JP7155279B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

本発明は、鞍乗り型車に関する。
従来、インフレーターと、上方に展開するエアバッグと、エアバッグを収納するリテーナーとを備えるエアバッグ装置が、鞍乗り型車両の前部において乗員の前方に配置されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008-183913号公報
ところで、鞍乗り型車両の前部には、操舵用のハンドル及びメーター等が配置され、部品の配置スペースが限られるため、鞍乗り型車両の前部にエアバッグ装置をコンパクトに配置できることが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両の前部にエアバッグ装置をコンパクトに配置できるようにすることを目的とする。
本発明は、インフレーター(53)と、前記インフレーター(53)が放出するガスによって膨張するエアバッグ(52)と、前記エアバッグ(52)を収納するリテーナー(51)とを備え、前記リテーナー(51)の開口(51e)から前記エアバッグ(52)が上方に展開するエアバッグ装置を備える鞍乗り型車両において、前記リテーナー(51)は、操舵用のハンドル(23)の近傍に設けられるメーター(36)の下方に設けられ、前記メーター(36)は、前記開口(51e)を開閉可能に覆うことを特徴とする。
また、上記発明において、前記メーター(36)は、ヒンジ(36c)によって回動し、前記開口(51e)を開いても良い。
また、上記発明において、前記メーター(36)は、上面の表示面(36b)が車両側面視で後下がりとなるように傾斜して設けられ、前記ヒンジ(36c)は、回動軸線が車幅方向に指向するとともに、前記メーター(36)の後端部に設けられても良い。
さらに、上記発明において、前記メーター(36)は、前記開口(51e)を開いた状態で、前記開口(51e)の一部を上方から覆っても良い。
また、上記発明において、前記メーター(36)は、後方に回動して前記開口(51e)の前部を開放させても良い。
また、上記発明において、前記リテーナー(51)及び前記メーター(36)は、前記ハンドル(23)の前方に設けられても良い。
また、上記発明において、前記開口(51e)を覆うとともに前記エアバッグ(52)によって開裂される蓋部材(54)が設けられ、前記メーター(36)は、前記蓋部材(54)を上方から覆っても良い。
本発明に係る鞍乗り型車両のエアバッグ装置によれば、インフレーターと、インフレーターが放出するガスによって膨張するエアバッグと、エアバッグを収納するリテーナーとを備え、リテーナーの開口からエアバッグが上方に展開し、リテーナーは、操舵用のハンドルの近傍に設けられるメーターの下方に設けられ、メーターは、開口を開閉可能に覆う。
この構成によれば、メーターは、リテーナーの開口を開閉可能に覆い、開口が開いた状態では開口からエアバッグが上方に展開可能である。このため、メーターの下方のスペースを利用してリテーナーを配置でき、自動二輪車の前部にエアバッグ装置をコンパクトに配置できる。
また、上記発明において、メーターは、ヒンジによって回動し、開口を開いても良い。この構成によれば、メーターは、ヒンジによって回動するため、メーターを適切に回動させてリテーナーの開口を開閉できる。
また、上記発明において、メーターは、上面の表示面が車両側面視で後下がりとなるように傾斜して設けられ、ヒンジは、回動軸線が車幅方向に指向するとともに、メーターの後端部に設けられても良い。この構成によれば、車両側面視で後下がりに配置されるメーターが、メーターの後端部のヒンジで回動するため、リテーナーの開口を効率良く開くことができる。
さらに、上記発明において、メーターは、開口を開いた状態で、開口の一部を上方から覆っても良い。この構成によれば、開口の一部を上方から覆うメーターによって、エアバッグの展開方向をガイドできる。
また、上記発明において、メーターは、後方に回動して開口の前部を開放させても良い。この構成によれば、メーターが後方に回動することで、開口の前部を効率良く上方に露出させることができ、エアバッグを上方へ良好に展開できる。
また、上記発明において、リテーナー及びメーターは、ハンドルの前方に設けられても良い。この構成によれば、ハンドルの前方のメーターの下方に位置するリテーナーからエアバッグを上方に展開させることができる。
また、上記発明において、開口を覆うとともにエアバッグによって開裂される蓋部材が設けられ、メーターは、蓋部材を上方から覆う。この構成によれば、リテーナー内への異物の侵入を蓋部材によって防止できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 図2は、自動二輪車の前部においてハンドルの周辺部を後方側から見た図である。 図3は、図2のIII-III断面図である。 図4は、エアバッグ装置及びメーターの左側面図である。 図5は、エアバッグ装置及びメーターを左前方側から見た斜視図である。 図6は、エアバッグが上方に展開する状態を示す左側面図である。 図7は、リテーナーの開口が開いた状態を上方側から見た図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。図1では、後述のエアバッグ52が膨張して展開した状態が示されている。なお、図1では、左右一対で設けられるものは、符号を含め左側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレーム10と、前輪2を操舵可能に支持する操舵系11と、車体フレーム10の後部に支持されるパワーユニット12と、後輪3と、乗員が跨るようにして着座するシート13とを備えるスクーター型の鞍乗り型車両である。
車体フレーム10は、車体フレーム10の前端に設けられるヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14から後下方に延びるメインフレーム15と、メインフレーム15の下端部から後方に延びる左右一対のロアフレーム16,16と、ロアフレーム16,16から後上がりに後方へ延びる左右一対のリアフレーム17,17とを備える。ヘッドパイプ14は、前輪2と同様に車幅の中央に配置される。
操舵系11は、ヘッドパイプ14に軸支されるステアリングシャフト20と、前輪2の左右の両側に配置されて前輪2を支持する左右一対のフロントフォーク21,21と、ステアリングシャフト20の下端に固定され左右のフロントフォーク21,21の上部を連結するブリッジ部材22と、ステアリングシャフト20の上端に固定されるハンドル23とを備える。操舵用のハンドル23は、ステアリングシャフト20の上端に固定されるハンドルポスト23aを介してステアリングシャフト20に接続される。
車両側面視において、ヘッドパイプ14は、自動二輪車1に設定される所定のキャスター角の分だけ鉛直方向に対し後傾している。ステアリングシャフト20は、ヘッドパイプ14に挿通されて軸支され、車両側面視で後傾して配置される。
パワーユニット12は、後輪3の駆動源としてのエンジンと後輪3を支持するスイングアームとの機能を備えたユニットスイングエンジンである。パワーユニット12は、パワーユニット12の前端部に設けられるリンク部材24を介して揺動自在に車体フレーム10に軸支される。
シート13は、リアフレーム17の上方に設けられる。シート13は、運転者が着座する前側シート13aと、同乗者が着座する後側シート13bとを一体に備える。
運転者が左右の足を置くステップフロア25,25は、前側シート13aの前下方に左右一対で設けられる。
自動二輪車1は、車体フレーム10等の車体を覆う車体カバー26を備える。
車体カバー26は、ヘッドパイプ14及び操舵系11の上部を前方及び左右側方から覆うフロントカバー27と、フロントカバー27の後縁に連続し、ヘッドパイプ14及び操舵系11の上部を後方から覆うインナーカバー28とを備える。
また、車体カバー26は、前側シート13aの前下方に位置するセンターカバー29と、ステップフロア25,25の下方で車体を下方から覆うアンダーカバー30と、シート13の下方でリアフレーム17,17を側方から覆うリアサイドカバー31とを備える。
車両側面視で後上がりに傾斜するウインドスクリーン32は、フロントカバー27の上部に取り付けられる。ヘッドライト33は、フロントカバー27の前面に設けられる。
自動二輪車1は、フロントフェンダー34及びリアフェンダー35を備える。
車速等の自動二輪車1に関する情報を表示するメーター36は、ハンドル23の前方に配置される。バックミラー37,37は、ハンドル23に取り付けられる。
センターカバー29の前部は、インナーカバー28の下部に連続する。センターカバー29は、前側シート13aからステップフロア25,25に伸ばされる運転者の左右の脚の内側に位置する。
車両側面視では、インナーカバー28、センターカバー29及び前側シート13aの前面によって、下方に窪む跨ぎ空間38が区画される。乗員は、自動二輪車1に乗降する際に、跨ぎ空間38を介して自動二輪車1を跨ぐことができる。
自動二輪車1は、乗員を衝撃から保護するエアバッグ装置50を前部に備える。エアバッグ装置50は、車両側面視で、操舵系11とウインドスクリーン32との間に配置され、ハンドル23の前方に位置する。
図2は、自動二輪車1の前部においてハンドル23の周辺部を後方側から見た図である。図3は、図2のIII-III断面図である。図2及び図3ではバックミラー37は不図示である。
図2及び図3を参照し、メーター36は、車速等を表示する表示部を収納するハウジング36aと、ハウジング36aの上面に設けられる表示面36bとを備える。
ハウジング36aは、平たい箱状に形成され、板厚方向が上下方向に指向するように配置される。ハウジング36aは、上方から見ると、車幅方向に長い略矩形状である。
メーター36は、ヘッドパイプ14の上方且つハンドルポスト23aの前方で、車幅の中央に配置される。メーター36は、後上方の運転者がメーター36を見易いように、上面の表示面36bが後下がりに傾斜するように配置される。
メーター36は車体に固定されるため、ハンドル23が左右に操舵されても左右に回動しない。
メーター36のハウジング36aの後端部の下部には、ヒンジ36cが設けられる。メーター36は、ヒンジ36cを介し、回動可能に車体に支持される。ヒンジ36cの回動軸線は車幅方向に水平に延びる。メーター36は、ヒンジ36cを中心に車両前後方向に回動可能である。
ここで、ヒンジ36cは、車幅方向に延びてメーター36を軸支するヒンジ軸であり、例えば、車体フレーム10のヘッドパイプ14に設けられるステー部、または、車体カバー26に設けられるステー部等を介して車体に支持される。なお、ヒンジ36cは、後述のリテーナー51に支持されても良い。
メーター36の下面には、メーター36用のハーネスの接続部を下方から覆うカバー40が取り付けられる。
フロントカバー27の前面部の下部にはヘッドライト33が設けられる。フロントカバー27の前面部の上部27aには、ウインドスクリーン32が取り付けられる。
フロントカバー27は、メーター36を前上方から覆うバイザー39を備える。バイザー39は、メーター36の前方で後上がりに延びる庇状の壁部である。バイザー39は、フロントカバー27の前面部の上部27aがメーター36よりも上方に延出したものである。
ウインドスクリーン32は、バイザー39、エアバッグ装置50、及びメーター36を前方から覆う板部材である。ウインドスクリーン32の上端32bは、バイザー39よりも上方に位置する。
ウインドスクリーン32は、乗員がウインドスクリーン32を通して前方を視認できるように、透光性を有する素材で形成される。バイザー39は、前上方からメーター36の上面に届く光を遮るように設けられる。バイザー39は、非透明であり、ウインドスクリーン32よりも透光性が低い。
車体フレーム10は、ヘッドパイプ14から前方に延びるステー14a(図3)を備える。ヘッドライト33及びフロントカバー27は、ステー14aに支持される。
エアバッグ装置50は、車両側面視では、ヘッドパイプ14の前上方で、メーター36の下方に配置される。
エアバッグ装置50は、箱状のリテーナー51と、リテーナー51に収納されるエアバッグ52と、エアバッグ52内にガスを放出するインフレーター53と、リテーナー51の上面を塞ぐ蓋部材54とを備える。
図4は、エアバッグ装置50及びメーター36の左側面図である。図5は、エアバッグ装置50及びメーター36を左前方側から見た斜視図である。ここで、図5では、エアバッグ52及び蓋部材54は不図示である。
図3~図5を参照し、リテーナー51は、メーター36の下方に配置される。リテーナー51は、ヘッドパイプ14の前上方で車幅の中央に配置される。リテーナー51は、車両前後方向で、操舵系11とウインドスクリーン32との間に配置される。リテーナー51は、ステー14aに支持される。
リテーナー51は、上面の全体が上方に開放する平面視で略矩形の箱状である。
詳細には、リテーナー51は、略矩形の底壁51aと、底壁51aの前縁から上方に延びる前壁51bと、底壁51aの後縁から上方に延びる後壁51cと、底壁51aの左右の側縁から立設される側壁51d,51dと、上面の開口51eとを備える。
車両側面視では、底壁51aと開口51eとは略平行である。リテーナー51は、車両側面視で、開口51eがメーター36の下面に沿うように、後下がりに傾斜して配置される。
車両側面視では、前壁51b及び後壁51cは略平行であり、後上がりに傾斜する。
左右の側壁51d,51dは、互いに対向し、車両前後方向に真っ直ぐに延びる。
リテーナー51の内部空間は、エアバッグ52を収納するエアバッグ収納空間S(図5)である。
リテーナー51の車幅方向の長さは、メーター36の車幅方向の全長よりも小さい。
インフレーター53は、リテーナー51の底壁51aに設けられ、底壁51aの車幅方向の中央部に配置される。
インフレーター53は、円筒状のハウジング53aを備える。ハウジング53aの内部には、ガス発生剤、及び、このガス発生剤にガスを発生する反応を開始させるイニシエータが設けられる。イニシエータは点火装置を備える。インフレーター53のガスの放出部53bはエアバッグ収納空間Sの内部に位置する。
インフレーター53は、平面視でメーター36の前部に下方から重なる。すなわち、インフレーター53は、少なくとも一部がメーター36の下方に配置される。このため、メーター36の下方の空間を利用してインフレーター53をコンパクトに配置できる。
図3に示すように、エアバッグ52は、リテーナー51のエアバッグ収納空間Sに収納され、メーター36の下方に配置される。すなわち、エアバッグ52は、上方からの平面視で、一部がメーター36に下方から重なる。このため、メーター36の下方の空間を利用してエアバッグ52をコンパクトに配置できる。エアバッグ52は、折り畳まれた状態でリテーナー51に収納される。エアバッグ52は、下端部がインフレーター53に接続される。
自動二輪車1は、自動二輪車1に作用する衝撃を検知する加速度センサ(不図示)を備える。この加速度センサは自動二輪車1の制御部(不図示)に電気的に接続され、制御部はインフレーター53に電気的に接続される。制御部は、検知された加速度に基づいてエアバッグ装置50の作動及び非作動を判断する。制御部は、エアバッグ装置50を作動させる場合、インフレーター53を作動させてエアバッグ52内にガスを放出する。エアバッグ52は、ガスの圧力で膨張し、上方に展開する。
蓋部材54は、開口51eを上方から覆う蓋上面部54aと、開口51eの周縁部に嵌合する蓋周壁部54bとを一体に備える。
蓋部材54は、蓋周壁部54bの内周面が開口51eの周縁部の外周面に嵌合することでリテーナー51に取り付けられる。
蓋部材54は、エアバッグ52が展開する際に開裂する開裂部61と、エアバッグ52が展開した後もリテーナー51の開口51eに固定されている固定部62とを備える。
開裂部61は、車両側面視で蓋部材54の前部であり、固定部62は、車両側面視で蓋部材54の後部である。
メーター36の下面は、カバー40を介して蓋部材54の蓋上面部54aに結合されている。
図6は、エアバッグ52が上方に展開する状態を示す左側面図である。図7は、リテーナー51の開口51eが開いた状態を上方側から見た図である。ここで、図7ではエアバッグ52は不図示である。
図3~図7を参照し、インフレーター53からガスが放出されると、エアバッグ52は、ガスによって膨張し、リテーナー51の開口51eを通って上方に展開する。エアバッグ52が膨張すると、蓋部材54はエアバッグ52によって押されて開裂し、メーター36は、エアバッグ52によって押されてヒンジ36cを中心に後方に回動する。これにより、開口51eは開かれる。
詳細には、図4及び図5を参照し、エアバッグ52が展開する前の状態では、蓋部材54の開裂部61は、リテーナー51の開口51eの前部を覆う。蓋部材54の固定部62は、開口51eの後部を覆う。
また、メーター36の前部は、開裂部61の上方に位置して開口51eの前部を上方から覆う。
メーター36の後部は、固定部62の上方に位置して開口51eの後部を上方から覆う。
ヒンジ36cは、開口51eの後部の真上に位置する。
図5~図7を参照し、エアバッグ52が展開すると、蓋部材54の開裂部61は、メーター36の後方への回動に伴って、メーター36と共に後方へ折れ曲がる。これにより、開裂部61及びメーター36が開口51eの前部を上方から覆わなくなり、開口51eの前部が上方に開放する。エアバッグ52は、開口51eの前部を通って上方へ展開する。
開口51eの前部から上方に展開するエアバッグ52は、開口51eの上方のバイザー39の後面及びウインドスクリーン32の後面によって後上方へガイドされ、上方に展開する。
本実施の形態では、メーター36が回動してリテーナー51の開口51eを開くため、メーター36の下方にリテーナー51の開口51eを配置できる。このため、メーター36の下方のスペースを使用してリテーナー51をコンパクトに配置できる。
メーター36は、車両側面視でメーター36の下面が鉛直方向に対し後傾する角度まで開く。開いた状態のメーター36の下面及び開裂部61は、エアバッグ52の上方への展開をエアバッグ52の後方側からガイドする。
リテーナー51は、ヘッドパイプ14の上方に設けられ、上下方向において乗員の頭部から胸にかけての上半身部に近くなる。このため、展開状態のエアバッグ52の上下の長さを小さくしても乗員を適切に保護でき、エアバッグ装置50を小型化できる。
メーター36が後方に回動して開口51eが開いた状態では、蓋部材54の固定部62及びメーター36の後部は開口51eの後部の上方に位置し、開口51eの後部を上方から覆う。すなわち、蓋部材54の固定部62及びメーター36の後部は、開口51eの後部(開口の一部)を塞ぎ、エアバッグ52が開口51eの前部から上方に展開するようにエアバッグ52の展開方向をガイドする。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1のエアバッグ装置50は、インフレーター53と、インフレーター53が放出するガスによって膨張するエアバッグ52と、エアバッグ52を収納するリテーナー51とを備え、リテーナー51の開口51eからエアバッグ52が上方に展開し、リテーナー51は、操舵用のハンドル23の近傍に設けられるメーター36の下方に設けられ、メーター36は、開口51eを開閉可能に覆う。
この構成によれば、メーター36がリテーナー51の開口51eを開閉可能に覆い、開口51eが開いた状態では開口51eからエアバッグ52が上方に展開可能である。このため、メーター36の下方のスペースを利用してリテーナー51を配置でき、自動二輪車1の前部にエアバッグ装置50をコンパクトに配置できる。
また、メーター36は、ヒンジ36cによって回動し、リテーナー51の開口51eを開く。この構成によれば、メーター36は、ヒンジ36cによって回動するため、メーター36を適切に回動させてリテーナー51の開口51eを開閉できる。
また、メーター36は、上面の表示面36bが車両側面視で後下がりとなるように傾斜して設けられ、ヒンジ36cは、回動軸線が車幅方向に指向するとともに、メーター36の後端部に設けられても良い。この構成によれば、車両側面視で後下がりに配置されるメーター36が、メーター36の後端部のヒンジ36cで回動するため、リテーナー51の開口51eを効率良く開くことができる。
さらに、メーター36は、開口51eを開いた状態で、開口51eの後部を上方から覆う。この構成によれば、開口51eの後部を上方から覆うメーター36によって、エアバッグ52の展開方向をガイドできる。
また、メーター36は、後方に回動して開口51eの前部を開放させる。この構成によれば、メーター36が後方に回動することで、開口51eの前部を効率良く上方に露出させることができ、エアバッグ52を上方へ良好に展開できる。
また、リテーナー51及びメーター36は、ハンドル23の前方に設けられる。この構成によれば、ハンドル23の前方のメーター36の下方に位置するリテーナー51からエアバッグ52を上方に展開させることができる。
また、開口51eを覆うとともにエアバッグ52によって開裂される蓋部材54が設けられ、メーター36は、蓋部材54を上方から覆う。この構成によれば、リテーナー51内への異物の侵入を蓋部材54によって防止できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、メーター36は後方に回動して開口51eを開くものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、メーター36は、前端部のヒンジを介し、前方に回動して開口51eを開いても良い。また、メーター36は、車幅方向に回動して開口51eを開いても良い。
また、蓋部材54を設けずに、メーター36の下面で開口51eを直接覆っても良い。
また、メーター36は、ハンドル23の前方に設けられるものとして説明したが、メーター36は、ハンドル23の近傍に設けられれば良く、例えば、ハンドル23の後方に配置されても良い。
また、上記実施の形態では鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備えた鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
23 ハンドル
36 メーター
36b 表示面
36c ヒンジ
50 エアバッグ装置
51 リテーナー
51e 開口
52 エアバッグ
53 インフレーター
54 蓋部材

Claims (7)

  1. インフレーター(53)と、前記インフレーター(53)が放出するガスによって膨張するエアバッグ(52)と、前記エアバッグ(52)を収納するリテーナー(51)とを備え、前記リテーナー(51)の開口(51e)から前記エアバッグ(52)が上方に展開するエアバッグ装置を備える鞍乗り型車両において、
    前記リテーナー(51)は、操舵用のハンドル(23)の近傍に設けられるメーター(36)の下方に設けられ、
    前記メーター(36)は、前記開口(51e)を開閉可能に覆うことを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記メーター(36)は、ヒンジ(36c)によって回動し、前記開口(51e)を開くことを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記メーター(36)は、上面の表示面(36b)が車両側面視で後下がりとなるように傾斜して設けられ、
    前記ヒンジ(36c)は、回動軸線が車幅方向に指向するとともに、前記メーター(36)の後端部に設けられることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記メーター(36)は、前記開口(51e)を開いた状態で、前記開口(51e)の一部を上方から覆うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記メーター(36)は、後方に回動して前記開口(51e)の前部を開放させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記リテーナー(51)及び前記メーター(36)は、前記ハンドル(23)の前方に設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記開口(51e)を覆うとともに前記エアバッグ(52)によって開裂される蓋部材(54)が設けられ、
    前記メーター(36)は、前記蓋部材(54)を上方から覆うことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
JP2020547821A 2018-09-28 2018-09-28 鞍乗り型車両 Active JP7155279B2 (ja)

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