JP6969238B2 - 後席用エアバッグ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の後席乗員を拘束するための後席用エアバッグに関する。
後席乗員を拘束するための後席用エアバッグとして、特許文献1には、乗員の左右の肩を受け止める両端部と、頭が入り込む凹部とを有するものが記載されている。この凹部は、エアバッグの後面の上端から下端まで連続して延在している。
特許文献2には、乗員の左右の肩と胸部を受け止めるアウトクッションと、該アウトクッションから車両前方へ凹陥して配置されたインナクッションとを有するルーフエアバッグが記載されている。このインナクッションが乗員の頭部を拘束する。
特許文献3には、側面視形状がく字形となるように膨張する後席用エアバッグが記載されている。
特開2014−237382号公報 特開2013−82418号公報 国際公開2014/016432号公報
本発明は、胸部の拘束時における胸部のたわみ量が軽減される後席用エアバッグを提供することを目的とする。
本発明の後席用エアバッグは、インフレータからのガスによって後席乗員の前方に膨張する後席用エアバッグにおいて、車室天井部から下方に向って膨張し、乗員の上半身に対面する上下方向チャンバと、該上下方向チャンバの下部に連なり、前方に向って膨張する前後方向チャンバとを有し、膨張した状態において該上下方向チャンバと前後方向チャンバとの連結部が乗員の胸部に対面し、この連結部の左右方向中央部の乗員側に凹部が設けられていることを特徴とする。
本発明の一態様では、膨張した後席用エアバッグの肩拘束面は胸部拘束面よりも車両後方に位置する。
本発明の一態様では、前記凹部は、後席用エアバッグの非膨張部により形成される。
本発明の一態様では、前記非膨張部は該非膨張部を囲む縫目により形成される。
本発明の一態様では、前記縫目は四角形状又は六角形状の縫目である。
本発明の一態様では、膨張した後席用エアバッグの前記上下方向チャンバにおいては、前記凹部は上方ほど左右幅が小さくなっており、前記前後方向チャンバにおいては、前記凹部は前方ほど左右幅が小さくなっている。
本発明の一態様では、前記前後方向チャンバは、前端部が前席の後面に当接するように膨張する。
本発明の一態様の後席用エアバッグは、車室天井部から下方かつ後方に向って膨張する第1チャンバと、該第1チャンバの下部に連なり、下方に向って膨張する第2チャンバと、該第2チャンバの下部に連なり、前方に向って膨張する第3チャンバとを有する。
本発明の一態様の後席用エアバッグは、前記第1チャンバと第2チャンバとの連結部もしくはその周辺部と、該第1チャンバよりも前方部分との間に架け渡された第1テザーを有する。
本発明の一態様の後席用エアバッグは、前記第2チャンバと第3チャンバの連結部と、該第1チャンバよりも前方部分との間に架け渡された第2テザーを有する。
本発明の一態様では、前記第3チャンバの前部と、前記第1チャンバよりも前方部分との間に架け渡された第3テザーが設けられている。
本発明の一態様では、前記後席用エアバッグは、車室天井に沿って膨張するトップチャンバを有しており、前記第1チャンバは該トップチャンバの後部に連なっており、前記第1テザー及び第2テザーの上端は該トップチャンバの前部に連なっている。
本発明の一態様では、前記第1チャンバと第2チャンバとの連結部及び第2チャンバと第3チャンバの連結部は、ガス流路幅が狭くなっている。
本発明の一態様では、膨張した前記上下方向チャンバの後面の上部に、乗員の頭部が入り込む凹陥部が形成されており、該凹陥部の下縁に乗員の顎が当接する。
本発明の一態様では、膨張した前記上下方向チャンバの後面の上部に、乗員の頭部が入り込む、上下方向に延在したスロットが設けられている。
本発明の一態様では、前記凹陥部の下端の左右方向の中央部が上方に突出する立ち上り部となっており、この立ち上り部に乗員の顎が当接する。
本発明の後席用エアバッグが膨張した場合、上下方向チャンバが乗員の上半身に対面し、前後方向チャンバが前後方向に延在する。この上下方向チャンバと前後方向チャンバとの連結部が乗員の胸部に対面する。この連結部の乗員側の左右方向の中央部に凹部が設けられているので、該後席用エアバッグによって拘束された乗員の胸部のたわみ量が軽減される。
本発明の一態様では、上下方向チャンバの上部に、乗員拘束時に乗員の頭部が入り込む凹陥部が形成されており、この凹陥部の下縁に乗員の顎が当接する。これにより、乗員の頭部が後席用エアバッグから受ける反力が軽減される。
実施の形態に係る後席用エアバッグの膨張時の側面図である。 実施の形態に係る後席用エアバッグの膨張時の斜視図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図1のV−V線断面図である。 実施の形態に係る後席用エアバッグの非膨張状態における平面図である。 後席用エアバッグ膨張時における図6のVII−VII線断面図である。 別の実施の形態に係る後席用エアバッグの膨張時の側面図である。 図8のIX−IX線断面図である。 図9のX矢視図である。 図10のXI−XI線断面図である。 別の実施の形態に係る後席用エアバッグの非膨張状態における平面図である。 別の実施の形態に係る後席用エアバッグの非膨張状態における平面図である。 別の実施の形態に係る後席用エアバッグの非膨張状態における平面図である。 別の実施の形態に係る後席用エアバッグの非膨張状態における平面図である。 別の実施の形態に係る後席用エアバッグの非膨張状態における平面図である。 別の実施の形態に係る後席用エアバッグの非膨張状態における平面図である。 別の実施の形態に係る後席用エアバッグの非膨張状態における平面図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。なお、以下の説明において、前後、及び上下は後席用エアバッグ装置を備えた自動車の前後及び上下に一致する。
図1〜7は本発明の一実施の形態に係る後席用エアバッグ1を示す。この後席用エアバッグ1は、自動車の前席2と後席3との間の車両の天井部4から下方ないし下方かつ後方に膨張して後席3の乗員Mを拘束するためのものである。
この後席用エアバッグ1は、天井部4から下方かつ後方に向って膨張する第1チャンバ11と、該第1チャンバ11の下部に連なり、下方に向って膨張する第2チャンバ12と、該第2チャンバ12の下部に連なり、前方に向って膨張する第3チャンバ13とを有する。この実施の形態では、第1チャンバ11と第2チャンバ12とによって上下方向チャンバが構成され、第3チャンバ13によって前後方向チャンバが構成されている。
この実施の形態では、後席用エアバッグ1は天井部4に沿って膨張するトップチャンバ10をさらに有する。このトップチャンバ10の後部に第1チャンバ11が連なっている。トップチャンバ10内にインフレータ14が設置されており、該インフレータ14からのガスによって後席用エアバッグ1が膨張する。
この後席用エアバッグ1は、トップチャンバ10の前部と、後席用エアバッグ1の所定部分とを連結する第1〜第3テザー21〜23を備えている。
第1テザー21は第1チャンバ11の前方側に配置され、第2テザー22は第1及び第2チャンバ11,12の前方側に配置されている。各テザー21〜23の上端は該トップチャンバ10の前部に縫着されている。第1テザー21の下端(後端)は、第1チャンバ11と第2チャンバ12との連結部(境界部)に縫着されている。第2テザー22の下端は、第2チャンバ12と第3チャンバ13との連結部に縫着されている。第3テザー23の下端は、第3チャンバ13の前部に縫着されている。この後席用エアバッグ1は、第3チャンバ13の後部と、第1チャンバ11との間に架け渡された第4テザー24を更に備えている。
トップチャンバ10は前後方向に細長く延在する。第1チャンバ11と第2チャンバ12の上部とは、下方に向って次第に左右幅が大きくなっている。第2チャンバ12の下部及び第3チャンバ13の左右幅は略均一である。
第2チャンバ12は、後席乗員Mの胸部から頭部Hの前方付近に位置する。第2チャンバ12と第3チャンバ13との連結部(境界部)は、胸部の前方付近に位置する。この第2チャンバ12と第3チャンバ13との連結部において、エアバッグ1の左右方向の中央付近に凹部16が設けられている。
この後席用エアバッグ1は、図3〜7に示される通り、フロントパネル31とリアパネル32とを縫合することにより製作されたものである。
図6は、膨張前の後席用エアバッグ1を平たく広げた状態の平面図であり、図7は後席用エアバッグ1が膨張した状態における図6のVII−VII線断面図を示している。
フロントパネル31とリアパネル32とは、一方向に長い略々長方形状の基布よりなり、それらの周縁部が縫合糸33によって縫合されている。フロントパネル31とリアパネル32とは、次に説明する環状縫目41〜43,51〜53、直線状縫目61〜63,71〜73及び四角形状縫目80によっても縫合されている。
第1チャンバ11のパネル長手方向の中間付近には、複数個(この実施の形態では3個)の環状縫目41,42,43が後席用エアバッグ1の幅方向に間隔をあけて設けられている。第3チャンバ13の先端近傍には複数個(この実施の形態では、3個)の環状縫目51,52,53が後席用エアバッグ1の幅方向に間隔をあけて設けられている。
第2チャンバ12と第3チャンバ13との境界付近に四角形状縫目80が設けられている。四角形状縫目80は、辺81〜84よりなる。辺81,82は第2チャンバ12側に位置し、辺83,84は第3チャンバ13側に位置する。辺81,82の一端同士が連なり、辺83,84の一端同士が連なる。辺81,83の他端同士及び辺82,84の他端同士が連なっている。
本発明では、図6における四角形状縫目80で囲まれた内側領域16’の最大左右幅は200〜400mm、特に250〜350mmであることが好ましい。また、この内側領域16’の図6における最大上下幅は200〜400mm、特に250〜350mmであることが好ましい。なお、本発明では、内側領域(非膨張部)は、四角形に限定されるものではなく、五角形又は六角形以上の多角形や、円形、楕円形、それらに近似した形状などであってもよい。
環状縫目41〜43から四角形状縫目80に向かって直線状縫目61,62,63が設けられている。環状縫目51〜53から四角形状縫目80に向かって直線状縫目71〜73が設けられている。直線状縫目61〜63、71〜73は平行であり、パネル31,32の長手方向に延在している。
直線状縫目61,63,71,73は四角形状縫目80の左右両端付近に連なっている。直線状縫目62は辺81,82の接続部に連なり、直線状縫目72は辺83,84の接続部に連なっている。
トップチャンバ10は、第1チャンバ11の左右方向中央から細長く延出した形状となっており、その中にインフレータ14が配置されている。この実施の形態では、インフレータ14はシリンダ型であり、図3の通り、インフレータ14の側面からはスタッドボルト14aが突設されている。スタッドボルト14aはリアパネル32に設けられたボルト挿通孔を通って後席用エアバッグ1外に突出し、後席用エアバッグ装置のケースに固定される。インフレータ14は、ガス噴出口が第1チャンバ11内に臨むように配置されている。
環状縫目41〜43,51〜53、直線状縫目61〜63,71〜73及び四角形状縫目80によって後席用エアバッグ1の膨張厚み又は後席用エアバッグ1の幅が規制される。
環状縫目41〜43を設けたことにより、ガス流路幅が環状縫目41〜43部分、即ち第1チャンバ11のパネル長手方向中央付近で狭くなっており、後席用エアバッグ1の膨張時にこの部分で後席用エアバッグ1が屈曲し易いものとなっている。同様に、四角形状縫目80を設けたことにより、後席用エアバッグ1の膨張時に、第2チャンバ12と第3チャンバ13との連結部(境界部)で、後席用エアバッグ1が屈曲し易いものとなっている。
また、四角形状縫目80で囲まれた内側領域16’にはインフレータ14からのガスが流入しないので、この内側領域が、エアバッグ1の膨張時に膨張しない非膨張部となり、凹部16を形成する。辺81,82に挟まれた凹部16の上部は、上方ほど左右幅が小さくなっている。辺83,84に挟まれた凹部16の前部は、前方ほど左右幅が小さくなっている。
第3テザー23の下端は図7の通り環状縫目51,53内に縫着されている。図7の符号23aはこの縫合糸を示している。第1テザー21の下端(後端)は環状縫目41,43内に縫着されている。第4テザー24の上端はトップチャンバ10の後部側面に縫着され、下端は第3チャンバ13の後部側面に縫着されている。
このように構成された後席用エアバッグ1は、折り畳まれてケース内に収容され、天井部4内に配置され、ルーフガーニッシュ又はケースカバーによって覆われている。
車両衝突時には、インフレータ14がガス噴出作動し、後席用エアバッグ1が膨張する。図1の通り、トップチャンバ10は天井部4に沿って膨張し、第1チャンバ11がトップチャンバ10の後端から下方かつ後方へ斜めに膨張する。第2チャンバ12は、第1チャンバ11の下端から下方に向って膨張し、第3チャンバ13は、第2チャンバ12の下端から前方に向って膨張する。第3チャンバ13の前端は、前席2の後面に当接する。
なお、膨張した第2チャンバ12の乗員拘束面と、第2チャンバ12よりも前方側の水平面との交差角度は20〜95゜特に30〜80゜であることが好ましい。この交差角度が90°以上である場合、第2チャンバ12の肩拘束面は胸部接触面よりも車両後方に位置する。
第1及び第2テザー21,22によって、第1チャンバ11と第2チャンバ12との連結部及び第2チャンバ12と第3チャンバ13との連結部がそれぞれ前方かつ上方へ引っ張られることにより、第1チャンバ11及び第2チャンバ12は後席乗員Mの上半身に沿う位置に膨張する。この際、第2チャンバ12は上方ほど前方となるように傾斜状態となる。第3チャンバ13は、その前部が第3テザー23で上方に引かれることにより、略水平となる。
後席乗員Mの上半身はこのように膨張した第2チャンバ12あるいはさらに第1チャンバ11によって拘束される。第2チャンバ12は乗員の上半身の前方に広く略平面状に展開するので、乗員Mを受け止める受承面積が大きい。また、このように膨張した後席用エアバッグ1の第3チャンバ13の前端が前席2の後面に当接することにより、第1チャンバ11及び第2チャンバ12の前方移動が抑制される。
この実施の形態では、図1の通り、第2チャンバ12と第3チャンバ13との連結部が乗員の胸部に対峙する。この連結部の乗員M側の左右方向の中央部に凹部16が存在するので、胸部の左右方向中央部すなわち胸骨付近がエアバッグ1から受ける反力の最大値が軽減され、胸部のたわみ量が軽減される。なお、胸部の胸骨付近よりも左側及び右側の部位はそれぞれ凹部16の左側及び右側の領域で受承され、拘束される。
上記説明では、内側領域16’にはガスが流入せず、エアバッグ1の膨張時に非膨張部となるものとしたが、若干量のガスが流入してもよい。
本発明では、図8〜11のエアバッグ1Aのように、第2チャンバ12の上部に、衝突時に乗員の頭部Hが入り込む凹陥部90が設けられてもよい。図9,10の通り、この凹陥部90は、パネル31,32を縫目91で縫着することにより形成されている。
凹陥部90の下辺の左右方向中央には、上方に立ち上がる立ち上り部92が設けられている。乗員頭部Hがエアバッグ1Aによって拘束される場合、乗員の顎jが立ち上り部92に当り、顎jよりも上側の頭部Hが顎jを支点として前方へ回動するようにして凹陥部90に入り込む。この凹陥部90を設けたことにより、乗員頭部Hが拘束時にエアバッグ1Aから受ける反力の最大値が軽減される。
なお、凹陥部90は図9〜11に図示のものよりもさらに上方に延在してもよい。
凹陥部90を設ける代りに、直線状縫目62の部分にスロット(後席用エアバッグ1の乗員側から前面側まで貫通する長孔)を設け、乗員の頭部が該スロットに入り込んで拘束される構成としてもよい。
図12〜18を参照して本発明のさらに別の実施の形態に係る後席用エアバッグについて説明する。
図12の後席用エアバッグ1Bでは、四角形状縫目80の左右両端にそれぞれ環状縫目85,86が設けられ、辺81,83が環状縫目85に連なり辺82,84が環状縫目86に連なっている。また、辺83,84が交わる部分に環状縫目52が設けられており、直線状縫目72はこの環状縫目52から第3チャンバ13の前端にまで延在している。後席用エアバッグ1Bのその他の構成は後席用エアバッグ1と同一であり、同一符号は同一部分を示している。
図13に示す後席用エアバッグ1Cでは、四角形状縫目80の代わりに六角形状縫目80Cが設けられている。直線状縫目62,72が六角形状縫目80Cに連なっている。環状縫目85,86は六角形状縫目80Cから離反している。環状縫目52は省略されているが、設けられてもよい。後席用エアバッグ1Cのその他の構成は後席用エアバッグ1Bと同一であり、同一符号は同一部分を示している。
図14の後席用エアバッグ1Dでは、六角形状縫目80Cの代わりに瓢箪形縫目80Dが設けられている。直線状縫目71,73は第3チャンバ13の前端にまで延在している。後席用エアバッグ1Dのその他の構成は後席用エアバッグ1Cと同一であり、同一符号は同一部分を示している。
図15の後席用エアバッグ1Eでは、後席用エアバッグ1Dの環状縫目85、瓢箪形縫目80D及び環状縫目86の代わりに、それぞれ小さい四角形状縫目80Eが設けられている。四角形状縫目80Eの代りに六角形状など他の形状の縫目が設けられてもよい。後席用エアバッグ1Eのその他の構成は後席用エアバッグ1Dと同一であり、同一符号は同一部分を示している。
図16の後席用エアバッグ1Fでは、後席用エアバッグ1Cの六角形状縫目80Cの代わりに環状縫目87が設けられている。また、直線状縫目62の下端は環状縫目87から離反しており、直線状縫目62の下端に環状縫目88が設けられている。直線状縫目72の末端に、後席用エアバッグ1と同様に環状縫目52が設けられているが、図14の後席用エアバッグ1Dのように直線状縫目71〜73が後席用エアバッグ1の先端まで延在してもよい。後席用エアバッグ1Fのその他の構成は後席用エアバッグ1Cと同一であり、同一符号は同一部分を示している。
図17の後席用エアバッグ1Gは、後席用エアバッグ1Fにおいて、直線状縫目72の上端を環状縫目87から離反させている。直線状縫目72の上端に環状縫目89が設けられている。後席用エアバッグ1Gのその他の構成は後席用エアバッグ1Fと同一であり、同一符号は同一部分を示している。
図18の後席用エアバッグ1Hは、後席用エアバッグ1Gにおいて環状縫目87を省略し、環状縫目85,86を結ぶように横方向の直線状縫目100を設けたものである。後席用エアバッグ1Hのその他の構成は後席用エアバッグ1Gと同一であり、同一符号は同一部分を示している。
上記実施形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の構成とされてもよい。例えば、上記各実施の形態では、3条の直線状縫目61〜63,71〜73を設けているが、2条又は4条以上とされてもよい。また、トップチャンバ10が省略され、インフレータ14の噴出ガスが直接的に第1チャンバ11内に導入されるよう構成されてもよい。第1〜第3テザー21〜23の上端は、車両部材、例えば後席用エアバッグ装置のケース等に連結されてもよい。
1,1A〜1H 後席用エアバッグ
2 前席
3 後席
4 天井部
10 トップチャンバ
11 第1チャンバ
12 第2チャンバ
13 第3チャンバ
16 凹部
16’ 内側領域(非膨張部)
21〜24 テザー
31 フロントパネル
32 リアパネル
41〜43,51〜53,88〜89 環状縫目
61〜63,71〜73,100 直線状縫目
80,80E 四角形状縫目
90 凹陥部
92 立ち上り部

Claims (15)

  1. インフレータからのガスによって後席乗員の前方に膨張する後席用エアバッグにおいて、
    車室天井部から下方に向って膨張し、乗員の上半身に対面する上下方向チャンバと、
    該上下方向チャンバの下部に連なり、前方に向って膨張する前後方向チャンバと
    を有し、膨張した状態において該上下方向チャンバと前後方向チャンバとの連結部が乗員の胸部に対面し、この連結部の左右方向中央部の乗員側に凹部が設けられており、
    膨張した後席用エアバッグの前記上下方向チャンバにおいては、前記凹部は上方ほど左右幅が小さくなっており、前記前後方向チャンバにおいては、前記凹部は前方ほど左右幅が小さくなっていることを特徴とする後席用エアバッグ。
  2. 請求項1の後席用エアバッグにおいて、膨張した後席用エアバッグの肩拘束面は前記凹部に対応する胸部拘束面よりも車両後方に位置することを特徴とする後席用エアバッグ。
  3. 請求項1又は2の後席用エアバッグおいて、前記凹部は、後席用エアバッグの非膨張部により形成されることを特徴とする後席用エアバッグ。
  4. 請求項3の後席用エアバッグにおいて、前記非膨張部は該非膨張部を囲む縫目により形成されることを特徴とする後席用エアバッグ。
  5. 請求項4の後席用エアバッグにおいて、前記縫目は四角形状又は六角形状の縫目であることを特徴とする後席用エアバッグ。
  6. 請求項1〜のいずれか1項の後席用エアバッグにおいて、前記前後方向チャンバは、前端部が前席の後面に当接するように膨張することを特徴とする後席用エアバッグ。
  7. 請求項1〜のいずれか1項の後席用エアバッグにおいて、
    車室天井部から下方かつ後方に向って膨張する第1チャンバと、
    第1チャンバの下部に連なり、下方に向って膨張する第2チャンバと、
    該第2チャンバの下部に連なり、前方に向って膨張する第3チャンバと
    を有することを特徴とする後席用エアバッグ。
  8. 請求項の後席用エアバッグにおいて、前記第1チャンバと第2チャンバとの連結部もしくはその周辺部と、該第1チャンバよりも前方部分との間に架け渡された第1テザーを有することを特徴とする後席用エアバッグ。
  9. 請求項又はの後席用エアバッグにおいて、前記第2チャンバと第3チャンバの連結部と、該第1チャンバよりも前方部分との間に架け渡された第2テザーを有することを特徴とする後席用エアバッグ。
  10. 請求項のいずれか1項の後席用エアバッグにおいて、前記第3チャンバの前部と、前記第1チャンバよりも前方部分との間に架け渡された第3テザーが設けられていることを特徴とする後席用エアバッグ。
  11. 請求項の後席用エアバッグにおいて、
    前記第1チャンバと前記第2チャンバとの連結部もしくはその周辺部と、該第1チャンバよりも前方部分との間に架け渡された第1テザーと、
    前記第2チャンバと前記第3チャンバの連結部と、前記第1チャンバよりも前方部分との間に架け渡された第2テザーと、
    室天井に沿って膨張するトップチャンバと、
    をさらに有し、
    前記第1チャンバは該トップチャンバの後部に連なっており、
    前記第1テザー及び前記第2テザーの上端は該トップチャンバの前部に連なっていることを特徴とする後席用エアバッグ。
  12. 請求項11のいずれか1項の後席用エアバッグにおいて、前記第1チャンバと第2チャンバとの連結部及び第2チャンバと第3チャンバの連結部は、ガス流路幅が狭くなっていることを特徴とする後席用エアバッグ。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項の後席用エアバッグにおいて、膨張した前記上下方向チャンバの後面の上部に、乗員の頭部が入り込む凹陥部が形成されており、
    該凹陥部の下縁に乗員の顎が当接することを特徴とする後席用エアバッグ。
  14. 請求項13の後席用エアバッグにおいて、前記凹陥部の下端の左右方向の中央部が上方に突出する立ち上り部となっており、この立ち上り部に乗員の顎が当接することを特徴とする後席用エアバッグ。
  15. 請求項1〜12のいずれか1項の後席用エアバッグにおいて、膨張した前記上下方向チャンバの後面の上部に、乗員の頭部が入り込む、上下方向に延在したスロットが設けられていることを特徴とする後席用エアバッグ。
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