JP4064573B2 - 汎用コンバイン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汎用コンバインの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より汎用コンバインは走行装置より前方に刈取部を突設し、該刈取部により刈り取った穀稈を後方に搬送して軸心を機体左右水平方向に向け前後平行に、2連のスクリュー型のロータを並設した脱穀部へ供給される。そして、該ロータの回転によって、脱穀を行い、脱粒後の排稈は機体後方に放出される。
【0003】
また、該ロータ下方にそれぞれ受網をロータ下側面形状に沿って側面視半円状にして配設し、該受網を漏下した穀粒や藁屑やゴミ等は脱穀部下方に配設した選別装置によって選別され、藁屑やゴミ等は機体後方から排出され、精粒は脱穀部の上部に配置したグレンタンクに貯留されるように構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記技術では、汎用コンバインにおける脱穀部は、軸心を左右水平方向に向け前後平行に2連のロータを並設しているため、脱穀部の横幅が機体幅以内と制限され、ロータと穀物との接触面積も制限される。
【0005】
本発明は、前記の点を鑑み、脱穀部のロータと穀物との接触面積を増やし、また、該脱穀部の受網等穀稈の流通部には、耐蝕性、耐久性に優れた部材を使用し、脱穀性能の向上を図ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
脱穀部(18)に、軸心を左右水平方向に向け、前後平行に並設された、2連の第一ロータ(21)と第二ロータ(22)を有する汎用コンバインにおいて、刈取部(8)と該脱穀部(18)の間に搬送装置(9)を配置し、該搬送装置(9)は、フィーダハウス(10)内にコンベア(11)を収納し、該フィーダハウス(10)の後端は、前記脱穀部(18)に連通し、脱穀入口(12)は、機体の進行方向に向かって左側寄りの、第一ロータ(21)の左前部に配置し、該第一ロータ(21)の回転によって、穀稈を脱穀部(18)の右方へ搬送し、該第一ロータ(21)下方の第一ロータ受網(23)の右側後部は、第二ロータ(22)の上外周の接線方向に向かって延出された連通口(123)を形成し、更に、前記第二ロータ(22)の第二ロータ受網(24)の左側後部に、排出口(124)を開口し、該第一ロータ受網(23)と第二ロータ受網(24)の間の中央分離帯(146)側の端部の高さは、略第一ロータ(21)と第二ロータ(22)のロータ回転軸(21d・22d)の高さと一致させた構成とし、該中央分離帯(146)とは反対側側面である、第一ロータ受網(23)の前側端部(23b)、及び第二ロータ受網(24)の後側端部(24b)の高さは、それぞれ該ロータ回転軸(21d・22d)の高さよりも高くし、該第一ロータ受網(23)と第二ロータ受網(24)は、前記第一ロータ(21)と第二ロータ(22)の下半面形状に沿って構成し、更に第一ロータ受網(23)と第二ロータ受網(24)を取り外し自在としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は汎用コンバインの全体側面図一部断面図、図2は同じく平面図、図3は脱穀部及び選別装置の側面断面図、図4は従来例と本実施例とでの脱穀部における受網の構造の比較説明図、図5は脱穀部左側側面断面図、図6は同じく右側側面断面図、図7は同じく平面断面図である。
【0009】
まず、本発明に係わる汎用コンバインの全体構成を図1乃至図3により説明する。クローラー式走行装置1上に機枠フレーム13が搭載され、該機枠フレーム13上に選別装置19や脱穀部18と、エンジン48等を収納するエンジンルーム49が載置固定され、脱穀部18上にはグレンタンク30が配置され、該グレンタンク30側部にはその内部に貯留された穀粒を排出する排出オーガ40が配置されている。また、前記機枠フレーム13より前方に刈取部8が突出されている。刈取部8はプラットホーム2内に横送りオーガ3を左右方向に収納し、回転駆動することによって穀稈を略左右中央に集めるようにしている。前記プラットホーム2前端下部には刈刃4が横設され、該刈刃4の前上方には掻込リール5が配設されている。前記プラットホーム2の両側の後部上に昇降リンク6の後部が枢支され、該昇降リンク6の前端に前記掻込リール5が回転自在に支持され、油圧モーター等によって掻込リール5が回転駆動される。また、前記プラットホーム2の両側前端には分草板7が配設されている。
【0010】
前記刈取部8と脱穀部18の間には搬送装置9が配置され、該搬送装置9は、フィーダハウス10内にコンベア11が収納され、前記プラットホーム2の後部左右中心よりやや進行方向に対して左側寄りで、前記横送りオーガ3のスクリュー羽根の送り終端位置に合わせてフィーダハウス10の前端が連通されている。該フィーダハウス10の後端は、脱穀入口12に連通されており、該脱穀入口12には左右水平方向に回転軸心を有する円筒状のビータ34が配置され、穀稈を強制的に脱穀部18へ送るようにしている。フィーダハウス10の後部は機枠フレーム13に昇降回動自在に支持されている。そして、フィーダハウス10の下面と機枠フレーム13との間には図示せぬ油圧シリンダーを介装して、刈取部8を昇降可能としている。さらに、前記フィーダハウス10とビータ34の上方には、運転席15や操向ハンドル16等を収納したキャビン17を配置し、該キャビン17は機体左右中央前方の上方位置に配置して視界を良好として、刈取作業を確認し易くし、左右両側より乗り降りできるようにしている。
【0011】
また、前記フィーダハウス10、ビータ34及び脱穀入口12は、機体の進行方向に向かって左側寄りに設けられ、該脱穀入口12は第一ロータ(前ロータ)21の左前部に配置して、穀稈を脱穀部18の第一ロータ21の回動によって右方へ搬送するようにしている。
【0012】
前記脱穀部18は、第一ロータ(前ロータ)21と第二ロータ(後ロータ)22と、第一ロータ受網23と第二ロータ受網24等からなり、前記機枠フレーム13上部に収納されている。前記第一ロータ21と第二ロータ22は略同じ形状に構成されており、筒の外周は、周囲に扱歯を有するスクリュー羽根21a・22aを設けたスクリュー型に構成されて、軸心は左右水平方向に向けられて、前後平行に配置されている。前後方向に軸芯を有するロータを配置した脱穀部では前後方向に長くなるが、本実施例の如く左右に軸芯を有するロータ21・22を設けた脱穀部18では前後方向に短くすることができ、選別装置19後部の上方の空間を利用してエンジンルーム49を設けることができ、効率良くレイアウトができる。
【0013】
前記第一ロータ21と第二ロータ22の下方には、それぞれ受網23・24が配置され、第一ロータ21と第二ロータ22の上方はそれぞれ上部カバー35・36が配置されて、前ロータ室と後ロータ室を構成している。また、第一ロータ21下方の受網23の進行方向に向かって右側の後部は前低後高に緩やかな円弧状で傾斜させ、第二ロータ22の上外周の接線方向に向かって延出されて連通口123が形成され、該連通口123後端は第二ロータ22の回転軌跡の前端部近傍まで延出されている。更に、前記受網24の左後部に排出口124が開口されている。
【0014】
更に、前記上部カバー35・36の水平状に成形した上部の内周面には送塵弁59・59・・・が左右幅方向に適宜間隔を開けて設けられ、上部カバー35・36上部に上下方向の回動支点を中心に回動自在に枢支されており、該送塵弁59・59・・・を回動操作することによって、穀稈が第一ロータ21・第二ロータ22内を移動する方向を穀稈の品種や穀稈の状態に合わせて調整して扱き具合を調製することができ、様々な品種等に合わせた汎用性のある脱穀部18が構成されるのである。
【0015】
また、第一ロータ21のスクリュー羽根21aは、第一ロータ21の左端より連通口123の直左側までの間に形成され、連通口123前方の第一ロータ21外周面には第一ロータ21の半径方向に突出する板状の送り羽根21b・21b・・が形成されている。同様に第二ロータ22のスクリュー羽根22aは、第二ロータ22の右端部より排出口124の直右側までの間に形成され、スクリュー羽根22a終端部より左側の排出口124前方の第二ロータ22外周面に送り羽根22b・22b・・が形成され、脱穀後の排藁(排稈)を送り羽根22b・22b・・で送って排出口124より排出するようにしている。
【0016】
このような構成において、フィーダハウス10から脱穀入口12へ刈り取った穀稈が送られると、第一ロータ21の回転によって、刈取穀稈は右方へ搬送されながら脱粒される。そして、第一ロータ21の右端に至ると緩傾斜状に形成した連通口123から第二ロータ22の脱穀空間に送られ、第二ロータ22の回転によって左方へ搬送されながら脱粒され、第二ロータ22の左端に送られると、排出口124より落下される。
【0017】
該排出口124下部から後下方にはガイドプレート60が延出され、該ガイドプレート60後部の上方とエンジンルーム49底面との間位置には、強制的に排稈を後方に送り出す排稈ビータ61が設けられている。該排稈ビータ61は前記ロータ21・22の外径に比べ外径を小さくしたコンパクトとし組立容易な形状とし、排稈ビータ61の回転速度を第二ロータ22の回転速度より速くして排稈ビータ61の周速度をロータ21・22より同等以上の速さとし、排稈を後方に送り出す性能を高めている。
【0018】
前記排稈ビータ61は、左端部が排出口124の左端部と一致し、排稈ビータ61の右端部は排出口124右端部よりさらに右側に延出し、排出口124より排出された排稈を後方に左右幅広く搬送し、排稈ビータ61後方の吸引ファン92に取り込まれ、機体後端部に左右に全幅に渡って横架されたチッパー式のスプレッダー62に受け継いで、該スプレッダー62の複数の鉈状の刃によって切断され、機体後端部より圃場に排出される。
【0019】
また、前記脱穀部18下方には選別装置(揺動選別装置)19が配置され、その構成は、流穀板25、揺動本体50、選別風を発生させる唐箕27、選別された一番物を左右方向に搬送する一番コンベア28と二番物を搬送する二番コンベア31等より構成されている。前記一番コンベア28及び二番コンベア31は側面視でクローラー式走行装置1の後方に横設され、一番コンベア28の左端部に連通して立状に配したバケット式の揚穀コンベア29や、一番コンベア28の左端部の左端部に連設する還元コンベア32とクローラー式走行装置1とが干渉することのない効率的なレイアウトとしてる。さらに、選別装置19は機枠フレーム13の前後途中部より後部の間に収納され、選別装置19前方の機枠フレーム13前部とフィーダハウス10後下方位置に走行駆動用のミッション装置45を配置でき、効率の良いレイアウトとして全長を短くすることができる。
【0020】
前記揺動本体50は、前記第一ロータ21前端の下方より選別装置19(機枠フレーム13)の後端までに渡って配置され、揺動リンク機構51によって揺動自在に支持されている。前記揺動本体50前部には第一ロータ21と第二ロータ22の下方に渡って落下された穀稈を受けるグレーンパン50aが形成されている。該グレーンパン50aは側面視で波状に形成され揺動本体50の揺動で後方に搬送するようにしている。
【0021】
前記グレーンパン50a後端に連接してフルイ線52が配置されている。該フルイ線52の下方より揺動本体50の後端部にかけて、揺動本体50の幅方向に横架した複数のチャフフィンより成るチャフ部が配置されている。該チャフ部は、前側より脱粒された穀稈量に応じてチャフフィンの前下がり傾斜角度が変わる可動チャフ53と、手動によってチャフフィンの前下がり傾斜角度が変わる手動チャフ54と、チャフフィンの前下がり傾斜角度が固定された固定チャフ55より構成されている。該チャフ部の下方の揺動本体50底面は落下口55bが開口され、図示せぬクリンプ網によって被装されている。
【0022】
また、前記揺動本体50のグレーンパン50aの前後途中部の下方に唐箕27が横設され、ガイドに従って後方に選別風を送り落下口55b等より揺動本体50内に選別風を送風して、前記チャフ部で比重選別と風選別とを行い、一番物と二番物とに選別している。
【0023】
このような構成において、前記第一ロータ21と第二ロータ22の、第一ロータ受網(23)と第二ロータ受網(24)より落下された穀粒や藁屑等は、揺動本体50のグレーンパン50a上に受け止められて後方に搬送され、グレーンパン50a後部よりフルイ線52で後方に跳ね飛ばされて、そのままチャフ部に落下させて比重選別と風選別とが行われるのである。
【0024】
次に、脱穀部における受網の構造を、図4により説明する。従来の脱穀部に軸心を左右水平方向に向け前後平行に並設された2連のロータを有する汎用コンバインでは、図4(a)に示すように、第一ロータ21、第二ロータ22の下方には、それぞれ側面視略「U」字状に構成した受網23’・24’をロータ下側面形状に沿って側面視半円状にして配設していたのである。
【0025】
これに対して本発明は、図4(b)に示すように、第一ロータ21、第二ロータ22の下方にそれぞれ受網枠43・44に取り付けられた受網23・24をロータ21・22下半面形状に沿って側面視それぞれ「J」字状、「し」字状に構成して配設している。すなわち、該受網23・24は側面視略「U」字状に構成されて、前後のローター21・22間の中央分離帯146側の受網23・24の端部の高さは、略ロータ回転軸21d・22dの高さに一致して配設している。また、該中央分離帯146とは反対側側面、つまり、受網23の前側端部23b及び受網24の後側端部24bの高さは、それぞれ該ロータ回転軸21d・22dの高さよりも高くなるように構成して配設して、それぞれ側面視「し」字状、「J」字状に構成しているのである。
【0026】
こうして前記のように受網の構造を改良することにより、ロータ21・22を介して受網23・24と穀稈との接触面積を拡大することができ、穀物を脱穀する濾過率の向上を図ることができるのである。また、本発明のロータ21・22の半径は従来使用していたロータの半径よりも大きくしており、受網23・24と穀稈との接触面積を更に拡大して脱穀効率を向上している。
【0027】
次に図3、図5、図6および図7において、脱穀部をはじめとした穀物の流通部に使用する部材について説明する。キャビン17より前方に刈取部8を突設し、該刈取部8により刈り取った穀稈を後方に搬送してコンベア11で運搬し、ビータ13ではね飛ばして脱穀部18へ供給される。そして、ロータ21・22の回転によって、脱穀を行い、脱粒後、穀粒は受網23・24を通って落下し選別装置19で選別され、排稈は排稈ビータ61ではね飛ばされ機体後方に放出される。
【0028】
また、前記脱穀部18をはじめとした穀稈の流通部は、作業時、絶えず穀物と接触するため磨耗等により疲労しやすく、また、穀稈を脱穀する際に抽出される水分により錆等、腐蝕の恐れもある。
【0029】
そのため、前記流通部における受網23・24をはじめ、受網枠43・44、連通口123、中央分離帯146、ロータ上方の上部カバー35・36、ロータのスクリュー羽根21a・22aおよび送り羽根21b・22b、排出口124、排稈ビータ61下方のガイドプレート60および排稈口樋63、吸引ファン92上方の吸引口樋93、脱穀入口12、ビータ34下方の供給板14およびフィーダハウス10下部のフィーダハウスメタルシート10a等の部材は、耐蝕性、耐久性に優れたステンレス等の合金を使用し、また該流通部の各部材は全て取外し可能としてメンテナンスを容易としている。
【0030】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したので、次のような効果を奏するものである。
脱穀部(18)に、軸心を左右水平方向に向け、前後平行に並設された、2連の第一ロータ(21)と第二ロータ(22)を有する汎用コンバインにおいて、刈取部(8)と該脱穀部(18)の間に搬送装置(9)を配置し、該搬送装置(9)は、フィーダハウス(10)内にコンベア(11)を収納し、該フィーダハウス(10)の後端は、前記脱穀部(18)に連通し、脱穀入口(12)は、機体の進行方向に向かって左側寄りの、第一ロータ(21)の左前部に配置し、該第一ロータ(21)の回転によって、穀稈を脱穀部(18)の右方へ搬送し、該第一ロータ(21)下方の第一ロータ受網(23)の右側後部は、第二ロータ(22)の上外周の接線方向に向かって延出された連通口(123)を形成し、更に、前記第二ロータ(22)の第二ロータ受網(24)の左側後部に、排出口(124)を開口し、該第一ロータ受網(23)と第二ロータ受網(24)の間の中央分離帯(146)側の端部の高さは、略第一ロータ(21)と第二ロータ(22)のロータ回転軸(21d・22d)の高さと一致させた構成とし、該中央分離帯(146)とは反対側側面である、第一ロータ受網(23)の前側端部(23b)、及び第二ロータ受網(24)の後側端部(24b)の高さは、それぞれ該ロータ回転軸(21d・22d)の高さよりも高くし、該第一ロータ受網(23)と第二ロータ受網(24)は、前記第一ロータ (21)と第二ロータ(22)の下半面形状に沿って構成し、更に第一ロータ受網(23)と第二ロータ受網(24)を取り外し自在としたので、受網と穀稈との接触面積を拡大することができるため、穀物を脱穀する濾過率が大幅に高まり脱穀性能が向上する。更に、該ロータの半径を従来使用よりも拡径することにより、該ロータを介して受網と穀稈との接触面積を拡大することもできる。
【0031】
更に受網(23・24)をステンレスで構成すると共に、取り外し自在としたので、受網(23・24)の部材の寿命が伸び、また受網(23・24)は全て取外し可能とするため、保守点検、部品交換が容易となり機体自体の耐久年数が大幅に向上するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 汎用コンバインの全体側面図一部断面図である。
【図2】 同じく平面図である。
【図3】 脱穀部及び選別装置の側面断面図である。
【図4】 従来例と本実施例とでの脱穀部における受網の構造の比較説明図である。
【図5】 脱穀部左側側面断面図である。
【図6】 同じく右側側面断面図である。
【図7】 同じく平面断面図である。
【符号の説明】
10a フィーダハウスメタルシート
12 脱穀入口
14 供給板
18 脱穀部
21 第一ロータ
21a スクリュー羽根
21b 送り羽根
21d ロータ回転軸
22 第二ロータ
22a スクリュー羽根
22b 送り羽根
22d ロータ回転軸
23 第一ロータ受網
23b 受網側面
24 第二ロータ受網
24b 受網側面
34 ビータ
35 上部カバー
36 上部カバー
43 受網枠
44 受網枠
60 ガイドプレート
63 排出口樋
93 吸引口樋
123 連通口
124 排出口
146 中央分離帯

Claims (1)

  1. 脱穀部(18)に、軸心を左右水平方向に向け、前後平行に並設された、2連の第一ロータ(21)と第二ロータ(22)を有する汎用コンバインにおいて、刈取部(8)と該脱穀部(18)の間に搬送装置(9)を配置し、該搬送装置(9)は、フィーダハウス(10)内にコンベア(11)を収納し、該フィーダハウス(10)の後端は、前記脱穀部(18)に連通し、脱穀入口(12)は、機体の進行方向に向かって左側寄りの、第一ロータ(21)の左前部に配置し、該第一ロータ(21)の回転によって、穀稈を脱穀部(18)の右方へ搬送し、該第一ロータ(21)下方の第一ロータ受網(23)の右側後部は、第二ロータ(22)の上外周の接線方向に向かって延出された連通口(123)を形成し、更に、前記第二ロータ(22)の第二ロータ受網(24)の左側後部に、排出口(124)を開口し、該第一ロータ受網(23)と第二ロータ受網(24)の間の中央分離帯(146)側の端部の高さは、略第一ロータ(21)と第二ロータ(22)のロータ回転軸(21d・22d)の高さと一致させた構成とし、該中央分離帯(146)とは反対側側面である、第一ロータ受網(23)の前側端部(23b)、及び第二ロータ受網(24)の後側端部(24b)の高さは、それぞれ該ロータ回転軸(21d・22d)の高さよりも高くし、該第一ロータ受網(23)と第二ロータ受網(24)は、前記第一ロータ(21)と第二ロータ(22)の下半面形状に沿って構成し、更に第一ロータ受網(23)と第二ロータ受網(24)を取り外し自在としたことを特徴とする汎用コンバイン。
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