JP2012012794A - 扉体の開閉計数装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】
扉体の開閉回数をカウントするのに適する構成を備えた開閉計数装置を提供する。
【解決手段】
第1の方向及び第2の方向に回動可能な作動レバー60と、作動レバー60の回動に伴って回動する回動シャフト61と、回動シャフト61と一体で回動する第1回動要素62と、回動シャフト61に対して回転自在に外装され、第1回動要素62が第1の方向に回転した時にのみ第1回動要素62と係止して第1回動要素62と一体で第1の方向に回動する第2回動要素63と、第2回動要素63と連結されており、第2回動要素63の第1の方向の回動に連動して回動する回動レバー67と、回動レバー67の回動により回数をカウントするカウンタ66と、を備え、作動レバー60が第1の方向に回動した時にのみ回数のカウントが行われる。
【選択図】図4

Description

本発明は、建物開口部を開閉する扉体の開閉回数をカウントする開閉計数装置に係り、典型的にはオーバーヘッドドアにおける扉の開閉回数をカウントする開閉計数装置に関するものである。
オーバーヘッドドア等の開閉扉では、製品としての機能および安全性を確保する上で、開閉回数を目安として点検保守を行ったり耐久性を管理している。特に手動式の開閉扉では、開閉計数装置を用いて扉体の開閉回数を計数している。
開閉計数装置として、市販の汎用カウンタを用いることも検討できるが、汎用カウンタは、必ずしも、開閉扉(例えば、オーバーヘッドドア)に要求される耐衝撃、使用温度(−10〜40℃)、カウント誤差(±1%以下)等の条件を満たすことができないという問題がある。
特許文献1には、オーバーヘッドドアの開閉計数装置が開示されているが、開閉計数装置を構成する各要素についての具体的な開示はない。
特開2005−107927
本発明は、扉体の開閉回数をカウントするのに適する構成を備えた開閉計数装置を提供することを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、
通常姿勢に対して第1の方向及び第2の方向に回動可能な作動レバーと、
作動レバーの回動に伴って回動する回動シャフトと、
回動シャフトと一体で回動する第1回動要素と、
回動シャフトに対して回転自在に外装されていると共に、前記第1回動要素が第1の方向に回転した時にのみ前記第1回動要素と係止して当該第1回動要素と一体で第1の方向に回動する第2回動要素と、
第2回動要素と連結されており、当該第2回動要素の第1の方向の回動に連動して回動する回動レバーと、
回動レバーの回動により回数をカウントするカウンタと、
を備え、
作動レバーが第1の方向に回動した時には、当該作動レバーの回動は、回動シャフト、第1回動要素、第2回動要素を介して回動レバーに伝達されて回数のカウントが行われ、
作動レバーが第2の方向に回動した時には、当該作動レバーの回動は、回動レバーには伝達されず回数のカウントは行われない、扉体の開閉計数装置、である。
開閉計数装置は、扉体あるいは扉体が開閉する建物開口部を形成する躯体のいずれか一方に設けられ、他方には開閉計数装置の作動レバーが接触する被接触部が設けられる。後述する実施形態では、開閉計数装置は扉体に設けられ、被接触部がガイドレールに設けられているが、開閉計数装置をガイドレールに設け、被接触部を扉体に設けるようにしてもよい。また、後述する実施形態では、開閉計数装置の作動レバーは、扉体の開放時に第1の方向に回動するものであるが、扉体の閉鎖時に作動レバーが第1の方向に回動するように構成してもよい。
一つの態様では、前記第1回動要素と前記第2回動要素の係止は、面部同士が当接することで係止するものである。
より具体的な態様例では、前記第1回動要素と前記第2回動要素は、それぞれ、回動シャフトの長さ方向に突出する突部を備えており、突部の面部同士が当接するようにしている。
一つの態様では、前記第1回動要素には、前記作動レバーの通常姿勢を維持するための第1バネ要素が備わっている。
より具体的な態様例では、前記作動レバーの通常姿勢は水平姿勢であるが、通常姿勢は水平姿勢に限定されるものではなく、本発明が適用される扉装置の構成等によっては、通常姿勢が傾斜姿勢、垂直姿勢であってもよい。
一つの態様では、前記第2回動要素には、当該第2回動要素の振れを抑制するための第2バネ要素が備わっている。
一つの態様では、前記第2回動要素と前記回動レバーとは第3バネ要素を介して連結されている。
本発明では、作動レバーの回動を、2つの独立した要素、すなわち、第1回動要素と第2回動要素を介してカウンタの回動レバーに伝達するようにしたので、作動レバーが第1の方向に回動した時にのみ回数をカウントし、作動レバーが第2の方向に回動した時の反動による回数の誤カウントを確実に防止することができる。
第1回動要素と第2回動要素の係止が、面部同士が当接することで係止するものでは、温度によって第1回動要素と第2回動要素の寸法が変化した場合であっても、面部同士の当接部位の範囲が変化するのみで、開閉計数装置の計数動作に影響を与えることがない。
第1回動要素に、作動レバーの通常姿勢を維持するための第1バネ要素が備わっているものでは、扉体の開閉時に外力が作用することで第1の方向あるいは第2の方向に回動した作動レバーは当該外力が取り除かれた後は自動的に通常姿勢に復帰し、次回の計数動作を良好に行うことができる。
第2回動要素に、当該第2回動要素の振れを抑制するための第2バネ要素が備わっているものでは、第2回動要素が扉体の開閉による加速度を受けた時に、第2回動要素の自重で当該第2回動要素が第1の方向に回動して回動レバーを回動させて誤カウントすることを防止することができる。
第2回動要素と回動レバーとを第3バネ要素を介して連結したものでは、回動レバーが大きく回動してカウンタへ一定以上の負荷・変位がかかることを防止し、開閉計数装置(カウンタ)の耐久性を向上させることができる。
全閉姿勢にあるオーバーヘッドドアの正面図である。 全閉姿勢にあるオーバーヘッドドアの側面図である。 (A)は下から2段目のパネル2及び対応するガイドレール1の正面図を示しており、(B)は下から2段目のパネルの側面図、(C)は図3(A)の部分拡大図である。 開閉計数装置の内部を示す図である。 開閉計数装置の内部を示す図である。 開閉計数装置の内部を示す図である。 開閉計数装置の平面図である。 (A)は第1回動要素、(B)は第1バネ要素、(C)は第2回動要素、(D)は第2バネ要素、(E)は回動シャフト、を示す図である。 第1支持部材、第2支持部材を示す図である。
本発明の実施の形態をオーバーヘッドドアの開閉計数装置に基づいて説明する。図1、図2は全閉姿勢にあるオーバーヘッドドアの正面図、側面図であり、オーバーヘッドドアは、建物開口部の左右に立設したガイドレール1と、複数枚のパネル2を丁番3を介して上下方向に互いに回動可能に連結して構成された扉体と、を備えている。各パネル2の幅方向の両端部にはガイドローラ20が設けてあり、ガイドローラ20がガイドレール1内を転動することで、扉体の左右両端部がガイドレール1に沿って昇降案内されて開口部を開閉する。ガイドレール1の上方部位は後方に向かって湾曲し、さらに天井面に沿って略水平状に延びており、ガイドレール1は開口部の高さ方向に延びる垂直状部1Aと、湾曲部1Bと、水平状部1Cとからなる。開口部全閉時には扉体はガイドレール1の垂直状部1Aに位置することで垂直姿勢にあり、この状態から扉体が水平状部1Cに位置する水平姿勢まで引き上げられて開口部が開放される。
実施形態のオーバーヘッドドアは手動で開閉される手動式オーバーヘッドドアである。開口部の上方には、バランスプリング4を備えた回転軸5が配設されており、回転軸5の両端部に軸支したドラム50に一端をそれぞれ固定した巻き取りワイヤ(図示せず)の他端を、最下位のパネル2の左右両端にそれぞれ接続して、バランススプリング4の巻き上げ方向の付勢力により扉体を開放方向(上方)に付勢するように構成されている。
図3(A)は、下から2段目のパネル2及び対応するガイドレール1の正面図を示しており、図3(B)は下から2段目のパネルの側面図、図3(C)は図3(A)の部分拡大図である。パネル2の幅方向の一端側の面部には開閉計数装置6が設けてある。開閉計数装置6はガイドレール1側に向かって水平状に延びる針状の作動レバー60を備えている。開閉計数装置6が取り付けられるパネル2は下から2段目のパネル2に限定されるものではなく、他のパネル2に開閉計数装置6を設けてもよい。
ガイドレール1には、扉体が全閉姿勢にある時に、下から2段目のパネル2に設けた開閉計数装置6の作動レバー60の先端側の直上に位置するように被接触体7が設けてある。被接触体7は、傾斜状の下側ガイド部70と、傾斜状の上側ガイド部71と、下側ガイド部70と上側ガイド部71の間に形成された係止部72と、を備えている。全閉姿勢にある扉体が上動すると、パネル2に設けた開閉計数装置6の作動レバー60が下側ガイド部70に接触しながら係止部72に案内され、係止部72に係止して下方に回動して開閉回数が1回分カウントされる。実施形態では、扉体側に開閉計数装置6を設け、躯体側(ガイドレール1)に被接触体7を設けたが、これとは反対に、躯体側に開閉計数装置を設け、扉体側に被接触体を設けてもよい。また、実施形態では、扉体の上昇時に開閉回数をカウントするようにしたが、扉体の下降時に開閉回数をカウントするようにしてもよい。また、図3(A)では、開閉計数装置6をパネル2の右側端部に取り付けているが、本実施形態に係る開閉計数装置6は同じ構成要素(具体的には、後述する作動レバー60、第2回動要素63、回動レバー67の向きを変えるだけで)を用いて左右勝手違いにパネル2の左側端部に取り付けることができる。
開閉計数装置6の構成について説明する。開閉計数装置6は、作動レバー60と、作動レバー60の回動支軸となる回動シャフト61と、回動シャフト61と一体で回動するように回動シャフト61に外装された第1回動要素62と、回動シャフト61の回転から独立するように回動シャフト61に回転自在に外装された第2回動要素63と、作動レバー60が通常姿勢(水平姿勢)を維持するように第1回動要素62を付勢するための第1バネ要素64と、第2回動要素63の振れを抑制するための第2バネ要素65と、カウンタ66と、カウンタ66に回数を加算するための回動レバー67と、第2回動要素63と回動レバー67とを連結する第3バネ要素68と、を備えている。
開閉計数装置6のこれらの構成要素は、2つの支持部材8、9に支持されている。図9に示すように、支持部材8は、立ち上がり状の側辺80、下辺81、上辺82から側面視コ字状に形成されており、支持部材9は、立ち上がり状の側辺90、下辺91から側面視L字状に形成されている。支持部材8と支持部材9は、側辺80、90同士が間隔を存して対向するようにして下辺81、91の部分を重ね合わせて螺子で固定されている。尚、実施形態では、2つの部材から支持部材を形成したが、支持部材を一部材から一体形成してもよい。
側辺80、90には同じ高さに位置して回動シャフト61を回転可能に支持する受孔800、900が形成されており、側辺80、90間に回動シャフトが水平状に回転可能に支持される。側辺80、90の間の空間において、側辺80から側辺90に向かって、回動シャフト61上には、第1回動要素62、第1バネ要素64、第2回動要素63、第2バネ要素65が外装されている。第1支持部材8の上辺82にはカウンタ66が設けてある(図4参照)。
支持部材9の側辺90は、支持部材8の側辺80よりも大きい高さを備えており、支持部材9の側辺90の上半部の一部を切り欠いて支持部材8側に折り曲げることで水平状の係止片92が形成されている。また、支持部材9の側辺90の下方部位の一部を切り欠いて支持部材8側に折り曲げることで水平状の係止片93が形成されている。
支持部材8、9及び個々の構成要素(作動レバー60を除く)は、箱形状のケーシング6Aに内装される。支持部材8、9の一部がケーシングの一部を構成してもよい。以下に、個々の構成要素について詳細に説明する。
作動レバー60は針状の細長部材であり、基端部は回動シャフト61の一端に固定されており、作動レバー60と回動シャフト61は一体で回転するようになっている。作動レバー60は、外力が作用しない通常時では水平姿勢(通常姿勢)が維持されている。作動レバー60は水平姿勢に対して第1の方向(下方)、第2の方向(上方)に回動可能となっている。
回動シャフト61は断面視円形状の円柱部材であるが、回動シャフト61の長さ方向の中間部位には、断面視六角形状の嵌合部610が形成されている(図8(E))。したがって、回動シャフト61の断面形状は、長さ方向において、中間部位が六角形と、その両側部位が円形となっている。
図8(A)に示すように、第1回動要素62は、回動シャフト61に直交する方向に延びる略方形で板状の本体620と、本体620の略中央部位から本体620に対して垂直状(回動シャフト61の延びる方向)に互いに反対方向に延びる長尺の第1筒状部621、短尺の第2筒状部622と、本体620から第2筒状部622と同じ側に突出する3つの突部623、624、625と、からなる。突部623は、第2筒状部622の上方に位置して本体620の上辺の中央から突成されており、突部624、625は、本体620の下方の角部(下辺の両端部)にそれぞれ位置して突成されている。図示の態様では、本体620からの突出寸法は、突部624及び625>突部623>短尺の第2筒状部622となっている。典型的には、第1回動要素62は樹脂製である。
第1筒状部621と第2筒状部622の内部空間は連通していると共に、内部空間の断面形状は六角形となっており、第1筒状部621、第2筒状部622を貫通する回動シャフト61の嵌合部610が第1筒状部621、第2筒状部622の内面に嵌合することで、回動シャフト61と第1回動要素62は一体で回転するようになっている。図4に示すように、回動シャフト61の嵌合部610の一端側が、側辺80(受孔800の周壁)の内壁に近接ないし当接しており、回動シャフト61の他端側(作動レバー60が固定された側と反対側)は側辺90(受孔900の周壁)の内壁に近接ないし当接している。このようにすることで、回動シャフト61の長さ方向の移動が規制されている。回動シャフト61と第1回動要素62を一体で回転させるための構成は、実施形態のように断面同士を多角形状に形成して嵌合するものに限定されず、例えば、螺子等の止着部材で第1回動要素62を回動シャフト61に固定するものでもよい。
図8(C)に示すように、第2回動要素63は、回動シャフト61に直交する方向に延びる長尺で板状の本体630と、本体630の一端側において本体630の両側に突成した突部631と、本体630の他端側の上側部位に形成したフック部632と、突部631に近い側に本体630の両側に位置して形成した短筒部633と、からなり、短筒部633の内部空間が回動シャフト61の挿通孔となっている。第2回動要素63は回動シャフト61に対して回転自在に外装されている。すなわち、第2回動要素63は回動シャフト61の回動から独立しており、回動シャフト61の回転は直接には第2回動要素63に伝達されない。典型的には、第2回動要素63は樹脂製である。
図4に示すように、第1回動要素62の突部624は、第2回動要素63の突部631の下方に位置しており、第1回動要素62が第1の方向に回動して突部624が上動すると、突部624が下方から上方に向かって突部631に当接して係止し、突部631を押し上げて上方に移動させ、第2回動要素63が回動シャフト61上を第1の方向に回動する。第1回動要素62と第2回動要素63は、突部624、突部631の厚み(突出寸法)を利用して面部同士が当接するようにしているので、温度変化によって突部624、突部631の厚み(突出寸法)が変化しても、第1回動要素62と第2回動要素63の係止を確保することができる。
カウンタ66は、回動レバー67が第1の方向(下方)に所定角度以上回動した時に回数1をカウントするものであり、回動レバー67が第2の方向(上方)に回動した時には回数のカウントは行われない。このように回動レバーの一方向の回動時にのみカウントを行うカウンタ自体は周知である。作動レバー60が第1の方向に回動した時には、回動シャフト61、第1回動要素62が第1の方向に回動し、第1の方向に回動する第1回動要素62と係止(突部624が突部631に当接することで)した第2回動要素63も第1の方向に回動して、回動レバー67が第1の方向(下方)に回動して、回数のカウントが行われる。作動レバー60が第2の方向に回動した時には、回動シャフト61、第1回動要素62が第2の方向に回動するものの、第2の方向に回動する第1回動要素62(突部624)は第2回動要素63(突部631)から離間する方向に変位するため、作動レバー60の回動は、第2回動要素62、回動レバー67には伝達されず回数のカウントは行われない。
図8(B)に示すように、第1バネ要素64は、線状部材を巻回して形成したコイル部640と、コイル部640を形成する線状部材の両端部からなる足部641と、からなる。第1バネ要素64は、コイル部640を第1回動要素62の第2筒状部622に外装した状態で、2本の足部641は第1回動要素62の突部623の両側を通って係止片92の両側に位置している。第1バネ要素64のコイル部640と第2回動要素63の一方の短筒部633との間にはワッシャ64Aが外嵌されている(図4)。
作動レバー60が水平姿勢(通常姿勢)から第1の方向あるいは第2の方向に回動した場合には、回動シャフト61、第1回動要素62が第1の方向あるいは第2の方向に回動するが、その時に第1バネ要素64に回動方向と反対方向の力が蓄積される。したがって、第1の方向あるいは第2の方向に回動した作動レバー60が自由となった時には、第1バネ要素64の付勢力によって作動レバー60は水平姿勢(通常姿勢)に復帰するようになっている。作動レバー60(第1回動要素62)の微小な回動は第1バネ要素64によって吸収されるので微小な回動が回動レバー67に伝達されて誤カウントされることがなく、また、作動レバー60(第1回動要素62)が大きく回動した場合であっても、作動レバー60(第1回動要素62)は第1バネ要素64によって迅速に通常姿勢に復帰するため誤カウント(例えばダブルカウント)が防止される。
図8(D)に示すように、第2バネ要素65は、線状部材を巻回して形成したコイル部650と、コイル部650を形成する線状部材の両端部からなる足部651と、からなる。第2バネ要素65は、コイル部650を第2回動要素63の他方の筒状部633に外装した状態で、2本の足部651の一方は、第2回動要素63の突部631の上部に係止しており、他方は、係止片93に係止している。第2バネ要素65は、第2回動要素63の振れ・揺動を抑制する働きがある。したがって、第2回動要素63に第2回動要素63を回動させるような加速度が作用したとしても、第2バネ要素65がこの加速度を吸収するため、第2回動要素65が扉体の開閉による加速度及び自重で作動して回動レバー67を回動させてカウンタ66が誤って回数をカウントすることを防止している。
このように構成されたオーバーヘッドドアの開閉計数装置6において、全閉姿勢にある扉体を上昇させて開口部を開放する時に、下から2段目のパネル2に設けられた開閉計数装置6はパネル2の上昇と共に上昇して行き、水平状に延びる作動レバー60がガイドレール1に設けた被接触体7の下側ガイド部70に接触して少し下方(第1の方向)に回動した姿勢で係止部72に案内され、パネル2と共に上昇する作動レバー60の先端が係止部72に係止することで、作動レバー60が大きく第1の方向(下方)に回動する。この時、作動レバー60の回動によって、回動シャフト61、第1回動要素62が第1の方向に回動し、第1の方向に回動する第1回動要素62と係止(突部624が突部631に当接することで)した第2回動要素63も第1の方向に回動して、回動レバー67が第1の方向(下方)に所定角度回動して、回数のカウントが行われる。作動レバー60がさらにパネル2と共に上昇すると、作動レバー60の先端と係止部72との係止が外れて、第1の方向に回動した作動レバー60が第1バネ要素64の付勢力によって上側ガイド部71を倣いながら、水平姿勢(通常姿勢)に復帰する。このように全閉姿勢にある扉体の開放が行われる毎にカウント数を1つ増加させる計数動作を行う。
全開姿勢にある扉体を下降させて開口部を閉鎖する時に、パネル2の下降と共に下降する作動レバー60が被接触体7の高さ位置に来ると、作動レバー60の先端が上側ガイド部71に接触して少し上方(第2の方向)に回動した姿勢で下方に案内され、第2の方向に回動した作動レバー60が第1バネ要素64の付勢力によって下側ガイド部70を倣いながら、水平姿勢(通常姿勢)に復帰する。
本発明は、オーバーヘッドドアの開閉計数装置として利用することができる。
1 ガイドレール
2 パネル
6 開閉計数装置
60 作動レバー
61 回動シャフト
62 第1回動要素
63 第2回動要素
64 第1バネ要素
65 第2バネ要素
66 カウンタ
67 回動レバー
68 第3バネ要素

Claims (5)

  1. 通常姿勢に対して第1の方向及び第2の方向に回動可能な作動レバーと、
    作動レバーの回動に伴って回動する回動シャフトと、
    回動シャフトと一体で回動する第1回動要素と、
    回動シャフトに対して回転自在に外装されていると共に、前記第1回動要素が第1の方向に回転した時にのみ前記第1回動要素と係止して当該第1回動要素と一体で第1の方向に回動する第2回動要素と、
    第2回動要素と連結されており、当該第2回動要素の第1の方向の回動に連動して回動する回動レバーと、
    回動レバーの回動により回数をカウントするカウンタと、
    を備え、
    作動レバーが第1の方向に回動した時には、当該作動レバーの回動は、回動シャフト、第1回動要素、第2回動要素を介して回動レバーに伝達されて回数のカウントが行われ、
    作動レバーが第2の方向に回動した時には、当該作動レバーの回動は、回動レバーには伝達されず回数のカウントは行われない、
    扉体の開閉計数装置。
  2. 前記第1回動要素と前記第2回動要素の係止は、面部同士が当接することで係止するものである、請求項1に記載の扉体の開閉計数装置。
  3. 前記第1回動要素には、前記作動レバーの通常姿勢を維持するための第1バネ要素が備わっている、請求項1、2いずれかに記載の扉体の開閉計数装置。
  4. 前記第2回動要素には、当該第2回動要素の振れを抑制するための第2バネ要素が備わっている、請求項1〜3いずれか1項に記載の扉体の開閉計数装置。
  5. 前記第2回動要素と前記回動レバーとは第3バネ要素を介して連結されている、請求項1〜4いずれか1項に記載の扉体の開閉計数装置。
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