JP2001008538A - 汎用コンバインの脱穀部 - Google Patents

汎用コンバインの脱穀部

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JP2001008538A JP11183538A JP18353899A JP2001008538A JP 2001008538 A JP2001008538 A JP 2001008538A JP 11183538 A JP11183538 A JP 11183538A JP 18353899 A JP18353899 A JP 18353899A JP 2001008538 A JP2001008538 A JP 2001008538A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用コンバインの脱穀性能の向上を図ること
を課題とする。 【解決手段】 脱穀部に、軸心を左右水平方向に向け、
前後平行に並設された2連のロータ21・22を有する
汎用コンバインにおいて、該2連のロータ下方にそれぞ
れ側面視略「U」字状に構成した受網23・24をロー
タ下側面形状に沿って配設し、該前後のロータ間の受網
端部の高さを略ロータ回転軸21d・22dの高さと同
じとし、該前後外側の受網端部の高さをそれぞれロータ
回転軸よりも高く配設した。また、該脱穀部の受網23
・24等穀稈の流通部には耐蝕性、耐久性に優れたステ
ンレス等の合金を使用し、また該流通部の各部材は全て
取外し可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汎用コンバインの
脱穀部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より汎用コンバインは走行装置より
前方に刈取部を突設し、該刈取部により刈り取った穀稈
を後方に搬送して軸心を機体左右水平方向に向け前後平
行に2連のスクリュー型のロータを並設した脱穀部へ供
給される。そして、該ロータの回転によって、脱穀を行
い、脱粒後の排稈は機体後方に放出される。また、該ロ
ータ下方にそれぞれ受網をロータ下側面形状に沿って側
面視半円状にして配設し、該受網を漏下した穀粒や藁屑
やゴミ等は脱穀部下方に配設した選別装置によって選別
され、藁屑やゴミ等は機体後方から排出され、精粒は脱
穀部の上部に配置したグレンタンクに貯留されるように
構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記技
術では、汎用コンバインにおける脱穀部は、軸心を左右
水平方向に向け前後平行に2連のロータを並設している
ため、脱穀部の横幅が機体幅以内と制限され、ロータと
穀物との接触面積も制限される。
【0004】また、前記脱穀部の受網等穀稈の流通部
は、作業時、絶えず穀物と接触するため磨耗等により疲
労しやすく、また、穀稈を脱穀する際に抽出される水分
は、錆等による腐蝕の原因ともなる。
【0005】本発明は、前記の点を鑑み、脱穀部のロー
タと穀物との接触面積を増やし、また、該脱穀部の受網
等穀稈の流通部には、耐蝕性、耐久性に優れた部材を使
用し、脱穀性能の向上を図ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。すなわち、脱穀部に、軸心を左右
水平方向に向け、前後平行に並設された2連のロータを
有する汎用コンバインにおいて、該2連のロータ下方に
それぞれ側面視略「U」字状に構成した受網をロータ下
側面形状に沿って配設し、該前後のロータ間の受網端部
の高さを略ロータ回転軸の高さと同じとし、該前ロータ
の前側端及び後ロータの後側端の受網端部の高さをそれ
ぞれロータ回転軸よりも高く配設するものとする。
【0007】また、穀粒の流通部における脱穀部の受網
および排稈ビータ下方のガイドプレート、排稈口桶、吸
引ファン92上方の吸引口桶、供給板14およびフィー
ダハウス下部のフィーダハウスメタルシートをステンレ
スで構成すると共に、該流通部の各部材を取外し可能に
構成したものとする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は汎用コンバインの全体側面図一
部断面図、図2は同じく平面図、図3は脱穀部及び選別
装置の側面断面図、図4は従来例と本実施例とでの脱穀
部における受網の構造の比較説明図、図5は脱穀部左側
側面断面図、図6は同じく右側側面断面図、図7は同じ
く平面断面図である。
【0009】まず、本発明に係わる汎用コンバインの全
体構成を図1乃至図3により説明する。クローラー式走
行装置1上に機枠フレーム13が搭載され、該機枠フレ
ーム13上に選別装置19や脱穀部18と、エンジン4
8等を収納するエンジンルーム49が載置固定され、脱
穀部18上にはグレンタンク30が配置され、該グレン
タンク30側部にはその内部に貯留された穀粒を排出す
る排出オーガ40が配置されている。また、前記機枠フ
レーム13より前方に刈取部8が突出されている。刈取
部8はプラットホーム2内に横送りオーガ3を左右方向
に収納し、回転駆動することによって穀稈を略左右中央
に集めるようにしている。前記プラットホーム2前端下
部には刈刃4が横設され、該刈刃4の前上方には掻込リ
ール5が配設されている。前記プラットホーム2の両側
の後部上に昇降リンク6の後部が枢支され、該昇降リン
ク6の前端に前記掻込リール5が回転自在に支持され、
油圧モーター等によって掻込リール5が回転駆動され
る。また、前記プラットホーム2の両側前端には分草板
7が配設されている。
【0010】前記刈取部8と脱穀部18の間には搬送装
置9が配置され、該搬送装置9は、フィーダハウス10
内にコンベア11が収納され、前記プラットホーム2の
後部左右中心よりやや進行方向に対して左側寄りで、前
記横送りオーガ3のスクリュー羽根の送り終端位置に合
わせてフィーダハウス10の前端が連通されている。該
フィーダハウス10の後端は、脱穀入口12に連通され
ており、該脱穀入口12には左右水平方向に回転軸心を
有する円筒状のビータ34が配置され、穀稈を強制的に
脱穀部18へ送るようにしている。フィーダハウス10
の後部は機枠フレーム13に昇降回動自在に支持されて
いる。そして、フィーダハウス10の下面と機枠フレー
ム13との間には図示せぬ油圧シリンダーを介装して、
刈取部8を昇降可能としている。さらに、前記フィーダ
ハウス10とビータ34の上方には運転席15や操向ハ
ンドル16等を収納したキャビン17を配置し、該キャ
ビン17は機体左右中央前方の上方位置に配置して視界
を良好として、刈取作業を確認し易くし、左右両側より
乗り降りできるようにしている。
【0011】また、前記フィーダハウス10、ビータ3
4及び脱穀入口12は、機体の進行方向に向かって左側
寄りに設けられ、該脱穀入口12は第一ロータ(前ロー
タ)21の左前部に配置して、穀稈を脱穀部18の第一
ロータ21の回動によって右方へ搬送するようにしてい
る。
【0012】前記脱穀部18は、第一ロータ(前ロー
タ)21と第二ロータ(後ロータ)22と受網23・2
4等からなり、前記機枠フレーム13上部に収納されて
いる。前記第一ロータ21と第二ロータ22は略同じ形
状に構成されており、筒の外周は、周囲に扱歯を有する
スクリュー羽根21a・22aを設けたスクリュー型に
構成されて、軸心は左右水平方向に向けられて、前後平
行に配置されている。前後方向に軸芯を有するロータを
配置した脱穀部では前後方向に長くなるが、本実施例の
如く左右に軸芯を有するロータ21・22を設けた脱穀
部18では前後方向に短くすることができ、選別装置1
9後部の上方の空間を利用してエンジンルーム49を設
けることができ、効率良くレイアウトができる。
【0013】前記第一ロータ21と第二ロータ22の下
方には、それぞれ受網23・24が配置され、第一ロー
タ21と第二ロータ22の上方はそれぞれ上部カバー3
5・36が配置されて、前ロータ室と後ロータ室を構成
している。また、第一ロータ21下方の受網23の進行
方向に向かって右側の後部は前低後高に緩やかな円弧状
で傾斜させ、第二ロータ22の上外周の接線方向に向か
って延出されて連通口123が形成され、該連通口12
3後端は第二ロータ22の回転軌跡の前端部近傍まで延
出されている。更に、前記受網24の左後部に排出口1
24が開口されている。
【0014】更に、前記上部カバー35・36の水平状
に成形した上部の内周面には送塵弁59・59・・・が
左右幅方向に適宜間隔を開けて設けられ、上部カバー3
5・36上部に上下方向の回動支点を中心に回動自在に
枢支されており、該送塵弁59・59・・・を回動操作
することによって、穀稈が第一ロータ21・第二ロータ
22内を移動する方向を穀稈の品種や穀稈の状態に合わ
せて調整して扱き具合を調製することができ、様々な品
種等に合わせた汎用性のある脱穀部18が構成されるの
である。
【0015】また、第一ロータ21のスクリュー羽根2
1aは、第一ロータ21の左端より連通口123の直左
側までの間に形成され、連通口123前方の第一ロータ
21外周面には第一ロータ21の半径方向に突出する板
状の送り羽根21b・21b・・が形成されている。同
様に第二ロータ22のスクリュー羽根22aは、第二ロ
ータ22の右端部より排出口124の直右側までの間に
形成され、スクリュー羽根22a終端部より左側の排出
口124前方の第二ロータ22外周面に送り羽根22b
・22b・・が形成され、脱穀後の排藁(排稈)を送り
羽根22b・22b・・で送って排出口124より排出
するようにしている。
【0016】このような構成において、フィーダハウス
10から脱穀入口12へ刈り取った穀稈が送られると、
第一ロータ21の回転によって、刈取穀稈は右方へ搬送
されながら脱粒される。そして、第一ロータ21の右端
に至ると緩傾斜状に形成した連通口123から第二ロー
タ22の脱穀空間に送られ、第二ロータ22の回転によ
って左方へ搬送されながら脱粒され、第二ロータ22の
左端に送られると、排出口124より落下される。
【0017】該排出口124下部から後下方にはガイド
プレート60が延出され、該ガイドプレート60後部の
上方とエンジンルーム49底面との間位置には、強制的
に排稈を後方に送り出す排稈ビータ61が設けられてい
る。該排稈ビータ61は前記ロータ21・22の外径に
比べ外径を小さくしたコンパクトとし組立容易な形状と
し、排稈ビータ61の回転速度を第二ロータ22の回転
速度より速くして排稈ビータ61の周速度をロータ21
・22より同等以上の速さとし、排稈を後方に送り出す
性能を高めている。
【0018】前記排稈ビータ61は、左端部が排出口1
24の左端部と一致し、排稈ビータ61の右端部は排出
口124右端部よりさらに右側に延出し、排出口124
より排出された排稈を後方に左右幅広く搬送し、排稈ビ
ータ61後方の吸引ファン92に取り込まれ、機体後端
部に左右に全幅に渡って横架されたチッパー式のスプレ
ッダー62に受け継いで、該スプレッダー62の複数の
鉈状の刃によって切断され、機体後端部より圃場に排出
される。
【0019】また、前記脱穀部18下方には選別装置
(揺動選別装置)19が配置され、その構成は、流穀板
25、揺動本体50、選別風を発生させる唐箕27、選
別された一番物を左右方向に搬送する一番コンベア28
と二番物を搬送する二番コンベア31等より構成されて
いる。前記一番コンベア28及び二番コンベア31は側
面視でクローラー式走行装置1の後方に横設され、一番
コンベア28の左端部に連通して立状に配したバケット
式の揚穀コンベア29や、一番コンベア28の左端部の
左端部に連設する還元コンベア32とクローラー式走行
装置1とが干渉することのない効率的なレイアウトとし
てる。さらに、選別装置19は機枠フレーム14の前後
途中部より後部の間に収納され、選別装置19前方の機
枠フレーム14前部とフィーダハウス10後下方位置に
走行駆動用のミッション装置45を配置でき、効率の良
いレイアウトとして全長を短くすることができる。
【0020】前記揺動本体50は、前記第一ロータ21
前端の下方より選別装置19(機枠フレーム14)の後
端までに渡って配置され、揺動リンク機構51によって
揺動自在に支持されている。前記揺動本体50前部には
第一ロータ21と第二ロータ22の下方に渡って落下さ
れた穀稈を受けるグレーンパン50aが形成されてい
る。該グレーンパン50aは側面視で波状に形成され揺
動本体50の揺動で後方に搬送するようにしている。
【0021】前記グレーンパン50a後端に連接してフ
ルイ線52が配置されている。該フルイ線52の下方よ
り揺動本体50の後端部にかけて、揺動本体50の幅方
向に横架した複数のチャフフィンより成るチャフ部が配
置されている。該チャフ部は、前側より脱粒された穀稈
量に応じてチャフフィンの前下がり傾斜角度が変わる可
動チャフ53と、手動によってチャフフィンの前下がり
傾斜角度が変わる手動チャフ54と、チャフフィンの前
下がり傾斜角度が固定された固定チャフ55より構成さ
れている。該チャフ部の下方の揺動本体50底面は落下
口55bが開口され、図示せぬクリンプ網によって被装
されている。
【0022】また、前記揺動本体50のグレーンパン5
0aの前後途中部の下方に唐箕27が横設され、ガイド
に従って後方に選別風を送り落下口55b等より揺動本
体50内に選別風を送風して、前記チャフ部で比重選別
と風選別とを行い、一番物と二番物とに選別している。
【0023】このような構成において、前記第一ロータ
21と第二ロータ22の受網23・24より落下された
穀粒や藁屑等は、揺動本体50のグレーンパン50a上
に受け止められて後方に搬送され、グレーンパン50a
後部よりフルイ線52で後方に跳ね飛ばされて、そのま
まチャフ部に落下させて比重選別と風選別とが行われる
のである。
【0024】次に、脱穀部における受網の構造を図4に
より説明する。従来の脱穀部に軸心を左右水平方向に向
け前後平行に並設された2連のロータを有する汎用コン
バインでは、図4(a)に示すように、第一ロータ2
1、第二ロータ22の下方には、それぞれ側面視略
「U」字状に構成した受網23’・24’をロータ下側
面形状に沿って側面視半円状にして配設していたのであ
る。
【0025】これに対して本発明は、図4(b)に示す
ように、第一ロータ21、第二ロータ22の下方にそれ
ぞれ受網枠43・44に取り付けられた受網23・24
をロータ21・22下半面形状に沿って側面視それぞれ
「J」字状、「し」字状に構成して配設している。すな
わち、該受網23・24は側面視略「U」字状に構成さ
れて、前後のローター21・22間の中央分離帯146
側の受網23・24の端部の高さは、略ロータ回転軸2
1d・22dの高さに一致して配設している。また、該
中央分離帯146とは反対側側面、つまり、受網23の
前側端部23b及び受網24の後側端部24bの高さ
は、それぞれ該ロータ回転軸21d・22dの高さより
も高くなるように構成して配設して、それぞれ側面視
「し」字状、「J」字状に構成しているのである。
【0026】こうして前記のように受網の構造を改良す
ることにより、ロータ21・22を介して受網23・2
4と穀稈との接触面積を拡大することができ、穀物を脱
穀する濾過率の向上を図ることができるのである。ま
た、本発明のロータ21・22の半径は従来使用してい
たロータの半径よりも大きくしており、受網23・24
と穀稈との接触面積を更に拡大して脱穀効率を向上して
いる。
【0027】次に図3、図5、図6および図7におい
て、脱穀部をはじめとした穀物の流通部に使用する部材
について説明する。キャビン17より前方に刈取部8を
突設し、該刈取部8により刈り取った穀稈を後方に搬送
してコンベア11で運搬し、ビータ13ではね飛ばして
脱穀部18へ供給される。そして、ロータ21・22の
回転によって、脱穀を行い、脱粒後、穀粒は受網23・
24を通って落下し選別装置19で選別され、排稈は排
稈ビータ61ではね飛ばされ機体後方に放出される。
【0028】また、前記脱穀部18をはじめとした穀稈
の流通部は、作業時、絶えず穀物と接触するため磨耗等
により疲労しやすく、また、穀稈を脱穀する際に抽出さ
れる水分により錆等、腐蝕の恐れもある。
【0029】そのため、前記流通部における受網23・
24をはじめ、受網枠43・44、連通口123、中央
分離帯146、ロータ上方の上部カバー35・36、ロ
ータのスクリュー羽根21a・22aおよび送り羽根2
1b・22b、排出口124、排稈ビータ61下方のガ
イドプレート60および排稈口桶63、吸引ファン92
上方の吸引口桶93、脱穀入口12、ビータ34下方の
供給板14およびフィーダハウス10下部のフィーダハ
ウスメタルシート10a等の部材は、耐蝕性、耐久性に
優れたステンレス等の合金を使用し、また該流通部の各
部材は全て取外し可能としてメンテナンスを容易として
いる。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果を奏するものである。すなわち、請求項1
のように、脱穀部に、軸心を左右水平方向に向け、前後
平行に並設された2連のロータを有する汎用コンバイン
において、該2連のロータ下方にそれぞれ側面視略
「U」字状に構成した受網をロータ下側面形状に沿って
配設し、該前後のロータ間の受網端部の高さを略ロータ
回転軸の高さと同じとし、該前ロータの前側端及び後ロ
ータの後側端の受網端部の高さをそれぞれロータ回転軸
よりも高く配設したので、受網と穀稈との接触面積を拡
大することができるため、穀物を脱穀する濾過率が大幅
に高まり脱穀性能が向上する。更に、該ロータの半径を
従来使用よりも拡径することにより、該ロータを介して
受網と穀稈との接触面積を拡大することもできる。
【0031】また、請求項2に示すように、穀粒の流通
部における脱穀部の受網および排稈ビータ下方のガイド
プレート、排稈口桶、吸引ファン92上方の吸引口桶、
供給板14およびフィーダハウス下部のフィーダハウス
メタルシートをステンレスで構成すると共に、該流通部
の各部材を取外し可能に構成したので、それぞれの部材
の寿命が伸び、また該流通部の各部材は全て取外し可能
とするため、保守点検、部品交換が容易となり機体自体
の耐久年数が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】汎用コンバインの全体側面図一部断面図であ
る。
【図2】同じく平面図である。
【図3】脱穀部及び選別装置の側面断面図である。
【図4】従来例と本実施例とでの脱穀部における受網の
構造の比較説明図である。
【図5】脱穀部左側側面断面図である。
【図6】同じく右側側面断面図である。
【図7】同じく平面断面図である。
【符号の説明】 10a フィーダハウスメタルシート 12 脱穀入口 14 供給板 18 脱穀部 21 第一ロータ 21a スクリュー羽根 21b 送り羽根 21d ロータ回転軸 22 第二ロータ 22a スクリュー羽根 22b 送り羽根 22d ロータ回転軸 23 受網 23b 受網側面 24 受網 24b 受網側面 34 ビータ 35 上部カバー 36 上部カバー 43 受網枠 44 受網枠 60 ガイドプレート 63 排出口桶 93 吸引口桶 123 連通口 124 排出口 146 中央分離帯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 宗徳 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 Fターム(参考) 2B094 AA02 AA12 AF08 CB03 HD09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀部に、軸心を左右水平方向に向け、
    前後平行に並設された2連のロータを有する汎用コンバ
    インにおいて、該2連のロータ下方にそれぞれ側面視略
    「U」字状に構成した受網をロータ下側面形状に沿って
    配設し、該前後のロータ間の受網端部の高さを略ロータ
    回転軸の高さと同じとし、該前ロータの前側端及び後ロ
    ータの後側端の受網端部の高さをそれぞれロータ回転軸
    よりも高く配設することを特徴とする汎用コンバインの
    脱穀部。
  2. 【請求項2】 穀粒の流通部における脱穀部の受網およ
    び排稈ビータ下方のガイドプレート、排稈口桶、吸引フ
    ァン92上方の吸引口桶、供給板14およびフィーダハ
    ウス下部のフィーダハウスメタルシートをステンレスで
    構成すると共に、該流通部の各部材を取外し可能に構成
    したことを特徴とする汎用コンバインの脱穀部。
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