JP6948280B2 - 昇降/回転シートの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両に搭載された昇降/回転シートの制御装置に関する。
従来、車両への乗降を支援する昇降/回転シートとしてそれぞれ特許文献1,2が知られている。このような昇降/回転シートは、シート本体の移動を制御する制御装置を有し、所定のスイッチを押している間は作動を行い、スイッチを離すとその場で停止するように制御されている。また、シートが所定の位置に格納されているか否かが判断しにくい格納位置付近では、ブザーを鳴らすことで正常な状態ではないことをスイッチ操作者に報知する。操作者は、ブザーに応じて再度スイッチを押すことで、正しい格納位置までシートを移動させて格納する。
特開2007−099120号公報 特開2001−001810号公報
ここで、シートは格納直前で外観から格納、未格納を検知することが困難であり、ブザーで格納もしくは未格納を判別し、再度スイッチを操作することになると、ブザー音が不快であり、かつ、操作も煩雑となる。また、仮にシートが未格納の状態で乗車すると、シートの向きが進行方向に対して斜めの状態が生じるという問題や、不快なガタ、音、振動が発生するおそれがあった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、操作の煩雑さを回避し、かつ安定した乗車状態を確保可能な昇降/回転シートの制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の昇降/回転用シートの制御装置では、車室内の所定位置に格納され、アクチュエータの作動により車室内から車室外への搬出動作または車室外から車室内への格納動作を行う昇降/回転シートと、
前記アクチュエータに対して搬出信号もしくは格納信号である作動信号を出力するスイッチと、
前記作動信号を受信しているときは前記アクチュエータを作動させ、前記作動信号が停止したときは前記アクチュエータの作動を停止するコントローラと、
を備えた昇降/回転シートの制御装置において、
シートが所定の位置に格納されているか否かが目視で判断しにくい前記所定位置付近の回転作動途中位置を第1所定位置としたとき、
前記コントローラは、前記格納信号に基づく格納動作中に、前記所定位置を超えて前記第1所定位置までの間の回転作動途中領域で、前記スイッチからの出力信号が停止した状態においても、前記アクチュエータの作動を継続して前記昇降/回転シートを前記所定位置に格納することとした。
すなわち、格納が完了したか否かを目視で判断することが困難な状態でスイッチがオフとなった場合は、正しく格納される所定位置に向けてアクチュエータの作動を継続することで、自動的に格納状態を確保することができ、ブザーの吹鳴による煩わしさを回避し、不十分な格納状態によってシートの向きが進行方向に対して斜めの状態が生じるという問題や、不快なガタ、音、振動が発生するという問題を回避できる。また、格納が完了する最後までスイッチを継続的に操作する必要がなくなり、昇降/回転シートを容易に格納位置に移動できる。
実施例1の昇降シートの制御装置を表す概略図である。 実施例1の昇降シートの制御装置のコントローラの構成を表す概略図である。 実施例1の昇降シートの作動を表す概略図である。 実施例1の昇降シートの格納作動制御処理を表すフローチャートである。 実施例1の昇降シートの搬出作動制御処理を表すフローチャートである。
〔実施例1〕
図1は実施例1の昇降シートの制御装置を表す概略図である。この昇降シートは、リクライニングするシートバック1aと、乗員が着座する座面1bと、乗員が足を載せるフットレスト1cとを有する昇降シート1と、シート各部の作動を行うアクチュエータ2と、アクチュエータ2の作動を制御するコントローラ3と、コントローラ3に対して作動信号を出力するリモコンスイッチ4と、を有する。
アクチュエータ2は、シートバック1aのリクライニング作動を行うリクライニングモータM1と、昇降シート1を前後にスライドするスライドモータM2と、昇降シート1を車両上下方向の軸に沿って回転する回転モータM3と、車室内から車室外に移動する搬出作動もしくは車室外から車室内に昇降シート1を格納する格納作動を行う昇降モータM4と、を有する。各モータには、モータ回転角を検出するエンコーダE1〜E4を有する。
図2は、実施例1の昇降シートの制御装置のコントローラの構成を表す概略図である。昇降シートの制御装置は、リモコンスイッチ4の情報を受信する受信機5と、昇降シート1のスライドスイッチ及びリクライニングスイッチからなる操作スイッチ6と、昇降シート1の所定の格納位置に到達していない場合に操作者に報知するブザー7と、走行開始状態検出装置であるドアスイッチ8と、を有する。
リモコンスイッチ4は、格納動作指令を出力する入スイッチ5aと、搬出動作指令を出力する出スイッチ5bとを有し、コントローラ3は、それぞれの信号を受信する。操作スイッチ6は、昇降シート1を前にスライドするスライド前スイッチ6aと、後ろにスライドするスライド後スイッチ6bと、シートバック1aを前に起こすリクライニング前スイッチ6cと、シートバック1aを後ろに倒すリクライニング後スイッチ6dとを有し、コントローラ3は、それぞれの信号を受信する。また、コントローラ3は、各種スイッチ信号の入力に基づいて各種モータを制御する。その際、各種モータの回転状態をエンコーダE1〜E4から受信し、昇降シート1の状態を制御する。
図3は、実施例1の昇降シートの作動を表す概略図である。実施例1の昇降シートは、3列シート型の車両の2列目に設置された例を示すが、1列目や3列目であってもよいし、2列シート型の車両の1列目や2列目でもよい。最初の状態は、昇降シート1が所定の格納位置に格納されており、その状態で、昇降シート1が初期位置と異なるスライド位置、リクライニング角度に変更された状態である。この状態で、操作者がリモコンスイッチ4の出スイッチ5bを押した場合の作動を示す。
フェーズP1では、まず、リクライニングモータM1及びスライドモータM2に作動信号を出力し、昇降シート1のスライド位置及びリクライニング角度を、搬出動作を行うときの初期位置に変更する。乗員により変更されたスライド位置やリクライニング角度が前すぎたり後ろすぎたりすると、後のフェーズで昇降シート1がうまく回転できないからである。
フェーズP2では、回転モータM3に作動信号を出力し、昇降シート1の正面が車両側面側を向くように回動させる。
フェーズP3では、リクライニングモータM1,スライドモータM2及び回転モータM3を作動させながら、狭い車室内スペースで、昇降シート1をスムーズに回動させる。
フェーズP4では、昇降モータM4に作動信号を出力し、昇降シート1を車両の外側に移動させつつ下降させる。
尚、操作者がリモコンスイッチ4の入スイッチ5aを押した場合は、フェーズP4からフェーズP1に向けて順次逆の作動を行い、昇降シート1を所定の格納位置に格納する。尚、基本的な作動として、搬出作動及び格納作動は、いずれもリモコンスイッチ4が継続的に押されている状態のときに作動し、リモコンスイッチ4の操作を停止したときに停止する。
(格納作動制御処理)
図4は、実施例1の昇降シートの格納作動制御処理を表すフローチャートである。このフローチャートは、昇降シート1が車両の外側に搬出されている状態で実行される。
ステップS1では、入スイッチ5aのオン信号を受信したか否かを判断し、受信したときはステップS2に進み、それ以外の場合は本ステップを繰り返す。
ステップS2では、フェーズP4においてスライドモータM2,回転モータM3,昇降モータM4(以下、各モータとも記載する。)を作動させ、格納動作を開始する。
ステップS3では、入スイッチ5aがオフ信号か否かを判断し、オフ信号の場合はステップS4に進み、オン信号の場合はステップS6に進む。
ステップS4では、各モータの作動を停止する。
ステップS5では、入スイッチ5aがオン信号か否かを判断し、オン信号の場合はステップS2に戻り、オフ信号の場合はステップS4に戻って各モータの作動停止を継続する。
ステップS6では、フェーズP3において昇降モータM4及びスライドモータM2の回転完了位置に到達するまで作動させ、回転完了位置に到達したときに昇降モータM4及びスライドモータM2を停止する。尚、回転モータM3は継続して作動させる。
ステップS7では、入スイッチ5aがオフ信号か否かを判断し、オフ信号の場合はステップS9へ進み、オン信号の場合はステップS8に進む。
ステップS8では、フェーズP2において回転モータM3を作動させ、エンコーダE3が格納完了を表す所定角度に到達するまで回転モータM3を作動させ、所定角度に到達したときに回転モータM3の作動を停止し、格納動作が完了する。
ステップS9では、入スイッチ5aがオフの状態で、回転モータM3の回転入端位置からの角度が8°以内か否かを判断し、8°以内の場合はステップS16に進み、それ以外の場合はステップS10に進む。ここで、回転入端位置とは、入スイッチ5aを押し続けたときに到達する最終的な回転位置であって、正しく格納される所定位置を表す。また、8°とは、目視で昇降シート1の格納が完了したか否かを判別しにくい上限角度であり、8°に限らず他の所定角度でもよい。
ステップS10では、回転モータM3を停止する。
ステップS11では、回転モータM3の回転入端位置からの角度が40°以上か否かを判断し、40°以上の場合はステップS13に進み、入スイッチ5aがオンになるまで継続して回転モータM3の作動を停止する。一方、40°未満の場合は、ステップS12に進んで、未格納を操作者に報知するためにブザー7を吹鳴する。ここで、40°とは、シートがある程度格納されておりドアを閉めることができる範囲を表す。この場合は、昇降シート1が途中の不安定な状態に位置していることから、格納位置もしくは搬出位置に向けて速やかに操作を実行することが望ましい領域である。
ステップS13において、入スイッチ5aがオンとなった場合はステップS14に進み、ブザー7が吹鳴している場合は吹鳴を停止し、吹鳴していなければそのままとしてステップS15に進む。
ステップS15では、回転モータM3を作動して格納動作を開始する。
一方、ステップS9において、入スイッチ5aがオフの状態で、回転入端位置からの角度が8°以内の場合は、ステップS16に進んで回転モータM3を継続して作動させ、回転完了位置(回転入端位置に相当)で回転モータM3の作動を停止し、シート格納状態を確保する。言い換えると、リモコンスイッチ4の入スイッチ5aがオフであっても、格納が完了したか否かを目視で判断することが困難な状態で入スイッチ5aがオフとなった場合は、正しく格納される所定位置に向けて回転モータM3の作動を継続することで、自動的に格納状態を確保することができ、ブザー7の吹鳴による煩わしさを回避し、不十分な格納状態によってシートの向きが進行方向に対して斜めの状態が生じるという問題や、不快なガタ、音、振動が発生するという問題を回避できる。
(搬出作動制御処理)
図5は、実施例1の昇降シートの搬出作動制御処理を表すフローチャートである。このフローチャートは、昇降シート1が車両内に格納されている状態で実行される。
ステップS21では、出スイッチ5bのオン信号を受信したか否かを判断し、受信したときはステップS22に進み、それ以外の場合は本ステップを繰り返す。
ステップS22では、リクライニング位置が原点位置か否かを判断し、原点位置の場合はステップS24に進み、それ以外の場合はステップS23に進む。
ステップS23では、リクライニングモータM1を作動させ、原点位置に復帰させる。
ステップS24では、スライド位置が原点位置か否かを判断し原点位置の場合はステップS26に進み、それ以外の場合はステップS25に進む。
ステップS25では、スライドモータM2を作動させ、原点位置に復帰させる。
ステップS26では、回転モータM3を作動させる。
ステップS27では、出スイッチ5bがオフか否かを判断し、オフの場合はステップS33に進み、オンの場合はステップS28に進む。
ステップS28では、回転モータM3,スライドモータM2,昇降モータM4を作動させて搬出作動を実行する。
ステップS29では、出スイッチ5bがオフか否かを判断し、オフの場合はステップS31に進み、オンの場合はステップS30に進む。
ステップS30では、回転モータM3,スライドモータM2,昇降モータM4をシート搬出位置まで作動させ、搬出完了位置で各モータの作動を停止する。 ステップS31では、回転モータM3,スライドモータM2,昇降モータM4の作動を停止する。
ステップS32では、出スイッチ5bがオンか否かを判断し、オンの場合はステップS28に戻って各モータの作動を開始し、オフの場合は本ステップを繰り返し、オンになるまで待機する。
ステップS27で出スイッチ5bがオフの場合はステップS33に進んで回転モータM3の作動を停止する。
ステップS34では、回転入端位置からの角度が40°以上か否かを判断し、40°以上の場合はステップS35に進み、40°未満の場合はステップS37に進んで、未格納を操作者に報知するためにブザー7を吹鳴する。
ステップS35では、出スイッチ5bがオンか否かを判断し、オンの場合はステップS36に進み、オフの場合はステップS34に戻って継続して回転モータM3の作動を停止する。
ステップS36では、ブザー7が吹鳴している場合は吹鳴を停止し、吹鳴していなければそのままステップS26に進む。
ステップS37では、ステップS34において回転モータM3の回転入端位置からの角度が40°未満と判断されたため、未格納を操作者に報知するためにブザー7を吹鳴する。
ステップS38では、出スイッチ5bがオフの状態で、回転モータM3の回転入端位置からの角度が8°以内か否かを判断し、8°以内の場合はステップS39に進み、それ以外の場合はステップS35に進む。
ステップS39では、ドアスイッチ8がオフ(ドアが閉じている)か否かを判断し、オフの場合はステップS40に進み、オンの場合はステップS35に進む。
ステップS40では、ドアが閉じており、操作者は格納を意図していると判断してブザー7の吹鳴を停止し、正しく格納される所定位置に向けて回転モータM3の作動を行い、回転完了位置(回転入端位置に相当)で回転モータM3の作動を停止し、シート格納状態を確保する。すなわち、リモコンスイッチ4の出スイッチ5bがオンとされた後であっても、回転モータM3の回転角が回転入端位置から8°以内で、かつ、ドアスイッチ8がオフであれば、搬出意図ではなく、格納を意図していると判断し、自動的に格納状態を確保することで、ブザー7の吹鳴による煩わしさを回避し、不十分な格納状態によってシートの向きが進行方向に対して斜めの状態が生じるという問題や、不快なガタ、音、振動が発生するという問題を回避できる。尚、実施例1では、ドアスイッチ8の状態に応じて自動格納を実施することとしたが、ドアスイッチ8に代えて、所定時間以上経過したときに自動格納を実施してもよい。操作意図がハッキリしない場合は、昇降シート1を格納位置に戻しておくことで、安全性を確保できる。
以上説明したように、実施例1にあっては下記に列挙する作用効果を得ることができる。
(1)車室内の所定位置に格納され、リクライニングモータM1,スライドモータM2,回転モータM3,昇降モータM4(以下、総称してアクチュエータ2とも記載する。)の作動により車室内から車室外への搬出動作または車室外から車室内への格納動作を行う昇降シート1と、
アクチュエータ2に対して搬出信号もしくは格納信号である作動信号を出力するリモコンスイッチ4の入スイッチ5a,出スイッチ5b(以下、総称してスイッチとも記載する。)と、
作動信号を受信しているときはアクチュエータを作動させ、作動信号が停止したときはアクチュエータ2の作動を停止するコントローラ3と、
を備えた昇降シート1の制御装置において、
コントローラ3は、所定条件が成立したときは、作動信号の出力状態にかかわらず、アクチュエータ2を作動して昇降シート1を所定位置に格納することとした。
すなわち、格納が完了したか否かを目視で判断することが困難な状態でスイッチがオフとなった場合は、正しく格納される所定位置に向けてアクチュエータ2の作動を継続することで、自動的に格納状態を確保することができ、ブザー7の吹鳴による煩わしさを回避し、不十分な格納状態によってシートの向きが進行方向に対して斜めの状態が生じるという問題や、不快なガタ、音、振動が発生するという問題を回避できる。また、格納が完了する最後までスイッチを継続的に操作する必要がなくなり、昇降シート1を容易に格納位置に移動できる。
(2)車室内の所定位置に格納され、アクチュエータ2の作動により車室内から車室外への搬出動作または車室外から車室内への格納動作を行う昇降シート1と、
アクチュエータ2に対して搬出信号もしくは格納信号である作動信号を出力するスイッチと、
作動信号を受信しているときはアクチュエータ2を作動させ、作動信号が停止したときはアクチュエータ2の作動を停止するコントローラ3と、
を備えた昇降シート1の制御装置において、
コントローラ3は、所定位置を除く位置において作動信号が停止し、アクチュエータ2の作動を停止中に、走行開始状態(もしくは所定時間の経過)を検出したときは、アクチュエータ2の作動を開始して昇降シートを所定位置に格納することとした。
よって、しっかりと格納が完了していない状態で、格納しても問題がない、もしくは格納した方が、安全性が高いと考えられる場合には、自動的に格納することで、ブザー7の吹鳴による煩わしさを回避し、不十分な格納状態によってシートの向きが進行方向に対して斜めの状態が生じるという問題や、不快なガタ、音、振動が発生するという問題を回避できる。尚、実施例1では、走行開始状態に基づいて検出する例を示したが、停止から所定時間の経過に基づいて自動格納を開始してもよく、特に限定しない。
(3)車室内の所定位置に格納され、アクチュエータ2の作動により車室内から車室外への搬出動作または車室外から車室内への格納動作を行う昇降シート1と、
アクチュエータ2に対して搬出信号もしくは格納信号である作動信号を出力するスイッチと、
作動信号を受信しているときはアクチュエータ2を作動させ、作動信号が停止したときはアクチュエータ2の作動を停止するコントローラ3と、
を備えた昇降シート1の制御装置において、
コントローラ3は、
格納信号に基づく格納動作中に所定条件が成立したときは、格納信号の出力状態にかかわらず、アクチュエータ2を作動して昇降シート1を所定位置に格納し、
所定位置を除く位置において搬出信号が停止し、アクチュエータ2の搬出作動を停止中に、走行開始状態もしくは所定時間の経過を検出したときは、アクチュエータ2の作動を開始して昇降シート1を所定位置に格納することとした。
すなわち、格納動作中であれば、自動的に格納位置に向けて移動することで、格納が完了する最後までスイッチを継続的に操作する必要がなくなり、昇降シート1を容易に格納位置に移動できる。一方、搬出動作中であっても、搬出動作の停止時に、格納しても問題がない、もしくは格納した方が、安全性が高いと考えられる場合には、自動的に格納することで、ブザー7の吹鳴による煩わしさを回避し、不十分な格納状態によってシートの向きが進行方向に対して斜めの状態が生じるという問題や、不快なガタ、音、振動が発生するという問題を回避できる。
(4)走行開始状態の検出は、車両のドアが閉じていることを表すドアスイッチ8に基づいて検出する。よって、ドアが閉じた状態で格納状態が確保できていない状態を回避することができ、簡単な構成で、ブザー7の吹鳴による煩わしさを回避し、不十分な格納状態によってシートの向きが進行方向に対して斜めの状態が生じるという問題や、不快なガタ、音、振動が発生するという問題を回避できる。尚、走行開始状態の検出は、ドアスイッチ8に限らず、パーキングブレーキのオフ信号や車速信号に基づいて検出してもよい。
(5)所定条件は、回転モータM3の回転入端位置からの角度が8°未満(昇降シートの位置と所定位置とのずれを表す値が所定値未満)であることとした。すなわち、ある程度回転モータM3が回転している状態であれば、それは搬出動作ないしは、動作の途中で停止したい意図であると判断できるが、回転モータM3の回転入端位置からの角度が小さいときは、格納意図と判断できる。よって、予め備えられたセンサによって簡単に自動格納の開始条件を設定できる。尚、角度は8°に限らず、目視による格納状態の判別が困難と考えられる値であれば、他の角度に設定してもよい。
また、実施例1では、回転すると共に昇降する昇降シートを例に説明したが、昇降せずに単に回転することで、車室内から車室外への搬出動作または車室外から車室内への格納動作を行う回転シートに本発明を適用してもよい。
1 昇降シート
2 アクチュエータ
3 コントローラ
4 リモコンスイッチ
5 受信機
6 操作スイッチ
7 ブザー
8 ドアスイッチ
M1 リクライニングモータ
M2 スライドモータ
M3 回転モータ
M4 昇降モータ
E1〜E4 エンコーダ

Claims (5)

  1. 車室内の所定位置に格納され、アクチュエータの作動により車室内から車室外への搬出動作または車室外から車室内への格納動作を行う昇降/回転シートと、
    前記アクチュエータに対して搬出信号もしくは格納信号である作動信号を出力するスイッチと、
    前記作動信号を受信しているときは前記アクチュエータを作動させ、前記作動信号が停止したときは前記アクチュエータの作動を停止するコントローラと、
    を備えた昇降/回転シートの制御装置において、
    シートが所定の位置に格納されているか否かが目視で判断しにくい前記所定位置付近の回転作動途中位置を第1所定位置としたとき、
    前記コントローラは、前記格納信号に基づく格納動作中に、前記所定位置を超えて前記第1所定位置までの間の回転作動途中領域で、前記スイッチからの出力信号が停止した状態においても、前記アクチュエータの作動を継続して前記昇降/回転シートを前記所定位置に格納することを特徴とする昇降/回転用シートの制御装置。
  2. 車室内の所定位置に格納され、アクチュエータの作動により車室内から車室外への搬出動作または車室外から車室内への格納動作を行う昇降/回転シートと、
    前記アクチュエータに対して搬出信号もしくは格納信号である作動信号を出力するスイッチと、
    前記作動信号を受信しているときは前記アクチュエータを作動させ、前記作動信号が停止したときは前記アクチュエータの作動を停止するコントローラと、
    を備えた昇降/回転シートの制御装置において、
    シートが所定の位置に格納されているか否かが目視で判断しにくい前記所定位置付近の回転作動途中位置を第1所定位置としたとき、
    前記コントローラは、搬出動作中に、前記所定位置を超えて前記第1所定位置までの間の回転作動途中領域で、前記スイッチからの出力信号の停止による前記アクチュエータの作動を停止中に所定時間の経過を検出したときは、前記アクチュエータの作動を開始して前記昇降/回転シートを前記所定位置に格納することを特徴とする昇降/回転用シートの制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の昇降/回転用シートの制御装置において、
    前記第1所定位置より車室外側で、シートがある程度格納されておりドアを閉めることができる回転作動途中位置を第2所定位置としたとき、
    前記コントローラは、
    前記第1所定位置を超えて前記第2所定位置までの間の回転作動途中領域で、前記格納信号または前記搬出信号が停止したときは、未格納を操作者に報知するためのブザーを吹鳴することを特徴とする昇降/回転用シートの制御装置。
  4. 請求項1ないし3何れか一つに記載の昇降/回転用シートの制御装置において、
    前記第1所定位置を、前記所定位置から8度搬出方向に回転した位置としたことを特徴とする昇降/回転用シートの制御装置。
  5. 請求項1または3に記載の昇降/回転用シートの制御装置において、
    前記第2所定位置を、前記所定位置から40度搬出方向に回転した位置としたことを特徴とする昇降/回転用シートの制御装置。
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