JP6964185B2 - 鞍乗り型車両のエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両のエアバッグ装置に関する。
従来、鞍乗り型車両のエアバッグ装置において、鞍乗り型車両の外側に展開するエアバッグが、衝撃対象物と鞍乗り型車両との間に展開するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のエアバッグ装置では、エアバッグが衝撃対象物と鞍乗り型車両との間に展開するため、エアバッグが大型になり易い。
特開2008−183913号公報
ところで、鞍乗り型車両のエアバッグ装置では、乗員の前方で略鉛直に上方へ展開するエアバッグによって乗員を保護することが考えられる。このようなエアバッグ装置は、鞍乗り型車両にコンパクトに配置されることが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、上方へ展開するエアバッグを備える鞍乗り型車両のエアバッグ装置をコンパクトに配置できるようにすることを目的とする。
本発明は、インフレーター(53)と、前記インフレーター(53)が放出するガスによって膨張するエアバッグ(52)と、前記エアバッグ(52)を収納するリテーナー(51)とを備え、前記リテーナー(51)の開口(63)から前記エアバッグ(52)が上方に展開する鞍乗り型車両のエアバッグ装置において、前記リテーナー(51)は、操舵用のハンドル(23)の前方に設けられるメーター(36)の下方に設けられることを特徴とする。
また、上記発明において、前記リテーナー(51)の前記開口(63)は、上面視において、前記メーター(36)の外側で、前記メーター(36)の側縁部(36c,36d)及び前縁部(36b)に沿って設けられても良い。
また、上記発明において、前記開口(63)は、前記メーター(36)の左右の両方の前記側縁部(36c,36d)に沿って設けられても良い。
また、上記発明において、前記リテーナー(51)は、前記メーター(36)の上面に正対する上面視で、前記メーター(36)に重なる重なり部(56)と、前記メーター(36)の外側で前記メーター(36)の前記側縁部(36c,36d)及び前記前縁部(36b)に沿って設けられる外側部(57)とを備え、前記エアバッグ(52)の少なくとも一部は、前記重なり部(56)に収納されても良い。
さらに、上記発明において、前記インフレーター(53)の少なくとも一部は、前記重なり部(56)に収納されても良い。
また、上記発明において、前記外側部(57)は、前記重なり部(56)よりも上方に延出し、前記開口(63)は、前記外側部の上面(57)に設けられても良い。
また、上記発明において、前記メーター(36)の前記側縁部(36c,36d)及び前記前縁部(36b)に沿って設けられる蓋部材(54)が前記開口(63)を覆っても良い。
また、上記発明において、前記メーター(36)は、前記リテーナー(51)の上部に設けられる凹部(55)に配置されても良い。
本発明に係る鞍乗り型車両のエアバッグ装置によれば、インフレーターと、インフレーターが放出するガスによって膨張するエアバッグと、エアバッグを収納するリテーナーとを備え、リテーナーの開口からエアバッグが上方に展開し、リテーナーは、操舵用のハンドルの前方に設けられるメーターの下方に設けられる。
この構成によれば、メーターの下方のスペースを利用して、インフレーターを配置でき、エアバッグ装置をコンパクトに設けることができる。
また、上記発明において、リテーナーの開口は、上面視において、メーターの外側で、メーターの側縁部及び前縁部に沿って設けられても良い。この構成によれば、メーターの下方にリテーナーを配置した構成であっても、メーターの側縁部及び前縁部に沿うリテーナーの開口から、エアバッグを上方へ良好に展開できる。
また、上記発明において、開口は、メーターの左右の両方の側縁部に沿って設けられても良い。この構成によれば、メーターの左右の両方の側縁部及び前縁部に沿う大きな開口から、エアバッグを上方へ良好に展開できる。
また、上記発明において、リテーナーは、メーターの上面に正対する上面視で、メーターに重なる重なり部と、メーターの外側でメーターの側縁部及び前縁部に沿って設けられる外側部とを備え、エアバッグの少なくとも一部は、重なり部に収納されても良い。
この構成によれば、リテーナーの重なり部によってリテーナーのサイズを大きく確保できるため、エアバッグをリテーナーに収納し易い。また、エアバッグを、リテーナーの外側部から開口に導くことができる。
さらに、上記発明において、インフレーターの少なくとも一部は、重なり部に収納されても良い。この構成によれば、リテーナーの重なり部を利用して、メーターの下方にインフレーターをコンパクトに配置できる。
また、上記発明において、外側部は、重なり部よりも上方に延出し、開口は、外側部の上面に設けられても良い。この構成によれば、上面に開口を備える外側部が重なり部よりも上方に延出するため、重なり部よりも高い位置の開口からエアバッグを上方へ良好に展開できる。
また、上記発明において、メーターの側縁部及び前縁部に沿って設けられる蓋部材が開口を覆っても良い。この構成によれば、メーターの側縁部及び前縁部に沿って設けられる開口を蓋部材によって良好に塞ぐことができ、リテーナーへの異物の侵入を防止できるとともに、外観性を向上できる。
また、上記発明において、メーターは、リテーナーの上部に設けられる凹部に配置されても良い。この構成によれば、メーターをリテーナーの上部の凹部にコンパクトに配置できるともに、メーターの側縁部及び前縁部に沿う開口を容易に設けることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 図2は、ハンドルの周辺部を上方側から見た斜視図である。 図3は、図2のIII−III断面図である。 図4は、エアバッグ装置を上方側から見た斜視図である。 図5は、エアバッグ装置の左側面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。図1では、後述のエアバッグ52が膨張して展開した状態が示されている。なお、図1では、左右一対で設けられるものは、符号を含め左側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレーム10と、前輪2を操舵可能に支持する操舵系11と、車体フレーム10の後部に支持されるパワーユニット12と、後輪3と、乗員が跨るようにして着座するシート13とを備えるスクーター型の鞍乗り型車両である。
車体フレーム10は、車体フレーム10の前端に設けられるヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14から後下方に延びるメインフレーム15と、メインフレーム15の下端部から後方に延びる左右一対のロアフレーム16,16と、ロアフレーム16,16から後上がりに後方へ延びる左右一対のリアフレーム17,17とを備える。ヘッドパイプ14は、前輪2と同様に車幅の中央に配置される。
操舵系11は、ヘッドパイプ14に軸支されるステアリングシャフト20と、前輪2の左右の両側に配置されて前輪2を支持する左右一対のフロントフォーク21,21と、ステアリングシャフト20の下端に固定され左右のフロントフォーク21,21の上部を連結するブリッジ部材22と、ステアリングシャフト20の上端に固定されるハンドル23とを備える。操舵用のハンドル23は、ステアリングシャフト20の上端に固定されるハンドルポスト23aを介してステアリングシャフト20に接続される。
車両側面視において、ヘッドパイプ14は、自動二輪車1に設定される所定のキャスター角の分だけ鉛直方向に対し後傾している。ステアリングシャフト20は、ヘッドパイプ14に挿通されて軸支され、車両側面視で後傾して配置される。
パワーユニット12は、後輪3の駆動源としてのエンジンと後輪3を支持するスイングアームとの機能を備えたユニットスイングエンジンである。パワーユニット12は、パワーユニット12の前端部に設けられるリンク部材24を介して揺動自在に車体フレーム10に軸支される。
シート13は、リアフレーム17の上方に設けられる。シート13は、運転者が着座する前側シート13aと、同乗者が着座する後側シート13bとを一体に備える。
運転者が左右の足を置くステップフロア25,25は、前側シート13aの前下方に左右一対で設けられる。
自動二輪車1は、車体フレーム10等の車体を覆う車体カバー26を備える。
車体カバー26は、ヘッドパイプ14及び操舵系11の上部を前方及び左右側方から覆うフロントカバー27と、フロントカバー27の後縁に連続し、ヘッドパイプ14及び操舵系11の上部を後方から覆うインナーカバー28とを備える。
また、車体カバー26は、前側シート13aの前下方に位置するセンターカバー29と、ステップフロア25,25の下方で車体を下方から覆うアンダーカバー30と、シート13の下方でリアフレーム17,17を側方から覆うリアサイドカバー31とを備える。
車両側面視で後上がりに傾斜するウインドスクリーン32は、フロントカバー27の上部に取り付けられる。ヘッドライト33は、フロントカバー27の前面に設けられる。
自動二輪車1は、フロントフェンダー34及びリアフェンダー35を備える。
車速等の自動二輪車1に関する情報を表示するメーター36は、ハンドル23の前方に配置される。バックミラー37は、ハンドル23に取り付けられる。
センターカバー29の前部は、インナーカバー28の下部に連続する。センターカバー29は、前側シート13aからステップフロア25,25に伸ばされる運転者の左右の脚の内側に位置する。
車両側面視では、インナーカバー28、センターカバー29及び前側シート13aの前面によって、下方に窪む跨ぎ空間38が区画される。乗員は、自動二輪車1に乗降する際に、跨ぎ空間38を介して自動二輪車1を跨ぐことができる。
自動二輪車1は、乗員を衝撃から保護するエアバッグ装置50を備える。エアバッグ装置50は、車両側面視で、操舵系11とウインドスクリーン32との間に配置され、ハンドル23の前方に位置する。
図2は、ハンドル23の周辺部を上方側から見た斜視図である。図3は、図2のIII−III断面図である。図2及び図3では、バックミラー37は不図示である。
図2及び図3を参照し、メーター36は、平たい箱状に形成され、板厚方向が上下方向に指向するように配置される。メーター36は、上方から見ると、車幅方向に長い矩形状である。
メーター36は、ヘッドパイプ14の上方且つハンドルポスト23aの前方で、車幅の中央に配置される。メーター36は、後上方の運転者がメーター36を見易いように、上面の表示面36aが後下がりに傾斜するように配置される。
メーター36は車体に固定されるため、ハンドル23が操舵されても回動しない。
フロントカバー27の上部には、後上方へ延びるバイザー39が設けられる。バイザー39は、メーター36の前方で後上がりに延びる壁部であり、メーター36を前上方から覆う。
バイザー39は、ウインドスクリーン32によって前方から覆われる。バイザー39の上端39aは、ウインドスクリーン32の上端の下方に位置する。
図3に示すように、車体フレーム10は、ヘッドパイプ14から前方に延びるステー14aを備える。ヘッドライト33及びフロントカバー27は、ステー14aに支持される。
エアバッグ装置50は、車両側面視では、ヘッドパイプ14の前上方で、メーター36とバイザー39との間に配置される。
エアバッグ装置50は、箱状のリテーナー51と、リテーナー51に収納されるエアバッグ52と、エアバッグ52内にガスを放出するインフレーター53と、リテーナー51の上面を塞ぐ蓋部材54とを備える。
図4は、エアバッグ装置50を上方側から見た斜視図である。図5は、エアバッグ装置50の左側面図である。
図3〜図5を参照し、リテーナー51は、上面の一部が開口した直方体状の箱であり、内部が空洞である。この空洞内にエアバッグ52が収納される。リテーナー51は、ヘッドパイプ14の上方且つメーター36の下方で、車幅の中央に配置される。また、リテーナー51は、車両前後方向では、メーター36とウインドスクリーン32との間に位置する。リテーナー51は、ヘッドライト33よりも後方に配置される。
リテーナー51は、リテーナー51の上面が下方に凹んだ凹部55を、リテーナー51の車幅方向の中央の後部に備える。凹部55は、上面視では略矩形であり、リテーナー51の上方及び後方に開放する。
メーター36は、凹部55に配置される。
リテーナー51は、凹部55の下方に設けられる重なり部56を備える。重なり部56は、メーター36の上面に正対する上面視でメーター36に下方から重なる部分である。
また、リテーナー51は、重なり部56及び凹部55を前方及び左右の両側方から囲うように設けられる外側部57を備える。
外側部57は、メーター36の上面に正対する上面視で、メーター36の外側に位置する。
外側部57の下部57aは、重なり部56に繋がっている。外側部57及び重なり部56の内部の空間は、エアバッグ52が収納されるエアバッグ収納空間Sである。
外側部57の上部57bは、重なり部56及び凹部55の底面55aよりも上方に延出し、メーター36を前方及び側方から囲む。上部57bの内部空間も、エアバッグ収納空間Sである。なお、凹部55の底面55aは、重なり部56の上面である。
詳細には、外側部57の上部57bは、メーター36の前縁部36bに沿う前部60と、メーター36の車幅方向の一方(左)の側縁部36cに沿う側部61と、メーター36の車幅方向の他方(右)の側縁部36dに沿う側部62とを備える。
すなわち、外側部57の上部57bは、前部60、側部61及び側部62によって、上面視でU字状に形成される。メーター36は、前部60の後方で側部61と側部62との間に配置される。メーター36の後部は、リテーナー51の後面51aよりも後方に突出する。
リテーナー51の上部57bの前部60、側部61、及び側部62の上面は、上方に開放するする開口63である。開口63は、上面視において、メーター36の外側に位置し、メーター36の側部61、前部60、及び側部62に沿って設けられる。開口63は、上面視でU字状である。エアバッグ52は、開口63から上方に展開される。
インフレーター53は、リテーナー51の底面51bに設けられる。
インフレーター53は、リテーナー51の車幅方向の中央部に配置されるとともに、前端部を除く大部分が重なり部56に配置される。すなわち、インフレーター53は、メーター36の上面に正対する上面視で、メーター36に下方から重なる。このため、メーター36の下方の空間を利用してインフレーター53をコンパクトに配置できる。なお、インフレーター53は、重なり部56の後面または上面に設けられても良い。
インフレーター53は、円筒状のハウジング53aを備える。ハウジング53aの内部には、ガス発生剤、及び、このガス発生剤にガスを発生する反応を開始させるイニシエータが設けられる。イニシエータは点火装置を備える。インフレーター53のガスの放出部53bはリテーナー51の内部に位置する。
図3に示すように、エアバッグ52は、リテーナー51の外側部57及び重なり部56によって構成されるエアバッグ収納空間Sに収納され、一部が重なり部56に配置される。すなわち、エアバッグ52は、メーター36の上面に正対する上面視で、メーター36に下方から重なる。このため、メーター36の下方の空間を利用してエアバッグ52をコンパクトに配置できる。エアバッグ52は、折り畳まれた状態でリテーナー51に収納される。エアバッグ52は、下端部がインフレーター53に接続される。
自動二輪車1は、自動二輪車1に作用する衝撃を検知する加速度センサ(不図示)を備える。この加速度センサは自動二輪車1の制御部(不図示)に電気的に接続され、制御部はインフレーター53に電気的に接続される。制御部は、検知された加速度に基づいてエアバッグ装置50の作動及び非作動を判断する。制御部は、エアバッグ装置50を作動させる場合、インフレーター53を作動させてエアバッグ52内にガスを放出する。エアバッグ52は、ガスの圧力で膨張し、上方に展開する。
蓋部材54は、リテーナー51の開口63の形状に対応し、メーター36の前縁部36b、側縁部36c、及び側縁部36dに沿うU字状に形成される。
蓋部材54は、開口63を上方から覆う蓋上面部54aと、開口63の周縁部に嵌合する蓋周壁部54bとを一体に備える。
蓋部材54は、蓋周壁部54bの内周面が開口63の周縁部の外周面に嵌合することでリテーナー51に取り付けられる。
蓋部材54は、リテーナー51の上部57bの前部60と側部61との境界部、及び、前部60と側部62との境界部に対応する位置に、開裂部54c,54cを備える。開裂部54c,54cは、例えば蓋部材54の裏面に設けられる溝部である。
図3に示すように、エアバッグ装置50は、リテーナー51がステー14aに支持に固定されることで、車体フレーム10に支持される。
エアバッグ装置50は、車両側面視で、直方体状のリテーナー51がヘッドパイプ14の軸線14bに沿うように後傾して配置される。このため、リテーナー51を操舵系11の前方にコンパクトに配置できる。
また、車両側面視で、外側部57の上部57bは後傾しており、エアバッグ52は、開口63からバイザー39及びウインドスクリーン32に沿うように後上方に向けて展開される。開口63は、後下がりに配置されるメーター36の表示面36aの前方で、表示面36aと略面一に設けられ、表示面36aよりも高い位置で開口する。
インフレーター53からガスが放出されると、エアバッグ52は、ガスによって膨張し、リテーナー51の外側部57の上部57bを通って上方に展開する。エアバッグ52が膨張すると、蓋部材54がエアバッグ52によって押されて開裂し、エアバッグ52(図1参照)は、開口63から外側上方に展開する。蓋部材54は、開裂部54c,54cを起点に開裂する。
本実施の形態では、リテーナー51がメーター36の下方に配置されるため、リテーナー51を自動二輪車1の前部にコンパクトに配置できる。また、開口63がメーター36を左右の側方及び前方から囲うように設けられるため、メーター36の下方にリテーナー51を配置した構成であっても、メーター36の周囲に位置する開口63からエアバッグ52を上方へ良好に展開できる。
また、エアバッグ装置50は、ヘッドパイプ14の上方に設けられ、上下方向において乗員の頭部から胸にかけての上半身部に近くなる。このため、展開状態のエアバッグ52の上下の長さを小さくしても乗員を適切に保護でき、エアバッグ装置50を小型化できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1のエアバッグ装置50は、インフレーター53と、インフレーター53が放出するガスによって膨張するエアバッグ52と、エアバッグ52を収納するリテーナー51とを備え、リテーナー51の開口63からエアバッグ52が上方に展開し、リテーナー51は、操舵用のハンドル23の前方に設けられるメーター36の下方に設けられる。
この構成によれば、メーター36の下方のスペースを利用して、リテーナー51を配置でき、エアバッグ装置50をコンパクトに設けることができる。
また、リテーナー51の開口63は、上面視において、メーター36の外側で、メーター36の側縁部36c,36d及び前縁部36bに沿って設けられる。この構成によれば、また、メーター36の下方にリテーナー51を配置した構成であっても、メーター36の側縁部36c,36d及び前縁部36bに沿うリテーナーの開口63から、エアバッグ52を上方へ良好に展開できる。
また、開口63は、メーター36の左右の両方の側縁部36c,36dに沿って設けられる。この構成によれば、メーター36の左右の両方の側縁部36c,36d及び前縁部36bに沿う大きな開口63から、エアバッグ52を上方へ良好に展開できる。
また、リテーナー51は、メーター36の上面に正対する上面視で、メーター36に重なる重なり部56と、メーター36の外側でメーター36の側縁部36c,36d及び前縁部36bに沿って設けられる外側部57とを備え、エアバッグ52は、重なり部56に収納される。
この構成によれば、リテーナー51の重なり部56によってリテーナー51のサイズを大きく確保できるため、エアバッグ52をリテーナー51に収納し易い。また、エアバッグ52を、リテーナー51の外側部57から開口63に導くことができる。
さらに、インフレーター53の少なくとも一部は、重なり部56に収納される。この構成によれば、リテーナー51の重なり部56を利用して、メーター36の下方にインフレーター53をコンパクトに配置できる。
また、リテーナー51の外側部57は、重なり部56よりも上方に延出し、開口63は、外側部57の上面に設けられる。この構成によれば、上面に開口63を備える外側部57が重なり部56よりも上方に延出するため、重なり部56よりも高い位置の開口63からエアバッグ52を上方へ良好に展開できる。
また、メーター36の側縁部36c,36d及び前縁部36bに沿って設けられる蓋部材54が開口63を覆う。この構成によれば、メーター36の側縁部36c,36d及び前縁部36bに沿って設けられる開口63を蓋部材54によって良好に塞ぐことができ、リテーナー51への異物の侵入を防止できるとともに、外観性を向上できる。
また、メーター36は、リテーナー51の上部に設けられる凹部55に配置される。この構成によれば、メーター36をリテーナー51の上部の凹部55にコンパクトに配置できるともに、メーター36の側縁部36c,36d及び前縁部36bに沿う開口63を容易に設けることができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、開口63は、メーター36の左右の両方の側縁部36c,36d及び前縁部36bに沿って設けられるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、開口63は、左右の一方の側縁部36c及び前縁部36bに沿って設けられても良い。この場合、開口63は上面視でL字状となる。
また、上記実施の形態では、メーター36は、リテーナー51の上面が下方に凹んだ凹部55に設けられるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、平坦な上面を有するリテーナーの上方にメーター36を配置し、メーター36の側縁部36c,36d及び前縁部36bに沿う開口を、メーター36を囲むようにリテーナーの上面に設けても良い。
また、上記実施の形態では鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備えた鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
23 ハンドル
36 メーター
36b 前縁部
36c,36d 側縁部
50 エアバッグ装置
51 リテーナー
52 エアバッグ
53 インフレーター
54 蓋部材
55 凹部
56 重なり部
57 外側部
63 開口

Claims (8)

  1. インフレーター(53)と、前記インフレーター(53)が放出するガスによって膨張するエアバッグ(52)と、前記エアバッグ(52)を収納するリテーナー(51)とを備え、前記リテーナー(51)の開口(63)から前記エアバッグ(52)が上方に展開する鞍乗り型車両のエアバッグ装置において、
    前記リテーナー(51)は、操舵用のハンドル(23)の前方に設けられるメーター(36)の下方に設けられることを特徴とする鞍乗り型車両のエアバッグ装置。
  2. 前記リテーナー(51)の前記開口(63)は、上面視において、前記メーター(36)の外側で、前記メーター(36)の側縁部(36c,36d)及び前縁部(36b)に沿って設けられることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のエアバッグ装置。
  3. 前記開口(63)は、前記メーター(36)の左右の両方の前記側縁部(36c,36d)に沿って設けられることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両のエアバッグ装置。
  4. 前記リテーナー(51)は、前記メーター(36)の上面に正対する上面視で、前記メーター(36)に重なる重なり部(56)と、前記メーター(36)の外側で前記メーター(36)の前記側縁部(36c,36d)及び前記前縁部(36b)に沿って設けられる外側部(57)とを備え、
    前記エアバッグ(52)の少なくとも一部は、前記重なり部(56)に収納されることを特徴とする請求項2または3記載の鞍乗り型車両のエアバッグ装置。
  5. 前記インフレーター(53)の少なくとも一部は、前記重なり部(56)に収納されることを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両のエアバッグ装置。
  6. 前記外側部(57)は、前記重なり部(56)よりも上方に延出し、前記開口(63)は、前記外側部の上面(57)に設けられることを特徴とする請求項4または5記載の鞍乗り型車両のエアバッグ装置。
  7. 前記メーター(36)の前記側縁部(36c,36d)及び前記前縁部(36b)に沿って設けられる蓋部材(54)が前記開口(63)を覆うことを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両のエアバッグ装置。
  8. 前記メーター(36)は、前記リテーナー(51)の上部に設けられる凹部(55)に配置されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両のエアバッグ装置。
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