JP4268503B2 - 擁壁付軽量盛土 - Google Patents

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本発明は、擁壁の内側に合成樹脂の発泡板を積み重ね、積み重ねた発泡板上にコンクリートを打設して上部コンクリート床版を形成した擁壁付軽量盛土に関する。
従来、擁壁付軽量盛土は、擁壁の内側に積み重ねられる発泡板を、その擁壁側端面を擁壁内面に突き当てて積み重ねたものとなっている(例えば、特許文献1、特許文献2などを参照)。
特開2000−192464 特開2000−273870
一般に、擁壁付軽量盛土の擁壁の内側に積み重ねられた発泡板は、経時的に圧縮され、これに伴って端面が膨出することになる。
従来の擁壁付軽量盛土の場合、上記のように、擁壁側端面が擁壁内面に突き当てられているため、上記膨出に伴って擁壁を内側から押圧してしまい、せっかく擁壁の内側に軽量な発泡板を積み重ねて擁壁に加わる土圧の軽減を図っても、その効果を十分に得にくい問題がある。このため、擁壁の強度を高くしておくことが必要となり、コストアップの原因となっている。
ところで、発泡板を擁壁との間に隙間をあけて積み重ねておけば、発泡板が圧縮変形してその端面が膨出しても、隙間がこれを吸収し、擁壁の内面が強く外方に押圧されることを防止することができる。
しかしながら、積み重ねた発泡板上に形成される上部コンクリート床版は、通常、発泡板上に配筋し、コンクリートを打設することで形成されるので、上記隙間をあけたままにしておくと、上部コンクリート床版形成用のコンクリートがこの隙間に流れ込んでしまい、コンクリートの消費量が増大してしまうだけでなく、隙間が埋まってしまうことになる。また、通常、擁壁としてはプレキャストコンクリート構造体が用いられ、発泡板の積み重ね高さが擁壁高さを超える場合、上部コンクリート床版の打設に先立って、現場で擁壁上部に嵩上げ部を打設して高さの調節が行われるが、上記隙間をあけたままにしておくと、この嵩上げ部形成用のコンクリートが上記隙間に流れ込んでしまうことにもなる。このようなことから、隙間を適当な目地材などで塞ぐ作業が必要となり、工程数が増大し、工期が長引く原因となる。
更に言及すると、設置場所などによっては、内面が垂直ではなく、外方に傾斜した断面形状の擁壁が使用される。このような擁壁について、内面に端面を突き当てて発泡板を積み重ねると、各段に敷き詰められる発泡板の敷設長さが擁壁の傾斜によって少しずつ異なるものとなり、現場での長さ調節による端切れ量が増大してしまう問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、擁壁との間に隙間をあけて発泡板を積み重ね、発泡板の圧縮変形に伴う擁壁への負荷の増大を防止できるようにすると共に、擁壁との間に隙間をあけて発泡板を積み重ねても、上部コンクリート床版や嵩上げ部を形成するためのコンクリートの打設作業が阻害されないようにすることを第1の目的とする。また、本発明は、内面が外方に傾斜した擁壁の内側に発泡板を積み重ねる際の端切れの増大を抑制することを第2の目的とする。
本発明は、前記第1の目的を達成するために、擁壁の内側に合成樹脂の発泡板が積み重ねられ、積み重ねられた発泡板上に上部コンクリート床版が打設された擁壁付軽量盛土において、発泡板が、擁壁の内面との間に隙間をあけて、擁壁より高く積み重ねられている一方、上部の発泡板の内、擁壁より低い位置の発泡板が擁壁側に突出して積み重ねられていて、前記隙間を塞ぐ上部ひさし部を構成しており、この上部ひさし部上の隙間を埋めて擁壁上に打設されたコンクリートで、擁壁高さを嵩上げする嵩上げ部が形成されていると共に、最上段の発泡板上に打設されたコンクリートで前記上部コンクリート床版が形成されていることを特徴とする擁壁付軽量盛土を提供するものである。
上記本発明は、上部コンクリート床版の面積を最大限に確保すると共に、発泡板の圧縮変形に伴う上部コンクリート床版の沈下を吸収できるよう、上部コンクリート床版が嵩上げ部上まで延在しており、しかも上部コンクリート床版と嵩上げ部間に、発泡板より圧縮変形しやすいスペーサが介在されていることを好ましい態様として含むものである。
また、上記本発明は、中間コンクリート床版を設ける場合にも、その打設を容易に行うことができるよう、中間部の発泡板が擁壁側に突出して積み重ねられていて、前記隙間を塞ぐ中間ひさし部を構成しており、この中間ひさし部上を含む当該中間部の発泡板上に打設されたコンクリートで中間コンクリート床版が形成されていることを好ましい態様として含むと共に、発泡板の圧縮変形に伴う中間ひさし部による擁壁の押圧力を抑制するために、中間ひさし部を構成する段の少なくとも擁壁側端部の発泡板が複数枚の発泡板の積層品で、この積層品を構成する発泡板の内の1枚で中間ひさし部が形成されていることを好ましい態様として含み、更には前記本発明の第2の目的を達成するために、擁壁の内面が外方に傾斜しており、発泡板が、擁壁側の端面を上下ほぼ垂直に揃えて積み重ねられていることを好ましい態様として含むものである。そして、特に擁壁の内面が外方に傾斜している場合、合成樹脂発泡板の積み重ね状態をより安定させるために、最下段の発泡板の擁壁側端面が擁壁の内面に当接されていることを好ましい態様として含むものである。
本発明によれば、発泡板を擁壁の内面との間に隙間をあけて積み重ねる一方、擁壁の頂部より低い位置にある発泡板を擁壁側に突出させて積み重ねて、上記隙間を塞ぐ上部ひさし部とするだけで、嵩上げ部を形成するためのコンクリートの上記隙間への流入を防止することができる。従って、上記隙間へのコンクリートの流入を防止するための特別な工程を設けることなく、嵩上げ部の施工を行うことができ、工期を長引かせることなく、経時的な発泡板の圧縮変形に伴って擁壁の負荷を増大させることのない軽量盛土を得ることができる。
以下、図面に基づいて本発明を更に説明する。
図1は、本発明に係る擁壁付軽量盛土の第1の参考例を示す断面図で、図中1は擁壁、2は発泡板である。
擁壁1は、鉄筋コンクリート構造物で、現場構築されたものでもよいが、一般的にはプレキャストコンクリート構造物が用いられる。本例の擁壁1は、立設された壁部3の下端一方向に基礎部4が延出した断面L字形をなしている。擁壁1は、基礎部4を発泡板2の積み重ね領域側に向けて設置されており、擁壁1の内面(壁部3の発泡板2側の面)は外方に傾斜している。
発泡板2は、合成樹脂発泡体で構成されたもので、擁壁1の内側に積み重ねられている。
発泡板2を構成する合成樹脂発泡体としては、強度及び耐水性に優れたものが好ましく、例えばポリスチレン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリウレタン発泡体などを用いることができるが、特にポリスチレン発泡体が好ましい。また、発泡板2は、押出成形によるものでもビーズ発泡成形によるものでもよいが、強度的には押出発泡成形したものが好ましい。
発泡板2は、最下段では端面が擁壁1の内面に当接されているが、擁壁1側の端面を上下ほぼ垂直に揃えて積み重ねられており、擁壁2の内面との間に、上方へ行くに従って徐々に間隔が広がる隙間5が形成されている。従って、発泡板2が経時的に圧縮変形し、その擁壁1側の端面が膨出しても、下端の一部を除き、隙間5が介在していることで擁壁1が外側に押圧されることを防止することができる。
発泡板2は、全高さに亘って擁壁1の内面から離しておくこともできるが、本例のように、擁壁1の内面が外方に傾斜している場合、最下段では擁壁1の内面に突き当てて配置し、擁壁1側の端面を上下ほぼ垂直に揃えて積み重ねることで、上方へ行くに従って徐々に間隔が広がる隙間5を形成することが好ましい。擁壁付軽量盛土は、図1に示されるように、通常、谷側に擁壁1を設け、山側の斜面と擁壁1間に発泡板2を積み重ねて構築されるが、上記のように最下段の発泡板2を擁壁1の内面に当接させておくと、山側の斜面に沿った発泡板2の滑りを抑制しやすく、発泡板2の積み重ね状態をより安定させることができる。また、発泡板2の擁壁1側の端面を上下ほぼ垂直に揃えて積み重ねることで、擁壁1の内面の傾斜を利用して隙間5を形成することができると同時に、各段の発泡板2の敷設長さを擁壁1の内面の傾斜に関わりなく定めることができるので、発泡板2の長さの割り振りが容易となり、現場での長さ調節によって生じる端切れの量を軽減することができる。
図1に示されるように、最上段の発泡板2は擁壁1側に突出して積み重ねられていて、前記隙間5を塞ぐ上部ひさし部6を構成している。また、最上段の発泡板2上には、上部コンクリート床版7が設けられている。この上部コンクリート床版7は、その上に形成される敷地や路面の下地をなし、上部から加わる加重や衝撃から発泡板2を保護すると共に、荷重を分散させる働きをなす。上部コンクリート床版7は、必要な高さに発泡板2を積み重ねた後、最上段の発泡板2上に配筋を施し、コンクリートを打設することで形成することができる。この上部コンクリート床版7の形成時に、上部ひさし部6で隙間5が塞がれているので、上部コンクリート床版7を形成するためのコンクリートを、ひさし部6上を含む最上段の発泡板2上に打設しても、コンクリートが隙間5に流入してしまうことがない。
また、上部コンクリート床版7は、図1に示されるように、最大限の面積を確保できるよう、擁壁1上にまで延在していることが好ましい。上部コンクリート床版7の形成に際しては、擁壁1の頂部に発泡板2より圧縮変形しやすいスペーサ8を設置してから上部コンクリート床版7形成用のコンクリートの打設を行い、擁壁1と上部コンクリート床版7の間に上記スペーサ8を介在させることが好ましい。このスペーサ8を介在させておくことにより、発泡板2が経時的に圧縮変形して上部コンクリート床版7が沈下しても、これをスペーサ8の圧縮変形で吸収することができ、上部コンクリート床版7の一側が擁壁1で支持された状態となって両者に不規則な負荷が加わるのを防止することができる。スペーサ8としては、軟質のゴムや合成樹脂発泡体などを用いることができる。
なお、図1において、9は上部コンクリート床版7と一体のガードレール基礎、10はガードレールである。
次に、本発明の第2の参考例を説明する。
図2は、本発明に係る擁壁付軽量盛土の第2の参考例を示す断面図で、図1と同じ符号は同様の部材又は部位を示す。
本例は、基本的には第1の参考例と同様であるが、上下方向中間部の発泡板2が擁壁1側に突出して積み重ねられていて、隙間5を塞ぐ中間ひさし部11を構成しており、この中間ひさし部11上を含む当該中間部の発泡板2上に打設されたコンクリートで中間コンクリート床版12が形成されている点が第1の参考例と相違している。この中間コンクリート床版12は、発泡板2の積み上げ状態の安定化及び荷重の分散による補強のために設けられるもので、所定の途中高さまで積み上げた発泡板2上に配筋を施してコンクリートを打設することで形成することができる。
本例においては、中間部の発泡板2が擁壁1側に突出して中間ひさし部11を形成しており、これによって隙間5が塞がれているので、上記中間コンクリート床版12を形成するためのコンクリートの打設時に、このコンクリートが隙間5に流れ出してしまうことを防止することができる。
なお、中間コンクリート床版12は、必要に応じて介在されるもので、発泡板2の積み上げ高さがさほど高くない場合には省略することができる。
図3は、本発明に係る擁壁付軽量盛土の第3の参考例を示す断面図で、図1と同じ符号は同様の部材又は部位を示す。
本例は、基本的には第2の参考例と同様であるが、上部ひさし部6を構成する段の発泡板2と、中間ひさし部11を構成する段の擁壁1側端部の発泡板2とが、それぞれ複数枚(図3では4枚)の薄い発泡板2’,2’,…の積層品で、上部ひさし部6と中間ひさし部11が、それぞれこの積層品を構成する薄い発泡板2’,2’,…のうちの1枚で構成されている点が第2の参考例とは相違している。
本例のような薄い発泡板2’,2’,…の積層品を用いると、効率よく発泡板2の積み重ね作業を行うことができるよう、各発泡板2の厚みを大きくしても、上部ひさし部6や中間ひさし部11を構成する発泡板2’の厚みを小さくすることができる。従って、発泡板2が経時的に圧縮変形し、それに伴って上部ひさし部6や中間ひさし部11を介して擁壁を外方に押圧する力が作用しても、これを小さく抑制することができる。また、積層品を構成する発泡板2’,2’,…の全体厚みをその他の発泡板2の厚みと揃えておくことにより、上部ひさし部6を構成する段の発泡板2のように1段全体を積層品とすることなく、中間ひさし部11を構成する段の発泡板2のように擁壁1側端部の発泡板2のみを積層品とすることもできる。
薄い発泡板2’,2’,…の積層品は、単に薄い発泡板2’,2’,…を積み重ねただけのものでもよいが、積み重ね安定性を高める上で、薄い発泡板2’,2’,…を接着して一体化したものや、バンドなどの締結具で縛って一体化したものが好ましい。
本例においては、上部ひさし部6と中間ひさし部11の両者を薄い発泡板2’で構成しているが、いずれか一方のみとすることもできる。また、積層品を構成する発泡板2’,2’,…としては、押出発泡成形品が好ましい。押出発泡成形品は、ビーズ発泡成形品のようなブロック状の厚肉板とはしにくい反面、圧縮強度の高いものが得やすい。このため、図示されるように、載荷面に近い最上段の発泡ブ板2としてこの押出発泡成形品の積層品を用いると、盛土表面の不規則な沈下を防止しやすくなる。
図4は、本発明に係る擁壁付軽量盛土の例を示す断面図で、図1と同じ符号は同様の部材又は部位を示す。
本例は、擁壁1の上部に嵩上げ部13を一体に設けて高さ調節した場合の例で、発泡板2が擁壁1より高く積み重ねられており、この発泡板2の積み上げ高さに応じて擁壁1の上部に嵩上げ部13が設けられている。
一方、上部の発泡板2の内、擁壁1の頂部より低い位置にある発泡板2(図面では上から3段目の発泡板2)が擁壁1側に突出して積み重ねられていて、隙間5を塞ぐ上部ひさし部6を構成しており、この上部ひさし部6上の隙間5を埋めて擁壁1上に打設されたコンクリートで、擁壁1の高さを嵩上げする嵩上げ部13が形成されている。
上記のようにして嵩上げ部13を形成すると、上部ひさし部6が突き出ているので、嵩上げ部13を形成するためのコンクリートが上部ひさし部6より下方の隙間5内に流入してしまうのを防止することができる。また、嵩上げ部13を、擁壁1の上部を内面側から包み込むような断面逆L字形に形成することができ、擁壁1との一体性を高めることができると共に、厚みのある強固な嵩上げ部13とすることができる。
本例における上部コンクリート床版7は、上記嵩上げ部13の形成後、最上段の発泡板2条に配筋を施し、コンクリートを打設することで形成することができる。この上部コンクリート床版7は、第1の参考例においても説明したように、最大限の面積を確保できるよう、嵩上げ部13上(擁壁1上)にまで延在していることが好ましい。また、やはり第1の参考例において説明したように、上部コンクリート床版7の一側が擁壁1で支持された状態となって両者に不規則な負荷が加わるのを防止するため、嵩上げ部13の頂部に発泡板2より圧縮変形しやすいスペーサ8を設置してから上部コンクリート床版7形成用のコンクリートの打設を行い、嵩上げ部13と上部コンクリート床版7の間に上記スペーサ8を介在させることが好ましい。
図4においては、第2及び第3の参考例で説明した中間コンクリート床版12や薄い発泡板2’,2’,…の積層品(図2及び図3参照)は用いられていないが、前述した第2及び第3の参考例と同様にして、中間コンクリート床版12を介在させたり、薄い発泡板2’,2’,…の積層品を用いて上部ひさし部6や中間ひさし部11を形成することもできる。
本発明に係る擁壁付軽量盛土の第1の参考例を示す断面図である。 本発明に係る擁壁付軽量盛土の第2の参考例を示す断面図である。 本発明に係る擁壁付軽量盛土の第3の参考例を示す断面図である。 本発明に係る擁壁付軽量盛土の例を示す断面図である。
符号の説明
1 擁壁
2 発泡板
2’ 薄い発泡板
3 壁部
4 基礎部
5 隙間
6 上部ひさし部
7 上部コンクリート床版
8 スペーサ
9 ガードレール基礎
10 ガードレール
11 中間ひさし部
12 中間コンクリート床版
13 嵩上げ部

Claims (7)

  1. 擁壁の内側に合成樹脂の発泡板が積み重ねられ、積み重ねられた発泡板上に上部コンクリート床版が打設された擁壁付軽量盛土において、
    発泡板が、擁壁の内面との間に隙間をあけて、擁壁より高く積み重ねられている一方、上部の発泡板の内、擁壁より低い位置の発泡板が擁壁側に突出して積み重ねられていて、前記隙間を塞ぐ上部ひさし部を構成しており、この上部ひさし部上の隙間を埋めて擁壁上に打設されたコンクリートで、擁壁高さを嵩上げする嵩上げ部が形成されていると共に、最上段の発泡板上に打設されたコンクリートで前記上部コンクリート床版が形成されていることを特徴とする擁壁付軽量盛土。
  2. 上部コンクリート床版が嵩上げ部上まで延在しており、しかも上部コンクリート床版と嵩上げ部間に、発泡板より圧縮変形しやすいスペーサが介在されていることを特徴とする請求項に記載の擁壁付軽量盛土。
  3. 上部ひさし部を構成する段の少なくとも擁壁側端部の発泡板が複数枚の発泡板の積層品で、この積層品を構成する発泡板の内の1枚で上部ひさし部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の擁壁付軽量盛土。
  4. 中間部の発泡板が擁壁側に突出して積み重ねられていて、前記隙間を塞ぐ中間ひさし部を構成しており、この中間ひさし部上を含む当該中間部の発泡板上に打設されたコンクリートで中間コンクリート床版が形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の擁壁付軽量盛土。
  5. 中間ひさし部を構成する段の少なくとも擁壁側端部の発泡板が複数枚の発泡板の積層品で、この積層品を構成する発泡板の内の1枚で中間ひさし部が形成されていることを特徴とする請求項に記載の擁壁付軽量盛土。
  6. 擁壁の内面が外方に傾斜しており、発泡板が、擁壁側の端面を上下ほぼ垂直に揃えて積み重ねられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の擁壁付軽量盛土。
  7. 最下段の発泡板の擁壁側端面が擁壁の内面に当接されていることを特徴とする請求項に記載の擁壁付軽量盛土。
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