JP6967605B2 - 作業機、装着方法 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基材の接続部に線材を装着する作業機及び装着方法に関するものである。
従来、線材をプリント基板に取り付ける作業機がある(例えば、特許文献1など)。特許文献1に記載された作業機は、線材移送装置から線材搬送挿入装置に供給した線材を、プリント基板に取り付ける。線材搬送挿入装置には、一対のチャックが設けられている。一対のチャックの各々は、線材の両端部をそれぞれ挟持し、挟持した状態で上下方向に移動する。一対のチャックの各々は、線材の端部を順番にプリント基板の上方から挿入孔に挿入する。
実開昭62−119352号公報(42頁、図43(b))
上記した作業機では、線材搬送挿入装置の位置を固定し、ヘッドロータを回転させることで、一対のチャックの各々を上下動させる。一方のチャックによる挿入の作業が完了すると、他方のチャックを下降させ挿入を行う。線材の両端部の各々は、隣接した2つの挿入孔のそれぞれに挿入される。このため、上記した作業機では、単純に隣り合う挿入孔に線材を挿入することは可能であるが、複雑に配置された挿入孔に線材を挿入する作業に対応することが困難であった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、様々な配置の接続部に対応して、線材の端部を装着できる作業機、及び装着方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願は、第1接続部と、第2接続部とを有する回路基材を保持する基材保持装置と、第1端部と、第2端部とを有する線材を保持し、前記基材保持装置によって保持された前記回路基材に前記線材を装着する作業ヘッドと、前記作業ヘッドを移動させる作業ヘッド移動装置と、制御装置と、を備え、前記作業ヘッドは、前記第1端部を挟持する第1挟持部と、前記第2端部を挟持する第2挟持部と、を有し、前記回路基材に対する部品の装着を実行し、前記制御装置は、前記作業ヘッドによって前記回路基材に前記部品を装着した後、前記第2挟持部で前記第2端部を挟持して保持した状態において、前記第1挟持部及び前記第2挟持部のうち前記第1挟持部のみを前記回路基材に向かって移動させ、移動させた後に前記第1挟持部で挟持した前記第1端部を、前記第1接続部に装着する第1装着部と、前記第1端部を前記第1接続部に装着した後、前記作業ヘッド移動装置を制御し、前記第2接続部の位置に応じて前記作業ヘッドを移動させる移動部と、前記第1挟持部及び前記第2挟持部のうち前記第2挟持部のみを前記回路基材に向かって移動させ、移動させた後に前記第2挟持部で挟持した前記第2端部を、前記第2接続部に装着する第2装着部と、を有し、前記移動部は、前記第1接続部と前記第2接続部との間に、前記回路基材に装着された部品が存在する場合に、前記部品の位置に応じて前記作業ヘッドを移動させ、前記部品を避けて前記線材を配置する、作業機を開示する。
また、本願は、第1接続部と、第2接続部とを有する回路基材を保持する基材保持装置と、第1端部と、第2端部とを有する線材を保持し、前記基材保持装置によって保持された前記回路基材に前記線材を装着する作業ヘッドと、前記作業ヘッドを移動させる作業ヘッド移動装置と、を備える作業機において、前記線材を前記回路基材に装着する装着方法であって、前記作業ヘッドは、前記第1端部を挟持する第1挟持部と、前記第2端部を挟持する第2挟持部と、を有し、前記回路基材に対する部品の装着を実行し、前記装着方法が、前記作業ヘッドによって前記回路基材に前記部品を装着した後、前記第2挟持部で前記第2端部を挟持して保持した状態において、前記第1挟持部及び前記第2挟持部のうち前記第1挟持部のみを前記回路基材に向かって移動させ、移動させた後に前記第1挟持部で挟持した前記第1端部を、前記第1接続部に装着する第1装着工程と、前記第1端部を前記第1接続部に装着した後、前記作業ヘッド移動装置を制御し、前記第2接続部の位置に応じて前記作業ヘッドを移動させる移動工程と、前記第1挟持部及び前記第2挟持部のうち前記第2挟持部のみを前記回路基材に向かって移動させ、移動させた後に前記第2挟持部で挟持した前記第2端部を、前記第2接続部に装着する第2装着工程と、を含み、前記移動工程において、前記第1接続部と前記第2接続部との間に、前記回路基材に装着された部品が存在する場合に、前記部品の位置に応じて前記作業ヘッドを移動させ、前記部品を避けて前記線材を配置する、装着方法を開示する。
これによれば、第2挟持部で線材の第2端部を挟持して保持した状態において、第1端部を第1接続部に装着した後、作業ヘッドを移動させる。移動部が、第2接続部の位置に応じて作業ヘッドを移動させることで、第2挟持部の位置と第2接続部の位置、即ち、第2端部の位置と第2接続部の位置を合わすことができる。このため、第1及び第2接続部が複雑に配置された場合であっても、線材の第1及び第2端部を、回路基材の第1及び第2接続部に装着することができる。
実施形態の部品装着機を示す斜視図である。 部品装着機の部品装着装置を示す斜視図である。 作業ヘッドに取り付けるチャックを示す図である。 ジャンパー線を示す図である。 ジャンパー線の第1端部を拡大した拡大図である。 トレイ型部品供給装置のトレイに配置したジャンパー線の状態を示す図である。 カットアンドクリンチ装置を示す斜視図である。 スライド体の上端部を示す拡大図である。 部品装着機の制御装置を示すブロック図である。 部品装着機による部品の装着作動のフローチャートである。 チャックによってジャンパー線を取得する状態を示す模式図である。 チャックによってジャンパー線を取得する状態を示す模式図である。 チャックによってジャンパー線を取得する状態を示す模式図である。 ジャンパー線の第1端部を回路基材の貫通孔に装着する状態を示す模式図である。 ジャンパー線の第1端部を回路基材の貫通孔に装着する状態を示す模式図である。 回路基材の平面図である。 回路基材の断面図であって、ジャンパー線を配置する状態を示す模式図である。
以下、本願の作業機を部品装着機に具体化した一実施形態について、図を参照しつつ詳しく説明する。
(部品装着機の構成)
図1に、部品装着機10を示す。部品装着機10は、回路基材12に対する部品の装着作業を実行するための装置である。部品装着機10は、装置本体20、基材搬送保持装置22、部品装着装置24、マークカメラ26、パーツカメラ28、部品供給装置30、ばら部品供給装置32、カットアンドクリンチ装置33(図7参照)、制御装置34(図9参照)を備えている。なお、回路基材12として、回路基板、三次元構造の基材等が挙げられ、回路基板として、プリント配線板、プリント回路板等が挙げられる。
装置本体20は、フレーム部40と、そのフレーム部40に上架されたビーム部42とを備えている。基材搬送保持装置22は、フレーム部40の前後方向の中央に配設されており、搬送装置50とクランプ装置52とを有している。搬送装置50は、例えば、コンベアベルトを回転させて回路基材12を搬送する装置である。クランプ装置52は、回路基材12を挟持して作業位置に固定的に保持する装置である。これにより、基材搬送保持装置22は、回路基材12を搬送するとともに、所定の位置において、回路基材12を固定的に保持する。なお、以下の説明において、回路基材12の搬送方向をX方向(横方向)と称し、その方向に直角な水平の方向をY方向(前後方向)と称し、鉛直方向をZ方向(上下方向)と称する。つまり、部品装着機10の幅方向は、X方向であり、前後方向は、Y方向である。
部品装着装置24は、ビーム部42に配設されており、2台の作業ヘッド60,62と、作業ヘッド移動装置64と、開閉装置86(図9参照)と、駆動装置90(図9参照)とを有している。作業ヘッド60は、2つのチャック65,66(図2、図3参照)を有している。同様に、作業ヘッド62は、2つのチャック(図示略)を有している。チャック65,66は、部品を挟持して保持する。2つのチャック65,66は、同一の構成となっている。このため、以下の説明では、一方のチャック65について主に説明し、他方のチャック66についての説明を適宜省略する。
また、作業ヘッド移動装置64は、X方向移動装置68と、Y方向移動装置70と、Z方向移動装置72とを有している。そして、X方向移動装置68及びY方向移動装置70によって、2台の作業ヘッド60,62は、一体的にフレーム部40上の任意の位置に移動させられる。また、各作業ヘッド60,62は、図2に示すように、スライダ74,76に着脱可能に装着されている。Z方向移動装置72は、スライダ74,76を個別に上下方向に移動させる。つまり、作業ヘッド60,62は、Z方向移動装置72によって、個別に上下方向に移動させられる。なお、作業ヘッド移動装置64は、X方向及びY方向へ、2台の作業ヘッド60,62を別々に移動させる構成でも良い。
チャック65は、図3に示すように、本体部101と、1対のチャック爪103を有している。1対のチャック爪103は、本体部101の下面から下方に延び出すように配設されている。開閉装置86及び駆動装置90(図9参照)は、例えば、作業ヘッド60,62の各々に内蔵されている。開閉装置86及び駆動装置90は、例えば、駆動源として電磁モータを備える。1対のチャック爪103は、開閉装置86の作動に応じて互いに接近又は離間する。これにより、チャック65は、1対のチャック爪103を接近させることで、1対のチャック爪103によって部品を保持する。チャック65は、例えば、図3に示すジャンパー線110をチャック爪103によって狭持する。また、チャック65は、1対のチャック爪103を離間させることで、1対のチャック爪103の間からジャンパー線110を離脱することができる。チャック65は、作業ヘッド60,62の各々の下端部に着脱可能に装着される。
図4は、本願の線材の一例であるジャンパー線110を示している。図5は、ジャンパー線110の第1端部113を拡大した拡大図であって、図4における第1端部113の背面図を示している。図4及び図5に示すように、ジャンパー線110は、芯線111(図5参照)と、芯線111を被覆する被覆部112と、第1端部113と、第2端部114とを有している。第1端部113は、ジャンパー線110の一方側の端部に設けられている。第1端部113は、一方の端部において、被覆部112を剥離して露出させた芯線111に、金属の端子を圧着させて構成されている。第1端部113には、回路基材12に装着した際に、回路基材12に係合する係合部113Aが設けられている。第2端部114は、ジャンパー線110における第1端部113とは異なる他方側の端部に設けられている。第2端部114は、第1端部113と同様に、被覆部112を剥離して露出させた芯線111に、金属の端子を圧着させて構成されている。第2端部114には、回路基材12に装着した際に、回路基材12に係合する係合部114Aが設けられている。なお、本願における線材は、ジャンパー線に限らず、リボン電線やエナメル線などでも良い。
ジャンパー線110は、例えば、作業ヘッド60のチャック65によって第1端部113を挟持され、作業ヘッド60のチャック66によって第2端部114を挟持され、作業ヘッド60によって保持される。あるいは、ジャンパー線110は、例えば、作業ヘッド60のチャック65によって第1端部113を挟持され、作業ヘッド62のチャック65によって第2端部114を挟持される。即ち、2つの作業ヘッド60,62によってジャンパー線110を保持しても良い。図3及び図5に示すように、1対のチャック爪103は、例えば、第1端部113の圧着部113Bを挟持する。この圧着部113Bは、例えば、端子を圧着してかしめ、被覆部112及び芯線111を端子で固く締め付けた部分である。ジャンパー線110の固い圧着部113Bをチャック爪103で挟持することで、チャック65は、安定的にジャンパー線110を搬送することができる。なお、チャック爪103は、被覆部112など、ジャンパー線110の他の部分を挟持しても良い。
また、作業ヘッド60,62は、駆動装置90(図9参照)を駆動させて、チャック65,66をZ方向(上下方向)に移動可能となっている。これにより、チャック爪103は、駆動装置90の駆動に応じて、Z方向に沿って移動する。また、作業ヘッド60,62は、駆動装置90を駆動させて、チャック65,66を回転可能となっている。これにより、チャック爪103は、駆動装置90の駆動に応じて、Z方向に沿った回転軸L1(図3参照)を中心に回転する。なお、チャック65,66を回転させる回転軸L1は、Z方向に沿った回転軸に限らず、Z方向と所定角度をなす方向に沿った回転軸でも良い。
また、図2に示すように、作業ヘッド60,62の各々には、チャック65,66によって保持された部品(ジャンパー線110やリード部品など)を撮像するサイドカメラ67が取り付けられている。サイドカメラ67は、例えば、チャック65に第1端部113を挟持された状態のジャンパー線110の全体を側方から撮像可能となっている。
また、図2に示すように、マークカメラ26は、下方を向いた状態でスライダ74に取り付けられており、作業ヘッド60とともに、X方向、Y方向及びZ方向に移動させられる。これにより、マークカメラ26は、フレーム部40上の任意の位置を撮像でき、回路基材12に装着された部品の状態や、回路基材12の表面に設けられたマーク等を撮像できる。また、図1に示すように、パーツカメラ28は、フレーム部40上の基材搬送保持装置22と部品供給装置30との間に、上を向いた状態、即ち、撮像方向を上方に設定された状態で配設されている。これにより、パーツカメラ28は、作業ヘッド60,62のチャック65,66に保持された部品(ジャンパー線110など)を撮像可能となっている。
図1に示すように、部品供給装置30は、フレーム部40の前後方向での前側の端部に配設されている。部品供給装置30は、例えば、トレイ型部品供給装置97とフィーダ型部品供給装置(図示省略)とを有している。トレイ型部品供給装置97は、トレイ上に載置された状態の部品を供給する装置である。フィーダ型部品供給装置は、テープフィーダ(図示省略)、スティックフィーダ(図示省略)によって部品(リード部品など)を供給する装置である。
図6は、トレイ型部品供給装置97のトレイ117に配置したジャンパー線110の状態を示している。なお、図6の第1端部113及び第2端部114は、図4に示した係合部113Aを左右に突出させた状態を正面とした場合、第1端部113等を側方から見た状態を示している。ジャンパー線110は、例えば、第1端部113と第2端部114の先端部を、トレイ117上に配置した保持部材119に差し込んだ状態で配置される。保持部材119は、例えば、板状の発泡スチロールである。ジャンパー線110は、第1端部113と第2端部114とを間隔W1だけ離した状態で保持部材119に挿入される。このように、第1端部113と第2端部114とを間隔W1で配置する、即ち、一定の間隔W1ごとに配置する。これにより、作業ヘッド60,62は、ジャンパー線110を保持部材119から取得する際に、間隔W1に基づいてチャック65,66を移動、配置等することができる。従って、作業ヘッド60,62によるジャンパー線110の取得が容易となる。なお、部品装着機10は、作業ヘッド60,62のマークカメラ26によってジャンパー線110を撮像し、撮像データに基づいて第1端部113及び第2端部114の位置や間隔W1を検出する構成でも良い。そして、部品装着機10は、検出した位置等に応じて、チャック65,66を自動で配置しても良い。この場合、複数のジャンパー線110を、異なる間隔W1で配置した場合であっても、部品装着機10は、自動で間隔W1を検出し、チャック65,66によってジャンパー線110を取得できる。換言すれば、ジャンパー線110を保持部材119に配置する作業が容易となる。
また、ジャンパー線110を、保持部材119に配置する作業は、人が手作業で行っても良く、あるいはトレイ型部品供給装置97が自動で行っても良い。自動で行う場合、トレイ型部品供給装置97は、例えば、リールに巻回された長尺の線材を切断し、切断した両端のそれぞれに端子を圧着させてジャンパー線110を製造する製造装置を備えても良い。また、トレイ型部品供給装置97は、製造したジャンパー線110の第1端部113と第2端部114とを挟持して、保持部材119に差し込む可動部を備えても良い。
また、図1に示すように、ばら部品供給装置32は、Y方向(前後方向)におけるフレーム部40の後側の端部に配設されている。ばら部品供給装置32は、ばらばらに散在された状態の複数の部品(ジャンパー線110やリード部品など)を整列させて、整列させた状態で部品を供給する装置である。つまり、任意の姿勢の複数の部品を、所定の姿勢に整列させて、所定の姿勢の部品を供給する装置である。
なお、部品供給装置30及びばら部品供給装置32によって供給される部品としては、ジャンパー線110の他に、電子回路部品、太陽電池の構成部品、パワーモジュールの構成部品等が挙げられる。また、電子回路部品には、リード線を有するリード部品(ラジアル部品やアキシャル部品など)、あるいはリード線を有さない部品等が有る。
カットアンドクリンチ装置33は、搬送装置50の下方に配設されており、図7に示すように、カットアンドクリンチユニット130とユニット移動装置131とを有している。カットアンドクリンチ装置33は、例えば、回路基材12に形成された貫通孔に挿入されたリード線(リード部品のリード線など)を切断するとともに、屈曲させる装置である。図7に示すように、カットアンドクリンチユニット130は、ユニット本体133と、1対のスライド体134等を有している。1対のスライド体134は、図7に示す状態ではX方向において近接又は離間可能となっている。カットアンドクリンチ装置33は、各装置や機構に対応した複数の電磁モータ140(図9参照)を有している。カットアンドクリンチ装置33は、電磁モータ140の作動により、1対のスライド体134の間の距離を変更する。
また、図8は、一対のスライド体134のうち、一方のスライド体134における先端部の拡大図を示している。図8に示すように、1対のスライド体134の各々は、固定部138と、可動部139とを有する。カットアンドクリンチ装置33は、電磁モータ140を作動させ、可動部139を固定部138に対してスライド移動させる。固定部138の上端部は、先細り形状とされている。また、可動部139の上端部も、先細り形状とされている。可動部139の上端部には、L字型に屈曲された屈曲部147が形成されている。屈曲部147は、固定部138の上端面の上方に延び出しており、屈曲部147と固定部138の上端面とは、Z方向において僅かなクリアランスを介して対向している。
屈曲部147には、Z方向に貫通した挿入穴149が形成されている。この挿入穴149は、固定部138をZ方向に貫通した挿入穴(図示略)と連通している。部品の装着作業において、リード部品のリード線は、可動部139の挿入穴149及び固定部138の挿入穴に、上方から挿入される。可動部139の挿入穴149には、可動刃が設けられている。また、固定部138の挿入穴には、可動刃に対向して固定刃が設けられている。カットアンドクリンチ装置33は、可動部139を固定部138に対してスライド移動させることで、挿入穴149に挿入されたリード線を切断する。
また、屈曲部147の上端面には、X方向、つまり、可動部139のスライド方向に延びるように、ガイド溝151が形成されている。ガイド溝151は、挿入穴149の開口をX方向で跨ぐように形成されている。ガイド溝151と挿入穴149とは繋がっている。ガイド溝151は、屈曲部147の両側面に開口している。カットアンドクリンチ装置33は、リード線を切断した後も可動部139を固定部138に対してスライド移動させることで、切断後のリード線をガイド溝151に挿入しつつ屈曲させる。
また、図7に示すように、ユニット移動装置131は、X方向移動装置153と、Y方向移動装置155と、Z方向移動装置157と、自転装置159とを有している。X方向移動装置153は、スライドレール160と、Xスライダ162とを有している。スライドレール160は、X方向に延びるように配設されている。Xスライダ162は、スライドレール160にスライド可能に保持されている。そして、Xスライダ162は、電磁モータ140(図9参照)の駆動により、X方向に移動する。Y方向移動装置155は、スライドレール166と、Yスライダ168とを有している。スライドレール166は、Y方向に延びるようにXスライダ162に配設されている。Yスライダ168は、スライドレール166にスライド可能に保持されている。そして、Yスライダ168は、電磁モータ140(図9参照)の駆動により、Y方向に移動する。Z方向移動装置157は、スライドレール172と、Zスライダ174とを有している。スライドレール172は、Z方向に延びるようにYスライダ168に配設されている。Zスライダ174は、スライドレール172にスライド可能に保持されている。そして、Zスライダ174は、電磁モータ140(図9参照)の駆動により、Z方向に移動する。
また、自転装置159は、概して円盤状の回転テーブル178を有している。回転テーブル178は、それの軸心を中心に回転可能にZスライダ174に支持されており、電磁モータ140(図9参照)の駆動により、回転する。そして、回転テーブル178の上には、上記したカットアンドクリンチユニット130が配設されている。このような構造により、カットアンドクリンチユニット130は、X方向移動装置153、Y方向移動装置155、Z方向移動装置157によって、任意の位置に移動するとともに、自転装置159によって、任意の角度に自転する。これにより、カットアンドクリンチユニット130を、クランプ装置52(図1参照)によって保持された回路基材12の下方において、任意の位置に位置決めすることが可能となる。
図9に示すように、制御装置34は、コントローラ190と、複数の駆動回路192と、画像処理装置195,196と、記憶装置197とを備えている。複数の駆動回路192は、上記した搬送装置50、クランプ装置52、作業ヘッド移動装置64、開閉装置86、駆動装置90、トレイ型部品供給装置97、ばら部品供給装置32、電磁モータ140等に接続されている。
コントローラ190は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路192に接続されている。コントローラ190は、基材搬送保持装置22、部品装着装置24等を制御し、部品装着機10の動作を統括的に制御する。本実施形態のコントローラ190は、記憶装置197に保存された制御データD1を読み込んで、回路基材12に対するジャンパー線110等の装着作業を実行する。記憶装置197は、例えば、ハードディスクやメモリ等を備えている。また、制御データD1は、例えば、部品装着機10の作動を制御する制御プログラム、生産する回路基材12の種類、装着する部品の種類、部品の装着位置等のデータが設定されている。また、本実施形態の制御データD1には、図6に示すジャンパー線110の間隔W1、ジャンパー線110を装着する際の設定値が保存されている。ここでいう設定値とは、例えば、ジャンパー線110を挟持したチャック65,66を回路基材12上において配置する位置、チャック65,66を移動させる速度、チャック65,66を回転させる角度、チャック65,66を移動させる距離などを示す値である。また、設定値とは、例えば、チャック65,66により、第1端部113及び第2端部114を回路基材12の貫通孔内へ押す際の目標荷重、上限荷重、下限荷重などを示す値である。
また、コントローラ190は、画像処理装置195に接続されている。画像処理装置195は、部品装着装置24のサイドカメラ67によって撮像された撮像データを処理する。コントローラ190は、画像処理装置195の処理によって、例えば、チャック65に挟持されたジャンパー線110の第1端部113の位置などを検出する。
また、コントローラ190は、画像処理装置196に接続されている。画像処理装置196は、マークカメラ26及びパーツカメラ28によって撮像された撮像データを処理する。コントローラ190は、画像処理装置196の処理によって検出された各種情報を取得する。コントローラ190は、例えば、画像処理装置196によってマークカメラ26の撮像データを処理することで、回路基材12に装着されたジャンパー線110の状態や、回路基材12に設けられた識別情報を検出する。また、コントローラ190は、例えば、画像処理装置196によってパーツカメラ28の撮像データを処理することで、チャック65,66に挟持されたジャンパー線110の位置等を検出する。このため、コントローラ190は、パーツカメラ28で撮像した撮像データに基づいて、ジャンパー線110の挟持状態等を検出してもよい。また、コントローラ190は、サイドカメラ67とパーツカメラ28の両方の撮像データを用いて、ジャンパー線110の挟持状態等を検出してもよい。
(ジャンパー線110の装着の作動)
部品装着機10は、上述した構成によって、基材搬送保持装置22に保持された回路基材12に対してジャンパー線110などの部品の装着作業を行う。図10は、部品装着機10による部品の装着作動のフローチャートを示している。なお、図10に示す処理手順は一例であり、処理の順番等を変更可能である。また、図10に示すフローチャートは、ジャンパー線110の装着作業に係わる部分を詳細に示しており、他の部分を簡略化して示している。
制御装置34のコントローラ190は、例えば、制御データD1に含まれる制御プログラムを実行することで、図10に示す処理を行う。制御プログラムは、例えば、部品装着機10の生産ラインを管理する管理コンピュータ(図示略)においてユーザによって生成される。制御プログラムは、管理コンピュータから部品装着機10へ送信され、コントローラ190の記憶装置197に記憶される。コントローラ190は、記憶装置197に記憶した制御プログラムに基づいて装着作業を実行する。なお、以下の説明では、コントローラ190による制御を、単に装置名で記載する場合がある。例えば、「基材搬送保持装置22が回路基材12を搬送する」という記載は、「コントローラ190が、制御プログラムを実行し、基材搬送保持装置22を制御することで回路基材12を搬送する」ということを意味する場合がある。
まず、図10のステップ(以下、単に「S」と記載する)1において、基材搬送保持装置22は、回路基材12を、例えば、生産ラインの上流の装置から部品装着機10に搬入し、作業位置まで搬送する。クランプ装置52は、作業位置において、回路基材12を固定的に保持する。また、コントローラ190は、作業ヘッド移動装置64を駆動して作業ヘッド60,62を移動させる。マークカメラ26は、回路基材12の上方に移動し、回路基材12を撮像する。コントローラ190は、マークカメラ26の撮像データに基づいて、回路基材12に設けられた識別情報を検出する。また、コントローラ190は、マークカメラ26の撮像データに基づいて、回路基材12の保持位置等に関する情報を演算する。
次に、S3において、コントローラ190は、リード部品等の各種部品(図16の部品210など)の装着作業を実行する。部品供給装置30若しくは、ばら部品供給装置32は、所定の供給位置において、各種の部品を供給する。作業ヘッド60,62は、部品の供給位置の上方に移動し、一対のチャック爪103(図3参照)によって部品を挟持して保持する。また、作業ヘッド60,62は、サイドカメラ67によって、チャック65,66で挟持した部品を撮像する。コントローラ190は、サイドカメラ67の撮像データに基づいて、部品の保持位置等を検出する。なお、コントローラ190は、パーツカメラ28の撮像データを用いて、部品の保持位置等を検出しても良い。コントローラ190は、作業ヘッド60,62を回路基材12の上方に移動させ、部品を回路基材12に装着する。コントローラ190は、例えば、作業ヘッド60,62を移動させる際に、部品の保持位置の誤差等を補正する。作業ヘッド60,62は、回路基材12の上方まで移動すると、駆動装置90を駆動してチャック65やチャック66を下降させる。例えば、チャック65は、挟持したリード部品のリード線を、回路基材12の貫通孔に挿入する。カットアンドクリンチ装置33は、回路基材12の貫通孔に挿入されたリード線の切断及び折り曲げを実行する。コントローラ190は、このような作業を繰り返すことで、回路基材12に複数の部品を装着する。
次に、コントローラ190は、各種の部品を回路基材12に装着した後、ジャンパー線110の装着作業を開始する。例えば、コントローラ190は、ジャンパー線110を用いて、回路基材12の電源回路と、他の部品や配線パターンを接続する。以下の説明では、2つの作業ヘッド60,62のうち、作業ヘッド60のチャック65,66によってジャンパー線110を回路基材12に装着する場合について説明する。
まず、S5において、ジャンパー線110の供給を行う。部品供給装置30のトレイ型部品供給装置97は、ジャンパー線110を載置したトレイ117(図6参照)を、供給位置に移動させる(S5)。作業ヘッド60は、ジャンパー線110の供給位置の上方に移動し、チャック65,66のチャック爪103によってジャンパー線110を挟持して保持する。
図11〜図13は、チャック65,66によってジャンパー線110を取得する状態を模式的に示している。作業ヘッド60は、トレイ型部品供給装置97の供給位置の上方まで移動すると、マークカメラ26によってジャンパー線110を撮像する。コントローラ190は、マークカメラ26の撮像データに基づいて、取得するジャンパー線110の位置等を検出する。コントローラ190は、検出した位置等に応じて作業ヘッド移動装置64を制御し、作業ヘッド60のチャック65の位置を補正する。また、コントローラ190は、駆動装置90(図9参照)を駆動してチャック65を回転させ、チャック爪103の回転位置を補正する。チャック65は、駆動装置90を駆動して、チャック65を下降させる。また、作業ヘッド60は、開閉装置86(図9参照)を駆動して、チャック65の一対のチャック爪103を開いた状態にする。
図11に示すように、作業ヘッド60は、所定の位置までチャック65を下降させると、開閉装置86を駆動してチャック爪103を閉じさせる。一対のチャック爪103は、ジャンパー線110の第1端部113、例えば、圧着部113B(図3、図5参照)を挟持する。作業ヘッド60は、チャック爪103によって第1端部113を挟持した後、駆動装置90を駆動してチャック65を上昇させる。第1端部113は、チャック65の上昇にともなって、保持部材119から抜き出される。図12に示すように、第1端部113は、保持部材119から取り外され、チャック65によって保持された状態となる。なお、上記した説明では、駆動装置90を駆動することで、チャック65の上下方向における位置を調整したが、これに限らない。例えば、作業ヘッド移動装置64のZ方向移動装置72を駆動して、チャック65の上下方向における位置を調整しても良い。また、駆動装置90とZ方向移動装置72との両方を用いて、チャック65の上下方向における位置を調整しても良い。
同様に、作業ヘッド60は、チャック66を用いて第2端部114を挟持し、保持部材119から第2端部114を取得する。なお、以下の説明では、上記したチャック65と同様の作動については、その説明を適宜省略する。図12に示すように、作業ヘッド60は、駆動装置90を駆動してチャック65を上昇させる。コントローラ190は、マークカメラ26の撮像データや、ジャンパー線110の間隔W1(図6参照)に基づいて、作業ヘッド移動装置64を制御し作業ヘッド60を移動させ、チャック66の位置を補正する。コントローラ190は、例えば、制御データD1から間隔W1を取得する。チャック66は、間隔W1に応じた位置、即ち、第2端部114に応じた位置に配置される。また、コントローラ190は、駆動装置90を駆動してチャック65を回転させ、チャック爪103の回転位置を補正する。作業ヘッド60は、駆動装置90を駆動して、チャック66を下降させる。作業ヘッド60は、開閉装置86を駆動し、チャック66のチャック爪103によって第2端部114を挟持する。作業ヘッド60は、チャック66を上昇させ、第2端部114を保持部材119から取り外す。図13に示すように、ジャンパー線110は、第1端部113及び第2端部114の両方を保持部材119から取り外され、チャック65,66によって保持された状態、即ち、作業ヘッド60によって保持された状態となる(S5)。なお、上記した例では、作業ヘッド60は、チャック65,66を順番に動かして、第1端部113と第2端部114とを順番に保持部材119から取り外したが、これに限らない。作業ヘッド60は、チャック65,66を同時に動かして、第1端部113と第2端部114とを保持部材119から同時に取り外しても良い。これにより、ジャンパー線110をより迅速に保持部材119から取り外すことができる。
次に、コントローラ190は、作業ヘッド移動装置64を駆動して、作業ヘッド60を、回路基材12の上方へ移動させる。コントローラ190は、作業ヘッド60を移動させながら、パーツカメラ28によって作業ヘッド60を下方から撮像する(S7)。
次に、コントローラ190は、パーツカメラ28の撮像データに基づいて、ジャンパー線110の挟持状態を判定する(S9)。コントローラ190は、パーツカメラ28の撮像データに基づいて、チャック65,66によってジャンパー線110が正常に挟持されているか否かを判定する(S9)。コントローラ190は、正常に挟持できていない場合(S9:NO)、ジャンパー線110を破棄する処理を行う。ここでいう正常に挟持できていない場合とは、例えば、チャック爪103によって第1端部113を挟持する位置が、所望の位置(圧着部113Bなど)からずれている場合である。あるいは、正常に挟持できていない場合とは、チャック65が第1端部113を挟持できていない場合である。また、正常に挟持できていない場合とは、作業ヘッド60に保持されたジャンパー線110の一部が破損等している場合などである。
図1に示すように、本実施形態の部品装着機10には、Y方向における搬送装置50と部品供給装置30との間に廃棄ボックス15が設けられている。コントローラ190は、S9において正常に挟持できていないと判定した場合(S9:NO)、作業ヘッド60を廃棄ボックス15の上方まで移動させ、チャック65,66で挟持したジャンパー線110を廃棄ボックス15へ破棄する(S11)。そして、コントローラ190は、S5からの処理を再度実行する。これにより、作業ヘッド60は、再度、トレイ型部品供給装置97からジャンパー線110を取得する処理を実行する(S5)。
なお、正常に挟持できていない場合の作動は、上記した廃棄ボックス15への破棄に限らない。例えば、コントローラ190は、パーツカメラ28の撮像データに基づいて、チャック65,66でジャンパー線110を挟持できていない、即ち、そもそもジャンパー線110の取得に失敗していたことを検出した場合(S9:NO)、S11を実行せずに、S5からの処理を実行しても良い。この場合、チャック65,66によるジャンパー線110の取得を再度実行するため、チャック65,66を、廃棄ボックス15ではなく、トレイ型部品供給装置97の供給位置へ移動させる。また、コントローラ190は、パーツカメラ28の撮像データに作業ヘッド60が写っていない場合、即ち、作業ヘッド60の撮像に失敗した場合、S7からの処理を実行しても良い。この場合、パーツカメラ28による作業ヘッド60の撮像を再度実行する。このように、本実施形態のコントローラ190は、パーツカメラ28の撮像データに基づいて、ジャンパー線110の挟持状態に応じた適切な作動を実行できる。
一方で、コントローラ190は、S9において正常に挟持できていると判定した場合(S9:YES)、回路基材12へのジャンパー線110の装着を実行する。図14は、第1端部113を回路基材12に装着する状態を模式的に示している。図14に示すように、回路基材12は、第1端部113を装着する貫通孔201が形成されている。貫通孔201は、回路基材12を上下方向に貫通して形成されている。なお、本願における接続部は、貫通孔201に限らず、コネクタなどの他のジャンパー線110を接続可能な接続部材でも良い。
コントローラ190は、作業ヘッド60を移動させ、貫通孔201の上方にチャック65を配置させる(S13)。コントローラ190は、作業ヘッド60を移動させる際に、パーツカメラ28の撮像データに基づいて駆動装置90等を制御し、チャック65に挟持された第1端部113の位置を補正する。また、図14に示すように、回路基材12の下面12A側には、カットアンドクリンチ装置33が配置されている。詳述すると、カットアンドクリンチ装置33の固定部138及び可動部139は、回路基材12の下面12Aに接触するように配置される。例えば、一対のスライド体134(図7参照)の各々は、1つの貫通孔201を間に挟むように配置される。一対のスライド体134の各々は、固定部138及び可動部139を下面12Aに接触させた状態、又は固定部138及び可動部139を下面12Aから僅かに離間させた状態となる。固定部138の上面138A(図8参照)と可動部139の屈曲部147とは、回路基材12の下面12Aに接触した状態等となる。コントローラ190は、制御データD1の情報に基づいて、例えば、貫通孔201、下面12Aの配線パターン、下面12A側に装着された電子部品などを回避した位置を決定し、固定部138及び可動部139を配置する。従って、固定部138及び可動部139を配置する位置は、部品の実装位置や貫通孔201の位置に応じて適宜変更される。なお、固定部138の上面138Aや屈曲部147に、回路基材12を保護するための弾性部材(ゴムなど)を設けても良い。
コントローラ190は、チャック65を下降させ、第1端部113を貫通孔201に挿入する(S13)。コントローラ190は、駆動装置90を駆動してチャック65を下降させる。なお、コントローラ190は、作業ヘッド移動装置64を駆動してチャック65を下降させても良い。また、コントローラ190は、駆動装置90と作業ヘッド移動装置64の両方を駆動してチャック65を下降させても良い。チャック65は、回路基材12の上面12B側から貫通孔201内へ第1端部113を挿入する。チャック65は、図15に示すように、係合部113Aが下面12A側に移動するまで第1端部113を貫通孔201内へ挿入させる。第1端部113は、係合部113Aを下面12Aに係合させ、回路基材12に装着された状態となる。
従って、本実施形態の回路基材12は、平板状をなし、上面12B(第1面の一例)と、上面12Bと対向する下面12A(第2面の一例)とを有する。そして、カットアンドクリンチ装置33は、上面12B側に配置されたジャンパー線110の第1端部113を貫通孔201に装着する場合、回路基材12を下面12A側から支持する。これによれば、回路基材12を下面12A側から支持することで、第1端部113を貫通孔201内に押し込む際に、回路基材12が下方へ膨らんで湾曲するのを抑制できる。従って、第1端部113を、貫通孔201により確実に装着できる。なお、回路基材12を支持する基材支持装置は、カットアンドクリンチ装置33に限らない。部品装着機10は、例えば、回路基材12を支持する基材支持装置として、柱状のピンを複数備えても良い。また、カットアンドクリンチ装置33は、第1端部113の装着(S13)、及び後述する第2端部114の装着(S17)のうち、どちらか一方のみで回路基材12を支持しても良い。
また、コントローラ190は、第1端部113を貫通孔201に挿入する際に、チャック爪103によって第1端部113を押す荷重を制御する。詳述すると、図14に示すように、チャック65は、例えば、下降速度V2で移動し、第1端部113の先端を、貫通孔201の開口に接触させる。チャック爪103は、押圧荷重N1で第1端部113を貫通孔201内へ押す。本実施形態のコントローラ190は、チャック爪103によって第1端部113を押圧する押圧荷重N1、あるいは、押圧荷重N1に応じた検出値を検出可能となっている。例えば、コントローラ190は、駆動装置90を駆動する駆動回路192(図9参照)に発生する駆動電流の電流値に基づいて、押圧荷重N1に応じた制御を実行する。コントローラ190は、例えば、駆動回路192に発生する駆動電流の電流値の大きさと、制御データD1に設定された目標荷重に応じた電流値とが一致するように、駆動装置90の作動をフィードバック制御する。これにより、押圧荷重N1を目標荷重に一致させることができる。また、押圧荷重N1を制御することで、回路基材12や第1端部113の破損を抑制しつつ、第1端部113を貫通孔201に装着できる。また、本実施形態の部品装着機10は、カットアンドクリンチ装置33の固定部138及び可動部139によって、回路基材12を下方から支持している。これにより、第1端部113を貫通孔201内に押圧した際に回路基材12が下方へ湾曲するのを抑制し、押圧荷重N1の制御を精度良く実行できる。なお、コントローラ190は、駆動回路192に発生する駆動電流の電流値を押圧荷重N1の値に変換し、目標荷重と比較しても良い。即ち、コントローラ190は、電流値を荷重に変換して駆動装置90の制御を実行しても良い。
次に、コントローラ190は、第1端部113を回路基材12に装着すると、作業ヘッド60を移動させる(S15)。コントローラ190は、作業ヘッド60を移動させ、第2端部114を装着する貫通孔の上方にチャック66を配置させる(S15)。コントローラ190は、貫通孔の位置に応じてチャック66を移動させる。なお、作業ヘッド60を移動させずに、駆動装置90によってチャック66の位置を貫通孔の上方に移動可能な場合、コントローラ190は、S15を実行しなくとも良い。この場合、コントローラ190は、作業ヘッド60を移動させず、チャック65を下降させることでS17の第2端部114の装着作業を開始しても良い。
S15において、コントローラ190は、例えば、制御データD1に設定された第2端部114の装着位置(図16に示す貫通孔203の位置)に基づいて作業ヘッド60を移動させ、チャック66を装着位置に配置する。これにより、第1端部113と第2端部114との装着位置が遠く離れている場合や、装着位置が複雑な位置関係の場合であっても、第1端部113の装着後に作業ヘッド60を移動させることで、第2端部114を装着することができる。
また、S15において、コントローラ190は、第1端部113を接続する貫通孔201と、第2端部114を接続する貫通孔203(図16参照)との間に、S3で回路基材12に装着した部品が存在する場合、部品の位置に応じて作業ヘッド60を移動させる。これにより、部品を避けてジャンパー線110を配置できる。図16は、部品を装着した回路基材12の平面図を模式的に示している。図17は、回路基材12の断面図であって、ジャンパー線110を配置する状態を模式的に示している。
図16及び図17に示すように、回路基材12には、S3において、各種の部品210,211,212,213が装着されている。既に回路基材12に部品210〜213が装着されている場合、第1端部113を装着する貫通孔201と、第2端部114を装着する貫通孔203とを結ぶ最短距離でジャンパー線110を配置できない可能性がある。例えば、図16及び図17に示す場合では、貫通孔201と貫通孔203を最短距離で結ぶ経路221(図17参照)には、既に装着された部品210が配置されている。このため、コントローラ190は、部品210を回避するため、部品210の上方を通る経路223や、部品210の側方を通る経路224を、ジャンパー線110を配置する経路として設定する。ここで部品210を回避した状態とは、例えば、ジャンパー線110と部品210とが接触しないようにジャンパー線110を湾曲等させ配置した状態、あるいはジャンパー線110を部品210に接触させ、部品210の外周面に沿ってジャンパー線110を配置した状態などをいう。即ち、部品210の位置、形状、大きさなどに応じて、部品210を迂回するようにジャンパー線110を配置する状態をいう。
コントローラ190は、例えば、制御データD1に基づいて、ジャンパー線110を配置する経路を設定し、設定した経路に基づいて、作業ヘッド60を移動させる(S15)。制御データD1には、例えば、部品210〜213を装着する位置、部品210〜213の形状や大きさ、ジャンパー線110の長さ、ジャンパー線110の許容される湾曲角度などの情報が設定されている。コントローラ190は、制御データD1のこれらの情報に基づいて、例えば、上記した経路223,224のそれぞれの距離や角度等を算出し、経路223,224の一方を選択する。例えば、コントローラ190は、経路223,224のうち、ジャンパー線110の長さに近い方を、ジャンパー線110を配置する経路、即ち、作業ヘッド60のチャック66を移動させる経路として設定する。あるいは、コントローラ190は、経路223,224のうち、経路の曲率の小さい方を、ジャンパー線110を配置する経路として設定する。なお、経路223,224は、部品210の外周面に沿った経路でもよく、部品210の外周面から所定の距離だけ離間した位置を通る経路でも良い。
また、コントローラ190は、経路223,224の距離や曲率だけでなく、他の情報、例えば、部品210〜213の間の隙間に基づいて、ジャンパー線110を配置する経路を設定しても良い。例えば、部品210の側方には、部品211と部品212とが装着されている。図16に示すように、部品210と部品211との間の隙間231は、部品210と部品212との間の隙間232に比べて広くなっている。この場合、コントローラ190は、例えば、より広い隙間231を通る経路224を選択する。これにより、ジャンパー線110を配置する際に、ジャンパー線110が部品212等に引っかかるのを抑制できる。なお、コントローラ190は、ジャンパー線110を配置する経路の設定を、S15の開始時に実行しても良く、あるいはS15の前(S1の実行時など)に予め実行しても良い。
コントローラ190は、設定した経路に基づいて、作業ヘッド60を移動させる(S15)。コントローラ190は、作業ヘッド移動装置64を制御して作業ヘッド60を移動させ、第2端部114を挟持したチャック66を経路に沿って移動させる。ジャンパー線110は、経路に応じて配置される(S15)。
従って、本実施形態のコントローラ190は、貫通孔201(第1接続部の一例)と貫通孔203(第2接続部の一例)との間に、回路基材12に装着された部品210〜212が存在する場合に、部品210〜212の位置に応じて作業ヘッド60を移動させ、部品210〜212を避けてジャンパー線110を配置する。これにより、部品210〜212が装着されている場合であっても、部品210〜212を回避し迂回する経路223,224でジャンパー線110を配置することができる。
ここで、仮に回路基材12が電源用の基板である場合、コンデンサ、トランス、ヒートシンクなどの大きな部品210〜213が、回路基材12に装着される可能性が高い。そして、ジャンパー線110を最短の経路221で配置することは困難となる。従って、比較的大きな部品210〜213を装着する電源用の回路基材12において、上記した部品210〜213を回避してジャンパー線110を配置する制御は極めて有効である。
また、部品210〜213を装着する際に、ジャンパー線110が既に装着されていると、部品210〜213の装着が困難となる。このため、本実施形態のように、ジャンパー線110の装着(S13〜S17)を、部品210〜213の装着(S3)の後に実行する手順となる。換言すれば、ジャンパー線110の装着を部品210〜213の装着の後に実行するため、ジャンパー線110の装着作業は、既に装着された部品210〜213の影響を受ける可能性が高くなる。従って、部品210〜213及びジャンパー線110を装着する回路基材12の製造において、上記した部品210〜213を回避してジャンパー線110を配線する制御は極めて有効である。
図10に戻り、コントローラ190は、S15で作業ヘッド60を移動させた後、第2端部114を貫通孔203(図16参照)に装着する(S17)。コントローラ190は、S13と同様に作業ヘッド60を制御し、チャック66によって第2端部114を貫通孔203内に挿入する。これにより、回路基材12にジャンパー線110を装着することができる。
次に、コントローラ190は、他に装着すべきジャンパー線110があるか否かを判定する(S19)。コントローラ190は、例えば、制御データD1の情報に基づいて、次に装着すべきジャンパー線110があるか否かを判定する。コントローラ190は、装着すべきジャンパー線110がある場合(S19:NO)、S5からの処理を再度実行し、次のジャンパー線110の装着を開始する。一方、コントローラ190は、次に装着するジャンパー線110が存在しない、即ち、全てのジャンパー線110の装着を完了した場合(S19:YES)、図10に示す処理を終了する。コントローラ190は、部品210〜213やジャンパー線110の装着を完了させた回路基材12を、生産ラインの下流の装置へ搬送する。このようにして、本実施形態の部品装着機10は、チャック65,66によるジャンパー線110の装着作業を実行する。
(パラメータの設定)
また、本実施形態の部品装着機10は、ジャンパー線110の装着作業における作業ヘッド60の作動を詳細に設定可能となっている。例えば、図11に示すジャンパー線110の取得処理において、第1端部113をチャック爪103で挟持した後にチャック65を上昇させる速度を、上昇速度V1とする。この上昇速度V1は、制御データD1の設定値を変更することで、速度を変更可能となっている。例えば、コントローラ190は、図1に示す部品装着機10の表示装置13の入力情報に従って上昇速度V1の値を受け付け、受け付けた値を制御データD1に設定しても良い。表示装置13は、情報を入力するためのタッチパネルを備えても良い。あるいは、ユーザは、例えば、生産ラインの管理コンピュータを操作して、部品装着機10の制御データD1を変更し、上昇速度V1を変更しても良い。これにより、ユーザは、制御データD1を変更することで上昇速度V1を変更することができる。ユーザは、チャック65による第1端部113の取得に失敗する場合など、上昇速度V1を調整して、第1端部113を取得する作動の改善を行うことができる。
なお、設定可能な設定値は、上昇速度V1に限らない。例えば、部品装着機10は、チャック65,66を上昇させる加速度、減速度を設定可能な構成でも良い。また、部品装着機10は、ジャンパー線110をトレイ型部品供給装置97から取得する作動だけでなく、ジャンパー線110を回路基材12に装着する際のチャック65,66の下降速度V2(図14参照)等を設定可能な構成でも良い。また、部品装着機10は、第1端部113をチャック爪103で挟持する位置、第1端部113をチャック爪103で挟持する荷重、第1端部113を貫通孔201,203に挿入する際の押圧荷重N1、第1端部113を貫通孔201,203に挿入する位置などを設定可能な構成でも良い。また、部品装着機10は、S15において作業ヘッド60を移動させる経路223,224、移動方向、通過位置等を設定可能な構成でも良い。
因みに、上面12Bは、第1面の一例である。下面12Aは、第2面の一例である。パーツカメラ28、サイドカメラ67は、撮像装置の一例である。カットアンドクリンチ装置33は、基材支持装置の一例である。クランプ装置52は、基材保持装置の一例である。チャック65は、第1挟持部の一例である。チャック66は、第2挟持部の一例である。ジャンパー線110は、線材の一例である。コントローラ190は、制御装置の一例である。貫通孔201は、第1接続部の一例である。貫通孔203は、第2接続部の一例である。トレイ型部品供給装置97は、供給装置の一例である。
以上、上記した本実施形態では、以下の効果を奏する。
本実施形態のコントローラ190は、チャック65のチャック爪103で挟持した第1端部113を、回路基材12の貫通孔201に装着する(S13)。コントローラ190は、第1端部113を貫通孔201に装着した後、作業ヘッド移動装置64を制御し、貫通孔203の位置に応じて作業ヘッド60を移動させる(S15、図16参照)。そして、コントローラ190は、チャック66のチャック爪103で挟持した第2端部114を、回路基材12の貫通孔203に装着する(S17)。
これによれば、第1端部113を貫通孔201に装着した後、作業ヘッド60を移動させる。貫通孔203の位置に応じて作業ヘッド60を移動させることで、チャック66の位置と貫通孔203の位置、即ち、第2端部114の位置と貫通孔203の位置を合わすことができる。このため、貫通孔201,203が複雑に配置された場合であっても、ジャンパー線110の第1端部113及び第2端部114を、回路基材12の貫通孔201,203に装着することができる。ここでいう複雑に配置された場合とは、例えば、回路基材12において貫通孔201,203を、離れた位置に配置した場合である。あるいは、複雑に配置された場合とは、例えば、貫通孔201と貫通孔203との間に、回路基材12に装着された部品210が存在する場合である。
なお、コントローラ190は、図9に示すように、第1装着部261と、移動部263と、第2装着部265と、判定部267とを有している。第1装着部261等は、例えば、コントローラ190のCPUで制御データD1の制御プログラムを実行することで実現される処理モジュールである。なお、第1装着部261等を、処理モジュールなどのソフトウェアで構成せず、処理回路などのハードウェアで構成しても良い。また、第1装着部261等を、ソフトウェアとハードウェアとを組み合わせて構成しても良い。第1装着部261は、チャック66(第1挟持部の一例)で挟持した第1端部113を、貫通孔201(第1接続部の一例)に装着する制御を実行する。移動部263は、第1端部113を貫通孔201に装着した後、作業ヘッド移動装置64を制御し、貫通孔203(第2接続部の一例)の位置に応じて作業ヘッド60,62を移動させる制御を実行する。第2装着部265は、チャック66(第2挟持部の一例)で挟持した第2端部114を、貫通孔203に装着する制御を実行する。判定部267は、パーツカメラ28(撮像装置の一例)により撮像された撮像データに基づいて、チャック65,66によってジャンパー線110が正常に挟持されているか否かを判定する。因みに、第1装着部261により実行される工程(S13)は、第1装着工程の一例である。移動部263により実行される工程(S15)は、移動工程の一例である。第2装着部265により実行される工程(S17)は、第2装着工程の一例である。
なお、本願は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。
例えば、本願の第1及び第2接続部は、貫通孔201,203に限らず、例えば、回路基材12に設けたコネクタでも良い。この場合、ジャンパー線110の第1端部113及び第2端部114に、回路基材12のコネクタに接続可能なコネクタを設けても良い。そして、コントローラ190は、ジャンパー線110のコネクタを、回路基材12のコネクタに差し込む制御を実行しても良い。
また、上記実施形態では、コントローラ190は、ジャンパー線110の装着(S13〜S17)を、部品の装着(S3)の後に実施したが、先に実施しても良い。
また、コントローラ190は、第1端部113を装着した後、回路基材12に装着された部品210〜212を回避する制御を実行したが、回避する制御を実行しない構成でも良い。
また、コントローラ190は、パーツカメラ28の撮像データに基づいて、ジャンパー線110が正常に挟持されているか否かを判定(S9)したが、この判定処理を実行しない構成でも良い。
また、部品装着機10は、ジャンパー線110の回路基材12への装着時に、カットアンドクリンチ装置33により回路基材12を下面12Aから支持しなくとも良い。また、部品装着機10は、カットアンドクリンチ装置33を備えない構成でも良い。
また、コントローラ190は、押圧荷重N1に基づいた制御を実行しない構成でも良い。
また、本願の作業機は、部品を供給する部品供給装置30、ばら部品供給装置32等を備えなくともよい。即ち、作業機は、クランプ装置52(基板保持装置の一例)、作業ヘッド60,62、作業ヘッド移動装置64(ヘッド移動装置の一例)、制御装置34のみを備える構成でも良い。
10 部品装着機(作業機)、12 回路基材、12B 上面(第1面)、12A 下面(第2面)、28 パーツカメラ(撮像装置)、33 カットアンドクリンチ装置(基材支持装置)、34 制御装置、52 クランプ装置(基材保持装置)、60,62 作業ヘッド、64 作業ヘッド移動装置、65 チャック(第1挟持部)、66 チャック(第2挟持部)、67 サイドカメラ(撮像装置)、97 トレイ型部品供給装置(供給装置)、110 ジャンパー線(線材)、113 第1端部、114 第2端部、190 コントローラ(制御装置)、201 貫通孔(第1接続部)、203 貫通孔(第2接続部)、210,211,212 部品。

Claims (4)

  1. 第1接続部と、第2接続部とを有する回路基材を保持する基材保持装置と、
    第1端部と、第2端部とを有する線材を保持し、前記基材保持装置によって保持された前記回路基材に前記線材を装着する作業ヘッドと、
    前記作業ヘッドを移動させる作業ヘッド移動装置と、
    制御装置と、を備え、
    前記作業ヘッドは、
    前記第1端部を挟持する第1挟持部と、
    前記第2端部を挟持する第2挟持部と、を有し、
    前記回路基材に対する部品の装着を実行し、
    前記制御装置は、
    前記作業ヘッドによって前記回路基材に前記部品を装着した後、前記第2挟持部で前記第2端部を挟持して保持した状態において、前記第1挟持部及び前記第2挟持部のうち前記第1挟持部のみを前記回路基材に向かって移動させ、移動させた後に前記第1挟持部で挟持した前記第1端部を、前記第1接続部に装着する第1装着部と、
    前記第1端部を前記第1接続部に装着した後、前記作業ヘッド移動装置を制御し、前記第2接続部の位置に応じて前記作業ヘッドを移動させる移動部と、
    前記第1挟持部及び前記第2挟持部のうち前記第2挟持部のみを前記回路基材に向かって移動させ、移動させた後に前記第2挟持部で挟持した前記第2端部を、前記第2接続部に装着する第2装着部と、
    を有し、
    前記移動部は、
    前記第1接続部と前記第2接続部との間に、前記回路基材に装着された部品が存在する場合に、前記部品の位置に応じて前記作業ヘッドを移動させ、前記部品を避けて前記線材を配置する、作業機。
  2. 前記線材を前記作業ヘッドに供給する供給装置と、
    前記線材を保持する前記作業ヘッドを撮像する撮像装置と、を備え、
    前記撮像装置は、
    前記供給装置から前記線材が前記作業ヘッドに供給された後、前記作業ヘッドを撮像し、
    前記制御装置は、
    前記撮像装置により撮像された撮像データに基づいて、前記第1挟持部及び前記第2挟持部によって前記線材が正常に挟持されているか否かを判定する判定部を有する、請求項1に記載の作業機。
  3. 前記回路基材は、
    平板状をなし、第1面と、前記第1面と対向する第2面とを有し、
    前記作業機は、
    前記第1面側に配置された前記線材の前記第1端部を前記第1接続部に装着する場合、及び前記第1面側に配置された前記線材の前記第2端部を前記第2接続部に装着する場合のうち、少なくとも一方の場合に前記回路基材を前記第2面側から支持する基材支持装置を備える、請求項1又は請項2に記載の作業機。
  4. 第1接続部と、第2接続部とを有する回路基材を保持する基材保持装置と、第1端部と、第2端部とを有する線材を保持し、前記基材保持装置によって保持された前記回路基材に前記線材を装着する作業ヘッドと、前記作業ヘッドを移動させる作業ヘッド移動装置と、を備える作業機において、前記線材を前記回路基材に装着する装着方法であって、
    前記作業ヘッドは、
    前記第1端部を挟持する第1挟持部と、
    前記第2端部を挟持する第2挟持部と、を有し、
    前記回路基材に対する部品の装着を実行し、
    前記装着方法が、
    前記作業ヘッドによって前記回路基材に前記部品を装着した後、前記第2挟持部で前記第2端部を挟持して保持した状態において、前記第1挟持部及び前記第2挟持部のうち前記第1挟持部のみを前記回路基材に向かって移動させ、移動させた後に前記第1挟持部で挟持した前記第1端部を、前記第1接続部に装着する第1装着工程と、
    前記第1端部を前記第1接続部に装着した後、前記作業ヘッド移動装置を制御し、前記第2接続部の位置に応じて前記作業ヘッドを移動させる移動工程と、
    前記第1挟持部及び前記第2挟持部のうち前記第2挟持部のみを前記回路基材に向かって移動させ、移動させた後に前記第2挟持部で挟持した前記第2端部を、前記第2接続部に装着する第2装着工程と、
    を含み、
    前記移動工程において、
    前記第1接続部と前記第2接続部との間に、前記回路基材に装着された部品が存在する場合に、前記部品の位置に応じて前記作業ヘッドを移動させ、前記部品を避けて前記線材を配置する、装着方法。
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