JP6947304B2 - タービンおよび過給機 - Google Patents

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Description

本開示は、タービンおよび過給機に関する。本出願は2018年6月29日に提出された日本特許出願第2018−123842号に基づく優先権の利益を主張するものであり、その内容は本出願に援用される。
過給機には、タービンが設けられる。タービンのうち、タービンロータの径方向外側には、タービンスクロール流路が形成される。例えば、特許文献1に記載のように、タービンスクロール流路の上流部と下流部は、舌部によって仕切られる。舌部は、タービンロータと径方向に対向する。
特開2012−132321号公報
上記の舌部とタービンロータの隙間を通って、タービンスクロール流路の上流部から下流部に排気ガスが漏出すると、タービン性能が低下する。そのため、排気ガスの漏出量を抑制し、タービン性能を向上する技術の開発が希求される。
本開示の目的は、タービン性能を向上することが可能なタービンおよび過給機を提供することである。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係るタービンは、吐出口が形成されたハウジングと、ハウジング内に配され、シャフトに設けられたハブと、ハブの外周に設けられた羽根と、羽根の外周端に形成され、吐出口側ほど、回転方向の前方側となる向きに傾斜する傾斜部と、を有するタービンロータと、ハウジング内に形成されたタービンスクロール流路と、タービンスクロール流路に突する先端部を有し、吐出口側ほど、シャフトの回転方向の前方側となる向きに傾斜し羽根の傾斜部と径方向に対向するテーパ面が先端部に設けられた舌部と、を備える。
テーパ面は、先端部のうち、回転方向の前方側の面に形成されてもよい。
テーパ面は、先端部のうち、回転方向の後方側の面に形成されてもよい。
タービンスクロール流路は、複数のタービンスクロール流路部を含んで構成され、舌部の数は、タービンスクロール流路部と同数であってもよい。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る過給機は、上記タービンを備える。
本開示によれば、タービン性能を向上することが可能となる。
図1は、過給機の概略断面図である。 図2は、タービンハウジングの断面図である。 図3は、図1の破線部分の抽出図である。 図4は、タービンハウジングの図2のIV矢視図である。 図5は、変形例を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の一実施形態について詳細に説明する。実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、過給機Cの概略断面図である。図1に示す矢印L方向を過給機Cの左側として説明する。図1に示す矢印R方向を過給機Cの右側として説明する。図1に示すように、過給機Cは、過給機本体1を備える。過給機本体1は、ベアリングハウジング2を備える。ベアリングハウジング2の左側には、締結ボルト3によってタービンハウジング4(ハウジング)が連結される。ベアリングハウジング2の右側には、締結ボルト5によってコンプレッサハウジング6が連結される。
ベアリングハウジング2には、軸受孔2aが形成されている。軸受孔2aは、過給機Cの左右方向に貫通する。軸受孔2aに軸受7が設けられる。図1では、軸受7の一例としてフルフローティング軸受を示す。ただし、軸受7は、セミフローティング軸受や転がり軸受など、他のラジアル軸受であってもよい。軸受7によって、シャフト8が回転自在に軸支されている。シャフト8の左端部にはタービンロータ9(タービンインペラ)が設けられる。タービンハウジング4内に形成された収容空間Sに、タービンロータ9が回転自在に収容されている。また、シャフト8の右端部にはコンプレッサインペラ10が設けられる。コンプレッサインペラ10がコンプレッサハウジング6内に回転自在に収容されている。
コンプレッサハウジング6には、吸気口11が形成される。吸気口11は、過給機Cの右側に開口する。吸気口11は、不図示のエアクリーナに接続される。また、締結ボルト5によってベアリングハウジング2とコンプレッサハウジング6が連結された状態では、ディフューザ流路12が形成される。ディフューザ流路12は、空気を昇圧する。ディフューザ流路12は、シャフト8の径方向内側から外側に向けて環状に形成されている。ディフューザ流路12は、上記の径方向内側において、コンプレッサインペラ10を介して吸気口11に連通している。
また、コンプレッサハウジング6の内部には、コンプレッサスクロール流路13が形成される。コンプレッサスクロール流路13は環状である。コンプレッサスクロール流路13は、例えばディフューザ流路12よりもシャフト8の径方向外側に位置する。コンプレッサスクロール流路13は、不図示のエンジンの吸気口と連通する。コンプレッサスクロール流路13は、ディフューザ流路12にも連通している。コンプレッサインペラ10が回転すると、吸気口11からコンプレッサハウジング6内に空気が吸気される。吸気された空気は、コンプレッサインペラ10の翼間を流通する過程において、遠心力の作用により増速される。増速された空気は、ディフューザ流路12およびコンプレッサスクロール流路13で昇圧される。昇圧された空気は、エンジンの吸気口に導かれる。
タービンハウジング4には、吐出口14が形成されている。吐出口14は、過給機Cの左側に開口する。吐出口14は、不図示の排気ガス浄化装置に接続される。吐出口14は、収容空間Sに連通する。また、タービンハウジング4には、流路15と、タービンスクロール流路16とが設けられている。タービンスクロール流路16は、収容空間Sよりもタービンロータ9の径方向外側に位置する。流路15は、収容空間Sとタービンスクロール流路16との間に位置する。流路15は、収容空間Sとタービンスクロール流路16を連通する。
タービンスクロール流路16は、2つのタービンスクロール流路部16a、16bを含んで構成される。タービンスクロール流路部16a、16bそれぞれの形状については、後に詳述する。
タービンスクロール流路16は、ガス流入口17(図2参照)と連通する。ガス流入口17には、不図示のエンジンの排気マニホールドから排出される排気ガスが導かれる。タービンスクロール流路16は、上記の流路15にも連通している。ガス流入口17からタービンスクロール流路16に導かれた排気ガスは、流路15およびタービンロータ9の翼間を介して吐出口14に導かれる。吐出口14に導かれた排気ガスは、その流通過程においてタービンロータ9を回転させる。
このように、過給機Cは、タービンTを備える。タービンTは、タービンハウジング4、タービンロータ9、タービンスクロール流路16を含んで構成される。タービンロータ9の回転力は、シャフト8を介してコンプレッサインペラ10に伝達される。上記のとおりに、空気は、コンプレッサインペラ10の回転力によって昇圧されて、エンジンの吸気口に導かれる。
図2は、タービンハウジング4の断面図である。図2では、シャフト8の軸方向に垂直かつ流路15を通る平面で、タービンハウジング4を切断した図を示す。また、図2では、タービンロータ9について、外周のみを円で示す。
図2に示すように、タービンハウジング4には、ガス流入口17が形成される。ガス流入口17は、2つのガス流入口部17a、17bを含んで構成される。ガス流入口部17a、17bは、タービンハウジング4の外部に開口する。
ガス流入口部17aとタービンスクロール流路部16aの間には、大凡直線状に延在する導入路18aが形成される。ガス流入口部17aは、導入路18aを介してタービンスクロール流路部16aに連通する。同様に、ガス流入口部17bとタービンスクロール流路部16bの間には、大凡直線状に延在する導入路18bが形成される。ガス流入口部17bは、導入路18bを介してタービンスクロール流路部16bに連通する。
タービンスクロール流路部16a、ガス流入口部17a、導入路18aと、タービンスクロール流路部16b、ガス流入口部17b、導入路18bは、隔壁19によって仕切られている。
タービンスクロール流路部16aは、タービンスクロール流路部16bよりもシャフト8の径方向内側に位置する。タービンスクロール流路部16aは、タービンロータ9の径方向外側に、大凡半周に亘って延在する。タービンスクロール流路部16aは、大凡半周に亘って、タービンロータ9に対して径方向に対向する。タービンスクロール流路部16aは、ガス流入口部17aから遠ざかるにつれて径方向の幅が小さくなる。
タービンスクロール流路部16bは、タービンロータ9の径方向外側に、大凡全周に亘って延在する。タービンスクロール流路部16bのうち、タービンロータ9の大凡半周分は、タービンロータ9との間にタービンスクロール流路部16aが介在する。タービンスクロール流路部16bは、タービンスクロール流路部16aが介在しない残りの部分である大凡半周に亘って、タービンロータ9に対して径方向に対向する。タービンスクロール流路部16bは、ガス流入口部17bから遠ざかるにつれて径方向の幅が小さくなる。
タービンスクロール流路部16aのうち、上流部16a2は、下流部16a1よりも排気ガスの流れ方向における上流側に位置する。上流部16a2は、下流部16a1よりもガス流入口部17aに近い。上流部16a2は、下流部16a1よりも、シャフト8の径方向の幅が大きい。同様に、タービンスクロール流路部16bのうち、上流部16b2は、下流部16b1よりも排気ガスの流れ方向の上流側に位置する。上流部16b2は、下流部16b1よりもガス流入口部17bに近い。上流部16b2は、下流部16b1よりも、シャフト8の径方向の幅が大きい。
また、タービンハウジング4には、2つの舌部20、21が形成される。舌部20の先端部20aは、タービンスクロール流路16に突出する。舌部20によって、タービンスクロール流路部16bの下流部16b1と、タービンスクロール流路部16aの上流部16a2が仕切られる。同様に、舌部21の先端部21aは、タービンスクロール流路16に突出する。舌部21によって、タービンスクロール流路部16aの下流部16a1と、タービンスクロール流路部16bの上流部16b2が仕切られる。舌部20、21は、タービンロータ9に対して径方向に対向する。
このように、過給機CのタービンTは、2つのタービンスクロール流路部16a、16bを有する、所謂ダブルスクロール流路型である。
図3は、図1の破線部分の抽出図である。図3では、タービンロータ9を側面図で示す。また、図3では、タービンロータ9の径方向外側に位置する舌部20を、径方向内側のタービンロータ9に投影したものを一点鎖線で示す。図3では、シャフト8の回転方向(すなわち、タービンロータ9の回転方向、以下、単に回転方向という)を矢印で示す。
図3に示すように、タービンロータ9は、ハブ9aおよび羽根9bを有する。ハブ9aは、シャフト8に設けられる。ハブ9aの外周面9a1に羽根9bが設けられる。羽根9bは、ハブ9aの周方向に離隔して複数設けられる。
羽根9bのうち、ハブ9aの径方向外側の端部である外周端9b1(羽根9bのうち、基端と反対側の端面)には、傾斜部9b2(リーディングエッジ)が形成される。傾斜部9b2は、吐出口14側(図3中、左側、ハブ9aの先端側、シャフト8から軸方向に離隔する側)ほど、回転方向の前方側となる向きに傾斜する。傾斜部9b2は、流路15に径方向に対向する。
また、羽根9bの外周端9b1のうち、傾斜部9b2より吐出口14側には、逆傾斜部9b3が形成される。逆傾斜部9b3は、傾斜部9b2と反対向きに傾斜する。すなわち、逆傾斜部9b3は、吐出口14側ほど、回転方向の後方側となる向きに傾斜する。
このように、傾斜部9b2、逆傾斜部9b3が形成されることで、羽根9bは、中央付近が回転方向の前方側に膨らんだ形状となる。そのため、羽根9bが排気ガスの流れを受けると、排気ガスのエネルギーが効率的にシャフト8の回転力に変換される。
図4は、タービンハウジング4の図2のIV矢視図である。すなわち、図4は、タービンハウジング4を、シャフト8の径方向内側から見た図を示す。図4では、タービンハウジング4のうち、シャフト8の周方向の一部を抽出して示す。図4中、左側が吐出口14側、右側がベアリングハウジング2との当接面4b側である。図4では、流路15(図1参照)をクロスハッチングで示す。
舌部20の先端部20aには、2つのテーパ面20b、20cが形成される。テーパ面20bは、先端部20aのうち、回転方向の前方側(図4中、下側)の面に形成される。テーパ面20cは、先端部20aのうち、回転方向の後方側(図4中、上側)の面に形成される。
テーパ面20b、20cは、吐出口14側(図4中、左側、ベアリングハウジング2から離隔する側)ほど、回転方向の前方側(図4中、下側)となる向きに傾斜する。すなわち、テーパ面20b、20cは、タービンロータ9の羽根9bの傾斜部9b2と同じ向きに傾斜する。また、テーパ面20bの傾きは、テーパ面20cの傾きに対して平行である。ただし、テーパ面20bの傾きは、テーパ面20cの傾きに対して平行でなくてもよい。
タービンロータ9が回転するとき、タービンロータ9の回転角度(位相)によっては、羽根9bの傾斜部9b2に対して、舌部20の先端部20aが径方向に対向する。このとき、仮に、排気ガスが、舌部20の先端部20aと羽根9bの傾斜部9b2との隙間を通るとする。そうすると、タービンスクロール流路部16aの上流部16a2からタービンスクロール流路部16bの下流部16b1に排気ガスが漏出し、タービン性能が低下してしまう。
上記のように、舌部20の先端部20aには、羽根9bの傾斜部9b2と同じ向きに傾斜するテーパ面20b、20cが形成されている。そのため、羽根9bの傾斜部9b2に対して、舌部20の先端部20aが径方向に対向するとき、以下の作用がある。すなわち、タービンスクロール流路部16aの上流部16a2と、タービンスクロール流路部16bの下流部16b1との連通部の流路幅が小さく抑えられる。その結果、タービンスクロール流路部16aの上流部16a2からタービンスクロール流路部16bの下流部16b1への排気ガスの漏出量が抑えられる。こうして、タービン性能が向上する。
また、テーパ面20b、20cの傾きは、羽根9bの傾斜部9b2の傾きに対して平行である。そのため、タービンスクロール流路部16aの上流部16a2からタービンスクロール流路部16bの下流部16b1に排気ガスの漏出量が抑制され易い。ただし、テーパ面20b、20cの傾きは、羽根9bの傾斜部9b2の傾きに対して平行でなくてもよい(傾斜角が異なってもよい)。
図5は、変形例を説明するための図である。図5では、変形例における図4に対応する部位の図を示す。図5に示すように、変形例の舌部120の先端部120aには、上述した実施形態のテーパ面20bと同様のテーパ面120bが形成される。ただし、先端部120aには、テーパ面20cが形成されていない。すなわち、先端部120aのうち、回転方向の後方側(図5中、下側)の面は、シャフト8の軸方向に平行な平行面120cである。
このように、先端部120aにテーパ面120bのみが形成されていても、タービンスクロール流路部16aの上流部16a2からタービンスクロール流路部16bの下流部16b1への排気ガスの漏出量が抑えられる。こうして、タービン性能が向上する。
変形例では、先端部120aのうち、回転方向の前方側にテーパ面120bが形成され、回転方向の後方側に平行面120cが形成される場合について説明した。先端部120aのうち、回転方向の後方側にテーパ面が形成され、回転方向の前方側に平行面が形成されてもよい。ただし、変形例のように、先端部120aのうち、回転方向の前方側のみにテーパ面120bが形成される方が、以下の効果がある。すなわち、タービンスクロール流路部16aの上流部16a2からタービンスクロール流路部16bの下流部16b1への排気ガスの流入が抑制される。
このように、タービンスクロール流路16に突出する先端部120aは、回転方向の前方側の面と、回転方向の後方側の面を有する。そして、先端部120aの回転方向の前方側の面および回転方向の後方側の面の一方にのみテーパ面が形成されてもよい。先端部120aの回転方向の前方側の面および回転方向の後方側の面の双方にテーパ面が形成されてもよい。
また、上述した実施形態では、舌部20の先端部20aには、テーパ面20b、20cの双方が形成される場合について説明した。この場合、上記の変形例に比べて、舌部20の先端部20aの回転方向の厚み(幅)を小さくできる。その結果、羽根9bが舌部20の先端部20aに対向する位置を通過するときの圧力変動が抑えられる。そのため、羽根9bに作用する応力が抑えられる。
また、上述した実施形態および変形例では、舌部20、120について説明したが、舌部21についても、舌部20、120と同様の構成となっている。ただし、舌部20、120および舌部21のうち、一方のみが、上述した実施形態および変形例の構成であってもよい。
以上、添付図面を参照しながら本開示の一実施形態について説明したが、本開示はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態および変形例では、タービンTが過給機Cに組み込まれる場合について説明した。しかし、タービンTは、過給機C以外の装置に組み込まれてもよいし、単体であってもよい。
また、上述した実施形態および変形例では、タービンスクロール流路16は、2つのタービンスクロール流路部16a、16bを含んで構成される場合について説明した。また、舌部20、21、120の数は、タービンスクロール流路部16a、16bと同数の2つである場合について説明した。ただし、タービンスクロール流路部16a、16bおよび舌部20、21、120の数は、3つ以上であってもよい。また、タービンスクロール流路16は、シングルスクロール流路であってもよい(複数のタービンスクロール流路部16a、16bを含まなくてもよい)。ただし、タービンスクロール流路16が複数のタービンスクロール流路部16a、16bを含んで構成される場合の方が、以下の効果がある。すなわち、舌部20、21、120で仕切られるタービンスクロール流路部16a、16bの圧力差が大きくなる。そのため、排気ガスの漏出量の抑制効果が大きい。
本開示は、タービンおよび過給機に利用することができる。
4:タービンハウジング(ハウジング) 8:シャフト 9:タービンロータ 9a:ハブ 9b:羽根 9b1:外周端 9b2:傾斜部 14:吐出口 15:流路 16:タービンスクロール流路 16a、16b:タービンスクロール流路部 20、21、120:舌部 20a、21a、120a:先端部 20b、20c、120b:テーパ面
C:過給機 T:タービン

Claims (5)

  1. 吐出口が形成されたハウジングと、
    前記ハウジング内に配され、シャフトに設けられたハブと、前記ハブの外周に設けられた羽根と、前記羽根の外周端に形成され、前記吐出口側ほど、回転方向の前方側となる向きに傾斜する傾斜部と、を有するタービンロータと、
    前記ハウジング内に形成されたタービンスクロール流路と、
    前記タービンスクロール流路に突する先端部を有し、前記吐出口側ほど、前記シャフトの回転方向の前方側となる向きに傾斜し前記羽根の傾斜部と径方向に対向するテーパ面が前記先端部に設けられた舌部と、
    を備えるタービン。
  2. 前記テーパ面は、前記先端部のうち、前記回転方向の前方側の面に形成される請求項1に記載のタービン。
  3. 前記テーパ面は、前記先端部のうち、前記回転方向の後方側の面に形成される請求項1または2に記載のタービン。
  4. 前記タービンスクロール流路は、複数のタービンスクロール流路部を含んで構成され、
    前記舌部の数は、前記タービンスクロール流路部と同数である請求項1から3のいずれか1項に記載のタービン。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の前記タービンを備える過給機。
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