JP7003056B2 - 試料を結像する顕微鏡および方法 - Google Patents

試料を結像する顕微鏡および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7003056B2
JP7003056B2 JP2018552782A JP2018552782A JP7003056B2 JP 7003056 B2 JP7003056 B2 JP 7003056B2 JP 2018552782 A JP2018552782 A JP 2018552782A JP 2018552782 A JP2018552782 A JP 2018552782A JP 7003056 B2 JP7003056 B2 JP 7003056B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
illumination
microscope
detector
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018552782A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019511013A (ja
Inventor
クネーベル ヴェアナー
ファールバッハ フローリアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Leica Microsystems CMS GmbH
Original Assignee
Leica Microsystems CMS GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Leica Microsystems CMS GmbH filed Critical Leica Microsystems CMS GmbH
Publication of JP2019511013A publication Critical patent/JP2019511013A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7003056B2 publication Critical patent/JP7003056B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/0004Microscopes specially adapted for specific applications
    • G02B21/002Scanning microscopes
    • G02B21/0024Confocal scanning microscopes (CSOMs) or confocal "macroscopes"; Accessories which are not restricted to use with CSOMs, e.g. sample holders
    • G02B21/0032Optical details of illumination, e.g. light-sources, pinholes, beam splitters, slits, fibers
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/0004Microscopes specially adapted for specific applications
    • G02B21/002Scanning microscopes
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/0004Microscopes specially adapted for specific applications
    • G02B21/002Scanning microscopes
    • G02B21/0024Confocal scanning microscopes (CSOMs) or confocal "macroscopes"; Accessories which are not restricted to use with CSOMs, e.g. sample holders
    • G02B21/0036Scanning details, e.g. scanning stages
    • G02B21/0048Scanning details, e.g. scanning stages scanning mirrors, e.g. rotating or galvanomirrors, MEMS mirrors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/0004Microscopes specially adapted for specific applications
    • G02B21/002Scanning microscopes
    • G02B21/0024Confocal scanning microscopes (CSOMs) or confocal "macroscopes"; Accessories which are not restricted to use with CSOMs, e.g. sample holders
    • G02B21/0052Optical details of the image generation
    • G02B21/006Optical details of the image generation focusing arrangements; selection of the plane to be imaged
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/06Means for illuminating specimens
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/36Microscopes arranged for photographic purposes or projection purposes or digital imaging or video purposes including associated control and data processing arrangements
    • G02B21/365Control or image processing arrangements for digital or video microscopes
    • G02B21/367Control or image processing arrangements for digital or video microscopes providing an output produced by processing a plurality of individual source images, e.g. image tiling, montage, composite images, depth sectioning, image comparison

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Description

本発明は、試料を結像する顕微鏡に関し、この顕微鏡は、試料上へ照明光を送出するための照明ユニットと、試料から生じた検出光を検出するための検出器と、照明ユニットから送出された照明光を試料へ焦点合わせし、かつ試料から生じた検出光を検出器上へ焦点合わせするための光学系と、照明光で試料をスキャンするためのスキャンユニットと、を含んでいる。さらに本発明は、顕微鏡を用いて試料を結像する方法に関する。
特に蛍光顕微鏡では近年、試料が面状または線状に拡げられた光分布によって照明される顕微方法が用いられている。これに対する例は、SPIM(Single Plane Illumination Microscopy)、OPM(Oblique Plane Microscopy)およびSCAPE(Swept Confocally-Aligned Planar Excitation)の名称で知られている顕微方法である。例えばSPIM顕微鏡では、照明光束が、例えばシリンダーレンズを用いて、1方向においてのみ焦点合わせされ、ひいては拡張される。これによって、試料は、試料内で、1つの試料面だけを照明するライトシートによって照明される。SPIM顕微鏡は、照明と検出のために、試料側に2つの別個の対物レンズを有している。これら対物レンズの光軸は相互に垂直に延在している。結像されるべき試料面は、検出対物レンズの光軸に対して垂直に位置している。この試料面の照明は、照明対物レンズが、検出対物レンズの光軸に対して垂直に、試料へ放射するライトシートによって行われる。
これに対して、SCAPE方法では、唯一の、試料側の対物レンズが、照明のためにも、検出のためにも使用される。照明は、対物レンズの光軸に対して傾斜して位置するライトシートによって行われる。ライトシートがこのように傾斜しているために、SCAPE顕微鏡は通常、対物レンズと共に作用する、相互に傾斜している部分光学系を備えた正立光学系(Aufrichtungsoptik)を有している。これらの部分光学系は、中間結像を介して、傾斜しているライトシートによって照明された試料領域が、正しい姿勢で、検出器上へ結像されるように、作用する。
上述したSPIM方法、OPM方法およびSCAPE方法をより詳細に説明するために、例えば、刊行物である、Kumar,S.等著「High-speed 2D and 3D fluorescence microscopy of cardiac myocytes(Opt.Express 19, 13839 (2011))」、Dunsby,C.著「Optically sectioned imaging by oblique plane microscopy(Opt.Express 16, 20306-20316 (2008))」およびBouchard,M.B.等著「Swept confocally-aligned planar excitation (SCAPE) microscopy for high speed volumetric imaging of behaving organisms(Nat.Photonics 9, 113-119 (2015))」ならびに特許文献である、米国特許第8582203号明細書(US 8582203 B2)および米国特許第8619237号明細書(US 8619237 B2)を参照されたい。
正立光学系がなくてもよい、類似の顕微方法は、いわゆるHILO(Higly Inclined And Laminated Optical Sheet)方法である。これに関しては、Tokunaga,M.、Imamoto,N.およびSakata-Sogawa,K.著「Highly inclined thin Illumination enables clear single-molecule imaging in cells(Nat. Methods 5, 159-161 (2008))」を参照されたい。
独国特許発明第102011000835号明細書(DE 10 2011 000 835 B4)では、試料の傾斜照明のためのライトシートが、スキャンユニットによって生成される。このスキャンユニットは、照明対物レンズの後方の焦点面に対して共役関係にある面に存在している。検出されるべき蛍光は、対物レンズとスキャンユニットとの間で取り出される。
従来技術に関して、最後に、国際公開第2015/109323号(WO 2015/109323 A2)を参照されたい。これはとりわけ、検出されるべき蛍光の分離のためにダイクロックミラーが、光方向において、スキャンミラーの後ろに配置されており、これによって蛍光がスキャンミラーによって直接的にデスキャン(entscannt)される顕微鏡構造を示している。このような構造は、実質的に、点走査方式共焦点顕微鏡の構造に相当する。しかしこれは、点走査方式共焦点顕微鏡の構造と、一方では、照明ビームが弱く焦点合わせされ、傾斜して、試料へ向けられているという点で異なっている。他方では、傾斜した、対物レンズの焦点面の方へ延在するラインフォーカスから集められた蛍光が、正立光学系によって起こされる。これによって、画像情報が、照明された線に沿って、ラインセンサによって得られる。スキャンミラーは、照明ビームによる試料のスキャンにも、検出された蛍光のデスキャンにも使用されるので、位置固定された検出器が使用可能である。
上述した、従来技術から既知の方法は、それぞれ、所定の時点での個々の試料平面の検出だけを予定している。したがって、拡げられた試料体積体を結像するのには比較的多くのコストがかかる。さらに、個々の試料面への照明光の集約によって、これらの方法の幾つかにおいては、蛍光色素分子の不所望な飽和が生じてしまい得る。
本発明の課題は、効率が良く、かつダメージの少ない体積体画像化を可能にする、試料を結像する顕微鏡および方法を提供することである。
本発明は、独立請求項に記載された構成要件によって、上述の課題を解決する。有利な発展形態は、従属請求項に記載されている。
本発明の顕微鏡は、照明光を試料へ送出するための照明ユニットと、試料から生じた検出光を検出するための検出器と、照明ユニットから送出された照明光を試料へ焦点合わせし、かつ試料から生じた検出光を検出器上へ焦点合わせするための光学系と、照明光によって試料をスキャンするためのスキャンユニットとを有している。照明ユニットは、照明光を、複数の別個の照明光束の形態で、次のようにスキャンユニット上へ送出するように構成されている。すなわち、照明光束が、試料のスキャン時に同時に、空間的に相互に別個にされている試料領域へ焦点合わせされるように、照明光をスキャンユニット上へ送出するように構成されている。検出器は、検出光を、別個の、空間的に相互に別個にされた、線状またはストリップ状の試料領域から生じた検出光束の形態で、同時に、かつ空間的に相互に別個に検出するように構成されている。
本発明は複数の、空間的に相互に別個にされた試料領域を同時に照明し、かつ空間的に相互に別個に検出することを可能にする。このために、検出器は、空間的に相互に別個にされた試料領域に割り当てられている、いわば別個の検出チャネルを有している。試料内での検出光束の分割は、次のように選択されている。すなわち、自身に割り当てられている検出チャネルからの検出光が、別の検出チャネルに対してクロストークすることが、確実に回避されるように選択されている。このようなクロストークは、個々の画像において、ノイズとなる信号バックグラウンドを高め、これによって、画像コントラストを低減させてしまう。試料から生じた検出光を検出器上へ焦点合わせする本発明の光学系が、照明される各試料領域に対して、点拡がり関数、略してPSFの形態の検出体積体を規定するということに基づくと、試料内での所望の光束分割は、このPSFを考慮して、適切に定められる。
本発明の顕微鏡は、従来のSPIM顕微鏡の様式にしたがっても、従来のSCAPE顕微鏡またはOPM顕微鏡の様式にしたがっても動作させることができ、ここでの相違は、所定の時点で、唯一の、つながっている試料領域だけでなく、複数の、空間的に相互に別個にされている試料領域が照明される、ということである。特に、照明光束は、複数のライトシートを生成するためにも使用される。これらのライトシートは、試料を、種々の試料面において同時に照明する。例えば、ライトシートを、観察される試料面内に、スキャンユニットによってシーケンシャルに形成することが可能である。これにしたがって、観察される試料面において、検出器はライトシートを形成する、つながっている光分布の形態の、動かされる照明光束を「見る」。検出光の空間的に別個の検出は、この場合には、種々の試料面に関してのみ行われ、観察される1つの試料面内では行わない。
照明光の本発明に相応する分布は有利には、ダメージの少ない試料照明に利用され、これによって特に、蛍光色素分子の不所望な飽和が回避される。
有利には、照明ユニットとスキャンユニットと光学系とは、照明光束が試料内で、相互の平行オフセットを有するように、共に作用する。
このような平行オフセットは、光学系内に含まれている検出対物レンズの光軸に対して垂直に位置する第1の軸に沿った第1の平行オフセットおよび/または検出対物レンズの光軸に対して垂直に位置する第2の軸に沿った第2の平行オフセットを含み得る。ここで第1の軸と第2の軸とは、相互に垂直に配向されている。試料内で相互に平行にずらされている照明光束によって、検出器を、比較的容易な方法で、所望の、空間的に相互に別個にされた、検出光束の検出が可能であるように構成することができる。
有利な実施形態では、スキャンユニットは、試料を照明光束で、光学系内に含まれている検出対物レンズの光軸に対して垂直に位置する第1の軸に沿ってスキャンするように、かつ/または検出対物レンズの光軸に対して垂直に位置する第2の軸に沿ってスキャンするように構成されている。ここで第1の軸と第2の軸とは、相互に垂直に配向されている。このような実施形態では例えば、上述した様式での所定の試料面内の第1の軸に沿ったスキャン運動によってそれぞれ、ライトシートを形成することが可能であり、また第2の軸に沿ったスキャン運動によって、このように形成されたライトシートが引き続いて、試料内でシフトされる。これは、特に効率の良い体積体画像化を可能にする。
有利な実施形態では、スキャンユニットは、スキャンミラーを含んでいる。ここでこのスキャンミラーは第2の軸を中心に傾斜可能であり、これによって試料は、照明光束によって、第1の軸に沿ってスキャンされ、かつ/またはスキャンミラーは第1の軸を中心に傾斜可能であり、これによって試料は、照明光束によって、第2の軸に沿ってスキャンされる。スキャンミラーとして、例えば、ガルバノミラー(例えばカルダン式懸架装置を有する)または微小電気機械システム(MEMS)ミラーが1Dまたは2Dのスキャナーとして使用される。個々のスキャンミラーの代わりに、択一的に、2つまたは2つよりも多くのミラーの組み合わせも使用される。しかし本発明は、このようなスキャンユニットに制限されない。例えば、音響光学偏向器(AOD)の使用も考えられる。当然ながら、上述した複数の技術の組み合わせも実行可能である。
特に有利な実施形態では、光学系は、対物レンズを1つだけ含んでいる。この対物レンズは、照明ユニットから送出された照明光束を試料へ焦点合わせするための照明対物レンズと、試料から生じた検出光束を検出器上へ焦点合わせするための検出対物レンズと、を同時に形成する。このような実施形態では、本発明の顕微鏡は、SCAPE顕微鏡またはOPM顕微鏡の様式で動作され得る。
有利にはスキャンユニットは付加的に、検出器上へ焦点合わせされた検出光束をデスキャンするように構成されている。「デスキャン」とは、ここでは、試料から生じた検出光を唯一の試料側の対物レンズによって、検出器へ入射する前に、既に照明光に作用しているスキャンユニットに戻すことである。検出光をこのようにスキャンユニットに戻すことによって、スキャンユニットによって、照明光に伝わるスキャン運動が、検出光に関して、対向作用の主旨で、相殺される。この結果、特に有利には、検出光の検出のために、位置が固定された検出器が使用可能になる。
有利には、照明ユニットとスキャンユニットとは、照明光束同士が第2の軸を中心に傾斜されて、対物レンズの入射瞳に入射し、これによって、試料において、第1の軸に沿った第1の平行オフセットが生起されるように共に作用し、かつ/または、照明ユニットとスキャンユニットとは、照明光束同士が第2の軸を中心に相互に傾斜されて、対物レンズの入射瞳に入射し、これによって、試料において、第2の軸に沿った第2の平行オフセットが生起されるように共に作用する。したがって対物レンズ瞳における照明光束の傾斜は、対物レンズから出た照明光束を、対物レンズの光軸に対して横方向にシフトさせる。
有利な実施形態では、照明ユニットとスキャンユニットとは、照明光束がそれぞれ、対物レンズの入射瞳の中心を外れた部分領域だけを照明するように共に作用する。対物レンズ瞳のこのような中心を外れた照明は、対物レンズの光軸に対して相対的な、対物レンズから出た照明光束の傾斜を生じさせる。
有利には、検出光の伝搬方向においてスキャンユニットに後続配置されている正立光学系には、中間像を生成するための第1の部分光学系と、検出器上に中間像を正しい姿勢で結像するための、第1の部分光学系に対して傾斜されている第2の部分光学系とが設けられている。したがって正立光学系は、傾斜照明のもとで対物レンズによって結像される試料領域を起こすために用いられる。
別の有利な実施形態では、光学系は2つの別個の対物レンズを含んでおり、これらの対物レンズのうちの一方は、照明ユニットから送出された照明光束を試料へ焦点合わせするための照明対物レンズを構成し、これらの対物レンズのうちの他方は、試料から生じた検出光束を検出器上へ焦点合わせするための検出対物レンズを構成する。このような実施形態では、本発明の顕微鏡は、SPIM顕微鏡の様式で動作され得る。
有利にはこのような実施形態では、照明対物レンズの光軸と検出対物レンズの光軸とは、相互に垂直に位置している。照明対物レンズから、試料へ焦点合わせされる照明光束は、有利には、照明対物レンズの光軸に対して平行に延在し、ひいては検出対物レンズの光軸に対して垂直に延在する。
特に有利な構成では、照明光束によって照明される試料領域は、複数の、有利には相互に平行にずらされた試料面に位置する。種々の試料面から同時に画像データが得られることによって、体積体画像化の効率が特に良くなる。
有利には検出器は、それぞれ試料面のうちの1つに割り当てられている複数の部分検出器を含んでおり、ここで、各部分検出器は、この部分検出器に割り当てられている試料面から生じた検出光束を検出する。これらの部分検出器は、検出光束の空間的に別個の検出を可能にする別個の検出チャネルを形成する。
有利には、部分検出器は、検出器の前に配置されている検出光学系の被写体深度領域に配置されている。SCAPE用途では、検出光学系は、例えば、正立光学系によって形成されている。このような実施形態では、検出器をワンピースの面状検出器の形態で形成することが可能である。この面状検出器は、部分検出器を形成する、複数の線状またはストリップ状検出器領域を有している。
択一的な実施形態では、検出器の前に配置されている、光路長に影響を与えるための少なくとも1つの要素が設けられており、これは試料面のずれを補償する。
上述した要素は例えばガラスブロックであり、これは照明光束のずれを、検出対物レンズの光軸に沿って補償し、これによって、照明される各試料面の鮮明な画像が得られる。このような実施形態においても、ワンピースの面状検出器の使用が可能である。
別の有利な構成では、検出器は、部分検出器を形成する複数のライン検出器を含んでいる。このような構成は、試料内の照明光束の軸方向のオフセットが考慮されているように、ライン検出器を検出対物レンズの光軸に沿って配置することを可能にする。
各個々の照明光束に対して、割り当てられたライン検出器上での鮮明な結像に対して寄与する、適した光学系を設けることも可能である。ここで、試料内での照明光束の軸方向のオフセットが、典型的に、僅か数マイクロメータの範囲にあり、したがって結像エラー、特に球面収差の修正が通常は不必要になるほど小さい、ということを指摘しておく。
択一的な実施形態では、照明光束によって照明される試料領域は、唯一の試料面にだけ位置していてもよい。このような場合には、試料は、1つの試料面においてのみ、照明光束によってスキャンされる。これによって、極めて迅速なシーケンスで、このような唯一の試料面の画像を作成することが可能である。このような試料面の個々の撮影の間の時間は、画像領域全体を複数回連続して結像するために個々のカメラが必要とするであろう時間よりも格段に短い可能性がある。むしろ、個々の撮影の間の時間は、個々の試料面の照明に必要な時間よりも格段に短い。このような構成では、例えば、極めて迅速に経過するプロセスを結像すべき画像シーケンスが撮影される。例えばPIV(Particle Image Velocimetry)顕微鏡から、技術的に極めてコストの高いダブルパルスシステムが既知であり、ここでは、2つの極めて強い光パルスを短時間の連続で送出する高価なレーザーが使用される。カメラはこれに相応して、2つの画像を撮影する。しかしカメラとレーザーによって形成されるこのシステムは、このようなダブルパルスの後にそれぞれ、長い休止を必要とし、その後、別の画像対が撮影可能になる。このような技術は、フロープロファイルの分析に対しては極めて価値が高いが、これは、フローバランス内になければならない。なぜなら、全体的なフロープロファイルは、多数の画像対からのみ得られるからである。上述した実施形態において、本発明の顕微鏡は、例えば、極めて迅速なプロセスを相応に観察するために、生物医学的研究において使用可能である。
照明ユニットは、別個の照明光束を送出する光源を1つだけ有していてよい。しかし同様に、各照明光束に対して、固有の光源を設けることが可能である。これによって、個々の照明光束間のコヒーレンスが回避される。
有利には照明ユニットは、異なる波長で照明光束を送出するように構成されている。これらの異なる波長は、相応に別個にされて、唯一の幅の広い光源から生じても、または種々の光源から生じてもよい。このような構成では例えば、その蛍光が単純なフィルタによってスペクトル的に分離可能である種々の蛍光色素分子を照明光束が励起するように、強く、照明光束の波長を相互にずらすことが可能である。このような場合には、これらの照明光束が、必ずしも、スキャン方向に沿って(照明光束の伝搬方向に対して垂直な試料面において)ずらされている、または種々の試料面において延在する必要はない。
有利な構成では、検出器はTDI(Time Delay Integration)ラインカメラを含んでいる。このようなTDIラインカメラは、隣接して位置している複数のセンサラインから成り、動かされる対象物の時間遅延された多重照明を可能にする。各照明周期の終わりに、これまで生成された電荷が、ライン毎に、それぞれ次に高いラインへ移動される。後続の照明周期の間、さらなる電荷がこれに加わる。これは足し合わされ、ラインからラインへ転送され、最終的に、センサラインの数に相当する数の照明の後に、信号として送出される。このコンテキストでは、このようなTDIラインカメラは、シングルラインセンサの使用に頼ることなく、検出光束のライン状の検出を実行するために使用される。例えば、検出光束は通常、シングルラインセンサの個々のピクセルラインよりも幅が広いので、これらのピクセルラインは、検出光束によって明確に照らされる。シングルラインセンサとは異なり、TDIラインカメラによって、検出信号の不鮮明化が生じることなく、検出光束の全体的な幅を捕捉することが可能である。特に、このために、徐々にスキャンされる必要はない。むしろ、TDIラインカメラによって、継続的なスキャンが可能である。
有利には、スキャンユニットと光学系とで、テレセントリック系を形成する。
本発明の別の態様では、顕微鏡を用いて試料を結像する方法が提示される。このような方法は特に、SPIM方法、OPM方法またはSCAPE方法の様式にしたがって適用されるべきである。2光子励起のためのパルス状のレーザーと組み合わせることも可能である。
本発明を以降で、実施例に基づいて、図面を参照してより詳細に説明する。
比較例としての従来のSCAPE顕微鏡 別の目線からの、図1に示された従来のSCAPE顕微鏡 第1の実施例である、SCAPE顕微鏡の様式で動作する、本発明の顕微鏡 別の目線からの、本発明の顕微鏡の第1の実施例 第1の実施例において、照明光束によって照明された試料領域が検出器上へ、どのように結像されるのかを視覚化するための概略図 別の目線からの、図5に相応する概略図 本発明の顕微鏡の第2の実施例において、照明光束によって照明された試料領域が検出器上へ、どのように結像されるのかを視覚化するための概略図 別の目線からの、図7に相応する概略図 本発明の顕微鏡の第3の実施例において、照明光束によって照明された試料領域が検出器上へ、どのように結像されるのかを視覚化するための概略図 別の目線からの、図9に相応する概略図 光束の別の幾何学形状的な図を伴う、図9に相応する概略図 光束の別の幾何学形状的な図を伴う、図10に相応する概略図 SCAPE顕微鏡の様式で動作する本発明の顕微鏡を実現するための、例示的な機能コンポーネントを伴うブロック図 SPIM顕微鏡の様式で動作する本発明の顕微鏡を実現するための、例示的な機能コンポーネントを伴うブロック図
図1および図2に基づいて、従来のSCAPE顕微鏡10の構造を説明する。以降では、本発明の実施例の説明のために、これを参照する。図1および図2ならびに全ての別の図ではそれぞれ、軸x、yおよびzを伴う直交座標系が引き合いに出される。
図1および図2に示されているように、SCAPE顕微鏡10は、照明光束16を送出する光源14を備える照明ユニット12を含んでいる。照明光束16は、ミラー18上に入射する。ミラー18は照明光束16を、2Dスキャンミラー20の方向に反射する。例示的にガルバノミラーまたはMEMSミラーとして構成されているスキャンミラー20は、x軸を中心にしても(図1において、図平面に対して垂直)、y軸を中心にしても(図2において、図平面に対して垂直)、図示されていない駆動部によって傾斜可能である。スキャンミラー20で反射された照明光束16は、光学系22に達する。光学系22は、スキャンレンズ24、チューブレンズ26および対物レンズ28から構成されている。スキャンミラー20は、対物レンズ28の後方の焦点面に対して共役関係にある面に位置している。スキャンミラー20と光学系22とで、テレセントリック系を形成する。
図1に示されているように、照明光束16がy軸に沿ってオフセットされて、対物レンズ28に入射するように、照明光束16がスキャンミラー20に入射する。照明光束16はしたがって、対物レンズ28の入射瞳の中心を外れた部分領域だけを照明する。したがって照明光束は、試料30内で、対物レンズ28の光軸に対して傾斜して伝播する。したがって照明光束16は、試料30を、図1で参照符号Aが付けられている線状領域またはストリップ領域に沿って照明し、ここで蛍光ビームを放射するように試料30を励起する。図を見易くするために、試料30は図1にしか示されていない。
蛍光ビームによって得られ、図1および図2において、参照番号32が付けられている検出光束は同様に、対物レンズ28に達する。したがって対物レンズ28は、照明対物レンズとしても、検出対物レンズとしても機能する。検出光束32は、チューブレンズ26およびスキャンレンズ24を通過した後、スキャンミラー20に入射する。スキャンミラー20は、検出光束32を次のように反射する。すなわち、検出光束が、ミラー18を通過し、正立光学系34に達するように反射する。正立光学系34は、第2の対物レンズ36と、第3の対物レンズ38と、ライン検出器42が後置されているチューブレンズ40と、を含んでいる。スキャンミラー20へ戻すことによって、検出光束32は、共焦点顕微鏡の場合のようにデスキャンされる。このようにして、照明された試料領域Aは、中間結像の経路において、正立光学系34において、位置固定されたストリップA’へ結像される。ストリップA’は、図1および図2において参照番号44が付けられている、光学系22の焦点面に対して光学的に共役関係にある面43に対して傾斜されている。
図1に示されているように、正立光学系34は、対物レンズ36の形態の第1の部分光学系ならびにこれに対して傾斜されている第2の部分光学系を含んでいる。この第2の部分光学系は、対物レンズ38とチューブレンズ40とから形成されている。これらの相互に傾斜された2つの部分光学系36もしくは38、40によって、ストリップA’は、正しい姿勢で、ライン検出器42上へ結像される。スキャンミラー20のデスキャンする作用によって、さらに、照明された試料領域Aが位置固定された中間画像A’を介して、位置が固定されて、ライン検出器42上へ結像されることが保証される。
図2における検出ビーム路の図は著しく簡略化されている、ということを指摘しておく。実際には、スキャンミラー20と対物レンズ36との間に位置する、検出ビーム路の部分は、図2の図平面に対して垂直に延在しており、またライン検出器42の方向においてこれに続く、検出ビーム路の部分は、図2の図平面から傾斜して延在している。
図3および図4には、図1および図2に示されたSCAPE顕微鏡10の、本発明に相応する発展形態である顕微鏡50が示されている。本発明の顕微鏡50は、従来のSCAPE顕微鏡10に対して、次のことに関して変更されている。すなわち、所定の時点で、試料が唯一の照明光束だけによってスキャンされるのではなく、複数の、空間的に相互に別個にされた照明光束によってスキャンされるということに関して変更されている。従来のSCAPE顕微鏡10の機能コンポーネントと一致している、顕微鏡50の機能コンポーネントには、図1および図2において使用された参照番号が付けられており、以降で再度説明されない。
図3および図4に示された実施例では、光源14は、3つの照明光束52、54および56を送出する。見やすくするために、照明光束52、54および56は、図3および図4において、その主要ビームの形態でのみ、示されている。
照明光束52、54、56は、レンズ46を通過して、ミラー18によって反射され、ミラー18から、スキャンミラー20上へ結束される。図3に示されているように、照明光束52、54、56が、スキャンレンズ24およびチューブレンズ26を通過した後、y軸に沿って相互に傾斜して、対物レンズ28の入射瞳に達するように、照明光束52、54、56は相互に傾斜して、スキャンミラー20上へ入射する。y軸に沿ったこの傾斜によって、照明光束52、54、56は、試料内で、x軸に沿った第1の平行オフセットを有する(図5および図6を参照)。さらに、照明光束は、図4に示されているように、スキャンミラー20で次のように反射される。すなわち、照明光束が、スキャンレンズ24およびチューブレンズ26を通過した後に、x軸に沿って相互に傾斜して、対物レンズ28の入射瞳に入射するように反射される。
このような傾斜によって、照明光束52、54、56は試料内で、y軸に沿った第2の平行オフセットを有する(図5および図6を参照)。
スキャンミラー20がx軸を中心に傾斜されることによって、試料は照明光束52、54、56によって、y軸に沿ってスキャンされる。これに相応して、スキャンミラー20がy軸を中心に傾斜される場合に、試料は、照明光束52、54、56によって、x軸に沿ってスキャンされる。
照明光束52は、試料内で、ストリップ状の試料領域Bを照明する。これに相応して、照明光束54はストリップ状の試料領域Cを照明し、照明光束56はストリップ状の試料領域Dを照明する。照明された試料領域B、CおよびDから生じる蛍光ビームは、別個の検出光束58、60もしくは62の形態で、対物レンズ28、チューブレンズ26およびスキャンレンズ24を通過した後、スキャンミラー20に戻る。スキャンミラー20は、検出光束58、60および62を正立光学系34へ反射する。ここで、照明光束52、54および56によって照明された試料領域の中間像が生成される。これらは、光学系22の焦点面44に対して共役関係にある面43に対して傾斜されている。図3に示された簡略化された図では、この中間像に参照符号B’、C’もしくはD’が付けられている。
顕微鏡50は、3つのラインセンサ66、68、70から形成されている検出器71を有しており、この検出器71は、光束58、60もしくは62を検出する。ここで、中間像B’は、正しい姿勢でラインセンサ66上へ結像され、中間像C’は、正しい姿勢でラインセンサ68上へ結像され、中間像D’は、正しい姿勢でラインセンサ70上へ結像される。図3および図4に示されているように、ラインセンサ66、68および70は、試料内の照明された試料領域B、CおよびD、およびこれに相応して中間像B’、C’、D’が有しているオフセットに相応して、相互にオフセットされている。
図5および図6には再び、照明光束52、54、56によって照明されたストリップ状の試料領域B、CもしくはDが、検出光束58、60もしくは62の形態で、ラインセンサ66、68もしくは70上へ、どのように結像されるのかが視覚化されている。ここで図5は図3に対応し、図6は図4に対応する。正立光学系34が暗示されているだけの図5および図6は、特に、ラインセンサ66、68および70が軸方向に、すなわちz軸もしくは対物レンズ28の光軸Oに沿っても、横方向に、すなわちx軸に沿っても、相互にオフセットされて配置されていることを示している。図5および図6にはさらに、スキャン方向が暗示されており、このスキャン方向において、照明光束52、54、56が、スキャンミラー20の傾斜によって動かされる。スキャンミラー20がx軸を中心に傾斜されると、照明光束52、54および56が、y軸に沿って動かされる。これとは異なり、スキャンミラー20が、y軸を中心に傾斜されると、照明光束52、54および56が、x軸に沿って動かされる。
図7および図8には、顕微鏡50の変更された実施形態が、第2の実施例として示されている。この実施例では、ラインセンサ66および68の前にガラスブロック72もしくは74が配置されている。ガラスブロック72、74は、対物レンズ28の光軸Oに沿った照明光束のオフセットを補償するために用いられる。ラインセンサ66、68、70はこのようにして、1つの面に配置され得る。特に、3つのラインセンサ66、68、70の代わりに、ラインセンサに相応する、別個のセンサ領域を備えるワンピースの面状センサを設けることも可能である。
図9および図10は、本発明の顕微鏡が、SPIM顕微鏡の様式で動作する第3の実施例を示している。これに相応して、第3の実施例では、試料側に、2つの別個の対物レンズが設けられており、これらの対物レンズのうちの1つの対物レンズ80が、検出対物レンズとして機能し、対物レンズ82(図9を参照)が、照明対物レンズとして機能する。2つの対物レンズ80および82は、自身の光軸でもって、相互に垂直に配置されている。
図11および図12には、各光束の幾何学形状的な図を伴う第3の実施例が示されている。
図13は、ブロック図を用いて、再び、SCAPE顕微鏡の様式の本発明の顕微鏡を実現するための例を示している。ここで、図13に示された図では、個々の機能コンポーネントの間の矢印は、顕微鏡内の照明光もしくは検出光の経路を示している。
図13にしたがった実現形態は、例示的な機能コンポーネントとして、ビーム拡張器を有し得る、光源であるレーザー90と、格子、音響光学ビームスプリッター(AOBS)、空間光変調器(SLM)またはデジタルマイクロミラー装置の形態のビームスプリッター92と、1つまたは複数のガルバノミラーまたはMEMSミラーの形態の2Dスキャナー94と、スキャンレンズ96と、チューブレンズ98ならびに、照明にも検出にも用いられる対物レンズ100と、を含んでいる。2Dスキャナー94、スキャンレンズ96、チューブレンズ98および対物レンズ100は、テレセントリック系を形成する。検出光路の、2Dスキャナー94に続く部分では、顕微鏡はさらに、例えば2つの、相互に傾斜されている対物レンズを有する正立光学系102ならびに複数のラインセンサもしくはストリップセンサ104または、択一的な実施形態では、面状センサの前に配置されている1つまたは複数のガラスブロックを含んでいる。
図14は、最後に、SPIM顕微鏡として本発明の顕微鏡を実現する機能コンポーネントを有するブロック図を示している。同様に、機能コンポーネント間の矢印は、照明光もしくは検出光の光路を暗示している。図14から見て取れるように、SPIM実現形態は、SCAPE実現形態と、2Dスキャナー94の代わりに1Dスキャナー94’(例えば音響光学偏向器(AOD)、ガルバノミラーまたはMEMSミラー)を使用していること、ならびに試料側の唯一の対物レンズ100の代わりに、照明対物レンズもしくは検出対物レンズとして試料側の2つの別個の対物レンズ100’、100’’を使用していることしか相違していない。
上述した実施形態は単に例示的なものであると理解されたい。例えば本発明の教示の実現形態に対して多数の変更が可能である。例えば、図3および図4に示された実施形態では、ミラー18は、照明光を入力するために用いられる。しかしミラー18の代わりに、伝播において照明光を入力し、反射において検出光を検出器に導く(またはその逆である)ダイクロックミラー要素が設けられていてもよい。
上述した実施形態は、SCAPE顕微鏡またはSPIM顕微鏡の様式の本発明の顕微鏡の実現形態に関する。しかし既に先述したように、本発明は、これらの実現形態に制限されない。例えばOPM顕微鏡としての実現形態も可能である。特に、図3および図4に示されたSCAPE実施形態に関連して、そこで予定されている2Dスキャンミラー20の傾斜の代わりに、対物レンズ36を、OPM用途(これに関しては、冒頭に挙げた、Kumar等著の刊行物を参照されたい)の主旨で動かすことも可能であり、これによって、照明光束と、結像されるべき面の同期したシフトを生じさせることができる。このような場合には、対物レンズ36を介したビーム入力結合が必要である。すなわち本発明のスキャンユニットは、SCAPE用途においては、2Dスキャンミラーを有しているが、OPM用途(図3および図4に関連して)においては、y軸に沿った照明のオフセットのために、対物レンズ36を光軸に沿ってシフトさせるアクチュエーターと、x軸に沿った照明のオフセットのためのスキャナー(または択一的にシリンダーレンズ)と、を含んでいる。
10 従来のSCAPE顕微鏡
12 照明ユニット
14 光源
16 照明光束
18 ミラー
20 スキャンミラー
22 光学系
24 スキャンレンズ
26 チューブレンズ
28 対物レンズ
30 試料
32 検出光束
34 正立光学系
36 対物レンズ
38 対物レンズ
40 チューブレンズ
42 ラインセンサ
43 面
44 焦点面
46 レンズ
50 顕微鏡
52、54、56 照明光束
58、60、62 検出光束
66、68、70 ラインセンサ
71 検出器
72、74 ガラスブロック
80 検出対物レンズ
82 照明対物レンズ
90 レーザー
92 ビームスプリッター
94 2Dスキャナー
96 スキャンレンズ
98 チューブレンズ
100 対物レンズ
100’、100’’ 対物レンズ
104 ストリップセンサ
106 ガラスブロック

Claims (21)

  1. 試料(30)を結像する顕微鏡(50)であって、前記顕微鏡(50)は、
    前記試料(30)上へ照明光を送出するための照明ユニット(12)と、
    前記試料(30)から生じた検出光を検出するための検出器(71)と、
    前記照明ユニット(12)から送出された前記照明光を前記試料(30)へ焦点合わせし、かつ前記試料(30)から生じた前記検出光を前記検出器(71)上へ焦点合わせするための光学系(22)と、
    前記照明光で前記試料(30)をスキャンするためのスキャンユニット(20)と、
    を含んでいる顕微鏡(50)において、
    前記照明ユニット(12)は、複数の別個の照明光束(52,54,56)が、前記試料(30)のスキャン時に同時に、空間的に相互に別個にされている、ストリップ状の試料領域(A,B,C)へ焦点合わせされるように、前記照明光を前記複数の別個の照明光束(52,54,56)の形態で、前記スキャンユニット(20)上へ送出するように構成されており、
    前記検出器(71)は、前記検出光を、別個の、空間的に相互に別個にされた、前記ストリップ状の試料領域(A,B,C)から生じた検出光束(58,60,62)の形態で、同時にかつ空間的に相互に別個に検出するように構成されており、
    前記照明光束(52,54,56)によって照明される前記試料領域(A,B,C)は、複数の相互に平行にずらされた試料面に位置し、
    前記検出器(71)は、それぞれ前記試料面のうちの1つに割り当てられている複数の部分検出器(66,68,70)を含んでおり、各部分検出器(66,68,70)は、前記部分検出器(66,68,70)に割り当てられている前記試料面から生じた検出光束(58,60,62)を検出し、
    前記光学系(22)は、対物レンズ(28)を1つだけ含んでおり、前記対物レンズ(28)は、前記照明ユニット(12)から送出された照明光束(52,54,56)を前記試料(30)へ焦点合わせするための照明対物レンズと、前記試料(30)から生じた前記検出光束(58,60,62)を前記検出器(71)上へ焦点合わせするための検出対物レンズと、を同時に形成する、
    ことを特徴とする顕微鏡(50)。
  2. 前記照明ユニット(12)と前記スキャンユニット(20)と前記光学系(22)とは、前記照明光束(52,54,56)が前記試料(30)内で、相互の平行オフセットを有するように、共に作用する、
    請求項1記載の顕微鏡(50)。
  3. 前記平行オフセットは、前記光学系(22)内に含まれている検出対物レンズ(28)の光軸に対して垂直に位置する第1の軸(x)に沿った第1の平行オフセットおよび/または前記検出対物レンズ(28)の光軸(O)に対して垂直に位置する第2の軸(y)に沿った第2の平行オフセットを含んでおり、前記第1の軸(x)と前記第2の軸(y)とは、相互に垂直に配向されている、
    請求項2記載の顕微鏡(50)。
  4. 前記スキャンユニット(20)は、前記試料(30)を前記照明光束(52,54,56)で、前記光学系(22)内に含まれている検出対物レンズ(28)の光軸(O)に対して垂直に位置する第1の軸(x)に沿ってスキャンするように、かつ/または、前記検出対物レンズ(28)の光軸(O)に対して垂直に位置する第2の軸(y)に沿ってスキャンするように構成されており、前記第1の軸(x)と前記第2の軸(y)とは、相互に垂直に配向されている、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の顕微鏡(50)。
  5. 前記スキャンユニットは、スキャンミラー(20)を含んでおり、前記スキャンミラー(20)は、前記第2の軸(y)を中心に傾斜可能であり、これによって前記試料(30)は、前記照明光束(52,54,56)によって、前記第1の軸(x)に沿ってスキャンされ、かつ/または、前記スキャンミラー(20)は、前記第1の軸(x)を中心に傾斜可能であり、これによって前記試料(30)は、前記照明光束(52,54,56)によって、前記第2の軸(y)に沿ってスキャンされる、
    請求項4記載の顕微鏡(50)。
  6. 前記スキャンユニット(20)は、付加的に、前記検出器(71)上へ焦点合わせされた前記検出光束(58,60,62)をデスキャンするように構成されている、
    請求項1から5までのいずれか1項記載の顕微鏡(50)。
  7. 前記照明ユニット(12)と前記スキャンユニット(20)とは、前記照明光束(52,54,56)同士が前記第2の軸(y)を中心に傾斜されて、前記対物レンズ(28)の入射瞳に入射し、これによって、前記試料(30)において、前記第1の軸(x)に沿った第1の平行オフセットが生起されるように共に作用し、かつ/または、前記照明ユニット(12)と前記スキャンユニット(20)とは、前記照明光束(52,54,56)同士が前記第2の軸(y)を中心に傾斜されて、前記対物レンズ(28)の入射瞳に入射し、これによって、前記試料(30)において、前記第2の軸(y)に沿った第2の平行オフセットが生起されるように共に作用する、
    請求項3から5までのいずれか1項記載の顕微鏡(50)。
  8. 前記照明ユニット(12)と前記スキャンユニット(20)とは、前記照明光束(52,54,56)がそれぞれ、前記対物レンズ(28)の入射瞳の中心を外れた部分領域だけを照明するように共に作用する、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の顕微鏡(50)。
  9. 前記顕微鏡(50)は、前記検出光の伝搬方向において前記スキャンユニット(20)に後続配置されている正立光学系(34)を有しており、前記正立光学系(34)は、中間像を生成するための第1の部分光学系(36)と、前記検出器(71)上に前記中間像を正しい姿勢で結像するための、前記第1の部分光学系に対して傾斜されている第2の部分光学系(38,40)と、を備えている、
    請求項1から8までのいずれか1項記載の顕微鏡(50)。
  10. 前記部分検出器は、前記検出器の前に配置されている検出光学系の被写体深度領域に配置されている、
    請求項1から9までのいずれか1項記載の顕微鏡(50)。
  11. 前記顕微鏡(50)は、前記検出器(71)の前に配置されている、光路長に影響を与えるための少なくとも1つの要素(72,74)を有しており、前記要素(72,74)は、前記試料面のずれを補償する、
    請求項1から10までのいずれか1項記載の顕微鏡(50)。
  12. 前記検出器(71)は、部分検出器を形成する複数の検出器部分を備えた面状検出器である、
    請求項1から11までのいずれか1項記載の顕微鏡(50)。
  13. 前記検出器(71)は、部分検出器を形成する複数のライン検出器(66,68,70)を含んでいる、
    請求項1から12までのいずれか1項記載の顕微鏡(50)。
  14. 前記ライン検出器(66,68,70)は、前記検出器の前に配置されている検出光学系の光軸に沿って、相互にずれを伴って配置されており、前記ずれは、属する前記試料面のずれに相当する、
    請求項13記載の顕微鏡(50)。
  15. 前記照明光束(52,54,56)によって照明される前記試料領域(A,B,C)は、唯一の試料面に位置している、
    請求項1から14までのいずれか1項記載の顕微鏡(50)。
  16. 前記照明ユニット(12)は、別個の前記照明光束(52,54,56)を送出する光源(14)を1つだけ有している、
    請求項1から15までのいずれか1項記載の顕微鏡(50)。
  17. 前記照明ユニット(12)は、それぞれ前記照明光束(52,54,56)のうちの1つを送出する複数の光源を有している、
    請求項1から16までのいずれか1項記載の顕微鏡(50)。
  18. 前記照明ユニット(12)は、異なる波長で前記照明光束(52,54,56)を送出するように構成されている、
    請求項1から17までのいずれか1項記載の顕微鏡(50)。
  19. 前記検出器は、TDIラインカメラを含んでいる、
    請求項1から18までのいずれか1項記載の顕微鏡(50)。
  20. 前記スキャンユニット(20)と前記光学系(22)とで、テレセントリック系を形成する、
    請求項1から19までのいずれか1項記載の顕微鏡(50)。
  21. 顕微鏡を用いて試料(30)を結像する方法であって、
    照明ユニット(12)によって、前記試料(30)上へ照明光が送出され、
    検出器(71)によって、前記試料(30)から生じた検出光が検出され、
    光学系(22)によって、前記照明ユニット(12)から送出された前記照明光が前記試料(30)へ焦点合わせされ、かつ前記試料(30)から生じた前記検出光が前記検出器(71)上へ焦点合わせされ、
    スキャンユニット(20)によって、前記試料(30)が前記照明光でスキャンされ、かつ前記検出器(71)上へ焦点合わせされた前記検出光がデスキャンされる方法において、
    前記照明光は、複数の別個の照明光束の形態で、前記複数の別個の照明光束(52,54,56)が、前記試料(30)のスキャン時に同時に、空間的に相互に別個にされている、ストリップ状の試料領域(A,B,C)へ焦点合わせされるように、前記スキャンユニット(20)上へ送出され、
    前記検出光は前記検出器(71)によって、別個の、空間的に相互に別個にされた、前記ストリップ状の試料領域(A,B,C)から生じた検出光束(58,60,62)の形態で、同時にかつ空間的に相互に別個に検出され、
    前記照明光束(52,54,56)によって照明される前記試料領域(A,B,C)は、複数の相互に平行にずらされた試料面に位置し、
    前記検出器(71)は、それぞれ前記試料面のうちの1つに割り当てられている複数の部分検出器(66,68,70)を含んでおり、各部分検出器(66,68,70)は、前記部分検出器(66,68,70)に割り当てられている前記試料面から生じた検出光束(58,60,62)を検出し、
    前記光学系(22)は、対物レンズ(28)を1つだけ含んでおり、前記対物レンズ(28)は、前記照明ユニット(12)から送出された照明光束(52,54,56)を前記試料(30)へ焦点合わせするための照明対物レンズと、前記試料(30)から生じた前記検出光束(58,60,62)を前記検出器(71)上へ焦点合わせするための検出対物レンズと、を同時に形成する、
    ことを特徴とする方法。
JP2018552782A 2016-04-08 2017-04-07 試料を結像する顕微鏡および方法 Active JP7003056B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
LU93021A LU93021B1 (de) 2016-04-08 2016-04-08 Verfahren und Mikroskop zum Untersuchen einer Probe
LU93021 2016-04-08
PCT/EP2017/058427 WO2017174795A2 (de) 2016-04-08 2017-04-07 Mikroskop und verfahren zur abbildung einer probe

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019511013A JP2019511013A (ja) 2019-04-18
JP7003056B2 true JP7003056B2 (ja) 2022-01-20

Family

ID=55967354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018552782A Active JP7003056B2 (ja) 2016-04-08 2017-04-07 試料を結像する顕微鏡および方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11215804B2 (ja)
EP (1) EP3440491A2 (ja)
JP (1) JP7003056B2 (ja)
LU (1) LU93021B1 (ja)
WO (1) WO2017174795A2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020093019A2 (en) * 2018-11-01 2020-05-07 California Institute Of Technology A multi-channel line scanner for fast large field and confocal imaging
US11598942B2 (en) 2018-11-01 2023-03-07 California Institute Of Technology Multi-channel line scanner for fast large field and confocal imaging
US20220260818A1 (en) * 2019-02-27 2022-08-18 Calico Life Sciences Llc Oblique plane microscopy system and method
US20220221335A1 (en) * 2019-03-11 2022-07-14 The Research Foundation For The State University Of New York Terahertz three-dimensional spectral scanner apparatus and method of using same
EP3893039B1 (en) * 2020-04-09 2023-08-23 Leica Microsystems CMS GmbH Oblique plane microscope for imaging a sample
WO2022035662A1 (en) * 2020-08-13 2022-02-17 Chan Zuckerberg Biohub Method and system for multi-view episcopic selective plane illumination microscope

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008122857A (ja) 2006-11-15 2008-05-29 Olympus Corp 自動焦点検出装置、その制御方法、及び顕微鏡システム
JP2013097380A (ja) 2011-10-28 2013-05-20 Leica Microsystems Cms Gmbh 試料を照明する方法及びシステム
JP2014142657A (ja) 2008-10-24 2014-08-07 Aperio Technologies Inc スライド全体蛍光スキャナ
JP2015090458A (ja) 2013-11-07 2015-05-11 株式会社日立ハイテクノロジーズ 分析装置
WO2015124648A1 (de) 2014-02-20 2015-08-27 Carl Zeiss Microscopy Gmbh Verfahren und anordnung zur lichtblattmikroskopie
JP2015203730A (ja) 2014-04-11 2015-11-16 キヤノン株式会社 結像光学系および撮像装置
WO2015179240A1 (en) 2014-05-20 2015-11-26 Broan-Nutone Llc Automated emissions capture determination
WO2015184124A1 (en) 2014-05-30 2015-12-03 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Methods and devices for imaging large intact tissue samples

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0814039D0 (en) 2008-07-31 2008-09-10 Imp Innovations Ltd Optical arrangement for oblique plane microscopy
US8619237B2 (en) 2009-12-04 2013-12-31 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Laser-scanning intersecting plane tomography such as for high speed volumetric optical imaging
DE102011000835C5 (de) 2011-02-21 2019-08-22 Leica Microsystems Cms Gmbh Abtastmikroskop und Verfahren zur lichtmikroskopischen Abbildung eines Objektes
DE102013208926A1 (de) 2013-05-14 2014-11-20 Carl Zeiss Microscopy Gmbh Verfahren zur 3D-hochauflösenden Lokalisierungsmikroskopie
JP2015135463A (ja) * 2013-12-19 2015-07-27 オリンパス株式会社 顕微鏡装置、及び、顕微鏡システム
JP7180964B2 (ja) 2014-01-17 2022-11-30 ザ・トラスティーズ・オブ・コロンビア・ユニバーシティ・イン・ザ・シティ・オブ・ニューヨーク 三次元イメージング装置および方法
WO2015189240A1 (de) * 2014-06-11 2015-12-17 Hans-Ulrich Dodt Lichtblattmikroskopie mit meso-optischen elementen

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008122857A (ja) 2006-11-15 2008-05-29 Olympus Corp 自動焦点検出装置、その制御方法、及び顕微鏡システム
JP2014142657A (ja) 2008-10-24 2014-08-07 Aperio Technologies Inc スライド全体蛍光スキャナ
JP2013097380A (ja) 2011-10-28 2013-05-20 Leica Microsystems Cms Gmbh 試料を照明する方法及びシステム
JP2015090458A (ja) 2013-11-07 2015-05-11 株式会社日立ハイテクノロジーズ 分析装置
WO2015124648A1 (de) 2014-02-20 2015-08-27 Carl Zeiss Microscopy Gmbh Verfahren und anordnung zur lichtblattmikroskopie
JP2015203730A (ja) 2014-04-11 2015-11-16 キヤノン株式会社 結像光学系および撮像装置
WO2015179240A1 (en) 2014-05-20 2015-11-26 Broan-Nutone Llc Automated emissions capture determination
WO2015184124A1 (en) 2014-05-30 2015-12-03 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Methods and devices for imaging large intact tissue samples

Also Published As

Publication number Publication date
EP3440491A2 (de) 2019-02-13
WO2017174795A3 (de) 2017-11-30
LU93021B1 (de) 2017-11-08
JP2019511013A (ja) 2019-04-18
WO2017174795A2 (de) 2017-10-12
US20190129153A1 (en) 2019-05-02
US11215804B2 (en) 2022-01-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7003056B2 (ja) 試料を結像する顕微鏡および方法
US9030734B2 (en) Scanning microscope, and method for light microscopy imaging of a specimen
JP6282706B2 (ja) 物体の2次元または3次元の位置調整のための高解像度顕微鏡および方法
JP6934856B2 (ja) 複数の対象面を同時にイメージングする光シート顕微鏡
JP5371694B2 (ja) 顕微鏡接続ユニットおよび顕微鏡システム
CN108604005B (zh) 光片显微镜和用于样品的光学显微成像的方法
WO2012035903A1 (ja) 3次元共焦点観察用装置及び観察焦点面変位・補正ユニット
JP2015135463A (ja) 顕微鏡装置、及び、顕微鏡システム
US10191263B2 (en) Scanning microscopy system
JP2018527607A (ja) 3次元イメージングのためのシステムおよび方法
JP7130628B2 (ja) 光学顕微鏡
WO2008006405A1 (en) Apparatus for real-time three-dimensional laser scanning microscopy, with detection of single- and multi-photon fluorescence and of higher order harmonics
JP5311195B2 (ja) 顕微鏡装置
JP7397673B2 (ja) 光シート顕微鏡機能ユニットを有する顕微鏡システム
CN108885336B (zh) 用于研究样品的方法和显微镜
US20060050375A1 (en) Confocal microscope
US11137587B2 (en) Light sheet microscope and microscopic method using a light sheet microscope
JP2019533187A (ja) 顕微鏡システム
JP2002090628A (ja) 共焦点顕微鏡
US9696532B2 (en) Scanning laser microscope
EP3941328A1 (en) Ultra-compact microsystems-based single axis confocal endomicroscope
JP5307374B2 (ja) フォーカス調整ユニットおよび光走査型顕微鏡
JP5765569B2 (ja) 顕微鏡装置
JP2016133636A (ja) 画像取得装置および画像取得方法
JP2010262194A (ja) 走査型顕微鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181017

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210517

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7003056

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150