JP6842950B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンからの排ガスを機体外部に排出する排気管が備えられているコンバインに関する。
従来、エンジンからの排ガスを外部に排出する排気管が、脱穀装置と穀粒タンクとの間において後上がり姿勢で延設され、機体後部の高い位置から排ガスを排出するように構成され、排気管の穀粒タンク側の側方を覆う側部カバー部材は、二番物還元装置の上端と排気管との間の空間の横測は開放する状態で設けられていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−128415号公報
上記従来構成では、二番物還元装置の上端と排気管との間の空間の横測は開放された状態となっているから、刈取作業に伴って発生するワラ屑等が、脱穀装置と穀粒タンクとの間の隙間を通して、二番物還元装置に降りかかり、その上部にワラ屑が堆積するおそれがあり、この点で未だ改善の余地があった。
そこで、排気管だけでなく二番物還元装置にワラ屑等が降りかかるのを防止できるようにすることが望まれていた。
本発明に係るコンバインの特徴構成は、運転部と、前記運転部の後方に位置する穀粒貯留部と、前記穀粒貯留部の機体横一側に位置する脱穀装置と、前記脱穀装置で回収された二番物を前記脱穀装置の前側部分に還元搬送する二番物還元装置と、前記運転部の下方に位置するエンジンと、前記エンジンからの排ガスを機体外部に排出する排気管とが備えられ、
前記排気管が、前記穀粒貯留部と前記脱穀装置との間を、前記二番物還元装置の上方を通過する状態で通されており、
前記二番物還元装置に、前記脱穀装置の下部に接続されて上向きに延びる二番縦搬送部と、前記二番縦搬送部の上端部から前向きに延びる二番横搬送部と、が備えられ、
前記排気管の上方及び前記排気管の前記穀粒貯留部側の側方を覆うカバーが備えられ、
前記カバーのうち前記排気管の前記穀粒貯留部側の側方を覆う横カバー部は側面視で前記二番横搬送部と重複している点にある。
本発明によれば、排気管は二番物還元装置の上方を通過する状態で穀粒貯留部と脱穀装置との間を通っている。そして、排気管の上方及び排気管の穀粒貯留部側の側方がカバーによって覆われるので、排気管の上部にワラ屑が降りかかり堆積するおそれが少ない。そして、カバーのうち排気管の穀粒貯留部側の側方を覆う横カバー部の下端は、二番物還元装置の上端部まで延ばされている。その結果、排気管とその下方に位置する二番物還元装置との間の穀粒貯留部側の側方が横カバーにより覆われるので、二番物還元装置にワラ屑が降りかかり堆積するおそれが少ない。
従って、排気管だけでなく二番物還元装置にワラ屑等が降りかかるのを防止することができる。
本発明においては、前記横カバー部が、前記穀粒貯留部の前端部よりも前側まで延ばされていると好適である。
本構成によれば、穀粒貯留部と運転部との間の隙間からワラ屑等が降りかかることがあっても、穀粒貯留部の前端部よりも前側まで延びている横カバー部によって、排気管にワラ屑等が降りかかることを防止できる。
本発明においては、前記排気管に、前記エンジン側に位置する後上がり姿勢の第1排気管部と、前記第1排気管部と連なり前記二番縦搬送部の上方を通過する第2排気管部とが備えられ、
前記第1排気管部と前記第2排気管部とが、前記二番縦搬送部よりも前側で連結され、
前記横カバー部が、前記第1排気管部の側方を覆っていると好適である。
本構成によれば、後上がり姿勢の第1排気管部とそれに連なる第2排気管部とが別体で形成されてそれらが連結されている。このようにエンジン側の低い排気部から後上がり経路を形成する第1排気管部と、二番物還元装置の上方を通過する第2排気管部とを別体にすることで、例えば、管部材を湾曲形成する等の煩わしい手間が不要であり、簡単な加工で済ませることが可能となる。又、第1排気管部と第2排気管部とが、二番縦搬送部よりも前側で連結されるので、第1排気管部の後上がり姿勢を急傾斜状態にして塵埃が堆積し難いものにさせやすい。しかも、横カバー部が第1排気管部の側方を覆うので、第1排気管部へのワラ屑等の降りかかりを防止できる。
本発明においては、前記横カバー部が、前記第1排気管部の側方と前記第2排気管部の側方とに亘るように設けられていると好適である。
本構成によれば、横カバー部によって、第1排気管部及び第2排気管部の側方を広い範囲にわたって多くことができ、第1排気管部及び第2排気管部の夫々に対するワラ屑等の降りかかりを防止できる。
本発明においては、前記脱穀装置の下部に接続されて上向きに延び、前記脱穀装置で回収された穀粒を前記穀粒貯留部の上部入口に搬送する揚穀装置が備えられ、
前記カバーのうち前記排気管の上方を覆う上カバー部は、前記揚穀装置と前記脱穀装置との間を通って前後方向に延びていると好適である。
本構成によれば、上カバー部は揚穀装置と脱穀装置との間を通って前後方向に延びている。しかも、上カバー部は、二番物還元装置の上方を通過する排気管よりも上側に位置するので、揚穀装置や二番物還元装置により影響を受けることなく、脱穀装置と穀粒貯留部との間において前後方向に沿って長く設けられる。従って、上カバー部は、排気管の上方を前後方向に長い範囲にわたって良好に覆うことができる。
本発明においては、前記揚穀装置を前記脱穀装置に支持するステーが、前記上カバー部の上方を通されていると好適である。
本構成によれば、ステーによって揚穀装置が脱穀装置に支持される。ステーは上カバー部の上方を通る高い位置に設けられるので、穀粒を上方に搬送するために上方に延びる背高の揚穀装置を安定的に支持することができる。
本発明においては、前記上カバー部は、前記脱穀装置の前部の側方から前記脱穀装置の後部の側方まで延びており、
前記排気管は、前記上カバー部の下方位置を、平面視において前記二番物還元装置の上方位置から前記エンジン側の排気口まで直線状又は略直線状に延びていると好適である。
本構成によれば、上カバー部は、脱穀装置の前部の側方から脱穀装置の後部の側方まで前後方向に長い領域にわたって排気管の上方を覆うことができる。そして、排気管は、平面視において二番物還元装置の上方位置からエンジン側の排気口まで直線状又は略直線状に延びているから、機体横方向に幅狭の領域に配置することができ、上カバー部も機体横方向に幅狭に形成することができる。
その結果、上カバー部は、排気管の上方を前後方向に長い範囲にわたって良好に覆うことが可能でありながら、排気管並びに上カバー部を機体横方向に沿ってコンパクトに収めることができる。
本発明においては、前記横カバー部は、前記上カバー部の前記穀粒貯留部側の端部から下方に延びる平板形状に形成されていると好適である。
本構成によれば、横カバー部は、穀粒貯留部側の端部から下方に延びる平板形状に形成されているので、横カバー部は平板形状の簡単な構造となり、カバーの構成の簡素化を図れる。
本発明においては、前記排気管の後部は、後上側に向けて曲げられ、
前記上カバー部及び前記横カバー部は、前記排気管の後部の曲げ箇所まで延ばされていると好適である。
本構成によれば、排気管の後部は、後上側に向けて曲げられるので、後端の排気口が上向きに開口されることになり、排気を外方に放散させ易い。上カバー部及び横カバー部は、排気管における後部の曲げ箇所よりも前部側を覆うことができる。
排気管の曲げ箇所よりも前部側は、二番物還元装置の上方を通過するように傾きの少ない姿勢で前後方向に延びているので、塵埃等が上側に堆積するおそれがある。そこで、排気管の曲げ箇所よりも前部側を上カバー部及び横カバー部によって覆うことにより、塵埃等が排気管の上部に降りかかって堆積することを有効に回避できる。尚、排気管の曲げ箇所よりも後部側は、機体前部に位置する刈取部から離間しているので刈取作業に伴って発生する塵埃は少なく、しかも、排気管は後上がり傾斜姿勢であるから、塵埃が降りかかっても傾斜面により流下案内されるので堆積するおそれは少ない。
コンバインの全体側面図である。 コンバインの全体平面図である。 コンバイン後部の縦断側面図である。 コンバイン後部の平面図である。 コンバインの背面図である。
以下、本発明に係る実施形態をコンバインの一例としての普通型コンバインに適用した場合について図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1及び図2に示すように、普通型コンバインは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた走行機体2の前部右側に運転部3が備えられ、その後方には、刈り取られた作物を脱穀処理する脱穀装置4と、脱穀処理により得られた穀粒を貯留する穀粒貯留部としての穀粒タンク5とが備えられている。穀粒タンク5が機体右側に位置し、脱穀装置4が機体左側に位置する状態で並んで備えられる。すなわち、穀粒タンク5は運転部3の後方に位置し、脱穀装置4は、穀粒タンク5の機体横一側に位置する状態で備えられる。穀粒タンク5の後部には、穀粒タンク5に貯留される穀粒を機体外部に搬出する穀粒排出装置としてのアンローダ6が備えられている。又、運転部3の下方に位置する状態でエンジン7が備えられ、このエンジン7の動力が、コンバインの各部に伝達される。
この実施形態では、機体の前後方向を定義するときは、作業状態における機体進行方向に沿って定義し、機体の左右方向を定義するときは、機体進行方向視で見た状態で左右を定義する。すなわち、図1及び図2に符号(F)で示す方向が機体前側、図1及び図2に符号(B)で示す方向が機体後側である。図2に符号(L)で示す方向が機体左側、図2に符号(R)で示す方向が機体右側である。
脱穀装置4の前部に横軸芯周りに上下揺動自在に刈取穀稈搬送用のフィーダ8が連結され、このフィーダ8の前端に略機体横幅に相当する刈幅を有する刈取部9が連結されている。刈取部9は、植立穀稈を後方に向けて掻き込む回転リール10、植立穀稈の株元を切断して刈り取るバリカン型の刈取装置11、刈取穀稈を機体横幅方向中間側へ横送り移送する横送りオーガ12等を備えており、刈取装置11により刈り取った穀稈を横送りオーガ12によって横送りしてフィーダ8に供給する。脱穀装置4の後部には、脱穀処理済の茎稈屑等を細断するチョッパ13が備えられている。
脱穀装置4は、左右両側が側壁14によって覆われ、上部が天板15によって覆われている。そして、図示はしないが、左右の側壁14と天板15により囲われた内部空間の上部側に、扱胴と受網(図示せず)とを有し、フィーダ8より搬送されてくる刈取穀稈の扱き処理を行う扱室が形成されている。又、扱室の下部に、受網から漏下する扱き処理物を、穀粒、枝付き籾等の未脱穀処理物としての二番物、及び、排ワラ屑等に選別する選別処理部が備えられている。
選別処理部にて選別された穀粒は、一番物回収スクリューにより脱穀装置4の穀粒タンク5側の横側外方に排出される。脱穀装置4における穀粒タンク5側の側壁14の横外側方に揚穀装置20が備えられている。脱穀装置4の穀粒タンク5側の横側外方に排出された穀粒は、揚穀装置20により、穀粒タンク5の上部入口21に向けて上方に搬送され、穀粒タンク5内に貯留される。揚穀装置20は、縦軸芯周りで回転するスクリューコンベアにて構成され、鉛直方向に沿って上方に延びている。
図3,4に示すように、揚穀装置20の上部側箇所が、平面視で略L字形の板体からなる前後一対の連結用ステー22により脱穀装置4の側壁14に連結固定されている。一対の連結用ステー22は夫々、一端部が揚穀装置20の外周部に溶接にて連結され、他端部が、脱穀装置4の側壁14に固定されたブラケット24にボルト連結されている。
選別処理部にて得られた二番物は、二番物回収スクリュー(図示せず)により脱穀装置4の穀粒タンク5側の横側外方に排出され、脱穀装置4における穀粒タンク5側の横側に備えられた二番物還元装置26により、脱穀装置4の前側部分に還元される。
図3,4に示すように、二番物還元装置26には、脱穀装置4の下部に接続されて上向きに延びる二番縦搬送部26Aと、二番縦搬送部26Aの上端部から前向きに延びる二番横搬送部26Bとが備えられている。二番縦搬送部26Aは、揚穀装置20と同様に、縦軸芯周りで回転するスクリューコンベアにて構成され、鉛直方向に沿って上方に延びている。
二番縦搬送部26Aの上端部に、脱穀装置4の内部に向けて開口する排出口27が設けられている。二番縦搬送部26Aの上端部に備えられた掻き出し羽根28によって、排出口27を通して二番物を脱穀装置4内に跳ね飛ばし搬送する。そして、二番横搬送部26Bは、跳ね飛ばされた二番物を脱穀装置4の前側部分に向けて案内するように、平面視で前側ほど内側に位置する斜め姿勢に形成され、且つ、上下方向に広幅に形成されている。
図1に示すように、穀粒タンク5の底部には、その内部に貯留した穀粒を後方に向けて送り出す前後向きの底スクリュー29が備えられている。底スクリュー29の左右両側に位置する穀粒タンク5の底面は、底スクリュー29側が下方に位置する傾斜姿勢に形成されている。底スクリュー29は、機体後面視で左右幅方向の中央位置よりも横外側方(右側)に偏倚した位置に設けられている。
図1,2に示すように、アンローダ6には、穀粒タンク5の下部に備えられた底スクリュー29により横向きに外方に送り出された穀粒を上方に向けて搬送する縦スクリューコンベア6aと、縦スクリューコンベア6aの搬送終端部から水平方向に穀粒を搬送する横スクリューコンベア6bと、縦スクリューコンベア6aの下部と脱穀装置4とを接続する接続ケース6cとが備えられている。アンローダ6は、穀粒を搬送したのち横スクリューコンベア6bの先端部に形成された排出口6dから穀粒を外部に排出する。
縦スクリューコンベア6aは、図5に示すように、縦スクリューコンベア6aの左側に機体フレーム32から立設した後部側縦フレーム30に対して回動保持部31を介して回動自在に支持されている。縦スクリューコンベア6aの下端部は接続ケース6cにて回動自在に機体フレーム32に支持されている。そして、アンローダ6は、図示しない電動モータによって縦スクリューコンベア6aの縦向き軸芯Y周りで旋回操作可能に構成されている。穀粒タンク5は、機体内方に引退して穀粒を貯留する作用姿勢と、機体外方に張り出すメンテナンス姿勢とにわたり、縦向き軸芯Y周りで揺動自在に縦スクリューコンベア6aに支持されている。
〔排気管〕
次に、エンジン7からの排気が通流する排気管35について説明する。
図1に示すように、運転部3の下方にエンジン7が備えられている。エンジン7から排出される排気(燃焼後の排ガス)は、エンジン7の左側上部に位置するマフラー36を通過したのち、排気管35を通して流動して排気口37から外方に排出される。マフラー36の排気筒36aは、マフラー36の後部から後方側の斜め上向き姿勢で排気を排出するように設けられている。排気管35は、脱穀装置4と穀粒タンク5との間を、二番物還元装置26の上方を通過する状態で通されている。
排気管35には、エンジン7側に位置する後上がり姿勢の第1排気管部35Aと、第1排気管部35Aと連なり二番物還元装置26の上方を通過する略水平姿勢の第2排気管部35Bと、第2排気管部35Bと連なり後上がり姿勢の第3排気管部35Cとが備えられている。第1排気管部35A、第2排気管部35B、及び、第3排気管部35Cは、夫々、直線状に延びる管部材からなり、第1排気管部35Aと第2排気管部35Bとが溶接にて連結され、第2排気管部35Bと第3排気管部35Cとが溶接にて連結されている。
図3,4に示すように、第1排気管部35Aは、マフラー36の排気筒36aに対応する位置から、脱穀装置4の右側の側壁14の上端部近くの位置であって且つ揚穀装置20の横側に対応する位置にわたって、後方上方に向けて延びている。
第1排気管部35Aの機体前部側にマフラー36から排出される排気が供給される供給口38が形成されている。供給口38は、マフラー36の排気筒36aの外周部を囲う状態で且つ排気筒36aとの間に径方向に間隔をあけた状態で形成されている。マフラー36の排気筒36aと供給口38の内面との間には、外気取り入れ部39として機能する隙間が形成されている。排気の流動に伴うエジェクター作用によって外気取り入れ部39を通して外気が吸引されて、排気と外気とが混合して排気の温度を下げることができる。
第2排気管部35Bは、第1排気管部35Aの後端部に連通接続され、二番物還元装置26の上方を通過する状態で略水平姿勢で前後方向に沿って延設されている。第2排気管部35Bは、第1排気管部35Aとの接続箇所から穀粒タンク5の後部側箇所の横側に対応する位置にわたって、略水平方向に延ばされている。第1排気管部35Aと第2排気管部35Bとは、二番物還元装置26よりも前部側で連結されている。
第3排気管部35Cは、第2排気管部35Bの後端部に連通接続され、その接続箇所から機体後方上方に向けて延設されている。第3排気管部35Cの機体後部側に排気を機体外部に排出する排気口37が形成されている。第3排気管部35Cは、側面視で脱穀装置4の後端部よりも機体後方側に突出するように、且つ、平面視で穀粒タンク5側に向けて傾斜するように、第2排気管部35Bとの接続箇所から後方側の右上方向に斜め姿勢で延ばされている。従って、排気管35の後部としての第3排気管部35Cは後上側に曲げられている。
第3排気管部35Cは第2排気管部35Bよりも大径に形成され、第2排気管部35Bの後端部と第3排気管部35Cの前端部との接続箇所では、それらの間に径方向に沿って隙間が形成され、第2排気管部35Bの前端部と同様に、エジェクター作用を利用した外気取り入れ部40が形成されている。第3排気管部35Cの後端部には、排気口37から後方に向けて排出される排気がアンローダ6に備えられる電気配線等に降りかかるのを防止すべく、排気が上方に流動しないように案内する傾斜案内体41が備えられている。
排気管35の支持構造について説明する。
図3,4,5に示すように、運転部3と穀粒タンク5との間に、機体フレーム32から上方に向けて延びる前部側縦向きフレーム42が設けられている。前部側縦向きフレーム42の上下途中部から脱穀装置4の側壁14に向けて前部側横向きフレーム43が延設されている。第1排気管部35Aの前後途中部が、支持ブラケット44を介して前部側横向きフレーム43に支持されている。第2排気管部35Bの前後途中部が支持ブラケット45を介して図示しない支持フレームに支持されている。
二番物還元装置26の後部側に位置する脱穀装置4の側部の前後方向中間部において、脱穀装置4の側壁14の上下途中部から斜め上方に向けて中間傾斜フレーム46が延設されている。第3排気管部35Cの前部側端部が支持ブラケット47を介して、中間傾斜フレーム46の上端部に支持されている。
図3,5に示すように、アンローダ6を支持する後部側縦フレーム30と脱穀装置4の側壁14とにわたって左右方向に延びる後部側横向きフレーム48が設けられている。そして、図3に示すように、第3排気管部35Cの後部側箇所が、支持ブラケット49を介して後部側横向きフレーム48に支持されている。
図4に示すように、第1排気管部35Aの前端部である供給口38の形成箇所から第2排気管部35Bの後端部に至るまでの間は、全長にわたって、平面視において直線状又は略直線状に延びている。すなわち、二番物還元装置26の上方位置からエンジン側の排気口であるマフラー36の排気筒36aの出口まで平面視において直線状又は略直線状に延びている。このように、排気管35は、脱穀装置4と穀粒タンク5との間に、機体横幅方向にコンパクトに収めた状態で配備されている。
〔排気管のカバー〕
図3,4,5に示すように、排気管35の上方及び排気管35の穀粒タンク5側の側方を覆うカバー50が備えられている。カバー50には、排気管35の上方を覆う上カバー部51と、排気管35の穀粒タンク5側の側方を覆う横カバー部52とが備えられている。
説明を加えると、カバー50は、脱穀装置4の右側の横側箇所に備えられ、脱穀装置4の側壁14に沿って機体前後方向に延びている。カバー50のうち上カバー部51は、揚穀装置20と脱穀装置4との間を通って前後方向に延びており、脱穀装置4の前部の側方から脱穀装置4の後部の側方まで延びている。図2に示すように、上カバー部51の前部は穀粒タンク5の前端部5aよりも前部側まで延ばされており、後部は穀粒タンク5の後端部に相当する位置まで延ばされている。
図3,4,5に示すように、上カバー部51及び横カバー部52は、排気管35のうち、第1排気管部35A及び第2排気管部35Bの上方並びに穀粒タンク5側の側方を覆うように設けられている。言い換えると、排気管35のうち第1排気管部35A及び第2排気管部35Bは、上カバー部51の下方位置を、平面視において二番物還元装置26の上方位置からエンジン7側の排気口である排気筒36aの出口まで直線状又は略直線状に延びている。
図4,5に示すように、上カバー部51は、左右方向一方側(脱穀装置4側)の端縁部が脱穀装置4の側壁14の上端部に複数箇所ボルト連結にて固定され、左右方向他端側が穀粒タンク5側に向けて水平姿勢で片持ち状に延出されている。図3に示すように、上カバー部51における前部の左右方向他端側箇所が、支持部材53を介して前部側横向きフレーム43に支持されている。図4,5に示すように、上カバー部51における後部の左右方向他端側箇所が、中間傾斜フレーム46に支持されている。
揚穀装置20を脱穀装置4に支持する連結用ステー22が、上カバー部51の上方を通されている。すなわち、連結用ステー22と上カバー部51とは分離されている。この構成では、エンジン7が作動しているときに、排気管35の熱が上カバー部51に伝わることがあっても、上カバー部51から熱が連結用ステー22を介して揚穀装置20に伝わるおそれが少ない。
図5に示すように、カバー50のうち横カバー部52は、上カバー部51の穀粒タンク5側の端部から下方に延びる平板形状に形成されている。図3に示すように、横カバー部52の下端は、二番物還元装置26の上端部まで延ばされており、排気管35と二番物還元装置26の上端部との間の空間の横側方が横カバー部52によって覆われている。
図3に示すように、横カバー部52は第1排気管部35Aの側方を覆っている。横カバー部52は、後上がり姿勢の第1排気管部35Aの側方を有効に覆うように、前部側が幅広で後部側に向かうほど順次幅狭になるように形成されている。
二番物還元装置26の後部側に中間傾斜フレーム46が備えられている。中間傾斜フレーム46が備えられる箇所を通して横カバー部52を後方側に延長すると、この中間傾斜フレーム46に干渉するので、横カバー部52は、中間傾斜フレーム46の前後で、前部横カバー部52aと後部横カバー部52bとに分離されている。中間傾斜フレーム46よりも後部側に位置する後部横カバー部52bは、排気管35の側方を覆うことができる程度の上下幅に設定されている。
前部横カバー部52aの前端部の上下向き縁部は、支持部材53を介して前部側横向きフレーム43に支持されるとともに、ブラケット55を介して前部側縦向きフレーム42に支持されている。前部横カバー部51aの後端部の上下向き縁部は、ブラケット56を介して中間傾斜フレーム46に支持されている。後部横カバー部52bは上下向き縁部がブラケット57を介して中間傾斜フレーム46に支持されている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、横カバー部52が穀粒タンク5の前端部5aよりも前部側まで延ばされる構成としたが、横カバー部52が穀粒タンク5の前端部と同じ位置、あるいは、それよりも後部側にまで延ばされる構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、二番物還元装置26が、脱穀装置4の下部に接続されて上向きに延びる二番縦搬送部26Aと、二番縦搬送部26Aの上端部から前向きに延びる二番横搬送部26Bとを備える構成としたが、この構成に代えて、二番物還元装置26が脱穀装置4との接続箇所から脱穀装置4の前側部分に向けて斜め上方に延び、上端部から直接に脱穀装置4内に穀粒を投入する構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、上カバー部51が揚穀装置20と脱穀装置4との間を通って前後方向に長く延びる構成としたが、この構成に代えて、上カバー部51が前部側の部分と後部側の部分とに分割形成されるものでもよい。
(4)上記実施形態では、排気管35が、平面視において直線状又は略直線状に延びる構成としたが、この構成に代えて、平面視で折れ曲がり状に延びる構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、排気管35が、脱穀装置4並びに穀粒タンク5夫々の後端部よりも後方側に延びているものを示したが、これに代えて、排気管35の後端部が脱穀装置4や穀粒タンク5の後端部よりも前部側に位置するものでもよい。
(6)上記実施形態では、穀粒貯留部として穀粒タンク5を備える構成としたが、ホッパー形式の穀粒貯留部を備える構成としてもよい。
本発明は、普通型のコンバインの他、自脱型コンバインにも適用できる。
3 運転部
4 脱穀装置
5 穀粒タンク
5a 前端部
7 エンジン
14 側壁
20 揚穀装置
21 上部入口
22 ステー
26 二番物還元装置
35 排気管
35A 第1排気管部
35B 第2排気管部
35C 後部
50 カバー
51 上カバー部
52 横カバー部

Claims (9)

  1. 運転部と、前記運転部の後方に位置する穀粒貯留部と、前記穀粒貯留部の機体横一側に位置する脱穀装置と、前記脱穀装置で回収された二番物を前記脱穀装置の前側部分に還元搬送する二番物還元装置と、前記運転部の下方に位置するエンジンと、前記エンジンからの排ガスを機体外部に排出する排気管とが備えられ、
    前記排気管が、前記穀粒貯留部と前記脱穀装置との間を、前記二番物還元装置の上方を通過する状態で通されており、
    前記二番物還元装置に、前記脱穀装置の下部に接続されて上向きに延びる二番縦搬送部と、前記二番縦搬送部の上端部から前向きに延びる二番横搬送部と、が備えられ、
    前記排気管の上方及び前記排気管の前記穀粒貯留部側の側方を覆うカバーが備えられ、
    前記カバーのうち前記排気管の前記穀粒貯留部側の側方を覆う横カバー部は側面視で前記二番横搬送部と重複しているコンバイン。
  2. 前記横カバー部が、前記穀粒貯留部の前端部よりも前側まで延ばされている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 記排気管に、前記エンジン側に位置する後上がり姿勢の第1排気管部と、前記第1排気管部と連なり前記二番縦搬送部の上方を通過する第2排気管部とが備えられ、
    前記第1排気管部と前記第2排気管部とが、前記二番縦搬送部よりも前側で連結され、
    前記横カバー部が、前記第1排気管部の側方を覆っている請求項1又は2に記載のコンバイン。
  4. 前記横カバー部が、前記第1排気管部の側方と前記第2排気管部の側方とに亘るように設けられている請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記脱穀装置の下部に接続されて上向きに延び、前記脱穀装置で回収された穀粒を前記穀粒貯留部の上部入口に搬送する揚穀装置が備えられ、
    前記カバーのうち前記排気管の上方を覆う上カバー部は、前記揚穀装置と前記脱穀装置との間を通って前後方向に延びている請求項1から4のいずれか1項に記載のコンバイン。
  6. 前記揚穀装置を前記脱穀装置に支持するステーが、前記上カバー部の上方を通されている請求項5に記載のコンバイン。
  7. 前記上カバー部は、前記脱穀装置の前部の側方から前記脱穀装置の後部の側方まで延びており、
    前記排気管は、前記上カバー部の下方位置を、平面視において前記二番物還元装置の上方位置から前記エンジン側の排気口まで直線状又は略直線状に延びている請求項5又は6に記載のコンバイン。
  8. 前記横カバー部は、前記上カバー部の前記穀粒貯留部側の端部から下方に延びる平板形状に形成されている請求項5から7のいずれか1項に記載のコンバイン。
  9. 前記排気管の後部は、後上側に向けて曲げられ、
    前記上カバー部及び前記横カバー部は、前記排気管の後部の曲げ箇所まで延ばされている請求項5から8のいずれか1項に記載のコンバイン。
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