JP6973415B2 - フィルムロールおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態の防眩フィルム10の概略の構成を示す断面図である。防眩フィルム10は、セルロースエステルフィルム2と、防眩層11とを有して構成されている。セルロースエステルフィルム2は、防眩層11を形成するための塗布液が塗布される下地となるフィルム、つまり、防眩層11の塗設用の光学フィルムである。
図3は、上記した防眩フィルム10の生産に用いられるフィルムロール1の概略の構成を示す斜視図である。フィルムロール1は、巻芯2aにロール状に巻き取られる上述のセルロースエステルフィルム2(透明基材、基材フィルム)と、包装材3とを有している。包装材3は、防湿性を有しており、ロール状のセルロースエステルフィルム2を包み込んでいる(梱包している)。なお、図3では、包装材3は、ロール状のセルロースエステルフィルム2の最表層および巻芯方向の両端面(両側面)を包装し、巻芯2aを露出させているが、ロール状のセルロースエステルフィルム2と巻芯2aとを両方とも包装してもよい。
図4は、本実施形態のフィルムロール1を用いて防眩フィルム10を製造する工程の流れを示すフローチャートである。また、図5は、防眩フィルム10の製造に用いられるフィルムロール1の移動前後の工程を模式的に示す説明図である。本実施形態では、防眩フィルム10は、以下のようにして製造される。
次に、上述したセルロースエステルフィルム2(光学フィルム)の製造方法について説明する。本実施形態のセルロースエステルフィルム2は、例えば以下で示す溶液流延法を用いて製造することができる。図6は、製膜装置31の概略の構成を示す説明図であり、図7は、上記製膜装置31による製造工程の流れを示すフローチャートである。セルロースエステルフィルム2の製造方法は、攪拌調製工程(S31)、流延工程(S32)、剥離工程(S33)、第1乾燥工程(S34)、延伸工程(S35)、第2乾燥工程(S36)、切断工程(S37)、エンボス加工工程(S38)、巻取工程(S39)を含む。以下、各工程について説明する。
攪拌調製工程では、攪拌装置50の攪拌槽51にて、少なくとも樹脂および溶媒を攪拌し、支持体33(エンドレスベルト)上に流延するドープを調製する。上記樹脂としては、セルロースエステル樹脂を用いることができる。溶媒としては、良溶媒および貧溶媒の混合溶媒を用いることができる。なお、良溶媒とは、樹脂を溶解させる性質(溶解性)を有する有機溶媒を言い、1,3−ジオキソラン、THF(テトラヒドロフラン)、メチルエチルケトン、アセトン、酢酸メチル、塩化メチレン(ジクロロメタン)などがこれに相当する。一方、貧溶媒とは、単独では樹脂を溶解させる性質を有していない溶媒を言い、メタノールやエタノールなどがこれに相当する。
流延工程では、攪拌調製工程で調製されたドープを、加圧型定量ギヤポンプ等を通して、導管によって流延ダイ32に送液し、無限に移送する回転駆動ステンレス鋼製エンドレスベルトよりなる支持体33上の流延位置に流延ダイ32からドープを流延する。そして、流延したドープを支持体33上で乾燥させて、流延膜35(ウェブ)を形成する。流延ダイ32の傾き、すなわち、流延ダイ32から支持体33へのドープの吐出方向は、支持体33の面(ドープが流延される面)の法線に対する角度で0°〜90°の範囲内となるように適宜設定されればよい。
上記の流延工程にて、支持体33上で流延膜35が剥離可能な膜強度となるまで乾燥固化あるいは冷却凝固させた後、剥離工程では、流延膜35を、自己支持性を持たせたまま剥離ロール34によって剥離する。
ここで、残留溶媒量を測定する際の加熱処理とは、115℃で1時間の加熱処理を行うことを表す。
支持体33から剥離された流延膜35は、乾燥装置36にて乾燥される。乾燥装置36内では、側面から見て千鳥状に配置された複数の搬送ロールによって流延膜35が搬送され、その間に流延膜35が乾燥される。乾燥装置36での乾燥方法は、特に制限はなく、一般的に熱風、赤外線、加熱ロール、マイクロ波等を用いて流延膜35を乾燥させる。簡便さの点から、熱風で流延膜35を乾燥させる方法が好ましい。なお、第1乾燥工程は、必要に応じて行われればよい。
延伸工程では、乾燥装置36にて乾燥された流延膜35を、テンター37によって延伸する。このときの延伸方向としては、フィルム搬送方向(MD方向;Machine Direction)、フィルム面内で上記搬送方向に垂直な幅手方向(TD方向;Transverse Direction)、これらの両方向、のいずれかである。延伸工程では、流延膜35の両側縁部をクリップ等で固定して延伸するテンター方式が、フィルムの平面性や寸法安定性を向上させるために好ましい。なお、テンター37内では、延伸に加えて乾燥を行ってもよい。延伸工程において、流延膜35をMD方向およびTD方向の両方向に延伸することにより、流延膜35をMD方向およびTD方向に対して斜めに交差する方向に延伸(斜め延伸)することもできる。
テンター37にて延伸された流延膜35は、乾燥装置38にて乾燥される。乾燥装置38内では、側面から見て千鳥状に配置された複数の搬送ロールによって流延膜35が搬送され、その間に流延膜35が乾燥される。乾燥装置38での乾燥方法は、特に制限はなく、一般的に熱風、赤外線、加熱ロール、マイクロ波等を用いて流延膜35を乾燥させる。簡便さの点から、熱風で流延膜35を乾燥させる方法が好ましい。
乾燥装置38と巻取装置41との間には、切断部39およびエンボス加工部40がこの順で配置されている。切断部39では、製膜された光学フィルムFを搬送しながら、その幅手方向の両端部を、スリッターによって切断する切断工程が行われる。光学フィルムFにおいて、両端部の切断後に残った部分は、フィルム製品となる製品部を構成する。一方、光学フィルムFから切断された部分は、シュータにて回収され、再び原材料の一部としてフィルムの製膜に再利用される。
最後に、エンボス加工が終了した光学フィルムFを、巻取装置41によって巻き取り、光学フィルムFの元巻(フィルムロール)を得る。すなわち、巻取工程では、光学フィルムFを搬送しながら巻芯に巻き取ることにより、フィルムロールが製造される。光学フィルムFの巻き取り方法は、一般に使用されているワインダーを用いればよく、定トルク法、定テンション法、テーパーテンション法、内部応力一定のプログラムテンションコントロール法等の張力をコントロールする方法があり、それらを使い分ければよい。光学フィルムFの巻長は、1000〜7200mであることが好ましい。また、その際の幅は1000〜3200mm幅であることが望ましく、膜厚は10〜60μmであることが望ましい。
セルロースエステルフィルム(以下、セルロースアセテートフィルムとも言う)としては、例えばトリアセチルセルロースフィルム、セルロースアセテートプロピオネートフィルム、セルロースジアセテートフィルム、セルロースアセテートブチレートフィルム等が挙げられる。また、セルロースエステルフィルムは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ノルボルネン系樹脂、フッ素樹脂、シクロオレフィンポリマー等を併用してもよい。セルロースエステルフィルムの市販品としては、例えばコニカミノルタタックKC8UX、KC4UX、KC8UY、KC4UY、KC6UA、KC4UA、KC2UA、KC4UE及びKC4UZ、KC4CT1、KC2CT1(以上、コニカミノルタ(株)製)が挙げられる。
セルロースエステルフィルムを構成する樹脂であるセルロースエステルは、特に限定されないが、炭素数2〜22程度のカルボン酸エステルであり、芳香族カルボン酸のエステルでもよく、特にセルロースの低級脂肪酸エステルであることが好ましい。
式(1): 2.0≦X+Y≦3.0
式(2): 0≦Y≦2.0
なお、式中、Xはアセチル基の置換度、Yはプロピオニル基またはブチリル基の置換度である。上記2式を満足するものは、優れた光学特性を示す偏光板保護フィルムを製造するのに適している。
溶媒:アセトン
カラム:MPW×1(東ソー(株)製)
試料濃度:0.2(質量/容量)%
流量:1.0ml/分
試料注入量:300μl
標準試料:標準ポリスチレン
温度:23℃
本実施形態では、防眩層形成用の塗布液が塗布される基材となるフィルム(セルロースエステルフィルム、基材フィルム)が、少なくとも一種の添加剤を0.01〜30質量%の範囲内で含むことが好ましい。フィルムの含水量は主成分の構造により決まってしまうが、添加剤に親水性、または疎水性のものを用いることで含水量を調整することができる。添加剤の親水性については、適宜、水/n−オクタノール分配係数(LogP)や水への溶解度などで評価すればよく、この値が近いものほど分離しにくい。
基材フィルムは、透湿度低下剤として、下記一般式(B1)または(B2)で表されるポリエステルを含有してもよい。これは、炭素数2〜12の2価のアルコールGと炭素数2〜12の2塩基酸、炭素数1〜12のモノカルボン酸B1、もしくは炭素数1〜12のモノアルコールであるB2から得られたポリエステルある。
B1−(G−A−)mG−B1
上記一般式(B1)において、B1は炭素数1〜12のモノカルボン酸を表し、Gは炭素数2〜12の2価のアルコールを表し、Aは炭素数2〜12の2塩基酸を表す。B1、G、Aはいずれも芳香環の比率が少ないか、含まないことが特に好ましい。mは繰り返し数を表す。
B2−(A−G−)nA−B2
上記一般式(B2)において、B2は炭素数1〜12のモノアルコールを表し、Gは炭素数2〜12の2価のアルコールを表し、Aは炭素数2〜12の2塩基酸を表す。B2、G、Aはいずれも芳香環の比率が少ないか、含まないことが特に好ましい。nは繰り返し数を表す。
基材フィルムは、必要に応じて可塑剤を含有することができる。可塑剤は特に限定されないが、好ましくは、多価カルボン酸エステル系可塑剤、グリコレート系可塑剤、フタル酸エステル系可塑剤、脂肪酸エステル系可塑剤および多価アルコールエステル系可塑剤、ポリエステル系可塑剤、アクリル系可塑剤等から選択される。なお、これらの可塑剤がリタデーション低下剤として作用する場合もある。
R2(COOH)m(OH)n
上記一般式(C)において、R2は(m+n)価の有機基、mは2以上の正の整数、nは0以上の整数、COOH基はカルボキシ基、OH基はアルコール性またはフェノール性ヒドロキシ基を表す。
B−(G−A)n−G−B
上記一般式(D)において、Bはベンゼンモノカルボン酸残基、Gは炭素数2〜12のアルキレングリコール残基または炭素数6〜12のアリールグリコール残基または炭素数が4〜12のオキシアルキレングリコール残基、Aは炭素数4〜12のアルキレンジカルボン酸残基または炭素数6〜12のアリールジカルボン酸残基を表し、nは1以上の整数を表す。
基材フィルムは、微粒子を含有することができる。微粒子としては、無機化合物の例として、二酸化珪素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、タルク、クレイ、焼成カオリン、焼成ケイ酸カルシウム、水和ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム及びリン酸カルシウムを挙げることができる。微粒子は珪素を含むものが、濁度が低くなる点で好ましく、特に二酸化珪素が好ましい。本実施形態でいう微粒子とは、一次粒子の平均粒径が5〜400nmの範囲内にある粒子をいう。
本実施形態における防眩層は、アクリル系樹脂からなる透光性樹脂、好ましくは、ハードコート性(耐擦傷性)を付与するためのアクリル系樹脂からなる電離放射線硬化型透光性樹脂、防眩性を付与するためのプラスチック製透光性微粒子、およびレベリング剤、更には必要に応じ、内部散乱性を付与する透光性微粒子、高屈折率化、架橋収縮防止、高押し込み強度付与のための無機フィラーを主に含んだ組成物を塗布し、塗膜を硬化することにより形成される。
塗布適性(流動ムラ、乾燥ムラ、塗布スジ、点欠陥等のない外観面状均一性)と耐擦傷性との両立を図るための手段として、防眩層は、下記のフッ素系レベリング剤を含むことが望ましい。本実施形態で用いるレベリング剤は、少なくとも1種の炭素数8以上のパーフルオロアルキル基を有する(メタ)アクリル酸系の繰り返し単位、および少なくとも1種のボルナン環を有する(メタ)アクリル酸系の繰り返し単位を含む共重合体からなるレベリング剤である。好ましくは、該レベリング剤構造中に、更に、ポリエチレンオキシド基および/またはポリプロピレンオキシド基を有する(メタ)アクリル酸系の繰り返し単位を含むレベリング剤である。ポリエチレンオキシド基および/またはポリプロピレンオキシド基を有する(メタ)アクリル酸系の繰り返し単位を含むことで、塗布溶剤に対する溶解性や、塗布組成物の固形分に対する相溶性が増し、より好適である。
アクリル系樹脂からなる透光性樹脂としては、好ましくは、ハードコート性(耐擦傷性)を付与するためのアクリル系樹脂からなる電離放射線硬化型透光性樹脂が挙げられる。アクリル系樹脂からなる電離放射線硬化型樹脂組成物の具体例としては、好ましくは、アクリレート系の官能基を有するもの、例えば比較的低分子量のポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂、多価アルコール等の多官能化合物の(メタ)アクリレートなどのオリゴマー又はプレポリマー、及び反応性希釈剤として比較的多量に含む電離放射線硬化型樹脂が挙げられる。
防眩層は、1)表面に凹凸を形成して防眩性を付与したり、更には、2)マトリクスとの屈折率の違いにより生じる内部散乱性(屈折率差が大きいほど、内部散乱性は大きくなる)を利用して、防眩フィルムで問題となるギラツキを改善するために、プラスチック製透光性微粒子(以下、単に「透光性微粒子」とも記載する)を含む。なお、上記のギラツキとは、防眩層の表面凹凸がレンズの働きをし、特に、画素サイズの小さい高精細ディスプレイの場合に、輝度のバラツキを生じさせ、視認性の低下を引き起こす現象を言う。
上記のような透光性微粒子を多く添加した場合には、樹脂組成物中で透光性微粒子が沈降し易いので、沈降防止のためにシリカ等の無機フィラーを添加してもよい。なお、無機フィラーの添加量が増す程、透光性微粒子の沈降防止に有効であるが、無機フィラーの粒径や使用量によっては、塗膜の透明性に悪影響を与える。従って、好ましくは、粒径0.5μm以下の無機フィラーを、透光性樹脂に対して塗膜の透明性を損なわない程度に含有させるとよい。
防眩層形成用の塗布液は、下記一般式で表されるオルガノシラン化合物および/またはその加水分解物および/またはその部分縮合物を含有することが、耐擦傷性を更に向上させる点で好ましい。この成分は、塗布液を塗布後、溶剤乾燥、硬化工程を経て硬化物を形成し、上記層のバインダーの一部となる。該硬化物が重合性不飽和結合を有する場合、活性光線の照射により、3次元構造を有するバインダーが形成される。
(R10)mSi(X)4-m [I]
上記式中、
R10は、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基を表す。アルキル基として好ましくは、炭素数1〜30、より好ましくは、炭素数1〜16、特に好ましくは、炭素数1〜6のものである。アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ヘキシル、デシル、ヘキサデシル等が挙げられる。アリール基として好ましくは、炭素数6〜30、より好ましくは、炭素数6〜16、特に好ましくは、炭素数6〜10のものである。アリール基としては、フェニル、ナフチル等が挙げられ、好ましくはフェニル基である。
本実施形態では、防眩層の上に低屈折率層が形成されていてもよい。低屈折率層の屈折率は、1.30〜1.50が好ましく、より好ましくは、1.30〜1.45である。屈折率が小さいほど、反射率が低くなるため好ましいが、屈折率が1.30を下回ると、低屈折率層としての強度が不足するようになるため、最外面に用いられる防眩フィルム(反射防止フィルム)としては好ましくない。
(m/4)×0.7<n1d1<(m/4)×1.3 (A)
式中、mは、正の奇数であり、n1は、低屈折率層の屈折率であり、d1は、低屈折率層の膜厚(nm)であり、λは、波長であって、500〜550nmの範囲の値である。なお、上記数式(A)を満たすとは、上記波長の範囲において数式(A)を満たすm(正の奇数であり、通常は1である)が存在することを意味する。
本実施形態の防眩フィルムは、以下の方法で製造できるが、これに限定されるわけではない。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例において「部」あるいは「%」の表示を用いるが、特に断りがない限り「質量部」あるいは「質量%」を表す。
〈重縮合エステル化合物M〉
1,2−プロピレングリコール251g、無水フタル酸244g、アジピン酸103g、安息香酸610g、エステル化触媒としてテトライソプロピルチタネート0.191gを、温度計、撹拌器、緩急冷却管を備えた2Lの四つ口フラスコに仕込み、窒素気流中230℃になるまで、撹拌しながら徐々に昇温する。重合度を観察しながら脱水縮合反応させた。反応終了後200℃で未反応の1,2−プロピレングリコールを減圧留去することにより、重縮合エステル化合物Mを得た。このとき、酸価0.10、数平均分子量450であった。また、オクタノール−水分配係数を示すlogP値は、5であった。
1,2−プロピレングリコール251g、テレフタル酸354g、p−トロイル酸680g、エステル化触媒としてテトライソプロピルチタネート0.191gを、温度計、撹拌器、緩急冷却管を備えた2Lの四つ口フラスコに仕込み、窒素気流中230℃になるまで、撹拌しながら徐々に昇温する。重合度を観察しながら脱水縮合反応させた。反応終了後200℃で未反応の1,2−プロピレングリコールを減圧留去することにより、重縮合エステル化合物Nを得た。このとき、酸価0.30、数平均分子量400であった。また、logP値は6であった。
アエロジルR812(日本アエロジル(株)製) 10質量部
エタノール 90質量部
以上をディゾルバーで30分間撹拌混合した後、マントンゴーリンで分散を行った。二酸化珪素分散液に88質量部のメチレンクロライドを撹拌しながら投入し、ディゾルバーで30分間撹拌混合し、二酸化珪素分散希釈液を作製した。その後、微粒子分散希釈液濾過器(アドバンテック東洋(株):ポリプロピレンワインドカートリッジフィルターTCW−PPS−1N)で濾過した。
(ドープの調製)
下記組成のドープ1を調製した。すなわち、まず、加圧溶解タンクにメチレンクロライドとエタノールを添加した。そして、溶剤の入った加圧溶解タンクにセルロースエステル等を撹拌しながら投入し、これを加熱し、撹拌しながら完全に溶解した。
セルロースアシレート(トリアセチルセルロース) 100質量部
重縮合エステル化合物N 2.0質量部
重縮合エステル化合物M 7.0質量部
メチレンクロライド 540質量部
エタノール 35質量部
二酸化珪素分散希釈液 3質量部
更に上記添加剤成分を密閉容器に投入し、撹拌しながら溶解して、これを安積濾紙(株)製の安積濾紙No.244を使用して濾過し、ドープ1を調製した。
上記調製したドープ1を、ベルト流延装置を用い、温度22℃、1.8m幅でステンレスバンド支持体に均一に流延した。ステンレスバンド支持体で、残留溶剤量が20%になるまで溶媒を蒸発させ、ステンレスバンド支持体上からドープ膜(ウェブ)を剥離した。
巻き取り前の調湿を、表1に記載の条件に変更して行い、セルロースエステルフィルムC2〜C7を作製した。そして、セルロースエステルフィルムC2〜C7を巻き取って包装材としてのPETフィルムで包み込み、フィルムロール102〜107を作製した。なお、各セルロースエステルフィルムC2〜C7において、調湿以外の製膜条件については、セルロースエステルフィルムC1と全く同じである。
作製されたセルロースエステルフィルムC1〜C7を所定の大きさに切り取り、水中に1日沈めて、NDCテクノロジーズ社製の赤外線水分計(710eシリーズ)を用いて飽和含水率を測定したところ、飽和含水率はいずれも3%であった。なお、飽和含水率の値(3%)は、調湿前のフィルムを水中に1日沈めて測定しても同じであった。
(フィルム表面変形)
各フィルムロール101〜107のPETフィルムを開封し、ロール状の各セルロースエステルフィルムC2〜C7を巻替え機にセットし、巻外から100m繰り出した後、残りのフィルムの表面変形の発生(すなわち貼り付き変形または、放電変形)の有無について、フィルムに映る照明のゆがみ具合いを目視で確認することによって調べた。そして、以下の評価基準に基づいて、フィルムの表面変形について評価した。
《評価基準》
◎:フィルムに表面変形が全くない。
○:フィルムに弱い表面変形がわずかに存在するが、問題はない(塗布後に表面変形が確認できない)。
×:フィルムに強い表面変形が多数あり、問題がある。
なお、「○」の評価において、塗布後に表面変形が確認できなくなる理由は、塗布によりフィルムが吸湿し、乾燥工程を経ることで変形が緩和されるためと考えられる。
(オルガノシラン化合物の加水分解物の部分縮合物Aの調製)
攪拌機、還流冷却器を備えた反応器、メチルエチルケトン120部、アクリロキシプロピルトリメトキシシラン(KBM−5103:商品名、信越化学工業(株)製)100部、ジイソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテート3部を加えて混合したのち、イオン交換水30部を加え、60℃で4時間反応させたのち、室温まで冷却し、オルガノシラン化合物の加水分解物の部分縮合物Aを得た。質量平均分子量は1600であり、オリゴマー成分以上の成分のうち、分子量が1000〜20000の成分は100%であった。また、ガスクロマトグラフィー分析から、原料のアクリロキシプロピルトリメトキシシランは全く残存していなかった。
紫外線硬化型樹脂であるPET−30(商品名、ペンタエリスリトールトリアクリレート、日本化薬(株)製、屈折率1.51)を26.64質量部、同じく紫外線硬化型樹脂であるDPHA(商品名、ジペンタエリスリトールペンタアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサアクリレートの混合物、日本化薬(株)製、屈折率1.51)を1.44質量部、アクリル系ポリマーHR−AGアクリル(ザ・インテック製、分子量75000)を2.88質量部、光硬化開始剤であるイルガキュア184(商品名、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)を1.37質量部、第1の透光性微粒子としてのアクリル−スチレンビーズ(綜研化学(株)製、粒径3.5μm、屈折率1.55)を1.49質量部、第2の透光性微粒子としてのスチレンビーズ(綜研化学(株)製、粒径3.5μm、屈折率1.60)を4.64質量部、レベリング剤であるR−30(商品名、大日本インキ化学工業(株)製)を0.046質量部、オルガノシラン化合物であるKBM−5103(商品名、信越化学工業(株)製)を6.19質量部、トルエンを38.71質量部、及び、シクロヘキサノンを16.59質量部、を十分混合して塗布液として調整した。この塗布液を孔径30μmのポリプロピレン製フィルターでろ過して、防眩層用塗布液1を調製した。
屈折率1.44の熱架橋性含フッ素ポリマーJTA113(商品名、固形分濃度6%、MEK溶液、JSR(株)製)13g、コロイダルシリカ分散液MEK−ST−L(商品名、平均粒径45nm、固形分濃度30%、日産化学(株)製)1.3g、前記オルガノシラン化合物の加水分解物の部分縮合物A液0.6g、およびメチルエチルケトン5g、シクロヘキサノン0.6gを添加、攪拌の後、孔径1μmのポリプロピレン製フィルターでろ過して、低屈折率層用塗布液2を調製した。
表1のフィルムロール102のPETフィルムを開封して、ロールからセルロースエステルフィルムC2(厚さ60μmのトリアセチルセルロースフィルム)を100m繰り出した時点から、温度40℃、湿度10%RHの雰囲気中で10分間調湿した。その後、調湿したセルロースエステルフィルムC2上に、防眩層用塗布液1を、乾燥膜厚が7μmになるように塗布し、110℃で10秒間、50℃で20秒間、溶剤乾燥の後、さらに窒素パージ下(酸素濃度200ppm以下)で、積算光量が55mJになるようにUV照射(ハーフキュア)して、光硬化させた。これにより、セルロースエステルフィルムC2上に防眩層を形成した防眩フィルム201を作製した。作製した防眩フィルム201は、ロール状に巻き取った。
ロール状態の防眩フィルム201を再び繰り出して、防眩フィルム201の防眩層上に、低屈折率層用塗布液2を、乾燥膜厚が100nmになるように塗布し、120℃で70秒乾燥の後、更に110℃で10分乾燥し、熱硬化させてから、窒素パージ下(酸素濃度100ppm以下)で、積算光量が120mJになるようにUV照射(フルキュア)して、光硬化させた。これによって、低屈折率層が塗設された防眩フィルム201を作製した。作製した低屈折率層付きの防眩フィルム201は、ロール状に巻き取った。
ロールから繰り出されるセルロースエステルフィルムC2に対する防眩層塗布前の調湿条件を、表2のように変更した以外は、防眩フィルム201の作製と同様にして、防眩フィルム202〜205を作製した。
表1のフィルムロール104のPETフィルムを開封して、ロールからセルロースエステルフィルムC4(厚さ60μmのトリアセチルセルロースフィルム)を繰り出し、温度40℃、湿度10%RHの雰囲気中で15分間調湿した。それ以外は、防眩フィルム201の作製と同様にして、防眩フィルム206を作製した。
ロールから繰り出されるセルロースエステルフィルムC4に対する防眩層塗布前の調湿条件を、表2のように変更した以外は、防眩フィルム206の作製と同様にして、防眩フィルム207〜210を作製した。
表1のフィルムロール106のPETフィルムを開封して、ロールからセルロースエステルフィルムC6(厚さ60μmのトリアセチルセルロースフィルム)を繰り出し、温度40℃、湿度10%RHの雰囲気中で20分間調湿した。それ以外は、防眩フィルム201の作製と同様にして、防眩フィルム211を作製した。
ロールから繰り出されるセルロースエステルフィルムC6に対する防眩層塗布前の調湿条件を、表2のように変更した以外は、防眩フィルム211の作製と同様にして、防眩フィルム212〜215を作製した。なお、防眩フィルム215については、塗布前実含水率が高すぎて表面が結露したため、塗布液を塗布することができず、防眩層が形成されていないが、ここでは便宜的に「防眩フィルム」と称している。
防眩層用塗布液1を塗布する直前のセルロースエステルフィルムC2・C4・C6の実含水率を、NDCテクノロジーズ社製の赤外線水分計(710eシリーズ)を用いて測定したところ、実含水率は表2に示す値であった。
(塗布故障)
セルロースエステルフィルム上に塗布液を塗布し、乾燥、硬化が終了した防眩フィルム201〜215を、暗室内で5m/minの速度で搬送しながら、10mの長さにわたり、光源として用いたポラリオンライト(ガードナー社製SE7852)から、フィルム面に対して垂直に光を入射させ、フィルム面に垂直な方向から30°以内の角度でフィルム面を目視で観察し、白ムラ部および黒抜け部の有無を調べた。そして、塗布故障について、以下の評価基準に基づいて評価した。なお、周辺部よりも反射が少なく、黒く見える箇所を黒抜け部とし、周辺部よりも反射が多く、明るく見える部分を白ムラ部とした。
《評価基準》
○:白ムラ部、黒抜け部ともに全く見られない(白ムラ、黒抜けなし)。
×:白ムラ部または黒抜け部がはっきり見られ、問題がある(明確な白ムラまたは黒抜けあり)。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
防湿性を有し、前記セルロースエステルフィルムをロール状態で包装する包装材とを含み、
前記セルロースエステルフィルムにおいて、
飽和含水率に対するロール状態での実含水率の比が、55〜85%であり、
ロール状態での実含水率に対する、前記防眩層の塗設前の実含水率の変動が、−10%〜+10%の範囲内であることを特徴とするフィルムロール。
前記セルロースエステルフィルムを調湿する第1調湿工程と、
前記第1調湿工程で調湿された前記セルロースエステルフィルムを巻き取る巻取工程と、
巻き取った前記セルロースエステルフィルムを前記包装材で包装する包装工程とを含み、
前記第1調湿工程では、前記包装材を開封して、ロール状態から前記セルロースエステルフィルムを繰り出し、前記防眩層の塗設前に、第2調湿工程にて、温度35〜40℃、湿度30〜75%RHの環境下で、10〜20分間調湿したときに、ロール状態での実含水率に対する、前記防眩層の塗設前の実含水率の変動が、−10%〜+10%の範囲内となるように、巻き取り前の前記セルロースエステルフィルムを調湿することを特徴とするフィルムロールの製造方法。
2 セルロースエステルフィルム
3 包装材
11 防眩層
11b 粒子
Claims (3)
- フィルムロールの製造方法であって、
前記フィルムロールは、
表面凹凸を形成するための粒子を含む防眩層の塗設用のセルロースエステルフィルムと、
防湿性を有し、前記セルロースエステルフィルムをロール状態で包装する包装材とを含み、
前記セルロースエステルフィルムにおいて、
飽和含水率に対するロール状態での実含水率の比が、55〜85%であり、
ロール状態での実含水率に対する、前記防眩層の塗設前の実含水率の変動が、−10%〜+10%の範囲内であり、
前記製造方法は、
前記セルロースエステルフィルムを調湿する第1調湿工程と、
前記第1調湿工程で調湿された前記セルロースエステルフィルムを巻き取る巻取工程と、
巻き取った前記セルロースエステルフィルムを前記包装材で包装する包装工程とを含み、
前記第1調湿工程では、前記包装材を開封して、ロール状態から前記セルロースエステルフィルムを繰り出し、前記防眩層の塗設前に、第2調湿工程にて、温度35〜40℃、湿度30〜75%RHの環境下で、10〜20分間調湿したときに、ロール状態での実含水率に対する、前記防眩層の塗設前の実含水率の変動が、−10%〜+10%の範囲内となるように、巻き取り前の前記セルロースエステルフィルムを調湿する、フィルムロールの製造方法。 - 前記セルロースエステルフィルムにおいて、飽和含水率に対するロール状態での実含水率の比が、60〜80%である、請求項1に記載のフィルムロールの製造方法。
- 前記第1調湿工程では、巻き取り前の前記セルロースエステルフィルムを、温度35〜40℃、湿度20〜80%RHの環境下で、10分間調湿する、請求項1または2に記載のフィルムロールの製造方法。
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