JP7127697B2 - 情報処理装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
センサの検出値は、センシングしたガスに含まれる分子の付着と離脱に応じて変化する。
測定対象ガスの特徴ベクトルの各要素の値は0以上である。
センサの検出値は、センシングしたガスに含まれる分子の付着と離脱に応じて変化する。
測定対象ガスの特徴ベクトルの各要素の値は0以上である。
<発明の概要>
図1は、実施形態1の情報処理装置(図3における情報処理装置2000)の概要を例示する図である。また、図2は、情報処理装置2000が取得するデータを得るためのセンサ10を例示する図である。センサ10は、分子が付着する受容体を有し、その受容体における分子の付着と離脱に応じて検出値が変化するセンサである。ここで、ガスをセンシングしたことに応じてセンサ10から出力される検出値の信号データ(時系列データ)を、信号データ14と呼ぶ。なお、必要に応じ、信号データ14を信号ベクトル Y とも表記し、時刻 t の検出値を y(t) とも表記する。Y は、y(t) が列挙されたベクトルとなる。
図3は、実施形態1の情報処理装置2000の機能構成を例示する図である。実施形態1の情報処理装置2000は、取得部2020及び分解部2040を有する。取得部2020は、測定対象ガスの特徴ベクトル20を取得する。分解部2040は、測定対象ガスの特徴ベクトル20について NMF を実行することで、特徴ベクトル20を係数ベクトルと特徴行列の積に分解する。
情報処理装置2000の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、情報処理装置2000の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
図5は、実施形態1の情報処理装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。取得部2020は、測定対象ガスの特徴ベクトル20を取得する(S102)。分解部2040は、NMF により、測定対象ガスの特徴ベクトル20を、係数ベクトルと特徴行列の積に分解する(S104)。
取得部2020は、測定対象ガスの特徴ベクトル20を取得する。特徴ベクトル20の取得方法は様々である。例えば取得部2020は、特徴ベクトル20が記憶されている記憶装置にアクセスすることで、特徴ベクトル20を取得する。この記憶装置は、情報処理装置2000の内部に設けられていてもよいし、情報処理装置2000の外部に設けられていてもよい。その他にも例えば、取得部2020は、他の装置から送信される特徴ベクトル20を受信することで、特徴ベクトル20を取得してもよい。この「他の装置」は、例えば、測定対象ガスについてセンサ10から得られた信号データ14から、特徴ベクトル20を算出する装置である。
分解部2040は、特徴ベクトル20について NMF を実行することで、特徴ベクトル20を係数ベクトルと特徴行列に分解する(S104)。NMF の具体的なアルゴリズムには、既存の種々のアルゴリズムを利用できる。
情報処理装置2000は、分解部2040による処理の結果を示す情報(以下、出力情報)を出力する。出力情報の出力態様は様々である。例えば情報処理装置2000は、出力情報を記憶装置に記憶させたり、ディスプレイ装置に表示させたり、他の装置に送信したりする。
測定対象ガスの特徴を表す特徴ベクトル20は、1)測定対象ガスをセンサ10でセンシングすることで得られる信号データ14に対して所定の処理を加えることで得られ、2)全ての要素の値が0以上(非負)であり、なおかつ3)線形性を有するという条件を満たすベクトルである。このような特徴ベクトルには、例えば、信号データ14から得られる種々のスペクトルを表すベクトルを利用できる。
(1)センサ10は、K 種類の分子を含む測定対象ガスに曝されている。
(2)ガスにおける各分子 k の濃度は一定のρkである。
(3)センサ10には、合計 N 個の分子が吸着可能である。
(4)時刻t においてセンサ10に付着している分子k の数は nk(t) 個である。
NMF で分解するベクトルは、全ての要素が0以上である必要がある。そこで、特徴ベクトルに負の要素が含まれうる場合、分解部2040は、特徴ベクトル20の要素に負の値が含まれないように前処理を行うことが好適である。例えばこの前処理は、特徴ベクトル20に含まれる負の要素をその絶対値や0に変換する処理である。また、分解部2040は、特徴行列に含まれる要素のうち、前処理で負の値からその絶対値に変換された要素を分解することで得られた各要素については、符号を負に変換する(-1 をかける)後処理を行うことが好適である。例えば、特徴ベクトル20の j 行目の要素が負からその絶対値に変換された場合、分解部2040は、特徴行列の j 行目の各要素の符号を負に変換する。
実施形態2の情報処理装置2000は、測定対象ガスに含まれる1つ以上の成分について、特徴ベクトルが既知であるケースを想定する。例えば、測定対象ガスに水蒸気が含まれていること、及び水蒸気の特徴ベクトルが分かっているケースなどである。このように測定対象ガスに含まれる一部の成分が既知であったとしても、残りの成分が分からない場合には、情報処理装置2000を利用して各成分の特徴ベクトルを抽出することが有用である。
本実施形態の情報処理装置2000によれば、測定対象ガスに含まれる一部の成分及びその特徴ベクトルが既知である場合に、その特徴ベクトルを特徴行列に設定した上で NMF を行うことで、測定対象ガスに含まれる他の成分の特徴ベクトルを得ることができる。このように NMF で算出する行列の一部が予め分かっていると、NMF で行われる探索が少なくなるため、NMF の実行に要する時間が短くなる。また、NMF で算出する行列の一部が予め分かっていると、NMF の結果(すなわち、係数ベクトルと特徴行列)の精度が高くなる。
実施形態2の情報処理装置2000の機能構成は、実施形態1の情報処理装置2000の機能構成と同様に、例えば図3で表される。ただし、実施形態2の分解部2040は、前提情報を取得し、前提情報に示される特徴ベクトルが NMF によって得られる特徴行列に含まれるという制約条件の下で、特徴ベクトル20について NMF を実行する。
実施形態2の情報処理装置2000を実現する計算機のハードウエア構成は、実施形態1と同様に、例えば図4によって表される。ただし、本実施形態の情報処理装置2000を実現する計算機1000のストレージデバイス1080には、本実施形態の情報処理装置2000の機能を実現するプログラムモジュールが記憶される。
図6は、実施形態2の分解部2040によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。このフローチャートは、図5におけるS104の中で行われる処理を表している。分解部2040は、前提情報を取得する(S202)。分解部2040は、前提情報を用いて、特徴ベクトル20について NMF を実行する(S204)。
分解部2040は、前提情報に示される各特徴ベクトルを特徴行列に設定した上で、それらの特徴ベクトルが或る程度変更されることを許容して、NMF を実行してもよい。具体的には、分解部2040は、特徴行列の列ベクトルの初期値として前提情報に示される特徴ベクトルを設定した上で、基底変換型教師有り NMF を実行する。基底変換型教師有り NMF では、NMF の結果として得られる行列の一部の初期値として既知のベクトルが設定されるが、このように初期値として設定されたベクトルの変化が許容される。なお、基底変換型教師有り NMF の具体的なアルゴリズムには、既知のものを利用できる。
図7は、実施形態3の情報処理装置2000の概要を例示する図である。実施形態3の情報処理装置2000は、分解部2040によって得られた特徴行列を用いて、測定対象ガスに含まれる1つ以上の単位成分を特定する。単位成分は、例えば単一の種類の分子である。その他にも例えば、単位成分は、特定のにおいを生じる分子の組み合わせである。例えば、リンゴのにおいを生じさせる単位成分は、リンゴのにおいを生じる分子の組み合わせ(すなわち、リンゴから生じるガスに含まれる分子の組み合わせ)である。
本実施形態の情報処理装置2000によれば、特徴ベクトル20を NMF により分解することで得られた特徴行列に含まれる特徴ベクトルについて、その特徴ベクトルに類似する既知の単位成分の特徴ベクトルを特定することにより、測定対象ガスに含まれる単位成分が特定される。よって、情報処理装置2000によれば、測定対象ガスの特徴ベクトル20から、測定対象ガスにどのような成分が含まれているのかを容易に把握することができる。
図8は、実施形態3の情報処理装置2000の機能構成を例示するブロック図である。実施形態3の情報処理装置2000は、取得部2020及び分解部2040に加え、成分特定部2060を有する。成分特定部2060は、単位成分情報の中から、分解部2040によって得られた特徴行列に含まれるベクトルと類似する特徴ベクトルを特定し、特定した特徴ベクトルに対応する単位成分を、測定対象ガスに含まれる単位成分として特定する。
実施形態3の情報処理装置2000を実現する計算機のハードウエア構成は、実施形態1と同様に、例えば図4によって表される。ただし、本実施形態の情報処理装置2000を実現する計算機1000のストレージデバイス1080には、本実施形態の情報処理装置2000の機能を実現するプログラムモジュールが記憶される。
図9は、実施形態3の情報処理装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。図9のS102及びS104はそれぞれ、図5のS102及びS104と同じである。S104の後、成分特定部2060は、単位成分情報を取得する(S302)。成分特定部2060は、単位成分情報の中から、特徴行列に含まれるベクトルと類似する特徴ベクトルを特定し、特定した特徴ベクトルに対応する単位成分を、測定対象ガスに含まれる単位成分として特定する(S304)。
前述したように、単位成分情報は、単位成分の識別子と、その単位成分の特徴量とを対応づけた情報である。単位成分が単一の種類の分子であるとする。この場合、単位成分情報は、分子の識別子と、その分子の特徴ベクトルとを対応づけている。分子の識別子は、その分子の名称や化学式などである。分子の特徴ベクトルは、その分子のみを含むガスをセンサ10でセンシングすることで得られる信号データから得られる特徴ベクトルである。なお、単位成分情報は、情報処理装置2000の内部又は外部に設けられている記憶装置に予め記憶されているものとする。
分解部2040は、特徴行列に含まれる特徴ベクトルと、単位成分情報が示す特徴ベクトルとが類似しているか否かを判定する。例えば分解部2040は、これらの間の類似度を算出する。そして、分解部2040は、算出した類似度が所定値以上である場合に、比較した特徴ベクトルが互いに類似すると判定する。この所定値は、分解部2040からアクセス可能な記憶装置に記憶させておく。
情報処理装置2000は、測定対象ガスに含まれる単位成分を表す情報(以下、第2出力情報)を出力する。例えば第2出力情報は、測定対象ガスに含まれる各単位成分の識別子及びそれらの錐結合係数を示すテキストデータや画像データである。その他にも例えば、第2出力情報は、測定対象ガスに含まれる各単位成分の識別子及びそれらの錐結合係数を、表やグラフで表現したグラフィカルな情報であってもよい。
測定対象ガスに含まれる成分を特定した結果は、様々なことに利用できる。例えば、測定対象ガスから得られた特徴量について判別分析を行う際に、成分特定部2060による処理の結果を利用できる。具体的には、対象ガスの特徴ベクトル20について判別分析を行う前に、判別分析の精度を下げてしまう余分な成分の特徴ベクトルを除くことができる。
1. 測定対象ガスをセンシングしたセンサの検出値の信号データに基づいて得られた前記測定対象ガスの特徴ベクトルを取得する取得部と、
前記測定対象ガスの特徴ベクトルを非負値行列因子分解(NMF: Non-negative Matrix Factorization)によってベクトルと行列の積に分解する分解部と、を有し、
前記センサの検出値は、センシングしたガスに含まれる分子の付着と離脱に応じて変化し、
前記測定対象ガスの特徴ベクトルの各要素の値は0以上である、情報処理装置。
2. 前記分解部は、前記測定対象ガスに含まれる成分の特徴ベクトルを取得し、前記行列に前記取得した特徴ベクトルが含まれるという条件の下で、前記測定対象ガスの特徴ベクトルについて NMF を実行する、1.に記載の情報処理装置。
3. 前記分解部は、前記測定対象ガスに含まれる成分の特徴ベクトルを取得し、前記行列にベクトルの初期値に前記取得した特徴ベクトルを設定した上で、前記測定対象ガスの特徴ベクトルについて基底変換型教師あり NMF を実行する、1.に記載の情報処理装置。
4. 単位成分とその単位成分の特徴ベクトルとを対応づけた単位成分情報の中から、前記分解部によって得られた行列に含まれるベクトルと類似する特徴ベクトルを特定し、前記特定した特徴ベクトルに対応する単位成分を、前記測定対象ガスに含まれる単位成分として特定する成分特定部を有する、1.乃至3.いずれか一つに記載の情報処理装置。
5. 前記成分特定部は、前記分解部によって得られたベクトルの要素のうち、前記測定対象ガスに含まれる単位成分の特徴ベクトルに対応する要素を、前記測定対象ガスにおけるその単位成分の錐結合係数として特定する、4.に記載の情報処理装置。
6. 前記測定対象ガスの特徴ベクトルは、前記測定対象ガスをセンシングした前記センサから得られる検出値の信号データの周波数スペクトルを表す、1.乃至5.いずれか一つに記載の情報処理装置。
7. 前記測定対象ガスの特徴ベクトルは、前記測定対象ガスをセンシングした前記センサから得られる検出値の信号データに対する、複数の特徴定数それぞれの寄与の大きさを表し、
前記特徴定数は、前記センサに付着している分子の量の時間変化の大きさに関する時定数又は速度定数である、1.乃至6.いずれか一つに記載の情報処理装置。
測定対象ガスをセンシングしたセンサの検出値の信号データに基づいて得られた前記測定対象ガスの特徴ベクトルを取得する取得ステップと、
前記測定対象ガスの特徴ベクトルを非負値行列因子分解(NMF: Non-negative Matrix Factorization)によってベクトルと行列の積に分解する分解ステップと、を有し、
前記センサの検出値は、センシングしたガスに含まれる分子の付着と離脱に応じて変化し、
前記測定対象ガスの特徴ベクトルの各要素の値は0以上である、制御方法。
9. 前記分解ステップにおいて、前記測定対象ガスに含まれる成分の特徴ベクトルを取得し、前記行列に前記取得した特徴ベクトルが含まれるという条件の下で、前記測定対象ガスの特徴ベクトルについて NMF を実行する、8.に記載の制御方法。
10. 前記分解ステップにおいて、前記測定対象ガスに含まれる成分の特徴ベクトルを取得し、前記行列にベクトルの初期値に前記取得した特徴ベクトルを設定した上で、前記測定対象ガスの特徴ベクトルについて基底変換型教師あり NMF を実行する、8.に記載の制御方法。
11. 単位成分とその単位成分の特徴ベクトルとを対応づけた単位成分情報の中から、前記分解ステップによって得られた行列に含まれるベクトルと類似する特徴ベクトルを特定し、前記特定した特徴ベクトルに対応する単位成分を、前記測定対象ガスに含まれる単位成分として特定する成分特定ステップを有する、8.乃至10.いずれか一つに記載の制御方法。
12. 前記成分特定ステップにおいて、前記分解ステップによって得られたベクトルの要素のうち、前記測定対象ガスに含まれる単位成分の特徴ベクトルに対応する要素を、前記測定対象ガスにおけるその単位成分の錐結合係数として特定する、11.に記載の制御方法。
13. 前記測定対象ガスの特徴ベクトルは、前記測定対象ガスをセンシングした前記センサから得られる検出値の信号データの周波数スペクトルを表す、8.乃至12.いずれか一つに記載の制御方法。
14. 前記測定対象ガスの特徴ベクトルは、前記測定対象ガスをセンシングした前記センサから得られる検出値の信号データに対する、複数の特徴定数それぞれの寄与の大きさを表し、
前記特徴定数は、前記センサに付着している分子の量の時間変化の大きさに関する時定数又は速度定数である、8.乃至13.いずれか一つに記載の制御方法。
Claims (9)
- 複数の成分を含む測定対象ガスをセンシングしたセンサの検出値の信号データに基づいて得られた前記測定対象ガスの特徴ベクトルを取得する取得部と、
前記測定対象ガスの特徴ベクトルを非負値行列因子分解(NMF: Non-negative Matrix Factorization)によってベクトルと行列の積に分解する分解部と、を有し、
前記センサの検出値は、センシングしたガスに含まれる分子の付着と離脱に応じて変化し、
前記測定対象ガスの特徴ベクトルの各要素の値は0以上であり、
前記分解部によって得られる行列は、前記測定対象ガスに含まれる各成分の特徴を示す特徴ベクトルが、複数列挙されている行列であり、
前記分解部によって得られるベクトルは、当該行列に列挙される複数の特徴ベクトルそれぞれに対する錐結合係数を表す
情報処理装置。 - 前記分解部は、前記測定対象ガスに含まれる成分の特徴ベクトルを取得し、前記行列に前記取得した特徴ベクトルが含まれるという条件の下で、前記測定対象ガスの特徴ベクトルについて NMF を実行する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記分解部は、前記測定対象ガスに含まれる成分の特徴ベクトルを取得し、前記行列にベクトルの初期値に前記取得した特徴ベクトルを設定した上で、前記測定対象ガスの特徴ベクトルについて基底変換型教師あり NMF を実行する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 単位成分とその単位成分の特徴ベクトルとを対応づけた単位成分情報の中から、前記分解部によって得られた行列に含まれるベクトルと類似する特徴ベクトルを特定し、前記特定した特徴ベクトルに対応する単位成分を、前記測定対象ガスに含まれる単位成分として特定する成分特定部を有する、請求項1乃至3いずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記成分特定部は、前記分解部によって得られたベクトルの要素のうち、前記測定対象ガスに含まれる単位成分の特徴ベクトルに対応する要素を、前記測定対象ガスにおけるその単位成分の錐結合係数として特定する、請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記測定対象ガスの特徴ベクトルは、前記測定対象ガスをセンシングした前記センサから得られる検出値の信号データの周波数スペクトルを表す、請求項1乃至5いずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記測定対象ガスの特徴ベクトルは、前記測定対象ガスをセンシングした前記センサから得られる検出値の信号データに対する、複数の特徴定数それぞれの寄与の大きさを表し、
前記特徴定数は、前記センサに付着している分子の量の時間変化の大きさに関する時定数又は速度定数である、請求項1乃至6いずれか一項に記載の情報処理装置。 - コンピュータによって実行される制御方法であって、
複数の成分を含む測定対象ガスをセンシングしたセンサの検出値の信号データに基づいて得られた前記測定対象ガスの特徴ベクトルを取得する取得ステップと、
前記測定対象ガスの特徴ベクトルを非負値行列因子分解(NMF: Non-negative Matrix Factorization)によってベクトルと行列の積に分解する分解ステップと、を有し、
前記センサの検出値は、センシングしたガスに含まれる分子の付着と離脱に応じて変化し、
前記測定対象ガスの特徴ベクトルの各要素の値は0以上であり、
前記分解ステップで得られる行列は、前記測定対象ガスに含まれる各成分の特徴を示す特徴ベクトルが、複数列挙されている行列であり、
前記分解ステップで得られるベクトルは、当該行列に列挙される複数の特徴ベクトルそれぞれに対する錐結合係数を表す制御方法。 - 請求項8に記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
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