JP6956145B2 - 食品処理装置の食品収容装置 - Google Patents

食品処理装置の食品収容装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6956145B2
JP6956145B2 JP2019113256A JP2019113256A JP6956145B2 JP 6956145 B2 JP6956145 B2 JP 6956145B2 JP 2019113256 A JP2019113256 A JP 2019113256A JP 2019113256 A JP2019113256 A JP 2019113256A JP 6956145 B2 JP6956145 B2 JP 6956145B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
storage device
set ring
food storage
eccentric shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019113256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020202808A (ja
Inventor
貴大 友永
貴大 友永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rheon Automatic Machinery Co Ltd
Original Assignee
Rheon Automatic Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rheon Automatic Machinery Co Ltd filed Critical Rheon Automatic Machinery Co Ltd
Priority to JP2019113256A priority Critical patent/JP6956145B2/ja
Publication of JP2020202808A publication Critical patent/JP2020202808A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6956145B2 publication Critical patent/JP6956145B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)

Description

本発明は、食品処理装置に用いる食品収容装置に関する。さらに詳しくは、食品送給装置の上方に配置され、ミンチ肉などの食品材料を収容する食品収容装置に関する。
ミンチ肉を主材料とする食品材料を外皮材とし、性状の異なる食品材料を内包材とするハンバーグやスコッチエッグなど2層構造の包被食品を成形する食品処理装置がある。この食品処理装置は、包あん機と称されるものがある。
特許文献1に記載の包あん機は、外皮材と内包材の各食品材料を収容するホッパと、その下方に配置され食品材料を押出ノズルに送給する食品送給装置を備えている。各食品送給装置は、スクリューハウジングと計量ポンプとしてのベーンポンプを備えている、スクリューハウジング内には、一対のスクリューが水平に備えられ、それらの回転により食品材料をベーンポンプに送給する。
この包あん機を用いてハンバーグなどの調理食品を成形する場合、時間的に食品材料の投入間隔を長くし生産性を向上するため、比較的に大きなホッパを用いる。しかし、投入される食品材料は、衛生上の理由から摂氏零度前後に冷却されているため、流動性が低く、ホッパ内に留まり、いわゆるブリッジ現象が生じる。
ブリッジ状態の食品材料を粉砕し、下方のスクリューに押し込むために、ホッパ内に回転体を備えることを検討した。この回転体は、衛生上の観点から洗浄しなければならず、ホッパ内で組み立て分解が可能な構造とする必要がある。
図7及び図8に示すように、このブリッジを破壊するためホッパ131内で回転する2つの組立構造体135及び組立構造体137を備えた食品収容装置117の使用を試みた。組立構造体135は、右ねじを利用した結合機構を介して第一の構造体141と第二の構造体151を全体としてクランク状に組立可能に備える。また、組立構造体137は、左ねじを利用した結合機構を介して第一構造体161と第二構造体171を全体としてクランク状に組立可能に備える。正面視において、右側の組立構造体135は右回転し、左側の組立構造体137は左回転する(図7参照)。
組立構造体135の結合機構は、第二構造体151の第二偏心シャフト157に遊嵌されるセットリング159を含む。セットリング159は、筒部159Aの内周面に右ねじの内ねじ部159Dが形成され、筒部159Aの端部に貫通孔159Bが形成される内フランジ部159Cを備えている。第二偏心シャフト157の端部には、基部より大径の第二外フランジ部157Cが備えられている。また、第一偏心シャフト147の端部には、基部より大径の第一外フランジ部147Cが備えられ、その外周面に右ねじの外ねじ部147Dが形成される。
組立構造体137の結合機構は、第二構造体171の第二偏心シャフト177に遊嵌されるセットリング179を含む。セットリング179は、筒部179Aの内周面に左ねじの内ねじ部179Dが形成され、筒部179Aの端部に貫通孔179Bが形成される内フランジ部179Cを備えている。第二偏心シャフト177の端部には、基部より大径の第二外フランジ部177Cが備えられている。また、第一偏心シャフト167の端部には、基部より大径の第一外フランジ部167Cが備えられ、その外周面に左ねじの外ねじ部167Dが形成される。
ホッパ131内で各組立構造体(135、137)を組み立てる際、セットリング(159、179)の内ねじ部(159D、179D)を第一偏心シャフト(147、167)の外ねじ部(147A、167A)に螺合することで、第二偏心シャフト(157、177)の第二外フランジ部(157C、177C)をセットリングの内フランジ部(159C、179C)と第一偏心シャフトの第一フランジ部(147C、167C)の間で固定する。各組立構造体(135、137)が回転する際に、各ねじ部が緩まないように、正面視において右側で右回転する組立構造体135の各ねじ部(147D、159D)は右ねじに形成され、左側で左回転する組立構造体137の各ねじ部(167D、179D)は左ねじに形成される。
しかし、この食品収容装置117では、冷却され固形状を呈する食品材料を収容する場合には、回転する偏心シャフトが対向する組立構造体の内側から上方に向かって上昇するため、偏心シャフトが固形の食品材料をホッパ内で押し上げることとなり、食品材料が食品送給装置に供給されないという問題が生じる。
このような場合には、各組立構造体を反対に回転することでその問題の解決が図れるが、各ねじ部を反対の螺旋方向に形成する必要があり、各組立構造体において、右ねじ用と左ねじ用(言い換えれば、右回転用と左回転用)とを備えなければならず、経済的負担が増えるという問題がある。
さらに、一方向の回転にのみ対応する組立構造体では、連続した生産活動中に順次投入される新たな食品材料の流動性が変化しブリッジ現象が発生した場合、回転方向を反対に変更することができない。この場合、機械の稼働を停止し、手作業で食品材料を下方に押し込まなければならず、生産性を低下させるという問題がある。
したがって、組立構造体がホッパに投入される食品材料の流動性に適した方向に回転可能な食品収容装置が望まれた。
特開2002−238441号公報
食品処理装置に用いられる食品収容装置において、ホッパに投入される食品材料の流動性に関わることなく、食品材料を食品処理装置の食品送給装置に安定して供給することのできる食品収容装置を提供することを目的とする。
本発明は前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、食品処理装置の食品収容装置であって、前記食品収容装置は、食品送給装置の上部に配置され、食品材料を収容するホッパと、前記ホッパに取り付けられた軸受けに軸支され、前記ホッパ内で一方向、あるいはその逆方向に回転する組立構造体を備え、前記組立構造体は、結合機構を介して第一構造体と第二構造体を全体としてクランク状に組立可能に備えられ、前記結合機構は、前記第一構造体の第一偏心シャフトに遊嵌される第一セットリングと、前記第二構造体の第二偏心シャフトに遊嵌される第二セットリングを含み、前記第一セットリングは、内周面に第一内ねじ部を備え、前記第二セットリングは、外周面に前記第一内ねじ部に螺合する第二外ねじ部と、内周面に第二内ねじ部を備え、前記第一偏心シャフトは、前記第二内ねじ部に螺合する第一外ねじ部を備え、前記第二セットリングの第二外ねじ部と第二内ねじ部は、互いに逆ねじに形成されている。
また、前記第一セットリングは、その端部に第一貫通孔が形成される第一内フランジ部を備え、前記第二セットリングは、その端部に第二貫通孔が形成される第二内フランジ部を備え、前記第一偏心シャフトは、その端部に第一外フランジ部を備え、前記第二偏心シャフトは、その端部に第二外フランジ部を備え、前記第二セットリングを前記第一偏心シャフトに螺合する際に、前記第二外フランジ部を前記第二内フランジ部と前記第一外フランジ部の間で固定し、さらに、前記第一セットリングを前記第二セットリングに螺合する際に、前記第一外フランジ部に前記第一内フランジ部を圧接する構成である。
また、前記組立構造体を回転駆動する駆動装置を備え、前記駆動装置は、制御モータに連動連結される動力伝達装置を備え、前記組立構造体は、その両端に前記軸受けにそれぞれ軸支される従動回転軸と自由回転軸を備え、前記従動回転軸は、前記動力伝達装置の出力回転軸に連結する構成である。
例えば、前記ホッパ内に2つの組立構造体を備え、前記動力伝達装置は、各組立構造体に連結する2つの出力回転軸を備える。
例えば、前記動力伝達装置の2つの出力回転軸は、同方向に回転可能に備えられる。
例えば、前記動力伝達装置の2つの出力回転軸は、反対方向に回転可能に備えられる。
例えば、前記制御モータの回転を制御する制御装置を備え、前記組立構造体回転可能に備える。
例えば、各組立構造体の回転軸の回転中心の高さ位置は、互いに相違して配置される。
例えば、前記食品送給装置は、食品素材を移送するスクリューを備え、前記組立構造体を前記スクリューの回転軸方向に先端側と後端側に併設し、前記組立構造体は、前記スクリューに対し、後端側の前記偏心シャフトが、先端側の前記偏心シャフトより接近するように形成される。
本発明によれば、組立構造体は、第一セットリングを有する第一の構造体と第二セットリングを有する第二の構造体により構成され、第二セットリングの第二内ねじ部を第一構造体の第一外ねじ部に螺合するとともに、第一セットリングの第一内ねじ部を第二セットリングの第二外ねじ部に螺合することで全体としてクランク状に組み立てられており、第二セットリングの第二内ねじ部と第二外ねじ部を互いに逆ねじに形成する結合機構を備えているので、組立構造体の回転による結合機構の緩みを防止できる。
したがって、ホッパに投入される食品材料の流動性に応じて、組立構造体を右回転あるいは左回転することができ、食品材料のブリッジの発生を防止し、食品材料を食品処理装置の食品送給装置に安定して供給することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る食品収容装置17を備えた食品処理装置1を概略的に示した正面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る食品収容装置17を備えた食品処理装置1を概略的に示した平面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る食品収容装置17を備えた食品処理装置1を概略的に示した、図1における右側面図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る食品収容装置17を備えた食品処理装置1の主要部を概略的に示した正面図であり、一部に図4におけるA−A矢視による断面図を用いた正面図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る食品収容装置17を備えた食品処理装置1の主要部を概略的に示した平面図であり。 図6は、本発明の実施の形態に係る食品収容装置17の主要部を概略的に示した平面図である。 図7は、比較例の食品収容装置117を概略的に示し、一部に断面を用いたた正面図である。 図8は、比較例の食品収容装置117を概略的に示し、一部に断面を用いたた平面図である。
本発明の実施の形態に係る食品収容装置17を備えた食品処理装置1について図1乃至図3を用いて説明する。食品処理装置1は、包被食品Pを製造するいわゆる包あん機であり、内包材供給装置5、外皮材供給装置7、重合ノズル9、包被切断装置11、搬送装置13及び前記各装置の駆動を制御する制御装置15を備える。
内包材供給装置5と外皮材供給装置7は、重合ノズル9を間にして配置される(図1、図2参照)。内包材供給装置5は、食品材料としての内包材F(図示省略)を重合ノズル9に送給する。また、外皮材供給装置は、食品材料としての外皮材D(図示省略)を重合ノズル9に送給する。
内包材供給装置5は、内包材Fを収容する食品収容装置17と、その下部に内包材Fを重合ノズル9に送給する食品送給装置19を備える。食品送給装置19は、シリンダ21の底部に一対のスクリュー23A及びスクリュー23Bを回転自在に配置し、各スクリュー23A及びスクリュー23Bの先端側にベーンポンプ25を備える。
外皮材供給装置7は、正面視において内包材供給装置5と対称となるよう、外皮材Dを収容する食品収容装置17と、その下部に内包材Fを重合ノズル9に送給する食品送給装置19を備える。食品送給装置19は、平面視において内包材供給装置5と対称となるよう、シリンダ21の底部に一対のスクリュー23A及びスクリュー23Bを回転自在に配置し、各スクリュー23A及びスクリュー23Bの先端側にベーンポンプ25を備える。
重合ノズル9は、内包材Fの外周に外皮材Dを被覆した二重構造の棒状食品(図省略)を下方に吐出する。また、重合ノズル9の下方には、棒状食品から内包材Fを外皮材Dで被覆した包被食品Pを切断する包被切断装置11が備えられる。さらに、包被切断装置11の下方には、包被食品Pを搬送する搬送装置13が備えられる。
なお、重合ノズル9及び包被切断装置11は、並設される2つの搬送装置13に対応するよう、搬送装置13の搬送方向Rに直交する幅方向Wに沿って2つずつ並設される。したがって、食品処理装置1は、2本の棒状食品から2つの包被食品Pを同時に包被切断し、搬送方向Rに搬送する。
食品収容装置17について説明する。2つの食品収容装置17は、内包材供給装置5及び外皮材供給装置7に備えられ、平面視において重合ノズル9を中心として対称に配置される(図2参照)。
食品収容装置17は、食品送給装置19の上部に配置され、架台3に着脱可能に取り付けられる。食品収容装置17は、食品材料(内包材F、外皮材D)を収容するホッパ31と、ホッパ31に取り付けられた軸受け33に軸支され、ホッパ31内で回転する組立構造体35及び組立構造体37備えている。また、食品収容装置17は、組立構造体35及び組立構造体37を回転する駆動装置27を備えている。
ホッパ31内において、組立構造体35はスクリュー23A、23Bの先端側の上方に配置され、組立構造体37は、スクリュー23A、23Bの後端側の上方に配置される。先端側の組立構造体35の回転中心CA(一点鎖線で図示)及び後端側の組立構造体37の回転中心CB(一点鎖線で図示)は、それぞれ幅方向Wに沿って配向され、互いに平行に配置される(図2参照)。つまり、組立構造体35の回転中心CA及び組立構造体37の回転中心CBは、それぞれスクリュー23A、23Bも回転軸に直交するように配置される。また、組立構造体35の回転中心CAは、組立構造体37の回転中心CBより高く配置される(図1参照)。
組立構造体35及び組立構造体37の構造について説明する。ここでは、図4乃至図6により、外皮材供給装置7の食品収容装置17について説明し、内包材供給装置5についての説明は、省略する。
先端側の組立構造体35は、後述する結合機構を介して第一構造体41と第二構造体51を全体としてクランク状に組立可能に備えられる。第一構造体41は、従動回転軸43、アーム部材45、第一偏心シャフト47及び第一セットリング49から構成される。従動回転軸43は、基部43Bが駆動装置27側(図5において上側)の軸受33に軸支され、一端部43Aが駆動装置27に連結されることで、回転中心CAを中心として回転する。第一偏心シャフト47は、回転中心CAから偏心し、その一端部47Aがアーム部材45を介して従動回転軸43の他端部43Cと一体に固定される。
第一偏心シャフト47の他端側には、基部47Bより大径の第一外フランジ部47Cが形成される。第一外フランジ部47Cの外周には、右ねじの第一外ねじ部47Dが形成される。また、第一セットリング49は、筒部49Aと、筒部49Aの端部に、第一貫通孔49Bが形成される第一内フランジ部49Cを備える。筒部49Aの内周面には、左ねじの第一内ねじ部49Dが形成される。そして、第一偏心シャフト47の基部47Bに第一セットリング49の第一貫通孔49Bが遊嵌される。
第二構造体51は、自由回転軸53、アーム部材55、第二偏心シャフト57及び第二セットリング59から構成される。自由回転軸53は、基部53Bが駆動装置27と反対側(図4における下側)の軸受33に軸支され、回転中心CAを中心として回転する。第二偏心シャフト57は、第一偏心シャフト47と同様に回転中心CAから偏心し、その一端部57Aがアーム部材55を介して自由回転軸53の端部53Cと一体に組み立てられる。
第二偏心シャフト57の他端側には、基部57Bより大径の第二外フランジ部57Cが形成される。また、第二セットリング59は、筒部59Aと、筒部59Aの端部に、第二貫通孔59Bが形成される第二内フランジ部59Cを備える。筒部59Aの内周面には、右ねじの第二内ねじ部59Dが形成され、筒部59Aの外周面には、左ねじの第二外ねじ部59Eが形成される。そして、第二偏心シャフト57の基部57Bに第二セットリング59の第二貫通孔59Bが遊嵌される。
後端側の組立構造体37は、後述する結合機構を介して第一構造体61と第二構造体71を全体としてクランク状に組立可能に備えられる。なお、第一構造体61及び第二構造体71に構成される各部材において、組立構造体35の第一構造体41及び第二構造体51と同一の部材については、同一の符合を付し、重複する説明は省略する。組立構造体37は、組立構造体35に対し、回転中心CBから偏心シャフト47、57が配置される偏心長さが異なる構造である。
第一構造体61は、従動回転軸43、アーム部材65、第一偏心シャフト47及び第一セットリング49から一体的に組み立てられる。また、第二構造体71は、自由回転軸53、アーム部材75、第二偏心シャフト57及び第二セットリング59から一体的に組み立てられる。アーム部材65及びアーム部材75は、組立構造体35のアーム部材45及びアーム部材55より長く設けられる。
駆動装置27は、制御モータMと、制御モータMに連動連結される動力伝達装置28を備える。動力伝達装置28は、組立構造体35及び組立構造体37の各従動回転軸43に連結する出力回転軸29を二つ備える。動力伝達装置28は、例えば、歯車列などにより構成されるものであり、各出力回転軸29を反対の方向に回転する。
次に、食品収容装置17を食品処理装置1に組み付ける方法について説明する。食品送給装置19の上部にホッパ31を載置し、2つの取付けねじ4で架台3に固定する。組立構造体35の第一構造体41をホッパ31内に持ち入れ、第一構造体41の従動回転軸43を上流側であり、かつ駆動装置27側の軸受33に挿入し、駆動装置27の1つの出力回転軸29に連結する。
また、組立構造体35の第二構造体51をホッパ31内に持ち入れ、第二構造体51の自由回転軸53を上流側であり、かつ駆動装置27側と反対側の軸受33に挿入する。そして、第二構造体51を回転し、偏心シャフト57を第一構造体41の偏心シャフト47と位置合わせする。
結合機構による第一構造体41と第二構造体51の組み立てについて説明する。第二偏心シャフト57に遊嵌される第二セットリング59を第一偏心シャフト47の第一外ねじ部47Dに右ねじの方向に螺合する。この螺合の際に、偏心シャフト57の第二外フランジ部57Cを第二セットリング59の第二内フランジ部59Cと第一偏心シャフト47の第一外フランジ部47Cの間で固定することで、第一構造体41と第二構造体51が一体的に組み立てられる。しかし、この状態では、正面視において右回転時には、ねじは緩まないが、左回転時には、ねじの緩みが生じる。
この結合機構は、さらに、第一セットリング49の第一内ねじ部49Dを第二セットリング59の第二外ねじ部59Eに左ねじの方向に螺合する。この螺合の際に、第一偏心シャフト47の第一外フランジ部47Cに第一セットリング49の第一内フランジ部49Cを圧接させる。また、第一セットリング49を左ねじの方向に回転させると、第二セットリング59は、右ねじの方向に回転され、第一セットリング49の取り付けにより、先に取り付けられた第二セットリング59が緩むことはない。
後端側の組立構造体37は、第一構造体61と第二構造体71をそれぞれ対応する後端側の軸受33に挿入する。その後、上述と同様の結合機構を介して第一構造体61と第二構造体71を一体的に組み立てる。図4に示すように、先端側の組立構造体35のアーム部材45が従動回転軸43を中心に先端側に水平に配置されたとき、後端側の組立構造体37のアーム部材65が従動回転軸43を中心に上方に鉛直に配置される。つまり、組立構造体35と組立構造体37は、90度の位相差で組み立てられる。そして、駆動装置27を作動させることにより、組立構造体35と組立構造体37は反対の方向に同じ速度で回転する。
なお、第一セットリング49及び第二セットリング59をねじ止めする際に、スパナなどの工具を用いることにより、強く固定することができる。また、ねじを緩める際にも容易に分解することができる。
結合機構を介して組み立てられた組立構造体35及び組立構造体37は、例えば、図4に実線の矢印で示すように、組立構造体35は右回転し、組立構造体37は左回転する。ホッパ31内に食品材料を収納した場合、食品材料からの負荷により、組立構造体35の結合機構に含まれる第一セットリング49と第二セットリング59は、正面視において左回転するよう力を受ける。
第一セットリング49の第一内ねじ部49Dは、左ねじで第二セットリング59に螺合している。第一セットリング49は、その第一内フランジ部49Cが第一偏心シャフト47の第一外フランジ部47Cの端部と圧接している。また、第二セットリング59の第二内ねじ部59Cは、右ねじで第一偏心シャフト47に螺合している。第二セットリング59は、その第二内フランジ部59Cが第二偏心シャフト57の第二外フランジ部57Cの端部と圧接している。
第一セットリング49と第二セットリング59は、それらの内側で第一外フランジ部47Cと第二外フランジ部57Cを圧接し、互いに強く固定されている。組立構造体35が右回転した場合、第一セットリング49と第二セットリング59は第一偏心シャフト47及び第二偏心シャフト57に対し容易には回転しない。
さらに、第二セットリング59は、第二外ねじ部59Eが第一セットリング49に対し左ねじで螺合しているため、左回転することができず、右ねじで螺合する第二内ねじ部59Dが第一偏心シャフト47から緩むことはない。
また、組立構造体37の結合機構に含まれる、第一セットリング49と第二セットリング59は、正面視において右回転するよう力を受ける。組立構造体37においても、組立構造体35と同様に、結合機構を構成する第一偏心シャフト47、第一セットリング49、第二偏心シャフト57及び第二セットリング59は、それぞれの接触部位において互いに圧接された状態に組み立てられる。第一セットリング49と第二セットリング59は、第一偏心シャフト47及び第二偏心シャフト57に対し容易には回転しない。
さらに、第一セットリング49と第二セットリング59は、螺合する相手部材に対しねじが締まる方向に力を受けるため、相手部材から緩むことはない。
また、図4に点線の矢印で示すように、正面視において組立構造体35を左回転し、組立構造体37を右回転する場合であっても、結合機構は上記説明と同様に作用する。このように、第一構造体41(61)と第二構造体51(71)を一体に結合する結合機構において、外周面の第二外ねじ部59Eと内周面の第二内ねじ部59Dが互いに逆ねじに形成された第二セットリング59と、それらに螺合する第一セットリング49を含むことで、組立構造体35(37)の回転方向に関わることなく、結合機構に備えられた各ねじが緩むことを防止することができる。なお、組立構造体35及び組立構造体37の回転方向を切り換える手段としては、例えば、制御装置15に備えられた操作パネル(図省略)のボタンの選択などにより制御モータMの回転方向を一方からその反対の方向に変更する。
先端側の組立構造体35及び後端側の組立構造体37は、回転することにより投入された食品材料を砕くとともに、スクリュー23A、23Bに押し込む作用をなす。組立構造体35及び組立構造体37が回転する際、各第一偏心シャフト47及び各第二偏心シャフト57(以後、偏心シャフトと称す場合がある)の回転軌跡の直径は、組立構造体35に対し組立構造体37が大きい。また、偏心シャフトの最上昇位置は組立構造体37に対し組立構造体35が高く、偏心シャフトの最下降位置は組立構造体35に対し組立構造体37が低くい。組立構造体35及び組立構造体37は、移送スクリュー23A、23Bに対し、後端側の偏心シャフトが先端側の偏心シャフトより接近するように形成される。
スクリュー23A、23Bによる食品材料の移送により、食品材料はホッパ31の先端側に滞留する傾向にあるが、先端側の組立構造体35により食品材料を後端側に移動し、後端側の組立構造体37により食品材料をスクリュー23A、23Bの後端側あるいは中央部に押し込む。
本発明の実施の形態に係る食品収容装置17の説明は、概ね上記の通りであるが、それに限ることなく、特許請求の範囲の記載に基づき変更することができる。上記説明では、食品処理装置1を包あん機としたが、食品収容装置17は、その他の食品処理装置にも転用できる。例えば、ベルトコンベヤによる食品送給装置の上方に食品収容装置17を配置し、ベルトコンベヤの下流端に型成形装置を配したハンバーグ成形装置とすることができる。
また、2つの組立構造体35、37を反対方向に回転するよう説明したが、駆動装置27の動力伝達装置28に、例えば、歯付きプーリ及び歯付きベルトを構成することにより、2つの出力回転軸29を同方向に回転することもできる。2つの組立構造体が同方向に回転した場合であっても、食品材料に対し粉砕や押し込みの作用をなすことができる。
また、ホッパの大きさなどにあわせてホッパ内に1つの組立構造体を備え、両方向(一方向及び/またはその逆方向)へ回転するよう備えることもできる。また、結合機構の取り付け方向は、図5に示す方向に限らず、平面視において上下反対の方向に形成することも可能である。この場合であっても、両方向の回転においてもねじが緩むことはない。
1 食品処理装置(包あん機、ハンバーグ成形装置)
3 架台
17 食品収容装置
19 食品送給装置
23A、23B スクリュー
27 駆動装置
31 ホッパ
35 組立構造体(先端側)
37 組立構造体(後端側)
41、61 第一構造体
43 従動回転軸
47 第一偏心シャフト
47C 第一フランジ部
47D 第一外ねじ部
49 第一セットリング
49C 第一内フランジ部
49D 第一内ねじ部
51、71 第二構造体
53 自由回転軸
57 第二偏心シャフト
57C 第二フランジ部
59 第二セットリング
59C 第二内フランジ部
59D 第二内ねじ部
59E 第二外ねじ部
CA、CB (組立構造体の)回転中心
M 制御モータ
W 幅方向
R 搬送方向

Claims (9)

  1. 食品処理装置の食品収容装置であって、
    前記食品収容装置は、食品送給装置の上部に配置され、食品材料を収容するホッパと、
    前記ホッパに取り付けられた軸受けに軸支され、前記ホッパ内で一方向、あるいはその逆方向に回転する組立構造体を備え、
    前記組立構造体は、結合機構を介して第一構造体と第二構造体を全体としてクランク状に組立可能に備えられ、
    前記結合機構は、前記第一構造体の第一偏心シャフトに遊嵌される第一セットリングと、
    前記第二構造体の第二偏心シャフトに遊嵌される第二セットリングを含み、
    前記第一セットリングは、内周面に第一内ねじ部を備え、
    前記第二セットリングは、外周面に前記第一内ねじ部に螺合する第二外ねじ部と、内周面に第二内ねじ部を備え、
    前記第一偏心シャフトは、前記第二内ねじ部に螺合する第一外ねじ部を備え、
    前記第二セットリングの第二外ねじ部と第二内ねじ部は、互いに逆ねじに形成されていることを特徴とする食品収容装置。
  2. 請求項1に記載の食品収容装置であって、
    前記第一セットリングは、その端部に第一貫通孔が形成される第一内フランジ部を備え、
    前記第二セットリングは、その端部に第二貫通孔が形成される第二内フランジ部を備え、
    前記第一偏心シャフトは、その端部に第一外フランジ部を備え、
    前記第二偏心シャフトは、その端部に第二外フランジ部を備え、
    前記第二セットリングを前記第一偏心シャフトに螺合する際に、前記第二外フランジ部を前記第二内フランジ部と前記第一外フランジ部の間で固定し、
    さらに、前記第一セットリングを前記第二セットリングに螺合する際に、前記第一外フランジ部に前記第一内フランジ部を圧接する構成であることを特徴とする食品収容装置。
  3. 請求項1又は2に記載の食品収容装置であって、
    前記組立構造体を回転駆動する駆動装置を備え、前記駆動装置は、制御モータに連動連結される動力伝達装置を備え、
    前記組立構造体は、その両端に前記軸受けにそれぞれ軸支される従動回転軸と自由回転軸を備え、前記従動回転軸は、前記動力伝達装置の出力回転軸に連結する構成であることを特徴とする食品収容装置。
  4. 請求項3に記載の食品収容装置であって、
    前記ホッパ内に2つの組立構造体を備え、
    前記動力伝達装置は、各組立構造体に連結する2つの出力回転軸を備えることを特徴とする食品処理装置。
  5. 請求項4に記載の食品収容装置であって、
    前記動力伝達装置の2つの出力回転軸は、同方向に回転可能に備えられたことを特徴とする食品収容装置。
  6. 請求項4に記載の食品処理装置であって、
    前記動力伝達装置の2つの出力回転軸は、反対方向に回転可能に備えられたことを特徴とする食品収容装置。
  7. 請求項3乃至6のいずれかに記載の食品収容装置であって、
    前記制御モータの回転を制御する制御装置を備え、前記組立構造体回転可能に備えたことを特徴とする食品収容装置。
  8. 請求項4に記載の食品収容装置であって、
    各組立構造体の回転軸の回転中心の高さ位置は、互いに相違して配置されることを特徴とする食品収容装置。
  9. 請求項4に記載の食品収容装置であって、
    前記食品送給装置は、食品素材を移送するスクリューを備え、
    前記組立構造体を前記スクリューの回転軸方向に先端側と後端側に併設し、
    前記組立構造体は、前記スクリューに対し、後端側の前記偏心シャフトが、先端側の前記偏心シャフトより接近するように形成されることを特徴とする食品収容装置。
JP2019113256A 2019-06-19 2019-06-19 食品処理装置の食品収容装置 Active JP6956145B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019113256A JP6956145B2 (ja) 2019-06-19 2019-06-19 食品処理装置の食品収容装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019113256A JP6956145B2 (ja) 2019-06-19 2019-06-19 食品処理装置の食品収容装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020202808A JP2020202808A (ja) 2020-12-24
JP6956145B2 true JP6956145B2 (ja) 2021-10-27

Family

ID=73837752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019113256A Active JP6956145B2 (ja) 2019-06-19 2019-06-19 食品処理装置の食品収容装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6956145B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5369871A (en) * 1976-11-27 1978-06-21 Rheon Automatic Machinery Co Inserting apparatus
JPS5710766Y2 (ja) * 1978-12-19 1982-03-02
JPS5739070Y2 (ja) * 1978-12-19 1982-08-27
JPS6043936B2 (ja) * 1983-09-06 1985-10-01 レオン自動機株式会社 可塑性素材の押込み方法及び装置
JPS6338775Y2 (ja) * 1984-12-17 1988-10-12
FR2645712B1 (fr) * 1989-04-12 1993-05-07 Gist Brocades France Procede automatique de dosage de levure fraiche et dispositif pour sa mise en oeuvre
JP3432498B2 (ja) * 2001-02-20 2003-08-04 レオン自動機株式会社 包あん機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020202808A (ja) 2020-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6956145B2 (ja) 食品処理装置の食品収容装置
JPH03504198A (ja) 造粒機および冷凍された小粒の作成方法
JP2001352960A (ja) 包あん機
JP4679422B2 (ja) 食品成形装置の米飯供給機構
US4043002A (en) Patty machine and method of forming patties
CA2277508A1 (en) Driving mechanism for shaking tray
CN207432333U (zh) 往复式切药机出料机构
JP5461891B2 (ja) 包あん機
CN213170763U (zh) 一种便于操作卸料的薄膜裁切机
JP4913532B2 (ja) 食品製造装置
KR101505724B1 (ko) 원료포장 시스템용 믹싱 장치
JPH03229675A (ja) 振動発生機用振動力可変装置
JP2023000839A (ja) 食品押出装置
JP7008329B2 (ja) 移送装置、食品製造装置、及び移送システム
KR20200106241A (ko) 나선형 이송장치
CN217396938U (zh) 一种基于粽子生产加工用进料装置
CN220897925U (zh) 一种全自动水果棒自动裹粉包装一体机
JPH11206330A (ja) 食品成型装置
KR200151351Y1 (ko) 육절기의 고기이송콘베이어 구동장치
JP2023063117A (ja) 包被食品の成形方法及び成形装置
KR0140392Y1 (ko) 육절기의 고기이송콘베이어 구동장치
JP5798344B2 (ja) 供給装置
CN112293448A (zh) 一种全自动多功能包馅成型机
JP2729145B2 (ja) 食材切断装置の傾動機構
KR19980029178U (ko) 육절기용 고기적재부 가압롤 연동장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6956145

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150