JP6993166B2 - 伸縮性基板 - Google Patents

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Description

本発明は、伸縮性基板に関するものである。
伸縮性基材と、この伸縮性基材上に形成され、導電性微粒子及びエラストマーを含む導電パターンとを備え、エラストマーを架橋剤により架橋していない伸縮性基板が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-236103号公報
上記の伸縮性基板では、導電パターンが伸縮性基材の伸縮に追従できずに、導電パターンにクラックが発生してしまう場合がある。導電パターンにクラックが発生してしまうと、導電パターンの電気的抵抗が高くなってしまうという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、電気的抵抗の上昇が生じ難い伸縮性基板を提供することである。
[1]本発明に係る伸縮性基板は、伸縮性を有する基材と、前記基材に支持された導体線と、前記導体線を覆うオーバーコート層と、を備え、前記導体線は、線状の第1の導体部と、前記第1の導体部の一端と接続された線状の第2の導体部とから構成された屈曲部又は湾曲部を少なくとも含み、伸縮性基板は、平面視において、前記第1の導体部と前記第2の導体部とに挟まれた領域に、前記オーバーコート層が形成されていない第1の非形成領域を備えている伸縮性基板である。
[2]上記発明において、前記第1の導体部は、平面視において、前記導体線の延在方向である第1の方向とは異なる第2の方向に延在し、前記第2の導体部は、平面視において、前記第1の方向と異なるとともに前記第2の方向とも異なる第3の方向に延在していてもよい。
[3]上記発明において、前記第1の方向に対する前記第2の方向の傾斜角は、平面視において、45°以上90°未満であるとともに、前記第1の方向に対する前記第3の方向の傾斜角は、平面視において、45°以上90°未満であってもよい。
[4]上記発明において、前記導体線は、平面視において、一対の前記屈曲部又は一対の前記湾曲部から構成される枠状部を含んでおり、前記第1の非形成領域の少なくとも一部は、前記枠状部の内側に設けられていてもよい。
[5]上記発明において、前記伸縮性基板は、前記導体線の少なくとも一方端に端子部を備え、前記端子部には、前記第1の導体部及び前記第2の導体部の少なくとも一方が接続され、前記伸縮性基板は、平面視において、前記端子部と、該端子部に接続された前記第1の導体部及び前記第2の導体部の少なくとも一方に挟まれた領域に、前記オーバーコート層が形成されていない第2の非形成領域を備えていてもよい。
[6]上記発明において、前記オーバーコート層は、平面視において、前記導体線に沿って形成されていてもよい。
[7]上記発明において、前記オーバーコート層のヤング率は、前記基材のヤング率の1/2倍以上であるとともに、前記導体線のヤング率は、前記基材のヤング率の1/2倍以上であってもよい。
[8]上記発明において、前記伸縮性基板は、前記基材と前記導体線の間に介在するプライマー層を備え、前記伸縮性基板は、平面視において、前記第1の導体部と前記第2の導体部とに挟まれた領域に、前記プライマー層が形成されていない第3の非形成領域を備えていてもよい。
[9]上記発明において、前記伸縮性基板は、前記導体線の少なくとも一方端に端子部を備え、前記端子部には、前記第1の導体部及び前記第2の導体部の少なくとも一方が接続され、前記伸縮性基板は、平面視において、前記端子部と、該端子部に接続された前記第1の導体部及び前記第2の導体部の少なくとも一方に挟まれた領域に、前記プライマー層が形成されていない第4の非形成領域を備えていてもよい。
[10]上記発明において、前記プライマー層は、平面視において、前記導体線に沿って形成されていてもよい。
[11]上記発明において、前記プライマー層の形状は、平面視において、前記オーバーコート層と実質的に同一形状であってもよい。
本発明によれば、オーバーコート層が形成されていない第1の非形成領域は、オーバーコート層が形成されている領域と比較して伸長しやすいため、伸縮性基板の伸長時に、オーバーコート層に覆われている導体線にかかる応力を緩和することができる。その結果、導体線にクラックが生じ難いため、導体線における電気的抵抗の増大を抑制できる。
また、伸縮性基板の伸長時に、屈曲部又は湾曲部において、導体線の幅が大きくなり、かつ、長さが小さくなるため、伸長時の導体線の電気的抵抗の増大を抑制できる。
図1は、本発明の実施形態における伸縮性基板を示す平面図である。 図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。 図3は、本発明の実施形態におけるプライマー層が形成されていない伸縮性基板の変形例を示す断面図である。 図4は、本発明の実施形態における導体線の第1の変形例を示す平面図である。 図5は、本発明の実施形態における導体線の第2の変形例を示す平面図である。 図6は、本発明の実施形態における導体線の第3の変形例を示す平面図である。 図7(a)及び図7(b)は、本発明の実施形態の伸縮性基板の伸長前後における、第1の導体線の形状を比較した概略図であり、図7(a)が伸長前の伸縮性基板及び第1の導体線の形状の概略図、図7(b)が伸長後の伸縮性基板及び第1の導体線の形状の概略図である。 図8は、伸縮性基板の伸長率と抵抗上昇率との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態における伸縮性基板を示す平面図、図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。
図1に示す伸縮性基板1は、例えば、リジッド基板やフレキシブルプリント配線板(FPC)等の外部回路同士を、端子部60a、60bを介して電気的に接続することができる配線基板である。伸縮性基板1は、例えば、ウェアラブルデバイスにおける伸縮性が必要とされる箇所に使用される。ウェアラブルデバイスは、人体に装着されたり、衣類に貼り付けられたりするため、伸縮性基板1が人体の屈曲や衣類の伸縮に十分に追従することが必要とされる。なお、伸縮性基板1の用途は、伸縮性を要求されるものであれば、特に限定されない。
本実施形態の伸縮性基板1は、図1及び図2に示すように、基材20と、プライマー層30と、導体線40Aと、オーバーコート層50と、を備えている。
基材20は、伸縮性を有する矩形状に形成された板状部材から構成されている。なお、基材20の形状は、特に限定されず、上述した伸縮性基板1の全体形状に応じて設定される。
この基材20は、例えば、弾性体シート(エラストマーシート)を用いることができる。エラストマーとしては、例えば、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、又はフッ素ゴム等を用いることができる。なお、その他のエラストマー材料を用いてもよい。
さらに、基材20として、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル、スチレンブタジエンゴム、シリコン等の樹脂材料からなるホットメルトシートを用いることもできる。また、繊維からなる布帛(ファブリック)にホットメルトシートを貼り付けたものを基材20として用いてもよい。また、ファブリックの繊維としては、例えば、レーヨン、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリウレタン、ビニロン、ポリエチレン、ナフィオン(登録商標)、アラミド、綿等を用いることができる。なお、その他の繊維を用いてもよい。また、特に限定されないが、基材20のヤング率Eは、0.1~35MPaであることが好ましい(0.1MPa≦E≦35MPa)。
また、図2に示す通り、プライマー層30が基材20上に設けられている。このプライマー層30は、導体線40に沿って形成されている。図1の平面視では、プライマー層30はオーバーコート層50と実質的に同一形状(同一の平面形状)を有しているうえに、オーバーコート層50の下方に位置する。このプライマー層により、導体線40の保護効果及び導体線40にかかる応力の緩和効果が得られる。
プライマー層30を構成する材料は、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、シリコーンゴム樹脂等を用いることができる。プライマー層30は、例えば、スクリーン印刷やパッド印刷などによって上述の樹脂材料を基材20上に塗布した後に、塗布した樹脂材料を硬化させることによって形成できる。その他の塗布方法としては、スプレーコート法、バーコート法、ディップ法、インクジェット法等の種々の塗布方法を採用することができる。樹脂材料の硬化方法としては、紫外線、赤外線レーザ光等のエネルギ線照射、加熱、加熱冷却、又は乾燥等を用いることができる。
なお、このプライマー層30を必ずしも形成する必要はなく、プライマー層30を省略してもよい。図3は、本発明の実施形態におけるプライマー層が形成されていない伸縮性基板の変形例を示す断面図である。図3のような伸縮性基板では、基材20上に導体線40が直接形成されており、プライマー層30は形成されていない。プライマー層30は、基材20が透湿性を有する場合に、基材20を透過する水分等から導体線40を保護することを目的に設けられている。よって、基材20が透湿性を有していないエラストマー等から成るものである場合(すなわち、基材20側から水分や湿気が透過する恐れがない場合)には、プライマー層30は形成されていなくともよい。
図2に示すように、導体線40Aは、プライマー層30を介して基材20に支持されている。この導体線40Aは、図1の平面視に示すように、全体としてX方向に延在している。すなわち、伸縮性基板1の延在方向d(配線方向)は、X方向である。
この導体線40Aの平面形状はメッシュ状となっており、具体的には3つの矩形状の枠状部404aをX方向に沿って相互に連結することで構成されている。なお、導体線40Aの平面形状はこれに限定されず、枠状部404aをX方向に、1個、2個、又は4個以上配設した平面形状を有していてもよい。さらに、枠状部404aをY方向に2列以上設けたメッシュ形状を形成してもよい。
それぞれの枠状部404aは、一対の屈曲部403aを相互に対向させて形成されている。すなわち、一方の屈曲部403aは、+Y方向に突出しているのに対し、他方の屈曲部403aは、-Y方向に突出しており、この一対の屈曲部403aは、開放側の両端で互いに接続されており、その結果、+Y方向に突出する屈曲部403aと、-Y方向に突出する屈曲部403aとによって、矩形の枠状部404aが形成されている。
このように、枠状部404aを有していれば、導通経路が複数あるので抵抗値が低下するうえに、仮に一部の導通経路が断線しても、他の導通経路により、電気的導通は確保されるので断線に強くなる。
それぞれの屈曲部403aは、互いに異なる方向に延在する1本の第1の導体部401aと、1本の第2の導体部402aとの組み合わせから構成されており、第1、第2の導体部401a、402aは端部で互いに接続されている。第1の導体部401aは、平面視において、導体線40Aの延在方向である第1の方向d(X方向)とは異なる第2の方向dに延在している。一方で、第2の導体部402aは、平面視において、第1の方向d(X方向)と異なるとともに、第2の方向dとも異なる第3の方向dに延在している。
ここで、第1の方向dに対する第2の方向dの傾斜角θは、平面視において、45°以上90°未満であることが好ましい(45°≦θ<90°)。第1の方向dに対する第2の方向dの傾斜角θが、このような範囲内であれば、伸縮性基板1の伸長に起因する導体線40Aの電気的抵抗の増加を抑制することができる。
また、第1の方向dに対する第3の方向dの傾斜角θは、平面視において、45°以上90°未満であることが好ましい(45°≦θ<90°)。第1の方向dに対する第3の方向dの傾斜角θが、このような範囲内であれば、伸縮性基板1の伸長に起因する導体線40Aの電気的抵抗の増加を抑制することができる。
なお、導体線40Aの平面形状は、図1のような矩形の枠状部404aが連なるメッシュ状のみに限定されない。本発明の実施形態における導体線の変形例を以下説明する。
図4は、本発明の実施形態における導体線の第1の変形例を示す平面図である。図4に示すように、導体線40Bは、直線状の第1の導体部401bと、この第1の導体部401bの一端に接続された直線状の第2の導体部402bとから構成された屈曲部403bを含んでいる。そして、導体線40Bは、+Y方向に突出した屈曲部403bを、X方向に、3個並べたジグザグ形状を有している。なお、図2の第1の変形例では、導体線40Bが、3個連なる屈曲部403bを有する形状を例示したが、これに限定されず、1個の屈曲部403bのみから成る形状でもよいし、2個、4個以上の屈曲部403bが一列に連なるジグザグ形状であってもよい。
この場合も、第1の方向dに対する第2の方向dの傾斜角θは、平面視において、45°以上90°未満であることが好ましいとともに(45°≦θ<90°)、第1の方向dに対する第3の方向dの傾斜角θは、平面視において、45°以上90°未満であることが好ましい(45°≦θ<90°)。
その他にも、図5のような変形例を本実施形態の導体線に適用することが可能である。図5は、本発明の実施形態における導体線の第2の変形例の平面図である。図5の導体線40Cは、図4の第1の導体部401b及び第2の導体部402bを曲線状とした実施形態である。図5の導体線40Cは、曲線状の第1の導体部401cと、この第1の導体部401cの一端に接続された曲線状の第2の導体部402cとから構成された湾曲部403cを含んでいる。この湾曲部403cを複数並べることで、導体線40Cの平面形状は蛇行形状となっている。
なお、第2の変形例では、導体線40Cが、3個連なる湾曲部403cを有する湾曲形状を例示したが、これに限定されず、1個の湾曲部403cのみからなる形状でもよいし、2個又は4個以上の湾曲部403cがX方向に一列に連なった形状であってもよい。
その他にも、図6のような変形例を本実施形態の導体線に適用することが可能である。図6は、本発明の実施形態における導体線の第3の変形例の平面図である。図6の導体線40Dは、図1の第1の導体部401a及び第2の導体部402aを曲線状とした実施形態である。図6の場合、曲線状の第1の導体部401dと第2の導体部402dとにより囲まれる枠状部404dは、平面形状が円状となっている。なお、枠状部404dの平面形状は、真円であってもよいし、楕円であってもよい。
また、導体線40Dは、枠状部404dをX方向に、1個、2個、又は4個以上配設した平面形状を有していてもよい。さらに、枠状部404dをY方向に2列以上設けた形状を有していてもよい。
以下の説明では、「導体線40A」と「導体線40B」と「導体線40C」と「導体線40D」とを、必要に応じて「導体線40」と総称する。同様に、「第1の導体部401a」と「第1の導体部401b」と「第1の導体部401c」と「第1の導体部401d」とを必要に応じて「第1の導体部401」と総称し、「第2の導体部402a」と「第2の導体部402b」と「第2の導体部402c」と「第2の導体部402d」とを必要に応じて「第2の導体部402」と総称する。
導体線40は、導電性粒子がバインダ中に分散されることで構成されている。この導体線40も、伸縮性を有していることが好ましい。例えば、導体線40に含まれるバインダが伸縮性を有する材料により構成されることで、導体線40に伸縮性を付与することができる。このようなバインダとしては、エラストマーを用いることが好ましく、例えば、アクリルゴム、ウレタンゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、これらの2種以上の複合体等を用いることができる。導電性粒子としては、金、銀、白金、ルテニウム、鉛、錫、亜鉛、ビスマス等の金属又はこれらの合金からなる金属材料、若しくは、カーボン等の非金属材料を用いることができる。導電性粒子の形状としては、片鱗状又は不定状とされた形状であることが好ましい。
このような導体線40は、導電性ペーストを塗布して硬化させることで形成されている。導電性ペーストの具体例としては、導電性粒子、バインダ、水もしくは溶剤、及び各種添加剤を混合して構成する導電性ペーストを例示することができる。導電性ペーストに含まれる溶剤としては、ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、シクロヘキサノン、イソホロン、テルピネオールを例示することができる。また、特に限定されないが、導体線40のヤング率は、基材20のヤング率の1/2倍以上であることが好ましい。
導体線40は、例えば、スクリーン印刷やパッド印刷などによって上述の導電性ペーストを塗布した後に、硬化させることによって形成されている。その他の塗布方法としては、スプレーコート法、バーコート法、ディップ法、インクジェット法等の種々の塗布方法を採用することができる。導電性ペーストの硬化方法としては、紫外線、赤外線レーザ光等のエネルギ線照射、加熱、加熱冷却、又は乾燥等を用いることができる。
また、導体線40の両端部には、第1の導体部401又は第2の導体部402が接続された端子部60a、60bが設けられている。なお、端子部は導体線40の少なくとも一方の端部に形成されていればよい。伸縮性基板1は、これらの端子部60a、60bを介して、リジッド基板やフレキシブルプリント配線板等の外部回路同士を、電気的に接続することができる。端子部60a、60bは、矩形状に形成されているが、用途に応じて任意の形状とすることができる。また、端子部60a、60bは、導体線40と一体的に形成されている。なお、以下の説明においては「端子部60a、60b」を必要に応じて「端子部60」と総称する。
オーバーコート層50は、図1の平面視において、導体線40Aに沿って形成されている。すなわち、オーバーコート層50の平面形状は、導体線40Aの平面形状と実質的に同一となっており、オーバーコート層50は導体線40の上面と側方端面付近のみに形成されている。これは、図4~6の変形例においても同様である。ただし、オーバーコート層50は、端子部60の主面には形成されていない。なお、上述のように、プライマー層30も、オーバーコート層50と同一の平面形状を有しているため、端子部60の主面には形成されていない。これにより、端子部60の主面が伸縮性基板1の最表面に露出し、外部との電気的な接続が可能となっている。このオーバーコート層50により、導体線40Aの表面が保護される。
このオーバーコート層50を構成する材料は、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、シリコーンゴム樹脂等を用いることができる。また、特に限定されないが、オーバーコート層50のヤング率は、基材20のヤング率の1/2倍以上であることが好ましい。
このようなオーバーコート層50は、例えば、スクリーン印刷やパッド印刷などによって上述の樹脂材料を塗布した後に、塗布した樹脂材料を硬化させることによって形成されている。その他の塗布方法としては、スプレーコート法、バーコート法、ディップ法、インクジェット法等の種々の塗布方法を採用することができる。樹脂材料の硬化方法としては、紫外線、赤外線レーザ光等のエネルギ線照射、加熱、加熱冷却、又は乾燥等を用いることができる。
また、図1及び図2に示すように、伸縮性基板1は、基材20上の枠状部404aの内側の領域に、プライマー層30及びオーバーコート層50が形成されていない非形成領域N1Aを備えている。さらに、伸縮性基板1は、屈曲部403a同士の間にも非形成領域N1Aを有している。これらの非形成領域N1Aは、いずれも第1の導体部401aと、第2の導体部402aとに挟まれている。これらの非形成領域N1Aでは、プライマー層30、導体線40A、オーバーコート層50が形成されていないため、伸縮性基板1の最表面には、基材20が露出している。この非形成領域N1Aが、本発明における「第1の非形成領域」及び「第3の非形成領域」の一例に相当する。このように、枠状部404aを有する場合、その内側を非形成領域N1Aとすることで、導体線40Aにかかる応力を緩和することができ、伸縮性基板1の伸長時に、導体線40Aにクラックが生じ難いため、導体線40Aにおける電気的抵抗の増大を抑制できる。特に、本実施形態のように、プライマー層30とオーバーコート層50とを実質的に同一平面形状とすることで、プライマー層30もオーバーコート層50も形成されていない非形成領域N1Aを設けることができるため、応力をより緩和することができる。
なお、伸縮性基板1に、少なくとも1か所の非形成領域N1Aが設けられていればよい。例えば、図1の伸縮性基板において、3つの枠状部404aが設けられているが、この内少なくとも1個の枠状部404aの内側に、非形成領域N1Aが設けられていればよいし、あるいは、枠状部404aの間の領域は4か所存在するが、この内少なくとも1個の領域に、非形成領域N1Aが設けられていてもよい。ただし、本実施形態のように、全ての枠状部404aの内側の領域及び枠状部404a同士の間の領域に非形成領域N1Aが設けられていることが最も好ましい。
また、非形成領域N1Aにおいて、プライマー層30又はオーバーコート層50の一方を形成してもよい。ただし、プライマー層30及びオーバーコート層50が両方とも形成されていないことがより好ましい。オーバーコート層50に加えて、さらに、プライマー層30も形成されていないことで、導体線40Aにかかる応力をより緩和することができる。
さらに、図1及び図2に示すように、伸縮性基板1は、基材20上において、端子部60aと該端子部60aに接続された第1の導体部401aとの間に、プライマー層30及びオーバーコート層50が形成されていない非形成領域N2Aを備えている。さらに、伸縮性基板1は、基材20上において、端子部60aと該端子部60aに接続された第2の導体部402aとの間にも、非形成領域N2Aを備えている。
同様に、図1に示すように、伸縮性基板1は、基材20上において、端子部60bと該端子部60bに接続された第1の導体部401aとの間に、非形成領域N2Aを備えている。さらに、伸縮性基板1は、基材20上において、端子部60bと該端子部60bに接続された第2の導体部402aとの間にも、非形成領域N2Aを備えている。これらの非形成領域N2Aが、本発明における「第2の非形成領域」及び「第4の非形成領域」の一例に相当する。
このように、導体線40Aと端子部60の間に、非形成領域N2Aを有している場合も、非形成領域N1Aと同様に、導体線40Aにかかる応力を緩和する効果が得られる。
なお、伸縮性基板1には、非形成領域N2Aが設けられていなくてもよい。図1の伸縮性基板1に、非形成領域N2Aを設ける場合、端子部60a、60bと、第1、第2の導体部401a、402aに挟まれた領域は、4か所存在するが、この内、少なくとも1か所に非形成領域N2Aを設ければよい。また、非形成領域N2Aにおいて、プライマー層30又はオーバーコート層50の一方を形成してもよい。
また、本実施形態では、オーバーコート層50とプライマー層30は、導体線40に沿って形成されている。この場合、導体線40Aに挟まれていない領域においても、オーバーコート層50及びプライマー層30が形成されていないので、伸縮性基板1全体が伸びやすくなるうえに、非形成領域N1A、N2Aを設けることによる、導体線40Aにかかる応力の緩和効果が最大となる。
また、図4の実施形態では、伸縮性基板1には、平面視において、第1の導体部401bと第2の導体部402bとに挟まれた領域(第1の導体部401bと第2の導体部402bとの間の領域)に、プライマー層30及びオーバーコート層50が形成されていない非形成領域N1Bが設けられている。この非形成領域N1Bが、本発明における「第1の非形成領域」及び「第3の非形成領域」の一例に相当する。
また、図5の実施形態では、基本的に図4と同様に、非形成領域N1Cが、本発明における「第1の非形成領域」及び「第3の非形成領域」一例に相当し、非形成領域N2Cが、本発明における「第2の非形成領域」及び「第4の非形成領域」の一例に相当する。
図6の実施形態では、基本的に図1と同様に、非形成領域N1Dが、本発明における「第1の非形成領域」及び「第3の非形成領域」の一例に相当し、非形成領域N2Dが、本発明における「第2の非形成領域」及び「第4の非形成領域」の一例に相当する。
上記のような、非形成領域を有する伸縮性基板は、オーバーコート層及びプライマー層を形成する際に、所望のパターンで樹脂材料を塗布することで、容易に形成することができる。
以上のように、本実施形態では、オーバーコート層50が形成されていない非形成領域N1A~N1Dは、オーバーコート層50が形成されている領域と比較して伸長しやすいため、伸縮性基板1の伸長時に、オーバーコート層50に覆われている導体線40にかかる応力を緩和することができる。その結果、伸縮性基板1の伸長時に、導体線40にクラックが生じ難いため、導体線40における電気的抵抗の増大を抑制できる。
また、本実施形態では、導体線40が屈曲部403a、403b又は湾曲部403c、403dを有することで、伸縮性基板1の伸長時において、導体線40の電気的抵抗の増大を抑制できる。このような効果が得られる理由についての考察を、図7(a)及び図7(b)並びに図8を用いて以下に説明する。図7(a)及び図7(b)は、伸縮性基板1の伸長前後における、第1の導体部401aの形状を比較した概略図である。図8は、伸縮性基板の伸長率と抵抗上昇率との関係を示すグラフである。
図7(a)は、伸長前の伸縮性基板1の全体形状と、伸長前の第1の導体部401aの一部分の形状を図示している。伸長前の第1の導体部401aの一部分は、幅W、延在方向の長さLを有している。一方で、図7(b)は、伸長後の伸縮性基板1の全体形状と、伸長後の第1の導体部401aの一部分の形状を図示している。
例えば、図7(b)のように、伸縮性基板1を配線方向(導体線の延在方向)に伸長した場合、同時に、伸縮性基板1は、配線方向と直交する方向に縮む。この場合、図7(b)のように、配線方向に対して所定の角度をなす屈曲部においては、第1の導体部401aの幅が大きくなり、同時に、第1の導体部401aの延在方向の長さが小さくなるように変形する。この時の第1の導体部401aの幅をW、延在方向の長さをLとすると、伸縮前の幅Wよりも伸縮後の幅Wが大きくなり(W>W)、伸縮前の長さLよりも伸縮後の長さLの方が小さくなる(L<L)。ここで、電気抵抗Rは、電気抵抗率ρ、導体の長さL、導体の断面積Sとしたときに、R=ρ(L/S)という式で表されるので、本実施形態では、伸縮性基板1の伸長時に、この式の「導体の長さL」が減少するとともに、「導体の断面積S」が増加することで、電気抵抗Rが減少する。よって、本実施形態では、屈曲部における導体線が、その電気的抵抗を減ずる方向に幾何学的に変形するために、伸縮性基板1の伸長時において、導体線40の電気的抵抗の増大を抑制できる。
具体的には、図8に、本実施形態のように屈曲部を有する導体線を有する伸縮性基板の抵抗上昇率と、屈曲部を有していない直線状の導体線を有する伸縮性基板の抵抗上昇率を示す。この図8の横軸は伸縮性基板の伸び率(%)を示し、縦軸は伸縮性基板の伸び率に応じた抵抗上昇率(%)を示す。なお、伸縮性基板の伸び率とは、伸縮性基板の自然長を100とした場合の、伸長に伴う伸縮性基板の長さの増分である。本実施形態については、屈曲部を構成する第1、第2の導体部の延在方向(第2、第3の方向)と導体線の延在方向(第1の方向)とがなす角(θ、θ)を30°、45°、60°、75°とした場合の抵抗上昇率を示す。
図8に示す通り、屈曲部を有していない直線状の導体線を備える伸縮性基板に比べ、屈曲部を有する導体線を備える伸縮性基板の抵抗上昇率が小さくなる。また、第2、第3の方向と第1の方向とがなす角(θ、θ)が大きいほど抵抗上昇率は小さくなる。
なお、以上に説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明についてより具体的に説明する。以下の実施例及び比較例は、上述した実施形態における伸縮性基板の電気的抵抗の増大抑制効果を確認するためのものである。
<実施例1>
図1に示すような構成を有する伸縮性基板を以下のようにして作製した。実施例1では、まず、伸縮性を有する基材として、ヤング率22MPaのポリウレタン系エラストマー基材を準備した。
次に、基材上にスクリーン印刷によりポリウレタン系のレジストを塗布し、IR炉(遠赤外線アニール炉)を用いてレジストを硬化させることにより、図1に示すような枠状部が連なる平面形状のプライマー層を形成した。また、このプライマー層のヤング率は23MPaであった。
次に、プライマー層上に、銀粉とポリエステル樹脂からなる導電性ペーストを塗布し、当該導電性ペーストを硬化させて、線状の第1の導体部と、線状の第2の導体部とから構成された屈曲部を有する導体線を形成した。このとき、第1の導体部の延在方向と導体線の延在方向(配線方向)のなす角(すなわち、第2の方向と第1の方向のなす角θ)と、第1の導体部の延在方向と導体線の延在方向のなす角(すなわち、第3の方向と第1の方向のなす角θ)は、いずれも45°であった(θ=45°、θ=45°)。また、第1の導体部と第2の導体部の幅は、いずれも0.2mmとした。なお、導体線のヤング率は58MPaであった。
次に、導体部を覆うように、スクリーン印刷によりポリウレタン系のレジストを塗布した。次に、IR炉を用いてレジストを硬化させることにより、ヤング率23MPaのオーバーコート層を形成した。以上のようにして、図1に示すような構成を有する伸縮性基板を作製した。
(抵抗上昇率の算出)
上記のようにして作製した伸縮性基板を、配線方向に、伸縮性基板の自然長に対して10%伸長し(すなわち、伸縮性基板を、自然長の110%の長さまで伸長させる)、伸縮性基板を自然長まで縮めるという伸縮動作を周期1Hzで10000サイクル繰り返した。このとき、導体部の抵抗値をモニタリングした。そして、導体部の初期の抵抗値(A)とモニタリングした抵抗値の最大値(B)を用いて、下記式から抵抗上昇率を算出した。結果を表1に示す。ここでは、抵抗上昇率が500%以下である場合を良品と判定し、抵抗上昇率が500%より大きい場合を不良品と判定した。表1には良品を「○」、不良品を「×」と表記する。
(抵抗上昇率)={(B-A)/A}×100
Figure 0006993166000001
<実施例2>
第1の導体部の延在方向と導体線の延在方向のなす角(すなわち、第2の方向と第1の方向のなす角θ)と、第1の導体部の延在方向と導体線の延在方向のなす角(すなわち、第3の方向と第1の方向のなす角θ)を、いずれも60°として導体線を形成したこと以外は、実施例1と同様の伸縮性基板を作製した(θ=60°、θ=60°)。そして、上述の方法で、抵抗上昇率を算出した。その結果を表1に示す。
<実施例3>
第1の導体部の延在方向と導体線の延在方向のなす角(すなわち、第2の方向と第1の方向のなす角θ)と、第1の導体部の延在方向と導体線の延在方向のなす角(すなわち、第3の方向と第1の方向のなす角θ)を、いずれも75°として導体線を形成したこと以外は、実施例1と同様の伸縮性基板を作製した(θ=75°、θ=75°)。そして、上述の方法で、抵抗上昇率を算出した。その結果を表1に示す。
<比較例1>
導体線を、屈曲部を有さない直線形状としたこと以外は、実施例1と同様の伸縮性基板を作製した。そして、上述の方法で、抵抗上昇率を算出した。その結果を表1に示す。
<比較例2>
プライマー層及びオーバーコート層を、基材全面に形成したこと以外は、実施例1と同様の伸縮性基板を作製した。そして、上述の方法で、抵抗上昇率を算出した。その結果を表1に示す。
<比較例3>
プライマー層及びオーバーコート層を、基材全面に形成したこと以外は、実施例2と同様の伸縮性基板を作製した。そして、上述の方法で、抵抗上昇率を算出した。その結果を表1に示す。
<比較例4>
プライマー層及びオーバーコート層を、基材全面に形成したこと以外は、実施例3と同様の伸縮性基板を作製した。そして、上述の方法で、抵抗上昇率を算出した。その結果を表1に示す。
<考察>
表1に示す通り、実施例1~3では、比較例1~4と比較して、抵抗値の上昇を抑制できた。これは、プライマー層及びオーバーコート層が形成されていない第1~第4の非形成領域が導体線にかかる応力を緩和するとともに、導体線の屈曲部における幾何学的変形により電気的抵抗の増大が抑制できたためと考えられる。
1…伸縮性基板
20…基材
30…プライマー層
40、40A、40B、40C、40D…導体線
401、401a、401b、401c、401d…第1の導体部
402、402a、402b、402c、401d…第2の導体部
403a、403b…屈曲部
403c、403d…湾曲部
404a、404b…枠状部
50…オーバーコート層
60、60a、60b…端子部
1A、N1B、N1C、N1D…非形成領域
2A、N2B、N2C、N2D…非形成領域

Claims (11)

  1. 伸縮性を有する基材と、
    前記基材に支持された導体線と、
    前記導体線を覆うオーバーコート層と、を備え、
    前記導体線は、線状の第1の導体部と、前記第1の導体部の一端と接続された線状の第2の導体部とから構成された屈曲部又は湾曲部を少なくとも含み、
    伸縮性基板は、平面視において、前記第1の導体部と前記第2の導体部とに挟まれた領域に、前記基材が存在し、かつ、前記オーバーコート層が形成されていない第1の非形成領域を備えている伸縮性基板。
  2. 請求項1に記載の伸縮性基板であって、
    前記第1の導体部は、平面視において、前記導体線の延在方向である第1の方向とは異なる第2の方向に延在し、
    前記第2の導体部は、平面視において、前記第1の方向と異なるとともに前記第2の方向とも異なる第3の方向に延在する伸縮性基板。
  3. 請求項2に記載の伸縮性基板であって、
    前記第1の方向に対する前記第2の方向の傾斜角は、平面視において、45°以上90°未満であるとともに、
    前記第1の方向に対する前記第3の方向の傾斜角は、平面視において、45°以上90°未満である伸縮性基板。
  4. 請求項1~3の何れか1項に記載の伸縮性基板であって、
    前記導体線は、平面視において、一対の前記屈曲部又は一対の前記湾曲部から構成される枠状部を含んでおり、
    前記第1の非形成領域の少なくとも一部は、前記枠状部の内側に設けられている伸縮性基板。
  5. 請求項1~4の何れか1項に記載の伸縮性基板であって、
    前記伸縮性基板は、前記導体線の少なくとも一方端に端子部を備え、
    前記端子部には、前記第1の導体部及び前記第2の導体部の少なくとも一方が接続され、
    前記伸縮性基板は、平面視において、前記端子部と、該端子部に接続された前記第1の導体部及び前記第2の導体部の少なくとも一方に挟まれた領域に、前記オーバーコート層が形成されていない第2の非形成領域を備える伸縮性基板。
  6. 請求項1~5の何れか1項に記載の伸縮性基板であって、
    前記オーバーコート層は、平面視において、前記導体線に沿って形成されている伸縮性基板。
  7. 請求項1~6の何れか1項に記載の伸縮性基板であって、
    前記オーバーコート層のヤング率は、前記基材のヤング率の1/2倍以上であるとともに、
    前記導体線のヤング率は、前記基材のヤング率の1/2倍以上である伸縮性基板。
  8. 請求項1~7の何れか1項に記載の伸縮性基板であって、
    前記伸縮性基板は、前記基材と前記導体線の間に介在するプライマー層を備え、
    前記伸縮性基板は、平面視において、前記第1の導体部と前記第2の導体部とに挟まれた領域に、前記プライマー層が形成されていない第3の非形成領域を備える伸縮性基板。
  9. 請求項8に記載の伸縮性基板であって、
    前記伸縮性基板は、前記導体線の少なくとも一方端に端子部を備え、
    前記端子部には、前記第1の導体部及び前記第2の導体部の少なくとも一方が接続され、
    前記伸縮性基板は、平面視において、前記端子部と、該端子部に接続された前記第1の導体部及び前記第2の導体部の少なくとも一方に挟まれた領域に、前記プライマー層が形成されていない第4の非形成領域を備える伸縮性基板。
  10. 請求項8又は9に記載の伸縮性基板であって、
    前記プライマー層は、平面視において、前記導体線に沿って形成されている伸縮性基板。
  11. 請求項8~10の何れか1項に記載の伸縮性基板であって、
    前記プライマー層の形状は、平面視において、前記オーバーコート層と実質的に同一形状である伸縮性基板。
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