JP6955971B2 - 洗浄ノズル - Google Patents

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Description

本発明は、被加工物を加工する際に生じる加工屑の除去等に用いる洗浄ノズルに関する。
CSP(Chip Size Package)基板やQFN(Quad Flat Non-leaded Package)基板と呼ばれるパッケージ基板を切削する切削装置には、切削によって生じる端材等を含む切削屑や、切削時に供給される切削水を処理する端材処理装置が設けられている。この端材処理装置は、切削時にパッケージ基板を支持するチャックテーブルの両側に溝形の受止搬送部材を備えており、受止搬送部材の底部に洗浄水を流す洗浄ノズル(端材飛ばしノズル)が設けられる。飛散した切削屑や切削水を受止搬送部材によって受け止めて、洗浄水で押し流して端部(加工送りの下流側)に流下させ、端材搬送手段である無端ベルトや、スロープ形状の案内板を介して収容容器へ落下させて回収する(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−5544号公報
切削屑や切削水を確実に押し流すために、受止搬送部材の底部の広い範囲に強い勢いで洗浄水を供給することが求められる。従来の洗浄ノズルは噴射方向に制約があり、洗浄水の噴射範囲を広くさせるために、多数の洗浄ノズルを横並びで配置したり、洗浄ノズルの噴射方向を可変にする機構を備えたりする必要があった。また、噴射水を勢い良く噴出させるために、強力なポンプ等を配設する必要があった。こうした構成は、部品点数の増加や機構の複雑化によるコストアップやメンテナンスの負担増大を生じるため、その解消が望まれていた。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で安価に得られ、洗浄効果に優れる洗浄ノズルを提供することを目的とする。
本発明は、加工時に加工屑を洗浄するための洗浄ノズルであって、洗浄液供給源に連通するチューブ配管と、チューブ配管の噴射口側を上下から平行に所定長さ挟んでチューブ配管先端を圧潰する2枚の整流板と、チューブ配管先端を圧潰した状態で2枚の整流板を固定する固定部材とから構成され、整流板の間を所定間隔に維持するスペーサを2枚の整流板の間に挿入し、チューブ配管先端の絞り量を調整することを特徴とする。
以上の洗浄ノズルは、チューブ配管と整流板と固定部材とスペーサからなるシンプルな構成であって低コストに得ることができる。また、スペーサの厚みに応じてチューブ配管の絞り量を設定することで、洗浄範囲や洗浄液の勢いを変更して、簡単且つ確実に最適な洗浄効果を得ることができる。
以上のように、本発明によれば、洗浄効果の高い洗浄ノズルを簡単な構造で安価に得ることができる。
本実施の形態の洗浄ノズルを備えた切削装置の一部を示す斜視図である。 洗浄ノズルの斜視図である。 洗浄ノズルの分解斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係る洗浄ノズルについて説明する。図1は本実施の形態の洗浄ノズルを備えた切削装置の一部を示す斜視図であり、図2は洗浄ノズルを拡大した斜視図であり、図3は洗浄ノズルを分解した状態の斜視図である。
図1に示す切削装置10は、パッケージ基板を切削することによって生じる端材及び切削屑(加工屑)や切削時に供給する切削水を処理する端材処理装置を備えている。切削装置10のうち、端材、切削屑、切削水の処理に関する部分以外の構成は周知のものであるため、部分的に図示を省略して簡単に説明する。
切削装置10では、CSP基板やQFN基板のようなパッケージ基板(図示略)を被加工物として切削加工を行う。パッケージ基板の表面には、格子状に設けられた切削予定ラインによって区画された複数の領域が形成され、個々の領域にデバイスが形成されている。
切削装置10は、第1チャックテーブル11と第2チャックテーブル12を有し、各チャックテーブル11、12をX軸方向(加工送り方向)に移動させながら、各チャックテーブル11、12上に保持されたパッケージ基板に対して切削加工を行う。X軸方向のうち、切削時に各チャックテーブル11、12が進行する方向を下流側、その反対の方向を上流側とする。第1チャックテーブル11と第2チャックテーブル12をX軸方向に移動させる加工送り手段(図示略)は、モータによって回転するボールネジを備えたボールネジ機構等で構成される。また、各チャックテーブル11、12はZ軸方向(上下方向)に向く軸を中心として回転可能に支持されている。
第1チャックテーブル11と第2チャックテーブル12の近傍には、第1の切削手段(図示略)と第2の切削手段(図示略)が設けられる。各切削手段は、X軸方向に対して垂直なY軸方向(割り出し送り方向)に向く軸を中心として回転可能なスピンドルに取り付けられた切削ブレードを備えており、Y軸方向とZ軸方向(上下方向)に移動可能である。
第1の切削手段の切削ブレードを回転させて第1チャックテーブル11上のパッケージ基板に切り込ませながら、第1チャックテーブル11をX軸方向の下流側に移動させることによって、第1チャックテーブル11上のパッケージ基板を所定の切削予定ラインに沿って切削することができる。同様に、第2の切削手段の切削ブレードを回転させて第2チャックテーブル12上の被加工物に切り込ませながら、第2チャックテーブル12をX軸方向の下流側に移動させることによって、第2チャックテーブル12上のパッケージ基板を所定の切削予定ラインに沿って切削することができる。
第1チャックテーブル11上のパッケージ基板で一つの切削予定ラインに沿う切削が完了したら、切削ブレードを上方に引き上げて第1チャックテーブル11をX軸方向の上流側に移動させると共に、第1の切削手段をそれぞれY軸方向に移動(割り出し送り)させる。そして、次の切削予定ラインに沿う切削を実行する。Y軸方向に並ぶ複数の切削予定ラインに沿う切削完了後に、第1チャックテーブル11を90度回転させて、Y軸方向に並ぶ別の複数の切削予定ラインに対して上記と同様にして切削を行う。このようにして、パッケージ基板に対して格子状の切削予定ラインに沿う切削加工を施すことができる。第2チャックテーブル12上のパッケージ基板に対しても同様にして、格子状の切削予定ラインに沿う切削加工を施すことができる。
第1の切削手段と第2の切削手段のそれぞれの近傍に、切削水供給源(図示略)から送られた切削水を噴射する切削水噴射ノズル(図示略)が設けられている。各切削手段でパッケージ基板を切削加工する際に、切削水噴射ノズルから切削ブレード周りに切削水が供給される。切削水によって、切削箇所を冷却すると共に、切削の際に生じる切削屑を洗い流す。
第1チャックテーブル11と第2チャックテーブル12は、ウォーターケース13上に形成された開口部内に配置されている。開口部は、ウォーターケース13の上面を形成する底部15と、底部15から上方に突出する一対の側壁16、17及び端壁18とによって囲まれている。側壁16と側壁17はY軸方向に離間してX軸方向に延びる壁部である。端壁18は、X軸方向の上流側に位置してY軸方向に延びる壁部である。開口部内には、第1チャックテーブル11と共にX軸方向に移動する第1移動板19と、第2チャックテーブル12と共にX軸方向に移動する第2移動板20とが設けられている。第1移動板19のX軸方向の上流側に蛇腹カバー21が設けられ、第2移動板20のX軸方向の上流側に蛇腹カバー22が設けられている。
第1チャックテーブル11と第2チャックテーブル12をX軸方向に移動させる加工送り手段は、ウォーターケース13、第1移動板19及び第2移動板20、蛇腹カバー21及び蛇腹カバー22等によって覆われる防水スペース(図示略)に配置されている。
開口部内にはさらに、X軸方向で第1移動板19と第2移動板20の下流側に切削屑や切削水を流出させるための第1カバー23と第2カバー24とが設けられている。第1カバー23は、Y軸方向の中心に向けて徐々に低くなる一対の傾斜面25と、Y軸方向で該一対の傾斜面25の間に位置して上流側から下流側にかけて徐々に低くなる中央傾斜面26とを有している。第1カバー23と同様に、第2カバー24は、Y軸方向の中心に向けて徐々に低くなる一対の傾斜面27と、Y軸方向で該一対の傾斜面27の間に位置して上流側から下流側にかけて徐々に低くなる中央傾斜面28とを有している。
第1移動板19の周縁には上方へ突出する立壁部29が設けられ、第2移動板20の周縁には上方へ突出する立壁部30が設けられる。立壁部29は第1カバー23の中央傾斜面26側に連通する開口を有し、立壁部30は第2カバー24の中央傾斜面28側に連通する開口を有している。第1チャックテーブル11上のパッケージ基板を切削する際に、切削屑を含む切削水は第1移動板19上から第1カバー23上へ流れる。第2チャックテーブル12上のパッケージ基板を切削する際に、切削屑を含む切削水は第2移動板20上から第2カバー24上へ流れる。
第1カバー23と第2カバー24のそれぞれの内側には、ウォーターケース13の底部15上に敷設されたレール(図示略)に対して摺動可能な摺動部(不図示)が形成されている。第1カバー23と第2カバー24は、該レールと該摺動部によってX軸方向へ移動可能に案内されている。第1カバー23の上流側の端部が第1移動板19に接続し、第1カバー23は第1チャックテーブル11及び第1移動板19と共にX軸方向に移動する。第2カバー24の上流側の端部が第2移動板20に接続し、第2カバー24は第2チャックテーブル12及び第2移動板20と共にX軸方向に移動する。第1カバー23と第2カバー24のそれぞれの下流側の端部は、ウォーターケース13等に対して固定されない自由端となっている。
第1チャックテーブル11や第2チャックテーブル12上でパッケージ基板を切削すると、パッケージ基板の残余部分として端材が生じる。この種の端材は、一般的なシリコンウェーハ等の切削で生じる微細な切削屑(例えば大きさが数μm)に比して、サイズ及び重量が非常に大きい(例えば大きさが数cm)。そのため切削装置10は、端材を確実に排出させるための端材処理装置を備えている。以下、この端材処理装置について説明する。
第1カバー23と第2カバー24はそれぞれ、上流側の第1移動板19や第2移動板20から流れてきた端材(切削屑)や切削水を、傾斜面25と中央傾斜面26、傾斜面27と中央傾斜面28を通じて下流側に導いて自由端から流出させる。さらに、第1カバー23や第2カバー24の自由端にブラシを設けてもよい。ブラシによって、底部15に落下した端材や切削屑を下流側に掃き出すことができる。
第1カバー23や第2カバー24の自由端よりもX軸方向の下流側に、ウォーターケース13に隣接する切削屑案内板31が設けられている。切削屑案内板31は、Y軸方向に進むにつれてZ軸方向の高さを変化させるスロープ部であり、第1カバー23側から第2カバー24側にかけて順次低くなるように傾斜している。切削屑案内板31の下端に連続する位置には、上下に移動可能な切削屑回収ボックス32が設けられている。切削屑回収ボックス32は網目部(図示略)を有しており、網目部を通過せずに引っ掛かった端材や比較的大型の切削屑を回収することができる。切削屑回収ボックス32の網目部を通過した切削水は、外部に排出される。
切削加工によって生じた端材(切削屑)や切削時に供給した切削水は、立壁部29や立壁部30で受け止められて第1カバー23や第2カバー24に案内されてX軸方向の下流側に流れ、第1カバー23や第2カバー24の自由端から切削屑案内板31側に流出する。しかし、端材(切削屑)や切削水は、このように第1カバー23や第2カバー24を経由して下流側に流れるだけでなく、高速回転する切削ブレードによって周囲に飛散されて、各チャックテーブル11、12や各カバー23、24の側方領域でも底部15上に落下する。このような周辺に飛散及び落下した端材(切削屑)や切削水を、洗浄液W(図2)によって下流側に押し流すための洗浄ノズル40を備えている。
図1に示すように、洗浄ノズル40は、洗浄液供給源41に連通する2つのチューブ配管42の先端部分に設けられている。チューブ配管42は可撓性を有する管状体であり、例えば樹脂製のチューブ等からなる。図2と図3に示すように、洗浄ノズル40は、各チューブ配管42の先端の所定長さを上下から挟む第1の整流板43と第2の整流板44とを備えている。第1の整流板43と第2の整流板44はいずれも、長手方向をY軸方向に向けた矩形状の板材である。各整流板43、44は強度や耐水性に優れた任意の材質(例えば、アルミやステンレス鋼、耐腐食性樹脂等)で形成される。下側に位置する第1の整流板43は、上方に突出する取り付けブラケット45をY軸方向の一側に有している。取り付けブラケット45は、図示を省略するボルト等を用いて、ウォーターケース13を構成する取り付け部(図示略)に固定される。
第1の整流板43にスペーサネジ46が取り付けられる。図3に示すように、第1の整流板43にはネジ孔47(図3には一つのみ表しているが、6つ設けられている)が形成され、スペーサネジ46のネジ部46aがネジ孔47に螺合される。スペーサネジ46は計6個設けられており、X軸方向に離間して並ぶ2つのスペーサネジ46を1セットとして、Y軸方向に所定の間隔を空けて3セットのスペーサネジ46が配される。各スペーサネジ46は例えばトラスネジであり、ネジ部46aよりも大径の頭部46bのうち第1の整流板43の上面に当接する箇所が平面で、頭部46bのうち上方に向けて露出する部分が凸状の湾曲面(球面の一部に近い形状)となっている。図3に示すように、第1の整流板43は、X軸方向に離間して並ぶ各セットのスペーサネジ46(ネジ孔47)の間に、計3つのネジ孔48を有している。
第2の整流板44は、X軸方向とY軸方向の大きさが概ね第1の整流板43に対応する平板状の部材である。第2の整流板44には、第1の整流板43と重ねた状態で3つのネジ孔48に対応する位置に、3つの貫通孔49が設けられている。第1の整流板43と第2の整流板44を固定させる3つの固定ネジ50を備え、各貫通孔49には各固定ネジ50のネジ部50aを挿入可能である。ネジ部50aは、上方から貫通孔49に挿入され、貫通孔49を貫通して第1の整流板43のネジ孔48に螺合することができる。
図3に示すように、洗浄ノズル40を組み立てる際には、第1の整流板43上に頭部46bが突出するように各スペーサネジ46を取り付けた上で、第1の整流板43の上面に2本のチューブ配管42の先端部分を載せる。2本のチューブ配管42は、Y軸方向に所定の間隔を空けて各スペーサネジ46と干渉しない位置に配置され、長手方向をX軸方向に向けて延設される。各チューブ配管42の噴射口42aを有する先端面が、第1の整流板43の下流側の縁部と重なるように位置させる。圧潰させていない初期状態のチューブ配管42の直径D1は、第1の整流板43からの頭部46bの突出量よりも大きい。そのため、第1の整流板43上において、各スペーサネジ46の頭部46bよりも各チューブ配管42の方が上方に突出した状態となる。
続いて、第1の整流板43に対して第2の整流板44を上方から接近させる。上記のように各スペーサネジ46の頭部46bよりも各チューブ配管42の方が上方への突出量が大きいため、第2の整流板44の下面は、頭部46bよりも先にチューブ配管42に接触する。そして、第2の整流板44を下方に押し付けて各チューブ配管42を潰しながら、各貫通孔49を通して固定ネジ50のネジ部50aを挿入してネジ孔48に螺合させる。固定ネジ50とネジ孔48を螺合させると、頭部50bによって上方への第2の整流板44の抜けが規制される。
ネジ孔48に対する固定ネジ50(ネジ部50a)の螺合量が大きくなるにつれて、Z軸方向における第1の整流板43と第2の整流板44の間隔が小さくなる。第2の整流板44の下面がスペーサネジ46の頭部46bに当接するまで固定ネジ50を締め込むことができる。図2に示すように、この状態では、第1の整流板43と第2の整流板44のZ軸方向の間隔D2が、チューブ配管42の初期状態の直径D1よりも小さくなる。したがって、第1の整流板43の上面と第2の整流板44の下面との間に挿入されている各チューブ配管42の先端部分が圧潰されて扁平な形状に変化する。なお、図2ではチューブ配管42の変形状態を分かりやすくするために、第2の整流板44を透視して示している。
図2のように各チューブ配管42の先端部分が第1の整流板43と第2の整流板44によって圧潰されると、チューブ配管42内の流路が扁平な形状に狭窄される。その結果、各チューブ配管42の先端の噴射口42aがZ軸方向に狭くY軸方向に広がった形状になり、洗浄ノズル40からの洗浄液Wの噴射範囲がY軸方向に広くなる。また、各チューブ配管42の先端部分の圧潰によって、噴射口42aからの洗浄液Wの噴射圧力が強まる。これにより、洗浄ノズル40からY軸方向における広い範囲に勢い良く洗浄液Wを噴出させることができ、ウォーターケース13の底部15上から切削屑や切削水を効率的に洗い流すことが可能となる。
洗浄ノズル40では、第1の整流板43と第2の整流板44の間隔D2を変更することによりチューブ配管42の圧損の程度(絞り量)が変化し、噴射口42aからの洗浄液Wの噴射範囲や噴射の強さを変化させることができる。間隔D2は、第1の整流板43の上面からのスペーサネジ46の頭部46bの突出量に応じて変化する。例えば、頭部46bの高さ(Z軸方向の厚み)が異なる複数種のスペーサネジ46を準備しておき、頭部46bの高さが違うスペーサネジ46に交換することで、間隔D2を変更できる。あるいは、同一のスペーサネジ46において、ネジ孔47へのネジ部46aの螺合量を調整して頭部46bの高さを変化させて、間隔D2を変更することも可能である。
以上のように、本実施の形態の洗浄ノズル40によれば、複数個の洗浄ノズルを用いたり、噴射方向を可変にする機構を用いたりせずに広い洗浄範囲をカバーできる。また、チューブ配管42の圧潰により洗浄液Wの噴出圧を高めるので、洗浄液供給源41側のポンプの強化等を行わずに洗浄液Wの打力(端材や切削水を押し流す力)を強くすることができる。これにより、大型の端材であっても確実に排出可能となる。洗浄ノズル40を構成する要素は、複雑な形状や機構を備えないシンプルな板状部材(整流板43、44)や管状部材(チューブ配管42)やネジ類(スペーサネジ46、固定ネジ50)である。したがって、簡単且つ安価な構造で、洗浄液Wによる洗浄効果の向上を実現できる。
また、洗浄ノズル40は、第1の整流板43と第2の整流板44の間にチューブ配管42を挟持したものであり機械的な可動部分を有さないので、故障が発生するおそれが少ない。組み立て時には、固定ネジ50を締め込んでいくと、第2の整流板44がスペーサネジ46の頭部46bに当接した段階で締め込みが規制されるため、熟練した作業者による高度な調整を要さずに簡単に完成させることができる。さらに、固定ネジ50の取り外しによって容易に分解できるので、メンテナンス性にも優れている。
上記実施の形態では、第2チャックテーブル12と第2カバー24の側方領域を洗浄可能な位置に洗浄ノズル40を配置している(図1参照)。さらに、第1チャックテーブル11と第1カバー23の側方領域や、各チャックテーブル11、12及び各カバー23、24の間の領域に、同様の構成的特徴を備えた洗浄ノズルを設けてもよい。
上記実施の形態では洗浄ノズル40が2本のチューブ配管42を備えているが、洗浄ノズルが備えるチューブ配管の数はこれに限定されるものではなく、洗浄する範囲等の条件に応じて適宜変更することができる。例えば、本実施の形態よりも狭い範囲を洗浄する場合には、1本のチューブ配管のみを備えてもよいし、逆に本実施の形態よりも広い範囲を洗浄する場合には、3本以上のチューブ配管を並列して配置してもよい。
また、複数本のチューブ配管を備える場合、第1と第2の整流板で挟んだときの各チューブ配管の絞り量を相対的に異ならせてもよい。具体的には、初期状態での各チューブ配管の径を互いに異なるものにしたり、第1と第2の整流板の形状を変更して各チューブ配管を圧潰する箇所の間隔を部分的に異ならせたりすることで、各チューブ配管の絞り量に差をつけることができる。このような構成は、洗浄範囲のうち特定の部分に端材や切削屑が溜まりやすく、必要とされる洗浄液の打力が不均一である場合等に有効である。
上記実施の形態では2本のチューブ配管42を平行に配置しているが、複数本のチューブ配管を非平行に配置した構成を採用することも可能である。例えば、先端側に進むにつれて互いの間隔を広くするように2本のチューブ配管を配置すれば、より広い範囲に洗浄液を噴射することができる。
上記実施の形態では、第1の整流板43と第2の整流板44を固定する3つの固定ネジ50を備え、Y軸方向において3箇所の固定ネジ50の間に2本のチューブ配管42を配置している。この構成によれば、各チューブ配管42の両側が一対の固定ネジ50で締結されるため、各チューブ配管42に対して偏りなく確実に押圧力を与えることができる。しかし、上記実施の形態とは異なる配置で固定ネジ50とチューブ配管42を設けることも可能である。例えば、第2の整流板44のY軸方向の中央部分で2本のチューブ配管42に対して十分な押圧力を付与できることを前提として、Y軸方向に並ぶ3つの固定ネジ50のうち中央の固定ネジ50を省略した構成にすることも可能である。逆に、4つ以上の固定ネジ50を用いて第1の整流板43と第2の整流板44の締結箇所を増やすことも可能である。
上記実施の形態の洗浄ノズル40は、第1の整流板43と第2の整流板44の間に挿入するスペーサとして、スペーサネジ46の頭部46bを用いているが、異なる構成のスペーサを用いることも可能である。例えば、第1の整流板43の上面に突起を設け、該突起を挿入させる孔を有する環状のスペーサを用いてもよい。あるいは、第1の整流板43の上面に凹部を設け、該凹部に挿入される突起を下面に有するスペーサを用いてもよい。これらの変形例のスペーサは、スペーサネジ46とは異なり第1の整流板43に対してネジ留めで固定されないが、第2の整流板44を取り付けた状態で第1の整流板43との間に挟持されるため、脱落するおそれはない。
上記実施の形態の洗浄ノズル40は、2枚の整流板43、44の間にチューブ配管42を挟んでいる。すなわちZ軸方向におけるチューブ配管の配置としては単層構造となっている。これに加えて、Z軸方向に積層される整流板やチューブ配管の数を増やした多段構造の洗浄ノズルにすることも可能である。
整流板の形状は、上記実施の形態の第1の整流板43や第2の整流板44のような矩形に限定されるものではない。例えば、洗浄液の噴射方向等の条件に応じて、扇形等の異なる形状の整流板を採用することも可能である。
上記実施の形態の切削装置10はパッケージ基板を切削加工の対象としているが、加工される被加工物の材質や被加工物上に形成されるデバイスの種類等は限定されない。例えば、被加工物として、パッケージ基板以外に、半導体デバイスウェーハ、光デバイスウェーハ、半導体基板、無機材料基板、酸化物ウェーハ、生セラミックス基板、圧電基板等の各種ワークが用いられてもよい。半導体デバイスウェーハとしては、デバイス形成後のシリコンウェーハや化合物半導体ウェーハが用いられてもよい。光デバイスウェーハとしては、デバイス形成後のサファイアウェーハやシリコンカーバイドウェーハが用いられてもよい。また、半導体基板としてはシリコンやガリウム砒素等、無機材料基板としてはサファイア、セラミックス、ガラス等が用いられてもよい。さらに、酸化物ウェーハとしては、デバイス形成後又はデバイス形成前のリチウムタンタレート、リチウムナイオベートが用いられてもよい。
また、本発明の各実施の形態を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
以上説明したように、本発明の洗浄ノズルによれば、簡単且つ安価な構成で、洗浄範囲の広さや洗浄力の強さを得ることができ、加工屑を発生させる加工装置における洗浄効果を著しく向上させることができる。
10 :切削装置
11 :第1チャックテーブル
12 :第2チャックテーブル
13 :ウォーターケース
15 :底部
19 :第1移動板
20 :第2移動板
23 :第1カバー
24 :第2カバー
31 :切削屑案内板
32 :切削屑回収ボックス
40 :洗浄ノズル
41 :洗浄液供給源
42 :チューブ配管
42a :噴射口
43 :第1の整流板
44 :第2の整流板
45 :取り付けブラケット
46 :スペーサネジ
46a :ネジ部
46b :頭部(スペーサ)
47 :ネジ孔
48 :ネジ孔
49 :貫通孔
50 :固定ネジ(固定部材)
50a :ネジ部
50b :頭部
W :洗浄液

Claims (1)

  1. 加工時に加工屑を洗浄するための洗浄ノズルであって、
    洗浄液供給源に連通するチューブ配管と、該チューブ配管の噴射口側を上下から平行に所定長さ挟んで該チューブ配管先端を圧潰する2枚の整流板と、該チューブ配管先端を圧潰した状態で2枚の該整流板を固定する固定部材とから構成され、
    該整流板の間を所定間隔に維持するスペーサを該2枚の整流板の間に挿入し、該チューブ配管先端の絞り量を調整すること、を特徴とする洗浄ノズル。
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