JP6967729B2 - 運転支援システム、情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

運転支援システム、情報処理装置及び情報処理方法 Download PDF

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Description

本開示は、所定のドアの開閉状態に基づいて車両の後方を撮影すると所定領域を監視するカメラとの画像を切り替えて表示部に表示する運転支援システム、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
運転手に車体の後方を主とする周囲の車両や障害物の状況、道路標識などを視認させるための手段として、電子ミラーシステムが提案されている。電子ミラーシステムでは、車体の後方などに設置されているカメラの画像を映し出すため、従来の光学式ミラーに比べて障壁のないクリアな視界を運転手に提供することができる。
一方、上記のような電子ミラーシステムには、後部座席の状況を見守ることができなくなるなど、従来の光学式ミラーと比べて失われた機能も存在する。そこで、特許文献1に示すように、注目物体が一致する場合にリアカメラと光学式ミラーとを切り替える技術などが提案されている。
国際公開第2016/042733号
ところで、最近は、インターネットショッピングの普及による宅配車両の増加、高齢社会化による福祉運送車の増加、マイカー保有率低下による旅客運送車の需要拡大など伴い、乗客や貨物の安全が益々重視されるようになり、運転手が見守るべき対象は拡大しつつある。特に近年では、車の自動走行技術が発展し、運転手の役割が操縦者から監視者に変わり始めている。
特に、トラックから荷物の積み下ろしを行っているときや、バスやタクシーから乗客が乗り降りしているときなどは、車が止まっているので、運転手は車体の後方の状況よりも貨物や乗客の状況に注目することが好ましい。
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、車を止めて作業を行っているときなどの所定のドアが開いている状態に、運転手に所定の領域を監視させることができる安全且つ効率的な運転支援システム、情報処理装置及び情報処理方法を提供することを目的とする。
本開示は、運転支援システムであって、車両の後方を撮影する第1カメラと、車両の所定監視領域を撮影する第2カメラと、車両の第1ドアの開閉状態を検知する扉開閉検知部と、表示部と、処理部と、前記監視領域の異常を検出する異常検出部と、を有し、処理部は、第1ドアが閉状態のときに表示部に第1カメラにより撮影された画像を表示させ、第1ドアが開状態のときに表示部に第2カメラにより撮影された画像を表示させ、前記処理部は、前記異常検出部により異常が検出されたときは、前記第1ドアが閉状態のときであっても、前記表示部に前記第2カメラにより撮影された画像を表示させる、運転支援システムを提供する。
また、本開示は、車両の後方を撮影する第1カメラと、車両の所定監視領域を撮影する第2カメラと、車両の第1ドアの開閉状態を検知する扉開閉検知部と、表示部と、前記監視領域の異常を検出する異常検出部と、を備える車両用情報表示システムを制御するための情報処理装置であって、第1ドアが閉状態のときに表示部に第1カメラにより撮影された画像を表示させ、第1ドアが開状態のときに表示部に第2カメラにより撮影された画像を表示させ、前記異常検出部により異常が検出されたときは、前記第1ドアが閉状態のときであっても、前記表示部に前記第2カメラにより撮影された画像を表示させる、情報処理装置を提供する。
また、本開示は、車両の後方を撮影する第1カメラと、車両の所定監視領域を撮影する第2カメラと、車両の第1ドアの開閉状態を検知する扉開閉検知部と、表示部と、前記監視領域の異常を検出する異常検出部と、を備える車両用情報表示システムを制御するための情報処理方法であって、第1ドアが閉状態のときに表示部に第1カメラにより撮影された画像を表示させ、第1ドアが開状態のときに表示部に第2カメラにより撮影された画像を表示させ、前記異常検出部により異常が検出されたときは、前記第1ドアが閉状態のときであっても、前記表示部に前記第2カメラにより撮影された画像を表示させる、情報処理方法を提供する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、車を止めて作業を行っているときなどの所定のドアが開いている状態に、運転手に所定の領域を監視させることができる安全且つ効率的な運転支援システム、情報処理装置及び情報処理方法を提供する。
本開示における運転支援システムのブロック図 本開示における情報処理方法を示すフローチャート 本開示における運転支援システムをトラックに適用する場合の模式図 本開示における運転支援システムをバスに適用する場合の模式図 本開示における運転支援システムをタクシーに適用する場合の模式図 本開示における情報処理方法の好ましい実施例を示すフローチャート 本開示における運転支援システムにおいて、走行中に異常が発生した場合に表示部に表示される画像の一例を示す図 本開示における運転支援システムにおいて、走行中に異常が発生した場合に表示部に表示される画像の一例を示す図
以下、添付図面を適宜参照しながら、本開示に係る運転支援システム、情報処理装置及び情報処理方法を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
本開示における運転支援システムは、運転手に車体後方の状況を視認させるための電子的なシステムであり、以下においては、光学ミラーと類似した形状を有する表示部を備える電子ミラーシステムを例にとって説明する。ただし、本開示における運転支援システムは電子ミラーシステムに限らず、例えばセンターコンソールに設けられたカーナビディスプレイや、フロントガラス上に画像を表示するヘッドアップディスプレイであってよい。
本開示における運転支援システムは、運転手が監視者となることが期待されるトラック、バス、タクシーなどの車両に適用できるが、本開示はこれに限らず、船舶、航空機などに用いてもよい。
なお、本開示における情報処理装置は、本開示における運転支援システムにおける処理部であってよい。本開示における情報処理方法は、本開示における情報処理装置(すなわち運転支援システムにおける処理部)が実行する各種処理(ステップ)であってよい。
まず、本開示における運転支援システムのハードウェア構成について説明する。図1は、本開示における運転支援システムのブロック図である。図1に示すように、本開示における運転支援システム100は、例えば、第1カメラ110と、第2カメラ120と、扉開閉検知部130と、表示部140と、処理部150と、異常検出部160と、ユーザインターフェース170と、通知部180と、記憶部190と、を含む構成でよい。
第1カメラ110と、第2カメラ120はいずれも自車に設置されている小型カメラであってよく、好ましくは広角レンズが装着されている。第1カメラ110は、車両の後方を撮影し、第2カメラ120は車両の所定の監視領域を撮影する。ここにいう「監視領域」とは、運転手が監視すべきエリアであり、典型的にはバンボディのトラックの場合の荷室内、バスの場合の乗降口付近、タクシーの場合のリアドア付近などであってよい。第1カメラ110、第2カメラ120そのものは、従来の小型カメラであってよいため、ここでは詳しい説明を割愛する。
扉開閉検知部130は車両の第1ドアの開閉状態を検知する。ここにいう「第1ドア」とは、トラックへの荷物の積み下ろしや乗客の乗り降りなどの所定の作業を行うために開くドアであり、好ましくはバンボディのトラックの荷室に繋がるドアなどの上記監視領域が属する空間に繋がるドアである。その他にもバスの乗降口ドア、タクシーのリアドアであってよい。扉の開閉状態を検知する具体的な手法については、従来のものでよいため、ここでは詳しい説明を割愛する。
表示部140は、第1カメラ110、第2カメラ120が撮影した画像を表示するディスプレイであり、好ましくは運転手が前方を見ながら運転している状態から視点移動が少ない位置に設けられる。本開示においては、従来の光学式バックミラーと類似する形状を有する光学ミラーシステムのディスプレイを例にとって説明するが、センターコンソールに設けられたカーナビディスプレイやフロントガラスに画像を投影するようなヘッドアップディスプレイ(HUD)などの他のいかなる表示機でよい。
処理部150は、例えばマイクロプロセッサなどであり、各種演算を行うことにより運転支援システム100を制御する。本開示において、説明の便宜上、処理部を一つの手段として説明するが、本開示は物理的に一つのプロセッサにより実現されるとは限らず、各装置がそれぞれの処理装置を有し、これらの処理装置が共同で処理部150を構成してよい。また、中央処理装置(CPU)と各装置の処理装置が協調して処理を行う構成であってよい。
異常検出部160は、所定監視領域の異常を検出するための一つまたは複数のセンサから構成される。具体的なセンサの種類は可視カメラ、赤外線カメラ、振動センサ、重量センサ、温度センサなどであってもよい。例えば、振動センサの場合は、あらかじめ異常を判断するための閾値を設定し、監視領域の振動の大きさが当該閾値を上回った時に異常を検出してよい。可視カメラ又は赤外線カメラの場合は、監視領域にある対象物の正常な状態のパターンをあらかじめ記憶し、当該対象物が記憶されたパターン以外の状態となった時に異常を検出してよい。異常検出部160に可視カメラが含まれている場合は、当該可視カメラは第2カメラ120であってよい。
ユーザインターフェース170は、センターコンソールに設置されている運転手からの各種入力を受け付ける各種ボタン、スイッチ、タッチパネル、ノブなどの一つまたは複数であってよい。また、運転手からの音声指示を受け付けるマイクであってよい。
通知部180は、ディスプレイ、ランプ、スピーカ、バイブレータなどのうち少なくとも一つを含み、アラート表示、光、音声及び振動の少なくとも一つにより運転手に異常を通知してよい。なお、ディスプレイの場合は表示部140と同一であってよいし、表示部140と独立したものであってよい。
記憶部190は、動画、静止画、音声、運転手識別情報、顧客識別情報などのいかなる情報を記憶することができる媒体であってもよく、典型的にはRAM、ROM、フラッシュメモリ、ハードディスクなどである。具体的な物理的構成は従来のもので構わないため、詳細な説明は割愛する。
次に、運転支援システム100における各種処理(ステップ)を図面と共に詳しく説明する。なお、以下に説明する各ステップは、本開示における情報処理方法を構成してよく、これらのステップは、運転支援システム100の処理部150(すなわち、本開示における情報処理装置、以下同じ)により実行されてよい。図2は、本開示における情報像処理方法を示すフローチャートである。図2に示すように、本開示における情報処理方法は、以下のステップを含む。
まず、処理部150は、扉開閉検知部130により、第1ドアが開状態であるか否かを判断する(ステップS210)。前述したように、「第1ドア」はトラックへの荷物の積み下ろしや乗客の乗り降りなどの所定の作業を行うために開くドアであるため、車が走行しているときは閉まっており、車を止めて作業を行う時に限り開くことが通常である。
第1ドアが閉状態であるとき(すなわちステップS210における「NO」)は、少なくとも自車は作業を行っていない状態であるため、処理部150は、表示部140に第1カメラにより撮影された画像を表示させる(ステップS220)。車が走行状態にあるときは、処理部150は、表示部140に第1カメラ110が撮影した画像を表示させ、バックミラーとして運転手に車両後方の視界を提供することが好ましい。また、車が走行状態にないときは、処理部150は、表示部140に第1カメラ110が撮影した画像を表示させることにより車後方にいる歩行者や障害物の状況を確認することができるが、表示部140には他の内容を表示させてもよい。
一方、第1ドアが開状態のとき(すなわちステップS210における「YES」)は、車を止めて作業を行っていることが想定されるため、運転手は作業を行っている様子などを監視することが期待される。そのため、処理部150は、表示部140に第2カメラ120が撮影した画像を表示させる(ステップS230)。このとき、第1カメラの画像を表示している表示部140の一部に第2カメラ120の画像を重畳してもよいが、車が停止しているときに運転手は車両後方の状況を確認する必要がないため、第1カメラ110の画像をまるごと第2カメラ120の画像に切り替えることが好ましい。
以下、本開示における運転支援システム100をトラック、バス、タクシーのそれぞれに適用する場合の具体的な実施例を説明する。
図3は本開示における運転支援システム100をトラックに適用する場合の模式図である。本実施例において、第1カメラ110はトラックの後方を撮影し、第2カメラ120は荷室の内部を撮影する。このとき、第1ドアは、トラックの荷室に入るためのリアドアDであってよい。トラックが走行しているときなどの荷室のリアドアDが閉状態であるときは、図3(A)に示しているように、処理部150は、第1カメラ110により撮影した画像を表示部140に表示して、運転手にトラック後方の視界を提供する。リアドアDを開いて荷物の積み下ろしを行っているときは、図3(B)に示しているように、処理部150は荷室内を撮影する第2カメラ120により撮影した画像を表示部140に表示して、運転手が荷物の積み下ろしの状況を監視できるようにする。
なお、上記実施例では一つの第1ドアが存在する場合を説明したが、第1ドアは複数存在してもよい。例えば、トラックの荷室に入るためのドアが二つ(例えばリアドアとサイドドア)ある場合は、いずれか一方のドアが開状態であれば、荷物の積み下ろしなどの作業を行っている可能性が高いため、処理部150は、荷室内を撮影する第2カメラ120の画像を表示部140に表示してよい。
図4は本開示における運転支援システム100をバスに適用する場合の模式図である。本実施例において、第1カメラ110はバスの後方を撮影し、第2カメラ120はバスの二つの乗降口付近を撮影する。このとき、第1ドアは、バスの二つの乗降口Dであってよい。バスが走行しているときなどの乗降口Dがいずれも閉状態であるときは、図4(A)に示しているように、処理部150は、第1カメラ110により撮影した画像を表示部140に表示して、運転手にバス後方の視界を提供する。いずれかの乗降口Dを開いて乗客が乗り降りしているときは、図4(B)に示しているように、処理部150は、第2カメラ120の画像を表示部140に表示して、運転手が乗客の乗り降りの様子を監視できるようにする。
なお、上記では二つの第1ドアが存在する場合を説明したが、第1ドアは一つであってもよいし、三つ以上であってもよい。また、上記では一つの第2カメラ120が二つの乗降口を撮影する場合を説明したが、二つの乗降口にそれぞれ一つずつの第2カメラ120が設置されてもよい。その場合、処理部150は、開いた乗降口Dに対応する第2カメラ120の画像を表示部140に表示するようにしてよい。二つの乗降口Dが同時に開いている場合は、表示部140を2分割して、二つの第2カメラ120の画像を同時に表示してよい。
図5は本開示における運転支援システム100をタクシーに適用する場合の模式図である。本実施例において、第1カメラ110はタクシーの後方を撮影し、第2カメラ120はタクシーのリアドア付近を撮影する。このとき、第1ドアは、タクシーのリアドアDであってよい。タクシーが走行しているときなどのリアドアDが閉状態であるときは、図5(A)に示しているように、処理部150は、第1カメラ110により撮影した画像を表示部140に表示して、運転手にバス後方の視界を提供する。リアドアDを開いて乗客が乗り降りしているときは、図5(B)に示しているように、処理部150は、第2カメラ120により撮影した画像を表示部140に表示して、運転手が乗客の乗り降りの様子を監視できるようにする。
上記実施例では、処理部150は、第1ドアが閉じているときは、第1カメラの画像を表示部140に表示させるが、トラックの荷室の中などの監視領域に異常が発生した時には、運転手はその領域の状況を確認する必要がある。そこで、本開示における運転支援システムの第2実施例を提供する。以下においては、振動センサである異常検出部160が、トラックの荷室にある荷物が転倒した時に生じた振動を検出することを例にとって説明する。
図6は本開示における情報処理方法の好ましい実施例を示すフローチャートである。まず、処理部150は、扉開閉検知部130により、第1ドアが開状態であるか否かを判断する(ステップS610)。
第1ドアが開状態のとき(すなわちステップS610における「YES」)は、車を止めて作業を行っていることが想定されるため、運転手は作業を行っている様子などを監視することが必要になる。そのため、表示部140には第2カメラ120が撮影した画像を表示させる(ステップS620)。このとき、第1カメラの画像を表示している表示部140の一部に第2カメラ120の画像を重畳してもよいが、車が停止しているときに運転手は車両後方の状況を確認する必要がないため、第1カメラの画像をまるごと第2カメラ120の画像に切り替えることが好ましい。
一方で、第1ドアが閉状態であるとき(すなわちステップS610における「NO」)は、異常検出部160により監視領域の異常が検出されなければ(ステップS630における「NO」)、処理部150は、表示部140に第1カメラにより撮影された画像を表示させる(ステップS620)。すなわち、処理部150は、表示部140に第1カメラ110が撮影した画像を表示させることにより、バックミラーとして運転手に車両後方の視界を提供する。ただし、異常検出部160により監視領域の異常が検出されなければ(ステップS630における「YES」)、処理部150は、第1ドアが閉状態であるときであっても、表示部140に第2カメラ120の画像を表示させる(ステップS620)。
車が走行していないときであれば、処理部150は、第1カメラ110の画像をまるごと第2カメラ120の画像に切り替えても問題はないが、車の走行時だと運転手が車両後方を視認できないと危険が生じる恐れがある。そのため、好ましくは、処理部150は、異常が検出されたときは、表示部140に第1カメラ110の画像P1を表示する図7(A)の状態から、図7(B)に示すように第1カメラ110の画像P1が表示されている表示部140の一部に第2カメラ120の画像P2を重畳してよい。これにより、運転手は車両後方を視認できる状態を維持しつつ、異常が生じた監視領域の状況を確認することができる。
また、処理部150は、異常検出部160により監視領域の異常が検出されたときに、表示部140に第2カメラ120の画像を所定時間(例えば5秒間)だけ表示させてもよい。具体的には、処理部150は、表示部140に表示される第1カメラ110の画像をまるごと第2カメラ120の画像に切り替え、5秒間が経過した後に再度第1カメラ110の画像に切り替えてよい。あるいは、処理部150は、図7に示すように、第1カメラ110の画像P1が表示されている表示部140の一部に5秒間だけ第2カメラ120の画像P2を重畳してよい。これにより、運転手の後方の視界が遮られるのを一定時間だけに抑えることができるため、安全性に大きな影響を与えることなく運転手に異常が生じた監視領域の状況を確認させることができる。
さらに、処理部150は、異常検出部160により監視領域の異常が検出されたときに、まず通知部180により異常を通知し、ユーザインターフェース170により第1指示信号を受け付けたときに、表示部140に第2カメラ120により撮影された画像を表示させてもよい。例えば、処理部150は、異常検出部160により監視領域の異常が検出されたときに、図8(A)に示すように、「異常を検知しました。監視カメラの画像を表示しますか?」などのメッセージを表示させる。ユーザがこのアラート情報を確認した後、特定のボタンを押下するなどにより表示を指示したタイミングで、図8(B)に示すように、表示部140に第2カメラ120により撮影された画像P2を表示させてよい。無論、処理部150は、表示部にメッセージを表示するだけでなく、音声やアラートランプなどの他の通知手段により運転手に異常を通知することができ、運転手も音声、タッチパネルなどの他の方法により第2カメラ120の画像を表示することを指示してよい。これにより、運転手が画像を切り替えるタイミングをコントロールすることができ、安全性が向上する。
本開示の好ましい実施例として、処理部150は、異常が発生した時に、記憶部190に第2カメラ120に撮影されている監視領域の映像を録画することができる。このとき、監視領域内に設置されたマイクから拾った音声も同時に記録してよい。また、処理部150は、インターネットや情報端末などを通じて、例えばタクシーにおける乗客の情報、カーシェアリングにおける運転手の情報を上記録画データに関連させてよい。これにより、異常の発生時の状況を事後的に確認することができる。
以上、本開示について実施形態を用いて説明したが、本開示に係る発明の技術的範囲は上述した実施形態に記載の範囲には限定されない。上述した実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載からも明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現可能である。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「先ず」、「次に」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
本開示は、車を止めて作業を行っているときなどの所定のドアが開いている状態に、運転手に所定の領域を監視させることができる安全且つ効率的な運転支援システムとして有用である。
100 運転支援システム
110 第1カメラ
120 第2カメラ
130 扉開閉検知部
140 表示部
150 処理部
160 異常検出部
170 ユーザインターフェース
180 通知部
190 記憶部

Claims (9)

  1. 運転支援システムであって、車両の後方を撮影する第1カメラと、前記車両の所定の監視領域を撮影する第2カメラと、前記車両の第1ドアの開閉状態を検知する扉開閉検知部と、表示部と、処理部と、前記監視領域の異常を検出する異常検出部と、を有し、
    前記処理部は、
    前記第1ドアが閉状態のときに、前記表示部に前記第1カメラにより撮影された画像を表示させ、
    前記第1ドアが開状態のときに、前記表示部に前記第2カメラにより撮影された画像を表示させ
    前記処理部は、
    前記異常検出部により異常が検出されたときは、前記第1ドアが閉状態のときであっても、前記表示部に前記第2カメラにより撮影された画像を表示させる、
    運転支援システム。
  2. 前記第1ドアは前記監視領域が属する空間に繋がる扉である、請求項1に記載の運転支援システム。
  3. 前記処理部は、
    前記異常検出部により異常が検出されたときに、前記表示部の一部に前記第2カメラに撮影された画像を重畳させる、請求項1または2に記載の運転支援システム。
  4. 前記処理部は、
    前記異常検出部により異常が検出されたときに、前記表示部に前記第2カメラにより撮影された画像を所定時間のみ表示させる、請求項1〜3のいずれか一つに記載の運転支援システム。
  5. 運転手に異常を通知する通知部と、ユーザインターフェースとをさらに有し、
    前記処理部は、
    前記異常検出部により異常が検出されたときに、前記通知部により異常を通知し、
    前記ユーザインターフェースにより第1指示信号を受け付けたときに、前記表示部に前記第2カメラにより撮影された画像を表示させる、請求項のいずれか一つに記載の運転支援システム。
  6. 記憶部を更に有し、
    前記処理部は、
    前記異常検出部により異常状態が検出されたときに、前記第2カメラにより撮影された画像を前記記憶部に記録する、請求項のいずれか一つに記載の運転支援システム。
  7. 前記異常検出部は、振動センサを含み、
    前記処理部は、
    前記振動センサにより検出された振動の大きさが所定の閾値を上回った場合に異常を検出する、請求項〜6のいずれか一つに記載の運転支援システム。
  8. 車両の後方を撮影する第1カメラと、前記車両の所定監視領域を撮影する第2カメラと、前記車両の第1ドアの開閉状態を検知する扉開閉検知部と、表示部と、前記監視領域の異常を検出する異常検出部と、を備える車両用情報表示システムを制御するための情報処理装置であって、
    前記第1ドアが閉状態のときに、前記表示部に前記第1カメラにより撮影された画像を表示させ、
    前記第1ドアが開状態のときに、前記表示部に前記第2カメラにより撮影された画像を表示させ
    前記異常検出部により異常が検出されたときは、前記第1ドアが閉状態のときであっても、前記表示部に前記第2カメラにより撮影された画像を表示させる、
    情報処理装置。
  9. 車両の後方を撮影する第1カメラと、前記車両の所定監視領域を撮影する第2カメラと、前記車両の第1ドアの開閉状態を検知する扉開閉検知部と、表示部と、前記監視領域の異常を検出する異常検出部と、を備える車両用情報表示システムを制御するための情報処理方法であって、
    前記第1ドアが閉状態のときに、前記表示部に前記第1カメラにより撮影された画像を表示させ、
    前記第1ドアが開状態のときに、前記表示部に前記第2カメラにより撮影された画像を表示させ
    前記異常検出部により異常が検出されたときは、前記第1ドアが閉状態のときであっても、前記表示部に前記第2カメラにより撮影された画像を表示させる、
    情報処理方法。
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