JP6156279B2 - 車両の後席エアバッグ装置 - Google Patents
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Description
従来、このような車両の後席エアバッグ装置としては、特許文献1に開示されたものがある。
図面は車両の後席エアバッグ装置を示し、図1において、車室1の床面を形成するフロアパネル2を設け、このフロアパネル2の後端部には上方に立上がるキックアップ部3を介して、リヤフロア4(詳しくは、リヤフロアパネル)を一体または一体的に連接形成している。
上述のフロントシート14は、バケットシート構造のドライバーズシート(運転席)とパッセンジャーズシート(助手席)とに区分けされるが、図面では一方のフロントシート14のみを示している。
なお、図1においては、上述のフロントシート14は、シートスライドレール12を介して最も車両後方側に移動させた状態で示している。
このリヤシート16は、後席乗員の着座面を形成するシートクッション16Cと、後席乗員の背もたれ面を形成するシートバック16Bと、後席乗員の頭部を保持するヘッドレスト6Hと、を備えている。
ここで、上述のナットはルーフレインフォースメント18の閉断面19側の面つまり上面に予め溶接固定されたウエルドナットとし、ボルト26を車室1内側から該ウエルドナットに締付け固定する構造が好ましい。
さらに、上述のインフレータ23はハウジング22の外側面、この実施例ではボックス形状のハウジング22のリヤ側の側面に一体的に取付けられており、これにより後席エアバッグユニット21の組付け性向上を図ると共に、ガス通路24,25の長さの短縮を図るように構成している。
上述の脆弱部20cにより後席エアバッグ30の展開時に形成されるリッド部28,29が前後方向に2分割形成されるように構成しており、前側のリッド部28に対して後側のリッド部29を短く形成することで、図1に仮想線で示すように、該リッド部29が下方回動しても後席乗員と干渉しないように構成している。
また、上述のトラス形状の閉断面33を形成する関係上、上端取付け部31a,32a間は、具体的には約300mmまたは、それ以上に設定されることが好ましい。
上述の上部セルC21および各縦セルC22は、表裏の布部材を用いて折り畳み、および膨張展開可能に一体的に縫合されている。
なお、図5において衝突時のインフレータ23からのガスの流れを矢印で示している。
つまり、第2バッグ部32はその展開時における車両前後方向の剛性が、第1バッグ部31の展開時における車両前後方向の剛性よりも高くなるように形成しており、これにより、展開時の車両前後方向の剛性が高い第2バッグ部32で、第1バッグ部31を支え、第1バッグ部31の自立性を確保して、衝撃吸収時において第1バッグ部31が車両前方側に揺動するのを抑制すべく構成したものである。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示す。
車両の衝突時には、インフレータ23が作動し、該インフレータ23で発生されたガスが、ガス通路24,25を介して第1バッグ部31と第2バッグ部32とに供給される。
図6に示すこの実施例では、図5の布部材36に代えて、車幅方向に延びる横セルC7を上下方向に複数並設したものであり、中間縦セルC2と上記横セルC7とを連通する連通孔(図示せず)を形成している。
このように構成するとリヤシート16(図1参照)の中央席に着座する後席乗員の衝撃吸収性能をさらに高めることができる。
図7に示すこの実施例では、車幅方向両サイドと車幅方向中央とに縦セルC22…を設けると共に、車幅方向左側の縦セルC22と車幅方向中央の縦セルC22との間に、車幅方向に延びる横セルC23を上下方向に複数並設すると共に、車幅方向右側の縦セルC22と車幅方向中央の縦セルC22との間にも、車幅方向に延びる横セルC24を上下方向に複数並設したものである。
なお、上述の縦セルC22と横セルC23,C24との間には、ガスを流通させるための連通孔(図示せず)を形成する。
この発明の車室内のルーフ部は、実施例のトップシーリング20、トップデッキ22aに対応し、
以下同様に、
後席エアバッグ装置は、後席エアバッグユニット21に対応し、
第1バッグ部の展開時に下端となる部位は、下端部31bに対応し、
第2バッグ部の展開時に下端となる部位は、下端部32bに対応するも
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
また、上記実施例においては、リヤシート16として中央席を有する3人掛けシートを例示したが、これは2人掛け用のリヤシートであってもよい。
20…トップシーリング(ルーフ部)
21…後席エアバッグユニット(後席エアバッグ装置)
22a…トップデッキ(ルーフ部)
30…後席エアバッグ
31…第1バッグ部
31a…取付け部
31b…下端部(第1バッグ部の展開時に下端となる部位)
32…第2バッグ部
32b…下端部(第2バッグ部の展開時に下端となる部位)
33…閉断面
C1,C4,C5,C6…横方向気室
C2,C3…縦方向気室
C5,C6…横セル
C22…縦セル
Claims (5)
- 車室内のルーフ部から膨張可能な後席エアバッグを備えた車両の後席エアバッグ装置であって、
上記後席エアバッグは、上記ルーフ部から下方かつ後席前方に向けて展開する第1バッグ部と、
該第1バッグ部と上記ルーフ部との取付け部より前方から当該第1バッグ部の下端部に向けて延びる第2バッグ部と、を備え、
上記後席エアバッグの展開時に、上記第1バッグ部と、上記第2バッグ部と、上記ルーフ部とによりトラス形状の閉断面が形成され、
上記第1バッグ部を横方向気室と縦方向気室とで構成すると共に、上記第1バッグ部は、リヤシートの左側席および右側席に対応して、車幅方向に延びる複数の横セルを備えた
車両の後席エアバッグ装置。 - 上記第2バッグ部はその展開時における車両前後方向の剛性が、上記第1バッグ部の展開時における車両前後方向の剛性よりも高くなるよう形成された
請求項1記載の車両の後席エアバッグ装置。 - 第2バッグ部はその展開時に車両上下方向に延びる縦セルを備えた
請求項1または2記載の車両の後席エアバッグ装置。 - 第1バッグ部の展開時に下端となる部位と、上記第2バッグ部の展開時に下端となる部位とは、各バッグ部の折畳み格納状態で接続されている
請求項1〜3の何れか一項に記載の車両の後席エアバッグ装置。 - 上記第1バッグ部は、上記ルーフ部から下方かつ後席前方において車幅方向略全幅に向けて展開されるよう形成した
請求項1〜4の何れか一項に記載の車両の後席エアバッグ装置。
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