JP6950264B2 - 洗浄水タンク装置および水洗大便器 - Google Patents
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Description
しかし、本発明においては、開口部に立壁を形成しているため、開口部から小タンク内に流入する洗浄水の流速が大きくなりすぎることを抑制することができ、排水弁体が設定された時間よりも早く閉まる、いわゆる排水弁体の早閉まりの発生を抑制することができる。
まず、図1を参照して実施形態に係る水洗大便器1について説明する。図1は、実施形態に係る水洗大便器1の概略斜視図である。なお、図1においては、説明をわかりやすくするために、鉛直上向きを正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。なお、かかる直交座標系は、他の図においても図示している場合がある。
次に、図2を参照して実施形態に係る洗浄水タンク装置10について説明する。図2は、実施形態に係る洗浄水タンク装置10の概略正断面図である。図2に示すように、洗浄水タンク装置10は、外装タンク11と、貯水タンク12と、蓋体13とを備える。外装タンク11は、蓋体13と共に洗浄水タンク装置10の外観を形成する。貯水タンク(または、単に「タンク」ともいう)12は、外装タンク11内に設けられ、洗浄水が貯留される。
次に、図2〜図7を参照して実施形態に係る洗浄水タンク装置10に設けられる排水弁装置15について説明する。図3は、排水弁装置15の組み立て概略斜視図である。図4は、切替弁42を除いた排水弁装置15の概略正面視図である。図5および図6は、排水弁装置15の概略正断面図である。図7は、図5におけるA部拡大図である。
47aが設けられる。したがって、第1切替弁46は、軸38cを中心に、下方位置から開口部41を閉じる位置まで揺動可能となり、第2切替弁47は、軸38cを中心に、下方位置から開口部41を閉じている第1切替弁46に当接する位置まで揺動可能となる。
このように、開口部41に立壁41a,41bが形成されることで、開口部41から小タンク38内に洗浄水が流入するとき、開口部41を通過する洗浄水の一部は、立壁41a,41bに衝突して流速が弱められた後に小タンク38内に流入する。
のみが下降する。
仮に、本発明の実施形態のように開口部41に立壁41a,41bが設けられていない場合、開口部41内へ流入する洗浄水の流速が大きいと、洗浄水は大きな流速を保ったまま開口部41を通過して小タンク38内へ流入する。そうすると、小タンク38内へ流入した流速の大きい洗浄水が、下降途中の排水弁体35を上面から下方側へ押し込んだり、排水口12a内へ勢い良く流入することで排水弁体35を排水口12a側(下方)へ引き込んだりしてしまうおそれがある。これにより、排水弁体35が設定された時間よりも早く閉まる、いわゆる早閉まりが発生してしまうおそれがある。
しかし、本発明の実施形態においては、開口部41から小タンク38内へ流入する洗浄水の一部を、立壁41a,41bに衝突させて流速を弱めた後に小タンク38内へ流入させている。これにより、開口部41から小タンク38内に流入する洗浄水の流速が大きくなりすぎることを抑制することができ、上述したような排水弁体35の早閉まりの発生を抑制することができる。
これについて、本発明の実施形態においては、立壁41a,41bの下方側の一部を切り欠いた切り欠き部41c,41dを設けているので、ヘッド圧(水頭圧)が低くなってしまう死水水位DWL付近における、開口部41から小タンク38内に流入する洗浄水の瞬間流量を確保することができる。したがって、排水口12aから排出される洗浄水量が、設定された洗浄水量よりも少なくなってしまうことを抑制することができる。
なお、この大洗浄時における死水水位DWLは、開口部41の下端41eよりも上方の位置、かつ開口部41の切り欠き部41c,41d付近に設定されている。そのため、死水水位DWLが開口部41の下端41eよりも下方の位置に設定されている場合に比べて、開口部41から小タンク38内に流入する洗浄水の流速が比較的速い状態のときに貯水タンク12内の水位が死水水位DWLに到達するため、排水弁体35の早閉まりが発生しやすい。
しかし、本発明の実施形態のように、開口部41に立壁41a,41bを設けることで、排水弁体35の早閉まりを抑制することができる。
しかし、本発明の実施形態のように、開口部41に立壁41a,41bを設けることで、排水弁体35の早閉まりを抑制することができる。
2 便器本体(便器)
3 ボウル部
4 導水路
5 トラップ管路
5a トラップ管路の入口
5b 上昇路
5c 下降路
6 リム
7 第1吐水口
8 溜水部
9 第2吐水口
10 洗浄水タンク装置
11 外装タンク
12 貯水タンク
12a 排水口
13 蓋体
13a 手洗い鉢
13b 吐水口
14 給水装置
15 排水弁装置
16 操作装置
17 給水管
18 フロート(給水装置用フロート)
19 吐水管
20 レバー
21 給水バルブ
22 手洗い給水管
23 手洗いカラン
24 制御筒
24a 外側壁
24b 内側壁
24c 中間水平壁
24d 貯水部
24e 小穴
24f 小穴
24g 開閉弁保持部
24h 流入口
24i 取付穴
25 導水部材
26 操作レバー
27 モータ
28 操作ボタン
29 回転伝達部材
30 第1引き上げ部材
31 第2引き上げ部材
32 第1玉鎖
33 第2玉鎖
34 弁座
35 排水弁体
36 オーバーフロー管
36a 弁体保持部
36b 嵌合凹部
36c リブ
36d リブ
36e 上端部
37 排水口形成部材
38 小タンク
38a 上縁部
38b 側面部
38c 軸
39 フロート
39a 隙間
39b 周方向端部
39c 周方向端部
39d 突出部
40 接続部材
41 開口部
41a 立壁
41b 立壁
41c 切り欠き部
41d 切り欠き部
41e 開口部の下端
42 切替弁(弁体)
43 係止/係止解除機構部
44 スライド部材
45 開閉弁
45a 弁部
45b 支点部
45c 力点部
46 第1切替弁
46a 受部
46b 連通口
47 第2切替弁
47a 孔部
47b 突出部
48 錘
49 錘
50 支持部材
50a 固定部
50b ヒンジ軸部
51 カム部材
51a 取付穴部
51b 第1アーム部
51c 第2アーム部
52 圧縮コイルばね
Claims (5)
- 洗浄水を貯留する貯水タンクと、
前記貯水タンクの底部に設けられ、前記貯水タンクに貯留された洗浄水が排出される排水口と、
前記排水口を囲むように前記排水口の上方に設けられる小タンクと、
前記小タンクの側面部に設けられ、弁体によって開閉されるとともに前記貯水タンク内における洗浄水の排水後の死水水位の位置を設定する開口部と、
前記小タンクの内方に設けられる制御筒と、
前記制御筒内に上下動可能に設けられるフロートと、
前記フロートの上下動に連動し、前記排水口を開閉する排水弁体と、
を備えており、
前記開口部には、前記開口部の側端部において上下方向に延びる立壁が形成されることを特徴とする洗浄水タンク装置。 - 前記死水水位は、前記開口部の下端よりも上方の位置に設定されることを特徴とする請求項1に記載の洗浄水タンク装置。
- 前記立壁の下方側には、前記立壁の一部を切り欠いた切り欠き部が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の洗浄水タンク装置。
- 前記開口部は、その下端が前記小タンクを上下に二等分したうちの下方側に位置することを特徴とする1乃至3のいずれか1項に記載の洗浄水タンク装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の洗浄水タンク装置と、
便器と、
を備えることを特徴とする水洗大便器。
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JP2017090440A JP6950264B2 (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | 洗浄水タンク装置および水洗大便器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017090440A JP6950264B2 (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | 洗浄水タンク装置および水洗大便器 |
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JP2018188821A JP2018188821A (ja) | 2018-11-29 |
JP6950264B2 true JP6950264B2 (ja) | 2021-10-13 |
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Family Applications (1)
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2017
- 2017-04-28 JP JP2017090440A patent/JP6950264B2/ja active Active
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