JP2023163558A - 汎用コンバインの脱穀装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明では、汎用コンバインの脱穀装置に送り込まれる穀稈を扱胴で効率的に送りながら停滞なく脱穀が行われるようにすることを課題とする。【解決手段】棒状扱歯(54)を植設したリング(34)を複数個、回転軸(30)の方向に並列させて構成した扱胴(11)を扱室(10)に軸支したコンバインの脱穀装置において、扱胴(11)のインペラ部(40)に設ける搬送螺旋(44)の終端に面するリング(34)上の棒状扱歯(54)のうちの所定の棒状扱歯(54)がその搬送螺旋(44)の終端の近傍に配置されており、その棒状扱歯(54)から、扱胴(11)の周囲に、螺旋状に他のリング(34)上の棒状扱歯(54)が順次配列されている、ことを特徴とするコンバインの脱穀装置。【選択図】図6
Description
本発明は、汎用コンバインの脱穀装置に関する。
汎用コンバインは、米や麦或いは大豆等の穀粒を収穫する農作業機で、穀粒の付いた穀稈を脱穀装置に取り込み、扱胴の扱ぎ作用で穀粒を脱粒・選別する自走収穫機である。
この汎用コンバインに使用される扱胴は、円筒状ドラムの周囲に扱歯が植設されていて、扱歯で穀稈を粉砕しながら穀粒を脱粒するようにしている。
近年、棒状の扱歯を周囲に立設したリングを複数個並列して筒状にした扱胴が汎用コンバインで使用されるようになった。
この新しい扱胴では、脱穀室に送り込まれる穀稈をリング内に入り込ませずリング周囲の扱歯で停滞なく後方へ送りながら脱粒しなければならない。
このために、本発明では、汎用コンバインの脱穀装置に送り込まれる穀稈を扱胴で効率的に送りながら停滞なく脱穀が行われるようにすることを課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1の発明は、
棒状扱歯(54)を植設したリング(34)を複数個、回転軸(30)の方向に並列させて構成した扱胴(11)を扱室(10)に軸支したコンバインの脱穀装置において、扱胴(11)のインペラ部(40)に設ける搬送螺旋(44)の終端に面するリング(34)上の棒状扱歯(54)のうちの所定の棒状扱歯(54)がその搬送螺旋(44)の終端の近傍に配置されており、その棒状扱歯(54)から、扱胴(11)の周囲に、螺旋状に他のリング(34)上の棒状扱歯(54)が順次配列されている、ことを特徴とするコンバインの脱穀装置である。
棒状扱歯(54)を植設したリング(34)を複数個、回転軸(30)の方向に並列させて構成した扱胴(11)を扱室(10)に軸支したコンバインの脱穀装置において、扱胴(11)のインペラ部(40)に設ける搬送螺旋(44)の終端に面するリング(34)上の棒状扱歯(54)のうちの所定の棒状扱歯(54)がその搬送螺旋(44)の終端の近傍に配置されており、その棒状扱歯(54)から、扱胴(11)の周囲に、螺旋状に他のリング(34)上の棒状扱歯(54)が順次配列されている、ことを特徴とするコンバインの脱穀装置である。
請求項2の発明は、
搬送螺旋(44)の終端と、それに面するリング(34)との間隔(A)が、他のリング(34)同士の間隔(B)より狭い、ことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの脱穀装置である。
搬送螺旋(44)の終端と、それに面するリング(34)との間隔(A)が、他のリング(34)同士の間隔(B)より狭い、ことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの脱穀装置である。
請求項3の発明は、
棒状扱歯(54)を扱胴(11)の回転方向に対して後退角を持たせてリング(34)に植設したことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの脱穀装置である。
棒状扱歯(54)を扱胴(11)の回転方向に対して後退角を持たせてリング(34)に植設したことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの脱穀装置である。
請求項4の発明は、
棒状扱歯(54)の外径(D)より搬送螺旋(44)の終端外径(C)を大きくしたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のコンバインの脱穀装置である。
棒状扱歯(54)の外径(D)より搬送螺旋(44)の終端外径(C)を大きくしたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のコンバインの脱穀装置である。
請求項5の発明は、
リング(34)同士の配設間隔(B)を扱胴(11)の前側で密とし、後側でそれより疎としたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの脱穀装置である。
リング(34)同士の配設間隔(B)を扱胴(11)の前側で密とし、後側でそれより疎としたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの脱穀装置である。
請求項1の発明で、扱室10に送り込まれる穀稈はインペラ部40の搬送螺旋44で螺旋状に扱胴11の始端部へ送り込まれ、扱胴11の周囲を螺旋状に送られながら、棒状扱歯54で扱かれて穀粒を脱粒されて脱穀されるので、穀稈の流れが滞ることなく、多量の穀稈を扱室10に送り込んでも詰りが生じない。
請求項2の発明で、搬送螺旋44で送られる穀稈が搬送螺旋44の終端で隙間Aを越えて直ちに棒状扱歯54に引き継がれるので、穀稈が湿っていても停滞することが無く扱胴11の周囲を後部に向けて送られる。
請求項3の発明で、棒状扱歯54に架かる穀稈が後方へ滑って絡まることなく送られて詰りを生じない。
請求項4の発明で、請求項1から請求項3の何れか1項の効果に加えて、搬送螺旋44で周囲に寄せられた穀稈がそのままで棒状扱歯54で掬われるように引き継がれ、穀稈が扱胴11の外周寄りを送られて詰りを生じない。
請求項5の発明で、請求項1の効果に加えて、扱胴11の前側での密な棒状扱歯54で脱粒効果が良好で、後側では疎な棒状扱歯54で穀稈排出効果が良好になり、穀粒が排桿と共に排出されることが少なくなる。
図1~図3に示すように、汎用コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取前処理装置3が設けられ、刈取前処理装置3の後方左側に収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取前処理装置3の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側にエンジンを内装するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側に脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ8が設けられている。
刈取前処理装置3は、圃場の穀稈を起立させながら後側に搬送する搬送装置3Aと、搬送装置3Aの後側下部に搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置3Bと、搬送装置3Aの後側に搬送された穀稈を左側に寄せ集めるオーガ装置3Cと、寄せ集められた穀稈を脱穀装置4に搬送するフィーダハウス3Dから構成されている。
図4に示すように、脱穀装置4は、穀稈を脱穀する扱室10と、脱穀された穀粒を選別する選別室20から形成されている。
扱室10の前後壁には、フィーダハウス3Dから搬送されてくる穀稈を脱穀する扱胴11が架設され、扱胴11の下側には、扱胴11の外周下部に沿って半円弧形状に形成された受網12が設けられている。また、扱胴11の上部は、開閉可能な扱胴カバー(図示省略)で覆われている。
選別室20の上部には、扱室10から漏下してくる穀粒を選別処理する揺動選別装置21が設けられ、揺動選別装置21の後部には、脱粒処理された穀稈を切断処理室60排出するストローラック22が設けられている。
揺動選別装置21の下部には、前側から順に、揺動選別装置21に選別風を送風する唐箕25と、唐箕25の後方に選別風の送風方向を変更する風割26と、揺動選別装置21から漏下してくる穀粒をグレンタンク7に搬送する1番螺旋27と、揺動選別装置21の後部から漏下してくる枝梗等が付着した穀粒を2番処理室に搬送する2番螺旋28が設けられている。
図5に示すように、扱胴11は、扱室10の前後壁に回転自在に支持される回転軸30と、回転軸30の前端部に支持されるインペラ部40と、回転軸30におけるインペラ部40の後側に支持されるロータ部50から形成されている。
インペラ部40は、円形状の前板41と、前板41よりも径が大きい円形状の後板42と、前板41と後板42の外周部を連結する側板43から形成されている。
側板43の外周面には、インペラ部40の前部に搬送された穀稈をインペラ部40の後部に搬送する上下一対の搬送螺旋44が立設されている。これにより、インペラ部40に移送されてきた穀稈をロータ部50に効率良く移送することができる。
搬送螺旋44の前面には、円周方向に所定角度を隔てて側板43と搬送螺旋44の前面下部を連結する略三角形状の補強リブ45が設けられている。これにより、搬送螺旋44の剛性を高めて、穀稈から搬送螺旋44に加わる負荷によって搬送螺旋44が変形するのを抑制することができる。
図6に示すように、ロータ部50は、インペラ部40の後板42とロータ部50の後板32の間で回転軸30と並行に円筒状に配列する6本の連結横杆33と各連結横杆33を所定間隔で繋ぐ杆状のリング34で構成され、リング34の周囲には複数の丸棒形状の棒状扱歯54が扱胴11の回転方向に対して後退角を持たせて周方向に螺旋状配列として突出させている。ここに螺旋状配列とは後述する。棒状扱歯54はロータ部50の前半のリング34同士の間隔Bは互いに密で配置され、後半のリング34同士の間隔Bはそれより疎の間隔で配置されている。
また、扱胴11の後端部には、扱歯54に替えて矩形形状の跳出板55が設けられている。これにより、穀稈が扱歯54に絡み付くのを抑制し、扱胴11の前半で脱粒して後半で排桿の排出を促進することができる。
また、扱胴11の後端部には、扱歯54に替えて矩形形状の跳出板55が設けられている。これにより、穀稈が扱歯54に絡み付くのを抑制し、扱胴11の前半で脱粒して後半で排桿の排出を促進することができる。
図7に示す如く、扱胴11のインペラ部40に設ける搬送螺旋44の終端44aに面するリング34上の棒状扱歯54のうちの所定の棒状扱歯54aがその搬送螺旋44の終端44aの近傍に配置されており、その棒状扱歯54aから、扱胴11の周囲に、螺旋状に他のリング34上の棒状扱歯54が順次配列されている(図9(A)、(B)参照)。
図7に示すように、前記インペラ部40の搬送螺旋44の終端44a(後板42)とそれに面するリング34との間隔Aは、その他のリング34同士の配設間隔Bより狭い隙間で接近している。図8の如く、棒状扱歯54の突出径Dを搬送螺旋44の終端径Cより小さくして、穀稈が多量に送られてきた際に棒状扱歯54にかかる負荷を軽減して穀稈の引継を良好として停滞を生じない。
また、図示を省略するが、搬送螺旋44の終端44a(後板42)とそれに面するリング34との隙間Aの位置は受網12の穀粒濾過位置内にし、扱室10の内壁に設ける穀稈ガイドのガイド範囲に位置しているので、穀稈の送りがスムースで脱粒した穀粒が受網12で濾過される。
なお、図10に示す如く、ロータ部50は、インペラ部40の後板42とロータ部50の後板32の間でボルト組立より分離可能で、さらに周方向で3分割の前半部50Aと同じく3分割の後半部50Bに分離可能で、さらに各棒状扱歯54をリング34に取り外し交換可能にして部分修理等のメンテナンス作業を行い易くしている。
図11,図12に示すように、脱穀装置4の後下部には、扱胴11で脱穀処理された穀稈を細断する切断処理室60と、切断処理室60で細断された穀稈を圃場に排出する排出ガイド80が設けられている。
切断処理室60の左右壁には、扱胴11の後部から落下してくる脱穀処理された排桿を細断する切断ロータ61が架設されている。切断ロータ61は、切断処理室60の左右壁に回転自在に支持される回転軸62と、回転軸62に支持された回転体63と、回転体63の外周部に設けられたブレード64から形成されている。なお、図6に二点鎖線で示した矢印は、切断ロータ61の回転方向を示している。
回転軸62の軸心視において、扱胴11のロータ部50の後端部は、回転軸62の上方の前側近傍に位置している。これにより、脱穀処理された穀稈を、扱室10の後部に形成された排塵口13と後述する切断処理室60の上壁70の開口部71を介して切断処理室60に効率良く落下させることができるので、扱胴11の後部での穀稈の詰まりが抑制でき、脱穀効率を高めることができる。なお、排塵口13とは、扱胴11の後部に対向する受網12の後端部と脱穀装置4の後壁の間に形成された空間である。
回転軸62の軸心視において、扱室10の後壁は、回転軸62の上方よりも後側に位置している。これにより、脱穀処理された穀稈を、扱室10の後部に形成された排塵口13と後述する切断処理室60の上壁70の開口部71を介して切断処理室60に効率良く落下させることができるので、扱胴11の後部での穀稈の詰まりが抑制でき、脱穀効率を高めることができる。
切断処理室60の左壁よりも左側に延出する回転軸62の左端部には、エンジンの出力回転が伝動されるプーリ62Aが支持されている。また、回転軸62の軸心視において、ブレード64は周方向に90度隔てて設けられている。
切断処理室60の前下部には、扱胴11の後部から落下してくる脱穀処理された穀稈を載上する受台66が設けられている。また、受台66の前側には、受台66に載上された穀稈をブレード64と挟み込んで細断する受刃67が設けられている。
受台66の上部は、ブレード64の回転軌跡の下端部よりも下方に位置している。また、受刃67は、切断処理室60の左右壁に架設された支軸68に揺動可能に支持されている。穀稈を細断する場合には、支軸68の軸心視において反時計方向に回転して起立姿勢となり、穀稈の細断を行わない場合には、支軸68の軸心視において時計方向に回転して倒伏姿勢に操作される。
切断処理室60の上壁70は、前後方向に延在する第1上壁70Aと、その後端部から後下り傾斜に形成された第2上壁70Bから形成されている。また、回転軸62の軸心視において、第1上壁70Aの後端部は、回転軸62よりも後側に位置している。
第1上壁70Aには、前後方向に所定の長さを有して左右方向に延在する矩形状の開口部71が設けられている。これにより、開口部71を排塵口13と同様に扱胴11の後部から脱穀処理された穀稈を切断処理室60に排出する排出口として活用することができるので、扱胴11の後部での穀稈の詰まりが抑制でき、脱穀効率を高めることができる。また、第1上壁70Aを設けずに第2上壁70Bを扱室10の後壁の下端部から後下り傾斜に形成することができる。これにより、扱胴11の後部での穀稈の詰まりが抑制でき、脱穀効率を高めることができる。
第2上壁70Bの前面には、前後方向に所定の長さを有して左右方向に延在する矩形状のガイド74が設けられている。回転軸62の軸心視において、ガイド74は、第2上壁70Bに固定された後部から前下がりに傾斜に設けられている。これにより、扱胴11の後部から切断処理室60に落下した穀稈が切断ロータ61によって跳ね飛ばされて揺動選別装置21に逆戻りするのを防止することができる。
回転軸62の軸心視において、ガイド74の前端部は、扱室10の後壁よりも前側に位置させ、扱胴11のロータ部の後端部と切断ロータ61の回転軸62よりも前側に位置させるのが好ましい。これにより、扱胴11の後部から切断処理室60に落下した穀稈が切断ロータ61によって跳ね飛ばされて揺動選別装置21に逆戻りするのをより防止することができる。また、ガイド74の後端部は、扱室10の後壁よりも後側に位置させている。
回転軸62の軸心視において、ガイド74の前下がり傾斜角度は、ガイド74を延長した仮想線が、切断ロータ61のブレード64の先端部の回転軌跡に接する角度に設けられている。これにより、扱胴11の後部から開口部71等を介してガイド74の上面に落下した穀稈を切断ロータ61のブレード64に効率良く移送することができるので、穀稈がガイド74の上面で過度に堆積するのを防止することができる。
背面視において、扱胴11の回転軸30の左側に位置するガイド74の前後方向の長さを、扱胴11の回転軸30の右側に位置するガイド74の前後方向の長さよりも短く形成するのが好ましい。これにより、扱胴11の後部における左側から多く落下してくる穀稈をガイド74から切断ロータ61のブレード64により効率良く移送することができる
ガイド74の下部には、前後方向に所定の長さを有して左右方向に延在する矩形状の支持部材75が設けられている。回転軸62の軸心視において、支持部材75は、第2上壁70Bに固定された後部からガイド74の下部に向かって前上がり傾斜に設けられている。これにより、ガイド74の変形を防止するとともに、切断処理室60に落下した穀稈がガイド74の下方に詰まるのを防止することができる。
ガイド74の下部には、前後方向に所定の長さを有して左右方向に延在する矩形状の支持部材75が設けられている。回転軸62の軸心視において、支持部材75は、第2上壁70Bに固定された後部からガイド74の下部に向かって前上がり傾斜に設けられている。これにより、ガイド74の変形を防止するとともに、切断処理室60に落下した穀稈がガイド74の下方に詰まるのを防止することができる。
支持部材75を圧縮バネ等の圧縮性を有する部材で形成するのが好ましい。これにより、ガイド74に過度の負荷が加わった場合には、ガイド74の前下がり傾斜角度を大きくしてガイド74の破損を防止することができる。
切断処理室60の左壁の右面には、前後方向に所定の長さを有して上下方向に延在する矩形状のガイド78が設けられている。背面視において、ガイド78は、左壁に固定された上部から右下がり傾斜に設けられている。これにより、扱胴11の後部から排塵口13等を介してガイド78の右面に落下した穀稈を切断ロータ61の左右方向の中心部に効率良く移送することができるので、穀稈がガイド78の右面で過度に堆積するのを防止することができる。
側面視において、ガイド78の前端部は、排塵口13の前縁部に位置し、ガイド78の後端部は、排塵口13の後縁部に位置している。また、ガイド78の下端部は、切断ロータ61のブレード64の先端部の回転軌跡の上端部よりも上側に位置している。これにより、扱胴11の後部から排塵口13等を介してガイド78の右面に落下した穀稈を切断ロータ61の左右方向の中心部により効率良く移送することができる。なお、図7に二点鎖線で示した矢印は、扱胴11の回転方向を示している。
A 隙間
B 配列間隔
C 搬送螺旋44の終端外径
D 棒状扱歯54の外径
10 扱室
11 扱胴
34 リング
40 インペラ部
44 搬送螺旋
54 棒状扱歯
B 配列間隔
C 搬送螺旋44の終端外径
D 棒状扱歯54の外径
10 扱室
11 扱胴
34 リング
40 インペラ部
44 搬送螺旋
54 棒状扱歯
Claims (5)
- 棒状扱歯(54)を植設したリング(34)を複数個、回転軸(30)の方向に並列させて構成した扱胴(11)を扱室(10)に軸支したコンバインの脱穀装置において、扱胴(11)のインペラ部(40)に設ける搬送螺旋(44)の終端に面するリング(34)上の棒状扱歯(54)のうちの所定の棒状扱歯(54)がその搬送螺旋(44)の終端の近傍に配置されており、その棒状扱歯(54)から、扱胴(11)の周囲に、螺旋状に他のリング(34)上の棒状扱歯(54)が順次配列されている、ことを特徴とするコンバインの脱穀装置。
- 搬送螺旋(44)の終端と、それに面するリング(34)との間隔(A)が、他のリング(34)同士の間隔(B)より狭い、ことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの脱穀装置。
- 棒状扱歯(54)を扱胴(11)の回転方向に対して後退角を持たせてリング(34)に植設したことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの脱穀装置。
- 棒状扱歯(54)の外径(D)より搬送螺旋(44)の終端外径(C)を大きくしたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のコンバインの脱穀装置。
- リング(34)同士の配設間隔(B)を扱胴(11)の前側で密とし、後側でそれより疎としたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの脱穀装置。
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