JP7006799B2 - 情報処理装置、センサ動作最適化方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、センサ動作最適化方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、センサ動作最適化方法、およびプログラムに関する。
ガスをセンサで測定することにより、ガスに関する情報を得る技術が開発されている。例えば、下記特許文献1は、未知試料の入力に対する化学センサの出力を基に求められる伝達関数を使って、未知試料を識別する技術を開示している。具体的には、1)未知試料の量が時間的に変化する入力を化学センサに与え、2)上記化学センサからの時間的に変化する応答を測定し、3)上記入力および上記応答に基づいて上記未知試料の伝達関数を求め、4)求めた伝達関数に基づいて上記未知試料を識別する、という技術が開示されている。
特開2018-87722号公報
未知試料(ガス)を検知する化学センサ(所謂、においセンサ)において、対象とするにおい成分の検知精度を向上させるためにセンサの動作を最適化する技術が望まれる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的の一つは、においセンサが検知対象とするにおい成分の検知精度を向上させるためにセンサの動作を最適化する技術を提供することである。
本発明の情報処理装置は、
対象ガスに対する、においセンサのサンプリング長さ別のセンサ出力データを取得するセンサ出力データ取得手段と、
前記サンプリング長さ別のセンサ出力データを用いて、前記対象ガスのにおい成分に関する予測を行うための予測式を生成する予測式生成手段と、
前記予測式を用いて、前記においセンサを動作させるときのサンプリング長さを決定する動作設定手段と、
を備える。
本発明のセンサ動作最適化方法は、
コンピュータが、
対象ガスに対する、においセンサのサンプリング長さ別のセンサ出力データを取得し、
前記サンプリング長さ別のセンサ出力データを用いて、前記対象ガスのにおい成分に関する予測を行うための予測式を生成し、
前記予測式を用いて、前記においセンサを動作させるときのサンプリング長さを決定する、
ことを含む。
本発明のプログラムは、コンピュータに、上述のセンサ動作最適化方法を実行させる。
本発明によれば、においセンサが検知対象とするにおい成分の検知精度を向上させるためにセンサの動作を最適化することができる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
第1実施形態に係る情報処理装置20の概要を説明するための図である。 第1実施形態に係る情報処理装置20の機能構成を例示する図である。 情報処理装置20を実現するための計算機1000を例示する図である。 第1実施形態の情報処理装置20により実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態に係る情報処理装置20の概要を説明するための図である。 第3実施形態の情報処理装置20により実行される処理の流れを例示するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
なお、以下に示す説明において、特に説明する場合を除き、各装置の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。各装置の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
[第1実施形態]
<概要>
まず、図1を用いて、第1実施形態に係る情報処理装置20の概要について説明する。図1は、第1実施形態に係る情報処理装置20の概要を説明するための図である。情報処理装置20は、特定のにおい成分を検出する場合におけるセンサ10のサンプリング長さを最適化する。
ここで、図1に示されるセンサ10は所謂においセンサである。センサ10(においセンサ)の動作は、サンプリングとパージの繰り返しで構成されている。「サンプリング」は、センサ10をにおい成分を含む対象ガスに曝す(例えば、におい成分を含む対象ガスをセンサ10に吹き掛ける)動作を意味し、「パージ」は、センサ10から対象ガスを取り除く(例えば、センサ10をパージ用のガスに曝す)動作を意味する。また、「サンプリング長さ」は、上述のサンプリング動作を行う期間の長さを意味し、「パージ長さ」とは、上述のパージ動作を行う期間の長さを意味する。
図1の例において、符号12および符号14は、それぞれ、センサ10に与えられる入力信号および当該入力信号に対するセンサ10の出力信号を示している。
センサ10に与えられる入力信号12において、信号の立ち上がり期間はサンプリング動作の期間を、また、信号の立ち下がり期間はパージ動作の期間をそれぞれ示す。すなわち、図1において、L1、L2、およびL3は、それぞれ、サンプリング長さを示している。図示されるように、サンプリング長さL1、L2、およびL3は、それぞれ互いに異なる長さに設定されている。センサ10の入力信号12は、複数の期間それぞれでサンプリング長さが異なるような波形を持つ信号であれば、特に限定されない。なお、本実施形態では、パージ期間は固定長である。パージ期間は、センサ10に付着したにおい成分(分子)の全てをセンサ10から離脱させるのに十分な長さに設定される。
また、センサの出力信号14において、OL1、OL2、およびOL3は、それぞれ、期間P1でのサンプリング長さL1の入力、期間P2でのサンプリング長さL2の入力、および期間P3でのサンプリング長さL3の入力に対応するセンサ出力データ(サンプリング長さ別のセンサ出力データ)である。
図に示されるように、情報処理装置20は、まず、サンプリング長さ別のセンサ出力データ(OL1、OL2、およびOL3)を取得する。そして、情報処理装置20は、サンプリング長さ別のセンサ出力データを用いた機械学習を行い、予測式を生成する。予測式は、センサ10の出力に基づく特徴量を用いて、対象ガスのにおい成分に関する予測(例えば、におい成分の含有判別など)を行うための式である。そして、情報処理装置20は、この予測式を用いて、センサ10を動作させるときのサンプリング長さを決定する。具体的には、情報処理装置20は、生成された予測式を用いて、「センサ10の出力に基づく特徴量のどの部分が、対象ガスのにおい成分に関する予測に寄与するか」を特定する。そして、情報処理装置20は、対象ガスのにおい成分に関する予測に寄与する特徴量を含むようなセンサ10の出力を得るために適したサンプリング長さを、センサ10を動作させるときのサンプリング長さとして決定する。
<情報処理装置20の機能構成例>
図2は、第1実施形態に係る情報処理装置20の機能構成を例示する図である。図2に示されるように、本実施形態の情報処理装置20は、センサ出力データ取得部210、予測式生成部220、および動作設定部230を備える。
センサ出力データ取得部210は、対象ガスに対する、においセンサのサンプリング長さ別のセンサ出力データ(例:図1のOL1、OL2、およびOL3)を取得する。予測式生成部220は、サンプリング長さ別のセンサ出力データを用いて機械学習を行い、対象ガスのにおい成分に関する予測を行うための予測式を生成する。そして、動作設定部230は、生成された予測式を用いて、においセンサを動作させるときのサンプリング長さを決定する。
<ハードウエア構成>
図3は、情報処理装置20を実現するための計算機1000を例示する図である。計算機1000は任意の計算機である。例えば計算機1000は、Personal Computer(PC)やサーバマシンなどの据え置き型の計算機である。その他にも例えば、計算機1000は、スマートフォンやタブレット端末などの可搬型の計算機である。計算機1000は、情報処理装置20を実現するために設計された専用の計算機であってもよいし、汎用の計算機であってもよい。
計算機1000は、バス1020、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、及びネットワークインタフェース1120を有する。バス1020は、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、及びネットワークインタフェース1120が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1040などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
プロセッサ1040は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などの種々のプロセッサである。メモリ1060は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現される主記憶装置である。ストレージデバイス1080は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又はROM(Read Only Memory)などを用いて実現される補助記憶装置である。
入出力インタフェース1100は、計算機1000と入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。例えば入出力インタフェース1100には、キーボードなどの入力装置や、ディスプレイ装置などの出力装置が接続される。その他にも例えば、入出力インタフェース1100には、センサ10が接続される。ただし、センサ10は必ずしも計算機1000と直接接続されている必要はない。例えば、センサ10は、計算機1000と共有している記憶装置に出力データ(サンプリング長さ別のセンサ出力データ)を記憶させてもよい。
ネットワークインタフェース1120は、計算機1000を通信網に接続するためのインタフェースである。この通信網は、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1120が通信網に接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。
ストレージデバイス1080は、情報処理装置20の各機能構成部(センサ出力データ取得部210、予測式生成部220、動作設定部230など)を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1040は、これら各プログラムモジュールをメモリ1060に読み出して実行することで、各プログラムモジュールに対応する機能を実現する。
<処理の流れ>
図4は、第1実施形態の情報処理装置20により実行される処理の流れを例示するフローチャートである。
まず、センサ出力データ取得部210は、サンプリング長さ別のセンサ出力データを取得する(S102)。一例として、センサ出力データ取得部210は、入出力インタフェース1100を介して接続されたセンサ10に、サンプリング長さがランダムな複数の入力を与え、その結果としてセンサ10から出力されるデータ(センサ出力データ)を取得する。他の一例として、サンプリング長さ別のセンサ出力データがストレージデバイス1080などの記憶領域に予め記憶されており、センサ出力データ取得部210は、当該記憶領域に記憶されているセンサ出力データを読み出してもよい。
次に、予測式生成部220は、センサ出力データ取得部210により取得された、サンプリング長さ別のセンサ出力データを用いて、対象ガスのにおい成分に関する予測を行うための予測式を生成する(S104)。例えば、予測式生成部220は、サンプリング長さ別のセンサ出力データ(例:図1におけるOL1、OL2、およびOL3)それぞれにフーリエ変換等を行って周波数領域の特徴データとし、これらの特徴データを用いて機械学習を行い、予測式を生成する。具体的には、予測式生成部220は、サンプリング長さ別のセンサ出力データから得た特徴データを用いて例えばLASSO(Least Absolute Shrinkage and Selection Operator)などのスパース学習を実行して、「(予測結果:目的変数)=f(周波数領域の特徴データ:説明変数)」で表される予測モデル(予測式)を求める。スパース学習を実行することによって、対象ガスのにおい成分の予測に寄与する1以上の周波数成分(特徴量)が選択される。予測式生成部220は、スパース学習によって選択された当該1以上の周波数成分以外の周波数成分の重み係数を0とした予測式を生成する。
例えば、予測式は特徴量の線形和であり、z=WX+bで表される。ここで、Xはセンサ10の出力に基づく特徴量ベクトル、Wは特徴量ベクトルXの各要素(特徴量)に対応する重み係数を示す重み係数ベクトル、bは定数である。そして、得られるzが予測結果を示す。予測式は判別に用いられても良いし、回帰予測に用いられても良い。たとえばあるにおい成分の有無の判別に用いられる予測式では、zが予め定められた基準以上である場合、測定対象のガスに検出対象のにおい成分が含まれていると判断し、基準未満である場合、測定対象のガスに検出対象のにおい成分が含まれていないと判断することができる。回帰予測の例としては、飲料等の製品のにおいに基づく製造品質の予測や呼気の測定による体内状態の予測等が挙げられる。
次に、動作設定部230は、予測式生成部220により生成された予測式を用いて、センサ10を動作させるときのサンプリング長さを決定する(S106)。具体的には、動作設定部230は、予測式における周波数成分別の重み係数を用いて、センサ10を動作させるときのサンプリング長さを決定する。
まず、動作設定部230は、予測式にける周波数成分別の重み係数に基づいて、重み係数の値が0以外の周波数成分を特定する。そして、動作設定部230は、特定した周波数成分について逆フーリエ変換を実行する。この結果として、対象のにおい成分に関する予測に用いるセンサ10の出力(時間領域の信号)として理想的な第1の波形が得られる。そして、動作設定部230は、当該第1の波形を、センサ10の逆伝達関数を用いて、センサ10の入力として理想的な第2の波形に変換する。ここで、センサ10の逆伝達関数は、例えばセンサ10の伝達関数に基づいて導出することができる。なお、動作設定部230は、センサ10の入力信号と出力信号の組み合わせに基づいて、センサ10の伝達関数を算出することができる。動作設定部230は、このように得られた第2の波形から、センサ10の動作に最適なサンプリング長さを決定することができる。例えば、動作設定部230は、第2の波形における信号の立ち上がり期間の長さを、センサ10を動作させるときのサンプリング長さとして決定することができる。なお、スパース学習を行った結果として複数の周波数成分が選択された場合には、動作設定部230は、逆フーリエ変換の結果として、複数のサンプリング長さを有する第2の波形を得ることができる。そして、動作設定部230は、この第2の波形に基づく複数のサンプリング長さを、それぞれ、センサ10を動作させるときのサンプリング長さとして決定することができる。但し、ここで説明した具体的な動作はあくまで一例であり、動作設定部230の動作はこれらの例に制限されない。
そして、動作設定部230は、S106の処理で決定されたサンプリング長さと、固定値であるパージ長さとに基づいて、センサ10の動作(センサ10のサンプリング/パージの切り替え周期)を設定する(S108)。なお、固定値であるパージ長さに関する情報は、例えば、メモリ1060やストレージデバイス1080などの記憶領域に予め記憶されており、動作設定部230は、当該記憶領域から、パージ長さに関する情報を取得することができる。
<作用・効果>
以上、本実施形態では、まず、サンプリング長さの異なる複数の入力それぞれに対する応答としてにおいセンサから得られる、サンプリング長さ別のセンサ出力データを用いて、そのにおい成分に関する予測を行うための予測式が生成される。そして、生成された予測式を用いて、におい成分の予測に寄与する特徴量(例えば、周波数成分)が特定される。そして、当該特定された特徴量を含むセンサ10の出力を得るために適したサンプリング長さが、「においセンサを動作させるときのサンプリング長さ」として決定される。つまり、本実施形態によれば、対象ガスのにおい成分の予測に寄与する特徴量がセンサ10の出力に現れるように、においセンサの動作を最適化することができる。これにより、対象とするにおい成分について誤った予測を行う可能性を低減させる効果が期待できる。
<具体的な利用例>
上述したセンサ10の動作を最適化する方法は、例えば、当該センサ10を設ける現場で実行することができる。具体的には、センサ10を設ける現場に、検知対象のにおい成分を含むガス(サンプルガス)を持っていき、以下の手順でセンサ10の動作を最適化することができる。
1)センサ10を様々なサンプリング長さでサンプルガスに曝して得られる、サンプリング長さ別のセンサ出力データを、情報処理装置20に入力する。
2)情報処理装置20が、上記1)で得られたサプリング長さ別のセンサ出力データを用いて、検知対象のにおい成分に関する予測を行うための予測式を生成する。
3)情報処理装置20が、上記2)で生成された予測式を用いて、センサ10を動作させるときのサンプリング長さを決定し、センサ10に設定する。
このように、本実施形態によれば、センサ10を設ける現場で、そのセンサ10の動作を簡単にチューニングすることができる。
なお、例えば、ゴムが焼けるにおい及びプラスチックが溶けるにおいの両方を検知する場合など、複数種類のにおいが検知対象である場合、情報処理装置20は、検知対象のにおい別に上述の処理を行い、検知対象のにおい別に最適なサンプリング長さを決定する。この場合、情報処理装置20は、検知対象のにおい別に決定したサンプリング長さを使って、センサ10動作を最適化する。具体的には、検知対象のにおいが2種類ある場合、情報処理装置20は、第1のにおい及び第2のにおいについて、それぞれ、第1のサンプリング長さおよび第2のサンプリング長さを決定する。そして、情報処理装置20は、例えば、「第1のサンプリング長さでのサンプリング動作→固定長のパージ動作→第2のサンプリング長さでのサンプリング動作→固定長のパージ動作」を、センサ10の1サイクルの動作として設定する。このようにすることで、複数種類のにおいが検出対象である場合であっても、それぞれのにおいを精度よく検知できるようにセンサ10の動作が最適化される。
[第2実施形態]
センサ10の出力は、対象ガスの成分のみならず、その測定環境(測定条件)に応じて変わる場合がある。具体的な例として、センサ10の一構成要素としてばねが存在する場合に、ばね係数が気温や湿度などによって変動することで、同一の入力に対する出力が異なる場合がある。そうすると、におい成分の特徴を含むセンサ10の出力を得るために適切なサンプリング長さは、測定環境毎に異なってくる可能性がある。本実施形態に係る情報処理装置20は、この問題を解決する構成を有する。
<機能構成例>
本実施形態に係る情報処理装置20は、以下に説明する点を除いて第の実施形態に係る情報処理装置20と同じである。本実施形態において、予測式生成部220は、サンプリング長さ別のセンサ出力データをセンサ10の測定環境で分類し、その測定環境別のセンサ出力データを用いて、センサ10の測定環境別に予測式を生成する。予測式の生成する方法は、第1実施形態と同様である。また、動作設定部230は、センサ10の測定環境別に生成された予測式を用いて、センサ10を動作させるサンプリング長さを測定環境別に決定する。サンプリング長さを決定する方法は、第1実施形態と同様である。
上述の測定環境の具体例としては、特に限定されないが、例えば、気温、湿度、気圧、夾雑ガスの種類、パージガスの種類、センシング対象物とセンサとの距離、センサの周囲に存在する物体などが挙げられる。温度、湿度、および気圧はそれぞれセンサ10の周囲の温度、湿度、および気圧、具体的にはセンサ10の官能部を取り巻く雰囲気の温度、湿度、および気圧である。夾雑ガスの種類は、センサ10を対象ガスに曝す操作(サンプリング)において、対象のにおい成分と共にセンサ10に供給されるガスの種類である。具体的には夾雑ガスの種類としては、窒素等の不活性ガス、および空気等が挙げられる。パージガスの種類はセンサ10から測定対象のガスを取り除く操作(パージ)においてセンサ10に供給されるガスである。具体的にはパージガスとしては、窒素等の不活性ガス、および空気等が挙げられる。対象物とセンサ10との距離は、特定の対象物の周囲にセンサ10を配置して検出を行う場合の、対象物とセンサ10との距離である。センサ10の周囲に存在する物体は、特定の対象物の周囲にセンサ10を配置して検出を行う場合の、対象物の種類である。
<作用・効果>
以上、本実施形態では、測定環境別のセンサ出力データを用いて予測式が測定環境別に生成され、その測定環境別の予測式を用いてサンプリング長さが測定環境別に決定される。これにより、センサ10の動作を測定環境に応じて最適化することが可能となる。
[第3実施形態]
本実施形態の情報処理装置20は、以下に説明する点を除き、上述の各実施形態と同様の構成を有する。
<概要>
図5を用いて、第3実施形態に係る情報処理装置20の概要について説明する。図5は、第実施形態に係る情報処理装置20の概要を説明するための図である。図5の例と図1の例とでは、入力信号12の波形が異なる。図1の例において、入力信号12のパージ長さ(信号の立ち下がり期間)は固定であったが、図5の例では、可変となっている。具体的には、図5において、L1、L2、およびL3は、それぞれ、サンプリング長さを示している。図示されるように、サンプリング長さL1、L2、およびL3は、それぞれ互いに異なる長さに設定されている。また、L4、L5、およびL6は、それぞれ、パージ長さを示している。図示されるように、パージ長さL4、L5、およびL6は、それぞれ互いに異なる長さに設定されている。図5に例示されるような入力信号12は、例えば、M系列信号を生成する論理回路などを用いて生成される。
また、センサの出力信号14において、OL1-4、OL2-5、およびOL3-6は、それぞれ、期間P1でのサンプリング長さL1とパージ長さL4との組み合わせの入力、期間P2でのサンプリング長さL2とパージ長さL5との組み合わせの入力、および期間P3でのサンプリング長さL3とパージ長さL6との組み合わせの入力に対応するセンサ出力データ(サンプリング長さおよびパージ長さの組み合わせ別のセンサ出力データ)である。
図に示されるように、情報処理装置20は、まず、サンプリング長さおよびパージ長さの組み合わせ別のセンサ出力データ(OL1-4、OL2-5、およびOL3-6)を取得する。そして、情報処理装置20は、サンプリング長さ別のセンサ出力データを用いた機械学習を行い、予測式を生成する。予測式は、センサ10の出力に基づく特徴量を用いて、対象ガスのにおい成分に関する予測(例えば、におい成分の含有判別など)を行うための式である。そして、情報処理装置20は、この予測式を用いて、センサ10を動作させるときのサンプリング長さを決定する。具体的には、情報処理装置20は、生成された予測式を用いて、「センサ10の出力に基づく特徴量のどの部分が、対象ガスのにおい成分に関する予測に寄与するか」を特定する。そして、情報処理装置20は、対象ガスのにおい成分に関する予測に寄与する特徴量を含むようなセンサ10の出力を得るために適したサンプリング長さおよびパージ長さを、センサ10を動作させるときのサンプリング長さおよびパージ長さとして決定する。
<機能構成例>
本実施形態の情報処理装置20は、第1実施形態で例示した構成(例:図1)と同様の構成を有する。本実施形態において、センサ出力データ取得部210は、センサ10(においセンサ)のサンプリング長さおよびパージ長さの組み合わせ別にセンサ出力データを取得する。また、予測式生成部220は、サンプリング長さおよびパージ長さの組み合わせ別のセンサ出力データを用いて機械学習を行い、対象ガスのにおい成分の予測に関する予測式を生成する。そして、動作設定部230は、生成された予測式を用いて、においセンサを動作させるときのサンプリング長さおよびパージ長さを決定する。
<処理の流れ>
図6は、第3実施形態の情報処理装置20により実行される処理の流れを例示するフローチャートである。
まず、センサ出力データ取得部210は、サンプリング長さおよびパージ長さの組み合わせ別のセンサ出力データを取得する(S202)。一例として、センサ出力データ取得部210は、入出力インタフェース1100を介して接続されたセンサ10に、サンプリング長さおよびパージ長さがランダムな複数の入力を与え、その結果としてセンサ10から出力されるデータ(センサ出力データ)を取得する。他の一例として、サンプリング長さおよびパージ長さの組み合わせ別のセンサ出力データがストレージデバイス1080などの記憶領域に予め記憶されており、センサ出力データ取得部210は、当該記憶領域に記憶されているセンサ出力データを読み出してもよい。
次に、予測式生成部220は、センサ出力データ取得部210により取得された、サンプリング長さおよびパージ長さの組み合わせ別のセンサ出力データを用いて、対象ガスのにおい成分に関する予測を行うための予測式を生成する(S204)。予測式生成部220は、第1実施形態と同様に、スパース学習によって対象ガスのにおい成分の予測に寄与する1以上の周波数成分を選択、当該1以上の周波数成分以外の周波数成分の重み係数を0とした予測式を生成する。
次に、動作設定部230は、予測式生成部220により生成された予測式を用いて、センサ10を動作させるときのサンプリング長さおよびパージ長さを決定する(S206)。具体的には、動作設定部230は、予測式における周波数成分別の重み係数を用いて、センサ10を動作させるときのサンプリング長さおよびパージ長さを決定する。
まず、動作設定部230は、予測式にける周波数成分別の重み係数に基づいて、重み係数の値が0以外の周波数成分を特定する。そして、動作設定部230は、特定した周波数成分について逆フーリエ変換を実行する。この結果として、対象のにおい成分に関する予測に用いるセンサ10の出力(時間領域の信号)として理想的な第1の波形が得られる。そして、動作設定部230は、当該第1の波形を、センサ10の逆伝達関数を用いて、センサ10の入力として理想的な第2の波形に変換する。ここで、センサ10の逆伝達関数は、例えばセンサ10の伝達関数に基づいて導出することができる。なお、動作設定部230は、センサ10の入力信号と出力信号の組み合わせに基づいて、センサ10の伝達関数を算出することができる。動作設定部230は、このように得られた第2の波形から、センサ10の動作に最適なサンプリング長さおよびパージ長さを決定することができる。動作設定部230は、第2の波形における信号の立ち上がり期間の長さを、センサ10を動作させるときのサンプリング長さとして決定することができる。また、動作設定部230は、第2の波形における信号の立ち下がり期間の長さを、センサ10を動作させるときのパージ長さとして決定することができる。なお、スパース学習を行った結果として複数の周波数成分が選択された場合には、動作設定部230は、逆フーリエ変換の結果として、複数のサンプリング長さおよび複数のパージ長さを有する第2の波形を得ることができる。そして、動作設定部230は、この第2の波形に基づく複数のサンプリング長さを、それぞれ、センサ10を動作させるときのサンプリング長さとして決定することができる。また、動作設定部230は、この第2の波形に基づく複数のパージ長さを、センサ10を動作させるときのパージ長さとして決定することができる。但し、ここで説明した具体的な動作はあくまで一例であり、動作設定部230の動作はこれらの例に制限されない。
そして、動作設定部230は、S206の処理で決定されたサンプリング長さおよびパージ長さ(センサ10のサンプリング/パージの切り替え周期)を基に、センサ10の動作を設定する(S208)。
以上、本実施形態では、センサ10の動作に最適な周期として特定された周期に基づいて、センサ10が動作するときのサンプリング長さおよびパージ長さが決定される。そして、決定されたサンプリング長さおよびパージ長さに基づいて、センサ10の動作がチューニングされる。サンプリング長さのみならず、パージ長さをも調整することにより、においセンサの動作を精度よく最適化することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
また、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1.
対象ガスに対する、においセンサのサンプリング長さ別のセンサ出力データを取得するセンサ出力データ取得手段と、
前記サンプリング長さ別のセンサ出力データを用いて、前記対象ガスのにおい成分に関する予測を行うための予測式を生成する予測式生成手段と、
前記予測式を用いて、前記においセンサを動作させるときのサンプリング長さを決定する動作設定手段と、
を備える情報処理装置。
2.
前記予測式生成手段は、
前記サンプリング長さ別のセンサ出力データを、それぞれ、周波数領域の特徴データに変換し、
前記周波数領域の特徴データを用いて、前記予測式を生成する、
1.に記載の情報処理装置。
3.
前記予測式は周波数別の重み係数を有しており、
前記動作設定手段は、前記周波数別の重み係数を用いて、前記においセンサを動作させるときのサンプリング長さを決定する、
2.に記載の情報処理装置。
4.
前記予測式生成手段は、前記においセンサの測定環境に基づいて分類される、測定環境別の前記センサ出力データを用いて、前記予測式を前記においセンサの測定環境別に生成し、
前記動作設定手段は、前記においセンサの測定環境別に生成された前記予測式の重みを用いて、前記サンプリング長さを前記測定環境別に決定する、
1.から3.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
5.
前記測定環境は、温度、湿度、気圧、夾雑ガスの種類、パージガスの種類、対象物と前記においセンサとの距離、前記においセンサの周囲に存在する物体のうち少なくともいずれかを含む、
4.に記載の情報処理装置。
6.
前記センサ出力データ取得手段は、前記においセンサのサンプリング長さおよびパージ長さの組み合わせ別のセンサ出力データを取得し、
前記予測式生成手段は、前記組み合わせ別のセンサ出力データを用いて前記予測式を生成し、
前記動作設定手段は、前記予測式を用いて、前記サンプリング長さおよび前記パージ長さを決定する、
1.から5.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
7.
コンピュータが、
対象ガスに対する、においセンサのサンプリング長さ別のセンサ出力データを取得し、
前記サンプリング長さ別のセンサ出力データを用いて、前記対象ガスのにおい成分に関する予測を行うための予測式を生成し、
前記予測式を用いて、前記においセンサを動作させるときのサンプリング長さを決定する、
ことを含むセンサ動作最適化方法。
8.
前記コンピュータが、
前記サンプリング長さ別のセンサ出力データを、それぞれ、周波数領域の特徴データに変換し、
前記周波数領域の特徴データを用いて、前記予測式を生成する、
ことを含む7.に記載のセンサ動作最適化方法。
9.
前記予測式は周波数別の重み係数を有しており、
前記コンピュータが、
前記周波数別の重み係数を用いて、前記においセンサを動作させるときのサンプリング長さを決定する、
ことを含む8.に記載のセンサ動作最適化方法。
10.
前記コンピュータが、
前記においセンサの測定環境に基づいて分類される、測定環境別の前記センサ出力データを用いて、前記予測式を前記においセンサの測定環境別に生成し、
前記においセンサの測定環境別に生成された前記予測式の重みを用いて、前記サンプリング長さを前記測定環境別に決定する、
ことを含む7.から9.のいずれか1つに記載のセンサ動作最適化方法。
11.
前記測定環境は、温度、湿度、気圧、雰囲気ガスの種類、パージガスの種類、対象物と前記においセンサとの距離、前記においセンサの周囲に存在する物体のうち少なくともいずれかを含む、
10.に記載のセンサ動作最適化方法。
12.
前記コンピュータが、
前記においセンサのサンプリング長さおよびパージ長さの組み合わせ別のセンサ出力データを取得し、
前記組み合わせ別のセンサ出力データを用いて前記予測式を生成し、
前記予測式を用いて、前記サンプリング長さおよび前記パージ長さを決定する、
ことを含む7.から11.のいずれか1つに記載のセンサ動作最適化方法。
13.
コンピュータに、7.から12.のいずれか1つに記載のセンサ動作最適化方法を実行させるプログラム。

Claims (8)

  1. 対象ガスに対する、においセンサのサンプリング長さ別のセンサ出力データを取得するセンサ出力データ取得手段と、
    前記サンプリング長さ別のセンサ出力データを用いて、前記対象ガスのにおい成分に関する予測を行うための予測式を生成する予測式生成手段と、
    前記予測式を用いて、前記においセンサを動作させるときのサンプリング長さを決定する動作設定手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記予測式生成手段は、
    前記サンプリング長さ別のセンサ出力データを、それぞれ、周波数領域の特徴データに変換し、
    前記周波数領域の特徴データを用いて、前記予測式を生成する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記予測式は周波数別の重み係数を有しており、
    前記動作設定手段は、前記周波数別の重み係数を用いて、前記においセンサを動作させるときのサンプリング長さを決定する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記予測式生成手段は、前記においセンサの測定環境に基づいて分類される、測定環境別の前記センサ出力データを用いて、前記予測式を前記においセンサの測定環境別に生成し、
    前記動作設定手段は、前記においセンサの測定環境別に生成された前記予測式の重みを用いて、前記サンプリング長さを前記測定環境別に決定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記測定環境は、温度、湿度、気圧、夾雑ガスの種類、パージガスの種類、対象物と前記においセンサとの距離、前記においセンサの周囲に存在する物体のうち少なくともいずれかを含む、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記センサ出力データ取得手段は、前記においセンサのサンプリング長さおよびパージ長さの組み合わせ別のセンサ出力データを取得し、
    前記予測式生成手段は、前記組み合わせ別のセンサ出力データを用いて前記予測式を生成し、
    前記動作設定手段は、前記予測式を用いて、前記サンプリング長さおよび前記パージ長さを決定する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. コンピュータが、
    対象ガスに対する、においセンサのサンプリング長さ別のセンサ出力データを取得し、
    前記サンプリング長さ別のセンサ出力データを用いて、前記対象ガスのにおい成分に関する予測を行うための予測式を生成し、
    前記予測式を用いて、前記においセンサを動作させるときのサンプリング長さを決定する、
    ことを含むセンサ動作最適化方法。
  8. コンピュータに、請求項7に記載のセンサ動作最適化方法を実行させるプログラム。
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