JP2005001412A - 乗員保護装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】乗員前方領域において車室天井部分から略下方に向って展開可能なカーテン12の左右の側辺が、該カーテン12の上端部よりも車両後方に延在する車室天井部分の左右の側縁に対し、連結シート14,14によって連結されている。各連結シート14の上辺は、車室天井部分の各側縁に連結されている。各連結シート14には、その上縁部付近から下縁部にかけて上下方向に延在した複数個の室14aが設けられている。カーテン12が展開したときには、各連結シート14は、乗員側方領域において展開する。この際、ガス発生器16からの噴出ガスによって各室14aが膨張する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の乗員を前突時等に保護するための乗員保護装置に係り、特に車室内において上下左右に展開するカーテンを備えた乗員保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両乗員を衝突時に保護する乗員保護装置としてエアバッグ装置が広く用いられている。特開平10−264761号公報には、後席の前方に車室天井部分から下方に向ってエアバッグを膨張させて後席乗員を保護するエアバッグ装置が記載されている。
【0003】
また、特表2002−534321号公報には、車室天井部分から垂れ下がるように膨張展開するエアバッグと、このエアバッグの下部が前方に移動することを防止するために、膨張したエアバッグの下部と車室天井部分後部とを繋ぐサイドストラップを設けた乗員保護装置が記載されている。特に同号公報の図13には、このサイドストラップを膨張式のシート状とすることが記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−264761号公報
【特許文献2】
特表2002−534321号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
エアバッグによって乗員を保護するようにした上記特開平10−264761号公報の後席用エアバッグ装置では、座席に座った乗員の前方の空間を埋め尽くすような大容量のエアバッグを用いることにより乗員は十分に保護されるであろうが、そのためには著しく出力の大きいガス発生器が必要となる。
【0006】
上記特表2002−534321号公報の図13の乗員保護装置では、サイドストラップの上辺側が車室天井部分に連結されておらず、乗員の頭部が側方に動いて該サイドストラップの上半側に当った場合、サイドストラップが側方に退動し易い。
【0007】
本発明は、比較的出力の小さいガス発生器を用いても十分に早期に展開し、且つ乗員頭部の側方への移動を十分に抑止して保護することができる乗員保護装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の乗員保護装置は、車両室内の乗員前方領域において上下及び左右方向に展開した展開状態をとるように車室の天井部分から下方に向って展開可能なカーテンと、該カーテンを展開させる展開手段と、該カーテンの左右の側辺と、該カーテンよりも車両後方に延在する該天井部分の左右の側縁とをそれぞれ連結する連結シートとを備えている乗員保護装置であって、該連結シートは、該カーテンが展開するのに伴い、上下及び車両前後方向に展開可能であり、該連結シートの上辺が車室の天井部分の側縁に連結されており、該連結シートは、ガスが導入されて膨張する室を有しており、該室にガスを供給するためのガス発生器を備えていることを特徴とするものである。
【0009】
かかる本発明の乗員保護装置にあっては、車両衝突時には、カーテンが乗員前方領域において上下及び左右方向に展開した状態となるように車室天井部分から下方に向って展開する。このカーテンの展開に伴い、各連結シートも、乗員の側方において上下及び車両前後方向に展開する。この際、各連結シートの室にガス発生器からガスが供給され、該室が膨張する。カーテンの左右の側辺は、各連結シートによって、該カーテンよりも車両後方に延在した車室天井部分の左右の側縁に連結されているので、車両衝突に伴って乗員がカーテンに倒れ込んできても、カーテンは車両前方に退動することなくしっかりと乗員を受け止めて保護することができる。
【0010】
この際、乗員の頭部等が側方に動いた場合には、連結シートが該乗員頭部等を受け止めると共に、膨張した室がクッションとなって受け止め時の衝撃が緩和される。本発明では、連結シートの上辺が車室天井部分に連結されているので、該連結シートに乗員頭部が当っても該連結シートは側方に退動しにくく、乗員頭部の側方への移動を十分に抑止することができる。
【0011】
本発明において、連結シートには、該連結シートが展開した状態において上下方向に延在する複数の室が設けられていることが好ましい。このように連結シートに複数の室を設けることにより、連結シートの膨張厚みが過大となることが防止される。また、各室の膨張が連結シートの展開を助勢するようになる。
【0012】
この場合、ガス発生器からのガスを各室の上部に導くようにガス通路が設けられていることが好ましい。このように構成することにより、各室を共通のガス発生器によって膨張させることが可能となる。また、各室がその上端側から下端側に向って膨張するため、各連結シート及びカーテンが車室天井部分から下方に向って極めてスムーズに展開するようになる。
【0013】
本発明においては、カーテンは、ガスが導入されて膨張する室を有しており、該室にガスが導入されることによりカーテンが展開する構成となっていることが好ましい。この場合、カーテンを展開させる展開手段を簡易に構成することができる。また、展開したカーテンに乗員が当ったときには、膨張した室がクッションとなってその衝撃が緩和される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0015】
第1図は本発明の実施の形態に係る乗員保護装置のカーテン展開時における斜視図、第2図はカーテン及び連結シートの展開時における略水平断面図(第4図のII−II線に沿う断面図)、第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図、第4図はこの乗員保護装置のカーテン展開時における側面図、第5図は第4図のV−V線に沿う断面図である。
【0016】
自動車の後部座席1と前部座席(図示略)との間の車室天井部分(図示略)に乗員保護装置10が設置されている。この乗員保護装置10は、該後部座席1に座った乗員の上半身の前方領域において上下左右に展開した状態となるように車室天井部分から略下方に向って展開可能なカーテン12と、カーテン12の左右の側辺を、該カーテン12の上端部(後述のダクト18)よりも車両後方に延在する車室天井部分の左右の側縁にそれぞれ連結した連結シート14,14と、ガス発生器16とを有している。
【0017】
各連結シート14には、該ガス発生器16からガスが供給されることにより膨張する複数個(この実施の形態では6個)の室14aが設けられている。各室14aは、第4図に示すように、連結シート14の上縁部付近から下縁部にかけて上下方向に延在している。
【0018】
カーテン12にも、後部座席1に座った乗員と対向する位置に、該ガス発生器16からガスが供給されることにより膨張する室12aが設けられている。後部座席1は、この実施の形態では3人掛けの座席であり、カーテン12には、この後部座席1の正規の着座位置に並んで着座した3人の乗員にそれぞれ対向するように3個の室12aが設けられている。各室12aは、カーテン12の上縁部付近から下縁部付近にかけて上下方向に延在している。この実施の形態では、カーテン12の下端部に沿って横長の室12bが形成されており、各室12aの下端部はこの横長室12bに連なっている。
【0019】
第3図に示すように、カーテン12の上縁部内に管状のダクト18が引き通されている。このダクト18は、後部座席1の乗員前方領域の上方を車両幅方向に横切るように車室天井部分に固定設置されている。このダクト18の一端側にガス発生器16が接続されている。このダクト18には、図示の通り、各室12aの上端部に通じる連通孔18aが設けられている。
【0020】
第5図に示すように、各連結シート14の上縁部内にも管状のダクト20が引き通されている。各ダクト20は、車両前後方向に延在するように車室天井部分の各側縁に固定設置されている。各ダクト20の車両前方側の端部は、前記ダクト18の端部付近にガス流通可能に接続されている。このダクト20にも、図示の通り、各室14aの上端部に通じる連通孔20aが設けられている。
【0021】
ガス発生器16がガス噴出作動した場合には、該ガス発生器16からの噴出ガスは、まずダクト18内に導入され、次いで各ダクト20にも分配される。そして、各ダクト18,20から、それぞれ連通孔18a,20aを介して各室12a,14aにガスが供給される。
【0022】
なお、この実施の形態では、カーテン12は、第2図に示すように、その乗員対向面と、該乗員対向面と反対側の面とを構成する2枚のパネル12c,12dにより構成されており、これらのパネル12c,12dの周縁部同士が結合されることにより偏平袋状とされている。また、このカーテン12の内部空間を車両幅方向に略3等分するように、該車両幅方向に間隔をおいて上下方向に延設された2条の線状結合部12eによって該パネル12c,12d同士が結合されることにより、後部座席1に並んで着座した3人の乗員にそれぞれ対向する3個の室12aが区画形成されている。
【0023】
各線状結合部12eの上端部はカーテン12の上辺から離隔しており、両者の離間部分に前記ダクト18が引き通されている。また、各線状結合部12eの下端部はカーテン12の下辺から離隔しており、これにより、該カーテン12の下縁部に沿って該カーテン12の左端側から右端側まで延在する横長室12bが形成されている。
【0024】
また、各連結シート14も、この実施の形態では、車室中央側の面と、これと反対側の面とをそれぞれ構成する2枚のパネル14b,14cにより構成されており、これらのパネル14b,14cの周縁部同士が結合されることにより偏平袋状とされている。なお、各パネル14b,14cは、車室天井部分の側縁に沿う辺(上辺)14dと、カーテン12の側辺に沿う辺14eと、これらの辺14d,14eの一端同士を繋ぐ辺14fの3辺を有する略三角形状のものである。各室14eは、この連結シート14の内部空間を車両前後方向に略等間隔にて分画(この実施の形態では略6等分)するように、該車両前後方向に間隔をおいて上下方向に延設された複数条の線状結合部14gによってパネル14b,14c同士が結合されることにより区画形成されている。
【0025】
各線状結合部14gは、その上端部が連結シート14の上辺14dと離隔しており、両者の間に前記ダクト20が引き通されている。また、各線状結合部14gの下端部は連結シート14の下側の辺14e又は14f(パネル14b,14cの辺14e同士の結合部又は辺14f同士の結合部)に合流している。
【0026】
各連結シート14の上辺14dは、前述の通り、ダクト20を介して車室天井部分の側縁に連結されている。また、辺14eは、カーテン12の側辺に連なっている。この実施の形態では、第2図に示すように、カーテンの一面側のパネル12cと各連結シート14の一面側のパネル14bとが一続きに形成されると共にカーテンの他面側のパネル12dと各連結シート14の他面側のパネル14cとが一続きに形成され、これにより、各連結シート14の辺14eとカーテン12の各側辺とが一体的に連なった構成となっている。ただし、カーテン12と各連結シート14とが別体に構成され、各連結シート14の辺14eとカーテン12の各側辺とが縫合等により結合された構成であってもよい。
【0027】
なお、第4図に示すように、この連結シート14にあっては、車室天井部分に沿って延在した辺14dと、カーテン12の側辺に沿って延在した辺14eとの狭角θは鋭角となっている。この狭角θは、45°〜80°であることが好ましい。また、この連結シート14の残りの一辺14fの長さr2は、車室天井部分の側縁に沿って延在した辺14dの長さr1とほぼ等しい長さとなっている。ただし、この辺14fの長さr2は、辺14dの長さr1よりも大きくてもよい。
【0028】
このように各連結シート14の辺14dと14eとの狭角θが鋭角となっていることにより、カーテン12は、展開したときに、この連結シート14の辺14eに沿って車両後方に向って斜め下向きに延在した姿勢となり、第3図に示すように、該カーテン12の下縁部に沿って設けられた横長室12bが後部座席乗員の腰部付近と対面するようになる。
【0029】
カーテン12は、非展開時には、その下端側から上端側に向って折り畳まれ、車室天井部分に沿って細長く延在した折り畳み体とされて、該車室天井部分に装着されたカーテン用カバー(図示略)によって覆われている。このカーテン用カバーには、カーテン12が展開するときに開裂してカーテン12の下方への展開を許容する開裂部が設けられている。
【0030】
また、各連結シート14も、カーテン非展開時には、車室天井部分の左右の側縁に沿って細長く延在するように折り畳まれている。車室天井部分の各側縁には、この連結シート14の折り畳み体を覆う連結シート用カバー(図示略)が装着されている。この連結シート用カバーにも、カーテン12の展開に追従して連結シート14が展開するときに該連結シート14の下方への展開を許容するように開裂する開裂部が設けられている。
【0031】
なお、これらのカーテン用カバーと連結シート用カバーとは一体に構成されていてもよく、別々に構成されていてもよい。
【0032】
この実施の形態では、前述の通り連結シート14の辺14dと辺14fとが略等しい長さとなっているので、カーテン12を折り畳むに際しては、該カーテン12がその上縁部から下縁部まで車両前後方向に殆どズレなく折り重なる。このため、カーテン12を、該車両前後方向に比較的コンパクトに折り畳むことができる。なお、辺14fの長さr2を辺14dの長さr1よりも大きくしたときにも、カーテン12を上縁部から下縁部まで折り畳んだときの車両前後方向のズレを吸収することができる。
【0033】
このように構成された乗員保護装置10においては、車両衝突時には、ガス発生器16がガス噴出作動し、このガス発生器16からの噴出ガスがダクト18,20を介してカーテン12及び左右の連結シート14,14の各室12a,14aに導入されてこれらが膨張することにより、該カーテン12及び連結シート14,14がそれぞれ車室天井部分から下方に向って展開する。各室12aに導入されたガスは、次に、カーテン12の下縁部に沿って設けられた横長室12b内に流入し、これにより該横長室12bも膨張する。そして、カーテン12は、後部座席1に着座した乗員の上半身の前方領域において上下及び左右方向に展開した状態となり、各連結シート14は、乗員の側方において上下及び車両前後方向に展開した状態となる。
【0034】
展開したカーテン12は、前述の通り、各連結シート14の辺14eに沿って車両後方に向って斜め下向きに延在した姿勢となり、横長室12bが乗員の腰部付近に対面する。この際、各室14aが膨張して連結シート14が引き締まり、該連結シート14の上下及び車両前後方向の長さが小さくなることにより、横長室12bが車両後方に引き付けられ、この横長室12bによって乗員の腰部付近が後部座席1に押え付けられて該乗員の前方移動が阻止される。
【0035】
このカーテン12の左右の側辺は、該カーテン12よりも車両後方に延在した車室天井部分の左右の側縁に対して連結シート14によって連結されているので、車両衝突に伴って乗員がこのカーテン12に倒れ込んできても、カーテン12は車両前方に退動することなくしっかりと乗員を受け止めて保護することができる。この際、膨張した室12aがクッションとなって乗員受け止め時の衝撃が緩和される。
【0036】
また、乗員の頭部や肩等が側方に動いた場合には、連結シート14が該頭部や肩等を受け止めると共に、膨張した室14aがクッションとなって受け止め時の衝撃が緩和される。この乗員保護装置10にあっては、連結シート14の上辺14dが車室天井部分に連結されているので、該連結シート14に乗員の頭部等が当っても該連結シート14は側方に退動しにくく、乗員の頭部等の側方への移動を十分に抑止することができる。
【0037】
この実施の形態では、カーテン12及び各連結シート14が展開するときに、各々に設けられた室12a,14aが膨張するので、カーテン12及び各連結シート14の展開途中時におけるバタつきが防止される。また、各室12a,14aは、上下方向に延在した縦長の室となっているため、各室12a,14aが膨張することにより、カーテン12及び各連結シート14の展開が助勢され、該カーテン12及び各連結シート14は車室天井部分から下方に向って極めてスムーズに展開するようになる。
【0038】
この実施の形態では、各室12aの周縁部において、カーテン12の一面側及び他面側のパネル12c,12d同士が結合されているので、カーテン12は、膨張厚みが小さい。また、各連結シート14も、各室14aの周縁部において、各連結シート14の一面側及び他面側のパネル14b,14c同士が結合されているので、その膨張厚みは小さい。このため、後部座席1の乗員前方領域を埋め尽くすようなエアバッグと比べて、ガス発生器16の出力は十分に小さいもので足りる。
【0039】
なお、上記の実施の形態は本発明の一例を示すものであり、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。
【0040】
例えば、上記の実施の形態ではカーテン12の各室12aと各連結シート14の各室14aとに対し共通のガス発生器16からガスが供給されるよう構成されているが、カーテン12の各室12aと各連結シート14の各室14aとに対し別々のガス発生器からガスが供給されてもよい。また、各室12a,14a毎にガス発生器が設けられてもよい。
【0041】
本発明においては、カーテンの両サイドに該カーテンの展開を案内する案内部材を設けてもよい。
【0042】
本発明では、ワイヤ等によりカーテンを展開方向に引張ることによりカーテンを展開させるようにしてもよい。
【0043】
本発明は、3人掛けの座席だけでなく、1人掛け又は2人掛け或いは4人掛け以上の座席の乗員保護装置にも適用可能である。本発明を2人掛け以上の座席の乗員保護装置に適用する場合には、当該座席に並んで座ったすべての乗員を共通のカーテンによって保護するようにしてもよく、1人1人又は数人ずつを1枚のカーテンで保護するようにしてもよい。
【0044】
本発明は、自動車の後部座席以外の座席の乗員保護装置にも適用できる。
【0045】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、比較的出力の小さいガス発生器を用いても十分に早期に展開し、且つ乗員頭部の側方への移動を十分に抑止して保護することができる乗員保護装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る乗員保護装置のカーテン展開時における斜視図である。
【図2】カーテン及び連結シートの展開時における略水平断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図1の乗員保護装置のカーテン展開時における側面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 後部座席
10 乗員保護装置
12 カーテン
12a 室
14 連結シート
14a 室
16 ガス発生器
18,20 ダクト
Claims (4)
- 車両室内の乗員前方領域において上下及び左右方向に展開した展開状態をとるように車室の天井部分から下方に向って展開可能なカーテンと、
該カーテンを展開させる展開手段と、
該カーテンの左右の側辺と、該カーテンよりも車両後方に延在する該天井部分の左右の側縁とをそれぞれ連結する連結シートとを備えている乗員保護装置であって、
該連結シートは、該カーテンが展開するのに伴い、上下及び車両前後方向に展開可能であり、
該連結シートの上辺が車室の天井部分の側縁に連結されており、
該連結シートは、ガスが導入されて膨張する室を有しており、
該室にガスを供給するためのガス発生器を備えていることを特徴とする乗員保護装置。 - 請求項1において、該連結シートが展開した状態において上下方向に延在する複数の前記室が設けられていることを特徴とする乗員保護装置。
- 請求項2において、前記ガス発生器からのガスを各室の上部に導くようにガス通路が設けられていることを特徴とする乗員保護装置。
- 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記カーテンは、ガスが導入されて膨張する室を有しており、該室にガスが導入されることによりカーテンが展開することを特徴とする乗員保護装置。
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