JP6959841B2 - 軽量盛土構造体の施工方法及び床版形成用型枠 - Google Patents

軽量盛土構造体の施工方法及び床版形成用型枠 Download PDF

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Description

本発明は、軽量盛土構造体の施工方法及び床版形成用型枠に関するものであり、詳しくは、軽量盛土構造体のコンクリート床版の施工方法及び該コンクリート床版を形成する床版形成用型枠に関するものである。
近年、傾斜地の拡幅盛土や自立壁の盛土の工法として、盛土構造の軽量化や土圧軽減等を図るために、土を用いた盛土工法に代わり、発泡スチロールなどのブロック(以下、「発泡樹脂ブロック」という)を用いて道路などの土木構造物を構築する軽量盛土工法が採用されている(例えば、特許文献1参照)。この軽量盛土工法は、土を用いた盛土工法に比べて工期の短縮及びコスト削減を図ることができる。
このような軽量盛土工法では、発泡樹脂ブロックを積み上げて軽量盛土構造体を構築する。発泡樹脂ブロックを積み上げる工程では、荷重分布の均一化、不陸調整、浮力防止等のために、一般的に発泡樹脂ブロックを概ね3mの高さに積み上げたところで、その上に中間コンクリート床版と呼ばれるコンクリート層を施工する。その上に発泡樹脂ブロックを積み上げ、必要に応じて更に中間コンクリート床版を施工し、これを繰り返して最後に上部コンクリート床版とよばれるコンクリート層を施工し、その上面に道路等を構築する。
上記中間或いは上部コンクリート床版を施工する場合には、コンクリートを打設するために型枠を設置する必要がある。しかも、コンクリート床版の構築後においては設置した該型枠を撤去する必要もあり、また、これらの作業は高所で行わなければならないため、非常に手間がかかる。
また、軽量盛土構造体では、外面に位置する部位に金属板、合成樹脂系板、セメント系板等によって形成された表面材を添接させて成る表面材付き発泡樹脂ブロックを、表面材が外表面となるように積み上げて内部の発泡樹脂ブロックを保護しているが、上記中間コンクリート床版等のコンクリート層の外面はコンクリート面であり、発泡樹脂ブロックに添接された表面材とは外観が異なることから、意匠性においても改善の余地があった。
特開2017−115472号公報
本発明は、上記のような背景技術が有する実情に鑑みて成されたもので、中間コンクリート床版等のコンクリート層の施工作業を容易に行うことができるとともに、外観に優れる軽量盛土構造体を構築することのできる施工方法及び床版形成用型枠を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明は、次の〔1〕〜〔9〕に記載の軽量盛土構造体の施工方法及び床版形成用型枠とした。
〔1〕発泡樹脂ブロックを積み上げて構造体を構築する際に、その構造体の外面側に、表面材を添接させた発泡樹脂ブロックを表面材が外表面となるように積み上げるとともに、その高さ方向途中及び/又は上部にコンクリート床版を形成して成る軽量盛土構造体の施工方法であって、上記コンクリート床版の下方に位置させる発泡樹脂ブロックの表面材を該発泡樹脂ブロックの上面よりも上方に突出したものとし、該突出した表面材の突出部と前記発泡樹脂ブロックで床版形成用型枠を形成し、該型枠にコンクリートを打設することにより上記コンクリート床版を形成することを特徴とする、軽量盛土構造体の施工方法。
〔2〕上記型枠へのコンクリートの打設を上記突出した表面材の上端よりも低い位置までとしてコンクリート床版を形成し、該形成されたコンクリート床版の上方に嵩上げ材を前記表面材の上端よりも高い位置まで敷設することを特徴とする、上記〔1〕に記載の軽量盛土構造体の施工方法。
〔3〕上記型枠を構成する表面材の突出部内面側に背面板を添接することを特徴とする、上記〔1〕又は〔2〕に記載の軽量盛土構造体の施工方法。
〔4〕上記背面板にアリ溝を形成し、上記表面材に凸条を形成し、前記アリ溝の形状に倣った形状を有し、当該アリ溝に嵌合される鉤部を有する嵌合部材を前記背面板のアリ溝に嵌挿させるとともに、前記表面材の凸条に前記鉤部を係合させることによって前記背面板と前記表面材を結合させるようにしたことを特徴とする、上記〔3〕に記載の軽量盛土構造体の施工方法。
〔5〕上記嵌合部材にL型ピンを収容し、その一端を上記背面板を貫通して内方に突出させ、その突出させたL型ピンの一端に形成されるコンクリート床版を補強する鉄筋を保持させるようにしたことを特徴とする、上記〔4〕に記載の軽量盛土構造体の施工方法。
〔6〕発泡樹脂ブロックを積み上げて構築される軽量盛土構造体の高さ方向途中及び/又は上部に形成するコンクリート床版を形成するための床版形成用型枠であって、該床版形成用型枠が、発泡樹脂ブロックと、該発泡樹脂ブロックに添接されており発泡樹脂ブロックの上面よりも上方に突出している表面材の突出部とから構成されていることを特徴とする、床版形成用型枠。
〔7〕上記型枠を構成する表面材の突出部内面側に背面板が添接されていることを特徴とする、上記〔6〕に記載の床版形成用型枠。
〔8〕上記背面板の外面にアリ溝が形成されており、上記表面材の内面側に凸条が形成されており、前記アリ溝の形状に倣った形状を有し、当該アリ溝に嵌合される鉤部を有する嵌合部材が前記背面板のアリ溝に嵌挿されているとともに、前記表面材の凸条に前記鉤部を係合させることによって前記背面板と前記表面材が結合されていることを特徴とする、上記〔7〕に記載の床版形成用型枠。
〔9〕上記嵌合部材にL型ピンが収容されており、該L型ピンの一端が上記背面板を貫通して内方に突出していることを特徴とする、上記〔8〕に記載の床版形成用型枠。
上記した本発明によれば、コンクリート床版を形成するにあたり、その下方に設置される発泡樹脂ブロックの表面材を利用して型枠を構成するため、型枠を別に設置する必要、また撤去の必要もなく、したがって、作業手間が低減される。また、コンクリート床版の外面は、表面材によって覆われることになり、外観に優れる軽量盛土構造体を構築することができる。
本発明に係る軽量盛土構造体の施工方法によって構築された軽量盛土構造体の一例を示した概念的な斜視図である。 表面材付き発泡樹脂ブロックを示した斜視図である。 表面材付き発泡樹脂ブロックを示した分解斜視図である。 図3に示した表面材付き発泡樹脂ブロックの表面材と発泡樹脂ブロックとの結合部の構造を示した拡大図である。 地盤上に1段目の表面材付き発泡樹脂ブロックを敷設する作業を示した斜視図である。 1段目の表面材付き発泡樹脂ブロック上に2段目の表面材付き発泡樹脂ブロックを敷設する作業を示した斜視図である。 本発明に係る床版形成用型枠の一例を示した分解斜視図である。 図7における型枠を組み付けた状態を示した斜視図である。 図8に示した型枠の断面図であって、(a)は図8におけるX−X線、(b)は図8におけるY−Y線に沿う部分の断面図である。 ガイドロッドによる連結構造の一例を示した模式図である。 床版形成用型枠のシール状況を示した斜視図である。 床版形成用型枠の配筋を示した斜視図である。 床版形成用型枠にコンクリートを打設した状態を示した斜視図である。 形成されたコンクリート床版上に嵩上げ材を敷設した状態を示した斜視図である。
以下、本発明に係る軽量盛土構造体の施工方法及び床版形成用型枠の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示した軽量盛土構造体1は、傾斜地拡幅構造体であって、地山2の傾斜面に沿って透水材及び排水材等の排水層3を添設し、その上に間詰め材4を介して発泡樹脂ブロック構造体5を積層させている。この発泡樹脂ブロック構造体5では、最下段にコンクリート床版6aが敷設され、中段に中間コンクリート床版6bが敷設され、最上段に上部コンクリート床版6cが敷設されている。そして、上部コンクリート床版6cの上面に、コンクリート層、砂利、アスファルト等によって構成された路盤7が形成されている。
このように構成された発泡樹脂ブロック構造体5の側壁8では、内部の発泡樹脂ブロック9を保護するために表面材付き発泡樹脂ブロック10が側壁8の構築部位に使用される。
表面材付き発泡樹脂ブロック10は、図2に示すように、直方体の発泡樹脂ブロック11の一つの表面に、金属板、合成樹脂系板、セメント系板等によって形成された表面材12を、該表面材12の周縁を前記発泡樹脂ブロック11の周面よりも僅かに内方に位置させて添接され、発泡樹脂ブロック11のクリープ圧縮歪を吸収するための隙間13を周縁に有するものに形成されている。
発泡樹脂ブロック11は、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル等を発泡させたものを用いることができ、中でも、安価であり、低密度でも強度が高いという観点からポリスチレンが好ましく用いられる。
発泡樹脂ブロック11は、通常、0.01〜0.05g/cm3程度の密度を有するものが好ましく用いられる。また、発泡樹脂ブロック11の大きさとしては、特に限定されないが、例えば、長さ50〜200cm 、幅50〜150cm、高さ20〜100cm程度のものが施工性の観点等から好ましく、図示した実施形態に係るものにあっては、長さ200cm、幅100cm、高さ50cmに形成されている。更に、発泡樹脂ブロック11は、耐水性、強度等を考慮して、独立した気泡を有するものであることが好ましく、また、押出発泡してなる発泡樹脂ブロックであっても良く、発泡粒子成形体からなる発泡樹脂ブロックであっても良い。なお、内部に配置する発泡樹脂ブロック9においても、上記と同様の発泡樹脂ブロックを用いることができる。
表面材12は、硬質な板状部材であれば特に限定されず、金属板、合成樹脂系板、セメント系板等の剛性に優れた材料を主成分として形成されている。また、表面材12には、本発明の目的効果を阻害しない範囲において、可塑剤、紫外線吸収剤、着色剤、帯電防止剤、抗菌剤、難燃剤、フィラーなどの助剤が配合されていても良い。また、表面材12の表面には、防水材、着色剤、親水材、撥水材、遮熱材等の塗装をしても良い。
表面材12は、発泡樹脂ブロック11の外面側よりも大きさを僅かに小さく形成し、発泡樹脂ブロックとの周縁に隙間13を有するものに形成しておくことにより、表面材付き発泡体ブロックに圧縮クリープ変形が生じた際に、隣接する表面材付き発泡体ブロックの表面材同士が接触して割れ、欠けを生じることを抑制することができる。上記観点から、表面材12の一辺あたりの長さは、発泡樹脂ブロック11の外面側の一辺あたりの長さよりも0.5〜10%短いことが好ましく、1〜5%短いことがより好ましい。また、表面材12の厚さとしては、耐熱性、強度、軽量性等の観点から7〜40mmが好ましく、10〜25mmがより好ましい。
発泡樹脂ブロック11への表面材12の取り付けは、接着剤を用いた接着、ボルト等の取付部材を用いた締着、アリ溝と該アリ溝に対応する凸条をそれぞれに形成することによる係合等の、公知の種々の方法を採用することができる。
例えば、図3に示したように、表面にアリ溝20を形成した発泡樹脂ブロック11と、前記アリ溝20の形状に倣った形状を成し、該アリ溝20に嵌合される嵌合部材21と、前記発泡樹脂ブロックの前記アリ溝20の内部に位置する凸条22が形成された表面材12とを備え、前記嵌合部材21に鉤部23が形成されており、前記凸条22の前記鉤部23に対応する位置に鉤部挿入用スリット24が形成されており、前記嵌合部材の鉤部23を前記表面材の凸条の鉤部挿入スリット24に係合させることによって、前記表面材12が前記発泡樹脂ブロック11に取り付けられるものとしても良い。なお、図3において、25,26は上記アリ溝20及び凸条22にそれぞれ形成された位置決め用スリット、27は前記位置決め用スリット25,26に挿入される位置決め板である。また、28は上記凸条22に形成されたガイドロッド挿通溝である。
上記構成の表面材付き発泡樹脂ブロック10の組み付け方法としては、まず、位置決め板27を発泡樹脂ブロック11の位置決め用スリット25に嵌入させる。次いで表面材12の位置決め用スリット26を位置決め板27に嵌合させながら凸条22を発泡樹脂ブロック11のアリ溝20に挿入させる。そして、嵌合部材21を発泡樹脂ブロック11のアリ溝20と表面材12の凸条22との間に挿入しながら鉤部23を凸条22の鉤部挿入用スリット24に嵌入させることにより、表面材付き発泡樹脂ブロック10を形成することができる。
このようにして組み付けられた表面材付き発泡樹脂ブロック10は、図4に示すように、嵌合部材21の側面が発泡樹脂ブロック11のアリ溝20の側面によってアリ溝内に拘束され、その嵌合部材21の鉤部23が表面材12の凸条22の鉤部挿入スリット24に係合して表面材12が発泡樹脂ブロック11に組み付けられる。また、凸条22には上下の表面材付き発泡樹脂ブロックを連結するためのガイドロッドを挿通する溝28を上記したように設けてもよく、該溝28を設けた場合には、溝の開口が嵌合部材21の底壁によって覆われ、そこにガイドロッド挿通孔29を画成することができる。
上記表面材付き発泡樹脂ブロック10は、図1に示すように、地山2の平坦部に打設されたコンクリート床版6a上に表面材12を外方側に向けて敷設され、軽量盛土構造体1の側壁8が構築される。
表面材付き発泡樹脂ブロック10を用いた軽量盛土構造体1の側壁8を構築する方法としては、例えば、まず図5に示したように、コンクリート床版6aの打設とともに、鉄筋ガイドロッド30を植設する。ガイドロッド30の設置位置は、表面材付き発泡樹脂ブロック10の端部側のガイドロッド挿通孔29に対応する位置とする。次いで、それらのガイドロッド30に表面材付き発泡樹脂ブロック10のガイドロッド挿通孔29を嵌合させて表面材付き発泡樹脂ブロック10を設置する。そして、表面材付き発泡樹脂ブロック10をコンクリート床版6a上に敷設したならば、内部に表面材が付けられていない発泡樹脂ブロック9を敷設する。
次いで、敷設した表面材付き発泡樹脂ブロック10の中間に位置するガイドロッド挿通孔29にガイドロッド30を挿通させる。このようにして表面材付き発泡樹脂ブロック10のガイドロッド挿通孔29に挿通されたガイドロッド30は、上記した位置決め板27によって挿入深さが規制される。
次いで、図6に示すように、下段の表面材付き発泡樹脂ブロック10に挿着させたガイドロッド30に、その上段に敷設される表面材付き発泡樹脂ブロック10のガイドロッド挿通孔29を嵌合させて、上段の表面材付き発泡樹脂ブロック10をオフセットさせた状態で敷設する。そして、表面材付き発泡樹脂ブロック10を下段の表面材付き発泡樹脂ブロック10上に敷設したならば、内方の地山2との間の内部に表面材が付けられていない発泡樹脂ブロック9を敷設する。
そして、表面材付き発泡樹脂ブロック10及びその内部に表面材が付けられていない発泡樹脂ブロック9を敷設した複数段の発泡樹脂ブロック構造体5の上方に、次に詳述する方法で中間コンクリート床版6bを形成し、さらにその上に再度上記した手順で表面材付き発泡樹脂ブロック10及び表面材が付けられていない発泡樹脂ブロック9を複数段敷設し、その上に上部コンクリート床版6cを形成する。上記において、ガイドロッド挿通孔29、鉄筋ガイドロッド30等により上下段の表面材付き発泡樹脂ブロックを連結した施工方法を示しているが、ガイドロッド挿通孔29、鉄筋ガイドロッド30を設けず、単に下段の表面材付き発泡樹脂ブロック10に対して上段の表面材付き発泡樹脂ブロック10をオフセットさせた状態で敷設して複数段の発泡樹脂ブロック構造体5を施工しても良い。
上記中間コンクリート床版6b及び上部コンクリート床版6c(以下、単に「床版6」という)は、次のようにして形成される。
本発明に係る施工方法においては、この床版6を形成するために床版形成用型枠40を用いる。この床版形成用型枠40は、特定の構造から成る表面材付き発泡樹脂ブロックであって、表面材60、発泡樹脂ブロック41を備えている。さらに、図7に示すように、該床版形成用型枠40は、嵌合部材50、位置決め板70、背面板80を備えていることが好ましい。
発泡樹脂ブロック41は、上記発泡樹脂ブロック11と同様に、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル等を発泡させたものを用いることができる。中でも、安価であり、低密度でも強度が大きいという観点からポリスチレンが好ましく用いられる。発泡樹脂ブロック41は、0.01〜0.05g/cm3程度の密度を有するものが好ましく用いられる。また、発泡樹脂ブロック41の大きさとしては、上記発泡樹脂ブロック11の厚み(高さ)の1/2の厚み(高さ)であることが好ましく、例えば、長さ50〜200cm 、幅50〜150cm、高さ10〜50cm程度のものが施工性の観点等から好ましく、図示した実施形態に係るものにあっては、長さ200cm、幅100cm、高さ25cmに形成されている。更に、発泡樹脂ブロック41は、耐水性、強度等を考慮して、独立した気泡を有するものであることが好ましく、また、押出発泡してなる発泡樹脂ブロックであっても良く、発泡粒子成形体からなる発泡樹脂ブロックであっても良い。
発泡樹脂ブロック41への表面材60の取り付けは、接着剤を用いた接着、ボルト等の取付部材を用いた締着、アリ溝と該アリ溝に対応する凸条をそれぞれに形成することによる係合等の、公知の種々の方法を採用することができるが、アリ溝と該アリ溝に対応する凸条をそれぞれに形成することにより係合されていることが好ましい。
上記の通り、発泡樹脂ブロック41の外面側には、図7に示すようにアリ溝42が形成されていることが好ましい。このアリ溝42は、図示した実施形態においては発泡樹脂ブロック41を設置した状態において上下方向に形成されているが、左右方向に形成しても良い。但し、アリ溝42内に後述する鉄筋ガイドロッド30を植設する場合には、アリ溝42が上下方向に沿って形成されていることが好ましい。アリ溝42が上下方向に沿って形成されている場合には、上記アリ溝42を横切るように(発泡樹脂ブロック41の幅方向に)して位置決め用スリット43が形成されることが好ましく、該位置決め用スリット43は、発泡樹脂ブロック41の上下方向中間部に形成されることが特に好ましい。
アリ溝42は、1つの発泡樹脂ブロック41に対して2本以上形成されていることが好ましく、4本以上形成されていることがより好ましい。また、発泡樹脂ブロック41の幅方向中央Cを基準として左右対称な位置に形成されることが好ましく、例えば、アリ溝42を4本形成する場合には、2本が発泡樹脂ブロック41の両側面Eから距離L1の位置、他の2本が発泡樹脂ブロック41の幅方向中央Cから距離L1の位置にそれぞれ配置されていることが好ましい。
なお、アリ溝42とは、開口から発泡樹脂ブロック41の内方側に向かって幅が広く形成されているものであり、図示したような断面が台形のもののみならず、円形、或いはT字形のものであっても良い。そして、このようにアリ溝42の形状を変更した場合には、該アリ溝42に嵌合する後述する嵌合部材50の断面形状も、それに倣って変更する。
嵌合部材50は、発泡樹脂ブロック41の上記アリ溝42の形状に倣って形成されており、上記アリ溝42に嵌合されている。嵌合部材50としては、上記アリ溝42の形状に倣った形状であればその形成方法は特に限定されないが、板状部材、例えば板金を上記アリ溝42の形状に曲折させて形成したもの、上記アリ溝42の形状に倣った形状をしたダイから溶融樹脂或いは溶融金属を押出して形成したものを挙げることができる。
嵌合部材50は、金属、合成樹脂等によって形成され、特には、耐食性に優れ、加工性の良いガルバリウム鋼板(登録商標)、ステンレス板、溶融亜鉛メッキ板、溶融亜鉛-アルミニウム−マグネシウム合金メッキ鋼板等が好適に用いられる。嵌合部材50の厚みは、強度と軽量性の兼ね合いから0.2〜5mmであることが好ましく、0.3〜3mmであることがより好ましい。
嵌合部材50には、鉤部51が形成されており、該鉤部51と後述する表面材60の凸条61の鉤部に対応する位置に形成された鉤部挿入用スリット64とを係合させることによって、表面材60が発泡樹脂ブロック41に組み付けられることが好ましい。鉤部51の形状は、表面材60側に形成された上記鉤部挿入用スリット64と係合が可能であれば特に限定されないが、例えば直線形状、L字形状、及び釣針状に曲げた形状が挙げられる。また、鉤部51を嵌合部材50の両開口縁に形成した場合には、嵌合部材50の側面は、アリ溝42の側面よりも若干内方に傾斜した形状であることが好ましい。具体的には、アリ溝52の断面が台形であり、嵌合部材50の断面がそれに倣った台形のものである場合、アリ溝42の底面と側面からなる角度よりも嵌合部材50の底面と側面からなる角度の方が鋭角(概ね2〜20°程度内方に鋭角)であることが好ましい。また、嵌合部材50の下部底面には、下端が開口した切欠き52が形成されている。
表面材60は、上記発泡樹脂ブロック41の高さのほぼ2倍の高さ(上記表面材12と同様の大きさ)を有する板体であることが好ましく、硬質な板状部材であれば特に限定されず、上記表面材12と同様に、金属板、合成樹脂系板、セメント系板等の剛性に優れた材料を主成分として形成されている。また、表面材60には、本発明の目的効果を阻害しない範囲において、可塑剤、紫外線吸収剤、着色剤、帯電防止剤、抗菌剤、難燃剤、フィラーなどの助剤が配合されていても良い。また、表面材60の表面には、防水材、着色剤、親水材、撥水材、遮熱材等の塗装をしても良い。表面材60の厚さとしては、耐熱性、強度、軽量性等の観点から7〜40mmが好ましく、10〜25mmがより好ましい。
表面材60の背面には、図7に示すように、発泡樹脂ブロック41の上記アリ溝42に対応する位置に凸条61が形成されていることが好ましい。該凸条61の側面は、嵌合部材50と係合可能であれば特に限定されないが、先細り形状であることが好ましい。また、表面材60に形成されている凸条61の先端面の幅は、発泡樹脂ブロック41のアリ溝42の開口幅よりも小さいことが好ましい。また、凸条61は、上下方向に連続的に形成されていても良く、断続的に形成されていても良いが、発泡樹脂ブロック41と表面材60とを固定する強度の観点からは、上下方向に連続的に形成されていることが好ましい。凸条61には、該凸条61を横切るように位置決め用スリット62が形成されていることが好ましい。また、凸条61には、先端面にガイドロッド挿通溝63が縦方向に延設され、側壁に上記鉤部51と係合可能な鉤部挿入用スリット64が縦方向に形成されていることが好ましい。
位置決め板70は、上記嵌合部材50と同様に、剛性に富み、耐食性に優れたガルバリウム鋼板(登録商標)、ステンレス板、溶融亜鉛メッキ板、溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金メッキ鋼板等によって形成されている。この位置決め板70は、発泡樹脂ブロック41の位置決め用スリット43の厚み、奥行、幅に対応する寸法を有している。
床版形成用型枠40において、図9(b)に示すように、発泡樹脂ブロック41の上方であり、かつ突出した表面材60の内面側の位置に背面板80を備えていることが好ましい。背面板80は、上記発泡樹脂ブロック41と同様に、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル等を発泡させたもので形成され、発泡樹脂ブロック41と同じ材質であることが好ましい。上記背面板80の大きさは、上記発泡樹脂ブロック41に上記表面材60を添接した状態において、発泡樹脂ブロック41の上方に突出することとなる表面材60の内面側を覆うに十分な大きさ(表面材60の左右及び上方に5〜20mm程度飛び出す大きさ)に形成されていることが好ましく、厚さは20〜100mmが好ましく、30〜70mmがより好ましい。また、該背面板80を設ける場合には、図示したように上記発泡樹脂ブロック41とは別体のものとして形成されていても良いが、例えば、直方体形状の発泡樹脂ブロックを側面視L字形状に切断等の手段により加工し、背面板80と上記発泡樹脂ブロック41とが一体となっているものに形成されていても良い。
発泡樹脂ブロック41への背面材80の取り付けは、接着剤を用いた接着、ボルト等の取付部材を用いた締着、アリ溝と該アリ溝に対応する凸条をそれぞれに形成することによる係合等の、公知の種々の方法を採用することができるが、アリ溝と該アリ溝に対応する凸条をそれぞれに形成することにより係合されていることが好ましい。
上記の通り、背面板80には、図7に示すように外面側に高さ方向に延びるアリ溝81が形成されていることが好ましい。このアリ溝81が形成される場合には、それぞれ上記した発泡樹脂ブロック41のアリ溝42と合致する位置に形成されていることが好ましい。また、該アリ溝81の底壁には、貫通穴82を形成することができる。貫通穴82が形成されている場合には、L型ピン90の一端を貫通穴82から貫通させることにより、背面板80と表面材60とを接着することなく係合させることができる。背面板80と表面材60とをL型ピン90によって係合させた場合には、背面板80と表面材60とが接着することなく係合しているため、表面材付き発泡体ブロックに圧縮クリープ変形が生じた際に、背面板80と表面材60とが一緒に沈みこむことにより上下段の表面材付き発泡体ブロックの表面材同士が接触して割れ、欠けを生じることを効果的に抑制することができる。なお、該背面板80は、必ずしも必要ではないが、表面材60の内面側に添接することにより、ノロとよばれるセメントペーストの流出を効果的に防止することができる。
そして、床版形成用型枠40は、例えば、次のようにして組み付けられる。
先ず、図7において、位置決め板70を前面方向から発泡樹脂ブロック41の位置決め用スリット43に嵌入させる。次いで表面材60の位置決め用スリット62を前面方向から位置決め板70に嵌合させながら凸条61を発泡樹脂ブロック41のアリ溝42に挿入させる。そして、嵌合部材50を下方向から発泡樹脂ブロック41のアリ溝42と表面材60の凸条61との間に挿入しながら鉤部51を凸条61の鉤部挿入用スリット64に嵌入させる。これにより、表面材60の下部が下方の嵌合部材50を介して発泡樹脂ブロック41に保持された状態となる。
次に、背面板80の貫通穴82にL型ピン90の一端を挿通させ、その背面板80のアリ溝81に表面材60の凸条61に嵌合させ、次いで、嵌合部材50を上方から背面板80のアリ溝81に挿嵌させ、該嵌合部材50の鉤部51を凸条61の鉤部挿入用スリット64に嵌入させる。これにより、図8に示すように、発泡樹脂ブロック41、背面板80、表面材60が一体化される。次いで、パッキン91を背面板80のアリ溝81の上端部に嵌め込む。これにより、図9(a)に示すように、L型ピン90の上端はパッキン91によって位置決めされ、L型ピン90は表面材60の凸条61に形成されたガイドロッド挿通溝63内に嵌合部材50により遊嵌した状態で支持されることとなる。また、表面材60の凸条61のガイドロッド挿通溝63の開口が嵌合部材50の底壁によって覆われ、そこにガイドロッド挿通孔65が画成される(図4参照)。その他の部分においては、図9(b)に示すように、組み付けられた背面板80が発泡樹脂ブロック41の上面及び表面材60に当接している。
このようにして組み付けられた床版形成用型枠40は、図10に模式的に示したように、ガイドロッド30を使用し、前に積層した発泡樹脂ブロック構造体5の表面材付き発泡樹脂ブロック10と同様に、連続した状態でその上に載置される。この状態は、図11に示すように、床版形成用型枠40が前に積層した発泡樹脂ブロック構造体5の上方に横並びに配置される。
次いで、横並びに配置された床版形成用型枠40の境界、発泡樹脂ブロック41と背面板80との境界等に適宜テープ92を貼付して間隙を封じ、L型ピン90を利用する場合には、図12に示すように背面板80を貫通して内方に突出させた該L型ピン90の一端に鉄筋93を保持させることにより配設する。次に、図13に示したように、上方に突出した表面材60の上端と同じ位置又は表面材60の上端よりも低い位置(背面板80が表面材の内側に添接されている場合は、該背面板80の上端と同じ位置又は表面材60の上端より低い位置)までコンクリート94を打設し、コンクリート床版6を形成する。形成するコンクリート床版6の厚さは、50〜300mmが好ましく、80〜200mmがより好ましい。
次に、図14に示したように、形成されたコンクリート床版6の上方に嵩上げ材95を前記表面材60の上端よりも高い位置(表面材60の上方に5〜20mm程度飛び出す高さ、背面板80が表面材の内側に添接されている場合は、該背面板80と同一高さ)まで敷設する。嵩上げ材95としては、上記発泡樹脂ブロック11,41或いは背面板80と同様に、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル等を発泡させたもので形成することができ、背面板80と同じ材質であることが好ましい。なお、該嵩上げ材95は、必要に応じてコンクリート床版6上に敷設すれば良く、コンクリートを上方に突出した表面材60の上端(背面板80が表面材の内側に添接されている場合は、該背面板80の上端)まで打設してコンクリート床版6を形成した場合には不要となるが、表面材60の上端からコンクリートが漏れるおそれをより確実に防止する観点から、コンクリートを上方に突出した表面材60の上端(背面板80が表面材の内側に添接されている場合は、該背面板80の上端)よりも低い位置まで打設した後、表面材60の上端(背面板80が表面材の内側に添接されている場合は、該背面板80の上端)と同一高さとなるまで嵩上げ材95をコンクリート床版6上に敷設することが好ましい。
上記した方法により、前に積層した発泡樹脂ブロック構造体5の上方にコンクリート床版6を構築することができ、床版形成用型枠40として使用した上記特定の構造から成る表面材付き発泡樹脂ブロックは撤去することなくそのまま側壁8を構成する構築部材となる。構築されたコンクリート床版6の外面側は、そのまま残された床版形成用型枠40に添接された表面材60によって覆われることとなり、軽量盛土構造体1の側壁8からコンクリート床版が見えず、外観に優れる軽量盛土構造体1となる。この床版6の上方に更に発泡樹脂ブロック構造体5を構築する場合には、図14に示したように、床版形成用型枠40のガイドロッド挿通孔65にガイドロッド30を設置し、そのガイドロッド30を利用して形成したコンクリート床版6の上方に先に記載したのと同様の方法で表面材付き発泡樹脂ブロック10を積層するとともに、その内側に表面材が設けられていない発泡樹脂ブロック9を積層し、図1に示すような軽量盛土構造体1を構築する。
以上、本発明に係る軽量盛土構造体の施工方法及び床版形成用型枠を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明によれば、中間床版等のコンクリート層の施工作業を容易に行うことができるとともに、外観に優れる軽量盛土構造体を構築することができるので、軽量盛土構造体を構築する際に好適に利用することができるものである。
1 軽量盛土構造体
2 地山
3 排水層
4 間詰め材
5 発泡樹脂ブロック構造体
6,6a,6b,6c コンクリート床版
7 路盤
8 側壁
9 発泡樹脂ブロック(表面材が付けられていない発泡樹脂ブロック)
10 表面材付き発泡樹脂ブロック
11 発泡樹脂ブロック
12 表面材
13 隙間
20 アリ溝
21 嵌合部材
22 凸条
23 鉤部
24 鉤部挿入用スリット
25,26 位置決め用スリット
27 位置決め板
28 ガイドロッド挿通溝
29 ガイドロッド挿通孔
30 ガイドロッド
40 床版形成用型枠
41 発泡樹脂ブロック
42 アリ溝
43 位置決め用スリット
50 嵌合部材
51 鉤部
52 切り欠き
60 表面材
61 凸条
62 位置決め用スリット
63 ガイドロッド挿通溝
64 鉤部挿入用スリット
65 ガイドロッド挿通孔
70 位置決め板
80 背面板
81 アリ溝
82 貫通孔
90 L型ピン
91 パッキン
92 テープ
93 鉄筋
94 コンクリート
95 嵩上げ材

Claims (9)

  1. 発泡樹脂ブロックを積み上げて構造体を構築する際に、その構造体の外面側に、表面材を添接させた発泡樹脂ブロックを表面材が外表面となるように積み上げるとともに、その高さ方向途中及び/又は上部にコンクリート床版を形成して成る軽量盛土構造体の施工方法であって、
    上記コンクリート床版の下方に位置させる発泡樹脂ブロックの表面材を該発泡樹脂ブロックの上面よりも上方に突出したものとし、該突出した表面材の突出部と前記発泡樹脂ブロックで床版形成用型枠を形成し、該床版形成用型枠にコンクリートを打設することにより上記コンクリート床版を形成することを特徴とする、軽量盛土構造体の施工方法。
  2. 上記床版形成用型枠へのコンクリートの打設を上記突出した表面材の上端よりも低い位置までとしてコンクリート床版を形成し、該形成されたコンクリート床版の上方に嵩上げ材を前記表面材の上端よりも高い位置まで敷設することを特徴とする、請求項1に記載の軽量盛土構造体の施工方法。
  3. 上記床版形成用型枠を構成する表面材の突出部内面側に背面板を添接することを特徴とする、請求項1又は2に記載の軽量盛土構造体の施工方法。
  4. 上記背面板にアリ溝を形成し、上記表面材に凸条を形成し、前記アリ溝の形状に倣った形状を有し、当該アリ溝に嵌合される鉤部を有する嵌合部材を前記背面板のアリ溝に嵌挿させるとともに、前記表面材の凸条に前記鉤部を係合させることによって前記背面板と前記表面材を結合させるようにしたことを特徴とする、請求項3に記載の軽量盛土構造体の施工方法。
  5. 上記嵌合部材にL型ピンを収容し、該L型ピンの一端を上記背面板を貫通して内方に突出させ、その突出させたL型ピンの一端に形成されるコンクリート床版を補強する鉄筋を保持させるようにしたことを特徴とする、請求項4に記載の軽量盛土構造体の施工方法。
  6. 発泡樹脂ブロックを積み上げて構築される軽量盛土構造体の高さ方向途中及び/又は上部に形成するコンクリート床版を形成するための床版形成用型枠であって、
    該床版形成用型枠が、発泡樹脂ブロックと、該発泡樹脂ブロックに添接されており発泡樹脂ブロックの上面よりも上方に突出している表面材の突出部とから構成されていることを特徴とする、床版形成用型枠。
  7. 上記床版形成用型枠を構成する表面材の突出部内面側に背面板が添接されていることを特徴とする、請求項6に記載の床版形成用型枠。
  8. 上記背面板の外面にアリ溝が形成されており、上記表面材の内面側に凸条が形成されており、前記アリ溝の形状に倣った形状を有し、当該アリ溝に嵌合される鉤部を有する嵌合部材が前記背面板のアリ溝に嵌挿されているとともに、前記表面材の凸条に前記鉤部を係合させることによって前記背面板と前記表面材が結合されていることを特徴とする、請求項7に記載の床版形成用型枠。
  9. 上記嵌合部材にL型ピンが収容されており、該L型ピンの一端が上記背面板を貫通して内方に突出していることを特徴とする、請求項8に記載の床版形成用型枠。
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