JP6948280B2 - 昇降/回転シートの制御装置 - Google Patents
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Description
前記アクチュエータに対して搬出信号もしくは格納信号である作動信号を出力するスイッチと、
前記作動信号を受信しているときは前記アクチュエータを作動させ、前記作動信号が停止したときは前記アクチュエータの作動を停止するコントローラと、
を備えた昇降/回転シートの制御装置において、
シートが所定の位置に格納されているか否かが目視で判断しにくい前記所定位置付近の回転作動途中位置を第1所定位置としたとき、
前記コントローラは、前記格納信号に基づく格納動作中に、前記所定位置を超えて前記第1所定位置までの間の回転作動途中領域で、前記スイッチからの出力信号が停止した状態においても、前記アクチュエータの作動を継続して前記昇降/回転シートを前記所定位置に格納することとした。
図1は実施例1の昇降シートの制御装置を表す概略図である。この昇降シートは、リクライニングするシートバック1aと、乗員が着座する座面1bと、乗員が足を載せるフットレスト1cとを有する昇降シート1と、シート各部の作動を行うアクチュエータ2と、アクチュエータ2の作動を制御するコントローラ3と、コントローラ3に対して作動信号を出力するリモコンスイッチ4と、を有する。
フェーズP2では、回転モータM3に作動信号を出力し、昇降シート1の正面が車両側面側を向くように回動させる。
フェーズP3では、リクライニングモータM1,スライドモータM2及び回転モータM3を作動させながら、狭い車室内スペースで、昇降シート1をスムーズに回動させる。
フェーズP4では、昇降モータM4に作動信号を出力し、昇降シート1を車両の外側に移動させつつ下降させる。
図4は、実施例1の昇降シートの格納作動制御処理を表すフローチャートである。このフローチャートは、昇降シート1が車両の外側に搬出されている状態で実行される。
ステップS1では、入スイッチ5aのオン信号を受信したか否かを判断し、受信したときはステップS2に進み、それ以外の場合は本ステップを繰り返す。
ステップS2では、フェーズP4においてスライドモータM2,回転モータM3,昇降モータM4(以下、各モータとも記載する。)を作動させ、格納動作を開始する。
ステップS3では、入スイッチ5aがオフ信号か否かを判断し、オフ信号の場合はステップS4に進み、オン信号の場合はステップS6に進む。
ステップS4では、各モータの作動を停止する。
ステップS5では、入スイッチ5aがオン信号か否かを判断し、オン信号の場合はステップS2に戻り、オフ信号の場合はステップS4に戻って各モータの作動停止を継続する。
ステップS7では、入スイッチ5aがオフ信号か否かを判断し、オフ信号の場合はステップS9へ進み、オン信号の場合はステップS8に進む。
ステップS8では、フェーズP2において回転モータM3を作動させ、エンコーダE3が格納完了を表す所定角度に到達するまで回転モータM3を作動させ、所定角度に到達したときに回転モータM3の作動を停止し、格納動作が完了する。
ステップS10では、回転モータM3を停止する。
ステップS11では、回転モータM3の回転入端位置からの角度が40°以上か否かを判断し、40°以上の場合はステップS13に進み、入スイッチ5aがオンになるまで継続して回転モータM3の作動を停止する。一方、40°未満の場合は、ステップS12に進んで、未格納を操作者に報知するためにブザー7を吹鳴する。ここで、40°とは、シートがある程度格納されておりドアを閉めることができる範囲を表す。この場合は、昇降シート1が途中の不安定な状態に位置していることから、格納位置もしくは搬出位置に向けて速やかに操作を実行することが望ましい領域である。
ステップS15では、回転モータM3を作動して格納動作を開始する。
一方、ステップS9において、入スイッチ5aがオフの状態で、回転入端位置からの角度が8°以内の場合は、ステップS16に進んで回転モータM3を継続して作動させ、回転完了位置(回転入端位置に相当)で回転モータM3の作動を停止し、シート格納状態を確保する。言い換えると、リモコンスイッチ4の入スイッチ5aがオフであっても、格納が完了したか否かを目視で判断することが困難な状態で入スイッチ5aがオフとなった場合は、正しく格納される所定位置に向けて回転モータM3の作動を継続することで、自動的に格納状態を確保することができ、ブザー7の吹鳴による煩わしさを回避し、不十分な格納状態によってシートの向きが進行方向に対して斜めの状態が生じるという問題や、不快なガタ、音、振動が発生するという問題を回避できる。
図5は、実施例1の昇降シートの搬出作動制御処理を表すフローチャートである。このフローチャートは、昇降シート1が車両内に格納されている状態で実行される。
ステップS21では、出スイッチ5bのオン信号を受信したか否かを判断し、受信したときはステップS22に進み、それ以外の場合は本ステップを繰り返す。
ステップS22では、リクライニング位置が原点位置か否かを判断し、原点位置の場合はステップS24に進み、それ以外の場合はステップS23に進む。
ステップS23では、リクライニングモータM1を作動させ、原点位置に復帰させる。
ステップS24では、スライド位置が原点位置か否かを判断し原点位置の場合はステップS26に進み、それ以外の場合はステップS25に進む。
ステップS25では、スライドモータM2を作動させ、原点位置に復帰させる。
ステップS26では、回転モータM3を作動させる。
ステップS27では、出スイッチ5bがオフか否かを判断し、オフの場合はステップS33に進み、オンの場合はステップS28に進む。
ステップS29では、出スイッチ5bがオフか否かを判断し、オフの場合はステップS31に進み、オンの場合はステップS30に進む。
ステップS30では、回転モータM3,スライドモータM2,昇降モータM4をシート搬出位置まで作動させ、搬出完了位置で各モータの作動を停止する。 ステップS31では、回転モータM3,スライドモータM2,昇降モータM4の作動を停止する。
ステップS32では、出スイッチ5bがオンか否かを判断し、オンの場合はステップS28に戻って各モータの作動を開始し、オフの場合は本ステップを繰り返し、オンになるまで待機する。
ステップS34では、回転入端位置からの角度が40°以上か否かを判断し、40°以上の場合はステップS35に進み、40°未満の場合はステップS37に進んで、未格納を操作者に報知するためにブザー7を吹鳴する。
ステップS35では、出スイッチ5bがオンか否かを判断し、オンの場合はステップS36に進み、オフの場合はステップS34に戻って継続して回転モータM3の作動を停止する。
ステップS36では、ブザー7が吹鳴している場合は吹鳴を停止し、吹鳴していなければそのままステップS26に進む。
ステップS38では、出スイッチ5bがオフの状態で、回転モータM3の回転入端位置からの角度が8°以内か否かを判断し、8°以内の場合はステップS39に進み、それ以外の場合はステップS35に進む。
ステップS39では、ドアスイッチ8がオフ(ドアが閉じている)か否かを判断し、オフの場合はステップS40に進み、オンの場合はステップS35に進む。
(1)車室内の所定位置に格納され、リクライニングモータM1,スライドモータM2,回転モータM3,昇降モータM4(以下、総称してアクチュエータ2とも記載する。)の作動により車室内から車室外への搬出動作または車室外から車室内への格納動作を行う昇降シート1と、
アクチュエータ2に対して搬出信号もしくは格納信号である作動信号を出力するリモコンスイッチ4の入スイッチ5a,出スイッチ5b(以下、総称してスイッチとも記載する。)と、
作動信号を受信しているときはアクチュエータを作動させ、作動信号が停止したときはアクチュエータ2の作動を停止するコントローラ3と、
を備えた昇降シート1の制御装置において、
コントローラ3は、所定条件が成立したときは、作動信号の出力状態にかかわらず、アクチュエータ2を作動して昇降シート1を所定位置に格納することとした。
アクチュエータ2に対して搬出信号もしくは格納信号である作動信号を出力するスイッチと、
作動信号を受信しているときはアクチュエータ2を作動させ、作動信号が停止したときはアクチュエータ2の作動を停止するコントローラ3と、
を備えた昇降シート1の制御装置において、
コントローラ3は、所定位置を除く位置において作動信号が停止し、アクチュエータ2の作動を停止中に、走行開始状態(もしくは所定時間の経過)を検出したときは、アクチュエータ2の作動を開始して昇降シートを所定位置に格納することとした。
アクチュエータ2に対して搬出信号もしくは格納信号である作動信号を出力するスイッチと、
作動信号を受信しているときはアクチュエータ2を作動させ、作動信号が停止したときはアクチュエータ2の作動を停止するコントローラ3と、
を備えた昇降シート1の制御装置において、
コントローラ3は、
格納信号に基づく格納動作中に所定条件が成立したときは、格納信号の出力状態にかかわらず、アクチュエータ2を作動して昇降シート1を所定位置に格納し、
所定位置を除く位置において搬出信号が停止し、アクチュエータ2の搬出作動を停止中に、走行開始状態もしくは所定時間の経過を検出したときは、アクチュエータ2の作動を開始して昇降シート1を所定位置に格納することとした。
また、実施例1では、回転すると共に昇降する昇降シートを例に説明したが、昇降せずに単に回転することで、車室内から車室外への搬出動作または車室外から車室内への格納動作を行う回転シートに本発明を適用してもよい。
2 アクチュエータ
3 コントローラ
4 リモコンスイッチ
5 受信機
6 操作スイッチ
7 ブザー
8 ドアスイッチ
M1 リクライニングモータ
M2 スライドモータ
M3 回転モータ
M4 昇降モータ
E1〜E4 エンコーダ
Claims (5)
- 車室内の所定位置に格納され、アクチュエータの作動により車室内から車室外への搬出動作または車室外から車室内への格納動作を行う昇降/回転シートと、
前記アクチュエータに対して搬出信号もしくは格納信号である作動信号を出力するスイッチと、
前記作動信号を受信しているときは前記アクチュエータを作動させ、前記作動信号が停止したときは前記アクチュエータの作動を停止するコントローラと、
を備えた昇降/回転シートの制御装置において、
シートが所定の位置に格納されているか否かが目視で判断しにくい前記所定位置付近の回転作動途中位置を第1所定位置としたとき、
前記コントローラは、前記格納信号に基づく格納動作中に、前記所定位置を超えて前記第1所定位置までの間の回転作動途中領域で、前記スイッチからの出力信号が停止した状態においても、前記アクチュエータの作動を継続して前記昇降/回転シートを前記所定位置に格納することを特徴とする昇降/回転用シートの制御装置。 - 車室内の所定位置に格納され、アクチュエータの作動により車室内から車室外への搬出動作または車室外から車室内への格納動作を行う昇降/回転シートと、
前記アクチュエータに対して搬出信号もしくは格納信号である作動信号を出力するスイッチと、
前記作動信号を受信しているときは前記アクチュエータを作動させ、前記作動信号が停止したときは前記アクチュエータの作動を停止するコントローラと、
を備えた昇降/回転シートの制御装置において、
シートが所定の位置に格納されているか否かが目視で判断しにくい前記所定位置付近の回転作動途中位置を第1所定位置としたとき、
前記コントローラは、搬出動作中に、前記所定位置を超えて前記第1所定位置までの間の回転作動途中領域で、前記スイッチからの出力信号の停止による前記アクチュエータの作動を停止中に所定時間の経過を検出したときは、前記アクチュエータの作動を開始して前記昇降/回転シートを前記所定位置に格納することを特徴とする昇降/回転用シートの制御装置。 - 請求項1または2に記載の昇降/回転用シートの制御装置において、
前記第1所定位置より車室外側で、シートがある程度格納されておりドアを閉めることができる回転作動途中位置を第2所定位置としたとき、
前記コントローラは、
前記第1所定位置を超えて前記第2所定位置までの間の回転作動途中領域で、前記格納信号または前記搬出信号が停止したときは、未格納を操作者に報知するためのブザーを吹鳴することを特徴とする昇降/回転用シートの制御装置。 - 請求項1ないし3何れか一つに記載の昇降/回転用シートの制御装置において、
前記第1所定位置を、前記所定位置から8度搬出方向に回転した位置としたことを特徴とする昇降/回転用シートの制御装置。 - 請求項1または3に記載の昇降/回転用シートの制御装置において、
前記第2所定位置を、前記所定位置から40度搬出方向に回転した位置としたことを特徴とする昇降/回転用シートの制御装置。
Priority Applications (1)
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JP2018059872A JP6948280B2 (ja) | 2018-03-27 | 2018-03-27 | 昇降/回転シートの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018059872A JP6948280B2 (ja) | 2018-03-27 | 2018-03-27 | 昇降/回転シートの制御装置 |
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JP2007269134A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Autech Japan Inc | シート駆動装置 |
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2018
- 2018-03-27 JP JP2018059872A patent/JP6948280B2/ja active Active
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