JP6978482B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体前部構造に関する。
従来、車幅方向に延びるフロントバンパビームの両端部後面側にそれぞれ連結されるクラッシュボックス(エクステンション部材)の内側に、保持部材(延長部材)を有する車体前部構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この車体前部構造におけるそれぞれの保持部材は、前後方向に縦壁状に延びる略板体で形成されている。そして、保持部材の後端は、クラッシュボックスの後部内壁面に接続され、保持部材の前端は、フロントバンパビームとクラッシュボックスとの重ね部を上下方向に貫いてこれらを連結するボルト(連結ボルト)の胴部に軸支されている。
このような車体前部構造によれば、スモールオーバラップ衝突(米国道路安全保険協会SOT(Small Overlap Test)準拠)を想定した場合に、非衝突側のクラッシュボックスからフロントバンパビームを引き離す方向に働く荷重を保持部材が受け持つ。
これにより車体前部構造は、非衝突側でのフロントバンパビームと車体との分離を抑制することができる。
特許第6514185号公報
ところで、従来の車体前部構造(例えば、特許文献1参照)においては、非衝突側のフロントバンパビームの端部におけるストロークを考慮して、保持部材の前端は、車幅方向の最も外寄りに配置される連結ボルトに接続されている。そして、保持部材の後端は、クラッシュボックスから後方へと延びるサイドメンバの前端に対応する位置で、前記のようにクラッシュボックスの後部内壁面に接続される。
一方、非衝突側のサイドメンバは、クラッシュボックスからフロントバンパビームを引き離す方向に荷重が働く際に、反力を発生させる。
したがって、従来の車体前部構造においては、サイドメンバの強度剛性を高める必要性から補強部材の追加などによって重量の増加、構造の複雑化といった課題を生じることとなる。そのため、従来よりもサイドメンバの重量の軽減、構造の簡素化を図ることができる車体前部構造が望まれている。
本発明の課題は、従来よりもサイドメンバの重量の軽減、サイドメンバの構造の簡素化を達成することができる車体前部構造を提供することにある。
前記課題を解決する本発明の車体前部構造は、車体の前後方向に延びるフロントサイドフレームと、前記フロントサイドフレームの車幅方向の外側で車体の前後方向に延びて、前記フロントサイドフレームの前端部に接続される前端部を有するサイドメンバと、バンパビームと前記フロントサイドフレームとの間に配置されるクラッシュボックスと、前記クラッシュボックス内に配置される保持部材と、を備える車体前部構造において、前記クラッシュボックスは、車幅方向の外側に向かうほど後方に変位するように傾斜する前端部が形成されることによって、前記クラッシュボックスの前部には、前記クラッシュボックスの車幅方向中央部よりも車幅方向内側で前方に突出する突出部が形成されるとともに、前記突出部で前記バンパビームと前記保持部材の前端部とを軸支する前側締結部と、前記フロントサイドフレームの前端部の前方で前記保持部材の後端部を軸支する後側締結部と、を有することを特徴とする。
本発明の車体前部構造によれば、従来よりもサイドメンバの重量の軽減、サイドメンバの構造の簡素化を達成することができる。
本実施形態に係る車体前部構造の部分斜視図である。 図1の矢示II方向から見た車体前部構造の部分平面図である。 図2のIII−III断面を表した斜視図である。 図2のIV−IV断面図である。 保持部材の構成説明図である。 バンパビームの構成説明図である。 (a)は、バンパビームにおけるスモールオーバラップ衝突荷重の入力位置を示す車体前部構造の平面図、(b)は、非衝突側のバンパビームの動作説明図である。 非衝突側のバンパビームの動作説明図であり、(a)は、クラッシュボックスの内壁に前方ビードを有する車体前部構造におけるバンパビームの動作説明図、(b)は、クラッシュボックスの内壁に前方ビードを有しない車体前部構造におけるバンパビームの動作説明図である。 保持部材の易変形部に合わせるように、クラッシュボックスの内壁に後方ビードを形成した車体前部構造におけるクラッシュボックスの動作説明図であり、(a)は、衝突前の車体前部構造の様子を示す図、(b)は、衝突後の車体前部構造の様子を示す図である。
次に、本発明を実施する形態(本実施形態)の車体前部構造について詳細に説明する。
本実施形態の車体前部構造は、クラッシュボックスにおける車幅方向の内側寄りでバンパビームとクラッシュボックスの後部とを連結して保持する保持部材を有することを主な特徴とする。
本実施形態の車体前部構造は、車体中心線を挟んで車幅方向(左右方向)に線対称となっている。したがって、以下では、図6を参照したバンパビームの説明を除いて、車体の左側の車体前部構造についてのみ説明し、右側の車体前部構造についてはその説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る車体前部構造Cの部分斜視図である。図2は、図1の矢示II方向から見た車体前部構造Cの部分平面図である。図3は、図2のIII−III断面を表した斜視図である。なお、以下の説明における前後左右上下の方向は、図1に矢示する前後左右上下の方向を基準とする。そして、図1に示す左右の方向は、車体幅方向に一致する。
図1に示すように、車体前部構造Cは、車体フレーム1の前側に、クラッシュボックス2と、保持部材3と、バンパビーム4とを備えて構成されている。
<車体フレーム>
図1に示すように、本実施形態での車体フレーム1は、車体前部の左右両側のそれぞれで前後方向に延びるように形成されている。
車体フレーム1は、フロントサイドフレーム11と、サイドメンバ12とを備えている。本実施形態でのフロントサイドフレーム11とサイドメンバ12のそれぞれは、略矩形閉断面を有する前後方向に長い中空部材からなるものを想定している。
(フロントサイドフレーム)
図2に示すように、フロントサイドフレーム11は、サイドメンバ12の車幅方向の内側で前後方向に延びている。
そして、フロントサイドフレーム11の前端部は、略矩形の連結プレート13に接続されている。
また、フロントサイドフレーム11の後端部は、図示しないが、パワーユニットルームと車室とを仕切るダッシュボードロアに接続されている。
このようなフロントサイドフレーム11の車幅方向の内側には、パワーユニットPが配置されている。ちなみに、このパワーユニットPは、フロントサイドフレーム11の下部にマウントを介してフローティング支持されるフロントサブフレーム(図示を省略)に搭載されている。
図2に示すように、フロントサイドフレーム11の矩形断面を形成する4つの壁のうち、車幅方向の内壁15は、図示しない車体中心線と並行して前後方向に延びている。
そして、フロントサイドフレーム11の外壁16は、連結プレート13側から後方に延びるほど車幅方向の内側に変位する傾斜する傾斜壁16aを有している。
また、傾斜壁16aは、後方に延びる途中で内壁15と並行するように屈曲してさらに後方に延びている。このように屈曲した外壁16は、フロントサイドフレーム11の延在途中でフロントサイドフレーム11の前端部よりも車幅方向に狭い幅狭部17を形成している。
このようなフロントサイドフレーム11は、図3に示すように、略矩形閉断面の内側角部に対応する位置に、前後方向に延びる谷線VLが規定される。
そして、本実施形態でのフロントサイドフレーム11は、車幅方向の内壁15の下部に形成される谷線VLに沿うように、断面L字状に屈曲した板体からなる補強部材18が取り付けられている。
ちなみに、この補強部材18は、傾斜壁16a(図2参照)が形成される前後方向の範囲でフロントサイドフレーム11に取り付けられている。
(サイドメンバ)
図1に示すように、サイドメンバ12は、フロントサイドフレーム11の車幅方向の外側に配置されている。そして、サイドメンバ12の前端部は、フロントサイドフレーム11の前端部と車幅方向に並んで連結プレート13に接続されている。
具体的には、サイドメンバ12の前端部は、図2に示すように、連結部材14を介して車幅方向にフロントサイドフレーム11の前端部と接続されるとともに、連結プレート13に対して前後方向に接続されている。
このようなサイドメンバ12は、図1に示すように、連結プレート13に接続される前側から後側斜め上方に向かって延びている。
そして、サイドメンバ12は、図示を省略するが、斜め上方に延びた後、上方に凸となる円弧を描きながら前後方向に略水平になった後端部でフロントピラー(図示を省略)に接続されている。
ちなみに、本実施形態でのサイドメンバ12は、図2に示すように、連結プレート13側から斜め上方に延びるロアメンバ12aと、前記した上方に凸となる円弧部と略水平部とを形成するアッパメンバ12bと、からなるものを想定している。
<クラッシュボックス>
次に、クラッシュボックス2(図1参照)について説明する。このクラッシュボックス2は、エクステンション部材(延長部材)とも称せられる。
図1に示すように、クラッシュボックス2は、剛体部21と、筒部22と、を主に備えて構成されている。そして、本実施形態でのクラッシュボックス2は、フロントサイドフレーム11の車幅方向の内壁15よりも外側に延びている。また、クラッシュボックス2は、前記フロントサイドフレーム11の外壁16を跨いで外側に延びている。
(剛体部)
図1に示すように、クラッシュボックス2の後部を形成する剛体部21は、連結プレート21aと、リブプレート21bと、剛体プレート21cと、荷重受け部21dと、を備えている。
図1中、後記する筒部22の内側に配置される荷重受け部21d、筒部22の内側に形成される隔壁22e、及び筒部22内に配置される保持部材3のそれぞれは、隠れ線(点線)で示している。
連結プレート21aは、クラッシュボックス2を車体フレーム1側の連結プレート13に連結する板体で形成されている。
連結プレート21aと連結プレート13との連結は、複数のボルトB1にて行われる。
リブプレート21bは、クラッシュボックス2を構成する筒部22の後端部を上下から挟み込むように配置された一対の板体で形成されている。
これら一対のリブプレート21bは、連結プレート21aの前側面部に上下方向に所定の間隔を開けて対向するように接続されている。
剛体プレート21cは、車幅方向に細長い板体で形成されている。
本実施形態での剛体プレート21cは、上下一対のリブプレート21bの間に複数配置されている。
そして、剛体プレート21cのそれぞれは、面部を上下に配向させて相互に平行となるように連結プレート21aの前側面部に接続されている。
また、それぞれの剛体プレート21cにおける車幅方向の長さは、連結プレート21aの車幅方向の横幅に収まる長さに設定されている。
また、剛体プレート21cのそれぞれは、前後幅が相互に同じ長さになっている。
そして、これらの剛体プレート21cは、連結プレート21aの前側でこれと対向するように配置される支持板21eによって相互に一体になるように接合されている。
荷重受け部21dは、図1に示すように、角筒体で形成されている。この荷重受け部21dは、クラッシュボックス2を構成する筒部22の内側に配置されている。この荷重受け部21dについては、クラッシュボックス2を構成する筒部22とともに後に詳しく説明する。
以上のようなクラッシュボックス2を構成する剛体部21の外側端縁21fは、図2に示す平面視で、車幅方向の外側に向かうほど後方に変位するように傾斜する傾斜部21f1を有している。そして、剛体部21の外側端縁21fは、サイドメンバ12の外側端部12cまで延びている。
また、クラッシュボックス2の剛体部21の内側端縁21gは、図2に示す平面視で、車幅方向内側に向かうほど後方に変位するように傾斜する傾斜部21g1を有している。そして、剛体部21の内側端縁21gは、フロントサイドフレーム11の内側端部11aまで延びている。
このような剛体部21(リブプレート21b)には、車幅方向の内側で、次に説明する筒部22を貫くとともに、後記の保持部材3を軸支するボルトB2が配置されている。
そして、図1に示すこの剛体部21(リブプレート21b)におけるボルトB2の貫通孔H2は、特許請求の範囲にいう「後側締結部」を構成する。
なお、このボルトB2については、保持部材3とともに後に詳しく説明する。
(筒部)
図1に示すように、クラッシュボックス2を構成する筒部22は、筒部22の軸方向が前後方向に沿うように配置されている。
このような筒部22は、図2に示す平面視で、略直角台形の形状を呈している。具体的には、筒部22は、略直角台形の上底に対応する車幅方向の外側端縁と、下底に対応する車幅方向の内側端縁と、斜辺に対応する前側端縁と、直角部を形成する脚に対応する後側端縁と、を有している。
ちなみに、筒部22は、前側端縁側と後側端縁側とに開口し、外側端縁側に外壁22aが形成され、内側端縁側に内壁22bが形成されている。
そして、図2のIV−IV断面を含む斜視図である図4に示すように、筒部22は、軸方向に交差する断面視で、車幅方向(左右方向)に長い略矩形閉断面を有している。
具体的には、筒部22は、前後方向に延びる溝部22b1を有する前記の内壁22bと、車幅方向の外側でこの内壁22bと対向する外壁22aと、筒部22の上面を形成する上壁22cと、筒部22の下面を形成する下壁22dと、によって略矩形閉断面を形成している。
また、図2に示すように、筒部22の内壁22bには、内壁22bが車幅方向の外側に部分的に突出して形成される前方ビード22b2と、後方ビード22b3とが形成されている。
これらの前方ビード22b2と、後方ビード22b3とは、筒部22の中空側に凸となるように条を形成して上下方向に延びている。そして、前方ビード22b2と、後方ビード22b3とは、この条に対応するように、筒部22の外側に溝部を形成している。
なお、本実施形態での前方ビード22b2は、筒部22とバンパビーム4とが上下にオーバラップする部分に形成されている。また、本実施形態での後方ビード22b3は、バンパビーム4と剛体部21との間に形成されている。好ましくは、後方ビード22b3は、後記する保持部材3の易変形部31と、前後方向に合わせた位置に形成される。
また、筒部22は、筒部22の内側空間を車幅方向(左右方向)に仕切って二分する隔壁22eを備えている。この隔壁22eは、筒部22の車幅方向の中央で前後方向に筒部22の前側端縁から後側端縁まで延びている。このような隔壁22eには、前後方向に延びる溝部22e1が形成されている。この溝部22e1は、隔壁22eの上下方向の中央部が車幅方向の内側に部分的に窪むことによって形成されている。
また、本実施形態での隔壁22eは、図2に示すように、フロントサイドフレーム11の前端部における外壁16の延長線上に形成されている。具体的には、フロントサイドフレーム11の矩形断面の角部が形成する外側稜線の延長線上で隔壁22eが前後方向に延びている構成が好ましい。
図4に戻って、隔壁22eで仕切られた筒部22の車幅方向の内側半体には、上壁22cと下壁22dのそれぞれに複数のリブ22fが形成されている。
これらのリブ22fは、上壁22cと下壁22dのそれぞれから筒部22の中空側に突出するように形成され、筒部22内で前後方向に延びている。
具体的には、本実施形態でのリブ22fは、上壁22cと下壁22dのそれぞれに4列ずつ形成されている。
そして、車幅方向の内側の2列のリブ22fは、後記する保持部材3の軸支部32を挟むように形成されている。この2列のリブ22fについては、保持部材3とともに後に詳しく説明する。
なお、図4中、符号B2は、筒部22とリブプレート21bとを貫くとともに保持部材3を軸支するボルトである。符号21dは、後記する荷重受け部である。
このような筒部22は、図2に示すように、前側端縁が車幅方向の外側に向かうほど後方に変位するように傾斜するように前端部が形成されることによって、筒部22の前部には、筒部22における車幅方向中央部よりも車幅方向内側で前方に突出する突出部23が形成される。
そして、この突出部23には、後記するバンパビーム4とともに筒部22を貫いて、保持部材3を軸支するボルトB3が配置されている。
図1に示すこの筒部22(突出部23)におけるボルトB3の貫通孔H3は、と特許請求の範囲にいう「前側締結部」を構成する。
なお、このボルトB3については、保持部材3とともに後に詳しく説明する。
次に、前記の剛体部21(図1参照)を構成する荷重受け部21d(図1参照)について説明する。この荷重受け部21dは、主に、バンパビーム4(図1参照)を介して入力されるスモールオーバラップ衝突荷重を受けるものである。
荷重受け部21dは、図1に示すように、隔壁22eで仕切られた筒部22の車幅方向の外側半体内に配置されている。具体的には、荷重受け部21dは、剛体プレート21cの前側で、筒体からなる荷重受け部21dの軸方向が前後方向に沿うように配置される。
このような本実施形態での荷重受け部21dは、剛体部21を構成する支持板21eの前側面部に接続されている。ちなみに、荷重受け部21dは、リブプレート21bに対して筒部22がボルトB2にて締結される際に、筒部22内に配置される。
本実施形態での荷重受け部21dは、図4に示すように、軸方向に交差する断面視で、略矩形閉断面を有している。
具体的には、荷重受け部21dは、内壁21d1と、外壁21d2と、上壁21d3と、下壁21d4と、によって略矩形閉断面を形成している。
そして、外壁21d2に対して、上壁21d3と下壁21d4とがなす上下一対の角部21d5は、それぞれ閉断面側に凹んでいる。
このような荷重受け部21dの外壁21d2は、図2に示すように、ロアメンバ12aの前端部における内壁12a1の延長線上に形成されている。具体的には、ロアメンバ12aの矩形断面の角部が形成する内側稜線の延長線上で、荷重受け部21dの外壁21d2が延びて整列している構成が好ましい。
<保持部材>
次に、保持部材3(図2参照)について説明する。
図2のIII−III断面を表す斜視図である図3に示すように、保持部材3は、クラッシュボックス2の前側締結部25と、後側締結部26とのそれぞれに軸支される前後一対の軸支部32と、これら軸支部32同士に一体に形成される本体部33と、を備えている。
つまり、保持部材3は、クラッシュボックス2の車幅方向の内壁22b側にオフセットして前後方向に延在している。そして、保持部材3は、バンパビーム4とクラッシュボックス2の後部とを連結する。
図5は、保持部材3の構成説明図である。
図5に示すように、保持部材3を構成する軸支部32のそれぞれは、内側にボルトB2,B3が挿通される円筒形状を呈している。
そして、軸支部32は、図3に示すように、クラッシュボックス2の筒部22を構成する上壁22cと、下壁22dとの間で延びることによって、ボルトB2,B3のカラー部材を兼ねている。
このような軸支部32の上端部と下端部とは、図4に示すように、車幅方向(左右方向)に、一対のリブ22fによって挟み込まれている。
図3に示すように、保持部材3の本体部33は、筒部22内で縦壁面を形成する板体で形成されている。そして、本体部33の上下幅は、軸支部32の上下高さと略同じに形成されている。
このような本体部33は、前後方向の略中央部が車幅方向の外側に膨出するように湾曲する易変形部31を備えている。
そして、図5に示すように、易変形部31の膨出幅W1は、前側締結部25(図1参照)と後側締結部26(図1参照)とを結ぶ線分L1(保持部材3の中心線)と、保持部材3に対して車幅方向の内側で隣接する内壁22b(図2参照)との距離又はリブ22fとの距離Dよりも大きいことが好ましい。
<バンパビーム>
次に、バンパビーム4(図1参照)について説明する。
図6は、バンパビーム4の構成説明図である。
図6に示すように、バンパビーム4は、車体前側に配置されて車体幅方向に延在する部材である。
バンパビーム4は、図1に示すように、車体前側に配置される縦壁41aと、この縦壁41aの上端から後側に向けて延びる上壁41bと、縦壁41aの下端から後側に向けて延びる下壁41cとで主に構成されている。つまり、バンパビーム4は、前側が縦壁41aで閉じ、後側が上壁41bと下壁41cとの間で開く略コ字状(略U字状)に形成されている。
なお、縦壁41aには、バンパビーム4の延在方向に沿って延びる溝部41a1が形成されている。この溝部41a1は、縦壁41aの上下方向の中央部が、部分的に後方に窪んで形成されたものである。
また、図1に示すように、バンパビームの上壁41bの後縁には、折返し部41eが形成されている。この折返し部41eは、上壁41bの後縁が上壁41bの上面側に折り返されて形成されている。このような折返し部41eは、下壁41cの後縁にも形成されている。ただし、下壁41cの折返し部は、下壁41cの後縁が下壁41cの下面側に折り返されて形成されている。
図6に示すように、バンパビーム4は、平面視で、車体幅方向の中央部で延びるビーム部40aと、このビーム部40aの両端部からさらに車体幅方向の外側に延びるほど後方に変位する傾斜部40bと、ビーム部40aと傾斜部40bとの間に形成される屈曲部40cと、を備えている。
また、図1に示すように、傾斜部40bにおける上壁41bと、下壁41cとの間には、クラッシュボックス2を構成する筒部22の前部が挟み込まれている。つまり、屈曲部40cは、クラッシュボックス2の車幅方向内側の前方に位置することとなる。また、傾斜部40bにてバンパビーム4と筒部22とは、上下方向に重なっている。
図6に示すように、傾斜部40bで上下方向に重ねられたバンパビーム4と筒部22とを貫くように配置されたボルトB3と、このボルトB3の車幅方向の外側に配置されるボルトB4とによって、バンパビーム4は、クラッシュボックス2に締結されている。
そして、バンパビーム4にこのような屈曲部40cを備える車体前部構造Cは、図6に示すように、バリア44に対するフラット衝突時に、ビーム部40aの前端がクラッシュボックス2の前端に後退する後退幅W2を有する。
次に、衝突荷重が入力した際の車体前部構造Cの動作について説明する。
図7(a)は、スモールオーバラップ衝突時の衝突荷重CLの入力位置を示す車体前部構造Cの平面図である。図7(b)は、非衝突側のバンパビーム4の動作説明図である。
図7(a)に示すように、バンパビーム4の車幅方向の右端部に衝突荷重CLが入力されると、非衝突側であるバンパビーム4の車幅方向の左端部は、図7(a)中、点線で示すように、クラッシュボックス2から離れるように前方へと変位する。この際、前側締結部25に配置されたボルトB3は、図7(b)に示すように、膨出幅W1を有する保持部材3が伸長することによって、バンパビーム4とともに、前方に変位幅W3で移動する。
これにより非衝突側では、図7(b)に示すように、クラッシュボックス2に形成された前側締結部25である貫通孔H3が、これに挿通されていたボルトB3によって破断される。この貫通孔H3の破断によって、スモールオーバラップ衝突による衝撃エネルギが吸収される。
また、図7(b)に示すように、非衝突側での保持部材3の膨出幅W1が前方に伸長する距離(長さ)に応じて、図7(a)に示す衝突側(図示右側)でのバンパビーム4の端部(右端部)の後退が円滑に進行する。これによりバンパビーム4の右端部におけるクラッシュボックス2の先端部の圧壊が行われる。このクラッシュボックス2の圧壊によって、スモールオーバラップ衝突による衝撃エネルギが吸収される。
次に、本実施形態の車体前部構造Cのように、クラッシュボックス2を構成する筒部22の内壁22bに前方ビード22b2を有するものと、この前方ビード22b2を有しないものとのスモールオーバラップ衝突時の動作の相違について説明する。
図8(a)は、クラッシュボックス2の内壁22bに前方ビード22b2を有する車体前部構造Cにおけるバンパビーム4の動作説明図である。図8(b)は、クラッシュボックス2の内壁22bに前方ビード22b2を有しない車体前部構造Cにおけるバンパビーム4の動作説明図である。
図8(b)に示すように、筒部22の内壁22bに前方ビード22b2を有しない車体前部構造Cは、非衝突側でのバンパビーム4における端部の前方への変位が、主に内壁22bの先端部Tを中心とした回動による。したがって、前側締結部25は、図8(b)中、点線で示すように、前方に移動する。これに伴い保持部材3は伸長する。
これに対して、本実施形態の車体前部構造C(図2参照)のように、筒部22の内壁22bに前方ビード22b2(図2参照)を有するものは、図8(a)に示すように、非衝突側での筒部22の内壁22bが前方ビード22b2に対応する位置で屈曲する。
これによりバンパビーム4の端部の回動中心は、前側締結部25のボルトB3の位置となる。
このような図8(a)に示す車体前部構造Cによれば、回動中心となる前側締結部25の前方への変動が抑制されるので、保持部材3の長さをより短くすることができる。つまり、車体前部構造Cのコンパクト化を図ることができる。
次に、フラット衝突やスモールオーバラップ衝突によって生じた荷重が直接入力された側(衝突側)での車体前部構造Cの動作について説明する。
図9(a)は、衝突前の様子を示す車体前部構造Cの平面模式図である。図9(b)は、衝突後の様子を示す車体前部構造Cの平面模式図である。
図9(a)に示すように、本実施形態の車体前部構造Cは、保持部材3がクラッシュボックス2の内壁22b側にオフセットしている。このような車体前部構造Cにおいては、図9(a)に示すように、車幅方向の外側に空いたスペースSが形成される。
また、車体前部構造Cは、保持部材3の易変形部31に合わせるように、クラッシュボックス2の内壁22bに後方ビード22b3が形成されている。
図9(a)に示すように、衝突荷重CLがバンパビーム4に入力されると、図9(b)に示すように、バンパビーム4の後退に伴って、クラッシュボックス2の筒部22は、車体フレーム1に連結された剛体部21の前方で圧壊する。
この際、保持部材3は、車幅方向の外側に膨出する易変形部31が、車幅方向の外側に突出するように折れ曲がる。一方、クラッシュボックス2のスペースS(図9(b)中、図示省略)は、折れ曲がる易変形部31を収容しながら圧壊していく。そして、クラッシュボックス2の内壁22bの後方ビード22b3は、図9(b)に示すように、車幅方向の外側への内壁22bの折れ曲がりを促進する。これにより保持部材3の変形はさらに促進される。
次に、本実施形態に係る車体前部構造Cの奏する作用効果について説明する。
本実施形態の車体前部構造Cは、保持部材3の後端部が後側締結部26を介してフロントサイドフレーム11側に配置される。
これにより車体前部構造Cは、前記したように、非衝突側の保持部材に作用する引張荷重をフロントサイドフレーム11にて支持することができる。
このような車体前部構造Cによれば、このフロントサイドフレーム11に並んで配置されるサイドメンバ12の重量の軽減、サイドメンバ12の構造の簡素化を達成することができる。
また、本実施形態の車体前部構造Cにおけるクラッシュボックス2は、突出部23に設けられた前側締結部25にてバンパビーム4と保持部材3の前端部とを軸支する。
このような車体前部構造Cにおいては、前記のように、バンパビーム4の端部は前側締結部25を中心に回動する。
このような車体前部構造Cによれば、保持部材3の伸長を抑制することができる。これにより本実施形態の保持部材は、前後方向に沿うように比較的直線的に形成することもできる。これにより保持部材3の製造工程が簡素化されて車体前部構造Cの製造が容易となる。
また、本実施形態の車体前部構造Cは、保持部材3が膨出幅W1を有している。
このような車体前部構造Cによれば、前記のように、非衝突側では、ボルトB3による貫通孔H3の破断によって、スモールオーバラップ衝突による衝撃エネルギが効果的に吸収される。
また、このような車体前部構造Cによれば、前記のように、非衝突側での保持部材3の伸長によって、衝突側でのクラッシュボックス2の圧壊が効果的に行われる。これによりスモールオーバラップ衝突による衝撃エネルギが効果的に吸収される。
また、本実施形態の車体前部構造Cは、易変形部31を有する保持部材3がクラッシュボックス2の内壁22b側にオフセットしている。
このような車体前部構造Cによれば、前記のように、衝突荷重により変形した保持部材3がクラッシュボックス2の圧壊を阻害することがなく、衝突時に発生するエネルギ吸収を効率よく行うことができる。
本実施形態の車体前部構造Cは、保持部材3が縦壁面を有する板材で構成されている。
このような車体前部構造Cによれば、保持部材3をクラッシュボックス2内にコンパクトに収容することができる。
また、本実施形態の車体前部構造Cにおいては、保持部材3の前端部は、軸支部32を介してバンパビーム4とクラッシュボックス2の前側締結部25とに支持されている。そして、保持部材3の後端部は、軸支部32を介してクラッシュボックス2の後部に支持されている。
このような車体前部構造Cによれば、保持部材3によって非衝突側のバンパビーム4とフロントサイドフレーム11との分離を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の車体前部構造Cは、クラッシュボックス2を構成する筒部22の内壁22bに前方ビード22b2を有している。
このような車体前部構造Cによれば、前記のように、回動中心となる前側締結部25の前方への変動が抑制されるので、保持部材3の長さをより短くすることができる。これにより車体前部構造Cのコンパクト化を図ることができる。
また、本実施形態の車体前部構造Cは、クラッシュボックス2を構成する筒部22の後方ビード22b3が、易変形部31と前後方向に合わさった位置になっている。
このような車体前部構造Cによれば、前記のように、易変形部31の変位を促進することができ、クラッシュボックス2の圧壊を効率よく行うことができる。
また、本実施形態の車体前部構造Cは、バンパビーム4のコの字断面の内側に、クラッシュボックス2の先端部が配置されている。
このような車体前部構造Cによれば、バンパビーム4に対するクラッシュボックス2の嵌合により、バンパビーム4に入力された衝突荷重の後方への伝達が効果的に行われる。これにより車体前部構造Cは、衝突初期からのエネルギ吸収を効率よく行うことができる。
また、本実施形態の車体前部構造Cにおいては、バンパビーム4とクラッシュボックス2とは2箇所でボルト締結されている。
このような車体前部構造Cによれば、車体前方のフレーム(例えば、フロントバンパなど)を後からでも取り付けることができるため、組立自由度が向上する。
また、本実施形態の車体前部構造Cにおいては、クラッシュボックス2のリブ22fが保持部材3の延在方向に沿うように延びている。
このような車体前部構造Cによれば、クラッシュボックス2の閉断面内でリブ22fが前後方向に延びることによって、クラッシュボックス2自体による衝突荷重の後方伝達が効果的に行われる。
また、車体前部構造Cによれば、衝突荷重が入力された際に、保持部材3は、リブ22fに干渉しながら変形する。これにより車体前部構造Cは、さらに効果的にエネルギ吸収を行うことができる。
また、本実施形態の車体前部構造Cは、易変形部31の膨出幅W1が、前側締結部25と後側締結部26とを結ぶ線分L1と、内壁22bとの距離又はリブ22fとの距離Dよりも大きくすることができる。
このような車体前部構造Cによれば、クラッシュボックス2に保持部材3を組み付ける際、易変形部31が内側に膨出した状態では、クラッシュボックス2の貫通孔H3の位置と軸支部32の貫通孔(図示省略)の位置が合わない。この車体前部構造Cによれば、誤組みを防止することができる。また、易変形部31における保持部材3の屈曲をより確実に行うことができ、前記のように、クラッシュボックス2の圧壊をより効果的に行うことができる。これにより車体前部構造Cは、クラッシュボックス2の圧壊によるエネルギ吸収量をより効果的に行うことができる。
また、本実施形態の車体前部構造Cは、保持部材3を車幅方向に挟むようにリブ22fが配置されている。
このような車体前部構造Cによれば、衝突荷重が入力された際に、保持部材3は、リブ22fに対する干渉が増大することで、さらに効果的にエネルギ吸収を行うことができる。
また、このような車体前部構造Cによれば、保持部材3に沿ったリブ22fを、保持部材3を組み付ける際のガイドとすることもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
1 車体フレーム
2 クラッシュボックス
3 保持部材
4 バンパビーム
11 フロントサイドフレーム
12 サイドメンバ
12a ロアメンバ
12b アッパメンバ
13 連結プレート
14 連結部材
18 補強部材
21g1 傾斜部
21 剛体部
21f1 傾斜部
21a 連結プレート
21b リブプレート
21c 剛体プレート
21d 荷重受け部
21e 支持板
22 筒部
22b2 前方ビード
22b3 後方ビード
22a 外壁
22b 内壁
22c 上壁
22d 下壁
22e 隔壁
22f リブ
23 突出部
25 前側締結部
26 後側締結部
31 易変形部
32 軸支部
33 本体部
40a ビーム部
40b 傾斜部
40c 屈曲部
21d5 荷重受け部の角部
B1 ボルト
B2 ボルト
B3 ボルト
B4 ボルト
C 車体前部構造
W1 膨出幅

Claims (11)

  1. 車体の前後方向に延びるフロントサイドフレームと、
    前記フロントサイドフレームの車幅方向の外側で車体の前後方向に延びて、前記フロントサイドフレームの前端部に接続される前端部を有するサイドメンバと、
    バンパビームと前記フロントサイドフレームとの間に配置されるクラッシュボックスと、
    前記クラッシュボックス内に配置される保持部材と、
    を備える車体前部構造において、
    前記クラッシュボックスは、
    車幅方向の外側に向かうほど後方に変位するように傾斜する前端部が形成されることによって、前記クラッシュボックスの前部には、前記クラッシュボックスの車幅方向中央部よりも車幅方向内側で前方に突出する突出部が形成されるとともに、
    前記突出部で前記バンパビームと前記保持部材の前端部とを軸支する前側締結部と、
    前記フロントサイドフレームの前端部の前方で前記保持部材の後端部を軸支する後側締結部と、
    を有することを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記保持部材は、車体の前後方向の中央部が車幅方向の外側に向けて所定の膨出幅を有して湾曲している易変形部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 前記保持部材は、前記クラッシュボックスの車幅方向の内壁側にオフセットして前後方向に延在するとともに前後方向に入力される衝突荷重に対して車幅方向の外側に向けて変形する易変形部を有していることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  4. 前記クラッシュボックスは、前記フロントサイドフレームの前端部を締結するとともに前記後側締結部を有する後部が形成され、
    前記保持部材は、縦壁面を有する板材であって、前記保持部材の前端部が軸支部を介して前記バンパビームと前記クラッシュボックスの前側締結部とに支持されるとともに、前記保持部材の後端部が軸支部を介して前記クラッシュボックスの後部に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  5. 前記クラッシュボックスは、車幅方向の内壁の前部が、車幅方向の外側に部分的に凹んで上下方向に延びる前方ビードを有していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車体前部構造。
  6. 前記クラッシュボックスは、車幅方向の内壁の後部が、車幅方向の外側に部分的に凹んで上下方向に延びる後方ビードを有し、
    前記後方ビードは、前記易変形部と前後方向に合わさった位置になっていることを特徴とする請求項3に記載の車体前部構造。
  7. 前記バンパビームは、後方に開くコの字断面を有し、前記クラッシュボックスの前端部をコの字断面の内側に配置していることを特徴とする請求項4に記載の車体前部構造。
  8. 前記バンパビームは、それぞれの前記クラッシュボックスに対して2箇所ずつボルト締結されていることを特徴とする請求項7に記載の車体前部構造。
  9. 前記クラッシュボックスは、前記クラッシュボックスの閉断面側に向けて突出して前後方向に延びるリブを有し、前記リブは、前記保持部材の延在方向に沿うように前後方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  10. 前記保持部材は、前記クラッシュボックスの車幅方向の内壁側にオフセットして前後方向に延在するとともに前後方向に入力される衝突荷重に対して車幅方向の外側に向けて変形する易変形部を有し、
    前記保持部材の前記易変形部は、前記保持部材の前後方向の両端部よりも中程が車幅方向の外側に向けて膨出するように形成され、
    前記前側締結部と前記後側締結部とは孔部で形成され、
    前記易変形部の車幅方向の外側への膨出幅は、
    前記前側締結部と前記後側締結部との前記孔部の中心同士を結ぶ中心線と、前記保持部材に対して車幅方向の内側で隣接する前記リブとの距離よりも大きいことを特徴とする請求項9に記載の車体前部構造。
  11. 前記リブは、前記クラッシュボックスの閉断面を形成する上壁及び下壁のそれぞれに形成されるとともに、車幅方向に並ぶように複数設けられ、
    複数のうちの一対の前記リブは、前記保持部材を車幅方向に挟むように配置されていることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の車体前部構造。
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