JP6968336B2 - アルキル置換芳香族炭化水素の製造方法 - Google Patents
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例えば、特許文献1には、側鎖のα位に1個以上の水素原子が結合している芳香族炭化水素化合物の側鎖を、炭素数4又は5の共役ジエン類を用いてアルケニル化してモノアルケニルベンゼン類を製造する方法が開示されている。上記モノアルケニルベンゼン類の製造においては、アルカリ土類金属の炭酸塩或いは水酸化物とアルカリ化合物との混合物を焼成して得られた化合物にアルカリ金属を熱処理して得られる混合物が触媒として用いられる。
また、特許文献2には、側鎖のα位に1個以上の水素原子を有する芳香族炭化水素をオレフィンでアルキル化してアルキル置換芳香族炭化水素を製造する方法が開示されている。上記アルキル置換芳香族炭化水素の製造においては、アルミナにアルカリ土類金属化合物、次いで、アルカリ金属水素化物を作用せしめてなる固体塩基が触媒として用いられる。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
α位に水素原子を有するアルキル基を有する芳香族炭化水素(X−1)における前記アルキル基を、アルケンによってアルキル化する工程を含む、アルキル置換芳香族炭化水素(X−2)の製造方法であって、
酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、及び炭酸カルシウムのいずれか一種以上を含有するアルカリ土類金属化合物(A)、水酸化カリウム、及び炭酸カリウムのいずれか一種以上を含有するカリウム化合物(B)、並びに、金属ナトリウム(C)を含有する組成物に由来する固体塩基(D)を、前記アルキル化の反応触媒として用いる、アルキル置換芳香族炭化水素(X−2)の製造方法。
[2]
前記固体塩基(D)に含有される、カリウムとナトリウムとのモル比が、0.01:1〜3:1である、[1]に記載のアルキル置換芳香族炭化水素(X−2)の製造方法。
[3]
前記固体塩基(D)における、金属ナトリウム(C)の質量割合が、7wt%〜40wt%である、[1]又は[2]に記載のアルキル置換芳香族炭化水素(X−2)の製造方法。
[4]
前記芳香族炭化水素(X−1)が、トルエン、エチルベンゼン、n−プロピルベンゼン、イソプロピルベンゼン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、o−ジエチルベンゼン、m−ジエチルベンゼン、p−ジエチルベンゼン、メシチレン、プソイドクメン、1,2,3,5−テトラメチルベンゼン、1,2,4,5−テトラメチルベンゼン、ペンタメチルベンゼン、ヘキサメチルベンゼン、1−メチルナフタレン、2−メチルナフタレン、ジメチルナフタレン、テトラヒドロナフタレン、インダン、2−メチルピリジン、4−メチルピリジンからなる群より選択されるいずれか一種である、[1]〜[3]のいずれかに記載のアルキル置換芳香族炭化水素(X−2)の製造方法。
[5]
前記アルケンが、エチレン又はプロピレンである、[1]〜[4]のいずれかに記載のアルキル置換芳香族炭化水素(X−2)の製造方法。
[6]
前記芳香族炭化水素(X−1)が、トルエンであり、前記アルケンが、エチレンである、[1]〜[5]のいずれかに記載のアルキル置換芳香族炭化水素(X−2)の製造方法。
[7]
前記芳香族炭化水素(X−1)が、m−キシレンであり、前記アルケンが、プロピレンである、[1]〜[5]のいずれかに記載のアルキル置換芳香族炭化水素(X−2)の製造方法。
[8]
前記芳香族炭化水素(X−1)が、イソプロピルベンゼンであり、前記アルケンが、エチレンである、[1]〜[5]のいずれかに記載のアルキル置換芳香族炭化水素(X−2)の製造方法。
本実施形態におけるアルケンとしては、炭素数が2〜20の直鎖又は分岐のアルケンが挙げられ、具体的には、エチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブチレン、1−ペンテン、2−ペンテン、1−ヘキセン、2−ヘキセン、3−ヘキセン、1−ヘプテン、2−ヘプテン、3−ヘプテン、オクテン、ノネン、3−メチル−1−ブテン、2−メチル−2−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、3−メチル−2−ペンテン等が挙げられる。これらのアルケンは、一種単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。また、これらのアルケンの中でも、好ましくはエチレン又はプロピレンである。
不活性ガスとしては、例えば、ヘリウム、窒素、アルゴン等を挙げることができる。
固体塩基(D)調製における温度は、好ましくは98℃〜400℃であり、より好ましくは110℃〜300℃であり、さらに好ましくは120℃〜280℃である。温度が、98℃〜400℃であることにより、金属ナトリウムが融解するために、分散混合しやすく、且つ、十分に焼成され、活性の高い触媒となる傾向にあり、芳香族炭化水素(X−1)の転化率を向上させることができる。
固体塩基(D)調製における加熱時間は、好ましくは10分〜5時間であり、より好ましくは30分〜3時間であり、さらに好ましくは30分〜2時間である。加熱時間が、10分〜5時間であることにより、十分に焼成され、活性の高い触媒となる傾向にあり、芳香族炭化水素(X−1)の転化率を向上させることができる。
調製前の熱処理の時間は、好ましくは10分〜5時間であり、より好ましくは30分〜3時間であり、さらに好ましくは30分〜2時間である。調製前の熱処理の時間が、10分〜5時間であることにより、十分に水分を取り除くことができ、固体塩基(D)が活性の高い触媒となる傾向にあり、芳香族炭化水素(X−1)の転化率を向上させることができる。
固体塩基(D)における、カリウムとナトリウムとのモル比は、アルカリ土類金属化合物(A)、カリウム化合物(B)、及び、金属ナトリウム(C)を含有する組成物におけるカリウム化合物(B)及び金属ナトリウム(C)の配合量より求めることができる。
固体塩基(D)における、金属ナトリウム(C)の質量割合は、アルカリ土類金属化合物(A)、カリウム化合物(B)、及び、金属ナトリウム(C)の合計質量に対する金属ナトリウム(C)の質量の割合から求めることができる。
固体塩基(D)における、アルカリ土類金属とナトリウムとのモル比は、アルカリ土類金属化合物(A)、カリウム化合物(B)、及び、金属ナトリウム(C)を含有する組成物におけるアルカリ土類金属化合物(A)及び金属ナトリウム(C)の配合量より求めることができる。
アルケンがモル比で2よりも大きい場合、生成したアルキル置換芳香族炭化水素(X−2)がさらにアルケンと反応して、芳香族炭化水素(X−1)1分子にアルケンが2分子以上付加した化合物の生成が多くなり、アルキル置換芳香族炭化水素(X−2)の選択率が低下する傾向にある。また、アルケンがモル比で0.01よりも小さい場合、製造効率が低下する傾向にある。
反応温度は、反応させる基質の種類等に応じて適宜調整すればよく、一般的には50〜300℃、好ましくは90〜200℃の範囲である。温度が50℃よりも低い場合にも反応は起こるが充分な反応速度が得られず、また、選択率が悪化する傾向にある。温度が300℃より高い場合にはタール分等の副生物が多くなり好ましくない。
反応圧力は、反応条件下で芳香族炭化水素(X−1)及び生成物が実質的に液体として存在するに必要な圧力で充分であり、絶対圧で0.05〜50気圧、好ましくは0.1〜20気圧の範囲である。
磁気撹拌子を備えた200mlのナスフラスコに窒素雰囲気下で、酸化マグネシウム(MgO,和光純薬工業製)3.2g、炭酸カリウム(K2CO3,和光純薬工業製)1.8g、金属ナトリウム(和光純薬工業製)0.6gを仕込んだ。このナスフラスコをアルミブロックヒータースターラーにて250℃、1時間加熱撹拌した後に、アルミブロックヒータースターラーから取り外し、空冷で室温まで冷却することで5.6gの粉状の固体塩基を得た。触媒の組成内容を表1に示す。
加熱撹拌温度を150℃としたこと以外は、触媒調製例1と同様に調製し、5.6gの粉状の固体塩基を得た。触媒の組成内容を表1に示す。
酸化マグネシウム3.2gを3.5gに変更し、炭酸カリウム1.8gを水酸化カリウム(KOH,シグマアルドリッチ製、無水グレード)1.5gとしたこと以外は、触媒調製例1と同様に調製し、5.6gの粉状の固体塩基を得た。触媒の組成内容を表1に示す。
酸化マグネシウムの量を6gとしたこと以外は、触媒調製例1と同様に調製し、8.4gの粉状の固体塩基を得た。触媒の組成内容を表1に示す。
酸化マグネシウムの量を10.2gとしたこと以外は、触媒調製例1と同様に調製し、12.6gの粉状の固体塩基を得た。触媒の組成内容を表1に示す。
酸化マグネシウムの量を1.6gとしたこと以外は、触媒調製例1と同様に調製し、4.0gの粉状の固体塩基を得た。触媒の組成内容を表1に示す。
酸化マグネシウムの量を4.1gとし、炭酸カリウムの量を0.9gとしたこと以外は、触媒調製例1と同様に調製し、5.6gの粉状の固体塩基を得た。触媒の組成内容を表1に示す。
酸化マグネシウムの量を1.4gとし、炭酸カリウムの量を3.6gとしたこと以外は、触媒調製例1と同様に調製し、5.6gの粉状の固体塩基を得た。触媒の組成内容を表1に示す。
磁気撹拌子を備えた200mlのナスフラスコに窒素雰囲気下で、炭酸カリウム5g、金属ナトリウム0.6gを仕込んだ。このナスフラスコをアルミブロックヒータースターラーにて250℃、1時間加熱撹拌した後に、アルミブロックヒータースターラーから取り外し、空冷で室温まで冷却することで5.6gの粉状の固体塩基を得た。触媒の組成内容を表1に示す。
炭酸カリウム5gの代わりに酸化マグネシウム5gを用いたこと以外は、触媒調製例9と同様に調製し5.6gの粉状の固体塩基を得た。触媒の組成内容を表1に示す。
磁気撹拌子を備えた30mlのオートクレーブに窒素雰囲気下で、酸化マグネシウム0.18g、水酸化カリウム0.07g、金属ナトリウム0.1gを仕込んだ。このオートクレーブを250℃、1時間加熱撹拌した後に、空冷で室温まで冷却することで0.35gの粉状の固体塩基を得た。触媒の組成内容を表1に示す。
磁気撹拌子を備えた30mlのオートクレーブに窒素雰囲気下で、金属ナトリウム0.1g、金属カリウム(ナカライテクス製)0.1gを仕込んだ。このオートクレーブを180℃、1時間加熱撹拌した後に、空冷で室温まで冷却することで0.2gの固体塩基を得た。触媒の組成内容を表1に示す。
30mlオートクレーブに窒素雰囲気下で、マグネチックスターラーバー、触媒調製例1で調製した固体塩基0.45g、及び、トルエン(和光純薬工業製、超脱水品)2.05gを入れた後に、オートクレーブをエチレンガスボンベに接続し0.30gのエチレンガス(ジャパンファインプロダクツ製、エチレン純度>99.9vol.%)を吹き込み、系中の気相をエチレン雰囲気とした。700rpmの撹拌下で160℃まで昇温後1時間反応を行った。反応後オートクレーブを空冷で室温まで冷却し、反応液を4mlの1M HCl水溶液に滴下した。反応液を含む水溶液を静置し、下方の水相及び、上方の有機相に分離し、有機相をガスクロマトグラフィー分析することによりトルエンの転化率、ノルマルベンゼンの選択率及びノルマルベンゼンの収率を算出した。結果を表2に示す。
触媒調製例2で調製した固体塩基を使用したこと以外は、実施例1に準拠して実施した。結果を表2に示す。
100mlの振盪式オートクレーブに窒素雰囲気下で、触媒調製例3で調製した固体塩基5.60g、及び、トルエン25.26gを入れた後に、オートクレーブをエチレンガスボンベに接続し3.70gのエチレンガス(ジャパンファインプロダクツ製、エチレン純度>99.9vol.%)を吹き込み、系中の気相をエチレン雰囲気とした。160℃まで昇温後、2時間振盪させ反応を行った。反応後オートクレーブを空冷で室温まで冷却し、反応液の一部を吸出し、4mlの1M HCl水溶液に滴下した。反応液を含む水溶液を静置し、下方の水相及び、上方の有機相に分離し、有機相をガスクロマトグラフィー分析することによりトルエンの転化率、ノルマルベンゼンの選択率及びノルマルベンゼンの収率を算出した。結果を表2に示す。
固体塩基量を0.19gとしたこと以外は、実施例1に準拠して実施した。結果を表2に示す。
触媒調製例4で調製した固体塩基を使用したこと以外は、実施例1に準拠して実施した。結果を表2に示す。
触媒調製例5で調製した固体塩基を使用したこと以外は、実施例1に準拠して実施した。結果を表2に示す。
触媒調製例6で調製した固体塩基を使用し、触媒量を0.37gとしたこと以外は、実施例1に準拠して実施した。結果を表2に示す。
触媒調製例7で調製した固体塩基を使用したこと以外は、実施例1に準拠して実施した。結果を表2に示す。
触媒調製例8で調製した固体塩基を使用したこと以外は、実施例1に準拠して実施した。結果を表2に示す。
触媒調製例9で調製した固体塩基を使用し、触媒量を0.19gとしたこと以外は、実施例1に準拠して実施した。結果を表2に示す。
触媒調製例10で調製した固体塩基を使用したこと以外は、実施例1に準拠して実施した。結果を表2に示す。
30mlオートクレーブに窒素雰囲気下で、マグネチックスターラーバー、触媒調製例1で調製した固体塩基0.14g、及び、クメン(和光純薬工業製、和光特級)2.56gを入れた後に、オートクレーブをエチレンガスボンベに接続し0.3gのエチレンガス(ジャパンファインプロダクツ製、エチレン純度>99.9vol.%)を吹き込み、系中の気相をエチレン雰囲気とした。700rpmの撹拌下で160℃まで昇温後1.5時間反応を行った。反応後オートクレーブを空冷で室温まで冷却し、反応液を4mlの1M HCl水溶液に滴下した。反応液を含む水溶液を静置し、下方の水相及び、上方の有機相に分離し、有機相をガスクロマトグラフィー分析することによりクメンの転化率、tert−アミルベンゼンの選択率及びtert−アミルベンゼンの収率を算出した。結果を表3に示す。
触媒調製例9で調製した固体塩基を使用したこと以外は、実施例10に準拠して実施した。結果を表3に示す。
触媒調製例11で触媒調製を行った30mlオートクレーブ(触媒調製例11で調製した固体塩基0.35gを含み、磁気撹拌子を備える)を、引き続き、窒素雰囲気下とし、m−キシレン5.0gを入れた後に、オートクレーブをプロピレンガスボンベに接続し2.2gのプロピレンガス(住友精化株式会社製)を吹き込み、系中の気相をプロピレン雰囲気とした。700rpmの撹拌下で180℃まで昇温後3時間反応を行った。反応後オートクレーブを空冷で室温まで冷却し、反応液を4mlの1M HCl水溶液に滴下した。反応液を含む水溶液を静置し、下方の水相及び、上方の有機相に分離し、有機相をガスクロマトグラフィー分析することによりm−キシレンの転化率、1−イソブチル−3−メチルベンゼンの選択率及び1−イソブチル−3−メチルベンゼンの収率を算出した。結果を表4に示す。
触媒調製例12で触媒調製を行った30mlオートクレーブ(触媒調製例12で調製した固体塩基0.2gを含み、磁気撹拌子を備える)を使用し、プロピレンガスの仕込み量を2.0gとしたこと以外は、実施例11に準拠して実施した。結果を表4に示す。
Claims (8)
- α位に水素原子を有するアルキル基を有する芳香族炭化水素(X−1)における前記アルキル基を、アルケンによってアルキル化する工程を含む、アルキル置換芳香族炭化水素(X−2)の製造方法における前記アルキル化に用いられる反応触媒の製造方法であって、
前記反応触媒が、酸化マグネシウム、及び、酸化カルシウムのいずれか一種以上を含有するアルカリ土類金属化合物(A)、水酸化カリウム、及び炭酸カリウムのいずれか一種以上を含有するカリウム化合物(B)、並びに、金属ナトリウム(C)を含有する組成物に由来する固体塩基(D)であり、
前記固体塩基(D)が、前記アルカリ土類金属化合物(A)、前記カリウム化合物(B)、及び、前記金属ナトリウム(C)を混合した混合物を120℃〜280℃で30分間〜2時間加熱して得られる、反応触媒の製造方法。 - 前記固体塩基(D)に含有される、カリウムとナトリウムとのモル比が、0.01:1〜3:1である、請求項1に記載の反応触媒の製造方法。
- 前記固体塩基(D)における、金属ナトリウム(C)の質量割合が、7wt%〜40wt%である、請求項1又は2に記載の反応触媒の製造方法。
- 前記芳香族炭化水素(X−1)が、トルエン、エチルベンゼン、n−プロピルベンゼン、イソプロピルベンゼン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、o−ジエチルベンゼン、m−ジエチルベンゼン、p−ジエチルベンゼン、メシチレン、プソイドクメン、1,2,3,5−テトラメチルベンゼン、1,2,4,5−テトラメチルベンゼン、ペンタメチルベンゼン、ヘキサメチルベンゼン、1−メチルナフタレン、2−メチルナフタレン、ジメチルナフタレン、テトラヒドロナフタレン、インダン、からなる群より選択されるいずれか一種である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の反応触媒の製造方法。
- 前記アルケンが、エチレン又はプロピレンである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の反応触媒の製造方法。
- 前記芳香族炭化水素(X−1)が、トルエンであり、前記アルケンが、エチレンである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の反応触媒の製造方法。
- 前記芳香族炭化水素(X−1)が、m−キシレンであり、前記アルケンが、プロピレンである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の反応触媒の製造方法。
- 前記芳香族炭化水素(X−1)が、イソプロピルベンゼンであり、前記アルケンが、エチレンである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の反応触媒の製造方法。
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