JP6956699B2 - 工作機械の扉機構 - Google Patents

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Description

本開示は、工作機械の扉機構に関する。
工作機械の扉機構の多くは、扉が水平横方向にスライドする。これに対し、水平な折り曲げ軸を有する折畳扉の上端部が回動可能に支持される一方、下端部が上下方向にスライド可能に支持されて、折畳扉の下部に対する上げ操作により折畳扉が開くものが開発されている(例えば、特許文献1参照)
特開2018−8354号公報(図1、図2)
ところで、上述した折畳扉が上側に折り畳まれる扉機構は、扉が横にスライドするものより開いたときの作業スペースが広くなるという利点がある。その一方、この扉機構が普及するためには、安全性の向上が必要になる。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明は、水平な折り曲げ軸を有する折畳扉の上端部が回動可能に支持される一方、下端部が上下方向又は斜め上下方向にスライド可能に支持されて工作機械本体の前面を覆い、前記折畳扉の下部に対する上げ操作により、前記折畳扉が2つ折りにされて開く工作機械の扉機構において、前記上げ操作の過程で前記折畳扉を下方に移動しないようにラッチするラッチ機構と、前記ラッチを解除操作するために設けられ、前記折畳扉の外面下部に少なくとも一部が露出したラッチ解除操作部と、を備え、前記ラッチ機構には、前記工作機械本体に固定された1つ又は複数の固定側ラッチ部と、前記折畳扉に取り付けられて、前記固定側ラッチ部に対するラッチ位置とアンラッチ位置との間を移動すると共に前記ラッチ位置に付勢されている可動側ラッチ部と、前記固定側ラッチ部と前記可動側ラッチ部とに設けられ、前記可動側ラッチ部が上昇して前記固定側ラッチ部を通過する際に互いに摺接し、前記ラッチ位置の前記可動側ラッチ部を前記アンラッチ位置へと移動する摺接部と、が備えられ、前記ラッチ解除操作部と前記可動側ラッチ部との間には、前記可動側ラッチ部を前記ラッチ解除操作部に従動させかつ前記ラッチ解除操作部を前記可動側ラッチ部に従動させないように連結する、紐状、ワイヤー状又は鎖状の中間連結部材が備えられ、前記中間連結部材の両端部は、前記折畳扉の開閉に伴って互いの距離が変化する2位置に固定され、前記中間連結部材には、前記距離の変化を吸収する弛みが設けられている工作機械の扉機構である。
請求項2の発明は、前記ラッチ解除操作部は、前記ラッチを解除するラッチ解除位置と、前記ラッチを許容する原点位置との間を移動すると共に前記原点位置に付勢され、
前記折畳扉に取り付けられて、前記ラッチ解除操作部の前記ラッチ解除位置への移動を規制するロック位置と、それを許容するアンロック位置との間を移動すると共に前記ロック位置に付勢されかつ、少なくとも一部が前記折畳扉の外面下部に露出しているロック解除操作部を備える請求項1に記載の工作機械の扉機構である。
請求項3の発明は、水平な折り曲げ軸を有する折畳扉の上端部が回動可能に支持される一方、下端部が上下方向又は斜め上下方向にスライド可能に支持されて工作機械本体の前面を覆い、前記折畳扉の下部に対する上げ操作により、前記折畳扉が2つ折りにされて開く工作機械の扉機構において、前記上げ操作の過程で前記折畳扉を下方に移動しないようにラッチするラッチ機構と、前記ラッチを解除操作するために設けられ、前記折畳扉の外面下部に少なくとも一部が露出したラッチ解除操作部と、を備え、前記ラッチ解除操作部は、前記ラッチを解除するラッチ解除位置と、前記ラッチを許容する原点位置との間を移動すると共に前記原点位置に付勢され、前記折畳扉に取り付けられて、前記ラッチ解除操作部の前記ラッチ解除位置への移動を規制するロック位置と、それを許容するアンロック位置との間を移動すると共に前記ロック位置に付勢されかつ、少なくとも一部が前記折畳扉の外面下部に露出しているロック解除操作部を備える工作機械の扉機構である。
請求項4の発明は、前記折畳扉を開方向に付勢するバランサを有し、前記バランサの付勢力と前記折畳扉の可動部分の摩擦抵抗とにより、前記折畳扉が任意の開位置に保持される請求項1に記載の工作機械の扉機構である。
請求項の発明は、前記ラッチ機構は、前記折畳扉を複数の開位置でラッチする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の工作機械の扉機構である。
請求項の発明は、前記ラッチ機構及び前記ラッチ解除操作部が、それぞれ対をなして設けられている請求項1乃至の何れか1の請求項に記載の工作機械の扉機構である。
請求項1の工作機械の扉機構では、折畳扉の開操作の過程で折畳扉が下方に移動しないようにラッチされる。そして、ラッチ解除操作部によるラッチ解除操作を行わない限り、折畳扉がラッチされた開位置から落下しないので安全性が向上する。また、可動側ラッチ部はラッチ解除操作部に従動し、ラッチ解除操作部は可動側ラッチ部に従動しないので、折畳扉の開操作の過程で可動側ラッチ部が固定側ラッチ部を乗り越える動作の間に、ラッチ解除操作部は停止状態に維持される。これにより、手をラッチ解除操作部又はその近傍に添えた状態で、スムーズに折畳扉の開操作を行うことができる。さらに、中間連結部材に弛みを設けることで、ラッチ解除操作部及び可動側ラッチ部における中間連結部材との連結部分を、互いの間の距離が折畳扉の開閉に伴って変化する位置に配置することができ、配置の自由度が高くなる。
請求項2及び3の工作機械の扉機構では、ラッチを解除するには両手によるロック解除操作部とラッチ解除操作部の操作が必要となり、両手の安全性が確保される。
請求項4の工作機械の扉機構では、折畳扉を開方向に付勢するバランサにより、折畳扉の開操作が容易になると共に、折畳扉の下部の急降下が防がれる。
請求項の工作機械の扉機構では、折畳扉が複数の開位置でラッチされるので、折畳扉の開き度合の自由度が高くなる。
請求項の工作機械の扉機構では、ラッチを解除するには両手による1対のラッチ解除操作部の操作が必要となり、両手の安全が確保される。
第1実施形態に係るフォーミングマシンの折畳扉を閉じた状態の斜視図 フォーミングマシンの折畳扉を開いた状態の斜視図 扉装置の斜視図 折畳扉が閉じた状態の扉装置の側面図 折畳扉が開いた状態の扉装置の側面図 扉装置の後面図 扉装置の平断面図 扉装置の一部を拡大した後面図 扉装置の一部を拡大した後面図 扉装置に備えたラッチ機構の一部を拡大した斜視図 第2実施形態の扉装置の斜視図 第3実施形態の折畳扉の下部の一部を拡大した後面図 第4実施形態の折畳扉の下部の一部を拡大した後面図 第5実施形態の扉装置の後面図 第6実施形態の折畳扉の下部を拡大した後面図 その折畳扉の下部の一部を拡大した後面図 その折畳扉の下部の一部を拡大した後面図
[第1実施形態]
以下、図1〜図10に示された工作機械の扉機構の一実施形態について説明する。図1及び図2には、工作機械の一例としてのフォーミングマシン10の全体が示されている。このフォーミングマシン10は、直方体状の台座部11を有し、その上面後部から起立する支持壁12の前面に、複数の直線駆動部13を放射状に配置して備える。以下の説明で左右を区別して説明する場合には、支持壁12の前面に向かって右を単に「右」、その反対を単に「左」ということとする。
図2に示すように、複数の直線駆動部13の中心部は加工ステージ14をなし、加工ステージ14から右側方に供給路15が延びると共に、左斜め下方に排出路16が延びている。また、各直線駆動部13の加工ステージ14側の端部には、ツール13Tが固定されている。そして、供給路15を通して加工ステージ14に送給されてブランク材が複数のツール13Tにより所定形状のワークに成形されて排出路16に排出される。
支持壁12の前方でかつ台座部11の上方には、特許請求の範囲の「工作機械の扉機構」を有する扉装置20が取り付けられている。図3に示すように、扉装置20は、支持フレーム21と1対のサイド固定カバー26と折畳扉30とを有する。なお、支持フレーム21は、台座部11と支持壁12とに固定されてフォーミングマシン10の本体部10H(特許請求の範囲の「工作機械本体」に相当する)の一部になっている。
支持フレーム21は、支持壁12の前面上縁部に沿わせた状態(図1参照)に固定される第1横バー22と、第1横バー22を前方に平行移動して僅かに下げた位置に配置される第2横バー23と、第1と第2の横バー22,23の間を連絡する複数の連絡梁24と、台座部11の上面前側の両コーナー部から起立して第2横バー23の両端部を支持する1対の支柱25とを有する。また、第1と第2の横バー22,23及び1対の支柱25は、断面四角形をなし、第1と第2の横バー22,23の互いの一側面が平行になって前後方向で対向すると共に、1対の支柱25の互いの一側面が平行になって横方向で対向している。
1対のサイド固定カバー26は、上下方向の長い長方形の平板の上部を斜めにカットした形状をなし、支持フレーム21を間に横方向で挟んで対向している。そして、サイド固定カバー26の後縁部と下縁部とから内側に直角曲げされた固定片26Lが支持壁12の前面と台座部11の上面に重ねて固定されると共に、サイド固定カバー26の内面の上下方向の複数位置から張り出す複数の固定片26K(図6参照)が、1対の支柱25の前面又は後面に重ねて固定されている。
図4に示すように、サイド固定カバー26の上辺部は、後端部から前端寄り位置に亘って前下がりに傾斜する傾斜部27Aと、前端寄り位置から前端まで水平に延びる水平部27Bとからなる。なお、左側のサイド固定カバー26には、前述の排出路16が貫通する開口部26Bが形成され、図3に示すように、右側のサイド固定カバー26には、前述の供給路15が貫通する開口部26Aが形成されている。
図3に示すように、折畳扉30は、上扉部31と下扉部40とをヒンジ連結して備える。以下、特記しない限り、折畳扉30が、同図に示された閉塞位置に配置されているものとして、上扉部31及び下扉部40の構造を説明する。
折畳扉30は、後面と下面とが開放した筐体構造をなしている。上扉部31の天板部32は、水平な平板状をなし、その平面形状は、横長の長方形になっている。また、上扉部31の前板部35は、前方から見ると横長の長方形をなし、その上縁部全体と左側縁部全体と沿って面一に連続するL形平坦部36を有し、L形平坦部36より内側部分が後方に僅かに陥没している。その陥没部分は、L形平坦部36の両辺から後方に傾斜する傾斜部37Dと、その内側でL形平坦部36と平行になった矩形平坦部37とを備える。また、矩形平坦部37のうち上縁部と両側縁部の除いた部分は、透光部材で形成された窓部37Wになっている。
上扉部31の1対の側板部33は、1対のサイド固定カバー26の真上に配置されると共に、前板部35の形状に対応して左右の側板部33の形状が僅かに異なる。具体的には、図4に示すように、左側の側板部33は、天板部32と同一の均一幅で上下方向に延びた長方形の下部をサイド固定カバー26の上辺部に対応した形状にカットした構造をなしている。一方、右側の側板部33は、図3に示すように前縁部分が前板部35の形状に対応して段付き状にカットされかつ、下辺部がサイド固定カバー26の上辺部に対応した形状にカットされている。
そして、1対の側板部33の傾斜部34Aの全体が、1対のサイド固定カバー26の傾斜部27Aの全体に重なる。また、右側の側板部33の水平部34Bは、その全体がサイド固定カバー26の水平部27Bの全体に重なり、図4に示すように、左側の側板部33の水平部34Bは、その後部が左側のサイド固定カバー26の上辺部の水平部27Bの全体に重なる。そして、左側の側板部33の前縁部分は、サイド固定カバー26より前方に突出している。
上扉部31は、天板部32の後縁部を前述の第1横バー22にヒンジ連結されている。具体的には、図3に示すように、複数の蝶番90が、それらの回動中心軸J1を、第1横バー22の前面と上面とが交差する角部の稜線に沿わせた状態に配置されている。そして、それら蝶番90の一方の回動板が第1横バー22の前面に重ねて固定される一方、他方の回動板が天板部32の下面後縁部に重ねて固定されている。これにより、上扉部31が、前記回動中心軸J1を中心に回動するように第1横バー22に支持されている。
下扉部40は、上扉部31の前板部35と同様に、前方から見ると横長の長方形をなし、その下縁部全体と左側縁部全体と沿って連続するL形平坦部41を有し、その内側に傾斜部42Dと矩形平坦部42と窓部42Wとを備える。また、下扉部40は、上扉部31の回動中心軸J1と平行な折り曲げ軸J2を中心にして回動するように上扉部31の下端部にヒンジ連結されている。その折り曲げ軸J2は、左右の側板部33の下辺部における傾斜部34Aと水平部34Bとの各交点を共通して通過するように延びている。そして、折畳扉30が閉塞位置に配置されると、下扉部40の上辺部と前板部35の下辺部とが突き合わされ、上扉部31の前面と下扉部40の前面とが面一に配置される。
また、折畳扉30が閉塞位置に配置されると、下扉部40の矩形平坦部42の左側部がサイド固定カバー26の前縁部と重なり、下扉部40のL形平坦部41の両側部が両サイド固定カバー26から前方に隙間を空けて離間した状態になる。それら隙間を塞ぐようにL形平坦部41の両側部が後方に直角曲げされて後方突壁43が形成されている。なお、後方突壁43の下部は、折畳扉30を開いたときのサイド固定カバー26との干渉を回避するために上下方向に対して傾斜している。
下扉部40のL形平坦部41の前面には、持ち手部44が取り付けられている。持ち手部44は、例えば角形パイプをL形平坦部41に沿ったL形に接続してなり、後面に複数の支持突部44Aを有する。そして、持ち手部44の各辺がL形平坦部41の各辺の幅方向の中央に配置された状態で複数の支持突部44AがL形平坦部41の前面に突き合わされて固定されている。
図6に示すように、下扉部40の下端部は、1対の支柱25に直動可能に支持されている。そのために、1対の支柱25の対向面には、上下方向の延びるスライドレール50が固定され、それらにスライダ51がスライド可能に係合している。また、図7に示すように、各スライドレール50は、1対の支柱25の対向面のうち後寄り位置に配置され、各スライダ51には、1対の平板を直交させてなる平面形状L形の第1ブラケット52が固定されている。さらに、下扉部40の下部後面における横方向の両端寄り位置には、第2ブラケット53が固定されて後方に突出している。そして、左右の各第1ブラケット52のうち1対の支柱25の間に位置する第1板部52Aに第2ブラケット53がそれぞれ重ねられて回動可能に連結されている。これにより、下扉部40の下端部が上下方向に直線移動可能に支持され、下扉部40の下部を上げ操作すると、図5に示すように、折畳扉30が2つ折りにされて開く。なお、折畳扉30が図2に示した全開位置まで開かれると、上扉部31の側板部33の傾斜部34Aが下扉部40の後面に重なる。
図6に示すように、1対の支柱25の後側上部には、バランサ54が取り付けられている。図8に示すように、バランサ54は、ボビン55に金属ベルト56を巻き付けて備え、その金属ベルト56の先端部が第1ブラケット52のうち支柱25の後方に位置する第2板部52Bに重ねて固定されている。また、ボビン55は、その内部に備えた図示しない弾性部材によって金属ベルト56を巻き取る方向に付勢されている。即ち、1対のバランサ54によって下扉部40の下端部が上方に付勢されている。そして、バランサ54の付勢力と折畳扉30の可動部分の摩擦抵抗とにより、折畳扉30が任意の開位置に保持されるようになっている。
図6に示すように、右側の支柱25とスライダ51との間には、ラッチ機構60が設けられている。そのラッチ機構60は、支柱25に固定されて上下方向の延びる係合部材57と、スライダ51に固定されて上下方向に移動するロッドユニット61とを有する。具体的には、図10に示すように、係合部材57は、支柱25のうちスライドレール50が固定された面におけるスライドレール50の前隣に固定されて、図6に示すように、支柱25の下端寄り位置から上端部に亘って延びている。また、図9に示すように、係合部材57のうち支柱25への固定面と反対側の面には、複数の固定側ラッチ部58が上下に等間隔に並べて設けられている。各固定側ラッチ部58は、前後方向から見ると三角形の突部構造をなし、上向きで水平な係止面58Aと斜め下方を向いた摺接面58Bとを有する。
一方、ロッドユニット61は、図10に示すように、スライダ51に固定された第1ブラケット52のうち前述の第2ブラケット53との連結部分より上方に配置されて水平方向の延びるシリンダ部63を有する。シリンダ部63は、断面が縦長の長方形をなし、スライダ51が上昇したときにシリンダ部63の一方の端面63Bが係合部材57と対向する。
図9に示すように、シリンダ部63の内側には、断面非円形の直動ロッド64が直動可能かつ回転不能に支持されている。また、直動ロッド64のうちシリンダ部63内に嵌合されている部分には、フランジ64Fが備えられている。さらに、フランジ64Fとシリンダ部63における係合部材57から離れた側の内側端面との間には圧縮コイルばね65が収容されている。そして、フランジ64Fがシリンダ部63における係合部材57に近い側の内側端面に当接するラッチ位置へと直動ロッド64が付勢されている。
ラッチ位置に配置された直動ロッド64の一方の端部は、シリンダ部63の一方の端面63Bから突出し、その突出部分が可動側ラッチ部66になっている。また、直動ロッド64の他方の端部は、シリンダ部63の他方の端面63Aから常に突出し、その突出部分の先端部は後述するワイヤー74を固定するためのワイヤー固定部64Gになっている。
可動側ラッチ部66は、前後方向から見た形状が台形状をなし、下向きで水平な係止面66Bと斜め上方を向いた摺接面66Aとを有する。また、可動側ラッチ部66の摺接面66Aと、前述の固定側ラッチ部58の摺接面58Bとは平行になっている。そして、下扉部40の下部と共にロッドユニット61が上方に移動すると、摺接面58B,66A同士の摺接によって、可動側ラッチ部66がアンラッチ位置に移動して固定側ラッチ部58を順次乗り越えていく。また、可動側ラッチ部66は、固定側ラッチ部58を乗り越えるたびにラッチ位置に復帰し、下扉部40を下方に移動させないようにラッチする。このようにして折畳扉30がラッチ機構60によって複数の開位置にラッチされる。
ラッチ機構60によるラッチの解除は、下扉部40の下部に取り付けられたラッチ解除操作部70の操作によって行われる。図9に示すように、ラッチ解除操作部70は、横方向に延びるレール部71を有する。そのレール部71は、下扉部40の後面下部に横並びに配置されて固定された1対のスライド支持部72にスライド可能に支持されている。また、下扉部40のうち1対のスライド支持部72に挟まれた部分には、横長の長孔75が形成されている。その長孔75は、持ち手部44の横長部分の真後ろに配置されている。そして、レール部71から前方の突出するラッチ解除操作部70の操作突部76が長孔75を通して下扉部40の前方に突出し、持ち手部44の後面に突き合わされている(図7参照)。
ラッチ解除操作部70の可動範囲は、次述するワイヤー取付部材73と一方のスライド支持部72との当接、及び、そのスライド支持部72と図示しないストッパとの当接によって規制されている。また、図9に示すように、ラッチ解除操作部70は、弾性部材78によって係合部材57に接近する側に付勢され、通常は、可動範囲の一端側である原点位置に配置されている。そして、持ち手部44に添えた手で操作突部76を係合部材57から離す側(即ち、下扉部40の中央側)に押すことで、ラッチ解除操作部70が可動範囲の他端側であるラッチ解除位置へと移動する。
レール部71の一端部は、直動ロッド64のワイヤー固定部64Gより下扉部40の横方向の中央側に離して配置されている。そのレール部71の一端部には、ワイヤー取付部材73が固定されている。図10に示すように、ワイヤー取付部材73は、レール部71から上方に延び、その上端部がワイヤー固定部73Gになっている。そのワイヤー取付部材73のワイヤー固定部73Gは、直動ロッド64の延長線の僅か下方に位置している。そして、ワイヤー取付部材73のワイヤー固定部73Gと直動ロッド64のワイヤー固定部64Gとがワイヤー74で連絡されている。
なお、直動ロッド64の一部が可動側ラッチ部66になっているので、ラッチ解除操作部70は、可動側ラッチ部66以外の部材を介してワイヤー74で可動側ラッチ部66に連結されていると捉えることができ、このワイヤー74が特許請求の範囲の「中間連結部材」に相当する。また、可動側ラッチ部66とラッチ解除操作部70とは、それらの一方又は各々に連動する1つ又は複数の別部品とワイヤー74とを介して連結されていてもよい。
直動ロッド64及びワイヤー取付部材73のワイヤー固定部64G,73Gは、下扉部40の下端部の回動中心軸J3から上方に離れている。このため、図5に示すように、折畳扉30が開かれて下扉部40が前方に傾動すると、ワイヤー取付部材73のワイヤー固定部73Gと直動ロッド64のワイヤー固定部64Gとが互いに離間する。そこで、折畳扉30の閉鎖位置では、ワイヤー74が両ワイヤー固定部64G,73Gの間で弛むように取り付けられている。また、そのワイヤー74の弛みは、折畳扉30の全開位置で丁度解消されるようになっている。これにより、折畳扉30の開閉によって直動ロッド64がラッチ解除位置側へと引っ張られないようになっている。さらに、折畳扉30の任意の開位置でも、ラッチ解除操作部70を原点位置とラッチ解除位置との間の途中位置まで移動することでワイヤー74の弛みが解消されるようになっている。そして、全開位置を含む任意の開位置でラッチ解除操作部70をラッチ解除位置まで移動すると、ワイヤー74を介して直動ロッド64がアンラッチ位置へと移動し、ラッチ機構60によるラッチが解除される。また、ラッチ解除操作部70が原点位置に配置された状態で直動ロッド64が固定側ラッチ部58を乗り越えてアンラッチ位置へと移動しても、ワイヤー74が撓むことで、ラッチ解除操作部70が原点位置に保持される。即ち、本実施形態の扉機構では、直動ロッド64をラッチ解除操作部70に従動させかつラッチ解除操作部70を直動ロッド64に従動させないようになっている。
本実施形態の扉機構の構成に関する説明は以上である。次ぎに、この扉機構の作用効果について説明する。図1に示した閉塞位置の折畳扉30を開くには、例えば持ち手部44に下方から手を宛がって持ち上げればよい。すると、その上げ操作の過程で可動側ラッチ部66が複数の固定側ラッチ部58を順次乗り越え、その上げ操作を止めた任意の開位置で折畳扉30がラッチされる。ここで、可動側ラッチ部66とラッチ解除操作部70とはワイヤー74で連結されているので、可動側ラッチ部66の乗り越える動作がワイヤー74の弛みで吸収され、ラッチ解除操作部70は停止状態に維持される。これにより、手をラッチ解除操作部70又はその近傍に添えた状態で、スムーズに折畳扉30の開操作を行うことができる。また、折畳扉30はバランサ54により開方向に付勢されているので、折畳扉30の開操作を容易に行うことができる。
さらには、折畳扉30の閉塞位置でワイヤー74は弛ませてあるので、折畳扉30の開操作に伴って可動側ラッチ部66とラッチ解除操作部70との間の距離が変化しても、その変化もワイヤー74の弛みで吸収することがでる。換言すれば、折畳扉30の開閉で相互間の距離が変化する位置に可動側ラッチ部66とラッチ解除操作部70とを配置することができ、それらの配置や形状の自由度が高くなり、製造コストを抑えることが可能になる。
折畳扉30は、所望の開位置まで開かれると、前述の如くラッチ機構60によってラッチされ、ラッチ解除操作部70によるラッチ解除操作を行わない限り、その開位置から落下しないので、安全性が確保される。そのラッチ解除操作は、例えば、持ち手部44に上方から手を宛がい、その手でラッチ解除操作部70の操作突部76を押してラッチ解除位置に移動すればよい。すると、ラッチ機構60によるラッチが解除されて、折畳扉30の下部が降下して折畳扉30が閉じられる。このとき、バランサ54の付勢力により折畳扉30の下部の急降下が防がれる。しかも、バランサ54の付勢力は、折畳扉30の可動部分の摩擦抵抗と合わされて折畳扉30を任意の開位置に保持できる程度の大きさであるので、折畳扉30の閉操作の妨げにならない。
なお、上記した複数の固定側ラッチ部58の数を減らして点在させても、バランサ54の付勢力と摩擦抵抗のみで折畳扉30を固定側ラッチ部58同士の間の任意の位置で静止させてもよい。この場合、仮にバランサ54の金属ベルト56が破断しても、固定側ラッチ部58と可動側ラッチ部66とが係止する開位置で折畳扉30の下部の落下を食い止めることができる。
[第2実施形態]
図11には、本実施形態の扉装置20Aの一部が示されている。この扉装置20Aは、前記第1実施形態の扉装置20のラッチ機構60とラッチ解除操作部70とを左右対称に対をなして備え、図11に示すように、折畳扉30の外面下部に1対の操作突部76が配置されている。即ち、図示しないが、この扉装置20Aの平断面は、図7の右側部分を左右対称に複写した構造をなしている。この構成によれば、ラッチを解除するには両手による1対のラッチ解除操作部70の操作が必要となり、両手の安全が確保される。
[第3実施形態]
図12には、本実施形態の扉装置20Bの一部が示されている。この扉装置20Bは、前記第1実施形態の折畳扉30の後面下部にロック解除操作部91とロック部材96とが追加された構造をなしている。そのロック解除操作部91は、ラッチ解除操作部70のレール部71の延長線上に配置されて横方向に延び、1対のスライド支持部72によって横方向にスライド可能に支持されてロック位置とアンロック解除位置との間を移動する。また、ロック解除操作部91は、弾性部材93によってラッチ解除操作部70から離れた側のロック位置側に付勢されている。さらに、ロック解除操作部91から前方に操作突部95が突出していて長孔94を通して折畳扉30の前面側に露出されている。
ロック部材96は、ラッチ解除操作部70とロック解除操作部91との間に配置されて前後方向を向いた回動軸J4を中心に回動する。また、ロック部材96は、弾性部材97とストッパ98とによって回動可能範囲の一端のロック位置に保持され、一端部を、原点位置のラッチ解除操作部70に突き合わされて、そのラッチ解除操作部70の移動を規制している。そして、ロック解除操作部91をアンロック位置に移動操作すると、そのロック解除操作部91の先端の楔部91Sがロック部材96の他端部に摺接してロック部材96が回動し、ラッチ解除操作部70の移動範囲から退避する。これにより、ラッチ解除操作部70の操作が可能になる。
本実施形態の構成によっても、ラッチを解除するには両手によるロック解除操作部91とラッチ解除操作部70の操作が必要となり、両手の安全が確保される。
[第4実施形態]
図13には、本実施形態の扉装置20Cが示されている。本実施形態の扉装置20Cは、前記第1実施形態の折畳扉30の後面下部に1対のラッチ解除操作部80を点対称に配置して備えると共に、それらラッチ解除操作部80と連動する回転部材85を有する。具体的には、回転部材85は、前後方向の向いた回転軸を中心に回転し、インボリュート歯車86とラッチ歯車87とボビン88と一体回転可能に備える。ボビン88にはワイヤー74が巻回され、その先端部が第1実施形態で説明した直動ロッド64に接続されている。
1対のラッチ解除操作部80は、横方向の延びるレール部89を有し、それぞれ横方向にスライド可能に支持されると共に、互いに離間する方向に弾性部材78によって付勢されている。また、1対のレール部89によってインボリュート歯車86が上下方向で挟まれると共に、1対のレール部89の先端部から直角曲げされた1対のアーム部81によってラッチ歯車87が横方向で挟まれている。そして、1対のアーム部81に備えた係止爪82がラッチ歯車87の歯に係止して回転部材85の回転を規制している。また、各ラッチ解除操作部80のアーム部81から離れた基端部には、ラックギヤ83が備えられている。そして、両ラッチ解除操作部80の操作突部76を互いに接近させるように両手で操作すると、係止爪82とラッチ歯車87の歯との係止が解除されて回転部材85が回転可能になり、そこから両ラッチ解除操作部80を接近させるように移動すると、ラックギヤ83がインボリュート歯車86に噛合して回転部材85が時計回り方向に回動し、ワイヤー74がボビン88に巻き取られて直動ロッド64がラッチ位置からアンラッチ位置へと移動する。
本実施形態の構成によっても、ラッチを解除するには両手による1対のラッチ解除操作部80の操作が必要となり、両手の安全が確保される。
[第5実施形態]
図14に示すように、本実施形態の扉装置20Dのラッチ機構60Vは、第1実施形態で説明したロッドユニット61が対をなして縦並びに配置されて第1ブラケット52に固定されている。また、それらロッドユニット61に対応して第1実施形態で説明したラッチ解除操作部70が対をなして横並びに設けられている。そして、折畳扉30の任意の開位置で1対のロッドユニット61に支持されている直動ロッド64の可動側ラッチ部66が、それぞれ固定側ラッチ部58に係止して折畳扉30がラッチされる。これにより、折畳扉30を閉じるときに両手による1対のラッチ解除操作部70の操作が必要となり、両手の安全が確保される。
[第6実施形態]
本実施形態の扉装置20Eは、前記第5実施形態を変形したものである。即ち、図14に示された第5実施形態の扉装置20Dでは、可動側ラッチ部66を有する1対の直動ロッド64と1対のラッチ解除操作部70が共に直動する構成になっていたが、図15〜図17に示された本実施形態の扉装置20Eでは、第5実施形態の1対の直動ロッド64及び1対のラッチ解除操作部70に相当する部位が何れも回動する構成になっている。
具体的には、図16に示すように、本実施形態の扉装置20Eでは、前記第5実施形態とは左右逆の支柱25に第1実施形態で説明した係合部材57が固定され、その支柱25に沿って移動するスライダ51の第1ブラケット52にレバー支持部材64Wが取り付けられている。そして、1対のラッチレバー64Vが、レバー支持部材64Wに縦並びに配置され、それらラッチレバー64Vの下端寄り位置が、前後方向に延びる支持軸63Jにて回動可能に軸支されている。また、各ラッチレバー64Vのうち係合部材57との対向面の上部には、第1実施形態で説明した可動側ラッチ部66が設けられている。さらに、各ラッチレバー64Vの上端寄り位置を係合部材57と反対側からスプリング69Aが押圧し、各ラッチレバー64Vの下端部に係合部材57と反対側からストッパ用ボルト69Bが宛がわれている。これにより、ラッチレバー64Vは、ストッパ用ボルト69Bに当接して起立姿勢になるラッチ位置と、係合部材57から離れて傾斜姿勢になるアンラッチ位置との間を回動し、通常は、ラッチ位置に保持されている。
これらラッチレバー64Vを操作するために、折畳扉30の下部には、図14に示した第5実施形態の1対のラッチ解除操作部70の代わりに、レバー構造の1対のラッチ解除操作部70Vが取り付けられている。そして、係合部材57に近い側のラッチ解除操作部70Vと下側のラッチレバー64Vとがワイヤー74にて連結され、係合部材57から遠い側のラッチ解除操作部70Vと上側のラッチレバー64Vとがワイヤー74にて連結されている。
詳細には、折畳扉30に備えた1対の長孔75の下方には、それぞれベースブロック68に固定されて、ベースブロック68に支持されて前後方向に延びる支持軸68Jにラッチ解除操作部70Vの下端部が回動可能に軸支されている。そして、ラッチ解除操作部70Vの上端寄り位置とラッチレバー64Vの上端部とにワイヤー74の両端部が固定され、ラッチ解除操作部70Vの後端部から長孔75を介して外側に操作突部76が突出している。また、ベースブロック68の上面から支持ボルト67Aが起立して、その支持ボルト67Aの上端部とラッチ解除操作部70Vとの間に差し渡されたコイルばねにてラッチ解除操作部70Vが係合部材57側に倒れるように付勢され、ストッパ用ボルト67Bに当接して原点位置に位置決めされている。
本実施形態の構成によっても、第5実施形態と同様の作用効果を奏する。なお、本実施形態のラッチ解除操作部70Vのように回動可能に支持されたもので、前記第5実施形態の直動ロッド64のように直動するものを操作する構成としてもよいし、第5実施形態のラッチ解除操作部70のように直動可能なもので、本実施形態のラッチレバー64Vのように回動可能なものを操作する構成としてもよい。
[他の実施形態]
(1)前記実施形態の折畳扉30は、上扉部31が筐体構造をなしていたが、折畳扉は、「水平な折り曲げ軸を有し、上端部が回動可能に支持される一方、下端部が上下方向又は斜め上下方向にスライド可能に支持されて工作機械本体の前面を覆う」ものであれば、どのような形状であってもよい。
(2)また、折畳扉の下端部が、上下方向又は斜め上下方向にスライド可能に支持されていれば、例えば、前述の特開2018−8354号公報の図1に示されている折畳扉30のように、閉塞位置で折畳扉の上扉部が水平になるものでもよい。
(3)また、前記実施形態では、固定側ラッチ部58が複数備えられていたが、例えば、折畳扉30を全開位置でラッチする固定側ラッチ部58が1つだけ備えられた構造としてもよい。
10 フォーミングマシン(工作機械)
10H 本体部(工作機械本体)
21 支持フレーム(工作機械本体)
30 折畳扉
50 スライドレール
51 スライダ
54 バランサ
58 固定側ラッチ部
58B,66B 摺接面(摺接部)
60、60V ラッチ機構
64 直動ロッド
65 圧縮コイルばね
66 可動側ラッチ部
70,80 ラッチ解除操作部
74 ワイヤー(中間連結部材)
91 ロック解除操作部
J2 折り曲げ軸

Claims (6)

  1. 水平な折り曲げ軸を有する折畳扉の上端部が回動可能に支持される一方、下端部が上下方向又は斜め上下方向にスライド可能に支持されて工作機械本体の前面を覆い、前記折畳扉の下部に対する上げ操作により、前記折畳扉が2つ折りにされて開く工作機械の扉機構において、
    前記上げ操作の過程で前記折畳扉を下方に移動しないようにラッチするラッチ機構と、
    前記ラッチを解除操作するために設けられ、前記折畳扉の外面下部に少なくとも一部が露出したラッチ解除操作部と、を備え
    前記ラッチ機構には、
    前記工作機械本体に固定された1つ又は複数の固定側ラッチ部と、
    前記折畳扉に取り付けられて、前記固定側ラッチ部に対するラッチ位置とアンラッチ位置との間を移動すると共に前記ラッチ位置に付勢されている可動側ラッチ部と、
    前記固定側ラッチ部と前記可動側ラッチ部とに設けられ、前記可動側ラッチ部が上昇して前記固定側ラッチ部を通過する際に互いに摺接し、前記ラッチ位置の前記可動側ラッチ部を前記アンラッチ位置へと移動する摺接部と、が備えられ、
    前記ラッチ解除操作部と前記可動側ラッチ部との間には、前記可動側ラッチ部を前記ラッチ解除操作部に従動させかつ前記ラッチ解除操作部を前記可動側ラッチ部に従動させないように連結する、紐状、ワイヤー状又は鎖状の中間連結部材が備えられ、
    前記中間連結部材の両端部は、前記折畳扉の開閉に伴って互いの距離が変化する2位置に固定され、前記中間連結部材には、前記距離の変化を吸収する弛みが設けられている工作機械の扉機構。
  2. 前記ラッチ解除操作部は、前記ラッチを解除するラッチ解除位置と、前記ラッチを許容する原点位置との間を移動すると共に前記原点位置に付勢され、
    前記折畳扉に取り付けられて、前記ラッチ解除操作部の前記ラッチ解除位置への移動を規制するロック位置と、それを許容するアンロック位置との間を移動すると共に前記ロック位置に付勢されかつ、少なくとも一部が前記折畳扉の外面下部に露出しているロック解除操作部を備える請求項1に記載の工作機械の扉機構。
  3. 水平な折り曲げ軸を有する折畳扉の上端部が回動可能に支持される一方、下端部が上下方向又は斜め上下方向にスライド可能に支持されて工作機械本体の前面を覆い、前記折畳扉の下部に対する上げ操作により、前記折畳扉が2つ折りにされて開く工作機械の扉機構において、
    前記上げ操作の過程で前記折畳扉を下方に移動しないようにラッチするラッチ機構と、
    前記ラッチを解除操作するために設けられ、前記折畳扉の外面下部に少なくとも一部が露出したラッチ解除操作部と、を備え、
    前記ラッチ解除操作部は、前記ラッチを解除するラッチ解除位置と、前記ラッチを許容する原点位置との間を移動すると共に前記原点位置に付勢され、
    前記折畳扉に取り付けられて、前記ラッチ解除操作部の前記ラッチ解除位置への移動を規制するロック位置と、それを許容するアンロック位置との間を移動すると共に前記ロック位置に付勢されかつ、少なくとも一部が前記折畳扉の外面下部に露出しているロック解除操作部を備える工作機械の扉機構。
  4. 前記折畳扉を開方向に付勢するバランサを有し、
    前記バランサの付勢力と前記折畳扉の可動部分の摩擦抵抗とにより、前記折畳扉が任意の開位置に保持される請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の工作機械の扉機構。
  5. 前記ラッチ機構は、前記折畳扉を複数の開位置でラッチする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の工作機械の扉機構。
  6. 前記ラッチ機構及び前記ラッチ解除操作部が、それぞれ対をなして設けられている請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の工作機械の扉機構。
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