説明し、同様な点については説明を省略する。
●[メニュー表示状態S1(図18、図19)]
メニュー表示状態S1では、図4及び図5に示す第2の実施の形態(第1の実施の形態と同等)の加熱調理器の状態遷移に対して、ev11/pr11が追加されている点が異なる。
加熱調理器の制御手段18Lは、端末装置50から記憶要求情報を受信すると、記憶指示が入力された(イベントev11が検出された)と認識し、受信した記憶要求情報に含まれている調理履歴情報を記憶手段18Mに記憶(処理pr11を実行)して、動作状態はメニュー表示状態S1を維持する。
●[記録状態S3(図18、図19)]
記録状態S3では、図5に示す第2の実施の形態(第1の実施の形態と同等)の加熱調理器の状態遷移に対して、ev32A/pr32Aにおける処理pr32Aの内容が変更されている点が異なる。
加熱調理器の制御手段18Lは、端末装置50から記録終了要求情報を受信すると、記録終了指示が入力された(イベントev32Aが検出された)と認識し、操作情報(調理履歴情報)の記録の終了と、操作情報と加熱調理器識別情報とを含む調理履歴情報の記憶に加えて、調理履歴情報(及び登録者(作成者))を含む記録応答情報を端末装置50に送信(処理pr32Aを実行)して、動作状態を記録準備状態S2に遷移させる。
●[再現状態S6(図18、図19)]
再現状態S6では、図4及び図5に示す第2の実施の形態(第1の実施の形態と同様)の加熱調理器の状態遷移に対して、ev65/pr65、ev67/pr67、ev68/pr68の内容が変更されている点が異なる。
再現動作中において、加熱調理器の制御手段18Lは、温度検出手段または炎検出手段の少なくとも一方を含む加熱状態検出手段にて、温度または炎の少なくとも一方を監視しており、着火に失敗した状態(ガスコンロの場合)、異常な温度上昇状態、ガスを吐出中であるにもかかわらず炎が検出されていない状態(立ち消え状態)(ガスコンロの場合)等の中から少なくとも1つを検出すると、強制的に加熱を停止するべき加熱停止要求状態であることを検出する。そして制御手段18Lは、加熱停止要求状態を検出すると、加熱を停止する加熱停止制御を行い、再現動作を強制的に中止する。なお、加熱調理器がガスコンロの場合では、加熱停止制御は、例えば電磁弁21を閉鎖状態にしてガスを遮断する制御であり、加熱調理器がIH調理器の場合では、加熱停止制御は、例えばインバータ39からの加熱手段への電力の供給を停止する制御である。
制御手段18Lは、ユーザが戻り操作を行うと(例えば操作パネルの「戻り」ボタンまたは表示手段に表示した「戻り」ボタンを押すと)(イベントev65が検出されると)、加熱を停止する加熱停止制御を行い、再現動作を強制的に中止(処理pr65を実行)して、再現準備状態S5へ動作状態を遷移させる。
制御手段18Lは、加熱停止要求状態を検出すると(イベントev67を検出すると)、加熱を停止する加熱停止制御を行い、再現動作を強制的に中止(処理pr67を実行)して、再現中止状態S7へ動作状態を遷移させる。
制御手段18Lは、再現動作中に加熱停止要求状態が検出されずに再現動作が無事に終了すると(イベントev68が検出されると)、加熱を停止して再現動作を終了(処理pr68を実行)して、再現終了状態S8へ動作状態を遷移させる。
●[調理履歴情報の例(図20)]
図20に、第3の実施の形態の調理履歴情報の例を示す。図20に示す調理履歴情報は、図7に示す第1(または第2)の実施の形態の調理履歴情報に対して、レシピ識別情報と、当該調理履歴情報の登録者(作成者)と、加熱調理器識別情報と、が追加されている点が異なる。なお、レシピ識別情報は、サーバ55に登録された際に、サーバ55によって割付けられる識別情報である。
●●[第4の実施の形態(図21~図31)]
次に図21~図31を用いて、第4の実施の形態の加熱調理システム4(4A)について説明する。図21は加熱調理器10A(ガスコンロ)を有する加熱調理システム4の例を示し、図22は加熱調理器30(IH調理器)を有する加熱調理システム4Aの例を示している。図21、図22に示すように、第4の実施の形態の加熱調理システム4、4Aでは、第3の実施の形態(図11、図13参照)に対して、LAN57(例えば家庭内LAN)に接続された動画記録手段58(例えばカメラ)、録音手段59(例えばマイク)等が追加されているが、動画記録手段58と録音手段59は、端末装置50に搭載されているカメラ(動画記録手段)とマイク(録音手段)を用いてもよい。端末装置50は、例えば、Wi-Fi(登録商標)を用いて、LAN57に接続された動画記録手段58、録音手段59と情報の送受信が可能である。
第4の実施の形態では、調理履歴情報の作成と同期させて、調理の様子の動画を動画撮像手段で撮像し、調理の際の音声やユーザのリアルタイムな音声コメント等を録音手段で録音した調理実演情報を作成し、操作情報(調理履歴情報)に基づいた加熱調理器の再現動作に同期させて、端末装置50にて調理実演情報を再生する。以下では、記録手段として、端末装置50が備えている動画記録手段(カメラ)と録音手段(マイク)を用いた場合について説明する。また以下に説明する第4の実施の形態では、第3の実施の形態に対する各機器の処理(状態遷移)における相違点を主に説明する。
●[端末装置50の状態遷移(図23、図24)]
次に図23、図24を用いて、第4の実施の形態の端末装置50の状態遷移について説明する。図23及び図24に示す第4の実施の形態の端末装置50の状態遷移では、第3の実施の形態の端末装置の状態遷移(図14、図15)に対して、記録指示待ち状態SM2、サーバ登録待ち状態SMG、再現指示待ち状態SM5、読み出し準備状態SMJ、読み出し状態SMKの一部が変更されている。以下、第3の実施の形態の端末装置の状態遷移(図14、図15)との相違点について主に説明する。
●[記録指示待ち状態SM2(図23、図24)]
記録指示待ち状態SM2では、図14及び図15に示す第3の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evm22A/prm22A、evm22C/prm22C、evm2G/prm2Gの内容が変更されている点が異なる。
端末装置50は、ユーザから「レシピの記録開始」が選択されて記録開始指示が入力されると(イベントevm22Aが検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに記録開始要求情報を送信するとともに、記録手段にも記録開始要求情報を出力(または送信)(処理prm22Aを実行)して、動作状態は記録指示待ち状態SM2を維持する。なお、記録開始要求情報を受信した制御手段18Lの動作は、図27及び図28のev23/pr23に示すように、第3の実施の形態(図14、図15)と同じであるので説明を省略する。また、端末装置50が備えている記録手段(動画記録手段、録音手段)を用いる場合、端末装置50は、自身の記録手段に記録開始要求情報を出力して、動画記録手段による動画情報と録音手段による音声情報とを含む調理実演情報の作成を開始する。
端末装置50は、ユーザから「記録キャンセル」が選択されてキャンセル指示が入力されると(イベントevm22Cが検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lにキャンセル要求情報を送信し、さらに記録手段にキャンセル要求信号を出力(または送信)(処理prm22Cを実行)して、動作状態は記録指示待ち状態SM2を維持する。キャンセル要求情報を受信した制御手段18Lの動作は、図27及び図28のev32B/pr32Bに示すように、第3の実施の形態(図14、図15)と同じであるので説明を省略する。また、端末装置50が備えている記録手段(動画記録手段、録音手段)を用いる場合、端末装置50は、自身の記録手段にキャンセル要求情報を出力して、動画記録手段による動画情報と録音手段による音声情報とを含む調理実演情報の作成をキャンセルする。
端末装置50は、ユーザから「レシピの記録終了」が選択されて記録終了指示が入力されると(イベントevm2Gが検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに記録終了要求情報を送信し、制御手段18Lが作成した操作情報と加熱調理器識別情報とを含む調理履歴情報を含む記録応答情報を受信し、記録手段にも記録終了要求情報を出力(または送信)し、記録手段が作成した調理実演情報を取得(または受信)し、調理実演情報を含む調理履歴情報を端末装置50に記憶し、調理履歴情報(調理実演情報を含む)を含む記憶要求情報を制御手段18Lに送信(処理prm2Gを実行)し、記録指示待ち状態SM2からサーバ登録待ち状態SMGへ動作状態を遷移させる。記録終了要求情報を受信した制御手段18Lの動作は、図27及び図28のev32A/pr32Aに示すとおりであり、ev32A/pr32Aの内容については後述する。また、端末装置50が備えている記録手段(動画記録手段、録音手段)を用いる場合、端末装置50は、自身の記録手段に記録終了要求情報を出力して、動画記録手段による動画情報と録音手段による音声情報とを含む調理実演情報の作成を終了させ、作成した調理実演情報を取得する。
●[サーバ登録待ち状態SMG(図23、図24)]
サーバ登録待ち状態SMGでは、図14及び図15に示す第3の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evmG2A/prmG2Aの内容が変更されている点が異なる。
端末装置50は、ユーザから「この調理履歴情報をサーバへ登録」が選択されて登録指示が入力されると(イベントevmG2Aが検出されると)、サーバ55へアクセス要求情報を送信してサーバ55にアクセスした後、受信した記録応答情報に含まれている操作情報とレシピ名と登録者(作成者)と加熱調理器識別情報と、調理実演情報と、を含んだ調理履歴情報を含む登録要求情報をサーバ55に送信(処理prmG2Aを実行)して、記録指示待ち状態SM2へ動作状態を遷移させる。つまり第4の実施の形態では、登録要求情報に含まれている調理履歴情報には調理実演情報が含まれている点が、第3の実施の形態とは異なる。サーバ55は、登録要求情報を受信すると(イベントevv11Cが検出されると)、受信した登録要求情報に含まれている調理履歴情報の登録を実行(処理prv11Cを実行)して、動作状態は入力待ち状態SV1を維持する点は第3の実施の形態と同じであるが、登録する調理履歴情報には調理実演情報が含まれている点が、第3の実施の形態とは異なる。
●[再現指示待ち状態SM5(図23、図24)]
再現指示待ち状態SM5では、図14及び図15に示す第3の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evm55/prm55の内容が変更されている点が異なる。
端末装置50は、レシピ一覧の中から1つが選択されてユーザから「レシピの再現開始」が選択されて再現開始指示が入力されると(イベントevm55が検出されると)、加熱調理器10Aの制御手段18Lに、選択した調理履歴情報のレシピ識別情報に対応する調理実演情報の読み出しを要求する実演要求情報を送信し、対象となる調理実演情報を制御手段18Lから受信(処理prm55を実行)する。さらに端末装置50は、調理実演情報を受信した後、選択した調理履歴情報のレシピ識別情報を含む再現開始要求情報を送信して、受信した調理実演情報の再生を開始(処理prm55を実行)して、動作状態は再現指示待ち状態SM5を維持する。実演要求情報を受信した制御手段18Lは、実演要求情報に含まれているレシピ識別情報に対応する調理実演情報を端末装置50に送信する。そして、再現開始要求情報を受信した制御手段18Lの動作は、図27及び図28のev56/pr56に示すように、第3の実施の形態(図14、図15)と同じであるので説明を省略する。そして端末装置50は、制御手段18Lによる加熱調理器の再現動作に同期させて調理実演情報を再生する。第4の実施の形態では、加熱調理器の再現動作に同期させて、調理実演情報の動画情報や音声情報を端末装置50にて再生する点が、第3の実施の形態とは異なる。
●[読み出し準備状態SMJ(図23、図24)]
読み出し準備状態SMJでは、図14及び図15に示す第3の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evmJK/prmJKの内容が変更されている点が異なる。
端末装置50は、一覧表示している複数の調理履歴情報の中から、ユーザによって1つまたは複数が選択され、ユーザから「読み出し」が選択されて、調理履歴情報の読み出しを要求する読み出し指示が入力されると(イベントevmJKが検出されると)、選択された調理履歴情報を識別可能なレシピ識別情報と加熱調理器識別情報とを含む読み出し要求情報をサーバ55に送信し、レシピ識別情報と加熱調理器識別情報とに対応する調理履歴情報(調理実演情報を含む)を含む読み出し応答情報をサーバ55から受信して端末装置に記憶(処理prmJKを実行)して、動作状態を読み出し状態SMKに遷移させる。サーバ55は、端末装置50から読み出し要求情報を受信すると(イベントevv11Bが検出されると)、読み出し要求情報に含まれているレシピ識別情報と加熱調理器識別情報とに対応する調理履歴情報(調理実演情報を含む)を抽出し、抽出した調理履歴情報(調理実演情報を含む)を含む読み出し応答情報を端末装置50に送信(処理prv11Bを実行)して、動作状態は入力待ち状態SV1を維持する(図25、図26)。第4の実施の形態では、サーバ55からの読み出し応答情報に含まれている調理実演情報に、操作情報の他に調理実演情報が含まれている点が、第3の実施の形態とは異なる。
●[読み出し状態SMK(図23、図24)]
読み出し状態SMKでは、図14及び図15に示す第3の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evmKK/prmKKの内容が変更されている点が異なる。
端末装置50は、ユーザから「読み出した調理履歴情報(調理実演情報を含む)を加熱調理器に記憶(転送)」が選択されて、調理履歴情報の記憶を要求する記憶指示が入力されると(イベントevmKKが検出されると)、記憶対象の調理履歴情報(調理実演情報を含む)を含む記憶要求情報を加熱調理器の制御手段に送信(処理prmKKを実行)して、動作状態は読み出し状態SMKを維持する。記憶要求情報を受信した加熱調理器の制御手段18Lの動作は、図27及び図28のev11/pr11に示すとおりであり、ev11/pr11の内容については後述する。第4の実施の形態では、端末装置50からの記憶要求情報に含まれている調理実演情報に、操作情報の他に調理実演情報が含まれている点が、第3の実施の形態とは異なる。
●[サーバ55の状態遷移(図25、図26)]
次に図25、図26を用いて、第4の実施の形態のサーバ55の状態遷移について説明する。図25及び図26に示す第4の実施の形態のサーバ55の状態遷移では、第3の実施の形態のサーバの状態遷移(図16、図17)に対して、入力待ち状態SV1の一部が変更されている。以下、第3の実施の形態のサーバの状態遷移(図16、図17)との相違点について主に説明する。
●[入力待ち状態SV1(図25、図26)]
入力待ち状態SV1では、図16及び図17に示す第3の実施の形態のサーバの状態遷移に対して、evv11B/prv11B、evv11C/prv11Cの内容が変更されている点が異なる。
サーバ55は、端末装置50から読み出し要求情報を受信すると(イベントevv11Bが検出されると)、読み出し要求情報に含まれているレシピ識別情報と加熱調理器識別情報とに対応する調理履歴情報(調理実演情報を含む)を抽出し、抽出した調理履歴情報(調理実演情報を含む)を含む読み出し応答情報を端末装置50に送信(処理prv11Bを実行)して、動作状態は入力待ち状態SV1を維持する。第4の実施の形態では、調理履歴情報に調理実演情報が含まれている点が第3の実施の形態とは異なる。
サーバ55は、登録要求情報を受信すると(イベントevv11Cが検出されると)、受信した登録要求情報に含まれている調理履歴情報(調理実演情報を含む)の登録を実行(処理prv11Cを実行)して、動作状態は入力待ち状態SV1を維持する。第4の実施の形態では、調理履歴情報に調理実演情報が含まれている点が第3の実施の形態とは異なる。
●[加熱調理器10Aの制御手段18Lの状態遷移(図27、図28)]
次に図27、図28を用いて、第4の実施の形態の加熱調理器10Aの状態遷移について説明する。図27及び図28に示す第4の実施の形態の加熱調理器10Aの状態遷移では、第3の実施の形態の加熱調理器の状態遷移(図18、図19)に対して、メニュー表示状態S1、記録状態S3、再現準備状態S5の一部が変更されている。以下、第3の実施の形態の加熱調理器の状態遷移(図18、図19)との相違点について主に説明する。
●[メニュー表示状態S1(図27、図28)]
メニュー表示状態S1では、図18及び図19に示す第3の実施の形態の加熱調理器の状態遷移に対して、ev11/pr11の内容が変更されている点が異なる。
加熱調理器の制御手段18Lは、端末装置50から記憶要求情報(調理実演情報を含む調理履歴情報)を受信すると、記憶指示が入力された(イベントev11が検出された)と認識し、受信した記憶要求情報に含まれている調理履歴情報(調理実演情報を含む)を記憶手段18Mに記憶(処理pr11を実行)して、動作状態はメニュー表示状態S1を維持する。第4の実施の形態では、調理履歴情報に調理実演情報が含まれている点が第3の実施の形態とは異なる。
●[記録状態S3(図27、図28)]
記録状態S3では、図18及び図19に示す第3の実施の形態の加熱調理器の状態遷移に対して、ev32A/pr32Aの内容が変更されている点が異なる。
加熱調理器の制御手段18Lは、記録終了指示が入力されると(イベントev32Aが検出されると)、操作情報の記録の終了と、操作情報と加熱調理器識別情報と登録者(作成者)を含む調理履歴情報を含む記録応答情報を端末装置50に送信し、記憶要求情報(調理実演情報を含む調理履歴情報)を端末装置50から受信し、調理履歴情報(操作情報と加熱調理器識別情報と調理実演情報を含む)を記憶手段18Mに記憶(処理pr32Aを実行)して、動作状態を記録準備状態S2に遷移させる。第4の実施の形態では、記憶する調理履歴情報に調理実演情報が含まれている点が第3の実施の形態とは異なり、そのために端末装置50から調理実演情報を含む調理履歴情報を受信している。
●[再現準備状態S5(図27、図28)]
再現準備状態S5では、図18及び図19に示す第3の実施の形態の加熱調理器の状態遷移に対して、ev55/pr55が追加されている点が異なる。
加熱調理器の制御手段18Lは、端末装置50から実演要求情報を受信すると(イベントev55が検出されると)、実演要求情報に含まれているレシピ識別情報に対応する調理実演情報を抽出し、抽出した調理実演情報を端末装置50に送信(処理pr55を実行)し、動作状態は再現準備状態S5を維持する。制御手段18Lは、再現動作に同期させて端末装置50が調理実演情報を再生できるように、再現動作を開始する前に、端末装置50に調理実演情報を送信する。
●[調理履歴情報の例(図31)]
図31に、第4の実施の形態の調理履歴情報の例を示す。図31に示す調理履歴情報は、図20に示す第3の実施の形態の調理履歴情報に対して、調理実演情報が追加されている点が異なる。
●[記録手段(動画記録手段、録音手段)が端末装置50とは別体の場合の状態遷移(図29、図30)]
以上の説明では、記録手段(動画記録手段、録音手段)として、端末装置50が備えている記録手段を用いた場合を例として説明したが、記録手段(動画記録手段、録音手段)が端末装置50とは別体の場合(図21、図22の動画記録手段58、録音手段59参照)では、記録手段の状態遷移は、以下のようになる。この場合、端末装置50は、例えばWi-Fi(登録商標)を用いて、動画記録手段58、録音手段59と情報の送受信が可能である。
●[待機状態SE0(図29、図30)]
待機状態SE0では、記録手段は、端末装置50からの記録開始指示を待っている状態である。記録手段は、端末装置から記録開始要求情報を受信すると(イベントeve01が検出されると)、加熱調理器の制御手段18Lの操作情報の作成開始と同期させて、動画記録手段は動画の記録を開始し、録音手段は録音を開始して調理実演情報の記録を開始(処理pre01を実行)して、動作状態を記録状態SE1へ遷移させる。
●[記録状態SE1(図29、図30)]
記録状態SE1では、記録手段は、端末装置50からの記録終了指示(またはキャンセル指示)を待っている状態である。
記録手段は、端末装置50から記録終了要求情報を受信すると(イベントeve10Aが検出されると)、調理実演情報の記録を終了し、作成した調理実演情報を端末装置50に送信(処理pre10Aを実行)して、動作状態を待機状態SE0へ遷移させる。
記録手段は、端末装置50からキャンセル要求情報を受信すると(イベントeve10Bが検出されると)、調理実演情報の記録をキャンセルして(破棄して)(処理pre10Bを実行)して、動作状態を待機状態SE0へ遷移させる。
●[端末装置50に搭載されたアプリケーションプログラムについて]
以上に説明したように、端末装置50にて実行されるアプリケーションプログラムは、端末装置50を、端末装置50に記録開始指示が入力されると、端末装置50から制御手段18Lに向けて記録開始要求情報を送信させる(図10、図15、図24参照)記録開始要求手段、として機能させる。また、端末装置50にて実行されるアプリケーションプログラムは、端末装置50を、端末装置50に記録終了指示が入力されると、端末装置50から制御手段18Lに向けて記録終了要求情報を送信させる(図10、図15、図24参照)記録終了要求手段、として機能させる。また、端末装置50にて実行されるアプリケーションプログラムは、端末装置50を、端末装置50に登録指示が入力されると、端末装置50からサーバ55に向けて登録要求情報を送信させる(図10、図15、図24参照)サーバ登録要求手段、として機能させる。また、端末装置50にて実行されるアプリケーションプログラムは、端末装置50を、端末装置50に読み出し指示が入力されると、端末装置50からサーバ55に向けて読出し要求情報を送信させる(図10、図15、図24参照)サーバ読み出し要求手段、として機能させる。また、端末装置50にて実行されるアプリケーションプログラムは、端末装置50を、端末装置50に記憶指示が入力されると、端末装置50から制御手段18Lに向けて記憶要求情報を送信させる(図10、図15、図24参照)記憶要求手段、として機能させる。また、端末装置50にて実行されるアプリケーションプログラムは、端末装置50を、端末装置50に再現開始指示が入力されると、端末装置50から制御手段18Lに向けて再現開始要求情報を送信させる(図10、図15、図24参照)再現開始要求手段、として機能させる。
さらに第4の実施の形態では、端末装置50にて実行されるアプリケーションプログラムは、端末装置50を、端末装置50に記録開始指示が入力されると、端末装置50から制御手段18Lに向けて記録開始要求情報を送信させ、操作情報に同期させた調理実演情報の作成を開始させる(図24参照)、記録同期実演開始要求手段、として機能させる。また第4の実施の形態では、端末装置50にて実行されるアプリケーションプログラムは、端末装置50を、端末装置50に再現開始指示が入力されると、端末装置50から制御手段18Lに向けて再現開始要求情報を送信させ、当該送信に同期させて、再現開始要求情報に含まれているレシピ識別情報に対応する調理実演情報の再生を開始させる(図24参照)、再現同期再生開始要求手段、として機能させる。
●●[第5の実施の形態(図32~図37)]
次に図32~図37を用いて、第5の実施の形態の加熱調理システムについて説明する。第5の実施の形態の加熱調理システム5(図32参照)は、第3及び第4の実施の形態の加熱調理システムに対して、サーバ55の利用者に対して、報酬の付与と利用分の徴収を行うことで、加熱調理システム5の利用を活性化させるものである。以下の説明では、第4の実施の形態の加熱調理システムに報酬の付与と利用分の徴収を追加した第5の実施の形態について説明する。図32の例は、第5の実施の形態の加熱調理システム5の報酬の付与と利用分の徴収のイメージを説明する図である。図32は、家庭A1のユーザ(ユーザ識別情報AA)が、加熱調理器10AA、端末装置50AA、LAN57AA、動画記録手段58AA、録音手段59AAを有しており、家庭B1のユーザ(ユーザ識別情報BB)が、加熱調理器10BB、端末装置50BB、LAN57BB、動画記録手段58BB、録音手段59BBを有している例を示している。
図32を用いて第5の実施の形態の概要(イメージ)を説明する。サーバ55への調理履歴情報の登録、サーバ55からの調理履歴情報の読み出し、のサービスを利用するためには、予めサーバ55にユーザ識別情報を登録しておく必要がある。サーバ55には、ユーザ識別情報AAとユーザ識別情報BBが登録されている場合において、以下を説明する。例えばユーザ識別情報AAのユーザが、自身が作成した調理履歴情報をサーバ55に登録した場合、サーバ55は、当該ユーザに、登録に対する報酬分(料金またはポイント等)を付与する。また、ユーザ識別情報AAのユーザが登録した調理履歴情報が、ユーザ識別情報BBのユーザに読み出された(利用された)場合、当該調理履歴情報を登録したユーザ識別情報AAのユーザに、他ユーザの読み出しに対する報酬分を付与する。なお、上述した報酬分の付与は、少なくとも一方の報酬分の付与を行うようにしてもよい。またユーザ識別情報BBのユーザが、サーバ55から調理履歴情報を読み出した(利用した)場合、当該ユーザから、(読出)利用分(料金またはポイント等)を徴収する。また、サーバ55は、定期的(例えば、毎月1回)、各ユーザから(定期)利用分を徴収する。なお、上述した利用分の徴収は、少なくとも一方の利用分の徴収を行うようにしてもよい。以上の報酬分の付与、利用分の徴収の詳細について、以下に説明する。なお、付与する報酬分、及び徴収する利用分は、料金であってもよいし、ポイントであってもよい。なお、以降では端末装置50(50AA、50BB)を端末装置50と記載する。
●[端末装置50の状態遷移(図33、図34)]
次に図33、図34を用いて、第5の実施の形態の端末装置50の状態遷移について説明する。図33及び図34に示す第5の実施の形態の端末装置50の状態遷移では、第4の実施の形態の端末装置の状態遷移(図23、図24)に対して、サーバメニュー表示状態SMH、サーバ登録待ち状態SMG、読み出し準備状態SMJ、の一部が変更されている。以下、第4の実施の形態の端末装置の状態遷移(図23、図24)との相違点について主に説明する。
●[サーバメニュー表示状態SMH(図33、図34)]
サーバメニュー表示状態SMHでは、図23及び図24に示す第4の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evmHH/prmHHが追加されている点が異なる。なお、サーバメニュー表示状態SMHでは、端末装置に、例えば「ユーザをサーバに登録」という項目が追加されている。
端末装置50は、ユーザから、当該ユーザを識別可能なユーザ識別情報が入力されて「ユーザをサーバに登録」が選択されてサーバへのユーザの登録を要求するユーザ登録指示が入力されると(イベントevmHHが検出されると)、ユーザ識別情報を含むユーザ登録要求情報をサーバ55に送信(処理prmHHを実行)して、動作状態はサーバメニュー表示状態SMHを維持する。なお、ユーザ登録要求情報を受信したサーバ55の動作は、図35及び図36のevv00/prv00に示すように、ユーザ登録要求情報に含まれているユーザ識別情報に対応させて仮想口座を開設し、ユーザ識別情報と仮想口座を対応付けてユーザ情報(図37参照)として記憶する。なおユーザ情報の例を図37に示す。
●[サーバ登録待ち状態SMG(図33、図34)]
サーバ登録待ち状態SMGでは、図23及び図24に示す第4の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evmG2A/prmG2Aにおいて、サーバに送信される登録要求情報に、ユーザ識別情報が含まれている点が異なる。
端末装置50は、ユーザから登録指示が入力されると(イベントevmG2Aが検出されると)、サーバ55へアクセス要求情報を送信してサーバ55にアクセスした後、受信した記録応答情報に含まれている操作情報とレシピ名と登録者(ユーザ識別情報)と、加熱調理器識別情報と、調理実演情報等を含んだ調理履歴情報を含む登録要求情報をサーバ55に送信(処理prmG2Aを実行)して、記録指示待ち状態SM2へ動作状態を遷移させる。なお、調理履歴情報の例は、図31に示す第4の実施の形態の場合と同様である。
●[読み出し準備状態SMJ(図33、図34)]
読み出し準備状態SMJでは、図23及び図24に示す第4の実施の形態の端末装置の状態遷移に対して、evmJK/prmJKにおいて、サーバに送信される読み出し要求情報に、ユーザ識別情報が含まれている点が異なる。
端末装置50は、読み出し指示が入力されると(イベントevmJKが検出されると)、選択された調理履歴情報を識別可能なレシピ識別情報と加熱調理器識別情報とユーザ識別情報とを含む読み出し要求情報をサーバ55に送信し、レシピ識別情報と加熱調理器識別情報とに対応する調理履歴情報(ユーザ識別情報と調理実演情報を含む)を含む読み出し応答情報をサーバ55から受信して端末装置に記憶(処理prmJKを実行)して、動作状態を読み出し状態SMKに遷移させる。
●[サーバ55の状態遷移(図35、図36)]
次に図35、図36を用いて、第5の実施の形態のサーバ55の状態遷移について説明する。図35及び図36に示す第5の実施の形態のサーバ55の状態遷移では、第4の実施の形態のサーバの状態遷移(図25、図26)に対して、待機状態SV0、入力待ち状態SV1の一部が変更されている。以下、第4の実施の形態のサーバの状態遷移(図25、図26)との相違点について主に説明する。
●[入力待ち状態SV1(図35、図36)]
入力待ち状態SV1では、図25及び図26に示す第4の実施の形態のサーバの状態遷移に対して、evv11D/prv11Dが追加されている点と、evv11C/prv11Cにおいて、サーバに調理履歴情報を登録した際、調理履歴情報に含まれているユーザ識別情報に対応する仮想口座に報酬分を付与する点と、evv11B/prv11Bにおいて、読み出し応答情報を送信する際、調理履歴情報に含まれているユーザ識別情報に対応する仮想口座から利用分を徴収する点が異なる。
サーバ55は、端末装置50からユーザ登録要求情報を受信すると(イベントevv11Dが検出されると)、受信したユーザ登録要求情報に含まれているユーザ識別情報に対応する仮想口座を開設し、ユーザ識別情報と仮想口座を対応付けてユーザ情報(図37参照)として記憶(処理prv11Dを実行)して、動作状態は入力待ち状態SV1を維持する。ユーザに直接的に報酬分を付与したり、ユーザから直接的に利用分を徴収したりするのは困難かつ手間がかかるので、当該仮想口座を用いて付与と徴収を行う例にて説明する。
サーバ55は、端末装置50から登録要求情報を受信すると(イベントevv11Cが検出されると)、受信した登録要求情報に含まれている調理履歴情報の登録を実行するとともに当該調理履歴情報に含まれているユーザ識別情報に対応付けられている仮想口座に、登録報酬料金または登録報酬ポイントを付与(処理prv11Cを実行)して、動作状態は入力待ち状態SV1を維持する。
サーバ55は、端末装置から読み出し要求情報を受信すると(イベントevv11Bが検出されると)、受信した読み出し要求情報に含まれているレシピ識別情報と加熱調理器識別情報に対応する調理履歴情報(調理実演情報を含む)を抽出し、読み出し要求情報に含まれているユーザ識別情報に対応付けられている仮想口座から、随時利用料金または随時利用ポイントを徴収し、抽出した調理履歴情報(調理実演情報を含む)を含む読み出し応答情報を端末装置50に送信するとともに、読み出し応答情報の調理履歴情報に含まれているユーザ識別情報に対応付けされている仮想口座に、随時報酬料金または随時報酬ポイントを付与(処理prv11Bを実行)して、動作状態は入力待ち状態SV1を維持する。
●[待機状態SV0(図35、図36)]
待機状態SV0では、図25及び図26に示す第4の実施の形態のサーバの状態遷移に対して、evv00/prv00が追加されている点が異なる。
サーバ55は、定期的に(例えば毎月の指定日になった際など、イベントevv00が検出されると)、記憶しているユーザ情報(図37参照)の各仮想口座から、定期利用料金または定期利用ポイントを徴収(処理prv00を実行)して、動作状態は待機状態SV0を維持する。
以上に説明した、登録報酬料金(または登録報酬ポイント)の付与と、随時報酬料金(または随時報酬ポイント)の付与は、少なくとも一方の付与を行うようにしてもよい。また定期利用料金(または定期利用ポイント)の徴収と、随時利用料金(随時利用ポイント)の徴収は、少なくとも一方の徴収を行うようにしてもよい。
また、仮想口座にポイントを用いる場合、毎月、電気やガスの使用料金に対して付与したポイントを当該仮想口座に付与するようにしてもよい。また仮想口座に料金を用いる場合、電子マネー等にて仮想口座に入金できるようにしてもよいし、毎月、仮想口座の金額をカード決済等するようにしてもよい。
本発明の加熱調理器10、10A(ガスコンロ)、及び加熱調理システム3、3A、4、4A、5、は、本実施の形態で説明した構成、外観、状態遷移(処理)等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。同様に、本発明のアプリケーションプログラム(端末装置50の状態遷移を実現するプログラム)は、本実施の形態にて説明した状態遷移に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
本実施の形態の説明では、記録手段として動画記録手段と録音手段を用いたが、記録手段は、動画記録手段と録音手段の少なくとも一方を有していればよい。従って、調理実演情報は、動画情報(音声なし)と音声情報(画像なし)の、少なくとも一方の情報が含まれていればよい。
また第3の実施の形態、第4の実施の形態、第5の実施の形態では、加熱停止要求情報を検出した際に加熱停止制御を行うことを省略してもよい。
3、3A、4、4A、5 加熱調理システム
10、10A、10AA、10BB 加熱調理器(ガスコンロ)
11 トッププレート
11H 排気口
12 本体部
13C 中央コンロ
13G グリル部
13L 左コンロ
13R 右コンロ
14C、14G、14L、14R 加熱手段(バーナー)
15C、15G、15L、15R 温度検出手段(加熱状態検出手段)
16C、16G、16L、16R 着火手段
17C、17G、17L、17R 炎検出手段(加熱状態検出手段)
18 制御装置
18L 制御手段
18M 記憶手段
18N 無線通信手段
20 手動元栓
21 電磁弁
22C、22G、22L、22R 熱量調整手段(火力調整手段)
22RV 調整弁
23C、23G、23L、23R 操作手段
24、24G 操作パネル
25 表示手段
26 音声出力手段
30 加熱調理器(IH調理器)
31 トッププレート
31H 排気口
32 本体部
33C 中央加熱部
33L 左加熱部
33R 右加熱部
34C、34L、34R 加熱手段(IHコイル)
34G 加熱手段(ヒータ)
35C、35G、35L、35R 温度検出手段(加熱状態検出手段)
38 制御装置
38L 制御手段
38M 記憶手段
38N 無線通信手段
39 インバータ(熱量調整手段)
45 表示手段
46 音声出力手段
50、50AA、50BB 端末装置
55 サーバ
56 通信回線
57、57AA、57BB LAN
58、58AA、58BB 動画記録手段(記録手段)
59、59AA、59BB 録音手段(記録手段)
AA、BB ユーザ識別情報
CC 電源接続部
F 調理器具

Claims (7)

  1. 加熱調理器と、
    スマートフォンまたはパーソナルコンピュータを含む端末装置と、
    通信回線に接続されたサーバと、
    を有する加熱調理システムであって、
    前記加熱調理器は、
    載置された調理器具を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段の熱量を調整する熱量調整手段と、
    前記加熱手段に載置された前記調理器具の温度を含む加熱状態を検出する加熱状態検出手段と、
    前記端末装置と情報の送受信を可能とする無線通信手段と、
    制御手段と、
    記憶手段と、
    を有し、
    前記記憶手段には、前記加熱調理器の種類と型式を特定可能な加熱調理器識別情報が記憶されており、
    前記端末装置は、
    前記通信回線を介して前記サーバと送受信が可能であり、
    前記熱量調整手段の調整量を含む前記加熱調理器の動作状態を経過時間とともに記録した操作情報の作成、または、前記操作情報に基づいて前記加熱調理器の動作状態を再現させる再現動作、または、前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む調理履歴情報の記憶、を要求する調理器動作指示が入力されると、入力された前記調理器動作指示に応じた調理器動作要求情報を、前記制御手段に送信し、
    前記サーバへの前記調理履歴情報の登録または読み出しを要求するサーバ動作指示が入力されると、入力された前記サーバ動作指示に応じたサーバ動作要求情報を、前記サーバに送信し、
    前記サーバへの前記調理履歴情報の登録を要求する登録指示が入力されると、前記サーバ動作要求情報の1つであって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報を含む登録要求情報を、前記サーバに送信し、
    前記サーバに登録されている複数の前記調理履歴情報の中から1つまたは複数が選択されて、前記調理履歴情報の読み出しを要求する読み出し指示が入力されると、前記サーバ動作要求情報の1つであって選択された前記調理履歴情報を識別可能なレシピ識別情報と前記加熱調理器識別情報とを含む読み出し要求情報を、前記サーバに送信し、前記レシピ識別情報と前記加熱調理器識別情報とに対応する前記調理履歴情報であって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報が含まれている読み出し応答情報を、前記サーバから受信し、受信した前記読み出し応答情報に含まれている前記調理履歴情報を、前記端末装置に記憶し、
    前記サーバは、
    前記端末装置から前記登録要求情報を受信すると、受信した前記登録要求情報に含まれている前記調理履歴情報であって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報を、前記サーバに登録し、
    前記端末装置から前記読み出し要求情報を受信すると、前記サーバに登録されている複数の前記調理履歴情報であって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報の中から、受信した前記読み出し要求情報に含まれている前記レシピ識別情報と前記加熱調理器識別情報とに対応する前記調理履歴情報であって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報を読み出し、読み出した前記調理履歴情報を含む前記読み出し応答情報を作成し、作成した前記読み出し応答情報を、前記端末装置に送信し、
    前記制御手段は、
    前記端末装置から前記調理器動作要求情報を受信すると、
    前記調理器動作要求情報にて前記操作情報の作成が要求された場合は、前記操作情報を作成して前記操作情報を含む前記調理履歴情報を前記記憶手段に記憶し、
    前記調理器動作要求情報にて前記調理履歴情報であって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報の記憶が要求された場合は、前記端末装置から受信した前記調理履歴情報であって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報を、前記記憶手段に記憶し、
    前記調理器動作要求情報にて前記再現動作の要求がされた場合は、再現の対象となる前記調理履歴情報であって前記加熱調理器識別情報と前記操作情報を含む前記調理履歴情報に含まれている前記操作情報に基づいて、前記再現動作を実行する、
    加熱調理システム。
  2. 請求項1に記載の加熱調理システムであって、
    前記制御手段は、
    再現動作中において、前記加熱状態検出手段を用いて検出した加熱状態に基づいて、強制的に加熱を停止するべき加熱停止要求状態が検出された場合には、前記加熱手段からの加熱を停止する加熱停止制御を行い、前記再現動作を中止する、
    加熱調理システム。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理システムであって、
    前記端末装置は、
    前記操作情報の作成開始を要求する記録開始指示が入力されると、前記調理器動作要求情報の1つである記録開始要求情報を、前記制御手段に送信し、
    前記操作情報の作成終了を要求する記録終了指示が入力されると、前記調理器動作要求情報の1つである記録終了要求情報を、前記制御手段に送信し、前記制御手段が作成した前記操作情報と前記加熱調理器識別情報とを含む前記調理履歴情報を含む記録応答情報を前記制御手段から受信し、受信した前記記録応答情報に含まれている前記調理履歴情報を前記端末装置に記憶し
    前記端末装置に記憶されている複数の前記調理履歴情報の中から1つまたは複数が選択されて、前記調理履歴情報の記憶を要求する記憶指示が入力されると、前記調理器動作要求情報の1つであって選択された前記調理履歴情報を含む記憶要求情報を、前記制御手段に送信し、
    前記記憶手段に記憶されている複数の前記調理履歴情報の中から1つが選択されて、前記再現動作を要求する再現開始指示が入力されると、前記調理器動作要求情報の1つであって選択された前記調理履歴情報を識別可能な前記レシピ識別情報を含む再現開始要求情報を、前記制御手段に送信し
    前記制御手段は、
    前記端末装置から前記記録開始要求情報を受信すると、前記操作情報の作成を開始し、
    前記端末装置から前記記録終了要求情報を受信すると、前記操作情報の作成を終了して、作成した前記操作情報と前記加熱調理器識別情報とを含む前記調理履歴情報を前記記憶手段に記憶し、作成した前記調理履歴情報を含む前記記録応答情報を、前記端末装置に送信し、
    前記端末装置から前記記憶要求情報を受信すると、受信した前記記憶要求情報に含まれている前記調理履歴情報を、前記記憶手段に記憶し、
    前記端末装置から前記再現開始要求情報を受信すると、受信した前記再現開始要求情報に含まれている前記レシピ識別情報に対応する前記調理履歴情報に含まれている前記操作情報に基づいて、前記再現動作を実行する、
    加熱調理システム。
  4. 請求項3に記載の加熱調理システムであって、
    前記調理履歴情報に含まれている前記操作情報に同期させた動画情報または音声情報である調理実演情報が、前記端末装置の動画記録手段または録音手段の少なくとも一方である記録手段、あるいは前記端末装置とは別体とされた動画記録手段または録音手段の少なくとも一方である記録手段、にて作成され、
    前記端末装置は、
    前記記録開始要求情報を前記制御手段に送信した場合、前記記録手段に前記調理実演情報の作成を開始させ、
    前記記録終了要求情報を前記制御手段に送信した場合、前記記録応答情報を前記制御手段から受信するとともに前記記録手段に前記調理実演情報の作成を終了させて前記調理実演情報を前記記録手段から取得し、受信した前記記録応答情報に含まれている前記調理履歴情報に前記調理実演情報を含めた新たな前記調理履歴情報を作成して前記端末装置に記憶し、前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報を含む前記記憶要求情報を、前記制御手段に送信し、
    前記登録要求情報を前記サーバに送信する場合、前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報を含む前記登録要求情報を、前記サーバに送信し、
    前記サーバから前記読み出し応答情報を受信した場合、前記読み出し応答情報には、前記レシピ識別情報と前記加熱調理器識別情報とに対応する前記調理履歴情報であって前記調理実演情報が含まれている前記調理履歴情報が含まれており、
    前記記憶要求情報を前記制御手段に送信した場合、前記記憶要求情報には、前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報が含まれており、
    前記記憶手段に記憶されている複数の前記調理履歴情報の中から1つが選択されて当該調理履歴情報に対応付けられている前記調理実演情報の読み出しを要求する実演要求情報を前記制御手段に送信した場合、前記制御手段から前記実演要求情報に対応する前記調理実演情報を受信し、
    前記サーバは、
    前記登録要求情報を受信した場合、受信した前記登録要求情報に含まれている前記調理履歴情報であって前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報を登録し、
    前記読み出し要求情報を受信した場合、受信した前記読み出し要求情報に含まれている前記レシピ識別情報と前記加熱調理器識別情報とに対応する前記調理履歴情報であって前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報を含む前記読み出し応答情報を作成し、作成した前記読み出し応答情報を前記端末装置に送信し、
    前記制御手段は、
    前記端末装置から前記記憶要求情報を受信すると、受信した前記記憶要求情報に含まれている前記調理履歴情報であって前記調理実演情報を含む前記調理履歴情報を、前記記憶手段に記憶し、
    前記端末装置から前記実演要求情報を受信すると、受信した前記実演要求情報に対応する前記調理実演情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した前記調理実演情報を、前記端末装置に送信し、
    前記端末装置は、
    前記再現開始要求情報を送信した場合、当該送信に同期させて、前記再現開始要求情報に含まれている前記レシピ識別情報に対応する前記調理実演情報の再生を開始することで、前記加熱調理器の前記再現動作に同期させて前記調理実演情報を再生する、
    加熱調理システム。
  5. 請求項3または4に記載の加熱調理システムであって、
    前記端末装置は、
    前記サーバへのユーザの登録を要求するユーザ登録指示が入力されると、ユーザを識別可能なユーザ識別情報を含むユーザ登録要求情報を、前記サーバに送信し、
    前記サーバに前記読み出し要求情報を送信する場合、前記ユーザ識別情報を含む前記読み出し要求情報を送信し、
    前記サーバに前記登録要求情報を送信する場合、前記ユーザ識別情報を含む前記調理履歴情報を含む前記登録要求情報を送信し、
    前記サーバは、
    前記端末装置から前記ユーザ登録要求情報を受信すると、受信した前記ユーザ登録要求情報に含まれている前記ユーザ識別情報に対応する仮想口座を開設し、前記ユーザ識別情報と前記仮想口座を含むユーザ情報を記憶し、
    前記ユーザ情報に記憶されている各前記ユーザ識別情報に対応付けられている各前記仮想口座から定期的に定期利用料金または定期利用ポイントを徴収、あるいは、前記読み出し要求情報を受信する毎に、受信した前記読み出し要求情報に含まれている前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記仮想口座から随時利用料金または随時利用ポイントを徴収、の少なくとも一方の徴収を行い、
    前記登録要求情報を受信する毎に、受信した前記登録要求情報に含まれている前記調理履歴情報に含まれている前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記仮想口座に登録報酬料金または登録報酬ポイントを付与、あるいは、前記読み出し応答情報を送信する毎に、送信する前記読み出し応答情報に含まれている前記調理履歴情報に含まれている前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記仮想口座に随時報酬料金または随時報酬ポイントを付与、の少なくとも一方の付与を行う、
    加熱調理システム。
  6. 請求項3~5のいずれか一項に記載の加熱調理システムにおいて前記端末装置にて実行されるアプリケーションプログラムであって、
    前記端末装置を、
    前記端末装置に前記記録開始指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記録開始要求情報を送信させる、記録開始要求手段、
    前記端末装置に前記記録終了指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記録終了要求情報を送信させる、記録終了要求手段、
    前記端末装置に前記登録指示が入力されると、前記端末装置から前記サーバに向けて前記登録要求情報を送信させる、サーバ登録要求手段、
    前記端末装置に前記読み出し指示が入力されると、前記端末装置から前記サーバに向けて前記読み出し要求情報を送信させる、サーバ読み出し要求手段、
    前記端末装置に前記記憶指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記憶要求情報を送信させる、記憶要求手段、
    前記端末装置に前記再現開始指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記再現開始要求情報を送信させる、再現開始要求手段、
    として機能させる、
    アプリケーションプログラム。
  7. 請求項4に記載の加熱調理システムにおいて前記端末装置にて実行されるアプリケーションプログラムであって、
    前記端末装置を、
    前記端末装置に前記記録開始指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記録開始要求情報を送信させ、前記操作情報に同期させた前記調理実演情報の作成を開始させる、記録同期実演開始要求手段、
    前記端末装置に前記記録終了指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記録終了要求情報を送信させる、記録終了要求手段、
    前記端末装置に前記登録指示が入力されると、前記端末装置から前記サーバに向けて前記登録要求情報を送信させる、サーバ登録要求手段、
    前記端末装置に前記読み出し指示が入力されると、前記端末装置から前記サーバに向けて前記読み出し要求情報を送信させる、サーバ読み出し要求手段、
    前記端末装置に前記記憶指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記記憶要求情報を送信させる、記憶要求手段、
    前記端末装置に前記再現開始指示が入力されると、前記端末装置から前記制御手段に向けて前記再現開始要求情報を送信させ、当該送信に同期させて、前記再現開始要求情報に含まれている前記レシピ識別情報に対応する前記調理実演情報の再生を開始させる、再現同期再生開始要求手段、
    として機能させる、
    アプリケーションプログラム。

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