JP4141392B2 - 普通型コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、作物を刈り取る刈取部を備え、刈り取ったものを脱穀装置に供給するフィーダを刈取部の後方に備えた普通型コンバインに関する。
従来、この種の普通型コンバインでは、刈取部で刈り取った作物がフィーダに供給される時点で、フィーダの入り口付近に塵埃が立ち込め、作業に支障が出る場合があった(例えば、塵埃によって前方の視界が遮られることがあった)。このような問題に対しては、例えば、特許文献1に記載された構成により対策を施したものがある。すわなち、フィーダの上面において吸塵ファンを設けてフィーダ内部の空気を吸引することでフィーダ内及びフィーダ入り口付近の塵埃を吸引し、フィーダの左側下方に吸引した塵埃を排出するように構成されたものがある。
特開2002−345320号公報(図4)
上記特許文献1のような構成であると、一旦吸引された塵埃が機体前方側において圃場に排出されるため、機体の走行とともに塵埃が再び舞い上がって、結果的に集塵効果が低減してしまうという問題があった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、刈取部やフィーダ入り口部分の塵埃を効果的に集塵できる普通型コンバインを提供することを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、作物を刈り取る刈取部を備え、刈り取ったものを脱穀装置に供給するフィーダを前記刈取部の後方に備える普通型コンバインにおいて次のように構成することにある。
前記フィーダの外壁のうち、横壁部分を内外二重に構成し、前記フィーダの前端に塵埃を吸入する吸入口を備え、この吸入口において吸入した塵埃を前記二重の横壁部分の間に形成した空間に送り込み、前記外壁の空間を介して前記脱穀装置に送り込むように構成してある
(作用)
本発明の第1特徴によると、吸入口と脱穀装置とに亘ってダクトを備えているので、一旦、吸入口に吸入された塵埃を、脱穀装置まで移送することができ、塵埃は機体の前方側には排出されずに、脱穀装置を介して機体の後方に排出される。したがって、吸入された塵埃が機体前方側で再び舞い上がるおそれが低減する。
また、吸入口に吸入された塵埃を、フィーダを介して脱穀装置に送り込むように構成してあるので、吸入された塵埃を脱穀装置まで移送するための構成を新たに設ける必要がない。
吸入口に吸入された塵埃を、フィーダの外壁を介して脱穀装置に送り込むように構成してあるので、吸入された塵埃を刈取穀稈から分離された状態で脱穀装置まで移送する経路が確保されると同時に、塵埃の移送経路を構成する外壁の一部がフィーダの外壁の一部と共有することになる。
しかも、フィーダの外壁の形状に沿った塵埃の移送経路が得られることにもなるので、吸入口から脱穀装置に至るまでの略直線的な移送経路が確保されることになる。したがって、吸入口から脱穀装置に至るまでの移送経路において、塵埃の移送が円滑に行われる。
(効果)
本発明の第1特徴によると、吸入された塵埃が機体前方側で再び舞い上がるおそれが低減するので、塵埃によって前方の視界が遮られることが少なくなり、作業性が向上する。
また、吸入された塵埃を脱穀装置まで移送するための構成を新たに設ける必要がないので、部品点数の低減が図られ、構成の簡素化による設計効率の向上及びコスト上昇の抑制が図られる。
さらにまた、塵埃の移送経路を構成する外壁の一部がフィーダの外壁の一部と共有することになるので、部品点数の低減が図られ、構成の簡素化による設計効率の向上、コスト上昇の抑制が図られる。
図1及び図2に、刈り取り穀稈の全稈を投入して脱穀処理する汎用のコンバインが示されている。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1で走行する走行機体2に、脱穀装置3と穀粒回収タンク4とが左右に並列して搭載されるとともに、穀粒回収タンク4の前方に運転キャビン5が設置され、かつ、脱穀装置3の前端部に支点P周りに上下揺動自在に装着した穀稈搬送用のフィーダ6が油圧シリンダ7によって駆動昇降されるよう構成され、このフィーダ6の前端に刈取前処理部(本発明の刈取部に相当)8が一体連結されている。また、キャビン5内には運転座席9が備えられるとともに、この運転座席9の後部寄り下方に位置させてエンジン10が、その出力部を機体内方に位置させた横置き状態で配備されている。
刈り取り前処理部8は、植立穀稈を引起こしながら機体後方に掻込む回転リール11、掻込まれた穀稈を刈取るバリカン型の刈り取り装置12、刈取った穀稈を後方に載置搬送するベルト式のフロントコンベア13、刈り取り穀稈を刈り幅の一箇所に集めるオーガ14、等を備えて構成されており、図4に示すように、フィーダ6には、オーガ14で集めた刈り取り穀稈を脱穀装置3の扱室前端部に掻き上げ供給するスラット型のコンベア15がテンションローラ35、フィーダ始点輪体36及びフィーダ駆動輪体37を巻回するように内装されている。
図3に示すように、脱穀装置3は、フィーダ6の終端に連通された扱室16の前後側壁に亘って機体前後方向水平に扱胴17が軸支され、扱室16の下方に揺動選別及び風選別を行う選別部18が配備され、扱室16から選別部18に処理物を漏下供給する受網(コンケーブ)19が扱胴17の下側に沿って配設された構造となっており、扱室16はその前部が選別部18の前壁より前方に張出されている。そして、脱穀装置3の左側面から見て、エンジン10が扱室16の前方張出し部分の下方に位置し、かつ、エンジン10の機体内方側の一部が扱室前方張出し部分の下方空間に入り込むよう構成されている。
扱胴17は、円筒状の直胴部分17Aの始端部に先細りのテーパー胴部分17Bを連設して構成されており、このテーパー胴部分17Bに2条の螺旋状の掻込み羽根20が設けられるとともに、直胴部分17Aの外周面に螺旋扱歯21が取付けられ、かつ、この螺旋扱歯21に独立扱歯22が周方向に所定間隔おきに取付けられている。
選別部18には、揺動選別ケース23、唐箕24、粗選用の補助ブロア25、1番物回収用の横送りスクリューコンベア26、2番物回収用の横送りスクリューコンベア27、2番風選用の補助ブロア28、等が設けられ、受網19から漏下供給された脱穀処理物が揺動選別ケース23により後方に揺動移送されながら篩い選別及び風選別処理を受け、選別回収された穀粒が横送りスクリューコンベア26及び縦送りスクリューコンベア29を介して穀粒回収タンク4に揚送されるとともに、選別不十分な2番物が横送りスクリューコンベア27及び縦送りスクリューコンベア30を介して揺動選別ケース23の前部に還元供給されて再び選別処理を受けるようになっている。また、選別部18の後方には、扱室16の終端から排出されたワラ屑類を細断するチョッパー31と、このチョッパー31の上方にあって、選別部終端付近のゴミを吸引してチョッパー31の細断ワラ放出経路に上方から吹き下ろす排塵ブロア32が配備されている。
図2,図4,図5,図6に示すように、フィーダ6の左右の側壁33(本発明の外壁に
相当)は二重構造となっており、左右の内壁33bとそれぞれの外側に位置する左右の外壁33aとで構成されている。二重の側壁33a及び33bとフィーダ6の上面6U及び下面6Dとによって、壁間33c(本発明の外壁の間に相当)を通路とするダクト34が構成されている。すなわち、フィーダ6の左右の両側面にはフィーダ6の搬送経路に沿ってダクト34が隣接した状態になっている。
図5,図6に示すように、ダクト34の前端である吸入口34INは刈取前処理部8の後面に位置しており、フィーダ6と刈取前処理部8との連結部分である刈取前処理部8の後面に吸引口34INを備えた状態になっている。図7に示すように、吸入口34INは網状の吸入口カバー39で覆われており、刈取穀稈などがダクト34へ侵入することを防止する構造になっている。ダクト34の後端である排出口34OUTはフィーダ6の後端と前後位置を揃えた状態で、脱穀装置3の扱室16の先端部に位置している。このように、ダクト34は吸入口34INと脱穀装置3とに亘って備えられている。
左右それぞれのダクト34の内部には、ダクト34の前後略中間位置において起風機構38及び逆風防止板40が備えられており、吸入口34INから吸入した塵埃を含む吸入口周辺の空気を脱穀装置3にダクト34を介して送り込むように構成されている。逆風防止板40はダクトの幅に合わせた屈曲した板状の部材からなり、塵埃の移送方向と逆向きの気流を防ぐために設けてある。起風機構38は、回転羽根38a,駆動モータ38b,ギヤ機構38cで構成されている。回転羽根38aは、機体左右方向の回転軸芯周りに側面視で放射状に複数の板体を有した構造になっており、ダクト34に内装されている。ダクト34の外壁33aの側方に突設したギヤ機構38cを介して、駆動モータ38bにより回転羽根38aを回転させることで、ダクト34の内部(壁間33c)に吸入口34INから脱穀装置3へ向かう気流を発生させることができる。
以上のような構成により、フィーダ6の入り口部分及びその周辺の塵埃を、フィーダ6の二重の側壁33の壁間33c、つまりダクト34を介して脱穀装置3に送り込むことができる。一方、脱穀装置3の内部では穀粒選別のための選別風及び、選別部終端付近のゴミを吸引してチョッパー31の細断ワラ放出経路に上方から吹き下ろす排塵ブロア32による排出風が存在するので、脱穀装置3の前端部にダクト34の排出口34OUTを連結することで、これらの気流とダクト34を流れる気流とが連続し、一連の風路が構成されることになる。したがって、刈取前処理部8の周辺の塵埃を吸引口34INから吸入すれば、連続した気流により機体後方に塵埃を移送することができ、機体後端に位置する排塵ブロア32を介して機外に排出される。
このように、収穫作業の支障となり得る刈取前処理部8の周辺に立ち込める塵埃を効果的に機体後方に移送・排出することができるので、作業環境の改善による作業能率の向上が図られる。
なお、起風機構38の配置位置は、ダクト34の排出口34OUTより脱穀装置3寄りで脱穀装置3に内装された状態で備えてもよいし、ダクト34の吸入口34INの前方直近に備えてもよい。
〔発明の実施の別形態〕
上述の〔発明を実施するための最良の形態〕におけるフィーダ6の構成は以下のようにしてもよい。
ダクト34内に気流を発生させる起風機構38は、フィーダ6の左右方向の回転軸芯を持つ回転羽根38aと、ダクト34の左側壁に突設したギヤ機構38cを介して回転羽根38aを回転駆動する駆動モータ38bとで構成されている。ダクト34の吸引口34INは網状の吸入口カバー39で覆われており、刈取穀稈などがダクト34へ侵入することを防止する構造になっている。
普通型コンバインの全体側面図 普通型コンバインの全体平面図 脱穀装置の縦断側面図 フィーダの縦断側面図 ダクトの縦断側面図 フィーダ及びダクトの平面図 ダクトの吸入口の正面図
符号の説明
3 脱穀装置
6 フィーダ
8 刈取部
33 外壁
33c 外壁の間
34 ダクト
34IN 吸入口

Claims (1)

  1. 作物を刈り取る刈取部を備え、刈り取ったものを脱穀装置に供給するフィーダを前記刈取部の後方に備えるとともに、
    前記フィーダの外壁のうち、横壁部分を内外二重に構成し、前記フィーダの前端に塵埃を吸入する吸入口を備え、この吸入口において吸入した塵埃を前記二重の横壁部分の間に形成した空間に送り込み、前記外壁の空間を介して前記脱穀装置に送り込むように構成してある普通型コンバイン。
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