JP2017212967A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】ささり穀粒を回収し易くして、脱穀効率の向上を図る。【解決手段】径方向外方に向けて突出する複数の扱歯57が設けられ、扱室K内で回転駆動する扱胴52、及び、扱胴52の下方に設けられた受網53を有する脱穀装置50と、刈取穀稈Wの穂先側を扱室K内に位置させながら刈取穀稈Wの株元側を挟持して、刈取穀稈Wを脱穀装置50の前部側から後部側に向けて搬送するフィードチェーン55と、が備えられ、複数の扱歯57のうち、扱胴52の後端部に設けられた後端部側扱歯57bは、後端部側扱歯57bよりも前側に位置する他の扱歯57aより突出長さが長い。【選択図】図3

Description

本発明は、径方向外方に向けて突出する複数の扱歯が設けられ、扱室内で回転駆動する扱胴、及び、前記扱胴の下方に設けられた受網を有する脱穀装置と、刈取穀稈の穂先側を前記扱室内に位置させながら前記刈取穀稈の株元側を挟持して、前記刈取穀稈を前記脱穀装置の前部側から後部側に向けて搬送するフィードチェーンと、が備えられたコンバインに関する。
従来、この種のコンバインとしては、各扱歯は、扱胴の径方向外方に向けた突出長さが等しく形成され、且つ、脱穀装置の正面視において、突出先端部が、受網の内周面よりも径方向内側に位置する状態に形成してあるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
そして、扱胴を回転駆動させると共に、刈取穀稈の株元をフィードチェーンで挟持して扱胴軸芯方向に沿って搬送することで、扱室内の扱胴と受網との間の空間を通過する刈取穀稈の穂先側に扱歯が次々と接触し、穀粒を扱室内で扱ぎ落す(脱穀処理)ことができる。
特開2015−180224号公報(図1、図2)
因みに、上述の脱穀処理によって得られた脱穀粒の大半は、受網を通して下方の選別装置に漏下する。しかし、脱穀粒の一部は、フィードチェーンで挟持して搬送されている刈取穀稈の株元側に降りかかった結果、挟持されている排稈の間に挟まることがある。ここでは、この現象を「ささり」といい、排稈間に挟まった穀粒を「ささり穀粒」という。
前記ささり穀粒は、脱穀後の排稈と共に機外に排出されてしまうため、脱穀効率の低下を招くことになる。
従って、本発明の目的は、ささり穀粒を回収し易くして、脱穀効率の向上を図れるコンバインを提供するところにある。
本発明の特徴は、径方向外方に向けて突出する複数の扱歯が設けられ、扱室内で回転駆動する扱胴、及び、前記扱胴の下方に設けられた受網を有する脱穀装置と、
刈取穀稈の穂先側を前記扱室内に位置させながら前記刈取穀稈の株元側を挟持して、前記刈取穀稈を前記脱穀装置の前部側から後部側に向けて搬送するフィードチェーンと、が備えられ、
前記複数の扱歯のうち、前記扱胴の後端部に設けられた後端部側扱歯は、前記後端部側扱歯よりも前側に位置する他の扱歯より突出長さが長いところにある。
本発明によれば、後端部側扱歯は、それよりも前側に位置する他の扱歯より突出長さが長いから、フィードチェーンで挟持搬送している刈取排稈の株元間により深く入り込んだ状態で脱穀することができる。
従って、刈取排稈の株元間に挟まった「ささり穀粒」を、除去回収し易くなる。
しかも、その扱歯位置は、扱胴の後端部であるから、扱室内での脱穀処理の最終段階において「ささり穀粒」の除去を行え、一度除去された「ささり穀粒」が再び「ささり」を生じることを防止でき、より確実な脱穀により、脱穀効率の向上を図ることができる。
本発明においては、前記受網は、前記後端部側扱歯に対応する位置よりも前側の位置のみに設けられていると好適である。
本構成によれば、受網は、後端部側扱歯に対応する位置よりも前側の位置のみに設けられているから、後端部側扱歯は、受網よりも後方に位置していることになり、受網と後端部側扱歯とが干渉しない状態で扱胴を回転させて脱穀処理を進めることができる。
従って、後端部側扱歯の突出長さの設定にあたって、受網の存在とは無関係に、「ささり穀粒」の除去をより好適に実施できる突出長さに設定できるようになる。
その結果、脱穀効率を更に向上させることが可能となる。
本発明においては、前記脱穀装置の正面視において、前記後端部側扱歯は、前記受網の内周面よりも径方向外側の位置まで突出していると好適である。
本構成によれば、脱穀装置の正面視において、後端部側扱歯は、受網の内周面よりも径方向外側の位置まで突出しているから、フィードチェーンで挟持搬送している刈取排稈の株元間のより深い位置まで後端部側扱歯が入り込むことができ、株元間に挟まっている「ささり穀粒」を、より確実に除去回収することが可能となる。
その結果、脱穀効率を更に向上させることが可能となる。
コンバインの左側面図である。 脱穀装置を示す左側面視の説明図である。 脱穀部の回転軸芯方向に沿った方向視の背面図である。 1番スクリューコンベヤを示す選別部背面図である。 排稈処理部を示す左側面視の説明図である。 排稈処理部を示す要部の平面図である。 稈束立体放出装置の詳細説明図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜3に示すように、当該自脱型コンバインは、左右一対のクローラ式走行装置10によって自走し、走行機体の機体フレーム1の前端部には、刈取前処理装置2の前処理フレーム20の基端側を回動自在に連結して構成してある。
また、前記機体フレーム1には、前記刈取前処理装置2の後方に、運転座席11を有した運転部が設けられ、更に、その後方に、左右に並べて脱穀装置50及びグレンタンク13が設けられ、前記脱穀装置50の後方側には、排稈処理部3が設けられている。
ここで説明するコンバインは、稲・麦などの穀粒を収穫するものであり、前記前処理フレーム20に連結しているリフトシリンダ2aによって前処理フレーム20を機体フレーム1に対して上下に揺動操作可能に構成してある。この前処理フレーム20の上下揺動操作によって、刈取前処理装置2が圃場面の近くにまで下降した作業位置と、圃場面から上昇側へ離間した非作業位置とに、前処理フレーム20の対地姿勢を変更自在に構成されている。
刈取前処理装置2を前記作業位置にして走行機体を走行させるに伴って、刈取前処理装置2の左右両端のデバイダ2b間に位置する複数条の植立穀稈は、引起装置21によって引起し処理されるとともにバリカン型の刈取り装置22で刈り取られ、その刈取穀稈は、搬送装置23によって機体後方側に搬送されていく。
前記搬送装置23から供給された刈取穀稈は、図2、図3に示すように、脱穀装置50の上半部を構成する脱穀部Aの扱口54側に配設されているフィードチェーン55で挟持搬送されながら、脱穀部Aの扱室Kに備えたドラム型の扱胴52で脱穀処理される。
脱穀処理によって刈取穀稈から分離した脱穀粒は、脱穀装置50の下半部を構成する選別部Bの揺動選別装置58によって選別された後、1番スクリューコンベヤ59によってグレンタンク13に搬送される。そして、穀粒搬出用オーガ14によって機外へ取り出される(図1参照)。
一方、脱穀処理後の排稈は、排稈処理部3へ送られて束状に結束されて圃場に排出される。
排稈処理部3には、株元側搬送機構30Aと、穂先側係止搬送機構30Bと、排稈カッタ30Cと、排稈結束装置30Dと、株揃え装置30Eと、稈束立体放出装置30Fとを備えている。
排稈処理部3に、図5、図6に示すように、フィードチェーン55で挟持されて扱室Kから搬出されてきた横倒れ姿勢の排稈を受け取って後方かつ機体中央側に向けて斜めに搬送する排稈搬送装置30が設けられている。
この排稈搬送装置30は、縦回し巻回された搬送チェーン31の下側径路に対向して挟持レール32を配備したアッパーチェーン型の株元側搬送機構30Aと、株元側搬送機構30Aに対して機体中央側(搬送穀稈の穂先側)に平行に配備された穂先側係止搬送機構30Bとで構成されており、株元側搬送機構30Aの挟持レール32を前後方向に伸縮することで搬送終端位置を搬送方向に変更調節することができるよう構成されている。
脱穀装置50の後端に排稈カッタ30Cが連結されるとともに、この排稈カッタ30Cの後方に排稈結束装置30Dが配備され、排稈結束装置30Dの株元側に、搬入されてくる排稈の株端を左右に揺動する叩き板33によって叩き揃える株揃え装置30Eが配備されている。さらに、排稈結束装置30Dの後方には、放出されてきた稈束Rを受け止めて斜め後方に挟持搬送した後、株端を下向きにした姿勢で落下させて圃場に起立させる稈束立体放出装置30Fが配備されている。
図5〜7に示すように、前記稈束立体放出装置30Fは、排稈結束装置30Dから取り出された動力で常時駆動される搬送チェーン100と、搬送チェーン100の搬送面に対して接近離間変位可能に対向配備された挟持レール101と、搬送終端部を囲むように配備された放出ガイド102とを備えている。
また、稈束立体放出装置30Fは、排稈結束装置30Dから後方に排出された稈束Rを、その株元を下向きにして斜め後方に吊り下げ挟持搬送するとともに、挟持レール101における終端側に備えた複数(この例では3個)の抵抗突起103によって搬送中の稈束Rに不連続な(強弱変化する)搬送抵抗を与えることができる。前記不連続な搬送抵抗を与えることによって、稈束Rを自転させ、その自転に伴う遠心力によって株元(下方)を拡がらせ、裾広がりとなった稈束Rを放出ガイドで案内しながら地上に放出することが可能となる。抵抗突起103どうしの間隔寸法は、従来のものより短く設定することで、より高速で自転させることが可能となり、稈束Rにより大きな遠心力を作用させることができる。
従って、稈束Rを圃場に裾拡がりの起立姿勢で落下させ、そのまま地干しすることが可能となる。
なお、前記挟持レール101は、一対の支持ロッド104およびバネ105を介して支持され、稈束Rのボリュームに対応して弾性変位可能となっている。稈束Rを自転させて確実な裾拡がりを実現するために、前記抵抗突起103を、挟持レール101の搬送径路終端側に配備されている。
抵抗突起103は、一本のバネ材を、図に示すようなジグザグ形状に成形し、屈曲頂部103aを挟持レール101に溶接して構成してある。また、抵抗突起103の搬送終端側には、稈束Rを、放出ガイド102の方向に案内する案内延出部103bが設けてある。
また、この案内延出部103bと間隔をあけて並べた位置に、前記搬送チェーン100から延出する状態で、同様の案内延出部100bが設けてある。
従って、抵抗突起103によって偏った搬送抵抗を受けて自転した稈束Rは、両案内延出部100b,103bによって両側部を挟まれながら放出ガイド102の近くまで案内され、放出ガイド102に低速で当接できるから、安定した姿勢のまま圃場に起立姿勢で落下することができる。
次に、脱穀装置50について説明する。
脱穀装置50は、図2、図3に示すように、上半部に脱穀部A、下半部に選別部Bを備えている。
脱穀部Aの内側が扱室Kとなり、この扱室Kには、脱穀装置50前後向きの扱胴軸芯Pまわりに、かつ回転方向F(図3参照)に駆動自在に扱胴52が設けられている。また、扱室Kの下部には扱胴52に沿わせて受網53が設けられている。扱室Kの横側には、扱口54が前後にわたって設けられており、その扱口54の横外側に、前記フィードチェーン55が設けられている。
尚、フィードチェーン55は、搬送方向に沿って駆動自在に形成されたチェーン体55aと、その上方に沿わせて配置された挟持レール55bとを備えて構成してある。挟持レール55bは、前記チェーン体55aに向けて押圧付勢された状態に設けてある。従って、チェーン体55aと挟持レール55bとの間に送り込まれた刈取穀稈Wの株元Wb側を、これら両者で挟持し、チェーン体55aの駆動によって刈取穀稈Wは後方側に搬送される。
つまり、脱穀部Aは、コンバインの刈取前処理装置2からの刈取穀稈Wの株元Wb側を、フィードチェーン55によって挟持して脱穀装置50後方向きに搬送し、これによって刈取穀稈Wの穂先Wa側を脱穀装置50の前壁に位置する供給口から前記扱室Kの扱胴52の下側に挿入し、扱胴52の下側に入った刈取穀稈Wの穂先Wa側を脱穀装置50の横側壁に位置する扱口54(図3参照)によって扱胴52の扱胴軸芯Pに沿う方向に搬送して穂先Wa側を扱胴52と受網53とによって脱穀処理する。また、脱穀粒などの脱穀処理物を受網53の目合いから漏下させ、脱穀排稈を扱室Kの後端部に位置する送塵口56からフィードチェーン55によって排出する(図2参照)。
尚、扱胴52による脱穀処理は、扱胴52の外周部に、その径方向外方に向けて突出する状態に備えられた複数の扱歯57によって実施され、扱胴52と共に扱歯57が扱胴軸芯P周りに回転するに伴って、刈取穀稈Wの穂先Wa側の穀粒を扱き落とすことができる。扱歯57の詳細については、後述する。
また、扱室Kの上壁の内周部には、各扱歯57の回転軌跡に干渉しない状態で、扱胴側に向けて突出した稈切刃62が、扱胴軸芯P方向に間隔をあけて複数設けてある。この稈切刃62は、フィードチェーン55から抜け落ちて扱胴52と共に回転する排稈を、短く切断する。
選別部Bには、揺動選別装置58が備えられている他、揺動選別装置58の前端部の下方に唐箕16が設けられ、揺動選別装置58の後端部の上方には排塵ファン17が設けられている。
また、脱穀装置50の底部には、1番スクリューコンベヤ59および2番スクリューコンベヤ60が備えられている。
つまり、選別部Bは、受網53から落下した脱穀処理物を、揺動選別装置58によって受け止め、この揺動選別装置58による揺動選別と、唐箕16によって脱穀装置50後方向きに供給される選別風による風選別とによって穀粒と塵埃とに選別し、穀粒を揺動選別装置58から落下させ、塵埃を選別風と共に排塵ファン17を内装した排塵ケースの排出口18、あるいは脱穀装置50の後部に位置する排塵口19から脱穀装置外に排出する。
1番スクリューコンベヤ59は、揺動選別装置58からの穀粒のうちの1番物を受け入れて脱穀装置50横方向に搬送して脱穀装置50の横外側に搬出する。
2番スクリューコンベヤ60は、揺動選別装置58からの穀粒のうちの2番物を受け入れて脱穀装置50横方向に搬送して脱穀装置50の横外側に搬出する。2番スクリューコンベヤ60からの2番物は、スクリューコンベヤで成る還元装置61によって脱穀装置50の横壁の上部に位置する還元口に揚送し、この還元口から脱穀装置50内に投入して揺動選別装置58の始端側に還元する。
1番スクリューコンベヤ59は、図4に示すように、穀粒を脱穀装置50の右側外方側に向けて横送り搬送する横送りスクリューコンベヤ131と、脱穀装置50の右側の側壁部50Aの外方側において横送りスクリューコンベヤ131によって搬送された穀粒を上方のグレンタンク13の投入部(不図示)に搬送する縦送りスクリューコンベヤ132と、が備えられている。
横送りスクリューコンベヤ131は、一番物回収部29に回収された穀粒を受け止める樋状の載置案内部37と、載置案内部37にて受け止められる穀粒を脱穀装置50の右側外方に向けて横送り移送する一番スクリュー38とからなり、一番スクリュー38は、横軸心まわりで回転する回転軸39と、回転軸39の外周に溶接固定されたスクリュー羽根40とを備えている。尚、回転駆動力は、回転軸39の基端部に一体連結された入力プーリ38aを介して回転軸39に入力される。
回転軸39は、脱穀装置50の左側の側壁部50Bと右の側壁部50Aとにわたって延びる状態で設けられ、左右両側が軸受部材としてのベアリング41により軸心方向に位置固定された状態で且つ回転可能に支持されている。
回転軸39は、脱穀装置50の右側の側壁部50Aに形成された開口を通して横側外方に延長突出する状態に設けられ、その先端側に備えられた一対の笠歯車42を介して縦送りスクリューコンベヤ132に回転駆動力を伝達できる構成になっている。
回転軸39は、その基端部となる搬送方向上手側箇所39Aに、外挿される状態で筒状部材43が備えられている。
筒状部材43は、スクリュー羽根40の2ピッチに相当する長さに形成されており、筒状部材43の一端部が、スクリュー羽根40の始端部の位置と一致するように配置されている。
筒状部材43は、回転軸39に対して外嵌装着した状態で、両端部を全周に亘って回転軸39に溶接固定されている。
また、スクリュー羽根40は、始端側においては筒状部材43の外周に溶接固定され、それより終端側においては、回転軸39の外周に溶接固定されている。
スクリューコンベヤにおいては、回転駆動力が入力される入力プ−リ38a側(上手側)の方が、下手側に比べて捻れ等の負荷が大きく作用し易く、上述のように構成することで、スクリュー羽根40の搬送方向上手側端部箇所において、スクリュー羽根40の溶接箇所の径が大きくなり、スクリュー羽根40の支持強度を高めることができる。また、回転軸39の強度そのものも高めることができる。
次に、扱胴52に固着された扱歯57について説明する。
扱胴52は、図2、図3に示すように、円筒形状に形成してあり、扱歯57は、その扱胴52の外周部に複数設けてある。各扱歯57は、扱胴52の径方向外方に向けて突出する状態に固着してある。
また、各扱歯57の配置は、扱胴52の円周方向、及び、扱胴軸芯P方向のそれぞれに間隔があく状態に設定されている。
扱歯57は、当該実施形態においては、図3に示すとおり、扱胴軸芯P方向視において「V」字形状となるように屈曲形成した丸棒で構成してある。
但し、本実施形態においては、扱胴52の径方向外方への突出長さを異ならせた二種類の扱歯57が設けられている。
具体的には、扱胴52の後端部側の複数列に位置する後端部側扱歯57bは、それらの後端部側扱歯57bよりも前側に位置する他の扱歯57aより突出長さが長く設定されている。
尚、後端部側扱歯57bは、受網53の後端部より後方側の位置に設けられており、その突出長さhbは、脱穀装置50の正面視において、歯先が受網53の内周面よりも径方向外側に位置する状態に設定されている。
他の扱歯57aは、受網53の後端部より前方側の位置に設けられており、その突出長さhaは、脱穀装置50の正面視において、歯先が受網53の内周面よりも径方向内側に位置する状態に設定されている。
従って、扱胴52が回転すると、フィードチェーン55で挟持搬送される刈取穀稈Wの株元Wbに近い位置をめがけて扱歯57が割り込み、特に、後端部側扱歯57bが位置する扱胴52の後端部領域においては、突出長さの長い後端部側扱歯57bが、刈取穀稈Wの隣接する排稈どうしの奥深くまで割り込んで押し広げることができる。この押し広げ作用によって、刈取穀稈Wの株元Wb部分に挟まっている「ささり穀粒」を脱穀の最終段階で脱落させて、選別部B側に回収することが可能となる。
当該実施形態の自脱型コンバインによれば、後端部側扱歯57bは、他の扱歯57aより突出長さが長いから、フィードチェーン55で挟持搬送している刈取排稈Wの株元間により深く入り込んだ状態で脱穀することができる。
従って、刈取排稈Wの株元間に挟まった「ささり穀粒」を、除去回収し易くなる。
しかも、その扱歯位置は、扱胴52の後端部であるから、扱室K内での脱穀処理の最終段階において「ささり穀粒」の除去を行え、一度除去された「ささり穀粒」が再び「ささり」を生じることを防止でき、より確実な脱穀により、脱穀効率の向上を図ることができる。
また、受網53と後端部側扱歯57bとが干渉しない状態で扱胴52を回転させて脱穀処理を進めることができる。
従って、後端部側扱歯57bの突出長さの設定にあたって、受網53の存在とは無関係に、「ささり穀粒」の除去をより好適に実施できる突出長さに設定できるようになる。
その結果、脱穀効率を更に向上させることが可能となる。
また、フィードチェーン55で挟持搬送している刈取排稈Wの株元間のより深い位置まで後端部側扱歯57bが入り込むことができ、株元間に挟まっている「ささり穀粒」を、より確実に除去回収することが可能となる。
その結果、脱穀効率を更に向上させることが可能となる。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 扱歯57の形状や、数、配列、配置等は、先の実施形態の設定に限るものではなく、適宜、変更することが可能である。
従って、扱歯57の形状は、扱胴軸芯P方向視において「V」字形状となるものに限らず、例えば、扱胴の径方向外方に真直ぐに突出する棒状体であってもよい。
また、後端部側扱歯57bに関しても同様で、その形状や、数、配列、配置等も、適宜変更することができる。
また、後端部側扱歯57bと他の扱歯57aとの関係に関して、その形状や、配列、配置等を異ならせてあってもよい。
また、後端部側扱歯57bは、先の実施形態で説明したように、脱穀装置50の正面視において、必ずしも、受網53の内周面よりも径方向外側の位置まで突出していなくてもよい。要するに、後端部側扱歯57bは、後端部側扱歯57bよりも前側に位置する他の扱歯57aより突出長さが長ければよい。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
当該コンバインは、グレンタンクに替えて袋詰めタンクを搭載した自脱型のものにも利用することができる。
50 脱穀装置
52 扱胴
53 受網
55 フィードチェーン
57 扱歯
57a 他の扱歯
57b 後端部側扱歯
K 扱室
W 刈取穀稈

Claims (3)

  1. 径方向外方に向けて突出する複数の扱歯が設けられ、扱室内で回転駆動する扱胴、及び、前記扱胴の下方に設けられた受網を有する脱穀装置と、
    刈取穀稈の穂先側を前記扱室内に位置させながら前記刈取穀稈の株元側を挟持して、前記刈取穀稈を前記脱穀装置の前部側から後部側に向けて搬送するフィードチェーンと、が備えられ、
    前記複数の扱歯のうち、前記扱胴の後端部に設けられた後端部側扱歯は、前記後端部側扱歯よりも前側に位置する他の扱歯より突出長さが長いコンバイン。
  2. 前記受網は、前記後端部側扱歯に対応する位置よりも前側の位置のみに設けられている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記脱穀装置の正面視において、前記後端部側扱歯は、前記受網の内周面よりも径方向外側の位置まで突出している請求項2に記載のコンバイン。
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