JP6130504B2 - 部品実装機 - Google Patents

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    • H05K13/0061Tools for holding the circuit boards during processing; handling transport of printed circuit boards

Description

本発明は、電子部品を基板に実装する部品実装機に関する。
従来より、基板上に挿入された電子部品をクリンチするクリンチ機構が知られている。例えば、特許文献1には、基板を搬送するコンベア装置の下端に突設されたブラケットにベースを介してクリンチ機構が固定され、別途挿入機により電子部品が挿入された基板がコンベア装置によって搬送されると、クリンチ機構を上昇させて電子部品のクリンチを行なうものが開示されている。ここで、クリンチ機構は、ボルトによりベースに固定されており、クリンチの位置座標変更時には、ベースの複数箇所に移動できるようになっている。
実開昭61−20233号公報
しかしながら、上述の装置では、クリンチ位置座標を変更できるものの、クリンチ機構をボルトによってベースに固定する必要があるから、その設置位置が大きく制限されてしまう。このため、基板に対する電子部品の挿入位置によっては別途専用機を準備しなければならない場合も生じ、顧客による設備投資の負担が過大となる。
本発明の部品実装機は、電子部品のクリンチが可能な汎用性の高い部品実装機を提供することを主目的とする。
本発明の部品実装機は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の部品実装機は、
リード線を有する電子部品を基板上に実装する部品実装機であって、
固定台を有する筐体と、
前記固定台に固定され、前記基板を支持する支持体を有するベースプレートと、
前記支持体により支持された前記基板上に前記電子部品を挿入可能な挿入機と、
前記ベースプレート上に載置され、前記基板上に挿入された電子部品のリード線をクリンチするクリンチ機構と、
を備え、
前記クリンチ機構は、前記ベースプレート上の所定範囲内の任意の位置に載置可能に構成され、
前記ベースプレートは、前記固定台に対して着脱可能に構成されてなる
ことを要旨とする。
この本発明の部品実装機では、クリンチ機構をベースプレート上の所定範囲内の任意の位置に載置可能に構成している。これにより、基板に対する電子部品の挿入位置に拘わらず、クリンチ機構を適切な位置に載置することができ、電子部品のリード線をクリンチすることができる。この結果、汎用性の高い部品実装機を提供することができる。また、ベースプレートを固定台に対して着脱可能に構成するから、ベースプレートへのクリンチ機構の載置は、ベースプレートを固定台から取り外し、クリンチ機構をベースプレート上に載置し、クリンチ機構を載置したベースプレートを固定台に固定することにより行なうことが可能となる。即ち、クリンチ機構をベースプレート上に載置する作業を装置外で行なうことができるため、その作業性をより向上させることができる。
こうした本発明の部品実装機において、前記クリンチ機構は、前記ベースプレートの支持体と共に前記基板を支持するための支持部材を有するものとすることもできる。こうすれば、ベースプレートの支持体に加えて、クリンチ機構が有する支持部材によっても基板を支持することができるから、基板をより安定して支持することができる。
また、本発明の部品実装機において、前記クリンチ機構は、磁石を用いて前記ベースプレートに固定可能に構成されてなるものとすることもできる。
さらに、本発明の部品実装機において、前記クリンチ機構は、ブロックと、該ブロックを昇降させる昇降機構とを有し、前記基板上に挿入された電子部品のリード線に前記ブロックを押し当てて該ブロックを上昇させることにより該リード線をクリンチするものとすることもできる。こうすれば、ブロックの昇降動作によりリード線をクリンチできるから、クリンチ機構をより小型化することができる。この態様の本発明の部品実装機において、前記ブロックは、昇降方向に対して傾斜された傾斜面が形成され、前記クリンチ機構は、前記基板上に挿入された電子部品のリード線に前記傾斜面を押し当てて前記ブロックを上昇させることにより該リード線を前記傾斜面の傾斜方向に沿って折り曲げるものとすることもできる。さらにこの態様の本発明の部品実装機において、前記ブロックは、前記リード線の折り曲げをガイドするガイド溝が前記傾斜面に傾斜方向に沿って形成されてなるものとすることもできる。
部品実装機10の構成の概略を示す構成図である。 部品実装機10の制御装置90の電気的な接続関係を示すブロック図である。 ベースプレート44の外観を示す外観斜視図である。 ヘッド60の構成の概略を示す構成図である。 クリンチ装置80を斜め下から見た外観を示す外観斜視図である。 クリンチ装置80を斜め上から見た外観を示す外観斜視図である。 ブロック83の外観を示す外観斜視図である。 クリンチ装置設置工程の手順を示す説明図である。 クリンチ装置80を位置合わせする様子を示す説明図である。 クリンチ装置80を位置合わせする様子を示す説明図である。 クリンチ装置80によりラジアル部品18をクリンチする様子を示す説明図である。 クリンチ装置80によりラジアル部品18をクリンチする様子を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は部品実装機10の構成の概略を示す構成図であり、図2は部品実装機10の制御装置90の電気的な接続関係を示すブロック図である。
部品実装機10は、図1に示すように、電子部品(以下、単に「部品」という)を供給する部品供給装置20と、回路基板(以下、単に「基板」という)16を搬送する基板搬送装置30と、搬送された基板16をバックアップするバックアップ装置40と、部品供給装置20により供給された部品をバックアップ装置40によりバックアップされた基板16に装着する部品装着装置50と、実装機全体を制御する制御装置90(図2参照)とを備え、基板搬送装置30とバックアップ装置40と部品装着装置50が筐体12内に収容されている。ここで、部品実装装置10は、異なる種類(形状)の部品(例えば、チップ部品などのリード線のない表面実装部品や、片側にのみリード線を有する部品であるラジアル部品、両側にリード線を有する部品であるアキシャル部品等)を基板16上に実装可能な汎用実装機として構成されている。なお、図1には、1台の部品実装機10のみを図示したが、部品実装ラインにおいては複数台の部品実装機が並設され、各部品実装機の制御装置にはこれらを管理するための管理コンピュータ100(図2参照)が接続されている。
部品供給装置20は、トレイによる部品の供給が可能なトレイフィーダ22と、テープによる部品の供給が可能なテープフィーダ24とを備える。トレイフィーダ22は、基板16に実装する板状の部品が並べられたトレイを複数段積み重ねられた段積み状態にて収容し、部品をトレイごと供給するものである。テープフィーダ24は、部品が所定間隔で貼り付けられたテープが巻回されたリールを備え、リールからテープを引き出すことにより部品を供給するものである。テープフィーダ24は、リールを備えないタイプも使用可能である。なお、テープフィーダ24は、着脱可能に構成されており、供給する部品に適したフィーダに交換できるようになっている。図1では、リード線がテープで留められたラジアル部品を供給するラジアルテープフィーダ24が装着された例を示した。
基板搬送装置30は、筐体12の下段部に設置された基台14上にY軸方向(図1の前後方向)に所定間隔隔てて設けられた一対の支持板32a,32bと、支持板32a,32bの互いに対向する面に設けられた一対のコンベアベルト34a,34bとを備える。一対の支持板32a,32bは、長手方向がX軸方向(図1の左右方向)となる長方形状の部材として構成されており、長手方向の両端には駆動輪および従動輪が設けられている。コンベアベルト34a,34bは、支持板32a,32bに設けられた駆動輪および従動輪に架け渡されており、図示しない駆動モータにより駆動輪が駆動されることにより、基板16を図1の左から右へと搬送する。
バックアップ装置40は、図示しない昇降装置により昇降可能に配設されたバックアッププレート42と、バックアッププレート42の上面に装着されたベースプレート44とを備える。ベースプレート44は、バックアッププレート42に対して着脱可能に構成されている。図3にベースプレート44の外観斜視図を示す。このベースプレート44のプレート面には、ラジアル部品18を基板16に実装する場合に、基板16上に挿入されたラジアル部品18の2本のリード線を外側に折り曲げてクリンチするためのクリンチ装置80を設置できるようになっている。ベースプレート44上のクリンチ装置80に干渉しない部分には、基板16を裏側からバックアップするための複数のバックアップピン46が適宜立設される。図3の例では、バックアップピン46は周縁部に立設されている。勿論、クリンチ装置80に干渉しない位置であれば、周縁部の内側にバックアップピン46が立設されてもよい。
部品装着装置50は、X軸モータ51(図2参照)の駆動によりX軸方向(図1の左右方向)に移動されるX軸スライダ52と、Y軸モータ53(図2参照)の駆動によりY軸方向(図1の前後方向)に移動されるY軸スライダ54と、X軸スライダ52に取り付けられ部品供給装置20により供給された部品を保持して基板16上に装着するヘッド60と、基台14に設けられヘッド60により保持された部品を撮影するパーツカメラ58と、X軸スライダ52に取り付けられ基板16上に設けられた基板位置決め基準マークを撮影するマークカメラ59とを備える。
X軸スライダ52は、Y軸スライダ54の前面にX軸方向に沿って設けられたガイドレール55に取り付けられており、ガイドレール55に案内されつつX軸方向にスライド可能となっている。Y軸スライダ54は、筐体12の上部にY軸方向に沿って設けられたガイドレール56に取り付けられており、ガイドレール56に案内されつつY軸方向にスライド可能となっている。
ヘッド60は、X軸スライダ52に対して着脱可能に構成されており、基板16に装着する部品の大きさや形状に適したもの(例えば、表面実装部品を吸着して基板16上に装着するための吸着ヘッドやラジアル部品18を把持して基板16上に挿入するためのチャックヘッド等)に交換される。以下では、X軸スライダ52にチャックヘッドを装着した場合について説明する。
図4にヘッド60の構成の概略を示す。ヘッド60は、図4に示すように、ラジアル部品18を把持するチャック装置70と、チャック装置70をZ軸方向およびθ軸方向(Z軸周りの回転方向)に移動させるZθアクチュエータ61(図1参照)とを備えるチャックヘッドとして構成されている。なお、Zθアクチュエータ61は、チャック装置70に取り付けられ軸方向がZ軸方向に延伸されたねじ軸62と、ねじ軸62に貫通されたボールねじナットを回転駆動するZ軸モータ64と、ねじ軸62に貫通されたボールスプラインナットを回転駆動するθ軸モータ66とを備え、Z軸モータ64を駆動することによりねじ軸62をZ軸方向に昇降させ、θ軸モータ66を駆動することによりねじ軸62をZ軸周りに回転させる。
チャック装置70は、図4に示すように、開閉動作によりラジアル部品18を把持する一対のチャック爪72aを有する把持部72と、把持部72の一対のチャック爪72aを開閉させる開閉機構74と、開閉機構74を駆動する駆動モータ76とを備える。また、チャック装置70は、把持部72でラジアル部品18を把持した状態でその上面を押さえるための押さえ部材78を備えており、把持部72でラジアル部品18を把持した後に、図示しないアクチュエータにより押さえ部材78を下降させることにより、押さえ部材78をラジアル部品18の上面に接触させる。
クリンチ装置80は、ベースプレート44のプレート面に磁石により吸着可能に構成されている。図5はクリンチ装置80を斜め下から見た外観を示す外観斜視図であり、図6はクリンチ装置80を斜め上から見た外観を示す外観斜視図である。クリンチ装置80は、図示するように、下面がベースプレート44のプレート面に吸着可能に磁石が内蔵された直方体状の部材であるベース81と、ベース81の上面に立設された支持部材82と、ラジアル部品18に当接してリード線をクリンチするためのブロック83と、ベース81の上面に設けられブロック83を昇降可能なアクチュエータ84とを備える。
支持部材82は、ベースプレート44に立設されたバックアップピン46と略同じ高さとなる2本の柱状の部材として構成されている。これにより、上述したバックアップピン46に加えて支持部材82によっても基板16を裏側からバックアップすることができ、基板16の撓みや反りを効果的に抑制することができる。
図7に、ブロック83の外観斜視図を示す。ブロック83は、図7に示すように、上方が2つの傾斜面83aにより山型に突出された部材として構成されており、2つの傾斜面83aの中央部にはそれぞれ傾斜方向に沿ってガイド溝83bが形成されている。
アクチュエータ84は、本実施例では、2つのエアポート84a,84bを有する復動型のエアシリンダとして構成されており、ロッド85(図2参照)の先端にはブロック83が取り付けられている。アクチュエータ84は、図2に示すように、エアコンプレッサ86からの空気圧をエアポート84aへ供給すると共にエアポート84bを開放すると、ロッド85を押し出してブロック83を上昇させ、エアコンプレッサ86からの空気圧をエアポート84bへ供給すると共にエアポート84aを開放すると、ロッド85を引き込んでブロック83を下降させる。なお、エアポート84a,84bへの空気圧の給排は電磁弁87によって制御される。
パーツカメラ58は、基板搬送装置30の支持板32bの前方側に配置されている。このパーツカメラ58の撮像範囲は、パーツカメラ58の上方である。部品を保持したヘッド60がパーツカメラ58の上方を通過する際、パーツカメラ58はヘッド60に保持された部品の状態を撮影し、その画像を制御装置90へ出力する。制御装置90は、パーツカメラ58によって撮影された画像を予め記憶された正常な保持状態の画像と比較することにより、部品が正常に保持されているか否かを判定する。
マークカメラ59は、X軸スライダ52の下端後方に固定されている。このマークカメラ59の撮像範囲は、マークカメラ59の下方である。マークカメラ59は、基板16上に設けられた基板位置決め基準マークを撮影し、その画像を制御装置90へ出力する。制御装置90は、マークカメラ59によって撮影された画像に基づいてマークの中心位置を認識することにより、基板16の位置を認識する。
制御装置90は、図2に示すように、CPU91を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶するROM92、各種データを記憶するHDD93、作業領域として用いられるRAM94、外部装置と電気信号のやり取りを行うための入出力インタフェース95などを備えており、これらはバス96を介して接続されている。この制御装置90には、パーツカメラ58やマークカメラ59からの画像信号を入出力インターフェース95を介して入力しており、制御装置90からは、基板搬送装置30やバックアップ装置40、X軸スライダ52のX軸モータ51、Y軸スライダ54のY軸モータ53、ヘッド60のZ軸モータ64、θ軸モータ66および駆動モータ76、エアコンプレッサ86、電磁弁87等への駆動信号を入出力インターフェース95を介して出力している。また、制御装置90は、部品供給装置20や管理コンピュータ100と双方向通信可能に接続されている。なお、X軸スライダ52およびY軸スライダ54には図示しない位置センサが装備されており、制御装置90はそれらの位置センサからの位置情報を入力しつつ、X軸モータ51およびY軸モータ53を駆動制御する。
管理コンピュータ100は、図2に示すように、CPU101を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶するROM102、基板16の生産計画などを記憶するHDD103、作業領域として用いられるRAM104、外部装置と電気信号のやり取りを行うための入出力インタフェース105などを備えており、これらはバス106を介して接続されている。また、管理コンピュータ100は、入出力インタフェース105を介して、マウスやキーボードに代表される入力デバイス112から信号を入力可能であり、ディスプレイ114に種々の画像を出力可能なように接続されている。ここで、基板16の生産計画とは、部品実装機10において基板16にどの部品を実装するか、また、部品を実装した基板16(組立品)を何枚作製するか等を定めた計画をいう。管理コンピュータ100は、作業者から入力デバイス112を介して生産計画を受け付け、受け付けた生産計画に従って組立品が作製されるよう各種指令を部品実装機10に送信する。
こうして構成された部品実装機10において、ラジアル部品18を基板16に実装するラジアル部品実装工程について説明する。ラジアル部品実装工程では、ラジアル部品18の供給、基板16への装着およびリード線のクリンチが自動で行なわれるが、その準備工程として、作業者自身がクリンチ装置80をベースプレート44のプレート面に設置する工程(クリンチ装置設置工程)を行なう必要ある。図8は、クリンチ装置設置工程の一例を示す工程図である。
図示するように、クリンチ装置設置工程では、まず、ベースプレート44をバックアッププレート42から取り外す(ステップS100)。上述したように、ベースプレート44はバックアッププレート42に対して着脱可能に構成されているため、クリンチ装置80の設置作業をし易くするため、ベースプレート44をバックアッププレート42から取り外す。次に、ベースプレート44のプレート面にクリンチ装置80を設置し(ステップS110)、ベースプレート44に位置決めピンを立設して、ジグ基板を取り付ける(ステップS120)。ここで、ジグ基板は、実際に用いる基板16と同じ位置にラジアル部品18のリード線を装着可能な部品穴が設けられた基板である。さらに、ジグ基板は、位置決めピンの先端を挿入可能なスルーホールが設けられており、位置決めピンによってベースプレート44に対してジグ基板を位置決め可能となっている。そして、ジグ基板に設けられた部品穴にラジアル部品18を装着し(ステップS130)、ラジアル部品18の真下にブロック83が位置するようにクリンチ装置80を位置合わせする(ステップS140)。図9および図10は、クリンチ装置80を位置合わせする様子を示す説明図である。クリンチ装置80の位置合わせは、ラジアル部品18の2本のリード線が重なる方向に対しては、ラジアル部品18のリード線を通る中心線がブロック83のガイド溝83bと重なるように行ない(図9参照)、ラジアル部品18の2本のリード線が並ぶ方向に対しては、ラジアル部品18の2本のリード線の間を通る中心線がブロック83の山部の頂点を通るように行なう(図10参照)。こうしてクリンチ装置80の位置合わせを行なうと、ジグ基板を取り外したベースプレート44をバックアッププレート42上に戻して(ステップS150)、クリンチ装置設置工程が完了する。ここで、バックアップピン46は、機外にてクリンチ装置80がベースプレート44上に設置されるときに、一緒に立設されてもよく、クリンチ装置80が設置されたベースプレート44が機内のバックアッププレート42上に戻された後に、機内で立設されてもよい。
次に、ラジアル部品実装工程について説明する。部品実装機10の制御装置90は、部品供給装置20を駆動することによりラジアルテープフィーダ24にてラジアル部品18のリード線が留められたテープを引き出してラジアル部品18を直立姿勢で送り出す。また、制御装置90は、ラジアル部品18の真上に把持部72のチャック爪72aが来るようX軸モータ51およびY軸モータ53を制御する。続いて、制御装置90は、駆動モータ76、Z軸モータ64およびθ軸モータ66を制御することにより把持部72のチャック爪72aを開いた状態でヘッド60(チャック装置70)を下降させ、駆動モータ76を制御することによりチャック爪72aを閉じてラジアル部品18を把持する。そして、制御装置90は、Z軸モータ64を制御することによりヘッド60を上昇させ、X軸モータ51およびY軸モータ53を制御することによりラジアル部品18が基板16の部品穴の真上に来るようにヘッド60を移動させる。その後、Z軸モータ64、θ軸モータ66を制御することによりラジアル部品18のリード線が基板16の部品穴に挿入されるようヘッド60を下降させ、ラジアル部品18が挿入された状態でラジアル部品18の上面を押さえ部材78によって押さえる。そして、制御装置90は、クリンチ装置80のアクチュエータ84を制御することによりブロック83の山部をラジアル部品18のリード線に押し当ててクリンチする。リード線がクリンチされると、駆動モータ76を制御することによりチャック爪72aを開いて把持部72によるラジアル部品18の把持を解く。図11および図12にクリンチ装置80によりラジアル部品18をクリンチする様子を示す。図示するように、ブロック83が上昇するにつれて、リード線はブロック83に形成されたガイド溝83bに沿って外側に折り曲げられていく。
以上説明した実施例の部品実装機10では、クリンチ装置80を、ベースプレート44のプレート面の任意の位置に設置可能とすると共に、ベースプレート44をバックアッププレート42に対して着脱可能に構成するから、クリンチ装置80の設置作業を機外で行なうことができ、作業性をより向上させることができる。また、クリンチ装置80のベース81に磁石を内蔵し、クリンチ装置80をベースプレート44に磁石により吸着させるから、ベースプレート44に対してボルト等により固定するものに比して、設置作業をより容易に行なうことができる。さらに、クリンチ装置80に山型のブロック83を備え、基板16の裏側でブロック83を上昇させることにより、基板16に装着されたラジアル部品18のリード線を外側に折り曲げるから、装置をよりコンパクトなものとすることができる。これにより、ベースプレート44に複数のクリンチ装置80を設置する場合でも、互いのクリンチ装置80が干渉するのを少なくすることができる。また、クリンチ装置80に支持部材82を設けたから、基板16を支持部材82によってもバックアップすることができ、基板16の撓みや反りを効果的に抑制することができる。
実施例では、クリンチ装置80に2本の支持部材82を設けるものとしたが、支持部材82の数は1本であってもよいし、3本以上であってもよい。また、支持部材82を設けないものとしてもよい。
実施例では、磁石を用いてクリンチ装置80をベースプレート44上に吸着させるものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、負圧によってクリンチ装置をベースプレート44上に吸着させるなど、他の吸着手段によって吸着させるものとしてもよい。
実施例では、ブロック83の山部を構成する傾斜面83aにガイド溝83bを形成するものとしたが、これに限定されるものではなく、ガイド溝83bを形成しないものとしてもよい。
実施例では、クリンチ装置80を、リード線を外側に折り曲げてクリンチするよう構成するものとしたが、リード線を内側に折り曲げてクリンチするよう構成するものとしてもよい。例えば、2つの傾斜面が谷型に形成されたブロックを備えたクリンチ装置を利用してもよい。
実施例では、基板16の裏側でブロック83が上昇することにより、基板16に装着された部品のリード線を折り曲げるものとしたが、ブロックを上昇させることは不可欠ではない。例えば、昇降機構を持たないブロックを、基板裏面から僅かな隙間を空けた高さとなるよう配置し、チャック装置70に把持されたラジアル部品18のリード線が基板16の部品穴の真上に位置決めされた状態で、Zθアクチュエータ61を駆動してチャック装置70を下降させてもよい。これにより、ラジアル部品18は、押さえ部材78により上面が押さえられた状態でチャック装置70と共に下降するから、基板16の部品穴に挿入されたリード線は、Zθアクチュエータ61の駆動力によってブロックの傾斜面に沿って折り曲げられることとなる。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、ラジアル部品18が「電子部品」に相当し、下面に基台14を有する筐体12が「筐体」に相当し、ベースプレート44が「ベースプレート」に相当し、部品装着装置50が「挿入機」に相当し、クリンチ装置80が「クリンチ装置」に相当する。また、バックアップピン46が「支持体」に相当し、支持部材82が「支持部材」に相当する。また、ブロック83が「ブロック」に相当し、アクチュエータ84が「昇降装置」に相当する。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行われるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、部品実装機の製造産業などに利用可能である。

Claims (5)

  1. リード線を有する電子部品を基板上に実装する部品実装機であって、
    固定台を有する筐体と、
    前記固定台に固定され、前記基板を支持する支持体を有するベースプレートと、
    前記支持体により支持された前記基板上に前記電子部品を挿入可能な挿入機と、
    前記ベースプレート上に載置され、前記基板上に挿入された電子部品のリード線をクリンチするクリンチ装置と、
    を備え、
    前記ベースプレートは、前記固定台に対して着脱可能に構成され、
    前記クリンチ装置は、前記ベースプレート上の所定範囲内の任意の位置に載置可能に構成され、ブロックと、該ブロックを昇降させる昇降装置とを有し、前記基板上に挿入された電子部品のリード線に前記ブロックを押し当てて該ブロックを上昇させることにより該リード線をクリンチする
    ことを特徴とする部品実装機。
  2. 請求項1記載の部品実装機であって、
    前記クリンチ装置は、前記ベースプレートの支持体と共に前記基板を支持するための支持部材を有する
    ことを特徴とする部品実装機。
  3. 請求項1または2記載の部品実装機であって、
    前記クリンチ装置は、磁石を用いて前記ベースプレートに固定可能に構成されてなる
    ことを特徴とする部品実装機。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の部品実装機であって、
    前記ブロックは、昇降方向に対して傾斜された傾斜面が形成され、
    前記クリンチ装置は、前記基板上に挿入された電子部品のリード線に前記傾斜面を押し当てて前記ブロックを上昇させることにより該リード線を前記傾斜面の傾斜方向に沿って折り曲げる
    ことを特徴とする部品実装機。
  5. 請求項記載の部品実装機であって、
    前記ブロックは、前記リード線の折り曲げをガイドするガイド溝が前記傾斜面に傾斜方向に沿って形成されてなる
    ことを特徴とする部品実装機。
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