JP2001008535A - コンバインの脱穀部 - Google Patents

コンバインの脱穀部

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JP2001008535A
JP2001008535A JP11183537A JP18353799A JP2001008535A JP 2001008535 A JP2001008535 A JP 2001008535A JP 11183537 A JP11183537 A JP 11183537A JP 18353799 A JP18353799 A JP 18353799A JP 2001008535 A JP2001008535 A JP 2001008535A
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rotor
threshing
beater
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rotation base
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JP11183537A
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Inventor
Keita Kamikubo
啓太 上窪
Junichi Shono
潤一 正野
Munenori Miyamoto
宗徳 宮本
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバインの脱穀部において、メンテナンス
が容易に行うことができる構造とすることを課題とす
る。 【解決手段】 脱穀部に、軸心を左右水平方向に向けた
ロータ21・22を有するコンバインにおいて、ロータ
の上方を覆う上部カバー35・36の略前半または略後
半のロータカバー35a・36aを、下端を中心に回動
可能に構成し、該ロータカバーを外側方向に回動させて
脱穀部を開閉可能に構成し、前記ロータの下方に配置す
る受網23・24を複数に分割し、前記ロータカバーの
回動基部側の受網を上方に取り外し可能に構成し、前記
ロータカバーの回動基部側と回動基部側の受網の上部に
それぞれ嵌合部を設けた。また、機体フレーム側方のビ
ータ34配設側に取外し可能な取出窓66、掃除窓67
等を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの脱穀
部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりコンバインは走行装置より前方
に刈取部を突設し、該刈取部により刈り取った穀稈をビ
ーダの回動によりはね飛ばし後方に搬送して前後方向に
配設したスクリュー型のロータに供給される。そして、
該ロータの回転によって、脱穀を行い、脱粒後の排稈は
機体後方に放出される。脱穀部における受網を漏下した
穀粒や藁屑やゴミ等は脱穀部下方に配設した選別装置に
よって選別され、藁屑やゴミ等は機体後方から排出さ
れ、精粒は脱穀部の上部に配置したグレンタンクに貯留
されるように構成していた。そして、グレンタンクがい
っぱいになると、排出オーガによってトラックの荷台等
の排出するように構成していた。
【0003】このような構成であるため、受網等脱穀部
のメンテナンスを行う場合には、脱穀部上方のグレンタ
ンクを取り外したり、側方へ回動させ、さらにロータを
取り外して行っていた。
【0004】また、脱穀前室のビータは、機枠フレーム
の側面、ビータ側方に取出口が開口され、該取出口上下
中央部を覆う如く軸支板がボルト等によって螺合され、
該軸支板の前後中央部にビータの回動軸が軸支されてい
た。軸支板を螺合したボルトを外して軸支板を機枠フレ
ームから取ることで、取出口よりビータを抜き出してメ
ンテナンスを行っていた。そして、取出口下方に掃除窓
を配設しており、該掃除窓を開け、さらにビータ下方、
脱穀前室を下方で仕切る蓋体を開け、ビータ下方よりビ
ータの清掃を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術においては、脱穀部のメンテナンスを行う場合に
は、脱穀部上方のグレンタンクを取り外したり、側方へ
回動させ、ロータの上方を開放し、さらにロータを取り
外して行わなければならなかった。また、ビータを清掃
する際には、ビータ取出口下方の掃除窓を開け、さらに
ビータ下方の蓋体を開け、ビータ下方より清掃を行う必
要があった。
【0006】本発明は、前記の点を鑑み、コンバインの
脱穀部のメンテナンスを容易に行うことができる構造を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上が本発明の解決する
課題であり、次に課題を解決するための手段を説明す
る。すなわち、脱穀部に、軸心を左右水平方向に向けた
ロータを有するコンバインにおいて、ロータの上方を覆
う上部カバーの略前半または略後半のロータカバーを、
下端を中心に回動可能に構成し、該ロータカバーを外側
方向に回動させて脱穀部を開閉可能に構成した。また、
前記ロータの下方に配置する受網を複数に分割し、前記
ロータカバーの回動基部側の受網を上方に取り外し可能
に構成した。また、前記ロータカバーの回動基部側と回
動基部側の受網の上部にそれぞれ嵌合部を設けた。ま
た、脱穀部前方に脱穀前室を配設し、該脱穀前室にビー
タを配設したコンバインにおいて、前記脱穀前室の機体
フレーム側方のビータ配設側に着脱自在な窓を配設し
た。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は汎用コンバインの全体側面図一
部断面図、図2は同じく平面図、図3は脱穀部及び選別
装置の側面断面図、図4は脱穀部の右側面図、図5はロ
ータカバーの回動構成を示す側面図、図6は脱穀部の左
側面図一部断面図、図7は脱穀前室の窓を開けた状態で
の左側面断面図である。
【0009】まず、本発明に係わる汎用コンバインの全
体構成を図1乃至図3により説明する。クローラー式走
行装置1上に機枠フレーム13が搭載され、該機枠フレ
ーム13上に選別装置19や脱穀部18と、エンジン4
8等を収納するエンジンルーム49が載置固定され、脱
穀部18上にはグレンタンク30が配置され、該グレン
タンク30側部にはその内部に貯留された穀粒を排出す
る排出オーガ40が配置されている。また、前記機枠フ
レーム13より前方に刈取部8が突出されている。刈取
部8はプラットホーム2内に横送りオーガ3を左右方向
に収納し、回転駆動することによって穀稈を略左右中央
に集めるようにしている。前記プラットホーム2前端下
部には刈刃4が横設され、該刈刃4の前上方には掻込リ
ール5が配設されている。前記プラットホーム2の両側
の後部上に昇降リンク6の後部が枢支され、該昇降リン
ク6の前端に前記掻込リール5が回転自在に支持され、
油圧モーター等によって掻込リール5が回転駆動され
る。また、前記プラットホーム2の両側前端には分草板
7が配設されている。
【0010】前記刈取部8と脱穀部18の間には搬送装
置9が配置され、該搬送装置9は、フィーダハウス10
内にコンベア11が収納され、前記プラットホーム2の
後部左右中心よりやや進行方向に対して左側寄りで、前
記横送りオーガ3のスクリュー羽根の送り終端位置に合
わせてフィーダハウス10の前端が連通されている。該
フィーダハウス10の後端は、脱穀前室18bに連通さ
れており、該脱穀前室18bには左右水平方向に回転軸
心を有する円筒状のビータ34が配置され、穀稈を強制
的に脱穀室18aへ送るようにしている。フィーダハウ
ス10の後部は機枠フレーム13に昇降回動自在に支持
されている。そして、フィーダハウス10の下面と機枠
フレーム13との間には図示せぬ油圧シリンダーを介装
して、刈取部8を昇降可能としている。さらに、前記フ
ィーダハウス10とビータ34の上方には運転席15や
操向ハンドル16等を収納したキャビン17を配置し、
該キャビン17は機体左右中央前方の上方位置に配置し
て視界を良好として、刈取作業を確認し易くし、左右両
側より乗り降りできるようにしている。
【0011】また、前記フィーダハウス10、ビータ3
4及び脱穀入口12は、機体の進行方向に向かって左側
寄りに設けられ、該脱穀入口12は第一ロータ(前ロー
タ)21の左前部に配置して、穀稈を脱穀室18aの第
一ロータ21の回動によって右方へ搬送するようにして
いる。
【0012】前記脱穀部18は、脱穀室18aと脱穀前
室18bからなり、該脱穀室18aには、第一ロータ
(前ロータ)21と第二ロータ(後ロータ)22と受網
23・24等が配設され、前記機枠フレーム13上部に
収納されている。前記第一ロータ21と第二ロータ22
は略同じ形状に構成されており、筒の外周は、周囲に扱
歯を有するスクリュー羽根21a・22aを設けたスク
リュー型に構成されて、軸心は左右水平方向に向けられ
て、前後平行に配置されている。前後方向に軸芯を有す
るロータを配置した脱穀部では前後方向に長くなるが、
本実施例の如く左右に軸芯を有するロータ21・22を
設けた脱穀部18では前後方向に短くすることができ、
選別装置19後部の上方の空間を利用してエンジンルー
ム49を設けることができ、効率良くレイアウトができ
る。
【0013】前記第一ロータ21と第二ロータ22の下
方には、それぞれ受網23・24が配置され、第一ロー
タ21と第二ロータ22の上方はそれぞれ上部カバー3
5・36が配置されて、前ロータ室と後ロータ室を構成
している。また、第一ロータ21下方の受網23右側の
後部は前低後高に緩やかな円弧状で傾斜させ、第二ロー
タ22の上外周の接線方向に向かって延出されて連通部
123が形成され、該連通部123後端は第二ロータ2
2の回転軌跡の前端部近傍まで延出されている。更に、
前記受網24の左後部に排出口124が開口されてい
る。
【0014】更に、前記上部カバー35・36の水平状
に成形した上部の内周面には送塵弁59・59・・・が
左右幅方向に適宜間隔を開けて設けられ、上部カバー3
5・36上部に上下方向の回動支点を中心に回動自在に
枢支されており、該送塵弁59・59・・・を回動操作
することによって、穀稈が第一ロータ21・第二ロータ
22内を移動する時間を穀稈の品種や穀稈の状態に合わ
せた調整することができ、様々な品種等に合わせた汎用
性のある脱穀部18が構成されるのである。
【0015】また、第一ロータ21のスクリュー羽根2
1aは、第一ロータ21の左端より連通部123の直左
側までの間に形成され、連通部123前方の第一ロータ
21外周面には第一ロータ21の半径方向に突出する板
状の送り羽根21b・21b・・が形成されている。同
様に第二ロータ22のスクリュー羽根22aは、第二ロ
ータ22の右端部より排出口124の直右側までの間に
形成され、スクリュー羽根22a終端部より左側の排出
口124前方の第二ロータ22外周面に送り羽根22b
・22b・・が形成され、脱穀後の排藁(排稈)を送り
羽根22b・22b・・で送って排出口124より排出
するようにしている。
【0016】このような構成において、フィーダハウス
10から脱穀入口12へ刈り取った穀稈が送られると、
第一ロータ21の回転によって、刈取穀稈は右方へ搬送
されながら脱粒される。そして、第一ロータ21の右端
に至ると緩傾斜状に形成した連通部123から第二ロー
タ22の脱穀空間に送られ、第二ロータ22の回転によ
って左方へ搬送されながら脱粒され、第二ロータ22の
左端に送られると、排出口124より落下される。
【0017】該排出口124下部から後下方にはガイド
プレート60が延出され、該ガイドプレート60後部の
上方とエンジンルーム49底面との間位置には、強制的
に排稈を後方に送り出す排稈ビータ61が設けられてい
る。該排稈ビータ61は前記ロータ21・22の外径に
比べ外径を小さくしたコンパクトとし組立容易な形状と
し、排稈ビータ61の回転速度を第二ロータ22の回転
速度より速くして排稈ビータ61の周速度をロータ21
・22より同等以上の速さとし、排稈を後方に送り出す
性能を高めている。
【0018】前記排稈ビータ61は、左端部が排出口1
24の左端部と一致し、排稈ビータ61の右端部は排出
口124右端部よりさらに右側に延出し、排出口124
より排出された排稈を後方に左右幅広く搬送し、排稈ビ
ータ61後方の吸引ファン92に取り込まれ、機体後端
部に左右に全幅に渡って横架されたチッパー式のスプレ
ッダー62に受け継いで、該スプレッダー62の複数の
鉈状の刃によって切断され、機体後端部より圃場に排出
される。
【0019】また、前記脱穀部18下方には選別装置
(揺動選別装置)19が配置され、その構成は、流穀板
25、揺動本体50、選別風を発生させる唐箕27、選
別された一番物を左右方向に搬送する一番コンベア28
と二番物を搬送する二番コンベア31等より構成されて
いる。前記一番コンベア28及び二番コンベア31は側
面視でクローラー式走行装置1の後方に横設され、一番
コンベア28の左端部に連通して立状に配したバケット
式の揚穀コンベア29や、一番コンベア28の左端部の
左端部に連設する還元コンベア32とクローラー式走行
装置1とが干渉することのない効率的なレイアウトとし
ている。さらに、選別装置19は機枠フレーム14の前
後途中部より後部の間に収納され、選別装置19前方の
機枠フレーム14前部とフィーダハウス10後下方位置
に走行駆動用のミッション装置45を配置でき、効率の
良いレイアウトとして全長を短くすることができる。
【0020】前記揺動本体50は、前記第一ロータ21
前端の下方より選別装置19の後端までに渡って配置さ
れ、揺動リンク機構51によって揺動自在に支持されて
いる。前記揺動本体50前部には第一ロータ21と第二
ロータ22の下方に渡って落下された穀稈を受けるグレ
ーンパン50aが形成されている。該グレーンパン50
aは側面視で波状に形成され揺動本体50の揺動で後方
に搬送するようにしている。
【0021】前記グレーンパン50a後端に連接してフ
ルイ線52が配置されている。該フルイ線52の下方よ
り揺動本体50の後端部にかけて、揺動本体50の幅方
向に横架した複数のチャフフィンより成るチャフ部が配
置されている。該チャフ部は、前側より脱粒された穀稈
量に応じてチャフフィンの前下がり傾斜角度が変わる可
動チャフ53と、手動によってチャフフィンの前下がり
傾斜角度が変える手動チャフ54と、チャフフィンの前
下がり傾斜角度が固定された固定チャフ55より構成さ
れている。該チャフ部の下方の揺動本体50底面は落下
口55bが開口され、図示せぬクリンプ網によって被装
されている。
【0022】また、前記揺動本体50のグレーンパン5
0aの前後途中部の下方に唐箕27が横設され、ガイド
に従って後方に選別風を送り落下口55b等より揺動本
体50内に選別風を送風して、前記チャフ部で比重選別
と風選別とを行い、一番物と二番物とに選別している。
【0023】このような構成において、前記第一ロータ
21と第二ロータ22の受網23・24より落下された
穀粒や藁屑等は、揺動本体50のグレーンパン50a上
に受け止められて後方に搬送され、グレーンパン50a
後部よりフルイ線52で後方に跳ね飛ばされて、そのま
まチャフ部に落下させて比重選別と風選別とが行われる
のである。
【0024】次に脱穀部のロータカバーの開閉機構につ
いて、図4および図5を参照して説明する。まず、脱穀
部の前ロータ21の上方を覆う上部カバー35の略上半
部前側側面はロータカバー35aによってカバーされ、
該ロータカバー35aの最下端部はヒンジ221を介し
て前板に枢支されており、該ロータカバー35aは前外
方向に回動して開閉ができる。また、後ロータ22の略
上半部後側側面をカバーしたロータカバー36aの最下
端部はヒンジ222を介して枢支されており、該ロータ
カバー36aは後外方向に回動しを開閉を行う。また、
該ロータカバー35a・36aの回動基部側の水平部に
は側面視逆V字状の嵌合部となる凹部35b・36bが
形成されている。一方、前記受網23・24はそれぞれ
3つに分割され、それぞれの左右外側は受網枠43a・
43b・43c・44a・44b・44cで支持されて
いる。そして、前後外側の外受網枠43c・44cの上
端部43d・44dは前記凹部35b・36bの形状に
合わせて逆V字状に嵌合部が形成され、ロータカバー3
5a・36aを閉じられているときは、外受網枠43c
・44cの上端部43d・44dがロータカバー35a
・36aの凹部35b・36bに嵌合されて、該受網4
3c・44cは更に強固に固定され、内受網枠43a・
44aと中受網枠43b・44bも押さえつけて位置決
めされるのである。
【0025】また、前記ロータカバー35a・36aの
上部にロックアーム227・227が配設され、ロータ
カバー35a・36aを開ける際は、ロックアーム22
7・227を上方向に回動して、該ロックアーム下方の
フック228・228が固定側カバーに設けた係合ピン
229・229から外れてロックが解除され、ロータカ
バー35a・36aを側上方に回動させて開放されると
もに、該ロータカバー35a・36aの凹部35b・3
6bと外受網枠43c・44cの上端部43d・44d
との嵌合も外れる。
【0026】そして、前記外受網枠43c・44cを固
定した固定ボルト223c・224cを外して、受網を
支えているブラケット225c・226cを外した後、
該外受網枠43c・44cは、上端部43d・44dで
の支持が解除されているために下端部を支点として両ロ
ータ21・22側方の機枠フレーム13側に幾分傾倒
し、外受網枠43c・44cに取り付けられた受網をそ
のまま上側方に引き出して取り外し、メンテナンスを行
ったり交換することができるのである。
【0027】次にビータの清掃について、図6および図
7を参照して説明する。前記ビータ34は脱穀部18前
方脱穀前室18b内に収納されている。図6に示すよう
に、機枠フレーム13の左側面にはビータ34を取り出
すための取出口64が開口され、該取出口64を覆う如
く軸支板65がボルト235・235・・・によって螺
合され、該軸支板65の前後中央部にビータ34の回動
軸34aが軸支されている。そして、該軸支板65の上
から取出口64上部を覆う如く取出窓66をボルト23
6・236・・・により螺合されている。取出口64下
部は、掃除窓67で被装され、該掃除窓67もまた、ボ
ルト237・237・・・により螺合されている。
【0028】また、ビータ34の清掃を行うときには、
掃除窓67を螺合したボルト237・237・・・を外
して、掃除窓67を機枠フレーム13から取り、取出口
64下部から清掃を行うのである。さらに取出窓66、
軸支板65を機枠フレーム13から外すことで、取出口
64より、前後中央部にビータ34の回動軸34aが軸
支されている軸支板65ごとビータ34を抜き出してメ
ンテナンスをすることができ作業性が向上する。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏するものである。すなわち、請求項
1に示すように、脱穀部に、軸心を左右水平方向に向け
たロータを有するコンバインにおいて、ロータの上方を
覆う上部カバーの略前半または略後半のロータカバー
を、下端を中心に回動可能に構成し、該ロータカバーを
外側方向に回動させて脱穀部を開閉可能に構成したこと
により、脱穀部上方のグレンタンクを取り外したり側方
に回動させ、さらにロータカバーを取り外すといった煩
雑な作業を行うことなく、脱穀部上方よりロータカバー
を外方向に開閉して穀稈等の詰まり時等、メンテナンス
が迅速に行うことができ作業性が向上する。
【0030】また、請求項2に示すように、前記ロータ
の下方に配置する受網を複数に分割し、前記ロータカバ
ーの回動基部側の受網を上方に取り外し可能に構成した
ことにより、脱穀部上方のグレンタンクを取り外した
り、側方へ回動させて脱穀部上方を開放し、ロータを取
り外すなどの煩雑な作業を行うことなく、ロータカバー
を開けて脱穀部前後面より受網枠を抜き出してメンテナ
ンスを迅速に行うことができ作業性が向上され、また、
品種に合わせて受網を容易に交換できるなど汎用性も向
上する。
【0031】また、請求項3に示すように、前記ロータ
カバーの回動基部側と回動基部側の受網の上部にそれぞ
れ嵌合部を設けたことによって、ロータカバーを閉じる
と嵌合部によって確実に受網を固定することができ、位
置決めも確実に行え、取付精度が向上する。
【0032】また、請求項4に示すように、脱穀部前方
に脱穀前室を配設し、該脱穀前室にビータを配設したコ
ンバインにおいて、前記脱穀前室の機体フレーム側方の
ビータ配設側に着脱自在な窓を配設したことにより、該
ビータ掃除窓を外すだけで取出口下部から容易に穀稈等
の詰まり等を確認でき、ビータの清掃も簡単に行うこと
ができメンテナンス性が向上する。また、ビータ自体を
外すような場合でも、取出窓、掃除窓を機枠フレームか
ら外した後、軸支板を外して取出口よりビータを抜き出
してメンテナンスをすることができる。該軸支板の前後
中央部にビータの回動軸が軸支されている構造としてい
るので、メタルを持ちやすくメンテナンス時の作業効率
がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】汎用コンバインの全体側面図一部断面図であ
る。
【図2】同じく平面図である。
【図3】脱穀部及び選別装置の側面断面図である。
【図4】脱穀部の右側面断面図である。
【図5】ロータカバーの回動構成を示す側面図である。
【図6】脱穀部の左側面図一部断面図である。
【図7】脱穀前室の窓を開けた状態での左側面断面図で
ある。
【符号の説明】
13 機枠フレーム 18 脱穀部 18a 脱穀室 18b 脱穀前室 21 第一ロータ 22 第二ロータ 23 受網 24 受網 30 グレンタンク 34 ビータ 35a ロータカバー 36a ロータカバー 43 受網枠 44 受網枠 65 軸支板 66 取出窓 67 掃除窓
フロントページの続き (72)発明者 宮本 宗徳 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 Fターム(参考) 2B092 AA01 AB01 BA23 BC11 2B094 AA03 AA12 AF08 AJ01 CB03 HD01 HD17 HD20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀部に、軸心を左右水平方向に向けた
    ロータを有するコンバインにおいて、ロータの上方を覆
    う上部カバーの略前半または略後半のロータカバーを、
    下端を中心に回動可能に構成し、該ロータカバーを外側
    方向に回動させて脱穀部を開閉可能に構成したことを特
    徴とするコンバインの脱穀部。
  2. 【請求項2】 前記ロータの下方に配置する受網を複数
    に分割し、前記ロータカバーの回動基部側の受網を上方
    に取り外し可能に構成したことを特徴とする請求項1記
    載のコンバインの脱穀部。
  3. 【請求項3】 前記ロータカバーの回動基部側と回動基
    部側の受網の上部にそれぞれ嵌合部を設けたことを特徴
    とする請求項2記載のコンバインの脱穀部。
  4. 【請求項4】 脱穀部前方に脱穀前室を配設し、該脱穀
    前室にビータを配設したコンバインにおいて、前記脱穀
    前室の機体フレーム側方のビータ配設側に着脱自在な窓
    を配設したことを特徴とするコンバインの脱穀部。
JP11183537A 1999-06-29 1999-06-29 コンバインの脱穀部 Pending JP2001008535A (ja)

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JP11183537A Pending JP2001008535A (ja) 1999-06-29 1999-06-29 コンバインの脱穀部

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015181437A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 ヤンマー株式会社 コンバイン

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