JP3712878B2 - 擁壁構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、擁壁の背面に発泡プラスチックブロックが裏込めされた構造を有する擁壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自然状態の地盤を掘削したり、切取り・盛土を行うことなどによって生ずる垂直面や斜面は、その高さ・断面形状、土質の状態などによって差はあるが、滑りを生じて崩壊するおそれがある。この滑りや崩壊を防ぐために設ける構造の一つに擁壁構造がある。
【0003】
かかる擁壁構造においては、擁壁の自重(重力式もしくは半重力式擁壁等の場合)や基礎板の上にある土塊の重量(片持ちばり式擁壁等の場合)などを利用して土圧に抵抗し、安定を保つように計画され、主に以下の事項が検討される。
(1)壁全体の転倒に対する安全性
(2)擁壁全体の滑り(水平移動)に対する安全性
(3)基礎地盤の耐力(支持力と沈下)に関する安全性
【0004】
従来は擁壁の断面設計のみによって上記の安全性を確保するのが一般的であったが、近年、背面土圧自体を低減させた擁壁構造が採用されるようになってきた。かかる背面土圧を低減する方法としては、大別して、(A)擁壁背面の裏込め材として超軽量の発泡プラスチックブロックを用いる方法、(B)背面地盤内にジオテキスタイルを敷設する方法、がある。
【0005】
図2は、上記(A)の方法を片持ちばり式擁壁に採用した場合の従来例であり、縦壁102と基礎板103からなる片持ちばり式擁壁101の背面に、超軽量の発泡プラスチックブロック104が裏込めされている。
【0006】
片持ちばり式擁壁では、基礎板103上の土塊も転倒に対抗する抵抗モーメントに寄与するが、図2のように基礎板103上全体に超軽量の発泡プラスチックブロック104を裏込めした場合には、基礎地盤の耐力(支持力と沈下)に関する安全性に対しては有効であるものの、上記の抵抗モーメントが期待できないため、擁壁全体の転倒に対する安全性に対しては不利である。
【0007】
このため、図2のような従来の擁壁構造においては、擁壁全体の転倒に対する安全性を確保するために、土圧が想定される滑り面114の前方の殆ど全ての領域に超軽量の発泡プラスチックブロック104が裏込めされる。
【0008】
図3は、上記(B)の方法を重力式擁壁に採用した場合の従来例であり、重力式擁壁111の背面地盤内に、ジオテキスタイル112が水平層状に複層配設されている。ジオテキスタイル112は、主に土との摩擦特性によって、滑り土塊113の安定性を高め土圧低減効果を得るものであり、滑り面114よりも背面側まで十分な定着長Lを確保して敷設される。
【0009】
上記ジオテキスタイル112としては、不織布や織布のように透水性のある繊維を材料としたシート、ジオグリッドやジオネットのように縦糸と横糸を交点で結合または一体化した網状構造、格子状構造のシート類が知られている。また、擁壁背面の裏込め材としては、ジオテキスタイルとの摩擦抵抗を大きく期待できる材料、例えば粒度の良い礫質土や砂質土などが用いられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図2のような擁壁構造は、土圧を大幅に低減することができると共に、基礎板上の荷重を小さくできるため、特に基礎地盤の耐力が小さい軟弱地盤上への擁壁構造としては極めて優れた構造と言える。
【0011】
しかしながら、上記擁壁構造で裏込め材として用いられている発泡プラスチックブロックは非常に高価であり、特に土圧要因となる部分(すなわち滑り面114の前方部分)の全体にわたって発泡プラスチックブロックが多量に裏込めされるため、施工コストに占める発泡プラスチックブロックの割合が高く、施工コストの削減を図るのが難しい。
【0012】
一方、図3のような擁壁構造は、主に裏込め材とジオテキスタイルとの摩擦抵抗を利用するものであるため、このような摩擦抵抗を期待できない発泡プラスチックブロックのような超軽量の裏込め材と直接組み合わせることができない。また、ジオテキスタイルによる土圧低減は、設計上、ジオテキスタイルの無い場合の主働土圧合力の水平成分の1/3が限界とされており、背面地盤上に大きな積載荷重(建造物や車両等)がかかる場合に適用するには限界がある。
【0013】
本発明は、上記従来の擁壁構造における問題を解消し得る新規な擁壁構造を提供するものであり、特にトータルコストの削減を図ると共に、構造的により安定性の高い擁壁構造を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく成された本発明の構成は以下の通りである。
【0015】
すなわち、本発明は、縦壁と基礎板を有する擁壁の背面に、発泡プラスチックブロックが裏込めされた構造を有する擁壁構造であって、擁壁背面の基礎板上方に土塊が裏込めされ、基礎板上よりも背面側で且つ擁壁に対して土圧要因となる部分の一部に発泡プラスチックブロックが裏込めされ、擁壁に対して土圧要因となる土塊中に、ジオグリッドが水平層状に複層配設されていることを特徴とする擁壁構造にある。
【0016】
本発明の擁壁構造は、基礎地盤の耐力が比較的大きな場合に好適な構造であり、擁壁背面の基礎板上方に土塊を裏込めすることにより、転倒モーメントに対抗する荷重を確保すると共に、基礎板上よりも背面側には発泡プラスチックブロックを裏込めすることにより土圧を低減することで、転倒および滑りに対する安全性の確保が図られているものである。
【0017】
また、本発明の擁壁構造においては、基礎板上よりも背面側で且つ擁壁に対して土圧要因となる部分の一部に発泡プラスチックブロックが裏込めされ、擁壁に対して土圧要因となる土塊が残存する。このため、この土塊による土圧を低減するために、当該土塊中に、ジオグリッドを水平層状に複層配設する。
【0018】
また、上記本発明の擁壁構造は、擁壁の背面に高価な発泡プラスチックブロックが裏込めされた構造を有する擁壁構造における発泡プラスチックブロックの使用量を効果的に削減し、トータルコストの削減が図られているものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の擁壁構造は、擁壁の背面に発泡プラスチックブロックが裏込めされた構造を基本とするものであるが、基礎地盤の耐力および擁壁の型式に応じて、発泡プラスチックブロックを裏込めする領域を限定し、また、適宜にジオグリッドを併用することによって、トータルコストの削減及び構造的な安定化を図っている。以下、具体例を挙げて本発明を詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の擁壁構造の例を示す立断面図である。1は縦壁2と基礎板3からなる擁壁(いわゆる片持ちばり式擁壁)、4は発泡プラスチックブロック、5は基礎板3の上方に裏込めされた土塊、6は発泡プラスチックブロック4の背面の土塊、7はジオグリッド、8はコンクリート床版、14は滑り面である。
【0021】
図1に示すように、本発明の擁壁構造では、擁壁背面の基礎板3の上方に土塊5が裏込めされ、基礎板3上よりも背面側には発泡プラスチックブロック4が裏込めされる。
【0022】
基礎板3の上方に裏込めされた土塊5は、主に転倒モーメントに対抗する荷重として作用し、基礎板3上よりも背面側に裏込めされた超軽量の発泡プラスチックブロック4は、土圧の低減に寄与して更なる転倒防止が図られている。このように本発明の擁壁構造は、転倒防止に重点を置いた構造であり、基礎板上の荷重の低減は特に考慮していないため、特に、耐力が比較的大きな基礎地盤上への構築に適した構造と言える。
【0023】
発泡プラスチックブロック4としては、強度的に優れ、耐水性にも優れたものが好ましく、例えばポリスチレン発泡体,ポリエチレン発泡体,ポリウレタン発泡体等を用いることができ、特にポリスチレン発泡体(商品名「ライトフィルブロック」:ダウ化工(株)製)が好適である。
【0024】
また、発泡プラスチックブロック4としては、予備発泡させたビーズを金型内に入れ、加熱及び冷却することにより所定密度に成形する型内発泡法によるもの、高圧下で溶融プラスチックに発泡剤を注入混合して流動性のゲルを作り、これを大気中に押出して急速に膨張させる押出発泡法によるものとがあるが、これらは単独で若しくは組み合わせて盛土材料として用いることができる。
【0025】
また、本発明の擁壁構造においては、発泡プラスチックブロックの使用量の更なる削減を図るために、土圧要因となる部分(すなわち滑り面14の前方部分)の一部にのみ発泡プラスチックブロックを使用する。この場合には、擁壁に対して土圧要因となる土塊が残存するため、この土塊による土圧を低減するために、図1に示すように当該土塊6中に、ジオグリッド7を水平層状に複層配設する。なお、ジオグリッド7は、滑り面14よりも背面側まで十分な定着長Lを確保して敷設される。
【0026】
ジオグリッド7は樹脂の延伸成形品からなるもので、ポリエチレンまたはポリプロピレン等の厚手シートに孔をあけ、一軸または二軸方向に加熱延伸してシートの高分子を配向させたものであり、残留伸度が10〜15%程度と小さく、引張り強度は未延伸ネットの数倍以上の大きさを持ち、同一ストランドでは軟鋼に近い強度を持たせることができる。かかるジオグリッドによる土圧低減効果は、ジオグリッドの目合に詰まって拘束された土がグリッドと一体化して発揮する剪断抵抗力(インターロッキング効果)によってもたらされるものである。
【0027】
以上例示した本発明の擁壁構造においてはL形の擁壁を用いているが、縦壁と基礎板を有する擁壁であれば特に限定されず、例えば反T形や、縦壁と基礎板とを結ぶ壁または斜材を、縦壁の背面に適当な間隔で配置した控壁式の擁壁等も用いることができる。
【0028】
以上説明した本発明の擁壁構造においては、図1に示したように発泡プラスチック4の上にコンクリート床版8を敷設するのが好ましい。かかるコンクリート床版8は、発泡プラスチック層の不陸整正、発泡プラスチックブロックの固定、荷重分散さらには浮力対策等を目的として設けられるものであり、場所打ちコンクリートに限らずプレキャストコンクリートを用いて形成することもできる。また、油等から発泡プラスチックブロックを保護するため、必要に応じてコンクリート床版8の下面に予め遮水シート等を敷設することができる。
【0029】
また、本発明の擁壁構造を例えば道路とする場合には、コンクリート床版8の上に路床材を敷き、アスファルト舗装等が行われる。
【0030】
【発明の効果】
本発明の擁壁構造によれば、高価な発泡プラスチックブロックの使用量を効果的に削減しつつ、擁壁背面の基礎板上方の土塊によって転倒モーメントに対抗する荷重を確保できる共に、基礎板上よりも背面側の発泡プラスチックブロックによって土圧を低減できる。このため、特に、耐力が比較的大きな基礎地盤上に、転倒および滑りに対する安全性の高い擁壁構造がより低コストで実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の擁壁構造の一例を示す立断面図である。
【図2】 発泡プラスチックブロックを裏込め材に用いた従来の擁壁構造を示す立断面図である。
【図3】 ジオテキスタイルによる擁壁土圧低減工法を説明するための図である。
【符号の説明】
1,101 片持ちばり式擁壁
2,102 縦壁
3,103 基礎板
4,104 発泡プラスチック
5 基礎板上の土塊
6 発泡プラスチック背面の土塊
7 ジオグリッド
8 コンクリート床版
111 重力式擁壁
14,114 滑り面
112 ジオテキスタイル
113 滑り土塊
Claims (1)
- 縦壁と基礎板を有する擁壁の背面に、発泡プラスチックブロックが裏込めされた構造を有する擁壁構造であって、
擁壁背面の基礎板上方に土塊が裏込めされ、基礎板上よりも背面側で且つ擁壁に対して土圧要因となる部分の一部に発泡プラスチックブロックが裏込めされ、擁壁に対して土圧要因となる土塊中に、ジオグリッドが水平層状に複層配設されていることを特徴とする擁壁構造。
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JP36836898A JP3712878B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 擁壁構造 |
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JP36836898A Expired - Lifetime JP3712878B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 擁壁構造 |
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