JP6963758B2 - コンバインの脱穀装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンバインの脱穀装置に関するものである。
従来、扱室の穀稈の脱穀処理を行う扱胴の下側に略反円弧形状の受網を設け、受網の後端部を扱胴の後端部よりも前側に位置させて、扱胴の後端部に搬送されてきた穀稈を受網の後方に形成される排塵口から切断処理室に落下させる技術が提案されている。
特開2019−110804号公報
しかし、特許文献1の技術においては、扱胴の後端部に搬送されてきた背丈の長い穀稈が受網の後端部に絡み付いて扱胴と受網の間に詰まるために、脱穀作業を中断して扱胴と受網の間に詰まった穀稈を取除く必要が有るので脱穀作業の作業効率が低下するという問題があった。
そこで、本発明の課題は、脱穀処理された穀稈が受網の後端部に絡み付くのを防止し、脱穀処理された穀稈を切断処理室に効率良く落下させて、脱穀作業の作業効率が高いコンバインの脱穀装置を提案することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、穀稈を脱穀する扱室(10)と、該扱室(10)の下側に脱穀された穀粒を選別する選別室(20)と、前記扱室(10)の下方後部に脱穀された穀稈を移送する切断処理室(60)を備えたコンバインの脱穀装置において、
前記扱室(10)の前後壁に、穀稈の脱穀処理を行う扱胴(11)を回転自在に架設し、前記切断処理室(60)の左右壁に、脱穀された穀稈を細断する切断ロータ(61)の回転軸(62)を回転自在に架設し、前記回転軸(62)の軸心視において、前記扱室(10)の後壁を回転軸(62)の上方よりも後方に位置させ、前記切断ロータ(61)の上部を、前記切断処理室(60)の上壁(70)で覆い、前記扱胴(11)の後部に対向する上壁(70)の部位に前後方向に所定の長さを有し左右方向に延在する矩形状の開口部(71)を形成したことを特徴とするコンバインの脱穀装置である。
請求項2記載の発明は、前記回転軸(62)の軸心視において、前記扱胴(11)の後端部を回転軸(62)の上方に臨ませた請求項1記載のコンバインの脱穀装置である。
請求項記載の発明は、前記上壁(70)を前後方向に水平に延在する第1上壁(70A)と、該第1上壁(70A)の後端部から後下がりに延在する第2上壁(70B)で形成し、前記切断ロータ(61)の上側に、前記第2上壁(70B)から前下がりに延在する第1ガイド(74)を設けた請求項1又は2記載のコンバインの脱穀装置である。
請求項記載の発明は、前記回転軸(62)の軸心視において、前記第1ガイド(74)の前端部を回転軸(62)よりも前方に位置させた請求項記載のコンバインの脱穀装置である。
請求項記載の発明は、前記第1ガイド(74)を延長した仮想線を、前記切断ロータ(61)のブレード(64)の先端部の外周軌跡円の接線に形成した請求項3又は4記載のコンバインの脱穀装置である。
請求項記載の発明は、前記扱室(10)の左壁に、右下がりに延在する第2ガイド(78)を設け、側面視において、前記第2ガイド(78)の前端部を、前記扱胴(11)の下側に設けられた受網(12)の後側に形成される排塵口(13)の前縁部に位置させ、前記第2ガイド(78)の後端部を排塵口(13)の後縁部に位置させた請求項1〜のいずれか1項に記載のコンバインの脱穀装置である。
請求項1記載の発明によれば、扱室(10)の前後壁に、穀稈の脱穀処理を行う扱胴(11)を回転自在に架設し、切断処理室(60)の左右壁に、脱穀された穀稈を細断する切断ロータ(61)の回転軸(62)を回転自在に架設し、回転軸(62)の軸心視において、扱室(10)の後壁を回転軸(62)の上方よりも後方に位置させたので、扱胴(11)の後部の下方に大きな空間を形成することができ、その空間から脱穀処理された穀稈を切断処理室(60)に効率良く落下させることができる。また、穀稈が扱胴(11)の後部に詰まるのを抑制して脱穀作業効率を高めることができる。
切断ロータ(61)の上部を、切断処理室(60)の上壁(70)で覆い、扱胴(11)の後部に対向する上壁(70)の部位に前後方向に所定の長さを有し左右方向に延在する矩形状の開口部(71)を形成したので、扱胴(11)の後部の下方により大きな空間を形成することができ、その空間から脱穀処理された穀稈を切断処理室(60)により効率良く落下させることができる。また、穀稈が扱胴(11)の後部に詰まるのをより抑制して脱穀作業効率をより高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、回転軸(62)の軸心視において、扱胴(11)の後端部を回転軸(62)の上方に臨ませたので、切断処理室(60)に落下した穀稈が切断ロータ(61)によって上方の選別棚等に向かって跳ね飛ばされるのを抑止することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、上壁(70)を前後方向に水平に延在する第1上壁(70A)と、第1上壁(70A)の後端部から後下がりに延在する第2上壁(70B)で形成し、切断ロータ(61)の上側に、第2上壁(70B)から前下がりに延在する第1ガイド(74)を設けたので、切断処理室(60)に落下した穀稈を切断ロータ(61)の上部に効率良く落下させることができる。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明による効果に加えて、回転軸(62)の軸心視において、第1ガイド(74)の前端部を回転軸(62)よりも前方に位置させたので、切断処理室(60)に落下した穀稈を切断ロータ(61)の回転方向の下手側に効率良く落下させることができる。
請求項記載の発明によれば、請求項3又は4記載の発明による効果に加えて、第1ガイド(74)を延長した仮想線を、切断ロータ(61)のブレード(64)の先端部の外周軌跡円の接線に形成したので、第1ガイド(74)の上面に落下してきた穀稈を切断ロータ(61)に効率良く移送することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項1〜のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、扱室(10)の左壁に、右下がりに延在する第2ガイド(78)を設け、側面視において、第2ガイド(78)の前端部を、扱胴(11)の下側に設けられた受網(12)の後側に形成される排塵口(13)の前縁部に位置させ、第2ガイド(78)の後端部を排塵口(13)の後縁部に位置させたので、脱穀処理された穀稈を左右方向の中心部に移動させて、切断ロータ(61)の左右方向の中心部に効率良く落下させることができる。
コンバインの正面図である。 コンバインの左側面図である。 コンバインの平面図である。 脱穀装置の前後方向の縦断面図である。 扱胴の左側面図である。 脱穀装置の排藁切断部の前後方向の縦断面図である。 脱穀装置の左右方向の縦断面図である。
図1〜3に示すように、汎用コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取前処理装置3が設けられ、刈取前処理装置3の後方左側に収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取前処理装置3の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側にエンジンを内装するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側に脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ8が設けられている。
刈取前処理装置3は、圃場の穀稈を起立させながら後側に搬送する搬送装置3Aと、搬送装置3Aの後側下部に搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置3Bと、搬送装置3Aの後側に搬送された穀稈を左側に寄せ集めるオーガ装置3Cと、寄せ集められた穀稈を脱穀装置4に搬送するフィーダハウス3Dから構成されている。
図4に示すように、脱穀装置4は、穀稈を脱穀する扱室10と、脱穀された穀粒を選別する選別室20から形成されている。
扱室10の前後壁には、フィーダハウス3Dから搬送されてくる穀稈を脱穀する扱胴11が架設され、扱胴11の下側には、扱胴11の外周下部に沿って半円弧形状に形成された受網12が設けられている。また、扱胴11の上部は、開閉可能な扱胴カバー(図示省略)で覆われている。
選別室20の上部には、扱室10から漏下してくる穀粒を選別処理する揺動選別装置21が設けられ、揺動選別装置21の後部には、脱粒処理された穀稈を切断処理室60排出するストローラック22が設けられている。
揺動選別装置21の下部には、前側から順に、揺動選別装置21に選別風を送風する唐箕25と、唐箕25の後方に選別風の送風方向を変更する風割26と、揺動選別装置21から漏下してくる穀粒をグレンタンク7に搬送する1番螺旋27と、揺動選別装置21の後部から漏下してくる枝梗等が付着した穀粒を2番処理室に搬送する2番螺旋28が設けられている。
図5に示すように、扱胴11は、扱室10の前後壁に回転自在に支持される回転軸30と、回転軸30の前端部に支持されるインペラ部40と、回転軸30におけるインペラ部40の後側に支持されるロータ部50から形成されている。
インペラ部40は、円形状の前板41と、前板41よりも径が大きい円形状の後板42と、前板41と後板42の外周部を連結する側板43から形成されている。
側板43の外周面には、インペラ部40の前部に搬送された穀稈をインペラ部40の後部に搬送する上下一対の搬送螺旋44が立設されている。これにより、インペラ部40に移送されてきた穀稈をロータ部50に効率良く移送することができる。
搬送螺旋44の前面には、円周方向に所定角度を隔てて側板43と搬送螺旋44の前面下部を連結する略三角形状の補強リブ45が設けられている。これにより、搬送螺旋44の剛性を高めて、穀稈から搬送螺旋44に加わる負荷によって搬送螺旋44が変形するのを抑制することができる。
ロータ部50は、円筒形状のドラム51と、ドラム51の外周部に周方向に所定の間隔を隔てて設けられた扱歯部材52から形成されている。扱歯部材52は、ドラム51の前後方向に沿って延在するパイプ形状の支持部53と、支持部53に前後方向に所定の間隔を隔てて設けられた複数の丸棒形状の扱歯54から形成されている。
扱歯54には扱胴11の回転方向に対して扱歯54の歯先が基部よりも上手側に位置するように後退角が設けられている。これにより、穀稈が、扱歯54に絡み付くのを抑制することができる。また、扱歯部材52の後端部には、扱歯54に替えて矩形形状の跳出板55が設けられている。これにより、ドラム51の後部に搬送されてきた脱粒処理された穀稈を選別室20に効率良く跳出すことができる。
図6,7に示すように、脱穀装置4の後下部には、扱胴11で脱穀処理された穀稈を細断する切断処理室60と、切断処理室60で細断された穀稈を圃場に排出する排出ガイド80が設けられている。
切断処理室60の左右壁には、扱胴11の後部から落下してくる脱穀処理された穀稈を細断する切断ロータ61が架設されている。切断ロータ61は、切断処理室60の左右壁に回転自在に支持される回転軸62と、回転軸62に支持された回転体63と、回転体63の外周部に設けられたブレード64から形成されている。なお、図6に二点鎖線で示した矢印は、切断ロータ61の回転方向を示している。
回転軸62の軸心視において、扱胴11のロータ部50の後端部は、回転軸62の上方の前側近傍に位置している。これにより、脱穀処理された穀稈を、扱室10の後部に形成された排塵口13と後述する切断処理室60の上壁70の開口部71を介して切断処理室60に効率良く落下させることができるので、扱胴11の後部での穀稈の詰まりが抑制でき、脱穀効率を高めることができる。なお、排塵口13とは、扱胴11の後部に対向する受網12の後端部と脱穀装置4の後壁の間に形成された空間である。
回転軸62の軸心視において、扱室10の後壁は、回転軸62の上方よりも後側に位置している。これにより、脱穀処理された穀稈を、扱室10の後部に形成された排塵口13と後述する切断処理室60の上壁70の開口部71を介して切断処理室60に効率良く落下させることができるので、扱胴11の後部での穀稈の詰まりが抑制でき、脱穀効率を高めることができる。
切断処理室60の左壁よりも左側に延出する回転軸62の左端部には、エンジンの出力回転が伝動されるプーリ62Aが支持されている。また、回転軸62の軸心視において、ブレード64は周方向に90度隔てて設けられている。
切断処理室60の前下部には、扱胴11の後部から落下してくる脱穀処理された穀稈を載上する受台66が設けられている。また、受台66の前側には、受台66に載上された穀稈をブレード64と挟み込んで細断する受刃67が設けられている。
受台66の上部は、ブレード64の回転軌跡の下端部よりも下方に位置している。また、受刃67は、切断処理室60の左右壁に架設された支軸68に揺動可能に支持されておいる。穀稈を細断する場合には、支軸68の軸心視において反時計方向に回転して起立姿勢となり、穀稈の細断を行わない場合には、支軸68の軸心視において時計方向に回転して倒伏姿勢に操作される。
切断処理室60の上壁70は、前後方向に延在する第1上壁70Aと、その後端部から後下り傾斜に形成された第2上壁70Bから形成されている。また、回転軸62の軸心視において、第1上壁70Aの後端部は、回転軸62よりも後側に位置している。
第1上壁70Aには、前後方向に所定の長さを有して左右方向に延在する矩形状の開口部71が設けられている。これにより、開口部71を排塵口13と同様に扱胴11の後部から脱穀処理された穀稈を切断処理室60に排出する排出口として活用することができるので、扱胴11の後部での穀稈の詰まりが抑制でき、脱穀効率を高めることができる。また、第1上壁70Aを設けずに第2上壁70Bを扱室10の後壁の下端部から後下り傾斜に形成することができる。これにより、扱胴11の後部での穀稈の詰まりが抑制でき、脱穀効率を高めることができる。
第2上壁70Bの前面には、前後方向に所定の長さを有して左右方向に延在する矩形状のガイド(請求項における「第1ガイド」)74が設けられている。回転軸62の軸心視において、ガイド74は、第2上壁70Bに固定された後部から前下がりに傾斜に設けられている。これにより、扱胴11の後部から切断処理室60に落下した穀稈が切断ロータ61によって跳ね飛ばされて揺動選別装置21に逆戻りするのを防止することができる。
回転軸62の軸心視において、ガイド74の前端部は、扱室10の後壁よりも前側に位置させ、扱胴11のロータ部の後端部と切断ロータ61の回転軸62よりも前側に位置させるのが好ましい。これにより、扱胴11の後部から切断処理室60に落下した穀稈が切断ロータ61によって跳ね飛ばされて揺動選別装置21に逆戻りするのをより防止することができる。また、ガイド74の後端部は、扱室10の後壁よりも後側に位置させている。
回転軸62の軸心視において、ガイド74の前下がり傾斜角度は、ガイド74を延長した仮想線が、切断ロータ61のブレード64の先端部の回転軌跡に接する角度に設けけられている。これにより、扱胴11の後部から開口部71等を介してガイド74の上面に落下した穀稈を切断ロータ61のブレード64に効率良く移送することができるので、穀稈がガイド74の上面で過度に堆積するのを防止することができる。
背面視において、扱胴11の回転軸30の左側に位置するガイド74の前後方向の長さを、扱胴11の回転軸30の右側に位置するガイド74の前後方向の長さよりも短く形成するのが好ましい。これにより、扱胴11の後部における左側から多く落下してくる穀稈をガイド74から切断ロータ61のブレード64により効率良く移送することができる
ガイド74の下部には、前後方向に所定の長さを有して左右方向に延在する矩形状の支持部材75が設けられている。回転軸62の軸心視において、支持部材75は、第2上壁70Bに固定された後部からガイド74の下部に向かって前上がり傾斜に設けられている。これにより、ガイド74の変形を防止するとともに、切断処理室60に落下した穀稈がガイド74の下方に詰まるのを防止することができる。
支持部材75を圧縮バネ等の圧縮性を有する部材で形成するのが好ましい。これにより、ガイド74に過度の負荷が加わった場合には、ガイド74の前下がり傾斜角度を大きくしてガイド74の破損を防止することができる。
切断処理室60の左壁の右面には、前後方向に所定の長さを有して上下方向に延在する矩形状のガイド(請求項における「第2ガイド」)78が設けられている。背面視において、ガイド78は、左壁に固定された上部から右下がり傾斜に設けられている。これにより、扱胴11の後部から排塵口13等を介してガイド78の右面に落下した穀稈を切断ロータ61の左右方向の中心部に効率良く移送することができるので、穀稈がガイド78の右面で過度に堆積するのを防止することができる。
側面視において、ガイド78の前端部は、排塵口13の前縁部に位置し、ガイド78の後端部は、排塵口13の後縁部に位置している。また、ガイド78の下端部は、切断ロータ61のブレード64の先端部の回転軌跡の上端部よりも上側に位置している。れにより、扱胴11の後部から排塵口13等を介してガイド78の右面に落下した穀稈を切断ロータ61の左右方向の中心部により効率良く移送することができる。なお、図7に二点鎖線で示した矢印は、扱胴11の回転方向を示している。
10 扱室
11 扱胴
12 受網
13 排塵口
20 選別室
60 切断処理室
61 切断ロータ
62 回転軸
64 ブレード
70 上壁
70A 第1上壁
70B 第2上壁
71 開口部
74 ガイド(第1ガイド)
78 ガイド(第2ガイド)

Claims (6)

  1. 穀稈を脱穀する扱室(10)と、該扱室(10)の下側に脱穀された穀粒を選別する選別室(20)と、前記扱室(10)の下方後部に脱穀された穀稈を移送する切断処理室(60)を備えたコンバインの脱穀装置において、
    前記扱室(10)の前後壁に、穀稈の脱穀処理を行う扱胴(11)を回転自在に架設し、
    前記切断処理室(60)の左右壁に、脱穀された穀稈を細断する切断ロータ(61)の回転軸(62)を回転自在に架設し、
    前記回転軸(62)の軸心視において、前記扱室(10)の後壁を回転軸(62)の上方よりも後方に位置させ
    前記切断ロータ(61)の上部を、前記切断処理室(60)の上壁(70)で覆い、
    前記扱胴(11)の後部に対向する上壁(70)の部位に前後方向に所定の長さを有し左右方向に延在する矩形状の開口部(71)を形成したことを特徴とするコンバインの脱穀装置。
  2. 前記回転軸(62)の軸心視において、前記扱胴(11)の後端部を回転軸(62)の上方に臨ませた請求項1記載のコンバインの脱穀装置。
  3. 前記上壁(70)を前後方向に水平に延在する第1上壁(70A)と、該第1上壁(70A)の後端部から後下がりに延在する第2上壁(70B)で形成し、
    前記切断ロータ(61)の上側に、前記第2上壁(70B)から前下がりに延在する第1ガイド(74)を設けた請求項1又は2記載のコンバインの脱穀装置。
  4. 前記回転軸(62)の軸心視において、前記第1ガイド(74)の前端部を回転軸(62)よりも前方に位置させた請求項記載のコンバインの脱穀装置。
  5. 前記第1ガイド(74)を延長した仮想線を、前記切断ロータ(61)のブレード(64)の先端部の外周軌跡円の接線に形成した請求項3又は4記載のコンバインの脱穀装置。
  6. 前記扱室(10)の左壁に、右下がりに延在する第2ガイド(78)を設け、
    側面視において、前記第2ガイド(78)の前端部を、前記扱胴(11)の下側に設けられた受網(12)の後側に形成される排塵口(13)の前縁部に位置させ、前記第2ガイド(78)の後端部を排塵口(13)の後縁部に位置させた請求項1〜のいずれか1項に記載のコンバインの脱穀装置。
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