JP6975655B2 - 案内輪緩衝装置、台車、及び車両 - Google Patents

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    • B61F9/00Rail vehicles characterised by means for preventing derailing, e.g. by use of guide wheels

Description

本発明は、案内輪緩衝装置、台車、及び車両に関する。
バスや鉄道以外の新たな交通手段として、ゴムタイヤ等からなる走行輪によって軌道上を走行する軌道系交通システムが知られている。この種の軌道系交通システムは、一般に「新交通システム」と呼ばれており、車両の両側部等に配された案内輪が、軌道に沿って設けられたガイドレールに案内される。
新交通システムの具体例としては、例えば、APM(Automated People Mover:全自動無人運転車両)や都市内向けAGT(Automated Guideway Transit:自動案内軌条旅客輸送システム)等がある。
このような車両は、軌道に敷設された案内レールの内面に接した状態で転動する案内輪を備えた案内輪緩衝装置を有する(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示された案内輪緩衝装置は、取付アームと、緩衝リンクと、緩衝リンク支持部と、案内輪支持部と、緩衝用弾性部と、を備える。
取付アームは、車両に取り付けられ、車両の幅方向の外側に延出している。緩衝リンクは、取付アームの先端に設けられ、車両の進行方向に延びている。
緩衝リンク支持部は、車両の進行方向における緩衝リンクの一端に設けられている。緩衝リンク支持部は、緩衝リンクの一端を鉛直方向に貫通する第一孔と、第一孔に挿入された第一ロッドと、第一ロッドと第一孔との間に設けられた第一弾性ブッシュと、を有する。第一ロッドは、ボルトにより取付アームに固定されている。
案内輪支持部は、緩衝リンクの他端に設けられた回転軸を含む。案内輪支持部は、回転可能な状態で案内輪を支持している。
緩衝用弾性部は、緩衝リンク支持部と案内輪支持部との間に位置する緩衝リンクに設けられている。緩衝用弾性部は、案内輪の近傍に配置されている。
緩衝用弾性部は、緩衝リンクを鉛直方向に貫通する第二孔と、第二孔に挿入された第二ロッドと、第二ロッドと第二孔との間に設けられた第二弾性ブッシュと、を有する。第二ロッドは、ボルトにより取付アームに固定されている。
特開2015−164824号公報
ところで、特許文献1に開示された案内輪緩衝装置では、緩衝リンク支持部と案内輪支持部との間に位置する緩衝リンクに緩衝用弾性部が設けられている。この場合、案内輪緩衝装置の構成上、最大変位は限られており、その変位範囲内で十分大きな案内レールからの作用力を吸収しきるために、第二弾性ブッシュを硬くする必要があった。
しかしながら、このように、第二弾性ブッシュを硬くすると、衝撃吸収能力が低くなるため、乗り心地が悪くなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、乗客の乗り心地を向上させることの可能な案内輪緩衝装置、台車、及び車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置は、車両の車体の下方に配置された案内枠と接続された取付アームと、前記取付アームに設けられ、一方向に延びる緩衝リンクと、前記緩衝リンクに設けられ、前記取付アームに対して揺動可能な状態で前記緩衝リンクを支持する緩衝リンク支持部と、前記車両の走行軌道に敷設された案内レールと接触することで、摩擦力を受けて転動する案内輪と、前記緩衝リンクに設けられ、前記案内輪を回転可能な状態で支持する案内輪支持部と、前記緩衝リンクを前記取付アームに対して弾性的に支持する緩衝用弾性部と、を備え、前記緩衝用弾性部は、前記案内輪が受ける荷重に対する変位または変位速度が異なる複数の緩衝体を有し、前記緩衝用弾性部は、前記緩衝リンクを貫通する第1 の孔内に設けられた第1の筒状部材と、前記第1の筒状部材に挿入されるとともに、前記取付アームに固定される第1の軸体と、前記第1の軸体の外周面のうち、前記第1の筒状部材の内周面と対向する面に設けられた距離調整部材と、前記第1の筒状部材の内周面と対向する前記距離調整部材の外周面に設けられ、前記第1のストッパー部よりも前記第1の筒状部材の内周面側に突出する第1の弾性体と、前記第1の軸体の外周面と前記第1の筒状部材の内周面とを連結するように設けられた第2の弾性体と、を備え、前記複数の緩衝体は、前記第1の弾性体、及び第2の弾性体を含み、前記第1の弾性体は、前記第2の弾性体よりも剛性が高い。
本発明によれば、荷重に対する変位または変位速度が異なる複数の緩衝体を有する緩衝
用弾性部を備えることで、案内輪が小さい荷重を受けた場合には、変位または変位速度の
大きい緩衝体を用いて、荷重を吸収することが可能となる。一方、案内輪が大きな荷重を
受けた場合には、変位または変位速度が小さい緩衝体を用いて、荷重を吸収することが可
能となる。したがって、乗客の乗り心地を向上させることができる。
また、このように、第1の軸体の外周面と第1の筒状部材の内周面とを連結し、第1の弾性体よりも剛性の低い第2の弾性体(変位が大きい緩衝体)を有することで、案内輪が小さい荷重を受けた場合には、第2の弾性体により荷重を吸収することが可能となる。
また、第2の弾性体よりも剛性の高い第1の弾性体(変位が小さい緩衝体)を有することで、案内輪が大きな荷重を受けた際、第1の弾性体により荷重を吸収することが可能となる。したがって、乗客の乗り心地を向上させることができる。
また、距離調整部材を有することで、案内輪が非常に大きな荷重を受けた場合や第1及
び第2の弾性体に不具合が生じた場合において、距離調整部材と第1の筒状部材の内周面とを接触させることが可能となる。つまり、距離調整部材をストッパーとして機能させることが可能となる。これにより、取付アームに対する案内輪の位置が大きく変位することを抑制できる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置において、前記距離調整部材の面の一部に設けられ、前記第1の筒状部材の内周面側に突出する第1のストッパー部を有し、前記第1のストッパー部の突出量は、前記第1の弾性体の突出量よりも小さくてもよい。
このような構成とされた第1のストッパー部を有することで、2つのストッパーを有することになるため、取付アームに対する案内輪の変位を所望の変位範囲内で確実に制御することができる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置において、前記距離調整部材の形状は、前記第1の軸体の外周面を周方向に囲むリング形状であり、前記第1のストッパー部の形状、及び前記第1の弾性体の形状は、前記距離調整部材の外周面を囲むリング形状であってもよい。
このような形状とされた距離調整部材、第1のストッパー部、及び第1の弾性体を有することで、第1の筒状部材の任意の径方向から受ける荷重に対して第1のストッパー部及び第1の弾性体を機能させることができる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置は、車両の車体の下方に配置された案内枠と接続された取付アームと、前記取付アームに設けられ、一方向に延びる緩衝リンクと、前記緩衝リンクに設けられ、前記取付アームに対して揺動可能な状態で前記緩衝リンクを支持する緩衝リンク支持部と、前記車両の走行軌道に敷設された案内レールと接触することで、摩擦力を受けて転動する案内輪と、前記緩衝リンクに設けられ、前記案内輪を回転可能な状態で支持する案内輪支持部と、前記緩衝リンクを前記取付アームに対して弾性的に支持する緩衝用弾性部と、を備え、前記緩衝用弾性部は、前記案内輪が受ける荷重に対する変位または変位速度が異なる複数の緩衝体を有し、前記緩衝用弾性部は、前記緩衝リンクを貫通する第1の孔内に設けられた第1の筒状部材と、前記第1の筒状部材に挿入されるとともに、前記取付アームに固定される第1の軸体と、前記第1の孔内に設けられ、液体が充填された一対の液封室と、前記一対の液封室を連結するように形成され、前記液体が流れる流路と、前記第1の軸体と前記第1の筒状部材との間に、前記一対の液封室を封止するように設けられ、かつ前記第1の軸体の外周面と前記第1の筒状部材の内周面とを連結する弾性体と、を備え、前記複数の緩衝体は、前記荷重が小さいときに該荷重を吸収する前記弾性体と、前記一対の液封室及び前記流路を含み、該弾性体が吸収できない大きな荷重を吸収する減衰機構と、を含
本発明によれば、荷重に対する変位または変位速度が異なる複数の緩衝体を有する緩衝
用弾性部を備えることで、案内輪が小さい荷重を受けた場合には、変位または変位速度の
大きい緩衝体を用いて、荷重を吸収することが可能となる。一方、案内輪が大きな荷重を
受けた場合には、変位または変位速度が小さい緩衝体を用いて、荷重を吸収することが可
能となる。したがって、乗客の乗り心地を向上させることができる。
また、このような構成とされた弾性体及び減衰機構を有することで、案内輪が小さい荷重を受けた場合には、弾性体により荷重を吸収することが可能になるとともに、案内輪が大きい荷重を受けた場合には、減衰機構により荷重を吸収することが可能となる。これにより、乗客の乗り心地を向上させることができる。
また、弾性体、及び減衰機構を含む構造体を有することで、弾性体の共振域を低周波数側へシフトさせるとともに、振動伝達率を低下させて共振の発生を抑制することができる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置において、前記第1の軸体の外周面のうち、前記第1の筒状部材の内周面と対向する面に設けられた第1のストッパー部を有してもよい。
このような構成とされた第1のストッパー部を有することで、案内輪が非常に大きな荷重を受けた場合や弾性体及び減衰機構に不具合が生じた場合において、第1のストッパー部と第1の筒状部材の内周面とを接触させることが可能となる。これにより、取付アームに対する案内輪の位置が大きく変位することを抑制できる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置において、前記一対の液封室を構成する各液封室の周囲に位置する前記弾性体に形成された空気室を有してもよい。
このような構成とされた空気室を有することで、一方の液封室から他方の液封室に液体が移動する際の体積差を吸収できるとともに、液封室により剛性が高くなることを抑制できる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置において、前記一対の液封室は、前記案内輪が荷重を受ける方向において対向配置されていてもよい。
このように、案内輪が荷重を受ける方向において、一対の液封室を対向配置させることで、案内輪荷重(分岐輪荷重及び主案内輪荷重)を受けた際、より効率的に案内輪荷重を減衰させることができる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置において、前記流路に形成された絞り部を備えてもよい。
このような構成とすることで、流路だけでなく、絞り部を通過する際に、液体に抵抗を付与することが可能となるので、荷重の減衰効果を高めることができる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置において、前記流路は、前記一対の液封室を連結する第1及び第2の流路を有してもよい。
このように、一対の液封室を連結する流路が上記第1及び第2の流路を含むことで、1つの流路のみを設けたときの減衰力と異なる減衰力を得ることができる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置において、前記一対の液封室は、第1の液封室と、第2の液封室と、を有しており、前記第2の液封室に通じる前記第1の流路の端を開閉する第1の弁と、前記第1の液封室に通じる前記第2の流路の端を開閉する第2の弁と、を備えてもよい。
このような構成とされた第1及び第2の弁を有することで、液体が第1及び第2の弁を開く際に第1及び第2の弁が抵抗として機能するため、第1及び第2の流路のみを設けた場合と比較して大きな減衰力を得ることができる。
また、上記構成とされた第1及び第2の弁を有することで、第1の液封室内の液体を第2の液封室へと供給する流路として第1の流路を用いることが可能になるとともに、第2の液封室内の液体を第1の液封室へと供給する流路として第2の流路を用いることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置において、前記第1の弁は、前記第1の液封室から前記第2の液封室に向かう方向に前記第1の流路を流れる前記液体により開かれ、前記第2の弁は、前記第2の液封室から前記第1の液封室に向かう方向に前記第2の流路を流れる前記液体により開かれてもよい。
このような構成とされた第1及び第2の弁を有することで、第1及び第2の弁を逆止弁として機能させることができる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置において、前記第1の弁は、前記第1の流路の端を開閉する第1の板バネを有し、前記第2の弁は、前記第2の流路の端を開閉する第2の板バネを有しており、前記第1及び第2の板バネは、剛性が異なってもよい。
このように、第1及び第2の板バネの剛性が異なることで、異なる減衰力を得ることができる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置において、前記一対の液封室は、第1の液封室と、第2の液封室と、を有しており、前記第1の流路は、前記第1の液封室側の端部に形成され、他の部分よりも径の大きい第1の大径部を有し、前記第2の流路は、前記第2の液封室側の端部に形成され、他の部分よりも径の大きい第2の大径部を有しており、前記第1の大径部内に配置され、前記第1の大径部内を移動可能で、かつ前記第1の流路の前記他の部分の内径よりも大きい第1の部材と、前記第1の液封室側に位置する前記第1の大径部の端に形成された第1の絞り部と、前記第1の大径部のうち、前記第1の部材と前記第1の絞り部との間に第1のバネと、前記第2の大径部内に配置され、前記第2の大径部内を移動可能で、かつ前記第2の流路の前記他の部分の内径よりも大きい第2の部材と、前記第2の液封室側に位置する前記第2の大径部の端に形成された第2の絞り部と、前記第2の大径部のうち、前記第2の部材と前記第2の絞り部との間に配置された第2のバネと、を備えてもよい。
このような構成とすることで、第1の流路では、第1の流路を流れる流体が第1の部材を押す際に働く第1のバネの弾性力と、第1の絞り部を流体が通過する際に発生する抵抗により、減衰力を発生させることが可能となる。
また、第2の流路では、第2の流路を流れる流体が第2の部材を押す際に働く第2のバネの弾性力と、第2の絞り部を流体が通過する際に発生する抵抗により、減衰力を発生させることが可能となる。
したがって、内径が一定とされた第1及び第2の流路のみを用いる場合と比較して、荷重の減衰効果を高めることができる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置において、前記第1及び第2のバネは、剛性が異なってもよい。
このように、第1及び第2のバネの剛性が異なることで、分岐輪荷重に対する減衰力と、主案内輪荷重に対する減衰力とを異ならせることができる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置において、前記第1の筒状部材の内周面と対向する前記第1の軸体の外周面または前記第1の筒状部材の内周面に第2のストッパー部を備えてもよい。
このような構成とされた第2のストッパー部を有することで、案内輪が非常に大きな荷重を受けた場合や第1及び第2の弾性体に不具合が生じた場合において、第2のストッパー部と第1の筒状部材の内周面または第1の軸体の外周面とを接触させることが可能となる。これにより、取付アームに対する案内輪の位置が大きく変位することを抑制できる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置において、前記取付アームには、切欠き部が形成されており、前記切欠き部は、前記案内輪が荷重を受ける方向に対して直交する方向から前記第1の軸体を前記取付アームに固定する第1のボルトを備えてもよい。
このような構成とすることで、案内輪荷重を受ける方向において切欠き部と第1の軸体とが接触する部分で案内輪荷重を受けることが可能となる。
これにより、案内輪荷重が直接第1のボルトに付加されることが無くなる(第1のボルトに直接引っ張り荷重が付加されることがなくなる)ため、第1のボルトの緩みの発生や第1のボルトの不具合を抑制できる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置は、車両の車体の下方に配置された案内枠と接続された取付アームと、前記取付アームに設けられ、一方向に延びる緩衝リンクと、前記緩衝リンクに設けられ、前記取付アームに対して揺動可能な状態で前記緩衝リンクを支持する緩衝リンク支持部と、前記車両の走行軌道に敷設された案内レールと接触することで、摩擦力を受けて転動する案内輪と、前記緩衝リンクに設けられ、前記案内輪を回転可能な状態で支持する案内輪支持部と、前記緩衝リンクを前記取付アームに対して弾性的に支持する緩衝用弾性部と、を備え、前記緩衝用弾性部は、前記案内輪が受ける荷重に対する変位または変位速度が異なる複数の緩衝体を有し、前記緩衝リンク支持部は、前記緩衝リンクを貫通する第2の孔に挿入された第2の筒状部材と、前記第2の筒状部材に挿入されるとともに、前記取付アームに固定される第2の軸体と、前記第2の筒状部材の内周面と対向する前記第2の軸体の外周面、または前記第2の筒状部材の内周面に設けられた第3のストッパー部と、前記第2の軸体と前記第2の筒状部材との間に設けられ、前記第2の軸体と前記第2の筒状部材とを連結する第3の弾性体と、前記第2の軸体の両端部を前記緩衝リンクに固定する第2のボルトと、を備え、前記第2のボルトは、前記案内輪が荷重を受ける方向に対して直交する方向から前記第2の軸体を前記緩衝リンクに固定する。
本発明によれば、荷重に対する変位または変位速度が異なる複数の緩衝体を有する緩衝
用弾性部を備えることで、案内輪が小さい荷重を受けた場合には、変位または変位速度の
大きい緩衝体を用いて、荷重を吸収することが可能となる。一方、案内輪が大きな荷重を
受けた場合には、変位または変位速度が小さい緩衝体を用いて、荷重を吸収することが可
能となる。したがって、乗客の乗り心地を向上させることができる。
また、このように、緩衝リンク支持部が第3のストッパー部を有することで、案内輪が非常に大きな荷重を受けた場合や第1及び第2の弾性体に不具合が生じた場合において、第3のストッパー部と第2の筒状部材または第2の軸体とを接触させることが可能となる。これにより、取付アームに対して案内輪の位置が大きく変位することを抑制できる。
また、案内輪が荷重を受ける方向に対して直交する方向から第2の軸体を緩衝リンクに固定する第2のボルトを有することで、第1のボルトが緩んだ場合でも切欠き部から第1の軸体が外れることを抑制できる。
また、本発明の一態様に係る案内輪緩衝装置において、前記緩衝リンク支持部は、前記緩衝リンクを貫通する第2の孔に挿入された第2の筒状部材と、前記第2の筒状部材に挿入されるとともに、前記取付アームに固定される第2の軸体と、前記第2の筒状部材の内周面と対向する前記第2の軸体の外周面、または前記第2の筒状部材の内周面に設けられた第3のストッパー部と、前記第2の軸体と前記第2の筒状部材との間に設けられ、前記第2の軸体と前記第2の筒状部材とを連結する第3の弾性体と、前記第2の軸体の両端部を前記緩衝リンクに固定する第2のボルトと、を備え、前記第2のボルトは、前記案内輪が荷重を受ける方向に対して直交する方向から前記第2の軸体を前記緩衝リンクに固定してもよい。
このように、緩衝リンク支持部が第3のストッパー部を有することで、案内輪が非常に大きな荷重を受けた場合や第1及び第2の弾性体に不具合が生じた場合において、第3のストッパー部と第2の筒状部材または第2の軸体とを接触させることが可能となる。これにより、取付アームに対して案内輪の位置が大きく変位することを抑制できる。
また、案内輪が荷重を受ける方向に対して直交する方向から第2の軸体を緩衝リンクに固定する第2のボルトを有することで、第1のボルトが緩んだ場合でも切欠き部から第1の軸体が外れることを抑制できる。
本発明の一態様に係る台車は、上記案内輪緩衝装置を備えてもよい。
このような構成とされた台車によれば、乗客の乗り心地を向上させることができる。
本発明の一態様に係る車両は、上記台車と、前記台車上に設けられた前記車体と、を備えてもよい。
このような構成とされた車両によれば、乗客の乗り心地を向上させることができる。
本発明によれば、乗客の乗り心地を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る車両の概略構成を示す正面図である。 図1に示す一方の案内輪緩衝装置をA視した平面図である。 図2に示す案内輪緩衝装置のうち、案内輪に対応する部分をC視した図である。 図2に示す案内輪緩衝装置のD−D線方向の断面図である。 図2に示す案内輪緩衝装置のE−E線方向の断面図である。 図2に示す案内輪緩衝装置のF−F線方向の断面図である。 図1に示す他方の案内輪緩衝装置をB視した平面図である。 切欠き部の他の例を説明するための平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る案内輪緩衝装置の主要部の断面図である。 図9に示す構造体のH−H線方向の断面図である。 本発明の第2の実施形態の第1変形例に係る案内輪緩衝装置の主要部の断面図である。 本発明の第2の実施形態の第2変形例に係る案内輪緩衝装置の主要部の断面図である。 本発明の第2の実施形態の第3変形例に係る案内輪緩衝装置の主要部の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る案内輪緩衝装置の主要部の断面図である。 本発明の第3の実施形態の変形例に係る案内輪緩衝装置の主要部の断面図である。 第2のストッパー部の他の適用例を説明するための断面図である。 実験例1の結果を示すグラフである。 実験例2の結果を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1を参照して、第1の実施形態の車両10について説明する。図1において、X方向は車両10の幅方向(緩衝リンク27の幅方向)、Z方向は鉛直方向をそれぞれ示している。
図1では、車両10の一例として、軌道7の幅方向の両側に設けられ、主案内レール3、及び主案内レール3よりも内側に配置された分岐案内レール4を有する案内レール5によって案内されて軌道7の走行路8上を走行する軌道式車両を例に挙げて図示する。
車両10は、車体11と、台車13(走行台車)と、を備える。車体11は、台車13上に配置されている。車体11は、台車13により支持されている。
台車13は、走行輪15と、車軸を回転可能に支持する懸架装置(図示せず)と、案内枠18と、案内輪緩衝装置20−1,20−2と、を有する。
走行輪15は、車軸(図示せず)の両端に連結されている。走行輪15としては、例えば、ゴムタイヤを用いることが可能である。
案内枠18は、車体11の下方で、かつX方向に配置された案内輪緩衝装置20−1,20−2の内側に配置されている。案内枠18は、X方向に延びる一対の横梁22と、横梁22に対して直交する一対の縦梁(図示せず)と、を有する。
横梁22は、車体11の前後にそれぞれ配置されている。横梁22は、X方向に配置された端部22A,22B(両端部)を有する。
一対の縦梁は、一対の横梁22の間に設けられている。一対の縦梁は、一対の横梁22を連結している。
次に、図1〜図7を参照して、案内輪緩衝装置20−1,20−2について説明する。図2において、Y方向はX方向、及び図1に示すZ方向に対して直交する車両10の進行方向(緩衝リンク27の長手方向)、Lは矢印方向に付加される主案内輪荷重(以下、「主案内輪荷重L」という)、Lは矢印方向に付加される分岐輪荷重(以下、「分岐輪荷重L」という)をそれぞれ示している。
なお、以下の説明において、主案内輪荷重L及び分岐輪荷重Lのうち、少なくとも一方を指す場合には、「案内輪荷重」という場合がある。
図1〜図7において、同一構成部分には、同一符号を付す。
案内輪緩衝装置20−1は、横梁22の端部22Aに設けられている。案内輪緩衝装置20−1は、取付アーム25と、緩衝リンク27と、軸体28を含む案内輪支持部30と、案内輪29である主案内輪32及び分岐輪33と、緩衝用弾性部35と、第1のボルト36と、緩衝リンク支持部37と、を有する。
取付アーム25は、車両10の幅方向外側に延出している。取付アーム25は、基端部25Aと、接続部25Bと、先端部25Cと、を有する。基端部25Aは、横梁22の端部22Aと接続されている。接続部25Bは、基端部25Aと先端部25Cとの間に配置されており、基端部25Aと先端部25Cとを接続している。
先端部25Cは、Z方向に離れた状態で配置された2枚の板状部材40で構成されている。2枚の板状部材40の間には、緩衝リンク27の一部が収納されている。
板状部材40は、第1の突出部41と、切欠き部43と、第1のボルト孔45と、第2の突出部47と、第2のボルト孔49と、を有する。
第1の突出部41は、接続部25Bから離れたX方向に突出している。Z方向に配置された一対の第1の突出部41は、緩衝リンク27の中央部を収容している。第1の突出部41は、Y方向において主案内輪32と対向する面41aを有する。面41aとして、例えば、Y方向に対して直交する平面を用いることが可能である。
切欠き部43は、第1の突出部41に設けられている。切欠き部43は、主案内輪32から第1の突出部41に向かうY方向(緩衝リンク27の長手方向)に第1の突出部41を切欠くことで形成されている。
切欠き部43は、緩衝用弾性部35を構成する第1の軸体58の端部の外周面58cと接触することが可能な形状とされている。切欠き部43は、第1の軸体58の上端部または下端部の一部を収容している。
第1のボルト孔45は、第1の軸体58の端部を貫通するとともに、先端部が第1の突出部41に到達するように形成されている。第1のボルト孔45は、Y方向に延びている。
第2の突出部47は、主案内輪32から離れたY方向に突出している。Z方向に配置された一対の第2の突出部47は、緩衝リンク27の他端部の一部を収容している。第2の突出部47は、主案内レール3と対向する面47aを有する。面47aとして、例えば、X方向に対して直交する平面を用いることが可能である。
第2のボルト孔49は、緩衝リンク支持部37を構成する第2の軸体73の端部を貫通するとともに、先端部が第2の突出部47に到達するように形成されている。第2のボルト孔49は、第2の軸体73の上端部、及び下端部にそれぞれ形成されている。第2のボルト孔49は、X方向に延びている。
緩衝リンク27は、Y方向(一方向)に延びる板状の部材であり、一端部27Aと、他端部27Bと、貫通孔51と、第1の孔52と、第2の孔53と、を有する。
一端部27Aは、案内輪29の配置領域に対応する端部である。他端部27Bは、第2の突出部47の近傍に位置する端部である。
貫通孔51は、緩衝リンク27の一端部27Aに設けられている。貫通孔51は、一端部27AをZ方向に貫通している。
第1の孔52は、緩衝リンク27の中央部に設けられている。第1の孔52は、緩衝リンク27の中央部をZ方向に貫通している。
第2の孔53は、緩衝リンク27の他端部27Bに設けられている。第2の孔53は、他端部27BをZ方向に貫通している。
案内輪支持部30は、軸体28と、軸体28と主案内輪32及び分岐輪33との間に配置された軸受(図示せず)と、を有する。
軸体28は、上端部及び下端部が緩衝リンク27から突出するように、貫通孔51に挿入されている。
主案内輪32は、軸受(図示せず)を介して、軸体28の上端部に設けられている。主案内輪32は、主案内レール3と接触する外周面32aを有する。主案内輪32は、主案内レール3と接触することで、摩擦力を受けて転動する。このとき、主案内輪32には、図2に示すように主案内輪荷重Lが付加される。
分岐輪33は、軸受(図示せず)を介して、軸体28の下端部に設けられている。分岐輪33の外径は、主案内輪32の外径よりも小さくなるように構成されている。
分岐輪33は、分岐する際に分岐案内レール4と接触する外周面33aを有する。分岐輪33は、分岐案内レール4と接触することで、摩擦力を受けて転動する。このとき、分岐輪33には、図2に示すように分岐輪荷重Lが付加される。
なお、主案内輪32と主案内レール3とが接触した状態から、分岐輪33と分岐案内レール4とが接触した状態に切り替わった瞬間において、分岐輪33には非常に大きな分岐輪荷重Lが付加される。
緩衝用弾性部35は、第1の筒状部材56と、第1の軸体58と、距離調整部材61と、第1のストッパー部63と、複数の緩衝体である第1及び第2の弾性体65,67と、を有する。
第1の筒状部材56は、第1の孔52内に設けられている。第1の筒状部材56の外周面は、第2の孔53を区画する緩衝リンク27と接触している。第1の筒状部材56としては、例えば、金属製の筒状部材を用いることが可能である。
第1の軸体58は、上端部及び下端部が第1の筒状部材56から突出するように、第1の筒状部材56に挿入されている。
第1の軸体58は、ボルト用切欠き部58A,58Bを有する。ボルト用切欠き部58Aは、第1の軸体58の上端部に設けられている。ボルト用切欠き部58Aには、先に説明した第1のボルト孔45の一部が形成されている。
ボルト用切欠き部58Aは、第1のボルト36の頭部36Aと接触する当接面58aを有する。当接面58aは、Y方向に対して直交する平面とされている。
ボルト用切欠き部58Bは、第1の軸体58の下端部に設けられている。ボルト用切欠き部58Bには、第1のボルト孔45の一部が形成されている。
ボルト用切欠き部58Bは、第1のボルト36の頭部36Aと接触する当接面58bを有する。当接面58bは、Y方向に対して直交する平面とされている。
上記構成とされた第1の軸体58は、第1の軸体58の上端部及び下端部の一部が切欠き部43に収容され、かつ第1の軸体58の外周面58cと切欠き部43を区画する第1の突出部41とが接触した状態で、第1のボルト36により、第1の突出部41に固定されている。
このような構成とすることで、X方向において、第1の軸体58と切欠き部43とが接触する部分で案内輪荷重を受けることが可能となる。
これにより、案内輪荷重が直接第1のボルト36に付加されることが無くなる(第1のボルト36に直接引っ張り荷重が付加されることがなくなる)ため、第1のボルト36の緩みの発生や第1のボルト36の不具合を抑制できる。
距離調整部材61は、第1の軸体58の外周面58cのうち、第1の筒状部材56の内周面65aと対向する面に設けられている。距離調整部材61の径方向の厚さは、均一な厚さとされている。
距離調整部材61は、第1の筒状部材56の内周面56aと対向する外周面61aを有する。外周面61aは、第1の弾性体65及び第1のストッパー部63が配置される面である。
このような構成とされた距離調整部材61を有することで、案内輪29が非常に大きな荷重を受けた場合や第1のストッパー部63及び第1の弾性体65に不具合が生じた場合において、距離調整部材61と第1の筒状部材56の内周面56aとを接触させることが可能となる。つまり、距離調整部材61をストッパーとして機能させることが可能となる。これにより、取付アーム25に対する案内輪29の位置が大きく変位することを抑制できる。
外周面61aと内周面56aとの間には、第1のストッパー部63、及び第1の弾性体65を配置するための空間が形成されている。
距離調整部材61の形状としては、例えば、第1の軸体58の外周面58cを周方向に囲むリング形状とすることが可能である。この場合、距離調整部材61としては、例えば、金属製のリング状部材を用いることができる。
第1のストッパー部63は、距離調整部材61の外周面61aの上部に設けられている。これにより、第1のストッパー部63は、第1の筒状部材56の内周面56aに向かう方向に突出している。第1のストッパー部63と第1の筒状部材56の内周面56aとの間には、第1の隙間Gが形成されている。
第1のストッパー部63は、案内レール5と案内輪29とが接触することで大きな案内輪荷重を受けた際、第1の筒状部材56の内周面56aと接触する。
このような構成とされた第1のストッパー部63は、先に説明した距離調整部材61と同様な効果を得ることができる。また、距離調整部材61の外周面61aに第1のストッパー部63を設けることで、距離調整部材61よりも狭い範囲で取付アーム25に対する案内輪29の位置を規制することができる。
第1のストッパー部63の形状としては、例えば、距離調整部材61の外周面61aを周方向に囲むリング形状とすることが可能である。この場合、第1のストッパー部63としては、例えば、金属製のリング状部材を用いることができる。
第1の弾性体65は、距離調整部材61の外周面61aの下部に設けられている。第1の弾性体65は、変位の小さい緩衝体である。第1の弾性体65は、第2の弾性体67よりも剛性の高い弾性体である。
第1の弾性体65は、第1のストッパー部63よりも第1の筒状部材56の内周面56a側に突出している。第1の弾性体65と第1の筒状部材56の内周面56aとの間には、第1の隙間Gよりも狭い第2の隙間Gが形成されている。
第1の弾性体65は、案内輪緩衝装置20−1に大きな案内輪荷重が付加された際、第1のストッパー部63と第1の筒状部材56の内周面56aとが接触する前の段階で、第1の筒状部材56の内周面56aと接触する。
第1の弾性体65は、案内輪29が大きな案内輪荷重を受けた際に、大きな案内輪荷重を吸収する。
第2の弾性体67は、第1の軸体58の外周面58cと第1の筒状部材56の内周面56aとを連結するように、距離調整部材61の上方及び下方にそれぞれ設けられている。
これにより、第2の弾性体67は、距離調整部材61、第1のストッパー部63、及び第1の弾性体65から離れた状態で、Z方向から距離調整部材61を挟み込むように配置されている。第2の弾性体67は、第1の弾性体65よりも変位の大きい弾性体である。つまり、第2の弾性体67は、第1の弾性体65よりも剛性の低い弾性体である。
第2の弾性体67は、案内輪緩衝装置20−1に小さい案内輪荷重が付加された際、小さい案内輪荷重を吸収する。
第1及び第2の弾性体65,67の材料としては、例えば、剛性が異なるゴム(例えば、ニトリルゴム)を用いることが可能である。
上記構成とされた緩衝用弾性部35では、案内輪緩衝装置20−1に小さい案内輪荷重が付加された際、第2の弾性体67により小さい案内輪荷重を吸収する。
そして、案内輪29に大きな案内荷重が付加された場合には、第1の弾性体65と第1の筒状部材56とが接触することで、第1の弾性体65により大きな案内輪荷重を吸収する。
さらに、案内輪29に第1の弾性体65が受け止めることの困難な大きさの案内輪荷重が付加された場合には、第1のストッパー部63と第1の筒状部材56とが接触することで、取付アーム25に対する案内輪29の位置が大きく変位することを抑制する。
緩衝リンク支持部37は、取付アーム25に対して揺動可能な状態で緩衝リンク27を支持している。緩衝リンク支持部37は、第2の筒状部材72と、第2の軸体73と、第3のストッパー部75と、第3の弾性体77と、第2のボルト79と、調整ライナー80と、を有する。
第2の筒状部材72は、第2の孔53内に設けられている。第2の筒状部材72は、第2の孔53を区画する緩衝リンク27と接触している。第2の筒状部材72としては、例えば、金属製の筒状部材を用いることが可能である。
第2の軸体73は、上端部及び下端部が第2の筒状部材72から突出するように、第2の筒状部材72に挿入されている。
第2の軸体73の上端部及び下端部(両端部)には、先に説明した第2のボルト孔49と、当接用切欠き部81と、ボルト用切欠き部82と、がそれぞれ形成されている。
当接用切欠き部81及びボルト用切欠き部82は、第2の軸体73の一部を切欠くことで形成されている。当接用切欠き部81及びボルト用切欠き部82は、X方向において対向するように配置されている。
当接用切欠き部81は、X方向に対して直交するとともに、第2の突出部47と接触する平面81aを有する。当接用切欠き部81は、第2の軸体73と第2の突出部47と面接触させるために形成された切欠き部である。
ボルト用切欠き部82は、X方向に対して直交するとともに、第2のボルト79の頭部79Aと接触する平面82aを有する。ボルト用切欠き部82は、第2の軸体73と第2のボルト79の頭部79Aとを面接触させるために形成された切欠き部である。
第3のストッパー部75は、第2の軸体73の下部に設けられている。第3のストッパー部75は、第2の軸体73の下部の外周面を囲むように配置されている。第3のストッパー部75と第2の筒状部材72との間には、第3の隙間Gが形成されている。
第3のストッパー部75としては、例えば、リング形状とされた金属製の部材を用いることが可能である。
このような構成とされた第3のストッパー部75を有することで、案内輪29が非常に大きな案内輪荷重を受けた場合や第1及び第2の弾性体65,67に不具合が生じた場合において、第3のストッパー部75と第2の筒状部材72の内周面とを接触させることが可能となる。これにより、取付アーム25に対して案内輪29の位置が大きく変位することを抑制できる。
第3の弾性体77は、第2の筒状部材72と第2の軸体73との間に形成された隙間のうち、第3のストッパー部75よりも上方に配置された部分を埋め込むように設けられている。これにより、第3の弾性体77は、径方向において第2の筒状部材72と第2の軸体73とを連結している。
第2のボルト79の軸部は、第2のボルト孔49に配置されている。これにより、第2のボルト79は、第1のボルト36に対して直交する方向から第2の軸体73の両端部(上端部及び下端部)を第2の突出部47に固定している。
このように、第1のボルト36に対して直交する方向から第2の軸体73を緩衝リンク27に固定する第2のボルト79を有することで、第1のボルト36が緩んだ場合でも切欠き部43から第1の軸体58が外れることを抑制できる。
調整ライナー80は、第2の突出部47の面47aと第2の軸体73の端部(上端部及び下端部)との間に配置されている。
このような構成とされた調整ライナー80を有することで、第2の突出部47の面47aと第2の軸体73の端部との間に調整ライナー80を出し入れすることで、容易に案内輪29の外幅を調整することができる。
次に、案内輪緩衝装置20−2について説明する。案内輪緩衝装置20−2は、図2に示す取付アーム25を上下反転させるとともに、図2に示す第2のボルト79とは逆方向から第2の軸体73を第2の突出部47に固定させたこと以外は、先に説明した案内輪緩衝装置20−1と同様な構成とされている。
第1の実施形態の案内輪緩衝装置20−1,20−2によれば、荷重に対する変位が異なる第1及び第2の弾性体65,67を有することで、案内輪29が小さい荷重を受けた場合には、変位が大きい第2の弾性体67を用いて、荷重を吸収することが可能となる。一方、案内輪29が大きな荷重を受けた場合には、変位が小さい第1の弾性体65を用いて、荷重を吸収することが可能となる。これにより、乗客の乗り心地を向上させることができる。
また、上記案内輪緩衝装置20−1,20−2を有する台車13、及び台車13を有する車両10によれば、上述した緩衝用弾性部35と同様な効果を得ることができる。
なお、第1の実施形態では、一例として、第2の軸体73に第3のストッパー部75を設けた場合を例に挙げて説明したが、第2の筒状部材72の内周面に第3のストッパー部75を設けてもよい。
また、第1の実施形態では、平面視半円形状とされた切欠き部43(図2参照)を例に挙げて説明したが、切欠き部43に替えて、例えば、図8に示すように、平面視台形とされた切欠き部86を設け、第1の軸体58の上端部及び下端部の形状を切欠き部86に対応する形状としてもよい。
このような形状とされた切欠き部86を有することで、切欠き部86から第1の軸体58を外れにくくすることができる。
(第2の実施形態)
図9及び図10を参照して、第2の実施形態に係る案内輪緩衝装置90について説明する。図9及び図10では、案内輪緩衝装置90の主要部(第1の実施形態の案内輪緩衝装置20−1と異なる部分)のみ図示する。
第2の実施形態に係る案内輪緩衝装置90は、第1の実施形態の案内輪緩衝装置20−1,20−2を構成する緩衝用弾性部35に替えて、緩衝用弾性部91を有すること以外は案内輪緩衝装置20−1,20−2と同様に構成されている。
緩衝用弾性部91は、緩衝用弾性部35を構成する距離調整部材61、第1のストッパー部63、第1の弾性体65、及び第2の弾性体67に替えて、第1のストッパー部92、一対の液封室である第1及び第2の液封室93,94と、第1の流路96と、第2の流路97と、弾性体99と、第1の空気室101と、第2の空気室102と、を有すること以外は、緩衝用弾性部35と同様に構成されている。
第1のストッパー部92は、リング状のストッパーであり、第1の軸体58の中央部に位置する外周面58cに設けられている。第1のストッパー部92は、第1の筒状部材56の内周面56aと対向する外周面92aを有する。
外周面92aは、液封室載置面92b,92cを有する。液封室載置面92b,92cは、X方向において対向する平面とされている。
第1のストッパー部92は、第1の液封室93(または、第2の液封室94)内の液体が全て第2の液封室94(または、第1の液封室93)内に移動させられた際、第1の筒状部材56の内周面56aと接触することで、取付アーム25に対する案内輪29(図2及び図3参照)の位置を規制する。
第1の液封室93は、第1の筒状部材56の内周面56aと接触した状態で液封室載置面92bに設けられている。つまり、第1の液封室93は、第1のストッパー部92と第1の筒状部材56との間に配置されている。
第2の液封室94は、第1の筒状部材56の内周面56aと接触した状態で液封室載置面92cに設けられている。つまり、第2の液封室94は、第1のストッパー部92と第1の筒状部材56との間に配置されている。第2の液封室94は、第1及び第2の流路96、97を介して、第1の液封室93と通じている。
第1及び第2の液封室93,94は、変位速度が小さい緩衝体である。第1及び第2の液封室93,94には、液体が充填されている。液体としては、例えば、シリコンオイルや液状シリコンゴム等を用いることが可能である。
第1及び第2の流路96,97は、第1の液封室93と第2の液封室94との間に位置する第1のストッパー部92をX方向に貫通するように形成されている。第1及び第2の流路96,97は、一端が第1の液封室93と通じており、他端が第2の液封室94と通じている。第1及び第2の流路96,97は、狭い流路である。
第1及び第2の流路96,97は、図3に示す案内輪29が大きな案内輪荷重を受けた際、第1の液封室93(または、第2の液封室94)から第2の液封室94(または、第1の液封室93)に液体を移動させる。
このとき、狭い流路である第1及び第2の流路96,97を移動する液体が抵抗を受けるため、大きな案内輪荷重を減衰させることができる。
つまり、第2の実施形態の案内輪緩衝装置90は、第1の液封室93、第2の液封室94、第1の流路96、及び第2の流路97を含む減衰機構100を有する。減衰機構100は、弾性体99が吸収可能な荷重よりも大きな荷重を吸収する。
弾性体99は、第1の軸体58と第1の筒状部材56との間に、第1及び第2の液封室93,94、並びに第1のストッパー部92を封止するように設けられている。弾性体99は、第1の軸体58の外周面58cと第1の筒状部材56内周面56aとを連結している。
弾性体99は、変位が大きい緩衝体であり、減衰機構100と比較して小さい荷重に対して荷重吸収効果を発揮しやすい。
案内輪29が小さな案内輪荷重を受けた際、最初に減衰機構100が荷重を受けるが、減衰機構100は弾性体99と比較して小さい荷重では荷重吸収効果を発揮しにくいため、その周囲に配置された弾性体99が優先して荷重を吸収する。このようにして、弾性体99は、小さい案内輪荷重を吸収する。
弾性体99の材料としては、第1の実施形態で説明した第2の弾性体67と同様な材料を用いることが可能である。
第1の空気室101は、第1の液封室93の周囲を囲むようにリング状に形成されている。第1の空気室101は、第1の筒状部材56の近傍に配置されている。なお、第1の空気室101は、第1の液封室93の周囲に配置されていればよく、例えば、互いに離間した複数の空気室により第1の空気室101を構成してもよい。
第2の空気室102は、第2の液封室94の周囲を囲むようにリング状に形成されている。第2の空気室102は、第1の筒状部材56の近傍に配置されている。なお、第2の空気室102は、第2の液封室94の周囲に配置されていればよく、例えば、互いに離間した複数の空気室により第2の空気室102を構成してもよい。
第2の実施形態の案内輪緩衝装置90によれば、案内輪荷重が小さいときに機能する弾性体99と、減衰機構100とを、を有することで、案内輪29が小さい荷重を受けた場合には、弾性体99により案内輪荷重を吸収することが可能になるとともに、案内輪29が大きい案内輪荷重を受けた場合には、減衰機構100により減衰させることが可能となる。これにより、乗客の乗り心地を向上させることができる。
また、第1の筒状部材56の内周面56aと対向する第1のストッパー部92を設けることで、案内輪29が非常に大きな案内輪荷重を受けた場合や弾性体99及び減衰機構100に不具合が生じた場合において、第1のストッパー部92と第1の筒状部材56の内周面56aとを接触させることが可能となる。これにより、取付アーム25に対する案内輪29の位置が大きく変位することを抑制できる。
さらに、第1及び第2の液封室93,94の周囲に位置する弾性体99に第1及び第2の空気室101,102を設けることで、一方の液封室から他方の液封室に液体が移動する際の体積差を吸収できるとともに、第1及び第2の液封室93,94により剛性が高くなることを抑制できる。
なお、第1及び第2の流路96,97を形成することで、1つの流路のみを設けたときの減衰力とは異なる減衰力を得ることができる。
次に、図11を参照して、第2の実施形態の第1変形例に係る案内輪緩衝装置115について説明する。図11において、図10に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
案内輪緩衝装置115は、第2の実施形態の案内輪緩衝装置90を構成する緩衝用弾性部91に替えて、緩衝用弾性部116を有すること以外は、案内輪緩衝装置90と同様に構成されている。
緩衝用弾性部116は、減衰機構100に替えて、減衰機構118を有すること以外は緩衝用弾性部91と同様に構成されている。
減衰機構118は、減衰機構100を構成する第1及び第2の流路96,97に替えて、絞り部122が形成された流路121を有すること以外は、減衰機構100と同様に構成されている。
流路121は、第1及び第2の液封室93,94の中央部を連結するように、第1のストッパー部92及び第1の軸体58をX方向に貫通している。絞り部122は、流路121の中央に配置されている。絞り部122は、第1の軸体58に形成されている。
第2の実施形態の第1変形例に係る案内輪緩衝装置115によれば、流路121だけでなく、絞り部122を通過する際に、液体に抵抗を付与することが可能となるので、案内輪荷重の減衰効果を高めることができる。
次に、図12を参照して、第2の実施形態の第2変形例に係る案内輪緩衝装置125について説明する。図12において、図11に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
案内輪緩衝装置125は、第2の実施形態の案内輪緩衝装置90を構成する緩衝用弾性部91に替えて、緩衝用弾性部126を有すること以外は、案内輪緩衝装置90と同様に構成されている。
緩衝用弾性部126は、減衰機構100に替えて、減衰機構128を有すること以外は緩衝用弾性部91と同様に構成されている。
減衰機構128は、減衰機構100に、さらに第1及び第2の弁131,132を設けたこと以外は、減衰機構100と同様に構成されている。
第1の弁131は、第1の板バネ131Aと、ボルト131Bと、を有する。
第1の板バネ131Aは、一部が第2の液封室94に通じる第1の流路96の端と対向するように、液封室載置面92cに配置されている。
ボルト131Bは、液封室載置面92cに第1の板バネ131Aを固定している。
第1の板バネ131Aは、第1の液封室93から第2の液封室94に向かう方向に第1の流路96を流れる液体の圧力が所定圧力を超えた際に開かれ、これ以外の時には閉じられる。
第2の弁132は、第2の板バネ132Aと、ボルト132Bと、を有する。
第2の板バネ132Aは、一部が第1の液封室93に通じる第2の流路97の端と対向するように、液封室載置面92bに配置されている。
ボルト132Bは、第2の板バネ132Aが開閉可能な状態で、液封室載置面92bに第2の板バネ132Aを固定している。
第2の板バネ132Aは、第2の液封室94から第1の液封室93に向かう方向に第2の流路97を流れる液体の圧力が所定圧力を超えた際に開かれ、これ以外の時には閉じられる。
第2の実施形態の第2変形例に係る案内輪緩衝装置125によれば、第1及び第2の弁131,132を有することで、液体が第1及び第2の弁131,132(具体的には、第1及び第2の板バネ131A,132A)を開く際に第1及び第2の弁131,132が抵抗として機能するため、第1及び第2の流路96,97のみを設けた場合と比較して大きな減衰力を得ることができる。
また、第1の液封室93内の液体を第2の液封室94へと供給する流路として第1の流路96を用いることが可能になるとともに、第2の液封室94内の液体を第1の液封室93へと供給する流路として第2の流路97を用いることが可能となる。
さらに、上記構成とされた第1及び第2の弁131,132を用いることで、第1及び第2の弁131,132を逆止弁として利用することができる。
なお、案内輪緩衝装置125において、第1及び第2の板バネ131A,132Aの剛性は、異なってもよい。
このように、第1及び第2の板バネ131A,132Aの剛性が異なることで、分岐輪荷重に対する減衰力と、主案内輪荷重に対する減衰力とを異ならせることができる。
次に、図13を参照して、第2の実施形態の第3変形例に係る案内輪緩衝装置140について説明する。図13において、図11に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
案内輪緩衝装置140は、第2の実施形態の案内輪緩衝装置90を構成する緩衝用弾性部91に替えて、緩衝用弾性部141を有すること以外は、案内輪緩衝装置90と同様に構成されている。
緩衝用弾性部141は、減衰機構100に替えて、減衰機構142を有すること以外は緩衝用弾性部91と同様に構成されている。
減衰機構142は、減衰機構100を構成する第1及び第2の流路96,97に替えて第1及び第2の流路143,145を設け、さらに、第1の絞り部147と、第1の部材148と、第1のバネ149と、第2の絞り部151と、第2の部材153と、第2のバネ154と、を有すること以外は、減衰機構100と同様に構成されている。
第1の流路143は、X方向において第1の液封室93と第2の液封室94とが通じることが可能な状態で、第1のストッパー部92に設けられている。
第1の流路143は、第1の液封室93側に位置する第1の流路143の端部143Bを構成し、他の部分よりも径の大きい第1の大径部143Aを有する。
第2の流路145は、X方向において第1の液封室93と第2の液封室94とが通じることが可能な状態で、第1のストッパー部92に設けられている。
第2の流路145は、第2の液封室94側に位置する第2の流路145の端部145Bを構成し、他の部分よりも径の大きい第2の大径部145Aを有する。
第1の絞り部147は、第1の液封室93側に位置する第1の大径部143Aの端に形成されている。
第1の部材148は、第1の大径部143A内に配置されている。第1の部材148は、第1の大径部143A内を移動可能で、かつ第1の流路143の他の部分の内径よりも大きい部材である。第1の部材148としては、例えば、球状の部材を用いることが可能である。
第1のバネ149は、第1の大径部143A内のうち、第1の部材148と第1の絞り部147との間に配置されている。
ここで、第1の絞り部147、第1の部材148、及び第1のバネ149よりなる構造体の動作について例を挙げて説明する。
案内輪29(図3参照)が大きな案内輪荷重を受けて、第1の軸体58に向かう方向に第2の液封室94が押された場合、第2の液封室94内の液体は、第1の液封室93に向かう方向に第1の流路143内を移動する。
そして、第1の流路143を流れる液体の圧力が所定圧力を超えると、第1の流路143と第1の部材148との間に隙間が形成され、第1の大径部143A内に液体が流れ込み、その後、第1の絞り部147を介して、第1の液封室93に液体が供給される。
この場合、減衰機構142は、第1の大径部143Aを除いた部分の第1の流路143、及び第1の絞り部147を液体が通過する際に案内輪荷重を減衰させる。
第2の絞り部151は、第2の液封室94側に位置する第2の大径部145Aの端に固定されている。第2の部材153は、第2の大径部145A内に配置されている。第2の部材153は、第2の大径部145A内を移動可能で、かつ第2の流路145の他の部分の内径よりも大きい部材である。第2の部材153としては、例えば、球状の部材を用いることが可能である。
第2のバネ154は、第2の大径部145A内のうち、第2の部材153と第2の絞り部151と間に配置されている。
第2の絞り部151、第2の部材153、及び第2のバネ154よりなる構造体は、先に説明した第1の絞り部147、第1の部材148、及び第1のバネ149よりなる構造体と同様な動作を行う。
第2の実施形態の第3変形例に係る案内輪緩衝装置140によれば、上述した減衰機構142を含む緩衝用弾性部141を有することで、内径が一定とされた第1及び第2の流路のみを有する場合と比較して、案内輪荷重の減衰効果を高めることができる。
なお、案内輪緩衝装置140において、第1及び第2のバネ149,154の剛性が異なってもよい。
このように、第1及び第2のバネ149,154の剛性が異なることで、分岐輪荷重に対する減衰力と、主案内輪荷重に対する減衰力とを異ならせることができる。
(第3の実施形態)
図14を参照して、本発明の第3の実施形態に係る案内輪緩衝装置160について説明する。図14において、図5に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
案内輪緩衝装置160は、第1の実施形態の案内輪緩衝装置20−1,20−2を構成する緩衝用弾性部35に替えて、緩衝用弾性部161を有すること以外は、案内輪緩衝装置20−1,20−2と同様に構成されている。
緩衝用弾性部161は、第2の弾性体67と第1の突出部41との間に位置する第1の軸体58の外周面58cにリング形状とされた第2のストッパー部163を設けたこと以外は、緩衝用弾性部35と同様に構成されている。
第3の実施形態に係る案内輪緩衝装置160によれば、第2のストッパー部163を有することで、非常に大きな案内輪荷重を受けた場合でも取付アーム25(図2参照)に対する案内輪29(図3参照)の位置が大きく変位することを抑制できる。
なお、第3の実施形態では、一例として、第1の軸体58の下部に、第2のストッパー部163を設けた場合を例に挙げて説明したが、第1の軸体58の上部に第2のストッパー部163を設けてもよい。
次に、図15を参照して、本発明の第3の実施形態の変形例に係る案内輪緩衝装置170について説明する。図15において、図5に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
案内輪緩衝装置170は、第1の実施形態の案内輪緩衝装置20−1,20−2を構成する緩衝用弾性部35に替えて、緩衝用弾性部171を有すること以外は、案内輪緩衝装置20−1,20−2と同様に構成されている。
緩衝用弾性部171は、第2の弾性体67と第1の突出部41との間に位置する第1の筒状部材56の内周面56aにリング形状とされた第2のストッパー部173を設けたこと以外は、緩衝用弾性部35と同様に構成されている。
第3の実施形態の変形例に係る案内輪緩衝装置170によれば、第2のストッパー部173を有することで、非常に大きな案内輪荷重を受けた場合でも取付アーム25(図2参照)に対する案内輪29(図3参照)の位置が大きく変位することを抑制できる。
なお、図15では、一例として、第1の筒状部材56の下部に、第2のストッパー部173を設けた場合を例に挙げて説明したが、第1の筒状部材56の上部に第2のストッパー部173を設けてもよい。
また、上述した第2のストッパー部163,173は、先に説明した案内輪緩衝装置90,115,125,140に適用してもよい。
ここで、図16を参照して、第2のストッパー部163の他の適用例について説明する。図16において、図14に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図16に示す案内輪緩衝装置180のように、距離調整部材61、第1のストッパー部63、及び第1の弾性体65を有していない緩衝用弾性部181に、第2のストッパー部163を適用してもよい。または、第2のストッパー部173を適用してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
ここで、図17を参照して、4つの案内輪緩衝装置を用いた場合の案内輪荷重と変位との関係について例示する。
図17において、Jは特許文献1に記載された案内輪緩衝装置の緩衝用弾性部の緩衝体として硬いゴムを用いた場合の結果、Lは図16に示す案内輪緩衝装置180を用いた場合(Jの結果を得る際に使用したゴムよりもかなり柔らかいゴムを使用した場合)の結果、Mは案内輪緩衝装置20−1を用いた場合(Jの結果を得る際に使用したゴムよりもかなり柔らかいゴムを使用した場合)の結果である。
図17を参照するに、Jの結果から、特許文献1に記載された案内輪緩衝装置を用いた場合、ストッパー部を有していないため、変位許容値を超えてしまう場合がある。一方、L、Mの結果から、第1のストッパー部63を有する案内輪緩衝装置20−1,180を用いることで、柔らかいゴムを使用することが可能となるので、確実に変位許容値の超過を避けつつ、Jと比較して、同じ変位で小さな案内輪作用荷重とすることができる。
次に、図18を参照して、特許文献1の案内輪緩衝装置で使用するゴムと、図9に示す案内輪緩衝装置90の緩衝用弾性部91と、を用いた場合の振動伝達率と周波数との関係について例示する。図18において、Nは特許文献1の案内輪緩衝装置で使用するゴムの振動特性を示しており、Pは図9に示す案内輪緩衝装置90で使用する緩衝用弾性部91の振動特性をそれぞれ示している。
図18を参照するに、特許文献1の場合、振動特性のピークにより、案内輪緩衝機構が案内レールとの間で共振し、車両の左右振動が増幅され乗り心地が悪化するとともに、案内輪緩衝機構と案内レールとの間で異音が発生してしまう。
一方、緩衝用弾性部91の場合、異音が発生する周波数を避けるように、振動特性のピークを低周波数側にシフトさせることが可能になる。また、緩衝用弾性部91の場合、第1及び第2の流路96,97を流れる液体による減衰効果により、振動伝達を低下させ、案内輪の振動現象を抑制するとともに、車両の走行の安定性を確保することができる。
3…主案内レール
4…分岐案内レール
5…案内レール
7…軌道
8…走行路
10…車両
11…車体
13…台車
15…走行輪
18…案内枠
20−1,20−2,90,115,125,140,160,170,180…案内輪緩衝装置
22…横梁
22A,22B…端部
25…取付アーム
25A…基端部
25B…接続部
25C…先端部
27…緩衝リンク
27A…一端部
27B…他端部
28…軸体
29…案内輪
30…案内輪支持部
32…主案内輪
32a,33a,58c,61a,92a…外周面
33…分岐輪
35,91,116,126,141,161,171,181…緩衝用弾性部
36…第1のボルト
36A,79A…頭部
37…緩衝リンク支持部
40…板状部材
41…第1の突出部
41a,47a…面
43…切欠き部
45…第1のボルト孔
47…第2の突出部
49…第2のボルト孔
51…貫通孔
52…第1の孔
53…第2の孔
56…第1の筒状部材
58…第1の軸体
58a,58b…当接面
58c…外周面
58A,58B…ボルト用切欠き部
61…距離調整部材
61a…外周面
63,92…第1のストッパー部
65…第1の弾性体
67…第2の弾性体
72…第2の筒状部材
73…第2の軸体
75…第3のストッパー部
77…第3の弾性体
79…第2のボルト
80…調整ライナー
81…当接用切欠き部
81a,82a…平面
82…ボルト用切欠き部
92b,92c…液封室載置面
93…第1の液封室
94…第2の液封室
96,143…第1の流路
97,145…第2の流路
99…弾性体
100,118,128,142…減衰機構
101…第1の空気室
102…第2の空気室
121…流路
122…絞り部
131…第1の弁
131A…第1の板バネ
131B,132B…ボルト
132A…第2の板バネ
132…第2の弁
143A…第1の大径部
143B,145B…端部
145A…第2の大径部
147…第1の絞り部
148…第1の部材
149…第1のバネ
151…第2の絞り部
153…第2の部材
154…第2のバネ
163,173…第2のストッパー部
…主案内輪荷重
…分岐輪荷重
…第1の隙間
…第2の隙間
…第3隙間

Claims (20)

  1. 車両の車体の下方に配置された案内枠と接続された取付アームと、
    前記取付アームに設けられ、一方向に延びる緩衝リンクと、
    前記緩衝リンクに設けられ、前記取付アームに対して揺動可能な状態で前記緩衝リンクを支持する緩衝リンク支持部と、
    前記車両の走行軌道に敷設された案内レールと接触することで、摩擦力を受けて転動する案内輪と、
    前記緩衝リンクに設けられ、前記案内輪を回転可能な状態で支持する案内輪支持部と、
    前記緩衝リンクを前記取付アームに対して弾性的に支持する緩衝用弾性部と、
    を備え、
    前記緩衝用弾性部は、前記案内輪が受ける荷重に対する変位または変位速度が異なる複数の緩衝体を有し、
    前記緩衝用弾性部は、前記緩衝リンクを貫通する第1の孔内に設けられた第1の筒状部材と、
    前記第1の筒状部材に挿入されるとともに、前記取付アームに固定される第1の軸体と、
    前記第1の軸体の外周面のうち、前記第1の筒状部材の内周面と対向する面に設けられた距離調整部材と、
    前記第1の筒状部材の内周面と対向する前記距離調整部材の外周面に設けられ、前記第1の筒状部材の内周面側に突出する第1の弾性体と、
    前記第1の軸体の外周面と前記第1の筒状部材の内周面とを連結するように設けられた第2の弾性体と、
    を備え、
    前記複数の緩衝体は、前記第1の弾性体、及び第2の弾性体を含み、
    前記第1の弾性体は、前記第2の弾性体よりも剛性が高い案内輪緩衝装置。
  2. 前記距離調整部材の面の一部に設けられ、前記第1の筒状部材の内周面側に突出する第1のストッパー部を有し、
    前記第1のストッパー部の突出量は、前記第1の弾性体の突出量よりも小さい請求項記載の案内輪緩衝装置。
  3. 前記距離調整部材の形状は、前記第1の軸体の外周面を周方向に囲むリング形状であり、
    前記第1のストッパー部の形状、及び前記第1の弾性体の形状は、前記距離調整部材の外周面を囲むリング形状である請求項記載の案内輪緩衝装置。
  4. 車両の車体の下方に配置された案内枠と接続された取付アームと、
    前記取付アームに設けられ、一方向に延びる緩衝リンクと、
    前記緩衝リンクに設けられ、前記取付アームに対して揺動可能な状態で前記緩衝リンクを支持する緩衝リンク支持部と、
    前記車両の走行軌道に敷設された案内レールと接触することで、摩擦力を受けて転動する案内輪と、
    前記緩衝リンクに設けられ、前記案内輪を回転可能な状態で支持する案内輪支持部と、
    前記緩衝リンクを前記取付アームに対して弾性的に支持する緩衝用弾性部と、
    を備え、
    前記緩衝用弾性部は、前記案内輪が受ける荷重に対する変位または変位速度が異なる複数の緩衝体を有し、
    前記緩衝用弾性部は、前記緩衝リンクを貫通する第1の孔内に設けられた第1の筒状部材と、
    前記第1の筒状部材に挿入されるとともに、前記取付アームに固定される第1の軸体と、
    前記第1の孔内に設けられ、液体が充填された一対の液封室と、
    前記一対の液封室を連結するように形成され、前記液体が流れる流路と、
    前記第1の軸体と前記第1の筒状部材との間に、前記一対の液封室を封止するように設けられ、かつ前記第1の軸体の外周面と前記第1の筒状部材の内周面とを連結する弾性体と、
    を備え、
    前記複数の緩衝体は、前記荷重が小さいときに該荷重を吸収する前記弾性体と、前記一対の液封室及び前記流路を含み、該弾性体が吸収できない大きな荷重を吸収する減衰機構とを、を含む案内輪緩衝装置。
  5. 前記第1の軸体の外周面のうち、前記第1の筒状部材の内周面と対向する面に設けられた第1のストッパー部を有する請求項記載の案内輪緩衝装置。
  6. 前記一対の液封室を構成する各液封室の周囲に位置する前記弾性体に形成された空気室を有する請求項または記載の案内輪緩衝装置。
  7. 前記一対の液封室は、前記案内輪が荷重を受ける方向において対向配置されている請求項からのうち、いずれか一項記載の案内輪緩衝装置。
  8. 前記流路には、絞り部が形成されている請求項からのうち、いずれか一項記載の案内輪緩衝装置。
  9. 前記流路は、前記一対の液封室を連結する第1及び第2の流路を有する請求項からのうち、いずれか一項記載の案内輪緩衝装置。
  10. 前記一対の液封室は、第1の液封室と、第2の液封室と、を有しており、
    前記第2の液封室に通じる前記第1の流路の端を開閉する第1の弁と、
    前記第1の液封室に通じる前記第2の流路の端を開閉する第2の弁と、
    を備える請求項記載の案内輪緩衝装置。
  11. 前記第1の弁は、前記第1の液封室から前記第2の液封室に向かう方向に前記第1の流路を流れる前記液体により開かれ、
    前記第2の弁は、前記第2の液封室から前記第1の液封室に向かう方向に前記第2の流路を流れる前記液体により開かれる請求項10記載の案内輪緩衝装置。
  12. 前記第1の弁は、前記第1の流路の端を開閉する第1の板バネを有し、
    前記第2の弁は、前記第2の流路の端を開閉する第2の板バネを有しており、
    前記第1及び第2の板バネは、剛性が異なる請求項10または11記載の案内輪緩衝装置。
  13. 前記一対の液封室は、第1の液封室と、第2の液封室と、を有しており、
    前記第1の流路は、前記第1の液封室側の端部に形成され、他の部分よりも径の大きい第1の大径部を有し、
    前記第2の流路は、前記第2の液封室側の端部に形成され、他の部分よりも径の大きい第2の大径部を有しており、
    前記第1の大径部内に配置され、前記第1の大径部内を移動可能で、かつ前記第1の流路の前記他の部分の内径よりも大きい第1の部材と、
    前記第1の大径部の前記第1の液封室側の端に形成された第1の絞り部と、
    前記第1の大径部のうち、前記第1の部材と前記第1の絞り部との間に配置された第1のバネと、
    前記第2の大径部内に配置され、前記第2の大径部内を移動可能で、かつ前記第2の流路の前記他の部分の内径よりも大きい第2の部材と、
    前記第2の大径部の前記第2の液封室側の端に形成された第2の絞り部と、
    前記第2の大径部のうち、前記第2の部材と前記第2の絞り部との間に配置された第2のバネと、
    を備える請求項記載の案内輪緩衝装置。
  14. 前記第1及び第2のバネは、剛性が異なる請求項13記載の案内輪緩衝装置。
  15. 前記第1の筒状部材の内周面と対向する前記第1の軸体の外周面または前記第1の筒状部材の内周面に第2のストッパー部を備える請求項から14のうち、いずれか一項記載の案内輪緩衝装置。
  16. 前記取付アームには、切欠き部が形成されており、
    前記切欠き部は、前記第1の軸体の端部の外周面の一部と接触した状態で該第1の軸体の一部を収容しており、
    前記案内輪が荷重を受ける方向に対して直交する方向から前記第1の軸体を前記取付アームに固定する第1のボルトを備える請求項から請求項14のうち、いずれか一項記載の案内輪緩衝装置。
  17. 車両の車体の下方に配置された案内枠と接続された取付アームと、
    前記取付アームに設けられ、一方向に延びる緩衝リンクと、
    前記緩衝リンクに設けられ、前記取付アームに対して揺動可能な状態で前記緩衝リンクを支持する緩衝リンク支持部と、
    前記車両の走行軌道に敷設された案内レールと接触することで、摩擦力を受けて転動する案内輪と、
    前記緩衝リンクに設けられ、前記案内輪を回転可能な状態で支持する案内輪支持部と、
    前記緩衝リンクを前記取付アームに対して弾性的に支持する緩衝用弾性部と、
    を備え、
    前記緩衝用弾性部は、前記案内輪が受ける荷重に対する変位または変位速度が異なる複数の緩衝体を有し、
    前記緩衝リンク支持部は、前記緩衝リンクを貫通する第2の孔に挿入された第2の筒状部材と、
    前記第2の筒状部材に挿入されるとともに、前記取付アームに固定される第2の軸体と、
    前記第2の筒状部材の内周面と対向する前記第2の軸体の外周面、または前記第2の筒状部材の内周面に設けられた第3のストッパー部と、
    前記第2の軸体と前記第2の筒状部材との間に設けられ、前記第2の軸体と前記第2の筒状部材とを連結する第3の弾性体と、
    前記第2の軸体の両端部を前記緩衝リンクに固定する第2のボルトと、
    を備え、
    前記第2のボルトは、前記案内輪が荷重を受ける方向に対して直交する方向から前記第2の軸体を前記緩衝リンクに固定する案内輪緩衝装置。
  18. 前記緩衝リンク支持部は、前記緩衝リンクを貫通する第2の孔に挿入された第2の筒状部材と、
    前記第2の筒状部材に挿入されるとともに、前記取付アームに固定される第2の軸体と、
    前記第2の筒状部材の内周面と対向する前記第2の軸体の外周面、または前記第2の筒状部材の内周面に設けられた第3のストッパー部と、
    前記第2の軸体と前記第2の筒状部材との間に設けられ、前記第2の軸体と前記第2の筒状部材とを連結する第3の弾性体と、
    前記第2の軸体の両端部を前記緩衝リンクに固定する第2のボルトと、
    を備え、
    前記第2のボルトは、前記案内輪が荷重を受ける方向に対して直交する方向から前記第2の軸体を前記緩衝リンクに固定する請求項1から請求項12のうち、いずれか一項記載の案内輪緩衝装置。
  19. 請求項1から請求項18のうち、いずれか一項記載の案内輪緩衝装置を備える台車。
  20. 請求項19記載の台車と、
    前記台車上に設けられた前記車体と、
    を備える車両。
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